JP2587637B2 - 傾動する座板を備えた椅子 - Google Patents

傾動する座板を備えた椅子

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JP2587637B2
JP2587637B2 JP62140879A JP14087987A JP2587637B2 JP 2587637 B2 JP2587637 B2 JP 2587637B2 JP 62140879 A JP62140879 A JP 62140879A JP 14087987 A JP14087987 A JP 14087987A JP 2587637 B2 JP2587637 B2 JP 2587637B2
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国和 東田
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Yoshida Dental Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、傾動する座板を備えた椅子、特にスムーズ
な座板の傾動が確保される椅子に関する。
(従来の技術) 医療用椅子その他椅子には、種々のものが提案されて
いるが、座板が背板の起倒に連動して傾動する機構(い
わゆる「チルト機構」)を備えたものも提案されてい
る。
例えば以下のごときものが提案されている。
第2図(a)、(b)はいずれもかかる従来例の歯科
用治療椅子を示す一部切欠右側側面図で同図(a)は椅
子の背板を起こした状態を示す図、同図(b)は該背板
を倒した状態を示す図である。
この歯科用治療椅子には、モータ、油圧ポンプ等の駆
動力により該椅子全体を上下方向に昇降せしめる昇降機
構を内蔵した基台1と、昇降機構の昇降体の上部に略水
平に取り付けられかつ座板2を支持する支持台3と、前
記座板2の後方部に起倒可能に配設された背板4とがあ
る。
また、前記座板2はその側部が支持台3の後方側端部
に形成されたフランジ部3aに支持されると共に支軸3bを
支点として回動自在に軸着されている。
そしてまた、背板4の下方側部に設けた袖片4aと座板
2の側部上に固定されたブラケット2bは支軸2cで回動自
在に連結されると共に前記背板4は該支軸2cを中心とし
て矢印A方向に起倒可能に配設されている。
さらに一方端が前記背板4の側部下端部に枢着される
第1リンク片5とが配設されると共に各リンク片5、6
の他方端は各々軸7に共通に枢着されている。該軸9の
端部にはコロ7aが設けられており、これは前記昇降体の
上部左右側部に各々水平方向に架設された上下一対の案
内条8上を転動可能に配設されている。
なお、前記背板4の下端部と前記昇降体1a間には加圧
流体により伸縮作動するシリンダ9aと可動ロッド9bとか
らなる伸縮作動体9が配設され、その両端部は支軸10、
11に軸着されている。
以上の構成からなる椅子において、いま、同図(a)
に示すように背板を4を起こした状態から、加圧流体に
より伸縮作動体9を短縮作動せしめると、背板4は軸2c
を支点として反時計方向に傾動すると共に第1リンク片
5は前方へ押出される。これにより、コロ7aは案内条8
上を前方向に転動すると共に前記第2のリンク片6は反
時計方向に回動しながら座板2を軸2eの位置で押し上げ
る。その結果同図(b)に示すように座板2は軸3bを支
点として前方上向きに傾動する。
なお、この状態から該椅子の背板を起こした状態(同
図(a))に戻すには、前記伸縮作動体9を伸長動作さ
せ上述の動作の逆の動作を行うことにより達成される。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来例の椅子においては、座板の
傾動動作の際に前記支持台3のフランジ部3aと支軸3b部
分に過大な張引力等の応力がかかるため、該フランジ部
3aや支軸3bに摩耗や捩れが生じたり、キシミ音等の騒音
が生じる問題があり、また座板のスムーズな傾動が確保
できない問題があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、前記支持
台3のフランジ部3aと支軸3bに過大な張引力が加わるこ
となく、よって上記所定部分に摩耗や捩れあるいはキシ
ミ音等が生じない、そして座板のスムーズな傾動動作が
確保できる傾動する座板を備えた椅子を提供するもので
ある。
本発明はすなわち、支持台とそれに枢支された傾動す
る座板を備えた椅子において、前記座板の下部にあっ
て、一方端が、前記支持台に枢着されて起倒可能な背板
に枢着され、他方端にコロが軸支された長尺リンク片
と、前記長尺リンク片をその途中部において摺動自在に
支承するリンク片支承体と、カム部材であって、その上
辺部の一端が前記支持台に軸支され、上辺部他端には前
記座板の裏面部に摺動するコロが軸支され、かつ前記支
持台との軸支部から下方へ傾斜する他端辺部に前記リン
ク片のコロが転動する摺動面が形成された偏心カム部材
とを備え、前記背板を起倒して前記リンク片を前後方向
へ移動することにより前記座板を傾動するようにしたこ
とを特徴とする傾動する座板を備えた椅子である。
(作用) 本発明の椅子を上記のように構成したので、長尺リン
ク片を前後動することにより偏心カム部材を回動しその
一端のコロ13dで座板2を略垂直に押上できるため、前
記支持台3のフランジ部3aと支軸3b部分に過大な張引力
等の応力がかかることなく、よって該フランジ部3aや支
軸3bに摩耗や捩れが生じない。
(実施例) 以下、本発明に係る傾動する座板を備えた椅子の一実
施例である歯科用椅子につき、図面に基づいて詳細に説
明する。
なお、第2図で説明した同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。
第1図(a)(b)はいずれも本発明実施例椅子を示
す一部切欠右側面図で、同図(a)は椅子の背を起こし
た状態を示す図、同図(b)は該背板を倒した状態を示
す図である。
本発明実施例に係る歯科用治療椅子は、図示のとおり
であり、モータ、油圧ポンプ等の駆動力により該椅子全
体を上下方向に昇降せしめる昇降機構を内蔵した基台1
と、昇降機構の昇降体の上部に略水平に取り付けられた
座板2と、それを支持する支持台3と、前記座板2の後
方部に起倒可能に配設された背板4と、一方端が該背板
4の下端部に枢着され、他方端にコロ14aが回動自在に
軸支された長尺リンク片14と、前記支持台3の背面部に
下方向に突設しその先端部にコロ15aが軸支されるアー
ム15bとからなる長尺リンク片支承体15と、前記リンク
片14の前後方向への移動に対応して前記座板2の前方部
を傾動可能にする偏心カム部材13とからなる。
また、前記支持台3の前方背面部には先端部が前記伸
縮作動体9のシリンダー9aの一方端を軸支するためのア
ーム16が垂設されている。
そして、前記支持台3の平面略前方中央に縦長切欠溝
12が設けられると共に、該縦長切欠溝12の内側後端部に
は前記偏心カム部材13の一端が支軸13aで矢印B方向に
回動自在に軸支されている。該偏心カム部材13は略三角
形状に成型された金属厚板体で構成された三角カムで、
その上辺部の一端が前記支持台3に軸支され、上辺部の
他端にはコロ13dが軸支され、そして支持台3から下方
へ傾斜する他の辺部を有する。
該偏心カム部材13の前記他の辺部には、長尺リンク片
14の先端部に回転可能に軸支されたコロ14aが転動する
摺動面13cが内側に湾曲するように形成されている。な
お、この摺動面13cの湾曲形状は、背板4の起倒に連動
する座板2を経時的にどのように傾動させるかを考慮し
て、適宜形状に設計される。
更に、前記支持台3の後方背面部にはアーム15bが垂
設され、その下端部に回転自在に軸支されたコロ15a設
けられており、これらアーム15bとコロ15aでリンク片支
承体15が構成されている。
そして、該コロ15a上には前記リンク14の途中部下面
が摺接、支承されている。
次に、以上の構成の歯科用治療椅子の動作について説
明する。
いま、第1図(a)に示すように背板4を起こした状
態から、加圧流体により伸縮作動体9を短縮作動せしめ
ると、背板4は軸2cを支点として反時計方向に傾動する
と共に長尺リンク片14は前記アーム15b下端のコロ15a上
を摺動しながら前方向に押出される。
これにより、コロ14aはカム部材13の摺動面13cを転動
し、支軸13aを支点として該カム部材13を反時計方向に
押し上げると共に前記コロ13dが座板2の背面部に摺
接、転動しながら該座板2の前方部を反時計方向に押し
上げる。
これにより同図(b)に示すように座板2は軸3bを支
点として前方上向きに傾動する。
なお、この状態から該椅子の背板を起こした状態{同
図(a)}に戻す場合は、前記伸縮作動体9を伸長さ
せ、上記と逆の動作を行なわせばよい。
(発明の効果) 以上に詳説したとおり、本発明に係る傾動する座板を
備えた椅子はリンク片と偏心カム部材を組み合わせるこ
とにより容易に座板を傾動させるように構成したので、
支持台のフランジ部と支軸部分に過大な応力が集中する
ことがなく、それら部分に摩耗や捩れが生じない。
したがって、座板の傾動を安定かつスムーズに行うこ
とができ、また椅子の耐久性を向上させることができ
る、 そして、構造的にも簡単なもので、部品点数も一層少
なくできるので、製作コストも低いものとなる有利性が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)本発明実施例の歯科用治療椅子を
示す一部切欠右側面図で、同図(a)は椅子の背を起こ
した状態を示す図、同図(b)は該背板を倒した状態を
示す図である。 第2図(a)、(b)は従来例の歯科用治療椅子を示す
一部切欠右側側面図で、同図(a)は椅子の背板を起こ
した状態を示す図、同図(b)は該背板を倒した状態を
示す図である。 2……座板、3……支持台、4……背板、 12……切欠部、13……偏心カム部材、 14……長尺リンク片、15……リンク片支承体、

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持台とそれに枢支された傾動する座板を
    備えた椅子において、前記座板の下部にあって、一方端
    が、前記支持台に枢着されて起倒可能な背板に枢着さ
    れ、他方端にコロが軸支された長尺リンク片と、前記長
    尺リンク片をその途中部において摺動自在に支承するリ
    ンク片支承体と、カム部材であって、その上辺部の一端
    が前記支持台に軸支され、上辺部他端には前記座板の裏
    面部に摺接するコロが軸支され、かつ前記支持台との軸
    支部から下方へ傾斜する他端辺部に前記リンク片のコロ
    が転動する摺動面が形成された偏心カム部材とを備え、
    前記背板を起倒して前記リンク片を前後方向へ移動する
    ことにより前記座板を傾動するようにしたことを特徴と
    する傾動する座板を備えた椅子。
  2. 【請求項2】座板の傾動、復帰が、椅子の背板の起倒に
    連動して行われるように構成されたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の傾動する座板を備えた椅子。
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