JP3719643B2 - 目地カバー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は目地部を介して建てられた左右の建物等の壁間あるいは建物等の壁と床の間の目地部を覆う目地カバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の目地カバー装置は地震等によって左右の建物が異なる左右方向に揺れ動いた場合に、その揺れ動きを吸収できるような構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
最近、免震ビルや吊り床構造の建物が増加し、これらの建物は地震等によって揺れ動く場合、その揺れ動き寸法は大きく、かつ異なる前後方向はもちろんのこと、異なる上下方向にも揺れ動き、従来の構造ではこれらの揺れ動きに追従できないという欠点があった。
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、段差のない状態で左右の建物等の狭い壁間あるいは建物等の壁と床の間の目地部を通路として覆うことができるとともに、左右の建物が地震等によって異なる前後左右方向に揺れ動いても、その揺れ動きに追従して、損傷することなく目地部を確実に覆うことができる目地カバー装置を提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は目地部を介して建てられた左右の建物等の一方の建物の壁躯体に取付けられた該目地部のほぼ半分を覆う支持床と、この支持床の床面にスライド移動可能に取付けられた前記目地部を覆うことができる可動目地プレートと、この可動目地プレートを覆うように、前記支持床の反目地部側部位で後端部が上下移動可能に支持された可動側目地プレートと、この可動側目地プレートの遊端部を先端部が当接あるいはわずかな隙間を有して支持することができるように、前記左右の建物等の他方の建物の壁躯体に設けられた固定側目地プレートと、前記左右の建物が地震等によって前記目地部が狭くなるように揺れ動いた場合に、前記可動側目地プレートの遊端部を自動的に押し上げ移動させる移動機構と、前記目地部が狭くなった場合には、前記可動目地プレートと固定側目地プレートとの係合状態を解除し、該目地部が広くなった場合には、該可動目地プレートを係合状態で該目地部を覆うように引き出すと同時に、該固定側目地プレートとの先端部寄りの部位で支持することができる係合機構とで目地カバー装置を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0008】
図1ないし図8に示す本発明の第1の実施の形態において、1は目地部2を介して設けられた左右の建物3、3等の壁躯体4、4A間を覆う通路としての本発明の目地カバー装置で、この目地カバー装置1は前記左右の建物3、3等の一方の目地部側の壁躯体4に前記目地部2の間隔のほぼ半分を覆うように突出状態に設けられた支持床5と、この支持床5の床面にスライド移動可能に取付けられた複数個の可動目地プレート6と、前記支持床5の反目地部側の床面部位に後端部が上下移動可能に支持された、前記可動目地プレート6のスライド移動を可能に覆う複数個の可動側目地プレート7と、この可動側目地プレート7の遊端部を先端部が当接あるいはわずかな隙間を有して支持する前記左右の建物3、3等の他方の目地部側の壁躯体4Aに突出するように設けられた固定側目地プレート8と、前記左右の建物3、3等が地震等によって目地部2が狭くなるように揺れ動いた場合に、前記可動側目地プレート7の遊端部を自動的に押し上げ、移動させる傾斜面を用いた移動機構9と、前記目地部2が狭くなるように揺れ動いた場合、前記可動目地プレート6と固定側目地プレート8との係合状態を解除し、該目地部2が広くなるように揺れ動いた場合、該可動目地プレート6を係合状態で該目地部2を覆うように引き出すと同時に、支持することができる係止片および係合片を用いた係合機構10とで構成されている。
【0009】
前記支持床5は図2に示すように、反目地部側の床面部位に所定間隔で上方に突出するように固定された筒状の複数個の軸受部材11と、この複数個の軸受部材11に近傍の床面部位に長手方向に所定間隔に形成された上方へ突出する複数個の一方のストッパー片12と、この一方のストッパー片12に近傍の床面部位に長手方向に所定間隔に形成された山形状の複数個の突起13と、目地部側の前記支持床5の床面端部部位に長手方向に所定間隔に形成された上方へ突出する複数個の他方のストッパー片14とで構成されている。
【0010】
前記可動目地プレート6は図4に示すように、反目地部側に位置する一端部の下部に、通常時には前記一方のストッパー片12と突起13との間に位置するローラ15、15が回動可能に備えられた金属角パイプ材製の2本の支持バー16、16と、この2本の支持バー16、16の上面を覆うように溶接や皿ビス等によって固定された金属材製のカバー板17とで構成されている。
【0011】
前記可動側目地プレート7は図5に示すように、遊端部に移動機構9の傾斜面18が形成された、前記可動目地プレート6のスライド移動を可能に覆う上面が前記固定側目地プレート8とほぼ同一面になるようにモルタルやコンクリート等を介してタイル等が設置された皿状の金属材製の可動側目地プレート本体19と、この可動側目地プレート本体19の底面の後端部部位に所定間隔に取付けられた前記軸受部材11のそれぞれに上下移動可能に支持される棒状の支持ピン20、20、20と、前記可動側目地プレート本体の遊端部の底面部位に取付けられた少なくとも1個の、本実施の形態では2個のガイドローラ21、21とで構成されている。
【0012】
前記固定側目地プレート8は図2に示すように、目地部側の先端部に前記傾斜面18と対応する移動機構9の傾斜面22が形成され、目地部2が狭くなるように揺れ動いた場合、該傾斜面22は前記傾斜面18と当接して上方へ押し上げることができるように前記左右の建物3、3等の他方の壁躯体4Aに設けられる。
【0013】
前記係合機構10は図2および図3に示すように、前記可動目地プレート6の目地部側の両側端部内壁面部位に内方に突出するように形成された先端部に突起状の一方の係止片23を有するほぼL字状の一方の係合片24と、この係合片24と常時は係合状態で前記可動目地プレート6を両側面から支持できるように対向し、前記固定側目地プレート8の底面の先端部寄り部位に取付けられた下方に突出する先端部に突起状の他方の係止片25を有するほぼJ字状の他方の係合片26とで構成されている。
【0014】
上記構成の目地カバー装置1は地震等によって目地部2の間隔が広くなるような揺れ動きが生じた場合、図6に示すように可動目地プレート6は固定側目地プレート8と係合状態で支持されたまま可動目地プレート6の端部のローラ15が支持床5上を目地部側へスライド移動することにより、目地部側に引き出されるようにスライド移動して、その揺れ動きを吸収する。
また、目地部2が狭くなるような揺れ動きが生じた場合、図7に示すように可動目地プレート6が軸受部材に当接することによって、固定側目地プレート8との係合状態が解除されるとともに、固定側目地プレート8が可動目地プレート6を支持した状態で反目地部側へスライド移動すると同時に、固定側目地プレート8の先端部の傾斜面22が可動側目地プレート7の遊端部の傾斜面18を押し上げるとともに、可動側目地プレート7と固定側目地プレート8とが重なり合うようにスライド移動して、その揺れ動きを吸収する。
この後、目地部が通常の状態に戻る時には、可動目地プレート6のローラ15が一方のストッパー片12と突起13との間に嵌まり込んで、ローラ15が突起13をストッパーにして係止状態になると同時に、一方および他方の係合片24、26が係合状態に戻る。
さらに、左右の建物3、3等が異なる前後方向に揺れ動いた場合、図8に示すように可動目地プレート6の端部のローラ15が支持床5上を前後方向にスライド移動して、その揺れ動きを吸収する。
【0015】
【発明の異なる実施の形態】
次に、図9ないし図46に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0016】
図9ないし図12に示す本発明の第2の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、それぞれの可動目地プレート6の両側部をスライド移動可能に支持することができるように、固定側目地プレート8の底面部位に取付けられた一方の係合片と係合することができる目地部側の先端部寄り部位に他方の係止片25を有するレール状の他方の係合片26Aを用いた係合機構10Aを用いた点で、このように形成された係合機構10Aを用いて構成した目地カバー装置1Aにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0017】
図13ないし図15に示す本発明の第3の実施の形態において、前記本発明の第2の実施の形態と主に異なる点は、反目地部側に位置する両側面先端寄りの部位の内壁面部位にローラ15、15が備えられた断面コ字状の金属材製のカバー板17Aとからなる可動目地プレート6Aを用いた点で、このように形成された可動目地プレート6Aを用いて構成した目地カバー装置1Bにしても、前記本発明の第2の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0018】
図16ないし図19に示す本発明の第4の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、固定側目地プレート8の底面の目地部側の端部寄り部位に長手方向に取付けられた先端部に他方の係止片25を有するL字状の他方の係合片26Bと、この他方の係合片26Bと常時は係合状態で可動目地プレート6を支持することができるように、該可動目地プレート6のカバー板17の上面の目地部側端部寄り部位に取付けられた先端部に前記他方の係合片26B内に係止されるように形成された一方の係止片23を有するL字状の一方の係合片24Aとからなる係合機構10Bを用いた点で、このように形成された係合機構10Bを用いて構成した目地カバー装置1Cにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0019】
図20ないし図22に示す本発明の第5の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、固定側目地プレート8の先端部部位に目地凹部27を形成することができる押し上げ片28を用いた移動機構9Aを用いた点で、このように形成された移動機構9Aを用いて構成した目地カバー装置1Dにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0020】
図23ないし図25に示す本発明の第6の実施の形態において、前記本発明の第4の実施の形態と主に異なる点は、支持床5の床面端部部位に取付けられたローラあるいは下部が半球状等のスベリ支承、本実施の形態ではローラである他方のストッパー片14Aと、他方の係合片26Bと、一方の係合片24Aと、一端が可動目地プレート6Bの目地部側部位に下方に突出するように形成された取付け片29a、29aに係止され、他端が一方の建物3の壁躯体4に係止された該可動目地プレートを常時反目地部側へ付勢する付勢スプリング29、29とからなる係合機構10Cを用いた点で、このように形成された係合機構10Cを用いて構成した目地カバー装置1Eにしても、前記本発明の第4の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本実施の形態では左右方向にスライド移動することができるように、ストッパー片としてのローラを用いたものについて説明したが、本実施の形態ではこれに限らず、固定的に取付けられたストッパー片14を用いてもよい。
【0021】
図26ないし図32に示す本発明の第7の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、上面にタイルや化粧板30が設置され、目地部側の端部部位に凹部31が形成された床躯体32に一体的に設けられた目地部2のほぼ半分を覆う一方の支持床33および他方の建物3の壁躯体4に一体的に設けられた該目地部のほぼ半分を覆う他方の支持床34と、この一方および他方の支持床33、34の床面上にスライド移動可能に設けられたL字状の金属材製のカバー板17B、このカバー板17Bの側面部の内壁面部位に枠形状で溶接あるいは複数本のビス等で固定された補強バー43、この補強バー43の下面に回動可能に取付けられた台車ローラ44、44を有する2個の台車45、45とからなる可動目地プレート6Cと、この可動目地プレート6Cを覆うように後端部の底面部位に取付けられたボルトや固定ピン35によって前記凹部31内に固定され、先端部に傾斜面36が形成された皿状の金属材製の固定側目地プレート本体37、この固定側目地プレート本体37の内部38内にモルタルやコンクリート39を介して取付けられた前記床躯体32に設置されたタイルや化粧板30と同様なタイルや化粧板30とからなる固定側目地プレート8Aと、他方の建物3の壁躯体4に形成された他方の凹部40内にピン挿入孔41を形成し、該ピン挿入孔41に上下移動可能に挿入される支持ピン20が後端部の底面部位に形成され、遊端部に傾斜面18が形成された皿状の金属材製の可動側目地プレート本体19、この可動側目地プレート本体19の内部42内にモルタルやコンクリート39を介して取付けられた前記固定側目地プレート8Aに設置されたタイルや化粧板30と同様に設置されたタイルや化粧板30とからなる可動側目地プレート7Aと、前記一方の支持床33の目地部側の先端部に上方に突出するように形成された一方の係合片24C、前記他方の支持床34の目地部側の先端部に上方に突出するように形成された他方の係合片25Aとからなる係合機構10Dとを用いた点で、このように構成された目地カバー装置1Fにしても前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本実施の形態では、前後左右方向にスライド移動することができる可動目地プレートについて説明したが、本実施の形態ではこれに限らず、左右方向にスライド移動することができるように、固定的にローラが取付けられた可動目地プレートを用いてもよい。
【0022】
図33ないし図37に示す本発明の第8の実施の形態において、前記本発明の第7の実施の形態と主に異なる点は、可動側目地プレート7Bには固定側目地プレート8Aの傾斜面36をスライド移動する先端下部に移動機構9の傾斜あるいは移動凹部、本発明の実施の形態では移動機構9Bの移動凹部46に形成され、先端部にヒンジ部材47、47を介して上下方向に回動するように取付けられたステップ板48とを用いた点で、このように構成した目地カバー装置1Gにしても前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0023】
図38ないし図43に示す本発明の第9の実施の形態において、前記本発明の第7の実施の形態と主に異なる点は、一方の支持床33とほぼ同一の高さ寸法で他方の建物3の壁躯体4に取付けられた他方の支持床34と、この他方の支持床34の上方の壁躯体部位に設けられた固定部材49に固定的に取付けられた固定側目地プレート8Aと、両端部に形成された移動機構の傾斜面50、50がそれぞれの固定側目地プレート8Aに支持される皿状の金属材製の可動側目地プレート本体19A、この可動側目地プレート本体19Aのほぼ中央部の底面部位に固定的あるいは回転可能に取付けられた支持杆51とからなる可動側目地プレート7Dと、この可動側目地プレート7Dの支持杆51が係合状態で挿入され、前記可動側目地プレート7Dを支持することができる挿入孔52が上面のほぼ中央部に形成された断面コ字状の金属材製のカバー板17C、このカバー板17Cの両側面の内側面部位に枠形状で溶接あるいは複数本のビス等で固定された両端部にローラ15を有する補強バー43とからなる可動目地プレート6Dとを用いた点で、このように構成した目地カバー装置1Hにしても、前記本発明の第7の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0024】
図44ないし図46に示す本発明の第10の実施の形態において、前記本発明の第7の実施の形態と主に異なる点は、他方の建物3の壁躯体4にボルト53を用いて固定的に取付けられた目地部2のほぼ半分を覆う底面に支持バー部材54有する他方の支持床34Aを用いた点で、このように構成した目地カバー装置1Iにしても前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られるとともに、他方の支持床34Aを設置条件に合わせて所定の位置に取付けることができる。
【0025】
なお、本発明の各実施の形態で用いられる可動目地プレートや可動側目地プレートにはローラを用いたものについて説明したが、本発明はこれに限らず、ローラに代わって下部が半球状等のスベリ支承を設けて、前後左右方向にスライド移動できるようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0027】
(1)目地部を介して建てられた左右の建物等の一方の建物の壁躯体に取付けられた該目地部のほぼ半分を覆う支持床と、この支持床の床面にスライド移動可能に取付けられた前記目地部を覆うことができる可動目地プレートと、この可動目地プレートを覆うように、前記支持床の反目地部側部位で後端部が上下移動可能に支持された可動側目地プレートと、この可動側目地プレートの遊端部を先端部が当接あるいはわずかな隙間を有して支持することができるように、前記左右の建物等の他方の建物の壁躯体に設けられた固定側目地プレートと、前記左右の建物が地震等によって前記目地部が狭くなるように揺れ動いた場合に、前記可動側目地プレートの遊端部を自動的に押し上げ移動させる移動機構と、前記目地部が狭くなった場合には、前記可動目地プレートと固定側目地プレートとの係合状態を解除し、該目地部が広くなった場合には、該可動目地プレートを係合状態で該目地部を覆うように引き出すと同時に、該固定側目地プレートとの先端部寄りの部位で支持することができる係合機構とで構成されているので、常時には可動側目地プレートと固定側目地プレートとで上面がほぼ同一面で隙間のない状態に覆うことができる。
したがって、美観の向上を図るとともに、左右の建物の狭い壁間でも確実に目地部を覆うことができ、通路として効率よく使用することができる。
【0028】
(2)前記(1)によって、地震等によって目地部が狭くなるように揺れ動いた場合には、可動側目地プレートと固定側目地プレートとが重なり合って、その揺れ動きを吸収することができる。
【0029】
(3)前記(1)によって、目地部が広くなるように揺れ動いた場合には、支持床上を可動目地プレートの遊端部がスライド移動して、その揺れ動きを吸収することができる。
【0030】
(4)前記(1)によって、可動目地プレートの後端部は固定側目地プレートに支持されているので、左右の建物等が異なる前後方向に揺れ動いても、その揺れ動きを吸収することができる。
【0031】
(5)請求項2および3も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の平面図。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図。
【図3】図1の3−3線に沿う拡大断面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の可動目地プレートの説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の可動側目地プレートの説明図。
【図6】目地部が広くなった場合の動作説明図。
【図7】目地部が狭くなった場合の動作説明図。
【図8】前後方向に揺れ動いた場合の動作説明図。
【図9】本発明の第2の実施の形態の平面図。
【図10】図9の10−10線に沿う拡大断面図。
【図11】図9の11−11線に沿う拡大断面図。
【図12】本発明の第2の実施の形態の他方の係合片の説明図。
【図13】本発明の第3の実施の形態の平面図。
【図14】図13の14−14線に沿う拡大断面図。
【図15】本発明の第3の実施の形態の可動目地プレートの説明図。
【図16】本発明の第4の実施の形態の平面図。
【図17】図16の17−17線に沿う拡大断面図。
【図18】本発明の第4の実施の形態の一方および他方の係合片の説明図。
【図19】前後方向に揺れ動いた場合の動作説明図。
【図20】本発明の第5の実施の形態の平面図。
【図21】図20の21−21線に沿う拡大断面図。
【図22】本発明の第5の実施の形態の固定側目地プレートの説明図。
【図23】本発明の第6の実施の形態の平面図。
【図24】図23の24−24線に沿う拡大断面図。
【図25】本発明の第6の実施の形態の可動目地プレートの説明図。
【図26】本発明の第7の実施の形態の平面図。
【図27】図26の27−27線に沿う拡大断面図。
【図28】本発明の第7の実施の形態の可動目地プレートの説明図。
【図29】本発明の第7の実施の形態の可動側目地プレートの説明図。
【図30】本発明の第7の実施の形態の固定側目地プレートの説明図。
【図31】目地部が広くなった場合の動作説明図。
【図32】目地部が狭くなった場合の動作説明図。
【図33】本発明の第8の実施の形態の平面図。
【図34】図33の34−34線に沿う拡大断面図。
【図35】本発明の第8の実施の形態の可動側目地プレートの説明図。
【図36】目地部が広くなった場合の動作説明図。
【図37】目地部が狭くなった場合の動作説明図。
【図38】本発明の第9の実施の形態の平面図。
【図39】図38の39−39線に沿う拡大断面図。
【図40】本発明の第9の実施の形態の可動側目地プレートの説明図。
【図41】本発明の第9の実施の形態の可動目地プレートの説明図。
【図42】目地部が広くなった場合の動作説明図。
【図43】目地部が狭くなった場合の動作説明図。
【図44】本発明の第10の実施の形態の平面図。
【図45】図44の45−45線に沿う拡大断面図。
【図46】本発明の第10の実施の形態の固定側目地プレートの説明図。
【符号の説明】
1、1A〜1I:目地カバー装置、
2:目地部、 3:建物、
4:壁躯体、 5:支持床、
6、6A〜6D:可動目地プレート、
7、7A〜7D:可動側目地プレート、
8、8A:固定側目地プレート、
9、9A:移動機構、
10、10A〜10D:係合機構、
11:軸受部材、 12:一方のストッパー片、
13:突起、 14、14A:他方のストッパー片、
15:ローラ、 16:支持バー、
17、17A、17B、17C:カバー板、
18:傾斜面、
19、19A:可動側目地プレート本体、
20:支持ピン、 21:ガイドローラ、
22:傾斜面、 23:一方の係止片、
24、24A、24B、24C:一方の係合片、
25:他方の係止片、
26、26A、26B、26C:他方の係合片、
27:目地凹部、 28:押し上げ片、
29:付勢スプリング、 30:タイルや化粧板
31:凹部、 32:床躯体、
33:一方の支持床、 34、34A:他方の支持床、
35:ボルトや固定ピン、 36:傾斜面、
37:固定側目地プレート本体、
38:内部 39:モルタルやコンクリート、
40:他方の凹部、 41:ピン挿入孔、
42:内部、 43:補強バー、
44:台車ローラ、 45:台車、
46:移動凹部、 47:ヒンジ部材、
48:ステップ板、 49:固定部材、
50:傾斜面、 51:支持杆、
52:挿入孔、 53:ボルト。

Claims (3)

  1. 目地部を介して建てられた左右の建物等の一方の建物の壁躯体に取付けられた該目地部のほぼ半分を覆う支持床と、この支持床の床面にスライド移動可能に取付けられた前記目地部を覆うことができる可動目地プレートと、この可動目地プレートを覆うように、前記支持床の反目地部側部位で後端部が上下移動可能に支持された可動側目地プレートと、この可動側目地プレートの遊端部を先端部が当接あるいはわずかな隙間を有して支持することができるように、前記左右の建物等の他方の建物の壁躯体に設けられた固定側目地プレートと、前記左右の建物が地震等によって前記目地部が狭くなるように揺れ動いた場合に、前記可動側目地プレートの遊端部を自動的に押し上げ移動させる移動機構と、前記目地部が狭くなった場合には、前記可動目地プレートと固定側目地プレートとの係合状態を解除し、該目地部が広くなった場合には、該可動目地プレートを係合状態で該目地部を覆うように引き出すと同時に、該固定側目地プレートとの先端部寄りの部位で支持することができる係合機構とからなることを特徴とする目地カバー装置。
  2. 目地部を介して建てられた左右の建物等の一方の建物の壁躯体に取付けられた該目地部のほぼ半分を覆う支持床と、この支持床の床面にスライド移動可能に取付けられた前記目地部を覆うことができる可動目地プレートと、この可動目地プレートを覆うように、前記支持床の反目地部側部位で後端部が上下移動可能に支持された可動側目地プレートと、この可動側目地プレートの遊端部を先端部が当接あるいはわずかな隙間を有して支持することができるように、前記左右の建物等の他方の建物の壁躯体に設けられた固定側目地プレートと、前記左右の建物等が地震等によって前記目地部が狭くなるように揺れ動いた場合に、前記固定側目地プレートの先端部に当接して前記可動側目地プレートの遊端部を自動的に押し上げ、移動させることができる対向する傾斜面、あるいは一方が傾斜面で他方が該傾斜面を押上げ、移動させる押上げ片を用いた移動機構と、前記目地部が狭くなった場合には、前記可動目地プレートと固定側目地プレートとの係合状態を解除し、該目地部が広くなった場合には、該可動目地プレートを係合状態で該目地部を覆うように引き出すと同時に、該固定側目地プレートとの先端部寄りの部位で支持することができる係合機構とからなることを特徴とする目地カバー装置。
  3. 目地部を介して建てられた左右の建物等の一方の建物の壁あるいは床躯体に取付けられた該目地部のほぼ半分を覆う一方の支持床および該左右の建物等の他方の建物の壁あるいは床躯体に取付けられた該目地部のほぼ半分を覆う他方の支持床と、この一方および他方の支持床の床面にスライド移動可能に取付けられた前記目地部を覆うことができる可動目地プレートと、この可動目地プレートを覆うように、前記左右の建物等の一方の建物の壁あるいは床躯体に固定的に取付けられた固定側目地プレートと、この固定側目地プレートの先端部が遊端部を当接あるいは隙間を有して支持することができるように、前記左右の建物等の他方の建物の壁あるいは床躯体に後端部が上下移動可能に支持された可動側目地プレートと、前記左右の建物等が地震等によって前記目地部が狭くなるように揺れ動いた場合に、前記固定側目地プレートの先端部に当接して前記可動側目地プレートの遊端部を自動的に押し上げ、移動させることができる対向する傾斜面、あるいは一方が傾斜面で他方が該傾斜面を押上げ、移動させる押上げ片を用いた移動機構と、前記可動目地プレートを常時支持することができるとともに、前記目地部が広くなった場合には、該可動目地プレートを前記固定側目地プレートとの先端部寄りの部位で係合状態で該目地部を覆うように引き出すことができる係合機構とからなることを特徴とする目地カバー装置。
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