JP2003024164A - 椅子およびガススプリングの操作機構 - Google Patents

椅子およびガススプリングの操作機構

Info

Publication number
JP2003024164A
JP2003024164A JP2001217716A JP2001217716A JP2003024164A JP 2003024164 A JP2003024164 A JP 2003024164A JP 2001217716 A JP2001217716 A JP 2001217716A JP 2001217716 A JP2001217716 A JP 2001217716A JP 2003024164 A JP2003024164 A JP 2003024164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
reaction force
chair
receiving member
gas spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001217716A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4848099B2 (ja
Inventor
Toshizo Murakami
利造 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takano Co Ltd
Original Assignee
Takano Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takano Co Ltd filed Critical Takano Co Ltd
Priority to JP2001217716A priority Critical patent/JP4848099B2/ja
Publication of JP2003024164A publication Critical patent/JP2003024164A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4848099B2 publication Critical patent/JP4848099B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/031Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
    • A47C1/032Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest
    • A47C1/03255Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest with a central column, e.g. rocking office chairs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/031Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
    • A47C1/032Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest
    • A47C1/03261Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest characterised by elastic means
    • A47C1/03283Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest characterised by elastic means with fluid springs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/031Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
    • A47C1/032Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest
    • A47C1/03261Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest characterised by elastic means
    • A47C1/03266Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest characterised by elastic means with adjustable elasticity
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/031Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
    • A47C1/032Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest
    • A47C1/03294Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest slidingly movable in the base frame, e.g. by rollers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/031Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
    • A47C1/032Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest
    • A47C1/03261Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest characterised by elastic means
    • A47C1/03272Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest characterised by elastic means with coil springs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 座と座受部材との間の空間を十分に大きく確
保する。 【解決手段】 座受部材2と、該座受部材2に前部が回
転可能に支持される座3と、座受部材2に対して回転可
能に支持される背支桿4と、背支桿4を初期位置に復帰
させるよう付勢する反力付与機構5とを備える椅子1に
おいて、座3の後部が反力付与機構5に直接取り付けら
れて支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子およびガスス
プリングの操作機構に関する。さらに詳しくは、本発明
は、座受部材に対して揺動可能に支持されると共に初期
位置に付勢される背支桿を備えた椅子およびガススプリ
ングの操作ピンを操作するための操作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】座受部材と、該座受部材に対して揺動可
能に支持される背支桿と、背支桿を初期位置に復帰させ
るよう付勢するガススプリングとを備えた椅子が普及し
ている。この種の椅子では、背凭れを傾斜させたときに
背支点が下がって座り心地が悪くなったり着座者の背中
の衣類が捲れることを防止するために、背凭れの後傾に
伴って座が後傾するものが開発されている。
【0003】このような椅子100では、図14に示す
ように背支桿101の回転軸102がガススプリング1
03の回転軸104よりも前側に位置すると共に、座1
05の前部が座受部材106に回転可能に支持されて、
座105の後部が背支桿101に回転可能に直接支持さ
れている。これにより、背支桿101が後傾すると座1
05が後傾する。
【0004】そして、ここでのガススプリング103
は、1本のケーシング111と、該ケーシング111に
対して出没可能なロッド112と、該ロッド112の周
囲からの作動オイル漏れを防止する1本のオイルシール
113とを備えている。
【0005】また、座105や背凭れをロッキング可能
とした椅子100では、座105や背凭れを初期位置に
復帰させるために圧縮コイルばね110を反力源とする
反力付与機構107を使用している。そして、着座者の
体格や使用状態に応じてロッキングの反力の大きさを調
整するために、ロッキングの反力調整機構108を備え
た椅子がある。この反力調整機構108としては、例え
ば調整ねじ109を回転させてスライダ123を圧縮コ
イルばね110の伸縮方向に摺動させることにより圧縮
コイルばね110の初期圧縮長さを変更する。圧縮コイ
ルばね110の初期圧縮長さを変更することにより、そ
の初圧を変更してロッキングの反力の大きさを調整する
ことができる(実開昭62−109646号公報参
照)。
【0006】さらに、座105が座受部材106に対し
て揺動する椅子100では、座105は座受部材106
に支持軸114により支持されている。例えば図14に
示す椅子100では、座受部材106の前部に形成され
た前後方向の長孔115と座105の前部に形成された
真円の透孔とに支持軸114が貫通して座105の前部
を回転および前後動可能に支持している。これにより、
座105の後部が降下するのに伴って座105が後方に
移動することができ、背凭れの後傾時に衣服が捲れるこ
とを防止できる。
【0007】また、背凭れを任意の傾斜角度で固定した
り、あるいは座105を任意の高さで固定するために、
任意長さで固定可能なガススプリング103,116を
使用することがある。そして、このガススプリング10
3,116としては、プッシュロッド117,118を
押し込むことにより全長が伸縮可能になると共にプッシ
ュロッド117,118を解放することにより長さが固
定されるタイプのものが使用されている。そして、例え
ば座105の昇降に使用されるガススプリング116の
操作機構119としては、プッシュロッド118を押圧
する回転可能な操作アーム120と、操作アーム120
を回転させるために接続されたワイヤ121とを備えて
いる。このワイヤ121を引いて操作アーム120を引
き下げることによりプッシュロッド118を押し込んで
座105が昇降可能になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た背凭れの後傾に伴って座105が後傾する椅子100
では、座105の後部が背支桿101に直接支持されて
いるので、座105および背凭れの傾動比を適切な大き
さにするためには座105の後側の支持点を背支桿10
1の回転軸102とガススプリング103への連結軸1
22との中間付近に設置しなければならず座105は座
105の後端部よりも前側で支持されるようになってし
まう。このため、座105と座受部材106との間の空
間Sを十分に確保することができない。これにより、可
撓性の大きい座105を使用すると着座者の体重で座1
05が下方に撓んだときに座受部材106や背支桿10
1に当たってしまうおそれがある。例えば薄いプラスチ
ック製で可撓性の大きな座を使用したり、枠状支持部材
と該枠状支持部材の内側にネットを張った座を使用する
ときに、着座者の体重で座が撓んで臀部が座受部材10
6や背支桿101に当たってしまうおそれがある。これ
では、座105の選択範囲を拡大できず、材質やデザイ
ンの新しい座105の採用が困難である。
【0009】しかも、この椅子100では座105の後
部が背支桿101に直接支持されていることから、使用
者が勢い良く腰掛けたときに座105への衝撃が直に背
支桿101に伝達されてしまう。このため、背凭れが一
旦後傾して直後に復起して着座者の背中を叩いてしまう
ことがあり、座り心地を損ねることがある。
【0010】また、上述した圧縮コイルばね110の初
期圧縮長さを変更する反力調整機構108では、反力を
大きくするために圧縮コイルばね110を圧縮する方向
に調整ねじ109を回転させなければならないので、大
きな操作力を必要としてしまう。このため、特に力の弱
い女性等にとって操作性が悪いものとなってしまう。
【0011】さらに、この反力調整機構108では、反
力を調整することにより初圧が大きく変わってしまうの
で、図15に示すように初期位置にある背凭れを傾斜さ
せるための最初の力が変わってしまう。このため、同図
中、上側の直線で示すように反力を大きくしたときは、
ロッキングを開始するために大きな荷重fが必要になっ
てしまい、快適なロッキング動作の妨げになってしま
う。
【0012】さらに、上述したガススプリング103を
背凭れの反力調整機構103として使用する椅子100
では、ガススプリング103のケーシング111および
オイルシール113のいずれもが1本だけであるために
ロッド112を真っ直ぐに出没させるという正規の動作
以外の動作に対しては液密性が余り高くない。このた
め、例えば着座者が背凭れに対して斜めに荷重を掛けた
ときにガススプリング103のロッド112に大きな捻
れた力が作用すると、オイルシール113とロッド11
2との隙間から作動オイルが漏れ出してしまうおそれが
ある。また、作動オイルが漏れ難くなるように複数段の
オイルシール113を設けることが考えられるが、これ
ではロッド112とオイルシール113との摩擦が大き
くなってガススプリング103の応答性が悪くなってし
まう。
【0013】さらに、上述した座105が座受部材10
6に支持軸114により支持されている椅子100で
は、座受部材106に支持軸114を貫通させただけで
支持しているので、支持軸114と座受部材106との
間での遊びにより、座105が座受部材106に対して
がた付きを生じてしまうおそれがある。
【0014】また、上述したプッシュロッド118を押
し込むことにより全長が伸縮可能になるガススプリング
116を使用した椅子100では、該ガススプリング1
16の操作機構として少なくとも回転可能な操作アーム
120が必要になるので、椅子100への組み付け作業
が煩雑になってしまう。
【0015】そこで、本発明は座と座受部材との間の空
間を十分に大きく確保できる椅子を提供することを目的
とする。
【0016】また、本発明は座や背凭れの傾動の反力を
小さな力で容易に調整できる椅子を提供することを目的
とする。
【0017】さらに、本発明は使用するガススプリング
からの作動オイル漏れを防止できる椅子を提供すること
を目的とする。
【0018】そして、本発明は座の回転部でのがた付き
を防止できる椅子を提供することを目的とする。
【0019】また、本発明は簡易な機構から成るガスス
プリングの操作機構を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、座受部材と、該座受部材に
前部が回転可能に支持される座と、座受部材に対して回
転可能に支持される背支桿と、背支桿を初期位置に復帰
させるよう付勢する反力付与機構とを備える椅子におい
て、座の後部が反力付与機構に直接取り付けられて支持
されるようにしている。
【0021】したがって、従来のように座の後部を背支
桿に直接支持させていた場合と同等の座及び背凭れの傾
動比を実現しながらも、座の後部の支持位置を座の後端
部にまでずらすことができる。このため、座の前後の支
持点の間隔を十分に大きく採ることができるようになる
ので、座と座受部材との間の空間を十分に確保すること
ができる。よって、可撓性の大きな座を使用しても、座
が座受部材に当たってしまうことを防止できる。
【0022】また、座と背凭れとが直接は連結されてい
ないので、使用者が勢い良く着座したときに背凭れが一
旦後傾してしまうことを抑制できる。このため、従来の
座と背支桿とが直接連結された椅子のように背凭れが着
座者の背中を叩くことを防止できる。
【0023】そして、請求項2記載の発明は、請求項1
記載の椅子において、反力付与機構は、内ケーシングお
よび外ケーシングを備えたガススプリングを反力源とし
ている。また、請求項5記載の椅子は、座受部材と、該
座受部材に対して変位可能に支持される背支桿と、背支
桿を初期位置に復帰させるよう付勢する反力を与える反
力付与機構とを備える椅子において、反力付与機構は、
内ケーシングおよび外ケーシングを備えたガススプリン
グを反力源としている。
【0024】したがって、着座者が背凭れに対して斜め
に荷重を掛けてガススプリングのロッドに大きな捻れ力
が作用した場合でも、特に外ケーシングが変形して内ケ
ーシングとロッドとの間での捻れを小さくすることがで
きる。これにより、内ケーシングの内部に設けられたオ
イルシールとロッドとの隙間から作動オイルが漏れ出す
ことを抑制できる。特に請求項2記載の椅子では反力付
与機構に伸縮方向以外から大きな荷重が作用するためロ
ッドの周囲から作動オイルが漏れ易くなるが、内ケーシ
ングとロッドとの間での捻れを小さくすることによりオ
イル漏れを効果的に防止できる。しかも、ロッドの動き
を妨げること無く外ケーシングに溶接やかしめ等の加工
を施すことができるので、椅子の設計の自由度を高めら
れると共に製造を容易にすることができる。
【0025】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
または2記載の椅子において、座は反力付与機構に摺動
可能に取り付けられるようにしている。したがって、座
の前側の支持点を座受部材に対して摺動しないように回
転可能に支持させることができる。これにより、反力付
与機構が背支桿よりも大きな角度で傾斜するようになる
ので、座の沈み込み量が大きくなってリクライニング時
の姿勢が安定してより良い座り心地を得ることができる
ようになる。
【0026】一方、請求項4記載の椅子は、支持部材
と、該支持部材に対して変位可能に支持される被支持部
材と、被支持部材を初期位置に復帰させるよう付勢する
反力を与える反力付与機構とを備える椅子において、反
力付与機構の被支持部材側の取付端部を案内する被支持
部材に形成された案内部と、取付端部を案内部に案内さ
せて変位させることにより反力付与機構の支持部材側の
取付位置を中心に反力付与機構を回転させて反力を調整
する調整部とを備えるようにしている。
【0027】したがって、調整部の操作により反力付与
機構の傾斜角度を変更すると、被支持部材の傾動に対す
る反力付与機構の伸縮量が変化されて反力を調整でき
る。このため、調整部による調整時には反力付与機構は
伸縮量を変えずに傾動されるので、被支持部材の反力調
整を一定な軽い力で行うことができる。これにより、女
性等の握力の弱い者であっても、反力調整の作業を容易
に行うことができる。
【0028】また、請求項6記載の椅子は、座受部材
と、該座受部材に対して変位可能に支持される座と、座
または変位可能な背凭れを初期位置に復帰させるよう付
勢する反力を与える反力付与機構とを備える椅子におい
て、座の座受部材に対する支持部を反力付与機構により
座受部材に付勢するようにしている。したがって、座の
支持部が座受部材に付勢されるので、支持部と座受部材
とのがた付きの発生を防止することができる。
【0029】さらに、請求項7記載のガススプリングの
操作機構は、操作ピンを傾斜させることにより全長が伸
縮可能になるガススプリングの操作機構において、操作
ピンに被せられるキャップ部材と、該キャップ部材に連
結されると共にキャップ部材を操作ピンの傾斜方向に引
いて操作ピンを傾斜させるワイヤとを備えるようにして
いる。
【0030】したがって、ワイヤが連結されたキャップ
部材を操作ピンに嵌め付けるだけでガススプリングの操
作機構を形成することができるので、従来のようにガス
スプリングのプッシュロッドを押し込むための操作アー
ムを設ける必要が無く椅子への組み付け作業を簡易化す
ることができる。しかも、ワイヤは操作ピンを傾斜させ
る方向ならどの方向でも操作可能なので、ガススプリン
グの設置時に向きを気にする必要が無く、組立性が良
い。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
一実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1〜図6に
本発明の椅子1の実施形態の一例を示す。この椅子1
は、座受部材2と、該座受部材2に前部が回転可能に支
持される座3と、座受部材2に対して回転可能に支持さ
れる背支桿4と、背支桿4を初期位置に復帰させるよう
付勢する反力付与機構5,6とを備えるものである。本
実施形態では、反力付与機構5,6として座受部材2の
後部に設置された第1の反力付与機構5と、座受部材2
の前部に設置された第2の反力付与機構6とを備えてい
る。
【0032】そして、座3の後部が第1の反力付与機構
5に直接取り付けられて支持されるようにしている。し
たがって、従来のように座3の後部を背支桿4に直接支
持させていた場合と同等の座3及び背凭れの傾動比を実
現しながらも、座3の後部の支持位置を座3の後端部に
までずらすことができる。このため、座3の前後の支持
点の間隔を十分に大きく採ることができるようになるの
で、座3と座受部材2との間の空間Sを十分に確保する
ことができる。よって、可撓性の大きな座3を使用して
も、座3が座受部材2に当たってしまうことを防止でき
る。しかも、座3と背凭れとが直接は連結されていない
ので、使用者が勢い良く着座したときに背凭れが一旦後
傾してしまうことを抑制できる。このため、従来の座3
と背支桿4が直接連結された椅子1のように背凭れが着
座者の背中を叩くことを防止できる。
【0033】背支桿4は、座受部材2の中央部付近に回
転軸7により揺動可能に支持されている。第1の反力付
与機構5は、前端が座受部材2の後端部に支持軸8によ
り回転可能に支持されると共に、後端が背支桿4の一部
に取付軸9により回転可能に取り付けられている。この
ため、これら座受部材2と背支桿4と第1の反力付与機
構5とにより連鎖機構が形成されている。そして、第1
の反力付与機構5の長さを変更することにより、背支桿
4を傾動させて背凭れを傾動できると同時に、第1の反
力付与機構5を傾動させて座3を傾動できる。
【0034】そして、第1の反力付与機構5の反力源と
してはガススプリング10を使用している。また、図2
に示すように、ガススプリング10を最も伸ばしたとき
に、背支桿4が初期位置に位置するように設定する。さ
らに、図1に示すように、ガススプリング10を最も縮
めたときに、背支桿4が最も傾斜した状態になるように
設定する。このため、ガススプリング10により背支桿
4を初期位置と最大傾斜位置とに各々位置決めできるの
で、背支桿4の揺動範囲を規制するストッパを形成する
必要が無く、構造の複雑化を防止できる。
【0035】このガススプリング10は、図3及び図4
に示すように内ケーシング54および外ケーシング55
を備えたものとしている。すなわち、このガススプリン
グ10は二重のケーシングを備えたいわゆる複筒式と呼
ばれるものである。このガススプリング10では、内ケ
ーシング54とロッド11との間に内側のオイルシール
12が設けられると共に、外ケーシング55とロッド1
1との間に外側のオイルシール13が設けられている。
但し、外側のオイルシール13はロッド11に対して若
干の隙間を有して設けられている。このため、外側のオ
イルシール13とロッド11との間で殆ど摩擦を生ずる
ことが無く、ガススプリング10の応答性を単筒式のも
のと同等に高く維持することができる。
【0036】このガススプリング10は複筒式であるの
で、着座者が背凭れに対して斜めに荷重を掛けてガスス
プリング10のロッド11に大きな捻れ力が作用した場
合でも、特に外ケーシング55が変形して内ケーシング
54とロッド11との間での捻れを小さくすることがで
きる。これにより、内ケーシング54の内部に設けられ
たオイルシール12とロッド11との隙間から作動オイ
ルが漏れ出すことを抑制できる。また、特にこの椅子1
では第1の反力付与機構5に座3の後部が直接取り付け
られて支持されることから上方より大きな荷重が作用す
るので、ロッド11の周囲から作動オイルが漏れ易くな
る。しかしながら、外ケーシング55の変形によって内
ケーシング54とロッド11との間での捻れを小さくで
きるので、オイル漏れを効果的に抑制することができ
る。しかも、外ケーシング55には溶接やかしめ等の加
工を施すことができるので、座3の後部を取り付けるた
めの取付部材24を溶接等で容易に固定することができ
る。
【0037】さらに、このガススプリング10は伸縮を
ロック可能なロック機能を有するものとしている。この
ため、背凭れおよび座3を任意の傾斜角度で固定するこ
とができる。また、ここでのロック機能は、ガススプリ
ング10のロッド11の中央に設けられたプッシュロッ
ド14を押し込むことにより伸縮可能にすると共に、プ
ッシュロッド14を解放することによりロックされるも
のとしている。
【0038】この第1の反力付与機構5には、ガススプ
リング10のプッシュロッド14を押し込んだり解放し
たりする操作機構15が設けられている。この操作機構
15は、ガススプリング10のロッド11の先端部に固
定されると共に座受部材2の後端部に支持軸8により回
転可能に支持された支持体16と、該支持体16に回転
可能に設けられると共に回転によりガススプリング10
のプッシュロッド14を押圧する操作アーム17と、操
作アーム17に接続されたワイヤ18及び該ワイヤ18
を摺動可能に収容するアウタケーシング19とを有して
いる。アウタケーシング19は支持体16に固定され
る。
【0039】そして、ワイヤ18の他端を操作レバー
(図示せず)により引っ張って操作アーム17を回転さ
せてプッシュロッド14を押し込むことにより、ガスス
プリング10が伸縮可能となり背支桿4および第1の反
力付与機構5が傾動可能になる。よって、背支桿4に支
持される背凭れと第1の反力付与機構5に支持される座
3とがロッキング可能に成る。また、ワイヤ18を緩め
てプッシュロッド14が飛び出すことによりガススプリ
ング10の長さが固定されると、座受部材2と背支桿4
とガススプリング10とが三角形の固定リンクを形成す
るので、背支桿4および第1の反力付与機構5がロック
される。よって、背凭れおよび座3が位置決めされる。
【0040】座3の前部は、座受部材2の前部に前支持
部材20を介して取り付けられている。この前支持部材
20は、座受部材2の前部に形成された座支持孔21に
前座支持軸22によって前後動可能かつ揺動可能に支持
されている。前座支持軸22は前支持部材20に対して
圧入により固定されている。また、座3の後部は、第1
の反力付与機構5に後支持部材23を介して取り付けら
れている。この後支持部材23は、第1の反力付与機構
5に固定された取付部材24に後支持軸25によって揺
動可能に支持されている。よって、第1の反力付与機構
5の後傾に伴って座3の後部が沈みながら後方に引かれ
ると、座3の前部が揺動しながら後方に摺動する。これ
により、背凭れ及び座3が連動してロッキング動作を行
うことができる。
【0041】座3は、プラスチック製の薄板状で可撓性
を有するものとしている。このため、座3を一体成形に
より容易に形成することができると共に、高いクッショ
ン性を得ることができる。本実施形態では座3はプラス
チック製の薄板状としているが、これには限られず心材
となる座板とその上に載置されるクッション並びに該ク
ッションを覆う上張地とから構成される座3を用いても
良い。
【0042】背支桿4は、図7に示すように椅子1に組
み付ける前に枠状に一体化されたものとしている。この
ため、1本の単なる棒状の背支桿4を使用する場合や左
右別々の2本の背支桿4により背凭れを支持する場合に
比べて、背支桿4の特に捻れに対する剛性を高めること
ができる。よって、例えば着座者が背凭れに対して斜め
に荷重を掛けたときでも、背支桿4が捩れてしまうこと
を抑制できる。
【0043】この背支桿4は、左右に設けられた側枠部
26と、側枠部26の前端部に左右に貫通された状態で
一体化された回転軸7と、側枠部26の後端部を連結す
るよう一体化された後枠部27と、回転軸7に一体化さ
れた前側に突出する反力受け部28とを備えている。回
転軸7も背支桿4に一体化されているので、背支桿4と
その回転軸7とが一体化されていない場合に比べて、背
支桿4の捻れ力に対する剛性を高めることができる。反
力受け部28は第2の反力付与機構6からの反力を受け
る。
【0044】回転軸7は側枠部26および反力受け部2
8の各取付孔29,30に貫通した状態で溶接により一
体化されている。そして、回転軸7の各取付孔29,3
0への取付部分は、図8に示すように平たく潰されて外
周面から突出した平部31とされている。また、各取付
孔29,30は、真円部29a,30aと、該真円部2
9a,30aから互いに反対方向に外周側に突出する2
つの回り止め部29b,30bとを備えている。そし
て、回転軸7の平部31の両側端が取付孔29,30の
回り止め部29b,30bに収容されて、回転が防止さ
れるようにしている。このため、回転軸7と側枠部26
の溶接、あるいは回転軸7と反力受け部28の溶接が万
一外れたとしても、反力受け部28と側枠部26とが空
転してしまうことが無いので、第2の反力付与機構6か
らの反力が常に反力受け部28から背支桿4の全体に伝
達される。
【0045】座受部材2の前端部と反力受け部28との
間に設けられた第2の反力付与機構6は、圧縮コイルば
ね32と、該圧縮コイルばね32を座受部材2の前端部
に回転可能に支持する前ばねマウント33と、圧縮コイ
ルばね32を背支桿4に対して回転可能に支持する後ば
ねマウント34とを備えている。前ばねマウント33は
座3の前部を支持する前座支持軸22に取り付けられて
いる。また、後ばねマウント34は背支桿4の反力受け
部28に取り付けられている。
【0046】そして、この椅子1では、第2の反力付与
機構6の背支桿4側の取付端部である後ばねマウント3
4を案内すると共に反力受け部28に形成された案内部
35と、後ばねマウント34を案内部35に案内させて
変位させることにより第2の反力付与機構6の座受部材
2側の取付位置を中心に第2の反力付与機構6を回転さ
せて反力を調整する調整部36とを備えている。
【0047】案内部35は、背支桿4の回転中心である
回転軸7からの放射線上に位置すると共に圧縮コイルば
ね32にほぼ直交する直線状の長孔から成るものとして
いる。調整部36は、案内部35に沿うと共に反力受け
部28の取付孔40に回転可能に取り付けられた調整ね
じ37と、該調整ねじ37に螺合すると共に後ばねマウ
ント34が回転可能に取り付けられるスライダ38と、
調整ねじ37を回転させるためのノブ39とを備えてい
る。
【0048】したがって、ノブ39を回転させると、調
整ねじ37が回転してスライダ38が案内部35に沿っ
て移動される。このため、スライダ38に取り付けられ
た圧縮コイルばね32の傾斜角度が変更される。このよ
うに調整部36の操作により第2の反力付与機構6の傾
斜角度を変更すると、背支桿4の傾動に対する第2の反
力付与機構6の伸縮量が変化される。これにより、背支
桿4をある一定角度傾斜させるときに、第2の反力付与
機構6の長手方向が第2の反力付与機構6を伸縮する外
力の方向と同一である場合は伸縮量が最大となって反力
が最大となるが、第2の反力付与機構6が傾動するにつ
れて伸縮量が小さくなり反力は減少する。
【0049】ここで、本実施形態では案内部35を直線
状にしているので、スライダ38を摺動させて第2の反
力付与機構6の傾斜角度を変更したときに僅かに第2の
反力付与機構6の長さが変更される。しかし、案内部3
5は第2の反力付与機構6にほぼ直交して設けられてい
るので、第2の反力付与機構6の傾斜に伴う長さの変化
はごく僅かである。このため、調整部36による調整時
には第2の反力付与機構6は伸縮量を殆ど変えずに傾動
されるので、背支桿4の反力調整をほぼ一定な軽い力で
行うことができる。これにより、女性等の握力の弱い者
であっても、反力調整の作業を容易に行うことができ
る。
【0050】また、第2の反力付与機構6を傾斜させた
ときの背支桿4の傾斜角θと荷重Fとの関係を図9に示
す。同図中、上側の直線は第2の反力付与機構6と案内
部35とが直交に近い状態、下側の直線は第2の反力付
与機構6と案内部35とが直交から遠い状態となってい
る。同図に示すように、第2の反力付与機構6の傾斜角
度にかかわらず、初圧は殆ど無い。このため、反力を大
きくしたときでもスムーズにロッキング動作を行うこと
ができるようになるので、従来のように初圧を変化させ
る反力付与機構のようにロッキングを開始するために大
きな荷重が必要なものに比べて快適なロッキング動作を
行うことができる。
【0051】本実施形態では案内部35を直線状に形成
しているので、スライダ38の調整ねじ37による移動
方向と案内部35による案内方向とを一致させることが
でき、スライダ38を可動部の無い簡易な構造のものに
できる。本実施形態では案内部35を直線状に形成して
いるが、これには限られず第2の反力付与機構6の回転
中心を中心とする円弧形状にしても良い。この場合、調
整ねじ37による移動方向と案内部35による案内方向
とが一致しないので、スライダ38を調整ねじ37に螺
合して摺動する部分と案内部35により案内される部分
とに分けて、これらの部分が互いにスライダ38の移動
方向に直交する方向のみに摺動可能なように係合させ
る。このように第2の反力付与機構6の回転中心を中心
とする円弧形状の案内部35を用いれば、第2の反力付
与機構6の傾斜に伴う長さの変化は無いので背支桿4の
反力調整を一定な軽い力で行うことができる。
【0052】また、座3の前部を支持する前座支持軸2
2は、第2の反力付与機構6により座受部材2に付勢さ
れている。すなわち、第2の反力付与機構6の前ばねマ
ウント33が前座支持軸22を前方に押圧している。し
たがって、前座支持軸22と座支持孔21とのがた付き
の発生を防止することができる。ここで、前座支持軸2
2は前支持部材20に対して圧入して固定されているの
で、これら前座支持軸22と前支持部材20との間での
がた付きは生じない。よって、座3と座受部材2とは、
座3→前支持部材20→前座支持軸22→座支持孔21
→座受部材2という経路を経て互いに固定されるので、
座3の座受部材2に対するがた付きを防止することがで
きる。
【0053】一方、座受部材2は、図10に示すように
脚41に固定された本体部42と、該本体部42に形成
されると共に背支桿4の回転軸7を着脱可能な背支桿収
容部43と、本体部42に形成されると共に第1の反力
付与機構5の支持軸8を着脱可能な反力付与機構収容部
46と、回転軸7を背支桿収容部43に保持すると共に
支持軸8を反力付与機構収容部46に保持する抑え部材
44と、該抑え部材44により回転軸7および支持軸8
を保持したまま本体部42に被せられるカバー45とを
備えている。背支桿収容部43および反力付与機構収容
部46は、本体部42に形成された上方に開口する縦溝
から成る。
【0054】この座受部材2を組み立てるときは、本体
部42の背支桿収容部43に背支桿4の回転軸7を挿入
し、反力付与機構収容部46に第1の反力付与機構5の
支持軸8を挿入する。そして、各収容部43,46に抑
え部材44を入れて回転軸7および支持軸8を保持し
て、更にカバー45を被せて本体部42にボルト47で
ねじ止めする。このため、従来のように座受部材2と背
支桿4とに側方から回転軸7や支持軸8を貫通させる作
業が不要に成るので、椅子1の組立作業を簡易化するこ
とができる。また、ボルト47を取り外してカバー45
を取り去ることにより座受部材2から背支桿4および第
1の反力付与機構5を取り外すことができるので、椅子
1の分解作業も簡易化することができる。しかも、図5
に示すようにボルト47の頭が露出しているので、一般
の使用者がそれを見たときにボルト47を外せば分解可
能であると容易に判断できる。よって、椅子1の廃棄時
に一般の使用者に自分で分解する気を起こさせて分解促
進を図ることができる。
【0055】座受部材2は、脚41の上部に設けられた
昇降ガススプリング48の上端部に固定されている。座
受部材2の本体部42は、脚41の上部に嵌合して座3
を支持するためのガススプリング支持部49を有してい
る。
【0056】この昇降ガススプリング48は、図11に
示すように、先端に突出する操作ピン50を傾斜させる
ことにより全長が伸縮可能になるものを使用している。
そして、この昇降ガススプリング48を操作するための
操作機構51が設けられている。この操作機構51は、
操作ピン50に被せられるキャップ部材52と、該キャ
ップ部材52に連結されると共にキャップ部材52を操
作ピン50の傾斜方向に引いて操作ピン50を傾斜させ
るワイヤ53とを備えている。このため、ワイヤ53が
連結されたキャップ部材52を操作ピン50に嵌め付け
るだけで昇降ガススプリング48の操作機構51を形成
することができる。よって、従来のように昇降ガススプ
リング48のプッシュロッドを押し込むための操作アー
ムを設ける必要が無く操作機構51の椅子1への組み付
け作業を簡易化することができる。そして、ワイヤ53
の先端には、該ワイヤ53を引っ張るための昇降操作レ
バー(図示せず)が取り付けられている。
【0057】昇降操作レバーを操作してワイヤ53を引
っ張ると操作ピン50が倒されるこれにより、昇降ガス
スプリング48の長さが可変になって、座3を昇降する
ことができる。また、昇降操作レバーを解放してワイヤ
53を引いていないときは、操作ピン50が復起して昇
降ガススプリング48の長さを固定することができるの
で、座3の高さを固定することができる。
【0058】上述した椅子1の動作を以下に説明する。
【0059】図2に示すように第1の反力付与機構5が
最も伸びきっているときは、背凭れおよび座3が初期位
置に位置している。ここで、座3の後部は第1の反力付
与機構5により直接支持されているので、従来のように
座3の後部を背支桿4に直接支持させていた場合と同等
の座3及び背凭れの傾動比を実現しながらも、座3の前
後の支持部材20,23の間隔を十分に大きく採ること
ができる。よって、座3と座受部材2との間の空間Sを
十分に確保することができるようになり、可撓性の大き
な座3を使用しても座3が座受部材2に当たってしまう
ことを防止できる。
【0060】このとき、使用者が勢い良く着座すると、
座3からの衝撃は座受部材2と第1の反力付与機構5と
に直接伝達される。よって、着座時の衝撃力が座3から
背支桿4には直接は伝わらないので、背凭れが一旦後傾
してしまうことを抑制できる。このため、従来の座3と
背支桿4とが直接連結された椅子1のように背凭れが着
座者の背中を叩くことを防止できる。
【0061】また、反力を調整するための調整部36の
ノブ39を回転させて第2の反力付与機構6を傾斜させ
ることにより、第2の反力付与機構6による反力を調整
することができる。調整部36による調整時には第2の
反力付与機構6は伸縮量を殆ど変えずに傾動されるの
で、背支桿4の反力調整を一定な軽い力で行うことがで
きる。これにより、女性等の握力の弱い者であっても、
反力調整の作業を容易に行うことができる。
【0062】第1の反力付与機構5の操作機構15によ
りガススプリング10のロックを外した状態で着座者が
背凭れに体重を掛けると、図1に示すように第1の反力
付与機構5および第2の反力付与機構6を圧縮しながら
背支桿4が後傾される。第1の反力付与機構5の後傾に
より、座3も後傾される。これにより、背凭れと座3と
が連動して2つの反力付与機構5,6の反力を受けなが
らロッキング動作を行うことができる。
【0063】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態では、座3は第1の反力付与
機構5に回転のみ可能に取り付けらているが、これには
限られず座3が第1の反力付与機構5に摺動可能に取り
付けられるようにしても良い。すなわち、本実施形態で
は、座受部材2の座支持孔21が前後方向の長孔である
と共に後支持部材23が第1の反力付与機構5に対して
回転のみ可能に設けられているので座3の傾斜に伴い座
3が全体として前後動するが、座3の取付構造はこれに
は限られない。
【0064】例えば、図12および図13に示すよう
に、座受部材2の座支持孔21が前座支持軸22の太さ
と同等の直径の真円形状であると共に第1の反力付与機
構5の取付部材24がガススプリング10に対して摺動
可能であるようにしても良い。この場合、座3は前座支
持軸22を中心に傾斜し、この傾斜により取付部材24
がガススプリング10に対して摺動する。あるいは、図
12および図13に示す実施形態では後支持部材23お
よび取付部材24が回転のみ可能であると共に取付部材
24がガススプリング10に対して摺動可能であるよう
にしているが、これには限られず取付部材24をガスス
プリング10に固定すると共に後支持部材23と取付部
材24とが互いに前後動可能なように設けても良い。こ
れらの座3の取付構造によれば、反力付与機構5が背支
桿4よりも大きな角度で傾斜するようになるので、座3
の沈み込み量が大きくなってリクライニング時の姿勢が
安定してより良い座り心地を得ることができるようにな
る。
【0065】また、本実施形態では複筒式のガススプリ
ング10を第1の反力付与機構5の反力源として使用し
ているが、これには限られず複筒式のガススプリングを
座3の昇降ガススプリング48として使用しても良い。
そして、本実施形態では第1の反力付与機構5の反力源
として複筒式のガススプリング10を使用しているが、
これには限られず単筒式のガススプリングを使用しても
良い。この場合、ガススプリング10のコストを下げる
ことができる。
【0066】さらに、本実施形態では操作ピン50を傾
斜させることにより伸縮可能になるガススプリングを座
3の昇降ガススプリング48として使用しているが、こ
れには限られず第1の反力付与機構5の反力源として使
用しても良い。この場合、第1の反力付与機構5の操作
機構15の簡易化を図ることができる。あるいは、本実
施形態では座3の昇降ガススプリング48として操作ピ
ン50を傾斜させることにより伸縮可能になるガススプ
リングを使用しているが、これには限られずプッシュロ
ッドを押し込むことにより伸縮可能になるガススプリン
グを使用するようにしても良い。この場合、昇降ガスス
プリング48のコストを下げることができる。
【0067】そして、本実施形態では支持部材を座受部
材2とすると共に被支持部材を背支桿4として、調整部
36が座受部材2に対する背支桿4の反力を調整するも
のとしているが、これには限られず例えば被支持部材を
座3を支持する揺動部材としても良い。この場合、調整
部36が座受部材2に対する揺動部材の反力を調整する
ことができるようになるので、座3のロッキングの反力
を調整することができる。
【0068】また、本実施形態では第2の反力付与機構
6の反力源として圧縮コイルばね32を使用している
が、これには限られず捻りコイルばねを使用しても良
い。あるいは、本実施形態では第2の反力付与機構6の
反力を調整する調整部36を備えているが、これは無く
ても良い。さらに、本実施形態では第2の反力付与機構
6を備えているが、これは無くても良い。
【0069】そして、本実施形態では、座3の後部が第
1の反力付与機構5に直接取り付けられて支持されてい
るが、これには限られず座3の後部が背支桿4に直接取
り付けられて支持されるようにしても良い。また、この
ような背支桿4の反力付与機構の反力源として上述した
複筒式のガススプリング10を使用すれば、着座者が背
凭れに対して斜めに荷重を掛けてガススプリング10の
ロッド11に大きな捻れ力が作用した場合でも作動オイ
ルが漏れ出すことを抑制できる。
【0070】さらに、本実施形態では枠状に一体化した
背支桿4により背凭れを支持しているが、これには限ら
れず1本の単なる棒状の背支桿により支持したり、ある
いは左右別々の2本の背支桿により支持するようにして
も良い。
【0071】なお。椅子1の種類は特に限定されず、事
務用回転椅子や学習用ホームチェアなどの各種のものに
採用することができる。
【0072】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載の椅子によれば、座の後部が反力付与機構に直接
取り付けられて支持されているので、従来のように座の
後部を背支桿に直接支持させていた場合と同等の座及び
背凭れの傾動比を実現しながらも、座の後部の支持位置
を座の後端部にまでずらすことができる。このため、座
の前後の支持点の間隔を十分に大きく採ることができる
ようになるので、座と座受部材との間の空間を十分に確
保することができる。よって、可撓性の大きな座を使用
しても座が座受部材に当たってしまうことを防止でき、
座の材質やデザイン等の選択範囲を拡大することができ
る。
【0073】また、座と背凭れとが直接は連結されてい
ないので、使用者が勢い良く着座したときに背凭れが一
旦後傾してしまうことを抑制できる。このため、従来の
座と背支桿とが直接連結された椅子のように背凭れが着
座者の背中を叩くことを防止できる。よって、座り心地
を高めることができる。
【0074】そして、請求項2または5記載の椅子によ
れば、複筒式のガススプリングを反力源としているの
で、着座者が背凭れに対して斜めに荷重を掛けてガスス
プリングのロッドに大きな捻れ力が作用した場合でも、
オイルシールとロッドとの隙間から作動オイルが漏れ出
すことを抑制できる。特に請求項2記載の椅子では反力
付与機構に伸縮方向以外から大きな荷重が作用するため
ロッドの周囲から作動オイルが漏れ易くなるが、この漏
れを効果的に防止できる。また、ロッドの動きを妨げる
こと無く外ケーシングに溶接やかしめ等の加工を施すこ
とができるので、椅子の設計の自由度を高められると共
に製造を容易にすることができる。
【0075】さらに、請求項3記載の椅子によれば、座
は反力付与機構に摺動可能に取り付けられているので、
座の前側の支持点を座受部材に対して摺動しないように
回転可能に支持させることができる。これにより、反力
付与機構が背支桿よりも大きな角度で傾斜するようにな
るので、座の沈み込み量が大きくなってリクライニング
時の姿勢が安定してより良い座り心地を得ることができ
るようになる。
【0076】一方、請求項4記載の椅子によれば、調整
部による調整時には反力付与機構は伸縮量を変えずに傾
動されるので、被支持部材の反力調整を一定な軽い力で
行うことができる。これにより、女性等の握力の弱い者
であっても、反力調整の作業を容易に行うことができ
る。
【0077】しかも、反力付与機構の傾斜角度にかかわ
らず初圧は殆ど無いので、反力を大きくしたときでもス
ムーズにロッキング動作を行うことができるようにな
る。よって、従来のように初圧を変化させる反力付与機
構のようにロッキングを開始するために大きな荷重が必
要なものに比べて快適なロッキング動作を実現できる。
【0078】また、請求項6記載の椅子によれば、座の
支持部が座受部材に付勢されるので、支持部と座受部材
とのがた付きの発生を防止することができる。
【0079】さらに、請求項7記載のガススプリングの
操作機構によれば、ワイヤが連結されたキャップ部材を
操作ピンに嵌め付けるだけでガススプリングの操作機構
を形成することができるので、従来のようにガススプリ
ングのプッシュロッドを押し込むための操作アームを設
ける必要が無く椅子への組み付け作業を簡易化すること
ができる。しかも、ワイヤは操作ピンを傾斜させる方向
ならどの方向でも操作可能なので、ガススプリングの設
置時に向きを気にする必要が無く、組立性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る椅子を示す座の最大傾斜時の側面
図である。
【図2】座が初期位置にある椅子を示す側面図である。
【図3】座が初期位置にある椅子を示す中央縦断面側面
図である。
【図4】座の最大傾斜時の椅子を示す中央縦断面側面図
である。
【図5】座を取り外した椅子を示す平面図である。
【図6】座およびカバーを取り外した椅子を示す平面図
である。
【図7】背支桿を示す斜視図である。
【図8】回転軸を示す斜視図である。
【図9】背支桿の傾斜角と荷重との関係を示すグラフで
ある。
【図10】座受部材の分解組立図である。
【図11】昇降ガススプリングを示す中央縦断面側面図
であり、(A)はキャップ部材を取り付ける前、(B)
はキャップ部材を取り付けた後の状態である。
【図12】座が初期位置にある他の実施形態の椅子を示
す側面図である。
【図13】座の最大傾斜時の他の実施形態の椅子を示す
側面図である。
【図14】従来の椅子を示す中央縦断面側面図である。
【図15】従来の椅子の背支桿の傾斜角と荷重との関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 椅子 2 座受部材 3 座 4 背支桿 5 第1の反力付与機構 6 第2の反力付与機構 10 ガススプリング 11 ロッド 35 案内部 36 調整部 50 操作ピン 52 キャップ部材 54 内ケーシング 55 外ケーシング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A47C 7/62 A47C 7/62 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座受部材と、該座受部材に前部が回転可
    能に支持される座と、前記座受部材に対して回転可能に
    支持される背支桿と、前記背支桿を初期位置に復帰させ
    るよう付勢する反力付与機構とを備える椅子において、
    前記座の後部が前記反力付与機構に直接取り付けられて
    支持されることを特徴とする椅子。
  2. 【請求項2】 前記反力付与機構は、内ケーシングおよ
    び外ケーシングを備えたガススプリングを反力源とする
    ことを特徴とする請求項1記載の椅子。
  3. 【請求項3】 前記座は前記反力付与機構に摺動可能に
    取り付けられたことを特徴とする請求項1または2記載
    の椅子。
  4. 【請求項4】 支持部材と、該支持部材に対して変位可
    能に支持される被支持部材と、前記被支持部材を初期位
    置に復帰させるよう付勢する反力を与える反力付与機構
    とを備える椅子において、前記反力付与機構の前記被支
    持部材側の取付端部を案内する前記被支持部材に形成さ
    れた案内部と、前記取付端部を前記案内部に案内させて
    変位させることにより前記反力付与機構の前記支持部材
    側の取付位置を中心に前記反力付与機構を回転させて前
    記反力を調整する調整部とを備えることを特徴とする椅
    子。
  5. 【請求項5】 座受部材と、該座受部材に対して変位可
    能に支持される背支桿と、前記背支桿を初期位置に復帰
    させるよう付勢する反力を与える反力付与機構とを備え
    る椅子において、前記反力付与機構は、内ケーシングお
    よび外ケーシングを備えたガススプリングを反力源とす
    ることを特徴とする椅子。
  6. 【請求項6】 座受部材と、該座受部材に対して変位可
    能に支持される座と、前記座または変位可能な背凭れを
    初期位置に復帰させるよう付勢する反力を与える反力付
    与機構とを備える椅子において、前記座の前記座受部材
    に対する支持部を前記反力付与機構により前記座受部材
    に付勢することを特徴とする椅子。
  7. 【請求項7】 操作ピンを傾斜させることにより全長が
    伸縮可能になるガススプリングの操作機構において、前
    記操作ピンに被せられるキャップ部材と、該キャップ部
    材に連結されると共に前記キャップ部材を前記操作ピン
    の傾斜方向に引いて前記操作ピンを傾斜させるワイヤと
    を備えることを特徴とするガススプリングの操作機構。
JP2001217716A 2001-07-18 2001-07-18 椅子 Expired - Fee Related JP4848099B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001217716A JP4848099B2 (ja) 2001-07-18 2001-07-18 椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001217716A JP4848099B2 (ja) 2001-07-18 2001-07-18 椅子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003024164A true JP2003024164A (ja) 2003-01-28
JP4848099B2 JP4848099B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=19051993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001217716A Expired - Fee Related JP4848099B2 (ja) 2001-07-18 2001-07-18 椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4848099B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125561A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Takano Co Ltd ロッキング機構用反力調整方法並びに機構
WO2009090770A1 (ja) * 2008-01-16 2009-07-23 Kokuyo Co., Ltd. 椅子
CN101909488A (zh) * 2008-01-16 2010-12-08 国誉株式会社 椅子
JP2012246958A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Toyota Motor Corp 捩り振動減衰装置
WO2013017279A1 (en) * 2011-08-03 2013-02-07 Haworth, Inc. Adjusting mechanism for setting a restoring force which acts on a backrest of a chair, and office chair having an adjusting mechanism of this type
ES2426021R1 (es) * 2012-04-16 2013-11-06 Grupo Forma 5 S L Sistema de regulacion de la tension de un respaldo de silla
JP5598855B2 (ja) * 2008-06-05 2014-10-01 株式会社内田洋行 背もたれの傾動可能な椅子
CN105848525A (zh) * 2013-12-17 2016-08-10 多纳蒂股份公司 具有可调整靠背的椅子
EP3100642A1 (de) * 2015-06-01 2016-12-07 König + Neurath AG Büromöbel-Systeme Mechanismus für einen stuhl mit einer synchronmechanik; verfahren zur gewichtseinstellung für ein verbessertes dynamisches sitzgefühl des sitznutzers mittels eines mechanismus für einen stuhl mit einer synchronmechanik
EP4260761A1 (en) * 2022-04-14 2023-10-18 Compotek S.r.l. Unipersonale Mechanism for the synchronous adjustment of the height of the seat and of the inclination of the backrest of a chair

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013047A (ja) * 1983-06-30 1985-01-23 Showa Alum Corp 冷間加工性に優れた高強度アルミニウム合金
JPS62109646A (ja) * 1985-11-08 1987-05-20 Canon Inc インクジェット装置の回復方法
JPS62171955A (ja) * 1986-01-22 1987-07-28 電気化学工業株式会社 セルフレベリング材
JPH08173269A (ja) * 1994-12-27 1996-07-09 Itoki Crebio Corp 椅子における前傾動装置
JPH09229120A (ja) * 1996-02-10 1997-09-02 Suspa Compart Ag 長さ調整可能なガススプリング
JPH11253264A (ja) * 1998-03-13 1999-09-21 Takano Co Ltd 椅子の支持機構
JP2000139605A (ja) * 1998-11-16 2000-05-23 Takano Co Ltd 椅 子
JP2001008772A (ja) * 1999-06-28 2001-01-16 Itoki Crebio Corp 椅子のロッキング構造

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013047A (ja) * 1983-06-30 1985-01-23 Showa Alum Corp 冷間加工性に優れた高強度アルミニウム合金
JPS62109646A (ja) * 1985-11-08 1987-05-20 Canon Inc インクジェット装置の回復方法
JPS62171955A (ja) * 1986-01-22 1987-07-28 電気化学工業株式会社 セルフレベリング材
JPH08173269A (ja) * 1994-12-27 1996-07-09 Itoki Crebio Corp 椅子における前傾動装置
JPH09229120A (ja) * 1996-02-10 1997-09-02 Suspa Compart Ag 長さ調整可能なガススプリング
JPH11253264A (ja) * 1998-03-13 1999-09-21 Takano Co Ltd 椅子の支持機構
JP2000139605A (ja) * 1998-11-16 2000-05-23 Takano Co Ltd 椅 子
JP2001008772A (ja) * 1999-06-28 2001-01-16 Itoki Crebio Corp 椅子のロッキング構造

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125561A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Takano Co Ltd ロッキング機構用反力調整方法並びに機構
WO2009090770A1 (ja) * 2008-01-16 2009-07-23 Kokuyo Co., Ltd. 椅子
JP2009165662A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Kokuyo Co Ltd 椅子
CN101909488A (zh) * 2008-01-16 2010-12-08 国誉株式会社 椅子
JP5598855B2 (ja) * 2008-06-05 2014-10-01 株式会社内田洋行 背もたれの傾動可能な椅子
JP2012246958A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Toyota Motor Corp 捩り振動減衰装置
US9265348B2 (en) 2011-08-03 2016-02-23 Haworth, Inc. Adjusting mechanism for setting a restoring force which acts on a backrest of a chair, and office chair having an adjusting mechanism of this type
CN103957749A (zh) * 2011-08-03 2014-07-30 霍沃思公司 设置作用在座椅靠背上的恢复力的调节机构以及具有这类调节机构的办公座椅
WO2013017279A1 (en) * 2011-08-03 2013-02-07 Haworth, Inc. Adjusting mechanism for setting a restoring force which acts on a backrest of a chair, and office chair having an adjusting mechanism of this type
CN103957749B (zh) * 2011-08-03 2017-02-22 霍沃思公司 设置作用在座椅靠背上的恢复力的调节机构以及具有这类调节机构的办公座椅
ES2426021R1 (es) * 2012-04-16 2013-11-06 Grupo Forma 5 S L Sistema de regulacion de la tension de un respaldo de silla
CN105848525A (zh) * 2013-12-17 2016-08-10 多纳蒂股份公司 具有可调整靠背的椅子
EP3100642A1 (de) * 2015-06-01 2016-12-07 König + Neurath AG Büromöbel-Systeme Mechanismus für einen stuhl mit einer synchronmechanik; verfahren zur gewichtseinstellung für ein verbessertes dynamisches sitzgefühl des sitznutzers mittels eines mechanismus für einen stuhl mit einer synchronmechanik
EP4260761A1 (en) * 2022-04-14 2023-10-18 Compotek S.r.l. Unipersonale Mechanism for the synchronous adjustment of the height of the seat and of the inclination of the backrest of a chair

Also Published As

Publication number Publication date
JP4848099B2 (ja) 2011-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3142518B2 (ja) 椅 子
WO2011155557A1 (ja) 椅子
KR101398686B1 (ko) 틸팅 타입 의자
KR101691860B1 (ko) 의자 어셈블리
JP2003024164A (ja) 椅子およびガススプリングの操作機構
JP2004129966A (ja) 椅子の背もたれ構造
JP5610617B2 (ja) 椅子
JP4185754B2 (ja) 椅子の背もたれ構造
JPH11276287A (ja) ロッキング装置
JP3998222B2 (ja) 椅子の支持機構
JP3989765B2 (ja) 椅子用ガススプリング
JP4958521B2 (ja) ロッキング機構用反力調整方法並びに機構
JP2011115570A (ja) ロッキング椅子
JP4638623B2 (ja) 椅子
JP2011092475A (ja) ロッキング椅子
JP5026782B2 (ja) 椅子
JP2007151738A (ja) 椅子
JP2004049714A (ja) 椅子における背凭れ等の傾動装置
JP5728644B2 (ja) 椅子
JP3520352B2 (ja) 椅 子
JP4060621B2 (ja) 椅子
JP4294132B2 (ja) 椅子のリクライニング装置
JP7330844B2 (ja) 椅子
JP3140382B2 (ja) 椅 子
JP7382179B2 (ja) 椅子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111017

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4848099

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees