JPH11244080A - 収納什器等の転倒防止装置 - Google Patents

収納什器等の転倒防止装置

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JPH11244080A
JPH11244080A JP6625598A JP6625598A JPH11244080A JP H11244080 A JPH11244080 A JP H11244080A JP 6625598 A JP6625598 A JP 6625598A JP 6625598 A JP6625598 A JP 6625598A JP H11244080 A JPH11244080 A JP H11244080A
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JP
Japan
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prevention device
fall prevention
support arm
link mechanism
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JP6625598A
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English (en)
Inventor
Yoshiyasu Mitsumoto
宜秘 光本
Nobuyuki Kojima
信幸 小島
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Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常時に転倒防止手段が外部に露出するのを
防止して、歩行等の障害をなくすとともに、外観的体裁
を向上させる。 【解決手段】 地震等により感震手段14の揺動アーム
16が回動したときのみ、第1の押出しリンク片10の
ストッパピン13が切欠き段部21より外れ、前後の支
持アーム8が突出して収納什器等の転倒が防止され、通
常時には、各支持アーム8は基台3内に格納されている
ので、収納什器等の周囲に障害物が露呈することはな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震等の発生時
に、ロッカーやキャビネット、家具、冷蔵庫等の転倒を
防止することができるようにした収納什器等の転倒防止
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地震の発生時に、ロッカーやキャビネッ
ト等の収納什器の転倒を防止するには、従来、床面や天
井、壁面等と収納什器とを、耐震金具などにより固定し
たり、例えば特開昭57−107115号公報に開示さ
れているような転倒防止装置を用いて、収納什器と床面
との設置面積を増大させるなどの手段が講じられてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の転倒防止手段においては、耐震金具等は殆どが収納什
器の外部に露出して取付けられるため、通常時に歩行等
の障害になるばかりでなく、外観的体裁も悪い。
【0004】また、収納什器の設置場所によっては、天
井や壁面等に耐震金具等の取付ができなかったり、既設
の収納什器に簡単に後付けできなかったりする。
【0005】後者の転倒防止装置を用いたものでは、構
造的にアームの強度を増大することが難しいため、大き
な地震に対応できない恐れがある。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、通常時に転倒防止手段が外部に露出する
のを防止して、歩行等の障害をなくすとともに、外観的
体裁を向上させ、かつ既設の収納什器等に容易に取付け
可能な転倒防止効果の高い収納什器等の転倒防止装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の転倒防止装置は、収納什器等の底部内の少
なくとも左右両側部に設けられ、前記底部内に収容され
る格納位置と前記収納什器等の前後端より外方に突出す
る支持位置との間を移動可能な前後1対ずつの支持アー
ムと、この前後1対の支持アームに連係されて、これら
を前後反対方向に移動させる押出しリンク機構と、この
押出しリンク機構の一部に係脱可能として設けられ、通
常時において前記前後1対の支持アームを格納位置に保
持する係止手段と、前記押出しリンク機構を、前記各支
持アームが突出される方向に常時付勢する付勢手段と、
地震等の振動により作動して、前記係止手段を係合解除
方向に作動させる感震手段とを備えることを特徴として
いる。上記構成の転倒防止装置によれば、地震等により
感震手段が作動したときのみ、押出しリンク機構が係止
手段より外れ、前後の支持アームが突出して収納什器等
の転倒を防止し、通常時には、各支持アームは収納什器
等の底部内に格納されているため、収納什器等の周囲に
障害物が露呈することはない。
【0008】上記転倒防止装置において、押し出しリン
ク機構が、前後の支持アームの一方に一端部が枢着され
た、平面視がほぼL字形の第1の押出しリンク片と、同
じく他方の支持アームに一端部が枢着され、かつ内方側
の他端部を前記第1の押出しリンク片に、ほぼ外向きV
字形をなすように枢着された第2の押出しリンク片とか
らなっているのが好ましい。このようにすると、構成の
簡単な2つのリンク片で、前後の支持アームを同時に、
かつ確実に突出させることができる。
【0009】上記転倒防止装置において、感震手段が、
中間部を支点として水平回動可能に設けられ、かつ通常
時において係止手段を係合方向側に付勢するようにした
揺動アームと、この揺動アームにおける係止手段の反対
側に設けられた重錘とからなっているのが好ましい。こ
のようにすると、電気的な手段よりも安価であり、また
停電等により作動不能となることもない。
【0010】上記転倒防止装置において、各支持アーム
における突出方向の先端部に、支持アームの突出時にお
いて床面等に接触可能なローラを、左右方向を向く軸周
りに回転しうるように枢着するのが好ましい。このよう
にすると、大きな揺れにより収納什器等が前後方向に傾
いても、ローラが床面等に接して収納什器と共に移動す
るので、収納什器が転倒することはない。
【0011】上記転倒防止装置において、押出しリンク
機構における係止手段が設けられているリンク片にワイ
ヤの一端を接続するとともに、収納什器等の前後面のい
ずれか一方に設けた操作部に、前記ワイヤの他端を接続
し、操作部を引張ることにより、係止手段を係合状態に
復帰させるようにするのが好ましい。このようにする
と、地震等が収まって、各支持アームを格納位置に復帰
させる作業を、収納什器等の外部から容易に行うことが
できる。
【0012】上記転倒防止装置において、各支持アー
ム、押出しリンク機構、係止手段、付勢手段及び感震手
段等、支持アームを移動させる全ての部材を、収納什器
等が載置される基台内にユニット化して設けるのが好ま
しい。このようにすると、既に設置されている収納什器
等に容易に後付けすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0014】図1は、本発明を横長のキャビネット1に
適用した例を示すもので、キャビネット1は、本発明の
転倒防止装置2の上部に固定的に載置されている。
【0015】転倒防止装置2の基台3は、図2に拡大し
て示すように、左右方向(以下、方向は図面についてい
う)に長い矩形状をなし、その底板4の前後及び左右の
側端縁には、図4ないし図7に示すように、上向きの垂
直片5aと、その上端より内向きに折曲した水平片5b
と、その内端より垂下する下向き片5cとからなる枠状
の支持板5が、互いに等高をなして連設されている。
【0016】前後の支持板5におけるそれぞれの左右両
側部には、その一部を所要幅に亘って切除することによ
り、前後に並ぶ開口部6が形成されている。
【0017】底板4の上面における左右両側部には、図
5及び図6に示すように、基台3の前後長とほぼ等寸を
なす前後方向を向く下向コ字状の1対の案内板7,7
が、その前後の端部を上記開口部6内に位置させて固着
されている。
【0018】各案内板7の上面は、前後部の一部を所要
長さだけ残して開口され、後記するリンク片の移動の妨
げとならないようにしてある(図4、図6参照)。
【0019】左右の案内板7内には、下向きコ字状をな
す前後1対ずつの等寸の支持アーム8が、互いの対向端
を当接させることにより、前後方向に摺動可能として収
容されている。なお、案内板7及び支持アーム8の高さ
は、支持板5よりも低くしてある。また、各支持アーム
8内の前後の端部には、左右方向を向く軸回りに回転す
るローラ9が枢着されている。
【0020】基台3内における各支持アーム8と近接し
た内方には、平面視L字形をなす第1の押出しリンク片
10と、その屈曲部に内端が枢着されたストレート状の
第2の押出しリンク片11とからなる押出しリンク機構
12が、それぞれ左右対称的に設けられている。
【0021】左右の各第1及び第2の押出しリンク片1
0,11の外端部は、前記案内板7の上面開口部より露
出している前後の各支持アーム8の上面に、外向きV字
形をなすようにして枢着されている。なお、この枢着時
において、第1及び第2の押出しリンク片10,11同
士の枢着点と、前後の支持アーム8同士の当接面とが、
一直線上に並ぶとともに、両押出しリンク片10,11
の枢着点から、前後の支持アーム8との枢着点までの寸
法を等しくしてある。このようにすると、前後の支持ア
ーム8を同時に、かつ等しい長さだけ押し出すことがで
きる。
【0022】また、左右の各第1の押出しリンク片10
の内端には、上方を向くストッパピン13が立設されて
いる。基台3内における各押出しリンク機構12と近接
した内方には、感震手段14が設けられている。各感震
手段14は、図7にも示すように、底板4上に立設した
支持杆15に後端部寄りが水平回動可能に枢着された揺
動アーム16と、その前端に固着された重錘17と、揺
動アーム16の前端部寄りと底板4の中央部付近に立設
した係止ピン18との間に張設された引張コイルばね1
9と、底板4上に立設され、揺動アーム16の内方への
回動を阻止するストッパピン20とからなっている。
【0023】揺動アーム16の後端部の外側面には、前
記第1の押出しリンク片10に立設したストッパピン1
3と係合して、両押出しリンク片10の前方への回動を
一時的に停止する切欠き段部21が形成されている。な
お、ストッパピン13と切欠き段部21とは、第1の押
出しリンク片10の内方の端部と、前方の支持板5との
間に張設した引張りコイルばね22により、比較的強く
係合し、通常時の少し振動では外れないようになってい
る。
【0024】基台3における後部支持板5の垂直片5a
の両側部に引張り可能として設けられた操作ノブ23,
23と、左右の各第1の押出しリンク片10の内方の端
部とには、長めのワイヤ24が接続され、操作ノブ23
を引張ることにより、地震発生時に前方に回動した第1
の押出しリンク片10を、元の通常状態に復帰させるこ
とができる(図3参照)。
【0025】25は、左右のワイヤ24に結合されたば
ね定数の小さな引張りコイルばねで、図2に示すよう
に、通常時において各ワイヤ24のたるみが防止される
ようになっている。
【0026】上記実施例において、非地震時の通常使用
状態では、図2に示すように、左右の第1の押出しリン
ク片10に立設したストッパピン13が、感震手段14
の揺動アーム16の切欠き段部21と係合しているた
め、第1、第2両リンク片10,11に連結されている
前後の支持アーム8は、案内板7内に引き込まれて格納
された状態にある。
【0027】地震の発生時において、重錘17及び揺動
アーム16が、引張りコイルばね19に抗して支持杆1
5を中心に外向きに回動すると、ストッパピン13と切
欠き段部21との係合が解除され、第1の押出しリンク
片10は、引張りコイルばね22の付勢力により前方に
勢いよく回動させられる。
【0028】これにより、図3に示すように、第1、第
2両リンク片10,11が、互いの枢着部を中心として
拡開し、やがて第1の押出しリンク片10の外方の片と
第2の押出しリンク片11とが前後方向に直線状をなす
位置まで拡開することにより、それらに連結されている
前後の支持アーム8が、基台3の前後方向に同時に押し
出される。その結果、基台3の床面との設置面積が増大
し、この基台3上に載置されたキャビネット1が前後方
向に転倒するのが防止される。
【0029】支持アーム8が突出した状態でさらに大き
く揺れ、キャビネット1が前後に若干傾くと、支持アー
ム8の先端のローラ9が床面に接して転動するため、基
台3に床面からの揺れが伝わりにくくなり、キャビネッ
ト1の転倒が防止される。
【0030】キャビネット1が傾くと、支持アーム8に
上向きの大きな荷重が作用するか、支持アーム8は下向
きコ字状の案内板7内に収容されているため、その荷重
に十分に耐えうることができる。
【0031】地震が収まり、押し出された各支持アーム
8を基台3内に格納するには、図3に示す状態において
操作ノブ23を引き、ワイヤ24を介して第1の押出し
リンク片10を後方に回動させる。すると、前後の支持
アーム8が引き込まれるとともに、リンク片10に立設
したストッパピン13が揺動アーム16の切欠き段部2
1に自動的に係合するので、キャビネット1を基台3よ
り降ろすことなく、図2に示す元の通常状態に復帰させ
ることができる。
【0032】以上説明したように、本発明の転倒防止装
置2においては、地震の発生時のみ各支持アーム8が押
し出されて基台3上に載置されたキャビネット1の転倒
を防止し、通常時には、各支持アーム8は基台3内に格
納されているため、キャビネット1の周囲に障害物が露
呈することはなく、歩行等の障害になったり、外観的体
裁が損なわれたりするのが防止される。
【0033】また、床面や壁面等に固定する必要がない
ので、キャビネット1の設置場所が限定されず、かつ自
由に移動させることができる。
【0034】さらに、転倒防止装置2は、キャビネット
1と別体をなしてユニット化されているので、既に設置
されている収納什器等に容易に後付けすることができ
る。
【0035】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、種々の実施形態をとり得る。
【0036】例えば、支持アーム8の先端に、実施例の
ローラ9の代わりに床面に対して摺動摩擦抵抗の小さい
滑動部材を設けてもよい。
【0037】また、各支持アーム8の突出時の長さは、
第1及び第2の両リンク片10,11の互いの枢着点ま
での寸法を変えることにより任意に設定することができ
る。
【0038】各支持アーム8の先端に下向きの閉塞片を
連設してもよく、このようにすると、支持アーム8の格
納時において支持板5の開口部6の大半が閉塞されるの
で、ローラ9等が隠蔽され、外観的体裁が向上する。
【0039】上記実施例では、横揺れした時のみ揺動ア
ーム16が水平回動して、その切欠き段部21よりスト
ッパピン13が外れるようにしているが、例えば図7の
想像線で示すように、底板4と重錘17との間に圧縮コ
イルばね26を設けるとともに、揺動アーム16が、支
持杆15を中心として上下方向にも揺動しうるようにし
ておけば、縦揺れした際にも、重錘17側が圧縮コイル
ばね26を圧縮して下がり、その反対に揺動アーム16
の後端側が上がることにより、切欠き段部21とストッ
パピン13との係合を外すことができる。
【0040】地震発生時に切欠き段部21とストッパピ
ン13との係合を解除する手段に、揺動アーム16や重
錘17等よりなる機械的な感震手段14を用いている
が、電気的な感震手段を用いることもできる。すなわ
ち、図示は省略するが、例えばストッパピン13又は第
1の押出しリンク片10の内端部に係脱可能な係止部材
を、地震感知センサにより作動させられるソレノイド等
の進退ロッドに連係し、ロッドの移動により係止部材を
作動させて、これと第1の押出しリンク片10との係合
を解除するようにすればよい。
【0041】上記実施例では、転倒防止装置2をキャビ
ネット1と別体に構成しているが、キャビネット1等の
収納什器の底部に各部材を一体的に組み付けて転倒防止
装置を構成してもよいことは勿論である。
【0042】キャビネット1等の左右寸法や高さが大き
い場合には、支持アーム8やその押出しリンク機構12
等を、左右1対だけでなく2つ以上設け、転倒防止効果
をより高めるようにすることもできる。
【0043】
【発明の効果】本発明の転倒防止装置によれば、次のよ
うな効果が得られる。
【0044】(a)請求項1の発明によれば、地震等の
発生時のみ各支持アームが突出して収納什器等の転倒を
防止し、通常時には各支持アームは格納されているた
め、歩行等の障害になることはなく、また外観的体裁が
損なわれることもない。
【0045】(b)請求項2の発明によれば、構成の簡
単な2つのリンク片で、前後の支持アームを同時に、か
つ確実に押し出して突出させることができる。
【0046】(c)請求項3の発明によれば、電気的な
手段よりも安価で、しかも停電等により作動不能となる
こともない。
【0047】(d)請求項4の発明によれば、大きな揺
れにより収納什器等が前後方向に傾いても、ローラが床
面等に接して転動するため、収納什器等が転倒する恐れ
はない。
【0048】(e)請求項5の発明によれば、地震等が
収まって、各支持アームを格納位置に復帰させる作業
を、収納什器等の外部から容易に行うことができる。
【0049】(f)請求項6の発明によれば、既に設置
されている収納什器等に容易に後付けすることができ
る。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をキャビネットに適用し、支持アームが
突出された状態を示す斜視図である。
【図2】本発明をキャビネットを取り去って見た拡大平
面図である。
【図3】同じく、支持アーム突出時における拡大平面図
である。
【図4】図2におけるIV−IV線に沿う拡大縦断側面
図である。
【図5】同じく図2のV−V線に沿う拡大縦断側面図で
ある。
【図6】同じく図2のVI−VI線に沿う拡大縦断正面
図である。
【図7】同じく図2のVII−VII線に沿う拡大縦断
側面図である。
【符号の説明】
1 キャビネット 2 転倒防止装置 3 基台 4 底板 5 支持板 5a 垂直片 5b 水平片 5c 下向き片 6 開口部 7 案内板 8 支持アーム 9 ローラ 10 第1の押出しリンク片 11 第2の押出しリンク片 12 押出しリンク機構 13 ストッパピン(係止手段) 14 感震手段 15 支持杆 16 揺動アーム 17 重錘 18 係止ピン 19 引張りコイルばね 20 ストッパピン 21 切欠き段部(係止手段) 22 引張りコイルばね(付勢手段) 23 操作ノブ 24 ワイヤ 25 引張りコイルばね 26 圧縮コイルばね

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納什器等の底部内の少なくとも左右両
    側部に設けられ、前記底部内に収容される格納位置と前
    記収納什器等の前後端より外方に突出する支持位置との
    間を移動可能な前後1対ずつの支持アームと、この前後
    1対の支持アームに連係されて、これらを前後反対方向
    に移動させる押出しリンク機構と、この押出しリンク機
    構の一部に係脱可能として設けられ、通常時において前
    記前後1対の支持アームを格納位置に保持する係止手段
    と、前記押出しリンク機構を、前記各支持アームが突出
    される方向に常時付勢する付勢手段と、地震等の振動に
    より作動して、前記係止手段を係合解除方向に作動させ
    る感震手段とを備えることを特徴とする収納什器等の転
    倒防止装置。
  2. 【請求項2】 押出しリンク機構が、前後の支持アーム
    の一方に一端部が枢着された、平面視がほぼL字形の第
    1の押出しリンク片と、同じく他方の支持アームに一端
    部が枢着され、かつ内方側の他端部を前記第1の押出し
    リンク片に、ほぼ外向きV字形をなすように枢着された
    第2の押出しリンク片とからなっている請求項1に記載
    の収納什器等の転倒防止装置。
  3. 【請求項3】 感震手段が、中間部を支点として水平回
    動可能に設けられ、かつ通常時において係止手段を係合
    方向側に付勢するようにした揺動アームと、この揺動ア
    ームにおける係止手段の反対側に設けられた重錘とから
    なっている請求項1または2に記載の収納什器等の転倒
    防止装置。
  4. 【請求項4】 各支持アームにおける突出方向の先端部
    に、支持アームの突出時において床面等に接触可能なロ
    ーラを、左右方向を向く軸周りに回転しうるように枢着
    した請求項1ないし3のいずれかに記載の収納什器の転
    倒防止装置。
  5. 【請求項5】 押出しリンク機構における係止手段が設
    けられているリンク片にワイヤの一端を接続するととも
    に、収納什器等の前後面のいずれか一方に設けた操作部
    に、前記ワイヤの他端を接続し、操作部を引張ることに
    より、係止手段を係合状態に復帰させるようにした請求
    項1ないし4のいずれかに記載の収納什器等の転倒防止
    装置。
  6. 【請求項6】 各支持アーム、押出しリンク機構、係止
    手段、付勢手段及び感震手段等、支持アームを移動させ
    る全ての部材を、収納什器等が載置される基台内にユニ
    ット化して設けた請求項1ないし5のいずれかに記載の
    収納什器等の転倒防止装置。
JP6625598A 1998-03-02 1998-03-02 収納什器等の転倒防止装置 Withdrawn JPH11244080A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014106487A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Sharp Corp スタンド装置および画像表示装置
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