JP2533301Y2 - 内倒し窓 - Google Patents

内倒し窓

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JP2533301Y2
JP2533301Y2 JP1990066231U JP6623190U JP2533301Y2 JP 2533301 Y2 JP2533301 Y2 JP 2533301Y2 JP 1990066231 U JP1990066231 U JP 1990066231U JP 6623190 U JP6623190 U JP 6623190U JP 2533301 Y2 JP2533301 Y2 JP 2533301Y2
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征市 戸板
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アルメタックス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は障子を、その下端部の窓枠に対する枢支手
段(丁番、ピボットヒンジなど)を介して屋内側に傾倒
させて、その上側を開く内倒し窓の改良に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
周知のように従来の内倒し窓は、障子の傾倒角度を特
に防犯上問題のない約10〜30°に保持するために、窓枠
の縦枠または障子の側枠の中間部に、先端部にピンを有
するアームの基端部を枢着し、該アームの先端部のピン
を、障子の側枠または窓枠の縦枠の中間部に上下に延び
るように取り付けた短スライドガイドの短溝に、障子の
閉鎖時にピンが短溝の上端位置を占める状態で、滑動自
在に嵌着した構造になっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のように従来の内倒し窓は、障子の傾倒角度が比
較的小さい角度に限定されているため、特に屋内側から
障子の屋外側のガラス面部を掃除することは不可能であ
る。
そこでこの考案は、必要に応じて障子の屋外側のガラ
ス面部や枠部、窓枠部等を屋内側から掃除可能な角度
(例えば40〜90°)まで傾倒させることができる内倒し
窓を提供することを課題にしている。
〔課題を解決するための手段〕
この考案によれば上記の課題は、窓枠の縦枠または障
子の側枠の中間部に、先端部にピンを有するアームの基
端部を枢着し、該アームの先端部のピンを、障子の側枠
または窓枠の縦枠に上下に延びるように取り付けた長ス
ライドガイドの長溝に、障子の閉鎖時にピンが長溝の上
端位置を占める状態で、滑動自在に嵌着し、かつ該長ス
ライドガイドの長溝の上端部に近接する障子の側枠また
は窓枠の屋内側の部分に、長溝の上端部に隣接して長溝
外を上下方向に延びる状態を揺動上限とし、長溝の上端
部を横切って水平方向に延びる状態を揺動下限として上
下に揺動可能なピンストップレバーを枢着してなる内倒
し窓によって解決する。
ここでピンストップレバーには、なるべくは、該ピン
ストップレバーが常時揺動下限の状態を取るように付勢
するばねを係合させる。
〔作用〕
この考案の内倒し窓は、通常は、ピンストップレバー
を手動により、あるいはばねによる付勢力によってその
揺動下限の状態に揺動させて、アームのピンが長溝の上
端とピンストップレバー当接位置との間の短い区間を上
下に滑動可能にすることにより、障子を防犯上問題のな
い小さい角度屋内側に傾倒させて使用する。
他方障子の屋外側のガラス面部等の掃除を行う場合に
は、アームのピンが長溝の上端またはその近くに位置す
る窓の全閉またはこれに近い状態において、ピンストッ
プレバーを手で、あるいはばねの付勢力に抗して、揺動
上限の状態またはその近傍まで揺動させた状態で、アー
ムのピンをピンストップレバーの揺動下限に対応する位
置を越えて長溝の下方に移動させる。この後ピンストッ
プレバーは揺動上限の状態のままに保持するか、あるい
は手またはばねによる付勢力によってその揺動下限の状
態まで揺動させる。この状態においては、障子はピンが
長溝の下端に当接する大きな角度までの範囲で任意に傾
倒可能で、屋外側のガラス面部等に手を伸ばして、該部
の掃除を行うことができる。
屋外側のガラス面部等の掃除が完了した後は、障子を
全閉状態またはその近くまで起こしていく。これにより
アームのピンが上昇し、ピンストップレバーが揺動上限
またはその近くにある場合には、ピンストップレバーに
当接することなく長溝の上端またはそのすぐ下の部位ま
で上がる。他方、ピンストップレバーが揺動下限の状態
にある場合には、長溝の上部において、ピンストップレ
バーに下側から当接して、これをほぼその揺動上限近く
の状態まで揺動(ばね付設の場合にはこの付勢力に抗し
て揺動)させながら長溝の上端またはその近くまで上昇
する。アームのピンがピンストップレバーの先端部を越
えてその上限近くまで上昇したら、ピンストップレバー
を手で、あるいはばねの付勢のままにその揺動下限の状
態まで揺動させる。これによりアームのピンの移動が長
溝の上部のみに限定される通常の使用状態に戻る。
〔実施例〕
この考案は例えば図示のような形態で実施することが
できる。
図示した例では、先端部にヘッド付きピン16を有する
アーム15の基端部が、窓枠11の縦枠12の内周部の中央部
近傍に枢着してある一方、ウエブ部に長溝20を設けた溝
形の長スライドガイド19が、下端を丁番14を介して窓枠
11の下枠13に枢着した障子17の側枠18の外周部の上半部
に取り付けてある。
また操作つまみ(サムターン)22付きのピンストップ
レバー21は、長スライドガイド19の上端部に近接する障
子17の側枠18の屋内側フランジ部に取り付けたカバー29
で被覆の溝形ブラケット23に、そのフランジ部と障子17
の側枠18の屋内側フランジ部及び長スライドガイド19の
両側のフランジ部のそれぞれに横方向に連通するように
設けた切欠き穴24、25、26を通して、切欠き穴25、26の
底部からなるレバーストッパー27、28に当接して水平方
向に延びる揺動下限の状態と、実質部がほぼ長スライド
ガイド19から脱出して垂直方向に延びる揺動上限の状態
との間を揺動可能に支持してあるとともに、このピンス
トップレバー21を常に揺動下限の状態を取るように付勢
するばね30の一端部が、ブラケット23のピンストップレ
バー支持部の上方に取り付けた水平なばね受けピン31に
当接させてある一方、他端部がピンストップレバー21の
上面部に係合させてある。
この図示例は、障子17の全閉時(第1図及び第2図に
仮想線で示す)には、アーム15のピン16が長スライドガ
イド19の長溝20の上端に位置するとともに、ピンストッ
プレバー21が水平な揺動下限の状態にあり(第3A図、第
3B図及び第3C図参照)、また通常の内倒し時には、アー
ム15のピン16がピンストップレバー21の上面部に当接し
た状態(第1図参照)になる。
障子17の屋外側のガラス面部の掃除の際には、障子17
を全閉またはこれに近い状態まで閉めた状態で、ピンス
トップレバー21を操作つまみ22を介して揺動上限の状態
またはその近くまで起こした後、アーム15のピン16が長
溝20の少なくともピンストップレバー21の揺動範囲を越
えるまで、障子17を倒す。これによりアーム15のピン16
が長溝20の下端に当たるまでの範囲(第2図参照)内
で、障子17を大きく屋内側に傾倒させることができる。
掃除が終了後に通常の使用状態に戻す際には、障子17
を全閉またはそれに近い状態にする。この途上ピンスト
ップレバー21はアーム15のピン16に突き上げられること
により、ばね30の付勢力に抗して揺動上限の状態に向か
って揺動した後、ばね30の付勢力のままに揺動下限の状
態まで揺動して、アーム15のピン16の動きを長溝20の上
部に拘束する。
この考案はこのほか、例えばアームの基端部を障子の
側枠に枢着する一方、長スライドガイド及びピンストッ
プレバーを窓枠の縦枠に取り付けるなど、種々の態様で
実施することができる。
〔考案の効果〕
上記から明らかなように、この考案の内倒し窓は、基
本的には、長溝付きの長スライドガイドを設けて、アー
ムのピンの滑動長さを長くするとともに、該長スライド
ガイドの長溝の上部隣接部、すなわちピンの滑動路の上
端部の下側隣接部を含む部分を揺動するピンストップレ
バーを屋内側からのみ操作可能に設けて、アームのピン
の滑動長さを規制可能にすることにより、障子を通常の
傾倒角度に保持する一方、この角度を越えて傾倒可能に
したもので、必要に応じてピンストップレバーを、ピン
に当接しない不作用の状態にすることにより、屋内側に
おいて屋外側のガラス面部等を掃除することができる。
またこのように障子を通常の傾倒角度を越えて傾倒可
能な状態にするために、ピンストップレバーを不作用の
状態にするには、障子を一旦全閉またはそれに近い状態
にしなければならないので、屋外側からのピンストップ
レバーの操作は不可能で、防犯上の問題は全くない。
さらにピンストップレバーをばねによる付勢力によっ
て常時揺動下限の状態を取るように構成すると、屋外側
のガラス面部などの掃除可能な状態から通常の使用状態
への切り換えが、障子の閉鎖操作のみで確実にできると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係る内倒し窓の一実施例を示したもの
で、第1図は通常の使用状態を示す要部の側面図、第2
図は屋外側の部分を掃除可能にした状態を示す要部の側
面図、第3A図、第3B図及び第3C図はピンストップレバー
を含む部分の拡大側断面図、拡大平断面図及び拡大正断
面図である。 11……窓枠、12……縦枠、15……アーム、16……ピン、
17……障子、18……側枠、19……長スライドガイド、20
……長溝、21……ピンストップレバー、30……ばね。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓枠の縦枠または障子の側枠の中間部に、
    先端部にピンを有するアームの基端部を枢着し、該アー
    ムの先端部のピンを、障子の側枠または窓枠の縦枠に上
    下に延びるように取り付けた長スライドガイドの長溝
    に、障子の閉鎖時にピンが長溝の上端位置を占める状態
    において、滑動自在に嵌着し、かつ該長スライドガイド
    の長溝の上端部に近接する障子の側枠または窓枠の縦枠
    の屋内側の部分に、長溝の上端部に隣接して長溝外を上
    下方向に延びる状態を揺動上限とし、長溝の上端部を横
    切って水平方向に延びる状態を揺動下限として上下に揺
    動可能なピンストップレバーを枢着してなる内倒し窓。
  2. 【請求項2】ピンストップレバーに、該ピンストップレ
    バーが常時揺動下限の状態を取るように付勢するばねを
    係合してなる、請求項(1)記載の内倒し窓。
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