JPH0517966Y2 - - Google Patents

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JPH0517966Y2
JPH0517966Y2 JP16843488U JP16843488U JPH0517966Y2 JP H0517966 Y2 JPH0517966 Y2 JP H0517966Y2 JP 16843488 U JP16843488 U JP 16843488U JP 16843488 U JP16843488 U JP 16843488U JP H0517966 Y2 JPH0517966 Y2 JP H0517966Y2
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headrest
backrest
lock release
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lifting rod
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は椅子のヘツドレスト装置に係り、特に
理美容用等として使用される椅子のヘツドレスト
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来から、理美容用等の椅子のヘツドレスト装
置として、背凭れの上端部に設けたヘツドレスト
を、使用時に背凭れと略直線状に配置し、不使用
時に背凭れの背面側に収納するようにした椅子の
ヘツドレスト装置が知られている。
第2図は従来の椅子のヘツドレスト装置を示し
たもので、背凭れ1の背面上端部に固着される一
対のブラケツト2,2には、回動軸3が回動かつ
軸方向に摺動可能に支承されており、この回動軸
3にはヘツドレスト4が固着されている。上記回
動軸3の一端部にはロツクピン5が形成されると
共に、他端部には圧縮バネ6が巻装されており、
このバネ6の弾発力により上記ヘツドレスト4が
使用状態となつた時に、上記ロツクピン5が一方
のブラケツト2に形成された係止溝7と係合し、
その状態が保持されるようになされている。
そして、上記のように構成されたヘツドレスト
装置は、第3A図に示したように、その使用時に
ヘツドレスト4と背凭れ1とが略直線状になり、
被施術者8の後頭部を支持してこれを休ませるこ
とができ、また第3B図に示したように、不使用
時にヘツドレスト4が背凭れ1の背面側に収納さ
れて、例えば被施術者8の洗髪等を行うことがで
きるようになされている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来のヘツドレスト装置において
は、ヘツドレスト4が背凭れの背面上端部にブラ
ケツト2,2を介して枢着されているので、ヘツ
ドレスト4は背凭れに対して上下動できず、被施
術者の座高や腰掛け方等により頭の高さ位置が変
化してもヘツドレスト4の高さ位置を調整するこ
とができないという問題を有している。
また、上記ヘツドレスト4はその下部が上記回
動軸3に固着されているので、ヘツドレスト使用
時に上記回動軸3がヘツドレストの下端側に位置
した状態となり、ヘツドレスト4に作用する被施
術者の頭部荷重が全て上記回動軸3に作用し、ヘ
ツドレスト使用時に、その使用状態を保持するロ
ツクピン5等のロツク機構が外れたり、回動軸3
等の枢着部が折損したりすると、上記荷重により
ヘツドレスト4が背凭れ1の背面側に急反転して
被施術者の頭部が背凭れ1の背面側に急に落ち込
み、不測の事故を起こしたり被施術者に非常な不
快感を与える恐れがあつた。このため、このよう
な事態を防ぐにはヘツドレスト4のロツク機構、
枢着部等を安全率に余裕をもたせて形成する必要
があり、そのために製造コストが増大してしまう
という問題を有してる。
本考案は上記した点に鑑みてなされたもので、
被施術者の頭の位置に応じてヘツドレストの高さ
位置を調節でき、かつ被施術者の頭部荷重が作用
するヘツドレストを安定的に支持して不測の事故
が起きないようにした椅子のヘツドレスト装置を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案に係る椅子の
ヘツドレスト装置は、背凭れの上端部に設けたヘ
ツドレストを、使用時に背凭れと略直線状に配置
し、不使用時に背凭れの背面側に収納するように
した椅子のヘツドレスト装置において、上記背凭
れの背面側に設けたガイド枠に上下方向に移動自
在に収納した昇降杆の上端部に上記ヘツドレスト
を回動自在に枢着し、このヘツドレストの枢着部
を、ヘツドレスト使用時にヘツドレストの上端側
に位置するように形成したことをその特徴とする
ものである。
〔作用〕
本考案によれば、背凭れの背面側に設けたガイ
ド枠に上下方向に移動自在に収納した昇降杆の上
端部にヘツドレストを回動自在に枢着し、このヘ
ツドレストの枢着部を、ヘツドレスト使用時にヘ
ツドレストの上端側に位置するようにしたので、
被施術者の頭の位置に応じてヘツドレストの高さ
位置を自在に調節することができ、かつ被施術者
の頭部荷重が作用するヘツドレストを2点で安定
的に支持することができるものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図を参照して説明
する。なお従来と同一部分には同一符号を用い
る。
図において符号1は背凭れを示し、背凭れ1の
背面は、後述するようにヘツドレスト4の収納部
となるその上端部を除いてカバー9で覆われてい
る。上記カバー9内には背凭れ1の長手方向中心
位置に沿つて延びるガイド枠10が設けられてお
り、このガイド枠10内には昇降杆11が上下方
向に移動自在に収納されている。上記昇降杆11
の上端部にはヘツドレスト取付台12が嵌着、固
定されており、この取付台12の最上端部には回
動軸13が軸支され、この回動軸13にその先端
部がヘツドレスト4の背面側に固着されたブラケ
ツト14の基端部が固着されている。そして、上
記ブラケツト14の先端部には、上記したように
ヘツドレスト4が取付けられており、このヘツド
レスト4の取付部15がヘツドレスト4の使用状
態(図中2点鎖線位置)においてヘツドレスト4
の上端側に位置するようになされている。
また、上記ブラケツト14の基端部には、回動
軸13を挟んでそのほぼ径方向対称位置に切欠き
16,16が形成されており、この各切欠き16
が、上記取付台12に内蔵され圧縮バネ17によ
りブラケツト14側に付勢されるボール18と係
合するようになされている。そして、上記切欠き
16とボール18との係合により、上記ブラケツ
ト14即ちブラケツト14の先端部に固着された
ヘツドレスト4が、図中実線位置(ヘツドレスト
使用状態)又は2点鎖線位置(ヘツドレスト使用
状態)で保持されるようにしている。
また、上記取付台12内には、上記昇降杆11
の軸方向に延びる押板部19aを有するロツク解
除レバー19が揺動自在に枢支されており、上記
押板部19aの先端が、図中実線で示したように
背凭れ1の背面側に収納されるヘツドレスト4の
ブラケツト14と当接するようになされている。
また、上記昇降杆11内には、常時図示しない付
勢手段により昇降杆11の上端から突出するよう
に付勢されるロツク解除ピン20が設けられてお
り、このロツク解除ピン20の先端が上記ロツク
解除レバー19の下面と当接するようになされて
いる。
そして、上記ロツク解除ピン20は、その上昇
位置で、上記昇降杆11とガイド枠10との間の
ロツク機構(図示せず)が作動して昇降杆11が
その位置で保持、固定されるようになされてお
り、またその下降位置で、上記ロツク機構が解除
されて昇降杆11がガイド枠10に沿つて上下方
向に自由に移動できるようになされている。そし
て、図中実線で示したように、背凭れ1の背面側
に収納されるヘツドレスト4の自重により反時計
方向に揺動する上記ロツク解除レバー19を介し
て上記ロツク解除ピン20が昇降杆11内に押し
込まれた状態が、上記したロツク解除ピン20の
下降位置状態となり、この状態において昇降杆1
1が自由に上下動できるようになされている。ま
た、図中2点鎖線で示したように、ヘツドレスト
4が使用される状態になると、上記ロツク解除レ
バー19を介して上記ロツク解除ピン20に作用
していたヘツドレスト4の自重が作用しなくなる
ので、上記付勢手段によりロツク解除レバー19
を時計方向に揺動させながらロツク解除ピン20
が上記した昇降位置状態まで付勢されて移動し、
この状態において昇降杆11がその位置で保持、
固定されるようになされている。
次に、本実施例の作用を説明する。
本実施例においては、ヘツドレスト4が、その
使用時に背凭れ1と略直線状に配置されると共
に、その不使用時に背凭れ1の背面側に収納され
るようになされている。
そして、図中実線で示したように、背凭れ1の
背面側にヘツドレスト4が収納されると、その先
端部にヘツドレスト4を取付けたブラケツト14
とヘツドレスト取付台12に内蔵されたロツク解
除レバー19とが押板部19aを介して当接し、
ヘツドレスト4の自重によりロツク解除レバー1
9が反時計方向に揺動し、このロツク解除レバー
19の下面と当接するロツク解除ピン20が昇降
杆11内に押し込まれる。この状態において、昇
降杆11とガイド枠10との間の上記ロツク機構
はフリー状態となつており、昇降杆11は上下方
向に自由に移動できるようになされている。
従つて、上記ヘツドレスト取付台12に手を添
えて、収納状態にあるヘツドレスト4全体を上方
に引き上げれば、昇降杆11の上方への移動によ
りヘツドレスト4を反転した状態のまま好みの高
さ位置まで移動させることができ、またヘツドレ
スト4全体を下方に引き下げれば、昇降杆11の
下方への移動によりヘツドレスト4全体が背凭れ
1の背面に隠れる収納位置まで移動させることが
できる。なお、上記ヘツドレスト4の収納状態
は、ブラケツト14に形成された切欠き16と取
付台12に内蔵されたボール18との係合により
その状態が保持されるようになされているので、
ヘツドレスト4が収納状態にあれば、上記昇降杆
11とガイド枠10とのロツク機構は常にフリー
状態となつている。
また、上記したように被施術者の座高等に合わ
せてヘツドレスト4を好みの高さ位置まで引き上
げ、その位置でヘツドレスト4を引き起こしてヘ
ツドレスト4と背凭れ1とが略直線状に配置され
るようにすると、上記ロツク解除レバー19とヘ
ツドレストのブラケツト14との当接状態が解消
され、ロツク解除レバー19を介してロツク解除
ピン20に作用していたヘツドレスト4の自重が
作用しなくなる。このため、ロツク解除ピン20
が上記付勢手段によりロツク位置まで移動し、上
記した好みの高さ位置で昇降杆11とガイド枠1
0との間のロツク機構が作動し、昇降杆11の下
降が防止される。そして、上記したヘツドレスト
4の使用状態においては、上記ブラケツト14、
回動軸13等、ヘツドレスト4の枢着部(A点)
がヘツドレスト4の上端側に位置するようになる
ので、ヘツドレスト4の下端部(B点)が上記取
付台12の基端部と当接し、ヘツドレスト4に作
用する被施術者の頭部荷重が上記A点及びB点の
2点で支持されることになる。このため、上記2
点支持のヘツドレスト4により被施術者の頭部を
安定して支持することができ、万一ヘツドレスト
4の枢着部で折損事故等が起きたとしても従来の
1点支持のヘツドレスト装置のようにヘツドレス
トが荷重方向に急激に反転するようなことはな
い。なお、上記したヘツドレスト4の使用状態
が、ブラケツト14に形成された切欠き16とボ
ール18との係合により保持される点は、上記収
納状態の場合と同じである。
従つて、本実施例においては、背凭れ1の背面
側に設けたガイド枠10に上下方向に移動自在に
収納した昇降杆11の上端部にヘツドレスト4を
回動自在に枢着し、このヘツドレスト4の枢着部
(A点)を、ヘツドレスト使用時にヘツドレスト
4の上端側に位置するようにしたので、被施術者
の頭の位置に応じてヘツドレスト4の高さ位置を
自在に調節することができ、かつ被施術者の頭部
荷重が作用するヘツドレスト4を2点で安定的に
支持してヘツドレスト4の反転等の不測の事故を
防止することができる。また、上記したようにヘ
ツドレスト4を安定的に支持できるので、ヘツド
レストのロツク機構、枢着部等を安全率に余裕を
もたせて形成する必要がなく、製造コストの増大
を防ぐことができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案に係る椅子のヘツドレ
スト装置は、背凭れの背面側に設けたガイド枠に
上下方向に移動自在に収納した昇降杆の上端部に
ヘツドレストを回動自在に枢着し、このヘツドレ
ストの枢着部を、ヘツドレスト使用時にヘツドレ
ストの上端側に位置するようにしたので、被施術
者の頭の位置に応じてヘツドレストの高さ位置を
自在に調節することができ、かつ被施術者の頭部
荷重が作用するヘツドレストを2点で安定的に支
持してヘツドレストの反転等の不測の事故を防止
することができ、さらに上記したようにヘツドレ
ストを安定的に支持できるので、ヘツドレストの
ロツク機構、枢着部等を安全率に余裕をもたせて
形成する必要がなく、製造コストの増大を防ぐこ
とができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る椅子のヘツドレスト装置
を示す一部破断側面図、第2図は従来のヘツドレ
スト装置を示す斜視図、第3A図及び第3B図は
従来のヘツドレスト装置の作用を説明する図であ
る。 1……背凭れ、4……ヘツドレスト、10……
ガイド枠、11……昇降杆、12……ヘツドレス
ト取付台、13……回動軸、14……ブラケツ
ト、16……切欠き、18……ボール、19……
ロツク解除レバー、20……ロツク解除ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 背凭れの上端部に設けたヘツドレストを、使用
    時に背凭れと略直線状に配置し、不使用時に背凭
    れの背面側に収納するようにした椅子のヘツドレ
    スト装置において、 上記背凭れの背面側に設けたガイド枠に上下方
    向に移動自在に収納した昇降杆の上端部に上記ヘ
    ツドレストを回動自在に枢着し、このヘツドレス
    トの枢着部を、ヘツドレスト使用時にヘツドレス
    トの上端側に位置するように形成したことを特徴
    とする椅子のヘツドレスト装置。
JP16843488U 1988-12-28 1988-12-28 Expired - Lifetime JPH0517966Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16843488U JPH0517966Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28

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JP16843488U JPH0517966Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28

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Publication Number Publication Date
JPH0289953U JPH0289953U (ja) 1990-07-17
JPH0517966Y2 true JPH0517966Y2 (ja) 1993-05-13

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