JP2607260Y2 - アームレスト - Google Patents
アームレストInfo
- Publication number
- JP2607260Y2 JP2607260Y2 JP1993075254U JP7525493U JP2607260Y2 JP 2607260 Y2 JP2607260 Y2 JP 2607260Y2 JP 1993075254 U JP1993075254 U JP 1993075254U JP 7525493 U JP7525493 U JP 7525493U JP 2607260 Y2 JP2607260 Y2 JP 2607260Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- link member
- bearing
- shaft
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、乗員の肘掛け用として
自動車に配設されるアームレストに関する。
自動車に配設されるアームレストに関する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5に示すように、自動車のシ
ート中央部に設けられたコンソールボックス110に
は、ヒンジで開閉用のコンソールドア112が取付けら
れている。このコンソールドア112はアームレストと
しても機能し、姿勢を楽に保つため乗員の肘が載せられ
るようになっている。
ート中央部に設けられたコンソールボックス110に
は、ヒンジで開閉用のコンソールドア112が取付けら
れている。このコンソールドア112はアームレストと
しても機能し、姿勢を楽に保つため乗員の肘が載せられ
るようになっている。
【0003】ところで、図6に示すように、コンソール
ドア112には、コンソールボックス110の収納部1
10Aを覆うリッドベース114と、アームレストとし
て機能するリッドカバー116との間に昇降機構を配置
したものがある。
ドア112には、コンソールボックス110の収納部1
10Aを覆うリッドベース114と、アームレストとし
て機能するリッドカバー116との間に昇降機構を配置
したものがある。
【0004】この昇降機構は、リッドカバー116の中
に配置されたインナプレート118とリッドベース11
4とをリンク部材120で連結し、リッドカバー116
を昇降可能とするものであり、リッドカバー116が昇
降したとき、ガイド溝122に沿ってスライドする係止
レバー124がロックされ、リッドカバー116が昇降
位置で固定されるようになっている(実開平3−266
38号公報参照)。
に配置されたインナプレート118とリッドベース11
4とをリンク部材120で連結し、リッドカバー116
を昇降可能とするものであり、リッドカバー116が昇
降したとき、ガイド溝122に沿ってスライドする係止
レバー124がロックされ、リッドカバー116が昇降
位置で固定されるようになっている(実開平3−266
38号公報参照)。
【0005】しかしながら、この昇降機構では、リッド
カバー116が下降した状態で、リンク部材120の上
端の軸部126が、リンク部材120の下端の軸部12
8より上方に位置するようになっている。従って、リッ
ドカバー116が下降した状態で、このリンク部材12
0の上端の軸部126を覆うために、リッドカバー11
6の内部空間を必要以上に大きくする必要がある。
カバー116が下降した状態で、リンク部材120の上
端の軸部126が、リンク部材120の下端の軸部12
8より上方に位置するようになっている。従って、リッ
ドカバー116が下降した状態で、このリンク部材12
0の上端の軸部126を覆うために、リッドカバー11
6の内部空間を必要以上に大きくする必要がある。
【0006】また、リンク部材120の下端の軸部12
8が、リンク部材120の上端の軸部126より下方に
あるため、所定の高さまでリッドカバー116を上昇さ
せるためには、リンク部材120を長くする必要があ
り、この結果、リッドカバー116とリッドベース11
4との間に隙間Sが生じ、内部の昇降機構が露出して見
た目があまり良くない。また、この隙間Sに誤って手を
挟む恐れがあるため、安全カバーを設けたり、隙間が生
じない程度に昇降高さを調整する等、あまり使い勝手が
良くなかった。
8が、リンク部材120の上端の軸部126より下方に
あるため、所定の高さまでリッドカバー116を上昇さ
せるためには、リンク部材120を長くする必要があ
り、この結果、リッドカバー116とリッドベース11
4との間に隙間Sが生じ、内部の昇降機構が露出して見
た目があまり良くない。また、この隙間Sに誤って手を
挟む恐れがあるため、安全カバーを設けたり、隙間が生
じない程度に昇降高さを調整する等、あまり使い勝手が
良くなかった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記事実を考
慮し、リッドカバーが上昇した状態でリッドベースとの
間に隙間を生じさせないアームレストを提供することを
目的とする。
慮し、リッドカバーが上昇した状態でリッドベースとの
間に隙間を生じさせないアームレストを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係るアームレス
トは、ベースプレートとこのベースプレートに対して昇
降可能に取付けられたアームカバーとで構成されるアー
ムレストにおいて、前記ベースプレートの両端部付近に
設けられた第1軸受けと、前記アームカバーの内空部に
固定されアームカバーと一体に移動する移動部材と、前
記移動部材の両端部付近に設けられアームカバーが下降
した状態で前記第1軸受けより下方に位置する第2軸受
けと、前記第1軸受けと前記第2軸受けとに回動可能に
連結され、回動して直立状態となって前記移動部材を支
持するリンク部材と、前記ベースプレートから立設され
前記リンク部材が直立したとき前記アームカバーとベー
スブレートとの隙間を遮蔽するフランジと、を有するこ
とを特徴としている。
トは、ベースプレートとこのベースプレートに対して昇
降可能に取付けられたアームカバーとで構成されるアー
ムレストにおいて、前記ベースプレートの両端部付近に
設けられた第1軸受けと、前記アームカバーの内空部に
固定されアームカバーと一体に移動する移動部材と、前
記移動部材の両端部付近に設けられアームカバーが下降
した状態で前記第1軸受けより下方に位置する第2軸受
けと、前記第1軸受けと前記第2軸受けとに回動可能に
連結され、回動して直立状態となって前記移動部材を支
持するリンク部材と、前記ベースプレートから立設され
前記リンク部材が直立したとき前記アームカバーとベー
スブレートとの隙間を遮蔽するフランジと、を有するこ
とを特徴としている。
【0009】
【作用】本考案では、ベースプレートに設けられた第1
軸受けと、アームカバーの内空部に固定されアームカバ
ーと一体となって移動する移動部材に設けられた第2軸
受けとに、リンク部材が回動可能に連結されている。
軸受けと、アームカバーの内空部に固定されアームカバ
ーと一体となって移動する移動部材に設けられた第2軸
受けとに、リンク部材が回動可能に連結されている。
【0010】そして、リンク部材が回動するようにアー
ムカバーを操作すれば、アームカバーと共に移動部材が
一体となってリンク部材に支持されながら、ベースプレ
ートから離間して上昇する。
ムカバーを操作すれば、アームカバーと共に移動部材が
一体となってリンク部材に支持されながら、ベースプレ
ートから離間して上昇する。
【0011】ここで、アームカバーが下降した状態で
は、第2軸受けが第1軸受けより下方に位置している。
この状態からリンク部材が回動すると、アームカバーが
上昇し、下方にいた第2軸受けが第1軸受けより高い位
置に至り、リンク部材が直立する。すなわち、アームカ
バーはリング部材の長さ以上に下降位置から上昇したこ
とになる。従って、同じ長さのリンク部材を使用した場
合、本考案と従来機構を比較すると、アームカバーの昇
降量を従来より稼ぐことができる。
は、第2軸受けが第1軸受けより下方に位置している。
この状態からリンク部材が回動すると、アームカバーが
上昇し、下方にいた第2軸受けが第1軸受けより高い位
置に至り、リンク部材が直立する。すなわち、アームカ
バーはリング部材の長さ以上に下降位置から上昇したこ
とになる。従って、同じ長さのリンク部材を使用した場
合、本考案と従来機構を比較すると、アームカバーの昇
降量を従来より稼ぐことができる。
【0012】このように、アームカバーの昇降量を従来
より稼ぐことができるので、同じ昇降量を得るのに、リ
ンク部材を従来機構より短くすることができる。このた
め、リンク部材がアームカバーの内空部で隠蔽され、ま
た、アームカバーが上昇した状態でも、ベースプレート
との間の隙間は高さの低いフランジで遮蔽することがで
きる。さらに、アームカバーの前後方向への移動量の割
に、高さ方向への移動量が大きいので、操作スペースを
小さくすることができる。
より稼ぐことができるので、同じ昇降量を得るのに、リ
ンク部材を従来機構より短くすることができる。このた
め、リンク部材がアームカバーの内空部で隠蔽され、ま
た、アームカバーが上昇した状態でも、ベースプレート
との間の隙間は高さの低いフランジで遮蔽することがで
きる。さらに、アームカバーの前後方向への移動量の割
に、高さ方向への移動量が大きいので、操作スペースを
小さくすることができる。
【0013】
【実施例】図1〜図3に示すように、本実施例に係るア
ームレスト10は、コンソールボックス12の収納部1
4を覆うリッドベース16を備えている。
ームレスト10は、コンソールボックス12の収納部1
4を覆うリッドベース16を備えている。
【0014】このリッドベース16の周縁部には、フラ
ンジ18が立設され、後述するリンク部材22の下端部
を軸支する軸板20の隠蔽用となっている。また、リッ
ドベース16の車両前後方向には、一対の支持プレート
24が固定される。この支持プレート24はリブ26で
補強されており、その両端には、軸板20が立設されて
いる。この軸板20には、軸孔28が穿設されている。
この軸孔28は、図示しないスプリングピンを介して一
対のリンク部材22の下端の穿設された軸孔30と回転
可能に連結される。
ンジ18が立設され、後述するリンク部材22の下端部
を軸支する軸板20の隠蔽用となっている。また、リッ
ドベース16の車両前後方向には、一対の支持プレート
24が固定される。この支持プレート24はリブ26で
補強されており、その両端には、軸板20が立設されて
いる。この軸板20には、軸孔28が穿設されている。
この軸孔28は、図示しないスプリングピンを介して一
対のリンク部材22の下端の穿設された軸孔30と回転
可能に連結される。
【0015】一対のリンク部材22の中央部は互いに連
結板32で固定され左右一体に揺動するようになってい
る。この連結板32の上面中央には、支持ブロック34
が配設され、支持ブロック34の両端面とリンク部材2
2の上端との間に軸受部36を構成している。さらに、
車両前方側の支持ブロック34の後方側面には、後述す
る爪76を係止する係止孔38が形成されている。
結板32で固定され左右一体に揺動するようになってい
る。この連結板32の上面中央には、支持ブロック34
が配設され、支持ブロック34の両端面とリンク部材2
2の上端との間に軸受部36を構成している。さらに、
車両前方側の支持ブロック34の後方側面には、後述す
る爪76を係止する係止孔38が形成されている。
【0016】また、リンク部材22の下端には、ストッ
パー40が突設されており、軸板20の車両前方側に立
設された係止板41で係止され、リンク部材22を直立
させた状態でロックするようになっている(図3参
照)。
パー40が突設されており、軸板20の車両前方側に立
設された係止板41で係止され、リンク部材22を直立
させた状態でロックするようになっている(図3参
照)。
【0017】さらに、軸受部36には、移動プレート4
2の車両前後方向に設けられた軸部44、46が嵌め込
まれるようになっている。この軸部44、46には、軸
孔48が穿設されており、リンク部材22の上端に穿設
された軸孔52と図示しないスプリングピンで連結され
るようになっている。この軸孔48は、図2に示すよう
に、移動プレート42がリッドカバー54と伴に下降し
た状態で、軸板20の軸孔28より下方に位置するよう
になっている。
2の車両前後方向に設けられた軸部44、46が嵌め込
まれるようになっている。この軸部44、46には、軸
孔48が穿設されており、リンク部材22の上端に穿設
された軸孔52と図示しないスプリングピンで連結され
るようになっている。この軸孔48は、図2に示すよう
に、移動プレート42がリッドカバー54と伴に下降し
た状態で、軸板20の軸孔28より下方に位置するよう
になっている。
【0018】また、図1に示すように、移動プレート4
2は、リッドカバー54が下降した状態で、リッドベー
ス16と密接する平板56と、この平板56の車両後方
側から上斜め方向に張り出し、さらに水平に張り出す平
行な一対の固定アーム58とを備えている。この固定ア
ーム58の後端は、下方に屈曲されており、前述した軸
部46を形成している。
2は、リッドカバー54が下降した状態で、リッドベー
ス16と密接する平板56と、この平板56の車両後方
側から上斜め方向に張り出し、さらに水平に張り出す平
行な一対の固定アーム58とを備えている。この固定ア
ーム58の後端は、下方に屈曲されており、前述した軸
部46を形成している。
【0019】この移動プレート42の平板56と固定ア
ーム58は、リッドカバー54の内空部に配設されるイ
ンナープレート(図示省略)にネジ孔60を介して連結
され、リッドカバー54と一体となって駆動するように
なっている。また、固定アーム58の下面は、リッドカ
バー54が下降した状態で、車両後方側に配置された支
持ブロック34の上面で支持される。
ーム58は、リッドカバー54の内空部に配設されるイ
ンナープレート(図示省略)にネジ孔60を介して連結
され、リッドカバー54と一体となって駆動するように
なっている。また、固定アーム58の下面は、リッドカ
バー54が下降した状態で、車両後方側に配置された支
持ブロック34の上面で支持される。
【0020】一方、平板56の車両後方側下面には、ば
ね受け62が設けられている。このばね受け62には、
円孔64が貫通しており、この円孔64へロックプレー
ト66の基板68から車両後側方へ突出するロッド70
がばね72を挿通させた状態で挿入される。これによっ
て、ロックプレート66は、車両前方側へ付勢される。
ね受け62が設けられている。このばね受け62には、
円孔64が貫通しており、この円孔64へロックプレー
ト66の基板68から車両後側方へ突出するロッド70
がばね72を挿通させた状態で挿入される。これによっ
て、ロックプレート66は、車両前方側へ付勢される。
【0021】また、平板56の車両前方側には、爪76
が突設されおり、図3に示すように、リッドカバー54
が上昇した状態で、支持ブロック34の側部に切欠かれ
た係止孔38に係止されるようになっている。
が突設されおり、図3に示すように、リッドカバー54
が上昇した状態で、支持ブロック34の側部に切欠かれ
た係止孔38に係止されるようになっている。
【0022】また、基板68の中央部には、矩形孔78
が穿設されている。この矩形孔78は、リッドカバー5
4が下降した状態で、平板56に穿設された係止孔80
と重なり合うようになっている。この矩形孔78と係止
孔80が重なった状態で、リッドベース16から立設す
る爪片82のフック部82Aが入り込み、ロックプレー
ト66と移動プレート42とをロックする。
が穿設されている。この矩形孔78は、リッドカバー5
4が下降した状態で、平板56に穿設された係止孔80
と重なり合うようになっている。この矩形孔78と係止
孔80が重なった状態で、リッドベース16から立設す
る爪片82のフック部82Aが入り込み、ロックプレー
ト66と移動プレート42とをロックする。
【0023】一方、ロックプレート66の車両前方側に
は、拡幅されたプレート84が形成されている。このプ
レート84の端部には、一対の連結孔86が形成されて
いる。この連結孔86には、上方が切りとられたソケッ
ト88が係合される。このソケット88は、操作用ノブ
90の軸部92に取付けられている。この軸部92に穿
設された軸孔94は、ホルダー96の側板98に穿設さ
れた軸孔100へ図示しないスプリングピンを介し回転
可能に連結される。この連結状態で、側板98の間にプ
レート84が位置し、この側板98の内壁から互いに向
い合う方向へ突設された突片102へロックプレート6
6の水平部104が車両前後方向へスライド可能に支持
されている。また、ホルダー96には、リッドカバー5
4への固定用として固定プレート106が配設されてい
る。
は、拡幅されたプレート84が形成されている。このプ
レート84の端部には、一対の連結孔86が形成されて
いる。この連結孔86には、上方が切りとられたソケッ
ト88が係合される。このソケット88は、操作用ノブ
90の軸部92に取付けられている。この軸部92に穿
設された軸孔94は、ホルダー96の側板98に穿設さ
れた軸孔100へ図示しないスプリングピンを介し回転
可能に連結される。この連結状態で、側板98の間にプ
レート84が位置し、この側板98の内壁から互いに向
い合う方向へ突設された突片102へロックプレート6
6の水平部104が車両前後方向へスライド可能に支持
されている。また、ホルダー96には、リッドカバー5
4への固定用として固定プレート106が配設されてい
る。
【0024】これによって、操作用ノブ90を指先で引
き上げると、ソケット88が軸孔100回りに回転し
て、ロックプレート66をばね72の付勢力に抗して、
車両後方側へスライドさせることができる。
き上げると、ソケット88が軸孔100回りに回転し
て、ロックプレート66をばね72の付勢力に抗して、
車両後方側へスライドさせることができる。
【0025】次に、本実施例に係るアームレスト10の
作用を説明する。図2に示すように、リッドカバー54
が下降している状態では、リンク部材22の下端を軸支
する軸孔28と、上端を軸支する軸孔48の位置関係
は、軸孔28の方が、軸孔48より上方にある。従っ
て、この高低差によって、リッドカバー54を所定の位
置に上昇させるのに必要なリンク部材22の長さが短く
なる。
作用を説明する。図2に示すように、リッドカバー54
が下降している状態では、リンク部材22の下端を軸支
する軸孔28と、上端を軸支する軸孔48の位置関係
は、軸孔28の方が、軸孔48より上方にある。従っ
て、この高低差によって、リッドカバー54を所定の位
置に上昇させるのに必要なリンク部材22の長さが短く
なる。
【0026】ここで、操作用ノブ90に指を掛けて矢印
A方向に引き上げると、連結孔86と噛み合っているソ
ケット88が軸孔100回りに陽動してプレート84を
車両後方側へスライドさせる。これによって、リッドベ
ース16から立設した爪片82のフック部82Aが、矩
形孔78及び係止孔80から離れる。この状態で、矢印
B方向へリッドカバー54を引き上げると、リッドカバ
ー54に固定された移動プレート42によってリンク部
材22が引上げられ、リンク部材22が反時計方向に回
転しながら、図3の状態に至る。
A方向に引き上げると、連結孔86と噛み合っているソ
ケット88が軸孔100回りに陽動してプレート84を
車両後方側へスライドさせる。これによって、リッドベ
ース16から立設した爪片82のフック部82Aが、矩
形孔78及び係止孔80から離れる。この状態で、矢印
B方向へリッドカバー54を引き上げると、リッドカバ
ー54に固定された移動プレート42によってリンク部
材22が引上げられ、リンク部材22が反時計方向に回
転しながら、図3の状態に至る。
【0027】図3の状態では、リンク部材22が直立
し、リンク部材22の下端に設けられたストッパー40
が軸板20の係止板41に係止される。ここで、操作用
ノブ90から指を離すと、ばね72の付勢力でロックプ
レート66が車両前方側へスライドして、平板56の爪
76が支持ブロック34の側部に切欠かれた係止孔38
に入り込んで、リンク部材22の回転を止める。これに
よって、リッドカバー54はリンク部材22に支持さ
れ、乗員の肘掛けとして使用される。
し、リンク部材22の下端に設けられたストッパー40
が軸板20の係止板41に係止される。ここで、操作用
ノブ90から指を離すと、ばね72の付勢力でロックプ
レート66が車両前方側へスライドして、平板56の爪
76が支持ブロック34の側部に切欠かれた係止孔38
に入り込んで、リンク部材22の回転を止める。これに
よって、リッドカバー54はリンク部材22に支持さ
れ、乗員の肘掛けとして使用される。
【0028】このように、本実施例に係るアームレスト
の昇降機構は、リンク部材22が直立した状態でロック
されるので、リッドカバー54が車両前方側へ迫り出す
量が少なくてよい。また、図3に示すように、リンク部
材22が短いため、リッドカバー54とリッドベース1
6との間に隙間が生じず、軸板20がフランジ18でカ
バーされているので、見栄えがよい。
の昇降機構は、リンク部材22が直立した状態でロック
されるので、リッドカバー54が車両前方側へ迫り出す
量が少なくてよい。また、図3に示すように、リンク部
材22が短いため、リッドカバー54とリッドベース1
6との間に隙間が生じず、軸板20がフランジ18でカ
バーされているので、見栄えがよい。
【0029】なお、リッドカバー54を上昇した状態か
ら下降させる場合には、操作用ノブ90を矢印A方向に
引上げ、爪76と係止孔38との係止状態を解除し、リ
ッドカバー54を押し下げれば、矩形孔78と係止孔8
0が爪82のフック部82Aに係止される。
ら下降させる場合には、操作用ノブ90を矢印A方向に
引上げ、爪76と係止孔38との係止状態を解除し、リ
ッドカバー54を押し下げれば、矩形孔78と係止孔8
0が爪82のフック部82Aに係止される。
【0030】
【考案の効果】本考案は上記構成としたので、リッドカ
バーが上昇した状態でリッドベースとの間に隙間が生ぜ
ず、見栄えもよくなる。
バーが上昇した状態でリッドベースとの間に隙間が生ぜ
ず、見栄えもよくなる。
【図1】本実施例に係るアームレストを一部切欠いた分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】本実施例に係るアームレストが下降した状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】本実施例に係るアームレストが上昇した状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】コンソールボックスが閉止された状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図5】コンソールボックスが開放された状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図6】従来のアームレストが上昇した状態を示す断面
図である。
図である。
16 リッドベース(ベースプレート) 20 軸板(下部軸受け) 22 リンク部材 42 移動プレート(移動部材) 44 軸部(上部軸受け) 46 軸部(上部軸受け) 54 リッドカバー(アームカバー)
Claims (1)
- 【請求項1】 ベースプレートとこのベースプレートに
対して昇降可能に取付けられたアームカバーとで構成さ
れるアームレストにおいて、 前記ベースプレートの両端部付近に設けられた第1軸受
けと、前記アームカバーの内空部に固定されアームカバ
ーと一体に移動する移動部材と、前記移動部材の両端部
付近に設けられアームカバーが下降した状態で前記第1
軸受けより下方に位置する第2軸受けと、前記第1軸受
けと前記第2軸受けとに回動可能に連結され、回動して
直立状態となって前記移動部材を支持するリンク部材
と、前記ベースプレートから立設され前記リンク部材が
直立したとき前記アームカバーとベースブレートとの隙
間を遮蔽するフランジと、を有することを特徴とするア
ームレスト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993075254U JP2607260Y2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | アームレスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993075254U JP2607260Y2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | アームレスト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740293U JPH0740293U (ja) | 1995-07-18 |
JP2607260Y2 true JP2607260Y2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=13570904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993075254U Expired - Lifetime JP2607260Y2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | アームレスト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2607260Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102412074B1 (ko) * | 2020-09-24 | 2022-06-23 | 주식회사 서연이화 | 암레스트의 리프트업 커버형 수납구조체 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP1993075254U patent/JP2607260Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0740293U (ja) | 1995-07-18 |
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