JP2005211467A - 椅子 - Google Patents
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Abstract
【手段】ベース5に背用フレーム10が後傾動自在に取付けられており、背用フレーム10の後端部に背もたれ4が取付けられている。背用フレーム10の後端部には後部支持板34を設けたおり、この後部支持板34とベース5との間にばねユニット12が配置されている。ばねユニット12は、圧縮コイルばね52と、前後のばね受け53,54と、調節用ロッド55と、ハンドル56とを備えている。ハンドル56は背もたれ4の裏側に配置している。
【選択図】 図3
Description
ベース5は例えば板金製であって、左右側板5aと前板5bとを備えていて上方及び後方に開口した形態になっており、左右の側板5aの上端には外向きのフランジ5cが形成されている。ベース5には下方からシリンダ受け16が貫通しており、シリンダ受け16にガスシリンダ4の昇降筒13が嵌着している。ベース5の内部にはインナーブラケット17を溶接等によって固着しており、シリンダ受け16はインナーブラケット17にも固着している。
図10や図11に示すように、座板7は上向き凹状に形成されている。また、図示していないが座板7には多数のスリット群が形成されており、下向き凸状に弾性変形することが可能になっている。そして、その左右両端部が座用フレーム6の左右平行部6aで支持されている。このように両端支持の状態で座板7が支持されていることと、座板7に多数のスリット群が形成されていることとにより、座板7は着座によって沈むように変形することが許容され、高いクッション性を確保することができる。
座2は段階的(本実施形態では3段階)に前後位置を変更できるようになっており、図13に明示するように、前後位置を調節するための調節レバー9は座板7の後部下面に取り付けている。
次に、昇降用レバー15について説明する。例えば図9に示すように、昇降用レバー15は、1本の線材又はパイプを曲げることによって形成されており、座2の前部下方において左右方向に長く延びる指掛け部15aを備えていて、、指掛け部15aの左右両端からベース5に向けて収束しながら延びるようになっており、全体として平面視台形上に形成されている。
例えば図4や図6から容易に把握できるように、背用フレーム10は、ベース5の内部から後ろ向きに延びる2本のサイドメンバー32と、両サイドメンバー32の前端部に溶接にて固着された左右長手のフロントプイプ33と、左右サイドメンバー32の後部に溶接によって固着された後部支持板34と、左右サイドメンバー32の間の部分のうち略後半部を覆う状態で左右サイドメンバー32に固着されたカバー板35とを備えている(カバー板35は樹脂製として着脱式にしてもよい)。左右サイドメンバー32の後部には略上向きに延びる支柱部36を形成している。
次に、図16〜図18も参照して背もたれ3について説明する。図16は背もたれ3の正面図、図17のうち(A)は図16のA−A視断面図、(B)は図16のB−B視断面図、(C)は図16のC−C視断面図、図18は部分的な拡大断面図である。
次に、図3〜図6,図8に加えて図19〜図21も参照してばねユニット12について説明する。図19は図3のXIX-XIX 視断面図、図20は図3のXX−XX視断面図、図21は図3のXXI-XXI 視断面図である。
背用フレーム10の後部がばねユニット12で支持されているため、背もたれ3の後傾動に伴って生じるモーメントがばねユニット12に作用する押圧力は従来技術に比べて遥かに小さい。また、ばねユニット12はベース5と背もたれ3との間に延びるように配置しているため、圧縮コイルばね52は長さの長いものを使用することができ、その結果、圧縮コイルばね52をじんわりと変形させることができる。
本実施形態のように背もたれ3に周縁部に多数の穴41を空けていると、この穴41を利用して機能を付加できる。その例を図22及び図23に示している。図22では、穴41を利用してクッション材64を取付けた場合を示しており、樹脂製のインナー板65にクッション材64を張ると共に、インナー板65には穴41に弾性嵌合する係合突起66を設けている。突起66の個数は任意に設定できる。
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化することができる。例えば、座をフレームにネットを張った構造としたり、背もたれに予めクッション材を張っておくことも可能である。また、背もたれにランバーサポートを取付けることも可能である。更に、背もたれの後傾動を後傾可能な状態と後傾不能な状態とに切り換えるロック装置を設けたり、座が背もたれの後傾動に連動して後退動及び後傾動するシンクロ構造にすることなども可能である。
2 座
3 背もたれ
4 脚支柱の一例としてのガスシリンダ
5 ベース
6 座用フレーム
7 座板
9 座の前後位置調節用のレバー
10 背用フレーム
12 ばねユニット
15 昇降用レバー
42 筒部
52 圧縮コイルばね
53 前部ばね受け
54 後部ばね受け
55 調節ロッド
56 ハンドル
62 ストッパー筒
Claims (3)
- 脚の上端に設けたベースと、前記ベースで支持された座と、前記ベースに後傾動自在に取付けた背用フレームと、前記背用フレームに取付けられた背もたれと、前記背用フレーム及び背もたれの後傾動を弾性的に支持するばねユニットとを備えており、
前記ばねユニットは、背もたれ荷重を後ろ側から受けて縮み変形するように略前後方向に延びる姿勢に配置しており、ばねユニットの前端部は、当該前端部を中心にばねユニットが後傾し得るようにベースに取付けられている一方、
ばねユニットの後端は、背用フレームのうち傾動支点よりも後方の部分か又は背もたれに、ばねユニットと背用フレームと背もたれとが一緒に後傾動し得る状態で取付けられている、
椅子。 - 前記ばねユニットは、略前後方向に延びると共に側面視でやや後傾した姿勢に配置された圧縮コイルばねと、この圧縮コイルばねを前後から受ける前後のばね受けと、前後ばね受けの間隔を調節するための調節用ロッドと、調節用ロッドを回転操作するための調節用ハンドルを備えており、前記調節用ハンドルを背もたれの下部の裏側に配置し、背もたれの下部には、調節用ロッド又はハンドルが貫通する貫通穴が空いている、
請求項1に記載した椅子。 - 前記背もたれは、下部の幅が狭くなる形状に形成されている、
請求項2に記載した椅子。
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2004
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