JP4462459B2 - 壁備付け用折畳み椅子 - Google Patents

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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C9/00Stools for specified purposes
    • A47C9/06Wall stools ; Stools hingedly mounted against the wall

Landscapes

  • Special Chairs (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、玄関,廊下,キッチン,電話設置場所付近等の壁面に収納自在で、且つ必要に応じて引出して使用する折り畳み椅子に関するもので、特に椅子の使用時に引き出す場合に、装置の自重によりいきなり飛び出すことを防止することができる壁備付け用折畳み椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、種々の構造を有する折り畳み式の椅子が存在している。それらの多くは、壁面等に組み込まれた収納部に収納可能な座板を垂直状から水平状にして使用するものである。そして、椅子を収納枠等から引き出して椅子として使用するまでの作業過程において、その引出し量が応じて装置の重さが次第に重くかかり始め、壁面からいきなり飛び出すことがあり、家具として操作上における感触が不良であるばかりでなく、危険性もある。それゆえに、安全のために椅子の引出しが完了するまで、手で座板等を押さえながら作業を行わなくてはならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、多くの場合には、その壁面から座板を引き出して椅子の状態にするときに、その座板と脚とがゆっくり降下するようにすることが好ましいものであるが、そのために構造がある程度,複雑となりやすい。また特に、座板及び脚をゆっくり下降させるのみでなく、収納するときにも、確実に壁面にきっちりと納まり、且つ収納時には、ガタつきがないようにすることは、構造が複雑になり、ひいては極めて高価なものとなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
座板支持杆と、該座板支持杆の長手方向一端側に回動自在に枢支連結され折り畳時には前記座板支持杆内に収納可能な脚部材と,該脚部材に枢支連結され前記座板支持杆に対して常時平行を維持して回動する横桟部材とからなる脚構成部材と、前記座板支持杆が裏面側に装着される座板部材と、前記脚構成部材の座板支持杆及び横桟部材の長手方向他端側が枢支連結され,且つ前記座板部材が垂直面上を回動して引出,収納状態となる収納枠体と、前記脚構成部材に装着され,前記座板部材の回動とともに脚部材が少なくとも接地位置の付近は降下速度を減少させる緩衝部材と、前記脚構成部材の座板支持杆と横桟部材との間に枢支連結され、前記脚部材と常時平行を維持して回動する抵抗杆とからなり、前記緩衝部材は前記座板支持杆と前記抵抗杆との枢支部箇所に装着され、前記座板支持杆と、前記抵抗杆との間に前記脚部材の降下方向に対向する抵抗力が生じるようにしてなる壁備付け用折畳み椅子としたことにより、靴を履いたり,脱いだりする作業を楽に行なうことができ、且つ未使用時には玄関の壁面に収納することができ、ひいては玄関のスペースを有効に使用することができ、上記課題を解決したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、座板部材10が脚構成部材Aに装着され、収納枠体12に収納,引出し自在に装着される〔図1(A),(B)参照〕。その脚構成部材Aは、主に座板支持杆1と、脚部材2と、横桟部材3と、抵抗杆4と、緩衝部材5と、緩衝部材取付具6と、リターンスプリング7と、回動支持部材9等の部材から構成されている。
【0006】
その座板支持杆1の長手方向一端側に脚部材2の上端が枢支連結され、該枢支連結箇所を便宜上、枢支部P1 と称する。座板支持杆1及び脚部材2は、その断面形状が略門形状をなしており、座板支持杆1が脚部材2よりも幅広に形成されている。前記座板支持杆1は、支持面部1a及び側面部1b,1bから構成され、該支持面部1aの幅方向両側より略直角状に側面部1b,1bが形成されている(図4参照)。
【0007】
そして、座板支持杆1の内部には脚部材2が収納可能となっている。具体的には、座板支持杆1の支持面部1aと側面部1b,1bとで構成される筺体状内部に脚部材2が収納される〔図3(C),図4,図5(C)等参照〕。その枢支部P1 を回動中心として座板支持杆1と脚部材2とが回動し、その折り畳み時には座板支持杆1内に脚部材2が収納される〔図3(A)参照〕。
【0008】
また、横桟部材3は、帯板状に形成されたものであり、前記座板支持杆1と長手方向において、略同一長さに形成されている。その長手方向一端が前記脚部材2に枢支連結され、該枢支連結箇所を便宜上、枢支部P2 と称する。前記座板支持杆1と横桟部材3とが常時平行となるように、回動支持部材9に枢支連結される。その座板支持杆1と回動支持部材9との枢支連結箇所を枢支部P3 と称する。また、横桟部材3と回動支持部材9との枢支連結箇所を枢支部P4 と称する〔図3(A)参照〕。
【0009】
前記脚部材2と横桟部材3との間には、抵抗杆4の長手方向両端が枢支連結されている。その抵抗杆4と脚部材2との枢支連結箇所を枢支部P5 とし、横桟部材3との枢支連結箇所を枢支部P6 とする。各枢支部P1 乃至枢支部P6 は、ピンによる枢支構造とするものであるが、座板支持杆1と抵抗杆4との枢支部P5 箇所には、緩衝部材5が装着される(図2,図3等参照)。
【0010】
該緩衝部材5は、具体的にはオイルダンパー等が使用されるもので、主に本体部5aと抵抗部5bとから構成され、該抵抗部5bが本体部5aに対して一方の回転方向にのみ対抗して回転方向に抵抗力Tを発生し、その反対方向の回転には抵抗力Tが生じないタイプのものである。ここで、抵抗力Tとは、緩衝部材5にかかる回転モーメント等の外力を受け止め、その衝撃を吸収しつつ緩やかで且つゆっくりとした動作に変化させる力のことをいう。
【0011】
その緩衝部材5は、緩衝部材取付具6により、前記座板支持杆1の側面部1bに装着されるものであって、前記緩衝部材取付具6により、緩衝部材5の本体部5aが座板支持杆1に固定される。また、緩衝部材5の抵抗部5bは、脚部材2に穿孔された貫通孔を貫通して前記抵抗杆4に相互に空転しないように固定される〔図2(A),図3(C)等参照〕。
【0012】
そして、その緩衝部材5は、折り畳まれた状態の座板支持杆1と脚部材2とが相互に開く動作を行う過程で抵抗力Tが生じるようになっている〔図6,図7(A),(B)参照〕。上記抵抗力Tは、動作を止めることなく座板支持杆1,脚部材2等の脚構成部材Aの重量を受けて、その降下速度を減少させつつ、ゆっくりとした動作にする。
【0013】
その緩衝部材5に抵抗力Tが生じることにより、座板支持杆1と脚部材2とがゆっくり回動し且つ降下して、脚部材2が接地状態になる。また、座板支持杆1と脚部材2とを折り畳むときには、緩衝部材5は抵抗力Tを生じないので簡単に折り畳むことができる。
【0014】
その緩衝部材5は、上述したように枢支部P5 箇所以外に枢支部P1 ,枢支部P2 ,枢支部P3 、枢支部P4 或いは枢支部P6 等に装着されてもかまわない〔図10(A)乃至(C)参照〕。この場合には、緩衝部材5の抵抗部5bがピンの役目をなすようにしてもかまわない。また、枢支部P5 ,枢支部P6 以外の枢支部P1 乃至枢支部P4 に緩衝部材5を装着する場合には前記抵抗杆4は不要となる〔図10(B),(C)参照〕。
【0015】
次に、前記座板支持杆1と脚部材2との枢支連結部,即ち枢支部P1 箇所にはリターンスプリング7が装着されている〔図2(A),(C)及び図4等参照〕。該リターンスプリング7は、具体的には、座板支持杆1と脚部材2との枢支部P1 箇所に設けられる枢支ピン8に装着される〔図2(A),図5(C)等参照〕。そのリターンスプリング7の役目は、その座板支持杆1と脚部材2とが常時,座板支持杆1内に脚部材2が収納された状態で折り畳まれるように付勢するものであり、脚構成部材Aが収納枠体12に収納されたときの状態を維持するものである。
【0016】
そのリターンスプリング7は、具体的には、つる巻きバネが使用されている。該つる巻きバネは、その両端箇所の装着部位が相互に近接するように付勢されたタイプのものである。そして、つる巻きバネの一端側が座板支持杆1に係止され、他端側が脚部材2に係止される。
【0017】
その係止部分は、具体的には、座板支持杆1側には内部に突起片等の係止可能な部位が形成され、該突起片につる巻バネの一端が引っかけられて係止される。また、脚部材2側には、小貫通孔が形成され、つる巻バネの他端がが挿通して係止され、そのつる巻バネの付勢方向に従って座板支持杆1と脚部材2とが常時、折畳み状態となる方向に付勢される〔図8(A),(B),(C)参照〕。
【0018】
上記脚構成部材Aが左右対称的に二つ備えられ、収納枠体12に装着される。その両脚構成部材A,Aのその両座板支持杆1,1上に座板部材10が装着されている。また、両脚部材2,2は、カバー板材11が装着されている。そして、脚構成部材Aの座板支持杆1と脚部材2との折畳み時には、そのカバー板材11が収納枠体12の内部に収納された座板部材10等を塞ぐ役目なすものである。
【0019】
その収納枠体12は、両縦柱部12a,12aに中間支持部材12bが装着され、該中間支持部材12bに前記回動支持部材9が固着されている。また、その中間支持部材12bより下方の位置には被覆化粧板12cが装着されている。該被覆化粧板12cは、座板部材10を収納枠体12へ収納したときに、カバー板材11の直下に位置するものであり、これによって、収納枠体12はカバー板材11と被覆化粧板12cとによって塞がれるものである〔図9(A),(B)参照〕。
【0020】
前記カバー板材11には、把手11aが設けられ、該把手11aを介してカバー板材11を引き出すことにより、座板支持杆1と横桟部材3とが平行移動し、脚部材2は垂直状を維持しながら、壁面より外方に突出し、椅子として使用されるものである。
【0021】
カバー板材11の上端と収納枠体12の上枠部との間に手を差し込むことができるスペースを形成し、該スペースに手を差し込んで、カバー板材11を引き出しやすくすることもできる。これは、収納枠体12の上枠部の位置を、収納されたカバー板材11の上端よりもさらに高い位置に設定することで、そのスペースを形成することができる。
【0022】
また、収納枠体12とカバー板材11のいずれかに磁石体を設け、他方に該磁石体に吸着する被吸着体を設け、カバー板材11を収納枠体12に閉じた状態を確実且つ維持するようにすることができる。具体的には、カバー板材11の上方に磁石体を装着し、収納枠体12の上枠部に被吸着体を装着し、カバー板材11を閉じたときに磁石体と被吸着体とが互いに吸着してカバー板材11の閉じた状態を安定させる。
【0023】
その、両脚部材2,2の下端には、高さ調整機構を設ける構造とすることもある。これについては、特に図示しないが高さ調整部として外周が外螺子となっており、脚部材2内には内螺子を形成し、その高さ調整部材が脚部材2の下端より迫り出したり、引き込んだりすることにより、脚部材2の全高さを微調整するようにしたものである。これにより、本発明の壁備付け用折畳み椅子を壁部Wに装着する際に、玄関床面と脚部材2,2との当接を座板部材10が水平になるように設置することができる。前記被覆化粧板12cは、本発明の壁備付け用折畳み椅子を装着する壁部Wの柄と同質柄とすることができ、これによって、玄関の壁部Wに馴染ませることができる。
【0024】
なお、左右一対として、座板部材10を支持する脚構成部材A,Aは、両方とも緩衝部材5を備えたものが使用されたり、或いは片方のみの脚構成部材Aに緩衝部材5を備え、他方側の脚構成部材Aには緩衝部材5を装着しないものとすることもある。さらに、緩衝部材5の抵抗力Tは、脚構成部材A及び座板部材10の重量に応じて適宜に変化させるもので、脚構成部材A及び座板部材10が適度にゆっくりと降下できる程度となるように決定されることが好ましい。
【0025】
さらに、上記の実施形態では、脚構成部材Aは、緩衝部材5とリターンスプリング7との組み合わせにより、所定の動作が行われるものであるが、その脚構成部材Aにおいて、前記緩衝部材5を装着しないで、リターンスプリング7のみで、脚構成部材A及び座板部材10が適度にゆっくりと降下できるようにすることも可能である。
【0026】
【作用】
まず、収納枠体12に座板支持杆1収納椅子は、マンション,アパートの玄関箇所の壁部Wに装着するものである。特に、建設時、玄関施工箇所に予め枠体12が納める壁部Wに枠体12と同形状の取付用凹み部を形成しておく。その取付用凹み部に枠体12を挿入し、その周囲を固め、枠体12を壁部Wに固定する(図1,図9等参照)。このとき、枠体12の両縦柱部12a,12aを壁部Wの表面と同一平面となるようにしておくと、据付け完了時に整然とした状態にすることができる。また、前記カバー板材11及び被覆化粧板12cは、壁部Wと同一の柄にしておくことで、壁部Wに馴染むようにすることができる。
【0027】
使用時には、カバー板材11を引き出すと、座板支持杆1,1と横桟部材3,3とが平行状態を維持して回動しつつ、その自由端側が降下する。その脚部材2の降下は、緩衝部材5の抵抗力Tが作用してゆっくり静かに接地することができる。その座板部材10及び脚部材2が降下する過程で、前記緩衝部材5の抵抗力Tが作用して、ゆっくりと降下する状態が図5,図6に示されている。
【0028】
また、図5において、角度θt の範囲は、緩衝部材5の抵抗力Tが有効に作用する範囲であり、角度θf の範囲は緩衝部材5の抵抗力Tが生じない非抵抗範囲である。上記角度θf の設定により、カバー板材11を小さな力で引き出すことができる。また、脚構成部材A,座板部材10等を収納枠体12に収納する際に、カバー板材11が収納枠体12に近接した状態でリターンスプリング7の効き目が有効に現れて、座板支持杆1と脚部材2とがきっちりと折畳み状態とすることができる。その角度θf は、収納枠体12の垂直方向を基準として約10度乃至20度程度が適当であるが、使用条件に応じて角度θf の大小を適宜に選定することができる。また、その角度θf を設定しなくても構わない。
【0029】
そして、座板支持杆1,1と横桟部材3,3の自由端に枢支連結した脚部材2,2は常時,垂直を維持しつつ可動し、カバー板材11も同様に垂直を維持する。この脚部材2が降下するときに、緩衝部材5の抵抗力Tにより、角度θt の範囲で抵抗力Tが作用し、脚部材2の降下速度がゆっくり行われる。
【0030】
また、角度θt の大きさは、緩衝部材5の種類又は調整等により自由に設定することができる。例えば、座板部材10及び脚部材2が降下するのを早めるように設定するには、角度θt を小さくし、脚部材2の接地位置付近で初めて抵抗力Tによって減速するようにすればよい。
【0031】
その脚部材2,2の下端が床に着地した状態で、座板支持杆1,1及び座板部材10が水平となる。そして、その座板部材10が椅子のシート部分となり、人がその座板部材10に腰掛けることができる〔図1(A),(B)参照〕。
【0032】
次に、その座板部材10の使用が終了したときには、カバー板材11を上方に持ち上げることにより、脚部材2,2が上昇し、これによって座板支持杆1,1、横桟部材3,3が平行運動を行ないつつ、収納枠体12に納まる方向に回動してゆく。そして、座板部材10が収納枠体12の奥側に移動し、座板支持杆1,1、横桟部材3,3及び脚部材2,2がそれぞれ前記収納枠体12内に収納される。
【0033】
前記角度θf の抵抗力Tが効かない範囲では、リターンスプリング7の弾性力が作用することになる〔図7(A)参照〕。そのリターンスプリング7の座板支持杆1と脚部材2との折畳み状態への付勢により、特に、座板部材10を収納枠体12に収納する作業において、座板支持杆1と脚部材2との折畳みが確実に行われ、収納枠体12内に確実に折り畳まれた脚構成部材Aが収納可能となる〔図7(B),(C)参照〕。
【0034】
本発明の壁備付け用折畳み椅子は、上述したようにマンション,アパート,家屋等の玄関の壁面に装着するものであるが、その他に廊下,キッチン,電話設置場所付近等に据え付けることにより、極めて便利なものとなる。たとえば、長い廊下に設置すれば、高齢者にとっては歩行の途中で休息するのに都合が良い。
【0035】
また、キッチンに設置すれば、腰掛けて仕事をすることが可能な場合では、座板部材10を引き出すことで、簡単に椅子を用意することができ、不要なときには座板部材10を収納することでキッチン空間を有効に使用することができる。さらに電話設置場所においては、電話の長時間会話のみに座板部材10を使用すればよく、普段は収納した状態とすれば電話設置箇所の周辺スペースは極めて有効に使用することができる。
【0036】
【発明の効果】
請求項1の発明は、収納枠体12に収納可能で、常時垂直方向に平行移動する脚部材2を備えた座板部材10を垂直面上を回動させて前記収納枠体12より引き出す折り畳み椅子において、前記座板部材10とともに降下する脚部材2は、少なくとも接地位置の付近は減速させてなる壁備付け用折畳み椅子としたことにより、座板部材10を収納枠体12から引き出すときに、座板部材10を支持する座板支持杆1及び脚部材2が静かに迫り出してくるものであり、脚構成部材Aはその脚部材2がゆっくり且つ静かに降下し、座板部材10が壁面よりいきなり飛び出すことを防止し、安全性及び使用感を良好なものとすることができる。
【0037】
さらに請求項1の発明では、座板部材10の引出し時の感触を良好にすることができるし、安全に行うことができる。
【0038】
上記効果を詳述すると、脚構成部材Aに緩衝部材5を装着したもので、座板部材10を収納枠体12から引き出すときに脚構成部材Aが緩衝部材5の抵抗力Tにより、緩やかに作動することができ、座板部材10が収納枠体12より良好な感触で引き出すことができ、且ついきなり飛び出すことを防止することができるものである。
【0039】
なお、前記座板支持杆1と脚部材2との枢支連結部に装着され,常時座板支持杆1と脚部材2とが折り畳み状態となるように付勢されるリターンスプリング7を備えれば、リターンスプリング7により座板部材10を引き出すときには適当な弾性抵抗を生じさせ、座板部材10のいきなりの飛出し状態及び脚部材2の落下を防止することができるとともに、安定した動作にすることができ、また、収納するときには、リターンスプリング7により座板支持杆1と脚部材2との折畳み状態を確実にして良好なる収納状態にすることができる。
【0040】
さらに、前記緩衝部材5と、前記リターンスプリング7とを備えれば、緩衝部材5により、収納枠体12からの座板部材10が緩やかに行われ、またリターンスプリング7により、収納枠体12への収納を確実なものとすることができる。
【0041】
次に、請求項1の発明では、前記脚構成部材Aの座板支持杆1と横桟部材3との間に枢支連結され、前記脚部材2と常時平行を維持して回動する抵抗杆4を設け、前記座板支持杆1又は横桟部材3のいずれか一方と、前記抵抗杆4との間に前記脚部材2の降下方向に対向する抵抗力Tが生じるようにしてなる壁備付け用折畳み椅子としたことにより、適当なる抵抗力Tを生じさせることができるとともに、動作をスムーズにすることができる。
【0042】
次に、請求項2の発明では、前記脚構成部材Aの収納枠体12からの引出し始めの小角度範囲では、緩衝部材5は非抵抗領域としてなる壁備付け用折畳み椅子としたことにより、座板部材10を引き出すときに緩やかにすることができ、且つ収納するときにリターンスプリング7の弾性力が有効に作用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の斜視図
(B)は本発明を壁部に装着した状態の縦断側面図
【図2】(A)は脚構成部材と収納枠体の要部の斜視図
(B)は脚部材の緩衝部材装着箇所の一部切除した拡大斜視図
(C)は脚部材のリターンスプリング装着箇所の一部切除した拡大斜視図
【図3】(A)は脚構成部材の開いた状態の側面図
(B)は脚構成部材を開いた状態の平面図
(C)は(A)の要部拡大断面図
【図4】脚構成部材の分解斜視図
【図5】(A)は脚構成部材の折畳み状態の斜視図
(B)は脚構成部材の折畳み状態の側面図
(C)は(A)の要部拡大断面図
【図6】脚構成部材の動作を示す作用図
【図7】(A)は緩衝部材による動作を示す作用図
(B)は緩衝部材による要部の動作を示す作用の拡大図
【図8】(A)はリターンスプリングによる動作を示す作用図
(B)はリターンスプリングによる要部の動作を示す作用の拡大図
(C)はリターンスプリングによる要部の動作を示す作用の拡大図
【図9】(A)は収納枠体に収納した状態を示す斜視図
(B)は収納枠体に収納した状態を示す縦断側面図
【図10】(A)は緩衝部材を枢支部P6 箇所に装着した実施例の要部側面図
(B)は緩衝部材を枢支部P3 箇所に装着した実施例の要部側面図
(C)は緩衝部材を枢支部P4 箇所に装着した実施例の要部側面図
【符号の説明】
A…脚構成部材
1…座板支持杆
2…脚部材
4…抵抗杆
3…横桟部材
5…緩衝部材
7…リターンスプリング
10…座板部材
12…収納枠体
T…抵抗力

Claims (2)

  1. 座板支持杆と、該座板支持杆の長手方向一端側に回動自在に枢支連結され折り畳時には前記座板支持杆内に収納可能な脚部材と,該脚部材に枢支連結され前記座板支持杆に対して常時平行を維持して回動する横桟部材とからなる脚構成部材と、前記座板支持杆が裏面側に装着される座板部材と、前記脚構成部材の座板支持杆及び横桟部材の長手方向他端側が枢支連結され,且つ前記座板部材が垂直面上を回動して引出,収納状態となる収納枠体と、前記脚構成部材に装着され,前記座板部材の回動とともに脚部材が少なくとも接地位置の付近は降下速度を減少させる緩衝部材と、前記脚構成部材の座板支持杆と横桟部材との間に枢支連結され、前記脚部材と常時平行を維持して回動する抵抗杆とからなり、前記緩衝部材は前記座板支持杆と前記抵抗杆との枢支部箇所に装着され、前記座板支持杆と、前記抵抗杆との間に前記脚部材の降下方向に対向する抵抗力が生じるようにしてなることを特徴とする壁備付け用折畳み椅子。
  2. 請求項1において、前記脚構成部材の収納枠体からの引出し始めの小角度範囲では、緩衝部材は非抵抗領域としてなることを特徴とする壁備付け用折畳み椅子。
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