JP2011092381A - ロッキング椅子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】背もたれ4は樹脂製のバックフレーム10に設けており、ベース2には第1軸19で揺動部材18が連結されている。揺動部材18にはフレーム受け軸37が取付けられている。バックフレーム10は左右の前向きアーム部16を有しており、左右の前向きアーム部16はジョイント部17で一体に連結されている。前向きアーム部16の先端に前向き開口溝38が形成されている。前向きアーム部16の後ろ寄り部位には下向き開口溝39が形成されている。バックフレーム10は、前向き開口溝38を第1軸19の端部に後ろから嵌め込み、それから下向きに倒して下向き開口溝39をフレーム受け軸37に嵌め込むだけで揺動部材18にセットできる。バックフレーム10はジョイント部17の存在で剛性が高い。
【選択図】図4
Description
図1に示すように、椅子は、脚支柱(ガスシリンダ)1のみを表示した脚装置、脚支柱1の上端に固定したベース2、ベース2の上方に配置した座体3、着座した人がもたれ掛かり得る背もたれ4を有している。なお、ベース2にはオプション品として肘掛け装置を取り付けることができる。
以下、各部の詳細を説明する。まず、ベース2と揺動部材18とバックフレーム10との関係を説明する。既述のとおりベース2は上向きに開口した箱型の形態であり、例えば図5及び図7に示すように、ベース2の内部のうち略中央部に側断面下向き開口コの字型の第1インナーブラケット31を溶接しており、このインナーブラケット31とベース2の底板とにブッシュ32を固着し、このブッシュ32に脚支柱1を下方から嵌着している。
次に、座部8と上カバー25と揺動部材18との関係を説明する。図2を参照して既に説明したとおり、座部8は座体3と座受け体7とで構成されている。
次に、フロントリンク23とベース2との連結構造を説明する。例えば図17(B)に示すように、フロントリンク23の下端部には、ベース2の内部において第2軸22に嵌まる下インナー雌形嵌合部78と、ベース2の外側において第2軸22に嵌まる下サイド雌形嵌合部79とを設けている。
次に、フロントリンク23と座受け体7との連結構造を説明する。例えば図17(A)に示すように、座受け体7の前部には、前連結部の一例として、左右横長で下向きに開口した上雌形嵌合部24を下向きに突設している。他方、フロントリンク23の上端部には、上連結部の一例として、座受け体7の上雌形嵌合部24に嵌入するボス部86を一体に設けている。
以上の構成において、椅子の組み立ては概ね次の手順で行われる。すなわち、
1)脚支柱にベース2を固定する、
2)第2軸22や上カバー25をベース2に取り付ける、第1軸19で揺動部材18をベース2に連結する、制御ユニット29を後ろから嵌め込む、
3)バックフレーム10を、まずその前向き開口溝38をフレーム受け軸37に後ろから挿入し次いで下向き開口溝39をフレーム受け軸37に嵌め込む、という手順で揺動部材18にセットし、それからビス40で固定する、
4)バックフレーム10を後傾させることで固定式ゴム44を圧縮させ、その状態でリア係合ピン20を揺動部材18のサポートアーム18aに挿入し、それからバックフレーム10を戻してリア係合ピン20を上カバー25のピン受け部64に当接させる(この状態では固定式ゴム44は少し圧縮しているため、リア係合ピン20はピン受け部64に強く当接し、ロッキングに際してのプリテンションが効いている。)、
5)座受け体7には予めフロントリンク23を連結しておき、まず、フロントリンク23を略鉛直姿勢にすることで下雌形嵌合部78,79を第2軸22に嵌め込み、それからリア係合爪21をリア係合ピン20に後ろから引っ掛け係合させる、
6)ストッパー57を装着し、次いで、座受け体7に座体3を取り付ける、
という手順で組み立てられる。背もたれ4の取り付けは座体3の取り付け後に行ってもよいし、後で行ってもよい。
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、ロッキングに際して座部が上昇及び後退動しない椅子に適用できることはいうまでもない。背もたれは必ずしもバックフレームの一部を共用する必要はない。
2 ベース
3 座体
4 背もたれ
7 座受け体
8 座部
10 バックフレーム
16 バックフレームの前向きアーム部
18 揺動部材
19 第1軸
17 ジョイント部
38 前向き開口溝
39 下向き開口溝
41 押圧部材
44,53 弾性手段の一例としてのゴム
Claims (3)
- 脚の上端に設けたベースと、前記ベースの上方に配置した座部と、バックフレームに設けられた背もたれと、前記ベースに後傾動自在に左右長手の第1軸で連結された揺動部材とを備えており、前記バックフレームは前記揺動部材に固定されている、という椅子であって、
前記揺動部材は単一構造であって前記第1軸の左右端部は前記揺動部材の左右外側に露出していると共に、前記揺動部材のうち前記第1軸よりも後ろ側の部位にはフレーム受け軸がその左右両端部を露出させた状態で連結されている一方、
前記バックフレームには、前記第1軸の露出部に後ろから嵌まる前向き開口溝と、前記フレーム受け軸に上から嵌入する下向き開口溝とが形成されている、
ロッキング椅子。 - 前記バックフレームは、左右一対の前向きアーム部とこれに一体に連続したジョイント部とを有しており、前記左右の前向きアーム部に前記前向き開口溝と下向き開口溝とが形成されている一方、前記ジョイント部を揺動部材にねじで固定している、
請求項1に記載したロッキング椅子。 - 前記揺動部材は上板と左右の側板とを有する背面視下向き開口コの字形に形成されており、前記揺動部材の上板と前記ベースとの間には、ロッキングに対して抵抗を付与する弾性手段とこれに揺動部材の押圧力を伝える押圧部材とが配置されている一方、前記バックフレームのジョイント部は前記揺動部材に被さるように上板と左右側板とを有する正面視略コの字形の形態を成しており、前記背フレームにおけるジョイント部の上板と前記揺動部材の上板とをねじで締結している、
請求項1又は2に記載したロッキング椅子。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0838293A (ja) * | 1994-07-29 | 1996-02-13 | Itoki Crebio Corp | 椅 子 |
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2009
- 2009-10-29 JP JP2009248649A patent/JP5538817B2/ja active Active
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