JPH0618530Y2 - シートボトムフレーム上昇機構 - Google Patents

シートボトムフレーム上昇機構

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JPH0618530Y2
JPH0618530Y2 JP1989026066U JP2606689U JPH0618530Y2 JP H0618530 Y2 JPH0618530 Y2 JP H0618530Y2 JP 1989026066 U JP1989026066 U JP 1989026066U JP 2606689 U JP2606689 U JP 2606689U JP H0618530 Y2 JPH0618530 Y2 JP H0618530Y2
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JP
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seat
trochanter
cam
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JP1989026066U
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俊司 藏並
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Koito Industries Ltd
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Koito Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、航空機又は車両等の座席のシートボトムの傾
斜角度をシートバックの傾斜角度と連動調節するシート
ボトムフレーム上昇機構に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、航空機又は車両等の座席を構成するシートボ
トムの傾斜角度が変動するものがあり、この種の装置
は、一般にシートボトムを載置するシートボトムフレー
ムが、傾斜角度を変更するシートバックを構成するシー
トバックフレームと連結駆動する構造に成り、シートバ
ックを傾斜すると、シートボトムに連動して好ましい傾
斜角度になるという構成のものであった。
このようなシートボトムフレーム上昇機構として、例え
ば、第6図及び第7図に示すように、シートボトムフレ
ーム51の後端部を座席のベースフレーム(図示してい
ない。)に揺動自在に枢着し、略三角形状のアクチュエ
ータ52をその一頂点部52aにおいてベースフレーム
の側方へ立設した回動軸53に回動自在に枢着し、この
アクチュエータ52の一側52b先端に構成したコロ5
4をシートボトムフレーム51の前端下面に当接させる
と共に、他側52cをシートバックフレーム55の傾斜
に連動して出退する押圧桿56に連結し、このアクチュ
エータ52を回動させることにより、シートボトムフレ
ーム51の前端部を上昇させることができるという構成
のものがあった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の略三角形状のフクチュエータ52を
用いたシートボトムフレーム上昇機構は、アクチュエー
タ52により上昇させたシートボトムフレーム51が、
上昇した位置で下方へ荷重をかけると、アクチュエータ
52の回動中心Xと押し上げ位置52bが異なるため、
アクチュエータ52が回動軸53(X)を中心にして回
動し易く、したがって押圧桿56を押し戻してシートロ
ック57を伸長させる原因になる。元来シートロック5
7は、収縮した状態のときに強力な張引力を加えると、
油圧バルブが2つの油室のアンバランスな圧力に耐えら
れなくなり、伸長するという性質を有しているため、シ
ートロック57が伸びることによりシートボトムを下降
させてしまうという問題を有していた。
しかも、シートボトムを大きく上昇させるように構成す
る場合には、より大きなアクチュエータ52を用いる必
要があり、該アクチュエータ52の回動中心Xと押し上
げ位置52bが更に離れた部位に形成されるため、シー
トボトムフレーム51の降下回動が容易となりアクチュ
エータ52が押し戻され易く成っていた。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、簡
単な構造でシートボトムフレームの上昇動作を容易にす
ると共に、押し戻されることがないシートボトムフレー
ム上昇機構を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係るシートボトム
フレーム上昇機構は、座席のベースフレームに、該ベー
スフレームに対して前部側が上下動自在になるようにシ
ートボトムフレームの後端部を枢着し、該シートボトム
フレームの下面適宜部位に転子を軸着垂設すると共に、
該転子の軸着部から下方に延びる垂直線上に回動軸を構
成し、該回動軸に上記転子に係合する輪郭を形成したカ
ムを装着して成り、該カムに、シートバックフレームの
下端部に構成したブレークオーバーアームの下端から延
出させた押圧桿の前端部を軸着し、上記カムの輪郭を、
その回動軸を中心とする半径を徐々に径大と成る円弧状
に形成し、少なくとも最大半径部が上記転子に接触する
部位でカムに対する押圧桿の作動部を形成する軸着部が
転子の軸着部から下方に延びる略垂直線近傍に位置し、
かつこの時上記ブレークオーバーアームが後方最大傾斜
位置に係止され、また最小半径部が転子に接触する部位
でカムに対する押圧桿の上記軸着部が上記垂直線後方に
回動位置し、かつこの時ブレークオーバーアームが前方
起立位置に係止されるように構成してブレークオーバア
ームの前後回動に応動して転子を上下動させるように構
成したことを要旨とするものである。
〔作用〕
而して、上記構成によれば、シートバック、即ちシート
バックフレームを後方へ傾斜させると、該シートバック
フレームの下端に構成したブレークオーバーアームの前
後回動に応動して前方へ進出する押圧桿が、回動軸を中
心にしてカムを回動させ、徐々に径大となるカムの輪郭
が当接する転子を上方へ押し上げてシートボトムフレー
ムの前端を上昇させる。
この時、カムの回動軸が転子の軸着部下方の垂直線上に
あるためシートボトムフレームにかかる荷重を上下方向
に受けることが可能になり、カムの逆転動作を誘発しな
い。
〔実施例〕
以下、本考案に係るシートボトムフレーム上昇機構の実
施例を図面に従って説明する。
第1図乃至第4図は、第一の実施例を示すものであり、
1は座席のシートバック、2はこのシートバック1を装
着固定するためのシートバックフレームであり、夫々の
下端部を座席のベースフレーム3の適宜位置に枢着し、
該下端部において自在に回動し、所望により上部側を前
後方向に回動傾斜させ得るように構成する。
4は、座席のベースフレーム3に装着され、その後側を
ベースフレーム3側に固着した支持桿3aに対して回動
自在に装着し、シートバック1の傾斜動作に連動してそ
の前側を自在に上下させ得るように構成したシートボト
ムフレームであり、その上部にシートボトム5を装着し
て成る。また、上記シートバックフレーム2は、その下
端軸支部と同軸上に装着したブレークオーバーアーム6
と連結されており、シートバックフレーム2の後面にか
かる前方衝撃力を両者の摺動面摩擦力により吸収し得る
ようになっている。
7は、該ブレークオーバーアーム6の下端部とベースフ
レーム3側から突出させた支持桿3aとの間に介在さ
せ、その伸縮動作によりシートバック1を回動軸を中心
にして無段階に傾斜させてリクライニング動作させるシ
ートロックである。このシートロック7は、シリンダ内
にスプリング等の弾性体を収容して作動桿を一側に押圧
する構造になると共に、シリンダ内に封入したガス又は
オイル等の流体圧の移動を停止することにより作動桿を
所望位置に固定し得る構造を有するものである。上記流
体圧は、作動桿側に構成したリリースバルブを開閉させ
ることによりその流動を制御し得るものである。而し
て、リクライニングボタン(図示していない。)を適宜
操作することにより自在に伸縮させ、所定長さにおいて
ブレークオーバーアーム6の回動を阻止するものであ
り、シートバック1を後方へ所望角度に傾斜させ、その
傾斜位置を固定することができるものである。
8は、シートボトムフレーム4の下面適宜部位、図面に
おいては前後方向略中央部に軸着垂設した転子であり、
その下方には該転子8に係合する輪郭9aを形成したカ
ム9を配設し、該カム9を軸支する回動軸10が上記転
子8の軸着部の下方へ延びる垂直線上に位置するように
構成する。この回動軸10は、座席の前後方向に掛け渡
す上記ベースフレーム3の側部に立設固定して成り、カ
ム9は、その輪郭9aが回動軸10を中心として半径を
徐々に径大にするような最小半径部aから最大半径部b
に連続する円弧状に形成して成る。而して、シートボト
ムフレーム4上に下方へ向かう荷重が加わっても、カム
9にかかる前荷重を同一垂直線、即ち重力線上において
支持することができるためカム9のバランスを崩すこと
がなく安定した耐荷重性を生ずる。このカム9の下端部
には、該カム9を回動させるための押圧桿11の軸着部
11aを軸着すると共に、後端部11bをシートバック
フレーム2の下端部に構成したブレークオーバーアーム
6の下端部から延出するごとく軸着連結し、ブレークオ
ーバーアーム6の前後回動と連動する構造に成ってい
る。したがって、カム9は、シートバック1を傾斜させ
ると、シートバックフレーム2及びブレークオーバーア
ーム6を介して連動する押圧桿11の進退に伴う押圧又
は張引動作によって回動軸10を中心にして回動し、そ
の輪郭9a上に接触する転子8の上下動作を為す。而し
て、シートボトムフレーム4の前端部に上下動作を与え
る。
本考案において、カム9は、その輪郭9aを該カム9自
体を軸着する回動軸10を中心とする半径を徐々に径大
と成るような円弧状に形成して成り、少なくとも、その
最大半径部bが転子8に接触する部位においてカム9を
回転させる力を生じないように、該最大半径部bとシー
トロック7の軸線が転子8の軸着部において直交し、か
つ押圧桿11の軸着部11aがカム9の最大半径部bの
略延長方向に位置し、かつこの時ブレークオーバアーム
6が後方最大傾斜位置Aに係止され(第4図(a)参
照)、またその最小半径部aが転子8に接触する部位に
おいてカム9に対する押圧桿11の上記軸着部11aが
上記垂直線後方に回動位置し、かつこの時ブレークオー
バーアーム6が前方起立位置Bに係止される(第4図
(b)参照)ように構成してある。
なお、図示実施例においてカム9は、略楕円形状に形成
してあるが、上記円弧状の輪郭9aを形成したものであ
れば、カム9自体の形状に特別な限定はない。また、転
子8の構成部位についても、シートボトムフレーム4の
下面に適宜構成することができるものであることは勿論
である。
第5図は、第二の実施例を示すものであり、シートボト
ムフレーム4をシートバック1と連動して前後方向へも
自在に摺動するようにしたものである。
即ち、シートバック2の下端部とシートボトムフレーム
4の後端部をブレークオーバーアーム6を介して連結
し、シートバックフレーム2の傾斜動作とシートボトム
フレーム4の前後摺動動作を連動させ得るように構成し
たものである。
このように構成すれば、シートボトムフレーム4の上昇
動作をより円滑に為し得ると共に、ボトムフレーム4が
使用中に降下することがないため座り心地を更に向上さ
せることができる。
また、使用者の好みの最適の位置に保持できる。
〔考案の効果〕
本考案に係るシートボトムフレーム上昇機構は、以上の
ように構成したから、シートボトムフレームの押し上げ
位置とカムの回動中心点が転子の下方に延びる垂直線上
にあるため、シートボトム上に荷重がかかってもシート
ロックが伸びてシートボトムを降下させることがない。
また、カムを用いた構造に成るため、シートボトムフレ
ームを容易に、かつ円滑に上下動作させることができる
等、本考案実施後の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシートボトムフレーム上昇機構の
実施例を示す一部切欠きした側面図、 第2図は上昇機構を示す要部側面図、 第3図は同じく正面図、 第4図はシートボトムフレームの作動状態を示すもので
あり、 (a)はシートボトムフレームが上昇した状態を示す側面
図、 (b)はシートボトムフレームが降下した状態を示す側面
図、 第5図は本考案の第二の実施例を示す側面図、 第6図は従来の略三角形状のアクチュエータを用いた上
昇機構を示す側面図、 第7図は同じく正面図である。 2……シートバックフレーム 3……ベースフレーム 4……シートボトムフレーム、8……転子 9……カム、10……回動軸 11……押圧桿 a……最小半径部、b……最大半径部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】座席のベースフレームに、該ベースフレー
    ムに対して前部側が上下動自在になるようにシートボト
    ムフレームの後端部を枢着し、 該シートボトムフレームの下面適宜部位に転子を軸着垂
    設すると共に、該転子の軸着部から下方に延びる垂直線
    上に回動軸を構成し、該回動軸に上記転子に係合する輪
    郭を形成したカムを装着して成り、該カムに、シートバ
    ックフレームの下端部に構成したブレークオーバーアー
    ムの下端から延出させた押圧桿の前端部を軸着し、 上記カムの輪郭を、その回動軸を中心とする半径を徐々
    に径大と成る円弧状に形成し、少なくとも最大半径部が
    上記転子に接触する部位でカムに対する押圧桿の作動部
    を形成する軸着部が転子の軸着部から下方に延びる略垂
    直線近傍に位置し、かつこの時上記ブレークオーバーア
    ームが後方最大傾斜位置に係止され、また最小半径部が
    転子に接触する部位でカムに対する押圧桿の上記軸着部
    が上記垂直線後方に回動位置し、かつこの時ブレークオ
    ーバーアームが前方起立位置に係止されるように構成し
    てブレークオーバアームの前後回動に応動して転子を上
    下動させるように構成したことを特徴とするシートボト
    ムフレーム上昇機構。
JP1989026066U 1989-03-09 1989-03-09 シートボトムフレーム上昇機構 Expired - Lifetime JPH0618530Y2 (ja)

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JPH02119049U JPH02119049U (ja) 1990-09-25
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「メカニズム」(株)技報堂発行,P.99

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