JP3132961B2 - 椅子の背凭れの上下調整装置 - Google Patents
椅子の背凭れの上下調整装置Info
- Publication number
- JP3132961B2 JP3132961B2 JP06157864A JP15786494A JP3132961B2 JP 3132961 B2 JP3132961 B2 JP 3132961B2 JP 06157864 A JP06157864 A JP 06157864A JP 15786494 A JP15786494 A JP 15786494A JP 3132961 B2 JP3132961 B2 JP 3132961B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- backrest
- switch
- chair
- support member
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
- A47C7/36—Support for the head or the back
- A47C7/40—Support for the head or the back for the back
- A47C7/402—Support for the head or the back for the back adjustable in height
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に事務用椅子などに
使用される背凭れの上下調整装置であって、昇降装置に
より背凭れの上下動を行う椅子の背凭れの上下調整装置
に関する。
使用される背凭れの上下調整装置であって、昇降装置に
より背凭れの上下動を行う椅子の背凭れの上下調整装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、主に事務用椅子などに使用される
背凭れの上下調整装置は、座の後端に立設する背杆と、
背凭れを取付ける支持部材を、上下方向に摺動可能に取
付けるとともに、両部材の摺動を段階的または任意の位
置で手動により停止させる停止手段を持つものであっ
た。
背凭れの上下調整装置は、座の後端に立設する背杆と、
背凭れを取付ける支持部材を、上下方向に摺動可能に取
付けるとともに、両部材の摺動を段階的または任意の位
置で手動により停止させる停止手段を持つものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの装置を用い
て、背凭れの上下位置を調整する場合には、停止手段を
一端手動により解除し、背凭れを手で持ち上げるか、ま
たは押し下げるかして、使用者の体型に合せた後、停止
手段を手動により操作し、背凭れの上下位置を停止させ
ていた。
て、背凭れの上下位置を調整する場合には、停止手段を
一端手動により解除し、背凭れを手で持ち上げるか、ま
たは押し下げるかして、使用者の体型に合せた後、停止
手段を手動により操作し、背凭れの上下位置を停止させ
ていた。
【0004】このため、装置によっては椅子から立ち上
がって椅子の後ろ側から操作を行わなければならないも
のや、座ったまま操作ができるものであっても、両手を
背中の後ろ側に回して、片手で停止手段を操作し、もう
一方の手で背凭れを操作しなければならず、操作性が悪
く、かつ使用者が背凭れに背中をつけたまま背凭れの上
下位置を調整することが出来ないため、背凭れの適正な
位置への調整がしにくいという欠点があった。
がって椅子の後ろ側から操作を行わなければならないも
のや、座ったまま操作ができるものであっても、両手を
背中の後ろ側に回して、片手で停止手段を操作し、もう
一方の手で背凭れを操作しなければならず、操作性が悪
く、かつ使用者が背凭れに背中をつけたまま背凭れの上
下位置を調整することが出来ないため、背凭れの適正な
位置への調整がしにくいという欠点があった。
【0005】本発明は、このような従来の欠点を解消
し、使用者が背凭れに背中をつけたままで、背凭れの上
下調整装置を提供することを目的とする。
し、使用者が背凭れに背中をつけたままで、背凭れの上
下調整装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の椅子の背凭れの
上下調整装置は、座の後端に立設する背杆に、背凭れの
支持部材を上下摺動自在かつ回動不能に嵌合する椅子の
背凭れの上下調整装置において、前記背杆は、背部が塞
がれた略断面コ字状をなし、その左右に前記支持部材に
設けた一対のガイド部材を案内する上下方向に向く案内
口を設けるとともに、前記左右案内口の中間部に、スイ
ッチ部を介して正逆駆動操作可能な駆動モーターと、該
駆動モーターの出力により前記支持部材を上下方向に伸
縮させる伸縮装置とを設けたことを特徴としている。
上下調整装置は、座の後端に立設する背杆に、背凭れの
支持部材を上下摺動自在かつ回動不能に嵌合する椅子の
背凭れの上下調整装置において、前記背杆は、背部が塞
がれた略断面コ字状をなし、その左右に前記支持部材に
設けた一対のガイド部材を案内する上下方向に向く案内
口を設けるとともに、前記左右案内口の中間部に、スイ
ッチ部を介して正逆駆動操作可能な駆動モーターと、該
駆動モーターの出力により前記支持部材を上下方向に伸
縮させる伸縮装置とを設けたことを特徴としている。
【0007】前記駆動モーターのスイッチ部が、使用者
が着座状態で手の届く箇所に配設するとよい。
が着座状態で手の届く箇所に配設するとよい。
【0008】背部が塞がれた略断面コ字状の背杆の左右
に上下方向を向く案内口を設け、この案内口に支持部材
を前記背杆に対して回動不能に嵌合させるとともに、伸
縮装置を前記両案内口の中間に設けたようにすることが
できる。
に上下方向を向く案内口を設け、この案内口に支持部材
を前記背杆に対して回動不能に嵌合させるとともに、伸
縮装置を前記両案内口の中間に設けたようにすることが
できる。
【0009】伸縮装置と背杆との取付部、及び伸縮装置
と支持部材との取付部が、それぞれ椅子の前後方向に回
動可能なように軸支することができる。
と支持部材との取付部が、それぞれ椅子の前後方向に回
動可能なように軸支することができる。
【0010】
【作用】スイッチを介してモーターを回転させると、モ
ーター回転は伸縮装置の伸縮運動に変換され、この伸縮
装置の伸縮により、支持部材を介して取付けられた背凭
れを同方向に昇降させることができる。背凭れを反対方
向に昇降させたい時は、スイッチを介してモーターを逆
回転させればよい。よって、使用者は片手でスイッチ操
作するだけで、背凭れを上下いずれの方向に昇降させる
ことができ、背凭れを容易にかつ確実にどのような位置
にでも固定できる。
ーター回転は伸縮装置の伸縮運動に変換され、この伸縮
装置の伸縮により、支持部材を介して取付けられた背凭
れを同方向に昇降させることができる。背凭れを反対方
向に昇降させたい時は、スイッチを介してモーターを逆
回転させればよい。よって、使用者は片手でスイッチ操
作するだけで、背凭れを上下いずれの方向に昇降させる
ことができ、背凭れを容易にかつ確実にどのような位置
にでも固定できる。
【0011】スイッチ部を着座者の手の届く位置に配設
することにより、使用者は座ったまま自然な状態で片手
で背凭れの上下調整を行うことができる。
することにより、使用者は座ったまま自然な状態で片手
で背凭れの上下調整を行うことができる。
【0012】背部が塞がれた断面略コ字状の背杆内に支
持部材及び伸縮装置が内装されているため、外から内部
機構が見えず、美観が向上する。
持部材及び伸縮装置が内装されているため、外から内部
機構が見えず、美観が向上する。
【0013】背凭れに無理な力がかかると、背杆が屈曲
し支持部材の上下移動を妨げることになるが、伸縮装置
の両端が背杆と支持部材とに軸支され、回動が許されて
いるため、案内口と支持部材との間に多少の間隙を形成
することができる。この間隙の形成により、案内口と支
持部材とのかじり付きを防止することができる。
し支持部材の上下移動を妨げることになるが、伸縮装置
の両端が背杆と支持部材とに軸支され、回動が許されて
いるため、案内口と支持部材との間に多少の間隙を形成
することができる。この間隙の形成により、案内口と支
持部材とのかじり付きを防止することができる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明すると、
図1は本発明の適用された椅子の一部破断面図であり、
背杆1内に配設されている背凭れの上下調節装置が示さ
れている。
図1は本発明の適用された椅子の一部破断面図であり、
背杆1内に配設されている背凭れの上下調節装置が示さ
れている。
【0015】背杆1は、座席2内の金属製の座枠3下方
に取付けられた取付金具4に、図中点線で示すように、
傾動軸5を介して傾動可能に軸支されている。また、背
凭れ6は、その後面に固定された支持部材7を介して背
杆1に対して上下に摺動可能に取付けられている。31
は、後述するモーター14を正逆駆動させるための切替
スイッチ部であり、座席下面のカバー体32の表面に配
設されている。さらに33はモーター14のバッテリー
であり、座枠3の下面に固定されている。また、これら
バッテリー33、スイッチ部31、モーター14は、通
電コード28で繋がっている。
に取付けられた取付金具4に、図中点線で示すように、
傾動軸5を介して傾動可能に軸支されている。また、背
凭れ6は、その後面に固定された支持部材7を介して背
杆1に対して上下に摺動可能に取付けられている。31
は、後述するモーター14を正逆駆動させるための切替
スイッチ部であり、座席下面のカバー体32の表面に配
設されている。さらに33はモーター14のバッテリー
であり、座枠3の下面に固定されている。また、これら
バッテリー33、スイッチ部31、モーター14は、通
電コード28で繋がっている。
【0016】支持部材7は、図2に示されるように、断
面略コ字状の背部が塞がった背杆1に設けられた開口部
9内をスライドするスライド部材10と、そのスライド
部材10の両端に並設された2つのガイド部材8、8
と、スライド部材10の前面に装着された背凭れ6用の
取付部材11とによって構成されており、さらに前記ス
ライド部材10の裏面には取付金具12が固着されてい
る。
面略コ字状の背部が塞がった背杆1に設けられた開口部
9内をスライドするスライド部材10と、そのスライド
部材10の両端に並設された2つのガイド部材8、8
と、スライド部材10の前面に装着された背凭れ6用の
取付部材11とによって構成されており、さらに前記ス
ライド部材10の裏面には取付金具12が固着されてい
る。
【0017】また、背杆1内には、シリンダー13、モ
ーター14、及びギヤボックス15と、前記シリンダー
13内に上下摺動可能に嵌挿されている昇降部材16と
によって構成される伸縮装置40が収納されている。こ
の伸縮装置40の一端は、ギヤボックス15下方に設け
られた突片17が、背杆1内周面の所定部分に固定され
た2枚の取付板18、18によって挾持され、さらにそ
の突片17と取付板18、18とを貫通するボルト19
によって背杆1に枢着されている。
ーター14、及びギヤボックス15と、前記シリンダー
13内に上下摺動可能に嵌挿されている昇降部材16と
によって構成される伸縮装置40が収納されている。こ
の伸縮装置40の一端は、ギヤボックス15下方に設け
られた突片17が、背杆1内周面の所定部分に固定され
た2枚の取付板18、18によって挾持され、さらにそ
の突片17と取付板18、18とを貫通するボルト19
によって背杆1に枢着されている。
【0018】図3に示されるように、この伸縮装置40
のギヤボックス15上には、モーター14が固定され、
さらにモーター14の駆動軸20はこのギヤボックス1
5内で第1ギヤ21に固定され、さらに第1ギヤ21は
第2ギヤ22、そして第2ギヤ22は第3ギヤ23に回
動力で与えるべく噛設され、このギヤボックス15は伝
動手段を構成している。
のギヤボックス15上には、モーター14が固定され、
さらにモーター14の駆動軸20はこのギヤボックス1
5内で第1ギヤ21に固定され、さらに第1ギヤ21は
第2ギヤ22、そして第2ギヤ22は第3ギヤ23に回
動力で与えるべく噛設され、このギヤボックス15は伝
動手段を構成している。
【0019】第3ギヤ23はネジ棒24に連結され、こ
のネジ棒24の上端はギヤボックス15内から上方のシ
リンダー13内にまで延設されている。また、シリンダ
ー13内に延設されたネジ棒24の外周には、雄ネジ部
25が形成されている。
のネジ棒24の上端はギヤボックス15内から上方のシ
リンダー13内にまで延設されている。また、シリンダ
ー13内に延設されたネジ棒24の外周には、雄ネジ部
25が形成されている。
【0020】このネジ棒24の雄ネジ部25は、昇降部
材16の内周に形成された雌ネジ部26に螺合され、ネ
ジ棒24と昇降部材16との相対回転により、両者は相
対的に昇降できるようになっている。また、この昇降部
材16内は中空であり、相対回転により昇降部材16が
下降する際にネジ棒24の貫通を許すようになってい
る。この昇降部材16の上端の接続部29は、図2及び
図4で示されるように支持部材7の取付金具12によっ
て挾持され、さらにボルト27によってこの取付金具1
2に枢着されている。
材16の内周に形成された雌ネジ部26に螺合され、ネ
ジ棒24と昇降部材16との相対回転により、両者は相
対的に昇降できるようになっている。また、この昇降部
材16内は中空であり、相対回転により昇降部材16が
下降する際にネジ棒24の貫通を許すようになってい
る。この昇降部材16の上端の接続部29は、図2及び
図4で示されるように支持部材7の取付金具12によっ
て挾持され、さらにボルト27によってこの取付金具1
2に枢着されている。
【0021】支持部材7は、図4、図5に示されるよう
に、ガイド部8、8が背杆1の案内口30、30内に、
さらにスライド部材10が開口部9内に各々嵌合され、
背杆1内を上下方向に摺動可能、かつ背杆1に対して回
動不能に嵌装される。
に、ガイド部8、8が背杆1の案内口30、30内に、
さらにスライド部材10が開口部9内に各々嵌合され、
背杆1内を上下方向に摺動可能、かつ背杆1に対して回
動不能に嵌装される。
【0022】また、伸縮装置40と支持部材7とは前述
のようにボルト27で枢着され、さらに昇降装置40と
背杆1とが同様にボルト19で枢着されているため、背
凭れ6に加わる力で背杆1等が多少屈曲したとしても支
持部材7を背杆1内でスムーズに摺動させることができ
るようになっている。
のようにボルト27で枢着され、さらに昇降装置40と
背杆1とが同様にボルト19で枢着されているため、背
凭れ6に加わる力で背杆1等が多少屈曲したとしても支
持部材7を背杆1内でスムーズに摺動させることができ
るようになっている。
【0023】次に、本実施例の作用を図1及び図4を用
いて説明する。モーター14を利用して図1の状態の椅
子の背凭れ6を上昇させようとする場合、カバー体32
の所定位置に配設されたスイッチ部31の上昇スイッチ
を押すことにより、モーター14が回転し、駆動軸2
0、第1ギア21、第2ギア22、そして第3ギア23
(ギアの数を限定するものではない)に回動力が伝達さ
れ、ネジ棒24が回転する。その際、昇降部材16は、
接続部29を介して取付金具12に水平回動不能に軸止
され、さらに前記取付金具12はガイド部材8、8を介
して背杆1に対して水平回動不能な支持部材7の一部に
なっているため、昇降部材16は回転規制され、ネジ棒
24は昇降部材16に対して回転する。昇降部材16に
は雌ネジ部26が形成され、これにネジ棒24の雄ネジ
部25が螺合しているために、ネジ棒24は支持部材7
に固着された背凭れ6を上昇させる。
いて説明する。モーター14を利用して図1の状態の椅
子の背凭れ6を上昇させようとする場合、カバー体32
の所定位置に配設されたスイッチ部31の上昇スイッチ
を押すことにより、モーター14が回転し、駆動軸2
0、第1ギア21、第2ギア22、そして第3ギア23
(ギアの数を限定するものではない)に回動力が伝達さ
れ、ネジ棒24が回転する。その際、昇降部材16は、
接続部29を介して取付金具12に水平回動不能に軸止
され、さらに前記取付金具12はガイド部材8、8を介
して背杆1に対して水平回動不能な支持部材7の一部に
なっているため、昇降部材16は回転規制され、ネジ棒
24は昇降部材16に対して回転する。昇降部材16に
は雌ネジ部26が形成され、これにネジ棒24の雄ネジ
部25が螺合しているために、ネジ棒24は支持部材7
に固着された背凭れ6を上昇させる。
【0024】次に椅子の背凭れ6を下降させたい場合
は、カバー体32の所定位置に設置されたスイッチ部3
1の下降スイッチを押すことにより、モーター14が逆
回転し、前述と逆に背凭れ6を下降させることができ
る。また、背凭れ6の昇降操作ではなく単に背凭れ6に
回転力が与えられた場合でも、背凭れ6に固定された支
持部材7が背杆1内においてガイド部材8、8を介して
回転規制されるため、背凭れ6が回転してしまうことは
ない。
は、カバー体32の所定位置に設置されたスイッチ部3
1の下降スイッチを押すことにより、モーター14が逆
回転し、前述と逆に背凭れ6を下降させることができ
る。また、背凭れ6の昇降操作ではなく単に背凭れ6に
回転力が与えられた場合でも、背凭れ6に固定された支
持部材7が背杆1内においてガイド部材8、8を介して
回転規制されるため、背凭れ6が回転してしまうことは
ない。
【0025】このように、座席3下面に設けられたスイ
ッチ部31を片手で操作するだけでモーター14を駆動
させ、背凭れ6を自在に上下動させることができるだけ
でなく、モーター14を停止させた時点でロック等をす
ることなく背凭れ6をどのような位置にでも確実に保持
することも可能である。また、使用者は座った状態で両
手を煩わせることなく、片手で容易に背凭れ6を任意の
レベルに調整することができる。
ッチ部31を片手で操作するだけでモーター14を駆動
させ、背凭れ6を自在に上下動させることができるだけ
でなく、モーター14を停止させた時点でロック等をす
ることなく背凭れ6をどのような位置にでも確実に保持
することも可能である。また、使用者は座った状態で両
手を煩わせることなく、片手で容易に背凭れ6を任意の
レベルに調整することができる。
【0026】また、電動のモーター14を使用するた
め、駆動部であるモーター14が背杆1内に設置された
場合でも、スイッチ部31を椅子のどの位置にでも設置
でき、特に本実施例のような傾動軸5で背凭れ6が傾く
ような構造のものに適用すると、スイッチ部31とモー
ター14とが可撓性の高い通電コード28で繋がってい
るため、背凭れ6の傾動に悪影響を与えることがない。
め、駆動部であるモーター14が背杆1内に設置された
場合でも、スイッチ部31を椅子のどの位置にでも設置
でき、特に本実施例のような傾動軸5で背凭れ6が傾く
ような構造のものに適用すると、スイッチ部31とモー
ター14とが可撓性の高い通電コード28で繋がってい
るため、背凭れ6の傾動に悪影響を与えることがない。
【0027】以上、本発明の実施例を図面によって説明
してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるも
のでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるも
のでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0028】例えば、昇降部材16の外周に雄ネジ部を
形成し、第3ギヤからシリンダー13内に延設された駆
動軸を内周に雌ネジ部を有する中空管にし、この中空管
内に前記昇降部材16を螺合するようにして、雄ネジ部
と雌ネジ部とを前述の実施例の場合と逆にしてもよい。
形成し、第3ギヤからシリンダー13内に延設された駆
動軸を内周に雌ネジ部を有する中空管にし、この中空管
内に前記昇降部材16を螺合するようにして、雄ネジ部
と雌ネジ部とを前述の実施例の場合と逆にしてもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明の椅子の上下調整装置にあって
は、スイッチを介してモーターを回転させると、モータ
ー回転は伸縮装置の伸縮運動に変換され、この伸縮装置
の伸縮により、支持部材を介して取付けられた背凭れを
同方向に昇降させることができる。背凭れを反対方向に
昇降させたい時は、スイッチを介してモーターを逆回転
させればよい。よって、使用者は片手でスイッチ操作す
るだけで、背凭れを上下いずれの方向に昇降させること
ができ、背凭れを容易にかつ確実にどのような位置にで
も固定できる。
は、スイッチを介してモーターを回転させると、モータ
ー回転は伸縮装置の伸縮運動に変換され、この伸縮装置
の伸縮により、支持部材を介して取付けられた背凭れを
同方向に昇降させることができる。背凭れを反対方向に
昇降させたい時は、スイッチを介してモーターを逆回転
させればよい。よって、使用者は片手でスイッチ操作す
るだけで、背凭れを上下いずれの方向に昇降させること
ができ、背凭れを容易にかつ確実にどのような位置にで
も固定できる。
【0030】
【図1】本発明を適用した実施例の椅子の一部破断面図
である。
である。
【図2】図1の要部組立分解斜視図である。
【図3】伸縮装置の断面図である。
【図4】図1の要部拡大斜視図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
1 背杆 2 座面 3 座枠 4 取付金具 5 傾動軸 6 背凭れ 7 支持部材 8 ガイド部
材 9 開口部 10 スライド
部材 11 取付部材 12 取付金
具 13 シリンダー 14 モータ
ー 15 ギヤボックス 16 昇降部
材 17 突片 18 取付板 19 ボルト 20 駆動軸 21 第1ギヤ 22 第2ギ
ヤ 23 第3ギヤ 24 ネジ棒 25 雄ネジ部 26 雌ネジ
部 27 ボルト 29 接続部 30 案内口 31 スイッ
チ部 32 カバー体 33 バッテ
リー 40 伸縮装置
材 9 開口部 10 スライド
部材 11 取付部材 12 取付金
具 13 シリンダー 14 モータ
ー 15 ギヤボックス 16 昇降部
材 17 突片 18 取付板 19 ボルト 20 駆動軸 21 第1ギヤ 22 第2ギ
ヤ 23 第3ギヤ 24 ネジ棒 25 雄ネジ部 26 雌ネジ
部 27 ボルト 29 接続部 30 案内口 31 スイッ
チ部 32 カバー体 33 バッテ
リー 40 伸縮装置
Claims (4)
- 【請求項1】 座の後端に立設する背杆に、背凭れの支
持部材を上下摺動自在かつ回動不能に嵌合する椅子の背
凭れの上下調整装置において、前記背杆は、背部が塞が
れた略断面コ字状をなし、その左右に前記支持部材に設
けた一対のガイド部材を案内する上下方向に向く案内口
を設けるとともに、前記左右案内口の中間部に、スイッ
チ部を介して正逆駆動操作可能な駆動モーターと、該駆
動モーターの出力により前記支持部材を上下方向に伸縮
させる伸縮装置とを設けたことを特徴とする椅子の背凭
れの上下調整装置。 - 【請求項2】 前記駆動モーターのスイッチ部が、使用
者が着座状態で手の届く箇所に配設されている請求項1
に記載の椅子の背凭れの上下調整装置。 - 【請求項3】 前記スイッチ部を座席に設け、前記駆動
モーターから前記スイッチ部までの通電コードの一部が
背杆内に挿通されている請求項1又は2に記載の椅子の
背凭れの上下調整装置。 - 【請求項4】 前記伸縮装置と背杆との取付部、及び伸
縮装置と支持部材との取付部が、それぞれ椅子の前後方
向に回動可能なように軸支されている請求項1ないし3
に記載の椅子の背凭れの上下調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06157864A JP3132961B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 椅子の背凭れの上下調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06157864A JP3132961B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 椅子の背凭れの上下調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08391A JPH08391A (ja) | 1996-01-09 |
JP3132961B2 true JP3132961B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=15659067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06157864A Expired - Fee Related JP3132961B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 椅子の背凭れの上下調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3132961B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100729294B1 (ko) * | 2005-08-09 | 2007-06-18 | 김광일 | 의자 |
KR100829220B1 (ko) * | 2007-05-09 | 2008-05-14 | 이훈 | 허리받이 겸용 머리받이가 설치된 의자 |
JP5498125B2 (ja) * | 2009-10-27 | 2014-05-21 | タカノ株式会社 | 可逆式回転伝達機構及びそれを用いた椅子の可動構造物 |
US8382181B2 (en) * | 2010-04-26 | 2013-02-26 | Ferno-Washington, Inc. | Emergency vehicle patient transport systems |
JP7307537B2 (ja) * | 2018-10-09 | 2023-07-12 | 株式会社イトーキ | 椅子 |
US11432649B2 (en) * | 2019-09-24 | 2022-09-06 | Beech Enterprises, Llc | Adjustable desk chair |
-
1994
- 1994-06-16 JP JP06157864A patent/JP3132961B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08391A (ja) | 1996-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5926877A (en) | Adjustable supporting table | |
US8128147B1 (en) | Vehicle seat | |
JPS604437A (ja) | 車両用座席 | |
US10888169B1 (en) | Electric sofa frame | |
JPH09234121A (ja) | コンピュータシステム用机 | |
US5131717A (en) | Reclining chair having a movable seat back and a movable seat bottom | |
JPH10507389A (ja) | ベッドの上端部および/または下端部を傾動させる装置 | |
JPH11244054A (ja) | 調整可能な天板部を備えたテーブル | |
JP3132961B2 (ja) | 椅子の背凭れの上下調整装置 | |
US5620230A (en) | Adjustable hairdresser's chair | |
US3848845A (en) | Adjustable seat assembly | |
JP2948516B2 (ja) | 伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置 | |
KR20090008040A (ko) | 책상 | |
KR200310878Y1 (ko) | 액정 표시 모니터용 자동 조절 지지대 | |
EP2463147B1 (en) | Vehicle seat | |
JPH08393A (ja) | 椅子の肘掛けの幅間隔調整装置 | |
KR20030019925A (ko) | 데스크 시스템 | |
JPH08395A (ja) | 椅子の肘当ての上下調整装置 | |
JP3284091B2 (ja) | 天板昇降機構付きテーブル | |
JP3997452B2 (ja) | 座席昇降装置付き椅子 | |
JPH10286199A (ja) | 手すり付き着座装置 | |
CN219127270U (zh) | 一种多位置移动式调节的按摩椅 | |
KR102661349B1 (ko) | 각도조절가능한 침대 헤드 | |
JP2669588B2 (ja) | ヘッドレスト装置 | |
JPH073951Y2 (ja) | 昇降式家具類 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001024 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |