JP2669588B2 - ヘッドレスト装置 - Google Patents
ヘッドレスト装置Info
- Publication number
- JP2669588B2 JP2669588B2 JP5060239A JP6023993A JP2669588B2 JP 2669588 B2 JP2669588 B2 JP 2669588B2 JP 5060239 A JP5060239 A JP 5060239A JP 6023993 A JP6023993 A JP 6023993A JP 2669588 B2 JP2669588 B2 JP 2669588B2
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- JP
- Japan
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- stay
- headrest
- bracket
- elevating
- area
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートバックの上端部
から上方へステーを延ばし、動力により前記ステーを介
してヘッドレスト本体を上下位置調節可能かつ前倒可能
に支持したヘッドレスト装置に関する。
から上方へステーを延ばし、動力により前記ステーを介
してヘッドレスト本体を上下位置調節可能かつ前倒可能
に支持したヘッドレスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のヘッドレスト装置として
は、例えば、特開昭62−125935号公報に開示さ
れたものがある。
は、例えば、特開昭62−125935号公報に開示さ
れたものがある。
【0003】すなわち、ステーの下部にシューが設けら
れ、シューを上下方向に案内してヘッドレスト本体を上
下方向に案内するガイドレールが設けられ、ガイドレー
ルの上部にカム部材が設けられ、動力によりガイドレー
ルの上部に移動したシューがカム部材により水平方向に
向きを変え、それにより、ステーを介してヘッドレスト
本体が前倒するようにしたものである。
れ、シューを上下方向に案内してヘッドレスト本体を上
下方向に案内するガイドレールが設けられ、ガイドレー
ルの上部にカム部材が設けられ、動力によりガイドレー
ルの上部に移動したシューがカム部材により水平方向に
向きを変え、それにより、ステーを介してヘッドレスト
本体が前倒するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のヘッドレスト装置では、ヘッドレスト本体の
使用時においては、ヘッドレスト本体が荷重を受ける
と、シューに大きなモーメントがかかり、そのモーメン
トをガイドレールの案内面にシューが当接することによ
り受ける構成であり、構成上、十分な強度を得にくいと
いう問題点があった。
うな従来のヘッドレスト装置では、ヘッドレスト本体の
使用時においては、ヘッドレスト本体が荷重を受ける
と、シューに大きなモーメントがかかり、そのモーメン
トをガイドレールの案内面にシューが当接することによ
り受ける構成であり、構成上、十分な強度を得にくいと
いう問題点があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、構成上、十分な強度を得ることが
できるヘッドレスト装置を提供することを目的としてい
る。
してなされたもので、構成上、十分な強度を得ることが
できるヘッドレスト装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、シートバック(1
0)の上端部から上方へステー(20)を延ばし、動力
部(40)により前記ステー(20)を介してヘッドレ
スト本体(30)を上下位置調節可能かつ起倒可能に支
持したヘッドレスト装置において、シートバック(1
0)側に回動可能に枢支され、ステー(20)をステー
軸方向に移動可能に保持するステーホルダ(15)と、
ステー(20)の下端部に一体的に変位可能に固着する
ステーブラケット(60)と、前記動力部(40)を構
成し、そのスクリュー軸が上下方向に延ばされ、シート
バック(10)側に前後方向に揺動可能に支持され、駆
動モータ(41)により正逆回転するスクリュー部材
(43)と、前記ステーブラケット(60)が枢軸部材
(53)により前後方向に揺動可能に枢支されるととも
に、前記スクリュー部材(43)に螺合するナット部材
(44)が固設され、前記スクリュー部材(43)の正
逆回転によりヘッドレスト使用用の区域およびヘッドレ
スト起倒用の区域に渡ってスクリュー軸方向に往復動す
る昇降ブラケット(50)と、前記枢軸部材(53)を
介して、前記ステーブラケット(60)および前記昇降
ブラケット(50)がその溝に沿って移動可能にそれぞ
れ嵌合するカム溝部材(12)とを備え、該カム溝部材
(12)は、前記ヘッドレスト使用用の区域において前
記昇降ブラケット(50)が前記ステーブラケット(6
0)を押し引きした際に前記枢軸部材(53)を介して
前記ステーブラケット(60)が上下方向に案内され
て、ステー(20)を介してヘッドレスト本体(30)
を最上段位置と最下段位置との間の使用範囲内において
移動可能に支持する昇降用のガイド溝(13)と、前記
ヘッドレスト起倒用の区域において前記昇降ブラケット
(50)が前記ステーブラケット(60)を押し引きし
た際に前記枢軸部材(53)を介して前記ステーブラケ
ット(60)が前記ステーホルダ(15)の回動中心を
同心にして円周方向に案内されて、ステー(20)を介
してヘッドレスト本体(30)を起倒可能に支持する起
倒用のガイド溝(14)とを有することを特徴とするヘ
ッドレスト装置に存する。
めの本発明の要旨とするところは、シートバック(1
0)の上端部から上方へステー(20)を延ばし、動力
部(40)により前記ステー(20)を介してヘッドレ
スト本体(30)を上下位置調節可能かつ起倒可能に支
持したヘッドレスト装置において、シートバック(1
0)側に回動可能に枢支され、ステー(20)をステー
軸方向に移動可能に保持するステーホルダ(15)と、
ステー(20)の下端部に一体的に変位可能に固着する
ステーブラケット(60)と、前記動力部(40)を構
成し、そのスクリュー軸が上下方向に延ばされ、シート
バック(10)側に前後方向に揺動可能に支持され、駆
動モータ(41)により正逆回転するスクリュー部材
(43)と、前記ステーブラケット(60)が枢軸部材
(53)により前後方向に揺動可能に枢支されるととも
に、前記スクリュー部材(43)に螺合するナット部材
(44)が固設され、前記スクリュー部材(43)の正
逆回転によりヘッドレスト使用用の区域およびヘッドレ
スト起倒用の区域に渡ってスクリュー軸方向に往復動す
る昇降ブラケット(50)と、前記枢軸部材(53)を
介して、前記ステーブラケット(60)および前記昇降
ブラケット(50)がその溝に沿って移動可能にそれぞ
れ嵌合するカム溝部材(12)とを備え、該カム溝部材
(12)は、前記ヘッドレスト使用用の区域において前
記昇降ブラケット(50)が前記ステーブラケット(6
0)を押し引きした際に前記枢軸部材(53)を介して
前記ステーブラケット(60)が上下方向に案内され
て、ステー(20)を介してヘッドレスト本体(30)
を最上段位置と最下段位置との間の使用範囲内において
移動可能に支持する昇降用のガイド溝(13)と、前記
ヘッドレスト起倒用の区域において前記昇降ブラケット
(50)が前記ステーブラケット(60)を押し引きし
た際に前記枢軸部材(53)を介して前記ステーブラケ
ット(60)が前記ステーホルダ(15)の回動中心を
同心にして円周方向に案内されて、ステー(20)を介
してヘッドレスト本体(30)を起倒可能に支持する起
倒用のガイド溝(14)とを有することを特徴とするヘ
ッドレスト装置に存する。
【0007】
【作用】ヘッドレスト本体(30)を使用範囲内で用い
るには、動力部(40)により昇降ブラケット(50)
をヘッドレスト使用用の区域においてスクリュー軸方向
に往復動させればよい。ヘッドレスト使用用の区域にお
いて昇降ブラケット(50)がステーブラケット(6
0)を押し引きすると、枢軸部材(53)を介してステ
ーブラケット(60)がカム溝部材(12)の昇降用の
ガイド溝(13)に沿って上下方向に案内され、それに
より、ステー(20)を介してヘッドレスト本体(3
0)が最上段位置と最下段位置との間の所望な上下位置
に移動可能に支持される。
るには、動力部(40)により昇降ブラケット(50)
をヘッドレスト使用用の区域においてスクリュー軸方向
に往復動させればよい。ヘッドレスト使用用の区域にお
いて昇降ブラケット(50)がステーブラケット(6
0)を押し引きすると、枢軸部材(53)を介してステ
ーブラケット(60)がカム溝部材(12)の昇降用の
ガイド溝(13)に沿って上下方向に案内され、それに
より、ステー(20)を介してヘッドレスト本体(3
0)が最上段位置と最下段位置との間の所望な上下位置
に移動可能に支持される。
【0008】ヘッドレスト本体(30)が使用範囲内に
ある際には、ステー(20)は、ステーホルダ(15)
を介してシートバック(10)側と、ステーブラケット
(60)を介してカム溝部材(12)側とに支持されて
いる。このとき、ヘッドレスト本体(30)に荷重がか
かると、ステー(20)を介してシートバック(10)
側と、カム溝部材(12)側とが十分な力で受け止める
ことができる。
ある際には、ステー(20)は、ステーホルダ(15)
を介してシートバック(10)側と、ステーブラケット
(60)を介してカム溝部材(12)側とに支持されて
いる。このとき、ヘッドレスト本体(30)に荷重がか
かると、ステー(20)を介してシートバック(10)
側と、カム溝部材(12)側とが十分な力で受け止める
ことができる。
【0009】ヘッドレスト本体(30)を起倒するに
は、動力部(40)により、昇降ブラケット(50)を
ヘッドレスト起倒用の区域においてスクリュー軸方向に
往復動させればよい。ヘッドレスト起倒用の区域におい
て、昇降ブラケット(50)がステーブラケット(6
0)を押し引きすると、枢軸部材(53)を介してステ
ーブラケット(60)がカム溝部材(12)の起倒用の
ガイド溝(14)に沿ってステーホルダ(15)の回動
中心を同心にして円周方向に案内され、それにより、ス
テー(20)を介してヘッドレスト本体(30)が起倒
可能に支持される。
は、動力部(40)により、昇降ブラケット(50)を
ヘッドレスト起倒用の区域においてスクリュー軸方向に
往復動させればよい。ヘッドレスト起倒用の区域におい
て、昇降ブラケット(50)がステーブラケット(6
0)を押し引きすると、枢軸部材(53)を介してステ
ーブラケット(60)がカム溝部材(12)の起倒用の
ガイド溝(14)に沿ってステーホルダ(15)の回動
中心を同心にして円周方向に案内され、それにより、ス
テー(20)を介してヘッドレスト本体(30)が起倒
可能に支持される。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。各図は本発明の一実施例を示している。図1に示
すように、シートバック10には一対のステー20を介
してヘッドレスト本体30が装着されている。シートバ
ック10のバックフレーム11の両側壁部には、枢軸部
材16によりステーホルダ15の両端フランジが回動可
能に支持され、ステーホルダ15の両端部にはホルダブ
ラケット15aが固着されている。一対のホルダブラケ
ット15aにはホルダ22が嵌着されている。ホルダ2
2にはステー20が上下移動可能に嵌挿されている。ス
テー20の下端部にはステーロック24が嵌着され、ス
テーロック24を介してステーブラケット60がステー
20の下端部に一体的に変位可能に係着されている。ス
テーブラケット60の両端部フランジ61には下穴62
が穿設されている。
する。各図は本発明の一実施例を示している。図1に示
すように、シートバック10には一対のステー20を介
してヘッドレスト本体30が装着されている。シートバ
ック10のバックフレーム11の両側壁部には、枢軸部
材16によりステーホルダ15の両端フランジが回動可
能に支持され、ステーホルダ15の両端部にはホルダブ
ラケット15aが固着されている。一対のホルダブラケ
ット15aにはホルダ22が嵌着されている。ホルダ2
2にはステー20が上下移動可能に嵌挿されている。ス
テー20の下端部にはステーロック24が嵌着され、ス
テーロック24を介してステーブラケット60がステー
20の下端部に一体的に変位可能に係着されている。ス
テーブラケット60の両端部フランジ61には下穴62
が穿設されている。
【0011】シートバック10には、ヘッドレスト本体
30を昇降するための動力部40が内装されている。動
力部40は駆動モータ41と、バックフレーム11の後
壁部に支持ブラケット17を介して固設された減速機構
42とを有している。駆動モータ41により減速機構4
2を介して正逆回転するスクリュー部材43がスクリュ
ー軸を上下方向にして配され、スクリュー部材43には
ナット部材44が螺合している。
30を昇降するための動力部40が内装されている。動
力部40は駆動モータ41と、バックフレーム11の後
壁部に支持ブラケット17を介して固設された減速機構
42とを有している。駆動モータ41により減速機構4
2を介して正逆回転するスクリュー部材43がスクリュ
ー軸を上下方向にして配され、スクリュー部材43には
ナット部材44が螺合している。
【0012】図1および図2に示すように、減速機構4
2のケース体47には回動用のボス部48とナット部4
9とが形成され、回動用のボス部48はカラー部材18
を介して支持ブラケット17に回動可能に支持され、ナ
ット部49にはゴム環部材19を介して支持ブラケット
17に穿設した下穴17aが嵌合している。ナット部4
9にはナット部49が下穴17aから抜けないように、
抜け止めボルト49aが螺着している。ゴム環部材19
により、減速機構42を介してスクリュー部材43のス
クリュー軸が略垂直方向に延びた状態を維持するように
付勢されている。
2のケース体47には回動用のボス部48とナット部4
9とが形成され、回動用のボス部48はカラー部材18
を介して支持ブラケット17に回動可能に支持され、ナ
ット部49にはゴム環部材19を介して支持ブラケット
17に穿設した下穴17aが嵌合している。ナット部4
9にはナット部49が下穴17aから抜けないように、
抜け止めボルト49aが螺着している。ゴム環部材19
により、減速機構42を介してスクリュー部材43のス
クリュー軸が略垂直方向に延びた状態を維持するように
付勢されている。
【0013】ナット部材44には昇降ブラケット50が
締着されている。昇降ブラケット50の両端フランジ5
1には下穴52が穿設されている。昇降ブラケット50
の下穴52とステーブラケット60の下穴62とには枢
軸部材53が嵌着されており、枢軸部材53の軸心を中
心にして、昇降ブラケット50が前後方向に揺動可能に
ステーブラケット60に支持されている。シートバック
10のバックフレーム11の側壁部にはカム溝12が形
成されており、バックフレーム11の側壁部がカム溝部
材になっている。カム溝12は、上下方向に延びる昇降
用のガイド溝13と、昇降用のガイド溝13の上端部に
連続し、枢軸部材16の軸心(ステーホルダ15の回動
中心)を中心にして円弧形状に後方へ延びた起倒用のガ
イド溝14とからなる。スクリュー部材43の下側約半
分に相当する区域がヘッドレスト使用用の区域に成って
いて、スクリュー部材43の上側約半分に相当する区域
がヘッドレスト起倒用の区域に成っている。
締着されている。昇降ブラケット50の両端フランジ5
1には下穴52が穿設されている。昇降ブラケット50
の下穴52とステーブラケット60の下穴62とには枢
軸部材53が嵌着されており、枢軸部材53の軸心を中
心にして、昇降ブラケット50が前後方向に揺動可能に
ステーブラケット60に支持されている。シートバック
10のバックフレーム11の側壁部にはカム溝12が形
成されており、バックフレーム11の側壁部がカム溝部
材になっている。カム溝12は、上下方向に延びる昇降
用のガイド溝13と、昇降用のガイド溝13の上端部に
連続し、枢軸部材16の軸心(ステーホルダ15の回動
中心)を中心にして円弧形状に後方へ延びた起倒用のガ
イド溝14とからなる。スクリュー部材43の下側約半
分に相当する区域がヘッドレスト使用用の区域に成って
いて、スクリュー部材43の上側約半分に相当する区域
がヘッドレスト起倒用の区域に成っている。
【0014】昇降ブラケット50の下穴52とステーブ
ラケット60の下穴62とに貫通す枢軸部材53はカム
溝12に移動可能に嵌合しており、枢軸部材53には抜
け止め用のリング部材54が係合している。
ラケット60の下穴62とに貫通す枢軸部材53はカム
溝12に移動可能に嵌合しており、枢軸部材53には抜
け止め用のリング部材54が係合している。
【0015】次に作用を説明する。ヘッドレスト本体3
0を所望の上下位置に位置調節するには、動力部40の
駆動モータ41を所定方向へ回転させればよい。
0を所望の上下位置に位置調節するには、動力部40の
駆動モータ41を所定方向へ回転させればよい。
【0016】それにより、スクリュー部材43〜ナット
部材44を介して昇降ブラケット50がヘッドレスト使
用用の区域内で昇降し、昇降ブラケット50が昇降する
ことにより、ステーブラケット60が押し引きされ、枢
軸部材53がカム溝12の昇降用のガイド溝13に案内
されて上下方向に移動する。それにより、ステーロック
24を介してステー20が上下方向へ移動し、ヘッドレ
スト本体30が上下方向へ移動する。
部材44を介して昇降ブラケット50がヘッドレスト使
用用の区域内で昇降し、昇降ブラケット50が昇降する
ことにより、ステーブラケット60が押し引きされ、枢
軸部材53がカム溝12の昇降用のガイド溝13に案内
されて上下方向に移動する。それにより、ステーロック
24を介してステー20が上下方向へ移動し、ヘッドレ
スト本体30が上下方向へ移動する。
【0017】ヘッドレスト本体30が所望の上下位置に
移動したならば、駆動モータ41を停止すれば、昇降ブ
ラケット50およびステー20も停止し、ヘッドレスト
本体30がその位置に支持される。
移動したならば、駆動モータ41を停止すれば、昇降ブ
ラケット50およびステー20も停止し、ヘッドレスト
本体30がその位置に支持される。
【0018】すなわち、ヘッドレスト本体30は図5に
示す最上段位置と図4に示す最下段位置との間の使用範
囲内の所望な上下位置に移動する。ヘッドレスト本体3
0が使用範囲内にある際に、ヘッドレスト本体30に荷
重がかかると、ステー20、ホルダ22を介してステー
ホルダ15が受け止めるとともに、ステー20、ステー
ロック24、ステーブラケット60、枢軸部材53を介
して昇降用のガイド溝13の溝縁部が受け止める。それ
により、ヘッドレスト本体30は十分な力で支持され
る。
示す最上段位置と図4に示す最下段位置との間の使用範
囲内の所望な上下位置に移動する。ヘッドレスト本体3
0が使用範囲内にある際に、ヘッドレスト本体30に荷
重がかかると、ステー20、ホルダ22を介してステー
ホルダ15が受け止めるとともに、ステー20、ステー
ロック24、ステーブラケット60、枢軸部材53を介
して昇降用のガイド溝13の溝縁部が受け止める。それ
により、ヘッドレスト本体30は十分な力で支持され
る。
【0019】ヘッドレスト本体30を前倒するには、昇
降ブラケット50をヘッドレスト起倒用の区域で昇降さ
せるべく、動力部40の駆動モータ41を所定方向へ回
転させればよい。
降ブラケット50をヘッドレスト起倒用の区域で昇降さ
せるべく、動力部40の駆動モータ41を所定方向へ回
転させればよい。
【0020】昇降ブラケット50がヘッドレスト起倒用
の区域で昇降すると、ステーブラケット60が押し引き
される。それにより、枢軸部材53を介してステーブラ
ケット60がカム溝12の起倒用のガイド溝14に案内
されて移動し、ステー20の下端部が、枢軸部材16の
軸心を中心にして後方へ揺動する。このとき、スクリュ
ー部材43が、ゴム環部材19の付勢力に抗して減速機
構42の回動用のボス部48を中心にして後方へ揺動す
る。
の区域で昇降すると、ステーブラケット60が押し引き
される。それにより、枢軸部材53を介してステーブラ
ケット60がカム溝12の起倒用のガイド溝14に案内
されて移動し、ステー20の下端部が、枢軸部材16の
軸心を中心にして後方へ揺動する。このとき、スクリュ
ー部材43が、ゴム環部材19の付勢力に抗して減速機
構42の回動用のボス部48を中心にして後方へ揺動す
る。
【0021】それにより、枢軸部材16の軸心を中心に
してヘッドレスト本体30が図3に示すように前倒す
る。ヘッドレスト本体30が前倒することにより、後方
視界の確保などができる。前後して、駆動モータ41が
回転停止する。
してヘッドレスト本体30が図3に示すように前倒す
る。ヘッドレスト本体30が前倒することにより、後方
視界の確保などができる。前後して、駆動モータ41が
回転停止する。
【0022】駆動モータ41を逆転すると、前倒したヘ
ッドレスト本体30が起立し、ヘッドレスト本体30は
使用範囲内の最上段位置に戻るようになる。また、この
とき、スクリュー部材43は、ゴム環部材19の付勢力
に補助されて回動用のボス部48を中心にして前方へ揺
動する。
ッドレスト本体30が起立し、ヘッドレスト本体30は
使用範囲内の最上段位置に戻るようになる。また、この
とき、スクリュー部材43は、ゴム環部材19の付勢力
に補助されて回動用のボス部48を中心にして前方へ揺
動する。
【0023】前記実施例においては、ヘッドレスト本体
30を前倒するものを示したが、後倒するものを示して
もよい。その際には、起倒用のガイド溝14を枢軸部材
16の軸心を中心にして円弧状に前方へ延ばすようにす
ればよい。
30を前倒するものを示したが、後倒するものを示して
もよい。その際には、起倒用のガイド溝14を枢軸部材
16の軸心を中心にして円弧状に前方へ延ばすようにす
ればよい。
【0024】
【発明の効果】本発明に係るヘッドレスト装置によれ
ば、ヘッドレスト本体が使用範囲内にあるとき、ステー
ホルダ側とカム溝部材側との2か所でステーを支持する
ようにし、ステーの下端部をステーホルダの回動中心を
同心にして円周方向に移動してヘッドレスト本体を起倒
可能にしたので、構成上、十分な強度を得ることがで
き、使用範囲内において、ヘッドレスト本体をステーを
介して確実に支持することができる。
ば、ヘッドレスト本体が使用範囲内にあるとき、ステー
ホルダ側とカム溝部材側との2か所でステーを支持する
ようにし、ステーの下端部をステーホルダの回動中心を
同心にして円周方向に移動してヘッドレスト本体を起倒
可能にしたので、構成上、十分な強度を得ることがで
き、使用範囲内において、ヘッドレスト本体をステーを
介して確実に支持することができる。
【図1】本発明の一実施例を示すヘッドレスト装置の分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】図1のII-II 線断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示すヘッドレスト装置を作
用説明図である。
用説明図である。
【図4】本発明の一実施例を示すヘッドレスト装置の作
用説明図である。
用説明図である。
【図5】本発明の一実施例を示すヘッドレスト装置の作
用説明図である。
用説明図である。
10…シートバック 12…カム溝(カム溝部材) 13…昇降用のガイド溝 14…起倒用のガイド溝 15…ステーホルダ 16…枢軸部材 17…支持ブラケット 20…ステー 30…ヘッドレスト本体 40…動力部 41…駆動モータ 42…減速機構 43…スクリュー部材 44…ナット部材 47…ケース体 48…回動用のボス部 50…昇降ブラケット 53…枢軸部材 60…ステーブラケット
Claims (1)
- 【請求項1】シートバックの上端部から上方へステーを
延ばし、動力部により前記ステーを介してヘッドレスト
本体を上下位置調節可能かつ起倒可能に支持したヘッド
レスト装置において、 シートバック側に回動可能に枢支され、ステーをステー
軸方向に移動可能に保持するステーホルダと、 ステーの下端部に一体的に変位可能に固着するステーブ
ラケットと、 前記動力部を構成し、そのスクリュー軸が上下方向に延
ばされ、シートバック側に前後方向に揺動可能に支持さ
れ、駆動モータにより正逆回転するスクリュー部材と、 前記ステーブラケットが枢軸部材により前後方向に揺動
可能に枢支されるとともに、前記スクリュー部材に螺合
するナット部材が固設され、前記スクリュー部材の正逆
回転によりヘッドレスト使用用の区域およびヘッドレス
ト起倒用の区域に渡ってスクリュー軸方向に往復動する
昇降ブラケットと、 前記枢軸部材を介して、前記ステーブラケットおよび前
記昇降ブラケットがその溝に沿って移動可能にそれぞれ
嵌合するカム溝部材とを備え、 該カム溝部材は、前記ヘッドレスト使用用の区域におい
て前記昇降ブラケットが前記ステーブラケットを押し引
きした際に前記枢軸部材を介して前記ステーブラケット
が上下方向に案内されて、ステーを介してヘッドレスト
本体を最上段位置と最下段位置との間の使用範囲内にお
いて移動可能に支持する昇降用のガイド溝と、前記ヘッ
ドレスト起倒用の区域において前記昇降ブラケットが前
記ステーブラケットを押し引きした際に前記枢軸部材を
介して前記ステーブラケットが前記ステーホルダの回動
中心を同心にして円周方向に案内されて、ステーを介し
てヘッドレスト本体を起倒可能に支持する起倒用のガイ
ド溝とを有することを特徴とするヘッドレスト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5060239A JP2669588B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | ヘッドレスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5060239A JP2669588B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | ヘッドレスト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06269334A JPH06269334A (ja) | 1994-09-27 |
JP2669588B2 true JP2669588B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=13136433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5060239A Expired - Lifetime JP2669588B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | ヘッドレスト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2669588B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6789846B2 (en) * | 2002-12-20 | 2004-09-14 | Lear Corporation | Vehicle seat having a movable head restraint |
KR101878280B1 (ko) * | 2016-12-22 | 2018-07-23 | 주식회사 서연씨엔에프 | 헤드레스트 |
-
1993
- 1993-03-19 JP JP5060239A patent/JP2669588B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06269334A (ja) | 1994-09-27 |
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