JPH07222636A - ロッキング機能付き上下昇降椅子 - Google Patents

ロッキング機能付き上下昇降椅子

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JPH07222636A
JPH07222636A JP1521094A JP1521094A JPH07222636A JP H07222636 A JPH07222636 A JP H07222636A JP 1521094 A JP1521094 A JP 1521094A JP 1521094 A JP1521094 A JP 1521094A JP H07222636 A JPH07222636 A JP H07222636A
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由 桜井
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秀樹 中
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 操作レバー6の回転軸部61の回転操作によ
り、座受部材2の昇降動作の許容および阻止が図られる
一方、回転軸部61の軸方向へのスライド操作により、
回転軸部61先端のロッキングストッパー9が背もたれ
フレーム3の前屈片31先端と座受部材2との隙間に対
し挿脱して、背もたれフレーム3の揺動動作の許容およ
び阻止が図られるよう構成されてなるロッキング機能付
き上下昇降椅子。 【効果】 ひとつの操作レバー6によって座部Sの昇降
操作と背もたれ部Bのロッキング許否操作とを行えて、
各操作用としてそれぞれ別々に操作用部材を設ける必要
がなく、部品点数およびコストの削減を図り得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、座部高さ調整機能
と、背もたれロッキング機能とを具備する椅子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のロッキング機能付き回転椅子にお
いては、例えば図8に示すように、伸縮自在な脚支柱
(102)の上端に座受部材(101)が設けられると
ともに、脚支柱(102)がその内部に設けられたガス
スプリングによって伸長する方向に付勢されている。そ
して、座受部材(101)の側方に突出するように設け
られた操作レバー(104)を例えば引き上げ操作する
ことにより、ガススプリングの伸縮動作が許容されて、
座受部材(101)上の座部本体(105)を昇降でき
るように構成されるとともに、任意の昇降位置で操作レ
バー(104)の引き上げ操作を解除することによりガ
ススプリングの伸縮動作が阻止され、その昇降位置で座
受部材(101)を固定できるように構成している。
【0003】また、座受部材(101)には、背もたれ
フレーム(106)の下部における前屈片(106a)
が軸部材(107)を介して座受部材(101)に枢着
されて、背もたれフレーム(106)が揺動し得るよう
に構成されるとともに、背もたれフレーム(106)の
前屈片(106a)と座受部材(101)との間には圧
縮ばね(107)が介装されて、そのばね(107)の
付勢力により背もたれフレーム揺動時の反発力が付与さ
れるように構成している。また、前屈片(106a)の
周壁部にはロッド係合孔(106b)が形成されてお
り、その孔(106b)に対応して、座受部材(10
1)には、操作ロッド(108)が軸方向に沿ってスラ
イド自在に取り付けられている。そして、必要に応じ
て、ロッド(108)をロッド係合孔(106b)に挿
入することにより、背もたれフレーム(106)をロッ
ド(108)を介して座受部材(101)に係止して背
もたれフレーム(106)の揺動を阻止するとともに、
ロッド(108)をロッド係合孔(106b)から抜脱
させることにより、背もたれフレーム(106)の揺動
を許容するように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の椅子においては、背もたれフレーム(106)の揺
動動作の許容および阻止を行うために、専用の操作ロッ
ド(108)を必要とするため、その分、部品点数が増
加するとともに、コストも増大するという問題があっ
た。
【0005】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、部品点数およびコストの削減を図り得るロッキング
機能付き上下昇降椅子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、脚支柱の上端に昇降自在に設けられた
座受部材が第1の弾性伸縮体によって上昇方向に付勢さ
れる一方、背もたれフレームの下部における前屈片が前
記座受部材の下面側に揺動自在に枢着されるとともに、
その背もたれフレームが第2の弾性伸縮体によって起立
する方向に付勢され、前記背もたれフレームの揺動によ
り前屈片先端が前記座受部材の下面側に接離するように
なされたロッキング機能付き上下昇降椅子において、操
作レバーの回転軸部が、その一端側に設けられたロッキ
ングストッパーを前記前屈片先端と前記座受部材との隙
間に対応させた状態で、前記座受部材に、軸回りに回転
自在にかつ軸方向に沿ってスライド自在に取り付けら
れ、前記回転軸部の回転操作により、前記座受部材の昇
降動作の許容および阻止が図られる一方、前記回転軸部
の軸方向へのスライド操作により、前記ロッキングスト
ッパーが前記前屈片先端と前記座受部材との隙間に対し
挿脱して、前記背もたれフレームの揺動動作の許容およ
び阻止が図られるよう構成されてなることを要旨とする
ものである。
【0007】
【作用】この発明のロッキング機能付き上下昇降椅子に
おいては、操作レバーの回転軸部の回転操作により、座
受部材の昇降動作の許容および阻止が図られる一方、回
転軸部の軸方向へのスライド操作により、回転軸部先端
のロッキングストッパーが背もたれフレームと座受部材
との隙間に対し挿脱して、背もたれフレームの揺動動作
の許容および阻止が図られるよう構成されてなるもので
あるため、ひとつの操作レバーによって、座受部材の昇
降操作と、背もたれ部のロッキング許否操作とを行える
こととなる。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例である椅子の上下
昇降機構部ないしはロッキング機構部周辺を示す側断面
図、図2はその平面図、図3は正断面図である。これら
の図に示すように、この椅子は、脚支柱(1)と、座部
(S)と、背もたれ部(B)とを備え、座部(S)は、
座受部材(2)と、座受部材(2)の上部を被覆するよ
うに設けられた座部本体(4)とを基本的な構成として
有しており、背もたれ部(B)は、背もたれフレーム
(3)と、そのフレーム(3)を被覆する蛇腹部材
(5)と、背もたれフレーム(3)の上部に設けられた
背もたれ本体(図示省略)とを基本的な構成として有し
ている。
【0009】座部(S)の座受部材(2)には、その中
央部が凹陥形成されて中央凹部(21)が設けられ、そ
の凹部底壁に脚支柱取付孔(22)が形成される。一
方、脚支柱(1)は伸縮自在に構成されるとともに、内
部にガススプリング(11)が設けられ、ガススプリン
グ(11)のロッド先端に設けられたロッド進退用ボタ
ン(11a)が前記脚支柱取付孔(22)を通って座受
部材(2)の中央凹部(21)内に配置された状態で、
脚支柱(1)が座受部材(2)に取り付けられている。
そして、ガススプリング(11)のロッドが進退するこ
とにより、脚支柱(1)が伸縮して座部(S)が昇降す
るように構成されている。
【0010】背もたれフレーム(3)の下部における前
屈片(31)は座受部材(2)の下面側における後部中
央に取付部材(32)を介して枢着されて、背もたれ部
(B)が前後方向に揺動し得るように構成されるととも
に、その揺動により前屈片(31)の先端が座受部材
(2)の下面に接離するよう構成されている。また、前
屈片(31)の枢着部よりも後方位置には、上下方向に
沿ってばね軸ねじ(33)が貫通されており、そのばね
軸ねじ(33)の上端がスペーサ(36)を貫通して座
受部材(2)の下壁に揺動自在に取り付けられている。
ばね軸ねじ(33)の下端にはばね力調節ハンドル(3
4)が螺着されるとともに、ハンドル(34)と背もた
れフレーム(3)との間には、ばね軸ねじ(33)を軸
線に沿って挿入配置した状態で圧縮ばね(35)が介装
されている。そして、圧縮ばね(35)により、背もた
れフレーム(3)が起き上がり方向に付勢され、背もた
れ揺動時の反発力が付与されるように構成されている。
なお、この構成においては、ばね力調節ハンドル(3
4)を回転操作して圧縮ばね(35)の圧縮量を調節す
ることにより、背もたれ揺動時の反発力を調節すること
ができる。
【0011】操作レバー(6)は、平面視L字型に形成
されたものであり、回転軸部(61)と、操作軸部(6
2)とを有しており、操作軸部(62)の先端には把持
具(63)が取り付けられている。
【0012】一方図1ないし図3および図5に示すよう
に、操作レバー(6)を取り付けるための操作レバー取
付部材(7)は、座受部材(2)の中央凹部(21)を
前後にまたがるようにして固定されている。この操作レ
バー取付部材(7)には、中央凹部(21)内に配置さ
れるレバー支持片(71)(71)が設けられる。さら
に操作レバー取付部材(7)には、回転軸部(61)に
対応して弾性フック(72)が設けられるとともに、そ
のフック(72)の先端に回転軸部(61)側に向けて
突出するように係合突起(72a)が設けられる。
【0013】そして、上記操作レバー(6)の回転軸部
(61)が、座受部材(2)の中央凹部(21)の前壁
に形成されたレバー挿通孔(23)に挿通されて、レバ
ー支持片(71)(71)に軸回りに回転自在に、かつ
軸方向に沿ってスライド自在に支持される。このとき、
回転軸部(61)の後端(先端)は、中央凹部(21)
の後壁に形成されたレバー挿通孔(24)に挿通され
て、背もたれフレーム(3)の前屈片(31)先端と座
受部材(2)との隙間の側方位置に配置されるととも
に、操作軸部(62)は座受部材(2)の側方に突出す
るように配置される。
【0014】図1ないし図3および図6に示すように、
座受部材(2)の中央凹部(21)内に配置されるボタ
ン押込部材(8)には、レバー固定部(81)と、ボタ
ン押込片(82)とが設けられており、ボタン押込片
(82)がガススプリング(11)のロッド進退用ボタ
ン(11a)の上方に配置されるようにして、レバー固
定部(81)が操作レバー(6)の回転軸部(61)に
固定される。そして、操作レバー(6)をその回転軸部
(61)が回転するように操作すると、図3の想像線に
示すようにボタン押込部材(8)が回転して押込片(8
2)によりロッド進退用ボタン(11a)が押し込まれ
て、ガススプリング(11)の伸縮動作が許容されるよ
うに構成している。
【0015】また、ボタン押込部材(8)のレバー固定
部(81)の外周には、前記レバー取付部材(7)の係
合突起(72a)にそれぞれ係脱自在な2本の係合溝
(83)(84)が軸方向に沿って並ぶように形成され
ている。そして、操作レバー(6)の回転軸部(61)
が軸方向に沿って後方へスライドしたときには、前記レ
バー取付部材(7)の係合突起(72a)が前側の係合
溝(83)に弾性係合して、回転軸部(61)がその位
置で保持されるとともに、回転軸部(61)が前方へス
ライドしたときには、係合突起(72a)が後側の係合
溝(84)に弾性係合して、回転軸部(61)がその位
置で保持されるように構成している。なお、ボタン押込
部材(8)の各係合溝(83)(84)はそれぞれ回転
軸部(61)の軸回り方向に沿って連続して形成されて
おり、係合突起(72a)が前後いずれの係合溝(8
3)(84)に係合した状態にあっても、係合突起(7
2a)が各係合溝(83)(84)に沿って移動するこ
とにより、ボタン押込部材(8)の回転動作、すなわち
ロッド進退用ボタン(11a)の押込操作を行えるよう
にしている。また、ボタン押込部材(8)のボタン押込
片(82)は前後方向に幅広に形成されており、回転軸
部(61)が前後いずれのスライド位置にあっても、ロ
ッド進退用ボタン(11a)の押込操作を行えるように
している。
【0016】図1、図2および図7に示すように、ロッ
キングストッパー(9)は、操作レバー(6)の回転軸
部(61)の後端に、回転軸部(61)に対し軸回りの
回転は許容された状態で取り付けられており、回転軸部
(61)が軸方向に沿ってスライドした際にはそれに連
動して進退するとともに、回転軸部(61)が軸回りに
回転した際には回転が阻止されるように構成されてい
る。このロッキングストッパー(9)には、上下方向に
厚肉のストッパー本体部(91)と、その本体部(9
1)の後面上部から後方に突出するように一体形成され
た薄肉のフレーム受止部(92)とが設けられている。
そして図1に示すように、回転軸部(61)が前方へス
ライドした場合、ストッパー本体部(91)が背もたれ
フレーム(3)の前屈片(31)先端と座受部材(2)
との隙間から抜脱した状態でフレーム受止部(92)が
前記隙間に介在されるとともに、図4に示すように回転
軸部(61)を後方へスライドさせたときには、ストッ
パー本体部(91)およびフレーム受止片(92)が前
記隙間に介在されるように構成している。
【0017】なお、ロッキングストッパー(9)の上面
には、ガイド突起(95)が形成されるとともに、図2
に示すように座受部材(2)にはガイド突起(95)に
位置的に対応して前後方向に延びるガイド孔(25)が
形成され、ガイド突起(95)がガイド孔(25)内に
スライド自在に挿入されている。そして、ガイド突起
(95)がガイド孔(25)内にスライドすることによ
り、ロッキングストッパー(9)の前後移動および回転
阻止が確実に行われるように構成されている。
【0018】この椅子においては、操作レバー(6)に
よって座部(S)の高さ調整と、背もたれ部(B)のロ
ッキング許否操作とを行うことができる。すなわち、座
部(S)の高さ調整を行うには、まず操作レバー(6)
の把持具(63)を手で持って引き上げる。これによ
り、回転軸部(61)が図3の紙面に向かって反時計方
向に回転して、同図想像線に示すようにボタン押込部材
(8)が下方へ回転し、ガススプリング(11)のロッ
ド進退用ボタン(11a)が押し込まれて、ガススプリ
ング(11)のロッドの進退動作が許容される。したが
ってその状態で、例えば着座者が腰を浮かし加減にして
座部本体(4)への荷重を低減させるか、あるいは座部
本体(4)に大きく荷重を加えることにより、脚支柱
(1)が伸縮して座受部材(2)および座部本体(4)
が昇降する。さらに所望の昇降位置で、操作レバー
(6)から手を離すと、ロッド進退用ボタン(11a)
の押込操作が解除されてガススプリング(11)の伸縮
動作が阻止されて、所望の高さ位置に座部本体(4)を
保持することができる。
【0019】またこの椅子において、ロッキング阻止操
作を行う場合には、図4に示すように操作レバー(6)
を後方へスライドさせて、ロッキングストッパー(9)
のストッパー本体部(91)を背もたれフレーム(3)
と座受部材(2)との隙間に介在させる。これにより、
背もたれフレーム(3)がロッキングストッパー(9)
を介して座受部材(2)に係止されて、背もたれフレー
ム(3)の後倒動作、すなわち揺動動作が阻止されるこ
ととなる。なお、このように操作レバー(6)を後方へ
スライドさせた場合には、ボタン押込部材(8)の前側
の係合溝(83)に、操作レバー取付部材(7)の係合
突起(72a)が弾性係合することとなり、回転軸部
(61)が軸方向へ位置ずれするのが防止されて、スト
ッパー(9)が上記隙間から不用意に抜脱するのが防止
される。
【0020】また、ロッキング許容操作を行うには、図
1に示すように操作レバー(6)を前方へスライドさせ
る。これにより、ロッキングストッパー(9)のストッ
パー本体部(91)が背もたれフレーム(3)と座受部
材(2)との隙間から抜脱され、背もたれフレーム
(3)の座受部材(2)との係止が解除される。したが
ってこの状態で、背もたれに荷重をかけると、図1想像
線に示すように背もたれフレーム(3)が後方へ揺動す
るとともに、圧縮ばね(35)が圧縮されて、その弾性
力により背もたれ部(B)に適度な反発力が得られる。
なお、操作レバー(6)を前方へスライドさせた場合、
操作レバー取付部材(7)の係合突起(72a)は、前
側の係合溝(83)から外れて後側の係合溝(84)に
係合することとなり、上記と同様に回転軸部(61)の
不用意な位置ずれが防止される。
【0021】以上のように、本実施例の椅子によれば、
座部昇降操作と、背もたれフレーム(3)のロッキング
許否操作とをひとつの操作レバー(6)で行えるように
構成しているため、例えば従来のように各操作用に別々
の部材を設けるものと比較した場合、部品点数が削減
し、その分コストも削減できる。
【0022】さらに本実施例の背もたれフレーム(3)
は、例えば上記図8に示す従来の回転椅子のように背も
たれフレーム(106)にロッド係合孔(106b)等
を形成する必要がなく、その分、加工も容易となり、一
層コストを削減できる。
【0023】また本実施例において、背もたれ部(B)
の揺動を許容した状態では、ロッキングストッパー
(9)の薄肉のフレーム受止部(92)は背もたれフレ
ーム(3)と座受部材(2)との隙間に介在しているの
で、背もたれフレーム(3)が後方へ大きく揺動しよう
とすると、背もたれフレーム(3)の先端がフレーム受
止部(92)を介して座受部材(2)に係止することと
なる。このため、背もたれフレーム(3)が過度に揺動
すること、すなわち圧縮ばね(35)が過度に圧縮する
ことが防止されて、圧縮ばね(35)の損傷を有効に防
止でき耐久性を向上させることができる。なお、フレー
ム受止部(92)の厚さを変更することにより、背もた
れフレーム(3)の最大揺動量を調整することもでき
る。
【0024】さらに、ロッキングストッパー(9)のフ
レーム受止部(92)における背もたれフレーム(3)
の受止面を、背もたれフレーム(3)に沿うように傾斜
面に形成しているため、背もたれフレーム受止時に荷重
が集中するのを回避することができ、これらの部材の損
傷を有効に防止でき耐久性を向上させることができる。
【0025】なお、本発明においては、弾性伸縮体とし
て、圧縮ばねおよびガススプリングを使用しているが、
他の弾性伸縮体、例えば引張ばね、ゴム、板ばね等も使
用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明のロッキング機
能付き上下昇降椅子によれば、操作レバーの回転軸部の
回転操作により、座受部材の昇降動作の許容および阻止
が図られる一方、回転軸部の軸方向へのスライド操作に
より、回転軸部先端のロッキングストッパーが背もたれ
フレームと座受部材との隙間に対し挿脱して、背もたれ
フレームの揺動動作の許容および阻止が図られるよう構
成してなるものであるため、ひとつの操作レバーによっ
て座受部材の昇降操作と背もたれ部のロッキング許否操
作とを行えるので、各操作用としてそれぞれ別々に操作
用部材を設ける必要がなく、部品点数およびコストの削
減を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例である椅子の上下昇
降機構部ないしはロッキング機構部周辺を示す側断面図
である。
【図2】上記実施例の上下昇降機構部ないしはロッキン
グ機構部周辺を示す平面図である。
【図3】上記実施例の上下昇降機構部ないしはロッキン
グ機構部周辺を示す正断面図である。
【図4】上記実施例におけるロッキングストッパー周辺
を示す側断面図である。
【図5】上記実施例における操作レバー取付部材を示す
図であって、同図(a)は側面図、同図(b)は底断面
図である。
【図6】上記実施例におけるボタン押込部材を示す図で
あって、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図であ
る。
【図7】上記実施例におけるロッキングストッパーを示
す図であって、同図(a)は側面図、同図(b)は背面
図、同図(c)は側断面図である。
【図8】従来のロッキング機能付き回転椅子を模式化し
て示す斜視図である。
【符号の説明】
1…脚支柱 2…座受部材 3…背もたれフレーム 6…操作レバー 9…ロッキングストッパー 11…ガススプリング(第1の弾性伸縮体) 31…前屈片 35…圧縮ばね(第2の弾性伸縮体) 61…回転軸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚支柱の上端に昇降自在に設けられた座
    受部材が第1の弾性伸縮体によって上昇方向に付勢され
    る一方、背もたれフレームの下部における前屈片が前記
    座受部材の下面側に揺動自在に枢着されるとともに、そ
    の背もたれフレームが第2の弾性伸縮体によって起立す
    る方向に付勢され、前記背もたれフレームの揺動により
    前屈片先端が前記座受部材の下面側に接離するようにな
    されたロッキング機能付き上下昇降椅子において、 操作レバーの回転軸部が、その一端側に設けられたロッ
    キングストッパーを前記前屈片先端と前記座受部材との
    隙間に対応させた状態で、前記座受部材に、軸回りに回
    転自在にかつ軸方向に沿ってスライド自在に取り付けら
    れ、 前記回転軸部の回転操作により、前記座受部材の昇降動
    作の許容および阻止が図られる一方、前記回転軸部の軸
    方向へのスライド操作により、前記ロッキングストッパ
    ーが前記前屈片先端と前記座受部材との隙間に対し挿脱
    して、前記背もたれフレームの揺動動作の許容および阻
    止が図られるよう構成されてなることを特徴とするロッ
    キング機能付き上下昇降椅子。
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