JP2011115570A - ロッキング椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロッキングに対する抵抗(弾力)を簡易に変更できる機構を提供する。
【解決手段】椅子は、背支持装置を構成する揺動部材18とバックフレーム10とを有している。揺動部材18の後傾動は、受け部材41に配置した左右の固定式ゴム40と、操作ユニットのスライダー74に装着した可動式ゴム43とで支持される。受け部材41はベースに取付けられている。揺動部材18の下面には押圧部材38が固定されており、固定式ゴム40には揺動部材18によって初期荷重(プリテンション)が付与されている。受け部材41には可動式ゴム43を受ける可動式ゴム受け台44と、可動式ゴム43の自由回動を許容する可動式ゴム逃がし部45とが左右に並んだ状態で形成されている。弾性手段の加圧面の面積を変えることでロッキングに対する抵抗が強弱変化する。
【選択図】図6

Description

本願発明は、弾力調節装置を有するロッキング椅子に関するものである。
ロッキング椅子は背もたれの後傾動をばねやゴム等の弾性手段で支持しており、ロッキングに対する抵抗を弾力調節装置で変更できるようになっていることが多い。弾力調節装置として良く知られているのは、弾性手段としてコイルスプリングやトーションバーを使用し、ねじ式のハンドルの回転操作によってコイルスプリングやトーションバーに対する初期荷重を変更するものである。
しかして、弾力を無段階に調節する必要がある場合はねじ式ハンドルは有益であるが、例えば2段階や3段階の調節で足りる簡易な方式には適用できない。
他方、本願出願人は、特許文献1において、ロッキングに対する抵抗を着座者の体重に応じて変化させる機構を開示した。すなわちこの特許文献1のものは、コイルスプリングとこれに横方向から嵌入する移動式のゴムとを併用したものであり、ゴムがコイルスプリングに嵌入する寸法を着座者の体重に比例させることにより、コイルスプリングとゴムとの総和の弾性復元力が着座者の体重に比例して自動調節されるようにしたものである。
実開平04−96254号公報
特許文献1では、座はばねに抗して下降するように構成されており、座がばねに抗して下降する寸法が着座者の体重に比例することを利用して、座の下降動とゴムの移動とを連動させている。他方、ロッキングに対する抵抗の強さ(硬さ)は人によって好みがあり、硬いのを好む人も柔らかいのを好む人もいる。また、同一人でも気分や体調によって好みが違う場合もある。従って、着座者が簡単に操作できる弾力調節装置が要請されていると言える。
本願発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、弾性手段の弾性力を変化させる機構は特許文献の1の考え方を一部参考にしつつ、より現実性が高い椅子を提供せんとするものである。
本願発明は、脚の上端に設けたベースと、前記ベースの上方に配置した座と、前記ベースに後傾動自在に連結した背支持装置と、前記背支持装置に設けた背もたれと、前記背支持装置の後傾動に抵抗を付与する弾性手段とを有している椅子において、前記弾性手段を加圧面積が変わると弾性復元力が変わる構成と成すと共に、人がレバー操作することで前記弾性手段の加圧面積を変える弾力調節装置が設けられている。
本願発明は様々に展開できる。その例として請求項2の発明は、請求項1において、前記弾性手段は、ロッキングする前から予備加圧されているメイン弾性体と、前記弾力調節装置によって加圧状態と非加圧状態とを選択できるサブ弾性体とで構成されている。
請求項3の発明は、請求項2において、前記サブ弾性体を固定式としてこれに背支持装置の押圧力を作用させる押圧部材が弾力調節装置によってスライドすることでサブ弾性体が加圧状態と加圧状態に切り換えられるか、又は、前記サブ弾性体が前記弾力調節装置によって加圧位置と非加圧位置とにスライドすることでサブ弾性体が加圧状態と加圧状態に切り換えられる。
請求項4の発明は、請求項2又は3において、前記メイン弾性体は複数あり、これらメイン弾性体とサブ弾性体とを、2つのメイン弾性体の間にサブ弾性体が位置するように並べて配置している。なお、サブ弾性体は1つでも良いし複数でもよい。
本願発明は、レバーを有する弾力調節装置で弾性手段の加圧面積を変えることでロッキングに対する抵抗を変えるものであり、弾性手段の弾性力は着座者がレバーを操作することで変えられる。従って、実際の椅子への適応性が高い。
ところで、コイルスプリングやゴムのような弾性手段に対する初期荷重を変えることのみで弾力調節を行う場合は、弾力調節をすることで、弾性手段に対する単位面積当たり負荷(応力)が変化しており、このためへたりが早く進行するおそれがある。これに対して本願発明は加圧面積を変えるものであるため、弾性手段に対する単位面積当たりの負荷は変わらずに弾力が変化する。従って、弾性手段の負担を軽減して耐久性を向上できるのであり、弾性手段にゴム材を使用した場合に好適である。
弾性手段でロッキングに抵抗を付与する場合、ロッキング前に抵抗が全く作用していないと、人が凭れ掛かった当初に背もたれが急激に後傾する現象が生じて危険である。この点、請求項2の構成ではメイン弾性体によって初期抵抗が付与されているため、背もたれを安全にロッキングさせることができる。
メイン弾性体とサブ弾性体とを設けた場合、サブ弾性体を加圧状態と非加圧状態とに選択する方法は幾つか考えられるが、構造が複雑過ぎると動きの確実性が損なわれるおそれがある。この点、請求項3では押圧部材又はサブ弾性体がスライドする単純を方式であるため、動きの確実性を確保できる。
また、例えばメイン弾性体とサブ弾性体とを1つずつ並べるといったことも考えられるが、この場合は、メイン弾性体のみを使用した場合とサブ弾性体を併用した場合とで、弾性手段全体の反力の作用点がずれるため、弾性手段を押圧する押圧部材や背支持装置にこじれが生じて耐久性が低下するおそれがある。これに対して請求項4の構成を採用すると、メイン弾性体のみを使用する場合もサブ弾性体のみを使用する場合も、弾性手段全体としての反力の作用点は大きくずれないため、押圧部材や背支持装置のこじれをなくしてその耐久性を向上できる。
(A)は実施形態に係る椅子の部分斜視図、(B)は側面視図である。 分離斜視図である。 分離斜視図である。 下方から見た分離図である。 分離斜視図である。 (A)は可動式ゴムの部分的な分離斜視図、(B)はバックフレームの取付け構造を示すための分離斜視図である。 要部の分離斜視図である。 (A)は部材の分離斜視図、(B)は受け部材を裏返した状態での斜視図、(C)はベースの一部破断斜視図である。 分離斜視図である。 固定式ゴムの箇所での側断面図である。 (A)はロック体の箇所での側断面図、(B)は可動式ゴムを弱位置に配置した状態での側断面図である。 (A)は分離平面図、(B)は操作機構部の斜視図である。 (A)は背面カバーの斜視図、(B)は操作ユニットの分離斜視図、(C)は操作機構部の部分斜視図である。 第2実施形態を示す断面図である。 第3実施形態を示す断面図である。 第4,5実施形態を示す分離斜視図である。 第6実施形態を示す図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、事務用等に使用される回転椅子に適用している。以下の説明及び請求項で方向を特定するため「前後」「左右」の文言を使用しているが、この文言は、椅子に普通の姿勢で着座した人が向いた方向を前として定義している。正面視は着座者と相対向した方向から見たものである。
(1).椅子の概要
図1に示すように、椅子は、脚支柱(ガスシリンダ)1のみを表示した脚装置、脚支柱1の上端に固定したベース2、ベース2の上方に配置した座体3、着座した人がもたれ掛かり得る背もたれ4を有している。なお、ベース2にはオプション品として肘掛け装置を取り付けることができる。図2から理解できるように、座体3は合成樹脂製の座板(座インナーシェル)5とその上面に重ね配置したクッション材6とを有しており、クッション材6にはクロス等の表皮材が張られている。
図2に示すように、背もたれ4は、合成樹脂製のバックフレーム10とその前面に固定した合成樹脂製の背板11とを備えている。背板11は横長の穴が多段に空いた横縞状に形態になっており、これにメッシュ等の表皮材12が張られている。背板11の前面にクッション材を配置することもある。この場合は、クッション材は袋状の表皮材で覆われる。バックフレーム10は、上下長手の左右サイドフレーム13と、その上端を繋ぐアッパーフレーム14と、左右サイドフレーム13の下端を繋ぐロアフレーム15とを有しており、左右サイドフレーム13とアッパーフレーム14とに背板11が固定されている。
バックフレーム10はサイドフレーム13から一連に延びる左右の前向きアーム部16を有しており、左右の前向きアーム部16には上板17aと左右側板17bとを有するジョイント部17が一体に繋がっている。ベース2の後部には金属板製の揺動部材18が左右長手の第1軸19によって傾動自在に連結されており、揺動部材18にバックフレーム10のジョイント部17がビスで固定されている。第1軸19の左右端部は揺動部材18の外側に露出している。
従って、本実形態では、揺動部材18及びバックフレーム10とで背支持装置が構成されており、背もたれ4は第1軸19を中心にして傾動する(第1軸19が背もたれ4の枢支軸になっている。)。なお、揺動部材18とバックフレーム10とを一体に構成したり、前向きアーム部16をサイドフレーム13とは別部材にしたり、揺動部材18と前向きアーム16とを一体化したりすることも可能である。
揺動部材18には側面視傾斜姿勢で前方及び上方に延びるサポートアーム18aが一体に設けられており、左右サポートアーム18aの先端に、リア係合ピン20を挿通している。そして、例えば図5に示すように、座受け体7の下面にはリア係合ピン20に後ろから引っ掛かり嵌合する左右一対のリア係合爪21が一体成形されている。このため、背もたれ4が後傾すると座受け体7及び座体3は後ろに引っ張られる。
他方、例えば図5に示すように、ベース2は金属板製であって、左右の側板2aを有する上向き開口の箱状の形態を成しており、その前部に左右横長の第2軸22を取り付けて、この第2軸22に単一構造のフロントリンク23を回動自在に連結し、かつ、フロントリンク23の上端は座受け体7に形成した上雌形嵌合部24に回動可能に嵌入している。従って、着座した人が背もたれ4に凭れ掛かると、揺動部材18で座受け体7が後ろに引っ張られ、これに伴ってフロントリンクが回動して座部8は上昇しながら後退する。
図5に示すように、ベース2には上から上カバー25が装着されており、リア係合ピン20は上カバー25で支持されている。また、ベース2は下方から下カバー26で覆われている。ベース2の後部には、操作機構部27と背面カバー28とを有する制御ユニット29が配置されている。この制御ユニット29により、ロッキングに対する抵抗の切り換えと、背もたれ4の後傾の規制とが行われる。
(2).ベース2と揺動部材18とバックフレーム10との関係
以下、各部の詳細を説明する。まず、ベース2と揺動部材18とバックフレーム10との関係を説明する。既述のとおりベース2は上向きに開口した箱型の形態であり、例えば図5に示すように、ベース2の内部のうち略中央部に側断面下向き開口コの字型の第1インナーブラケット31を溶接しており、このインナーブラケット31とベース2の底板とにブッシュ32を固着し、このブッシュ32に脚支柱1を下方から嵌着している。
第1インナーブラケット31には上向き開口コの字形の第2インナーブラケット33が固着されており、両インナーブラケット31,33で囲われた空間に肘掛け装置の基端部が横方向から挿入されるようになっている。第2インナーブラケット33の左右両端部はベース2の外側に露出していてその先端に下向き片33aを形成しており、下向き片33aに肘掛け装置の基端部がビスで締結される。
揺動部材18は上板と左右側板18bとを有する基本形態であり、左右側板18bでベース2を外側から囲い、ベース2の左右側板2aと揺動部材18の左右側板18bとに第1軸19が貫通している。第1軸19はブッシュを介してベース2に取り付けている。揺動部材18のサポートアーム18aは側板18bから延びている。
揺動部材18における左右側板18bの後部には、左右長手のフレーム受け軸34が挿通している。フレーム受け軸34の左右両端部は揺動部材18の外側に露出している。他方、例えば図4に示すように、バックフレーム10の前向きアーム部16はある程度の左右巾を有する厚肉状になっており、左右前向きアーム部16の先端には第1軸19の露出端部に嵌入する前向き開口溝35が形成されており、更に、前向き開口溝35よりも後ろの部位には、フレーム受け軸34の先端部に上方から嵌まる下向き開口溝36が形成されている。
図6(B)から容易に理解できるように、バックフレーム10のジョイント部17は揺動部材18に上から重なっており、更に、揺動部材18の下面には樹脂製の押圧部材38が重なっている。そして、ジョイント部17の上面板17aと揺動部材18の上面板とに貫通したビス37を押圧部材38にねじ込むことにより、三者を共締めしている。これにより、バックフレーム10と揺動部材18とは一体に回動する。
ロッキングするとリア係合ピン20がリア係合爪21によって後ろに引っ張られるが、ロッキングの戻り時にリア係合ピン20で座受け体7を前に押さねばならない。そこで、図示していないが、座受け体7に、リア係合ピン20を前後相対動不能に保持するためのストッパーを上からの嵌め込みで装着している。
(3).固定式ゴムの配置態様
例えば図10に示すように、押圧部材38とベース2との間にはメイン弾性体の一例としての左右一対の固定式ゴム40を配置しており、固定式ゴム40はベース2に取り付けた受け部材41に装着されている。非ロッキング状態でも固定式ゴム40は押圧部材38で圧縮されている。すなわち、固定式ゴム40には予備荷重(プリテンション)が掛かっている。敢えて述べるまでもないが、固定式ゴム40や受け部材41は、揺動部材18の回動支点よりも後ろに配置されている。
固定式ゴム40は側面視扇形のブロック形状を成しており、図10に点線で示すように、上面39aと下面39bとが第1軸19の軸心の延長線に位置するように配置している。このため、固定式ゴム40の各部位は押圧部材38によって均等に圧縮される。換言すると、プリテンション及びロッキングに伴う荷重は固定式ゴム40の各部位に均等に作用する。このため、片当たりを無くして耐久性を向上できる。
受け部材41は樹脂製であり、例えば図9に示すように、左右の固定式ゴム40が装着される左右の固定式ゴムマウント部42を有している。左右の固定式ゴムマウント部42の間には、サブ弾性体の一例として可動式ゴム43(詳細は後述する)を受けてロッキングに対する抵抗を強状態にするための可動式ゴム受け台44と、ロッキングしても可動式ゴム43が圧縮されないように逃がすための可動式ゴム逃がし部45とが左右に並んだ状態で形成されている。
図10に示すようにベース2の底板は概ね水平姿勢になっている一方、固定式ゴム40は側面視で第1軸19の軸心を通る水平面を挟んで略上下対称形状になっている。このため固定式ゴムマウント部43は水平面に対して後傾した姿勢に傾斜している。
また、固定式ゴムマウント部42には、固定式ゴム40を後ろ向きずれ不能に保持するためのリアリブ42aと、左右ずれ不能に保持するためのサイドリブ42bとリアリブ42bとが上向きに突設されている。可動式ゴム受け台43は固定式ゴムマウント部42よりも高くなっており、このため、可動式ゴム受け台43と隣り合った左側の固定式ゴム40は、可動式ゴム受け台43が固定式ゴム40の内向き移動を阻止するストッパーの役割を果たしている。従って、左側の固定式ゴム40ではサイドリブ42bは一つしか存在していない。他方、右側の固定式ゴムマウント部42ではサイドリブ42bは左右2つ存在している。
例えば図9や図10に示すように、押圧部材38と固定式ゴム40との間、及び、固定式ゴム40と固定式ゴムマウント部42との間には、左右横長のストッパーピン46が介在しており、押圧部材38の下面、固定式ゴム40の上下両面40a,40b、固定式ゴムマウント部42の上面にはそれぞれ断面円形状のピン受け溝47を形成している。固定式ゴム40には非ロッキング状態でも初期荷重が掛かっているため、ストッパーピン46が抜け出ることはない。
既述のとおり可動式ゴム受け台44は固定式ゴムマウント部42よりも高い高さである一方、図11の(A)と(B)との比較から理解できいるように、可動式ゴム逃がし部45は固定式ゴムマウント部42の上面よりも低く(深く)なっている。可動式ゴム逃がし部45の底面も、側面視でその延長線が第1軸19の軸心かその近傍を通るように設定されている。
受け部材41は樹脂の成形品であり、底には多数のリブ(或いは空所)を形成している。また、図8(B)に示すように、受け部材41はの底面に左右の位置決めピン48を突設している一方、図8(B)には位置決めピン48が嵌まる位置決め穴49を空けている。このため、受け部材41はビス止めしなくてもずれ不能で脱落不能に保持されている。もとより、ビスで固定することは構わない。
押圧部材38は樹脂製品であり、おおむね左右長手で角形に近いブロック状の外観を呈しているが、軽量化のため多数の空所を有している。そして、図11(A)に示すように、バックフレーム10のジョイント部17と揺動部材18とを共締めするためめのビス37は、ポケット部49に装着したナット50にねじ込んでいる。ナット50を使用せずに、押圧部材38に雌ねじを形成してこれにビス37を直接にねじ込んでもよい。
(4).操作ユニットのロック切り換え装置
次に、操作ユニット29を説明する。まず、主としてロック切り換え装置を説明する。既述のとおり、操作ユニット29は操作機構部27とこれが取り付いた背面カバー28とで構成されている。
背面カバー28は左右のリブ板側板28aを有しており、縦長き左右アターリブ28aに、背面カバー28をフレーム受け軸34に取り付けるための挟持部28bが前向き開口している。挟持部28bは、弾性に抗して変形させることでフレーム受け軸34に嵌め込まれてる。
例えば図9に示すように、背面カバー28には揺動部材18の後部上面に重なる庇部28cを設けており、庇部28cをビス51で揺動部材18の上面板18aに固定している。庇部28cには、ビス51の頭を収納する凹所52が形成されている。
例えば図12にから理解できるように、操作機構部27は中心軸54とこれを覆う外筒55とを有している。中心軸54は弾力調節装置を構成するものであり、その一端部(右端)は外筒55の外側にはみ出しており、ここに強弱調節レバー56を取付けている。
他方、外筒55はロック切り換え装置を構成しており、その一端部(右端)にロックレバー57を設けている。両レバー56,57は、強弱調節レバー56が外側でロックレバー57が内側に位置するように配置している。また、両レバー56,57は人が操作しやすいように側面視での姿勢を異ならせて配置している。外筒55の一端部は大径部55aになっており、この大径部55aに強弱調節レバー56の軸部が回転自在に保持されており、中心軸54は強弱調節レバー56の軸部に相対回転不能に嵌合している。
例えば図9に示すように、背面カバー28の左右側端面にはその上半分程度において手前に突出する側板28dを設けており、側板28dの内側に既述のアウターリブ28aを前向き突設している。側板28dは、バックフレーム10におけるジョイント部17の側板17bに後ろから重なっている。
外筒55のうちロックレバー57と反対側の端部には、その軸心から突出したロック体59を一体に設けており、背面カバー28には、ロック体59を左側から挟むインナーリブ60を形成し、外筒55の内端部55bをインナーリブ60に形成した軸受け穴61に嵌め込んでいる。すなわち、ロック体59の付け部がアウターリブ28aとインナーリブ60とで左右両側から囲われている。アターリブ28aには、外筒55の他端部55cが嵌まる係合溝穴62を形成している。係合溝穴62は開口部が巾狭のくびれた形状をしている。
図13に示すように、外筒55の他端部55cには、外周面を平坦に切欠いたヌスミ溝63が形成されており、外筒55は、ヌスミ溝63が係合溝穴62と平行となる姿勢にすることによって係合溝穴62に嵌め込むことができ、かつ、嵌め込んでから使用姿勢に回転させると抜け不能に保持される。支持部55cには、外筒55が内向き移動を阻止するストッパー片64を形成している。
ロック体59は外筒55から略下向きに突出した姿勢になっており、ベース2に向いた第1段部65と第2段部66との2つの段部を有している。第1段部66が先端側に位置している。他方、ロック体59の背面部には、第1〜第4の4つの係合溝67a〜67dが形成されており、この係合溝67a〜67dに、後ろからストッパー68が選択的に嵌合するようになっている。ストッパー68は背面カバー28に形成したポケット部69に前後動のみするように装着されており、ゴム70で前進方向に付勢されている。図11(A)に示すように、外筒55の他方の端部には、安定した回転を確保するため、中心軸54に外側から当接する内向きリブ71を設けている。
図11(A)から理解できるように、ロック体59は、ベース3における後ろ壁2bに設けた外向き支持フランジ2cに上から当接し得るようになっている。図11(A)では、ロック体59は第1段部56が支持フランジ2cの上面に対向したロック姿勢になっており、この状態では背もたれ4は殆ど後傾しない完全ロック状態になっている。また、ストッパー68は第2係合溝66bに嵌まっており、このためロック体59は姿勢保持されている。
図11(A)の状態で外筒55を半時計回りに回転させると、ロック体59は、第2段部66が支持フランジ2cと対向する中間姿勢と、第2段部66が支持フランジ2cの外側に向いたフリー姿勢とに切り換わる。中間姿勢では、背もたれ4が最大傾動範囲の半分程度の範囲まで傾動すると第2段部66が支持フランジ2cに当接し、これにより、背もたれ4の後傾範囲が最大ストロークの半分程度に規制される。また、この中間姿勢では、第3係合溝67cにストッパー68が嵌まっている。
更に、フリー姿勢ではロッキングに際してロック体59が支持フランジ2cに当たることはなく、このため、背もたれ4は最大傾動範囲だけ自由に傾動する。このフリー状態ではストッパー68は第4係合溝67dに嵌まっている。
(5).操作ユニットのうち可動式ゴム
次に、操作機構部27のうち可動式ゴムを説明する。既述のとおり、可動式ゴムは中心軸54を有している。例えば図13(B)から理解できるように、中心軸54の先端部は背面カバー28における他方のアウターリブ28aで支持されており、先端には抜け止めのためスナップリング73を装着している。そして、中心軸54のうち、背面カバー28のインナーリブ60と他方のアウターリブ28aとの間には、例えば図9や図11(B)に示すように、スライダー74とこれを左右動させる作動カム75とが嵌まっている。
スライダー74は中心軸54にスライド自在に嵌まっていると前向きに突出しており、その下面に可動式ゴム43を配置している。スライダー74は下向きに開口しており、このため可動式ゴム43は左右方向及び前後方向にずれ不能に保持されている。また、図13(B)に示すように、可動式ゴム43の一側面に溝43aを形成する一方、スライダー74には溝43aに嵌まるリブ74を形成しており、これによって脱落を確実に阻止している。
スライダー74及び可動式ゴム43は押圧部材38に形成した空所76に左右スライド自在に嵌入している。可動式ゴム43も側面視扇形の形態を成している。また、スライダー74の先端には左右2つのガイド突起77を設けている一方、押圧部材38の前端部にガイド突起77が嵌まるガイド溝78を設けており、これにより、スライダー74及び可動式ゴム43は上下に触れることなく安定して左右スライドする。なお、ガイド手段は他の構造でも良い。
例えば図12に示すように、スライダー74は中心軸54に嵌まる筒体79、これう囲うケース部80とを有しており、ケース部80は背面カバー28に形成したリブ82(図13(A)参照)の群で左右スライド自在に保持されている。また、ケース部80はばね93で強弱調節レバー56に向けて付勢されている。
そして、筒体79には、平面視で強弱調節レバー56に向けて間隔が広がる雌形カム溝部84がリブを立てることで形成されている一方、作動カム75は筒体79を外側から抱くように配置された二股状であり、雌形カム溝部84と重なり合う平面視テーパ状のカム面84aを有している。作動カム75は、中心軸54に相対回転不能及びスライド不能に固定されている。
従って、強弱調節レバー56を回転させると、作動カム75と雌形カム溝部84とのガイド作用により、スライダー74が左右動する。作動カム75の先端には、雌形カム溝部84の開口縁に係合する段部85を形成している。段部86は、作動カム75を雌形カム溝部84と非嵌合状態に保持する係止手段の一例である。
図12(A)のように、作動カム75が雌形カム溝部84に嵌まった後退状態では、スライダー74はばね83によってその嵌まり合い状態が保持されている。この状態では可動式ゴム43は、受け部材41における可動式ゴム逃がし部45上方に位置しており、従って、可動式ゴム43がロッキングに際しての抵抗として作用することはない。つまり、弾力調節装置はロッキングに対する抵抗が小さい弱状態になっている。
そして、スライダー74が後退した状態で作動カム75を図12(B)の矢印方向に回転させると、スライダー74はばね83に抗して強弱調節レバー56から逃げる方向に押しやられ、作動カム75の段部85が雌形カム溝部84の開口縁に当接することで、スライダー74は前進状態に保持される。この前進状態では、可動式ゴム43は可動式ゴム受け台44の上方に位置しており、従って、可動式ゴム43はロッキングに際して抵抗として作用する。すなわち、弾力調節装置はロッキングに際しての抵抗が大きい強状態になっている。
図12に示すように、作動カム75の基端部には、スライダー74が後退した状態で図12(A)の点線方向には回転させられないように、スライダー74における雌形カム溝部84の開口縁に当接する規制部86を設けている。背面カバー28は揺動部材18を後ろから塞いでいる。そこで、揺動部材18の左右側板には、操作機構部27の外筒55が嵌まり込む逃がし溝穴87を空けている。
(6).まとめ
既に説明したように、強弱調節レバー56を回動操作してスライダー74を左右移動させることにより、可動式ゴム43が加圧状態と非加圧状態とに移行してロッキングに対する抵抗が強弱2段階に調節される。このようなスライダー74の単純な動きで強弱調節されるため、作動が確実である。
また、可動式ゴム43は左右固定式ゴム40の間に配置されているため、可動式ゴム43を加圧する状態でも加圧しない状態でも押圧部材38に作用する反力の作用点に変化はなく、このため、揺動部材18と第1軸19との連結部にこじれが生じることはない。
本実施形態のように固定式ゴム40と押圧部材38及び受け部材41との間にストッパーピン46を介在させると、ロッキングに際しての固定式ゴム40のずれを確実に阻止して固定式ゴム40を均一な状態に圧縮させることができる利点がある。固定式ゴム40及び可動式ゴム43を側面視扇形に形成した利点は既に述べている。
また、可動式ゴムとロック切り換え装置とを操作ユニット29に組み込むと、着座者は片手で弾力調節とロック切り換えとを行えるため、操作性に優れている。また、中心軸54を弾力調節装置に使用して外筒55をロック切り換え装置に使用すると、スライダー74のスライドを無理なく行えるのみならず、外周が大きい外筒55でロッキング荷重を受けるため、支持強度にも優れている。
バックフレーム10のジョイント部17と揺動部材18と押圧部材38とを共締めすると、部材点数を抑制してコストダウンに貢献できる。更に、スライダー74を押圧部材38にスライド自在に保持すると、既述とおり、スライダー74の上下触れを防止して強弱調節を確実化できる。
可動式ゴム43を使用せずに、可動式ゴム43に相当する中間固定式ゴムを受け部材41に装着し、スライダー74を中間固定式ゴムに当たる位置と当たらない位置に移動させることも可能である。この場合は、敢えて述べるまでもないが、揺動部材18の押圧力はスライダー74(可動式押圧部材と呼んでも)を介して中間固定式ゴムに作用する(上記の実施形態でも、揺動部材18の押圧力はスライダー74を介して可動式ゴム43に作用している。)。
(7).他の実施形態
図14以下では弾力調節手段の他の実施形態を示している。このうち図14に示す第2実施形態では、受け部材41に1つの固定式ゴム90を配置し、固定式ゴム90を溝91で左右3つ区分することにより、固定式ゴム90のうち左右両端の部位は固定式押圧部材38が常に当接している常時作用部90aと成し、左右中間部は可動式押圧部材38bが当接したり逃げたりする調節部90bと成している。可動式押圧部材38は、レバー等の操作によって紙面と直交した方向に移動することにより、調節部90bに重なる状態と逃げた状態とに切り換わる。
図15に示す第3実施形態では、弾性体として圧縮コイルばねを使用している。この実施形態では左右方向に並べた3つのばね使用されており、左右両側のばねは固定式押圧部材94が常に当接している常時作用ばね91となし、中間のばねは調節用ばね93と成している。
そして、固定式押圧部材94に、紙面と直交した方向に移動する可動式押圧部材95を装着し、可動式押圧部材95をレバー等の操作で移動させることにより、調節用ばね93が圧縮される状態と圧縮されない状態とに切り換わるようになっている。固定式押圧自在94には、当該固定式押圧部材94が下降動したときに調節用ばね93の逃げを許容するための穴96が空いている。
図16(A)では第4実施形態を示している。この実施形態では、左右の固定式ゴム40の間に中間固定式ゴム97が配置されている。左右の固定式ゴム40には第1 実施形態と同様の固定式押圧部材が常に当接している。そして、中間固定式ゴム97における受圧面の背面を階段状に形成することにより、可動式押圧部材(図示せず)が当たる受圧面を小面積部97aと大面積部97bとに設定している。
可動式押圧部材は、左右方向にスライドすることにより、例えば、小面積部97aのみにに当接する状態と、大面積部97bのみに当接する状態と、小面積部97a及び大面積部97bに跨がって当接する状態との3段階に切り替えることができる。これにより、可動式押圧部材が中間固定式ゴム97に当接する面積が3段階に変化して、ロッキングに対する弾性力が3段階に調節される。小面積部97aと大面積部97bののいずれかに当接する2段階に切り替えることも可能である。
図16(B)に示す第5実施形態では、中間固定式ゴム97の受圧面97cはその一端から他端に向けて前後幅が連続的に変化しており、可動式押圧部材95はハンドル99の回転操作によって任意の位置に保持できるようになっている。すなわち、可動式押圧部材98の基部100に、ハンドル99で回転操作されるねじ筒103をねじ込んでおり、ねじ筒103は図示しない保持手段でスライド不能に保持されている。従って、ハンドル99の回転操作によって可動式押圧部材95を無段階に位置調節でき、その結果、ロッキングの弾力を無段階で滑らかに調節できる。
中間固定式ゴム97における受圧面の前後幅寸法を3段以上の多段階で変化させてもよい。また、図16(B)のように中間固定式ゴム97の受圧面97cの前後幅を連続的に変化させた場合であっても、可動式押圧部材95の位置は3段階的に調節することが可能である。
図17では第6実施形態を示している。この実施形態では、左右2個の固定式ゴム40の間に、可動式押圧部材98を左右右スライド自在に配置し、可動式押圧部材98に第1可動式ゴム98と第2可動式ゴム104とを取り付けると共に、可動式押圧部材95,104の下面部に足状の当接部を有するT形の受圧体105,106を接着等によって設けている。
また、可動式押圧部材98には、両可動式ゴム104,104′の間に位置した足状の第1可動ストッパー107と、第2可動ゴム104′の外側に位置した足状の第2可動ストッパー108とを設けている。両ストッパー107,108の下端は両受圧体105,106の下端と略同一高さになっている。
可動ストッパー部107,108は可動式押圧部材98に形成されていると共に、2つの受圧体105,106は可動式押圧部材98に一体的に取り付けられている。従って、可動ストッパー107,108と可動ゴム104,104′とはユニット化されていて可動式押圧部材98と一緒に左右スライドする。本実施形態では、ユニットは図17の(A)〜(D)の4つのポジションに選択的に移動させることができる。
そして、図17のうち(A)では背もたれが後傾しないロック状態を示しており、この状態では、両可動ストッパー107,108が受け部材41に上向き突設した第1支持部108と第2支持部109とに当接する。次に、図17(B)に示す状態では、両可動ストッパー部107,108は両支持部107,108から外れており、かつ、2つの可動ストッパー体107,108は自由に下降動し得る状態になっている。従って、この(B)の状態では背もたれの後傾動は左右の固定式ゴム40のみで支持される。
図17(C)に示す状態では、両可動ストッパー107,108は第1可動ゴム104とは自由に下降動し得ると共に、第2受圧体106が第1支持部109に当接するようになっており、従って、ロッキングにより、第2可動ゴム104′も圧縮変形する。図17(D)に示す状態では、両可動ストッパー107,108は自由に下降動し得ると共に、第1受圧体105は受け部材41の第3支持部111に当接し、第2受圧体106は第1支持部109に当接し得る。従って、(D)の状態ではロッキングによって両方の可動ゴム104,104′が圧縮変形する。
図17の実施形態では、ロック手段と弾力調節手段とを1つのユニットに組み込んでいるため、それだけ構造を簡素化できる利点である。また、部材の動きを図17とは逆にするとことも可能である。すなわち、可動ゴム104,104′と可動ストッパー107,108とを固定式として、支持部109,110,111をスライドさせることも可能である。
(7).その他
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、ロッキングに際して座部が上昇及び後退動しない椅子に適用できることはいうまでもない。弾力を3段階以上に変更したり、無段階に変更したりすることも可能である。例えば上記の実施形態を例に取ると、スライダー74を中立位置を挟んで左右両側に移動する方式として、左右一方の側に移動させるた場合のサブ弾性体の弾性力と、他方に移動させた場合のサブ弾性体の弾性体の弾性力とを異ならせることにより、3段階に調節することが可能である。
操作ユニットの具体的を形態・構造は必要に応じて設定できる。操作機構部と背面カバーとを一体化することも可能である。弾力調節装置のみ又はロック切り換え装置のみをユニット化することも可能である。レバーは回動(回転)方式に限定されるものではなく、プッシュ方式等の他の操作態様も採用できる。
また、適用対象となる椅子は回転椅子に限定されるものではなく、会議用椅子のような非昇降式の椅子や劇場用椅子のような固定式椅子にも適用可能である。弾力調節装置は必ずしも左右動するスライダーを使用する必要はない。スライダーを使用する場合、必ずしも実施形態のようなカム手段を採用する必要はない。カム手段を採用する場合、周面カムも採用可能である。
本願発明椅子に具体化してその有用性が発揮される。従って産業上利用できる。
1 脚支柱(ガスシリンダ)
2 ベース
3 座体
4 背もたれ
7 座受け体
10 バックフレーム
16 バックフレームの前向きアーム部
18 揺動部材
19 第1軸
17 ジョイント部
27 操作機構部
28 サポート材の一例としての背面カバー
29 操作ユニット
39 メイン弾性体の一例としての固定式ゴム
41 受け部材
43 サブ弾性体の一例としての可動式ゴム
56 強弱調節レバー
57 ロックレバー
74 スライダー

Claims (4)

  1. 脚の上端に設けたベースと、前記ベースの上方に配置した座と、前記ベースに後傾動自在に連結した背支持装置と、前記背支持装置に設けた背もたれと、前記背支持装置の後傾動に抵抗を付与する弾性手段とを有しており、
    前記弾性手段を加圧面積が変わると弾性復元力が変わる構成と成すと共に、人がレバー操作することで前記弾性手段の加圧面積を変える弾力調節装置が設けられている、
    ロッキング椅子。
  2. 前記弾性手段は、ロッキングする前から予備加圧されているメイン弾性体と、前記弾力調節装置によって加圧状態と非加圧状態とを選択できるサブ弾性体とで構成されている、請求項1に記載したロッキング椅子。
  3. 前記サブ弾性体を固定式としてこれに背支持装置の押圧力を作用させる押圧部材が弾力調節装置によってスライドすることでサブ弾性体が加圧状態と加圧状態に切り換えられるか、又は、前記サブ弾性体が前記弾力調節装置によって加圧位置と非加圧位置とにスライドすることでサブ弾性体が加圧状態と加圧状態に切り換えられる、
    請求項2に記載したロッキング椅子。
  4. 前記メイン弾性体は複数あり、これらメイン弾性体とサブ弾性体とを、2つのメイン弾性体の間にサブ弾性体が位置するように並べて配置している、
    請求項2又は3に記載したロッキング椅子。
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