JP3604614B2 - 床用目地装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は目地部を介して設けられた左右の建物等の床面間を覆う床用目地装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の床用目地装置は地震等によって左右の建物が異なる左右方向に揺れ動いた場合に、その揺れ動きを吸収できるような構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
最近、免震ビルや吊り床構造の建物が増加し、これらの建物は地震等によって揺れ動く場合、その揺れ動く寸法は大きく、かつ異なる前後左右はもちろんのこと、異なる上下方向にも揺れ動き、従来の構造ではこれらの揺れ動きに追従できないという欠点があった。
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、左右の建物等が地震等によって異なる前後左右方向や上下方向に揺れ動いても、その揺れ動きに追従して、損傷することなく目地部を確実に覆うことができる床用目地装置を提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は目地部を介して設けられた左右の建物等の床の一方の目地部側の床躯体に目地部の間隔とほぼ同じ間隔となるように形成された凹部と、前記左右の床の他方の目地部側の床躯体に後端部が枢支され、遊端部が前記凹部のほぼ中央部に該凹部内をスライド移動可能に支持される可動目地プレートと、前記凹部の反目地部側の一方の床躯体に後端部が枢支された該凹部を前記可動目地プレートのスライド移動を可能に覆う該可動目地プレートに遊端部側が支持される一方の目地プレートと、前記可動目地プレートの枢支部側に後端部が枢支あるいは上下移動可能に支持され、遊端部が前記一方の目地プレートの遊端部と当接あるいはわずかな隙間を有し、該可動目地プレートに支持される他方の目地プレートと、前記左右の建物等が地震等によって目地部が狭くなるように揺れ動いた場合に、前記一方の目地プレートと他方の目地プレートのいずれか一方の遊端部を自動的に押し上げる傾斜面を用いた自動押し上げ機構とで床用目地装置を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0008】
図1ないし図10に示す本発明の第1の実施の形態において、1は目地部2を介して設けられた左右の建物3、3等の床4、4間を覆う本発明の床用目地装置で、この床用目地装置1は前記左右の建物3、3等の一方の目地部側の床躯体5に前記目地部2の間隔とほぼ同じ間隔となるように形成された凹部6と、この凹部6を覆うように複数本の固定ビス7等によって固定された下地レール8と、前記左右の建物3、3等の他方の目地部側の床躯体5Aに後端部がヒンジ部材9によって枢支され、遊端部が前記凹部6のほぼ中央部に該凹部6内の下地レール8上をスライド移動可能に支持される可動目地プレート10と、前記凹部6の反目地部側の一方の床躯体5に後端部がヒンジ部材11によって枢支された該凹部6を前記可動目地プレート10のスライド移動を可能に覆う、該可動目地プレート10に遊端部側が支持される一方の目地プレート12と、前記可動目地プレート10の枢支部側に後端部がヒンジ部材13によって枢支され、遊端部が前記一方の目地プレート12の遊端部と当接あるいはわずかな隙間を有し、該可動目地プレート10に支持される他方の目地プレート14と、前記左右の建物3、3等が地震等によって目地部2が狭くなるように揺れ動いた場合に、前記一方の目地プレート12と他方の目地プレート14のいずれか一方の遊端部を自動的に押し上げる傾斜面を用いた自動押し上げ機構15とで構成されている。
【0009】
前記下地レール8は図3に示すように、金属材で前記凹部6の底面を覆う板状の下地レール本体16と、この下地レール本体16の一端部に一体形成された下方へ突出するストッパー片17と、前記下地レール本体16の他端部に一体形成された上方へほぼ逆L字状に突出する支持片18とで形成されている。
【0010】
前記可動目地プレート10は図4に示すように、前記他方の目地部側の床躯体5Aの上部角部に固定されたヒンジ部材9に所定間隔で後端部が枢支され、前記凹部6のほぼ中央部に位置する遊端部の下部にローラー19が備えられた、金属角パイプ材製の複数本の支持バー20と、この複数本の支持バー20の上面を覆うように溶接や皿ビス等によって固定された金属材製のカバー板21とで構成されている。
【0011】
前記一方の目地プレート12は図5に示すように、金属材で遊端部に自動押し上げ機構15の傾斜面22が形成された浅皿状の一方の目地プレート本体23と、この一方の目地プレート本体23内に設けられた床フローリング、モルタルとタイル、モルタルと石材等の床化粧材24とで構成されている。
【0012】
前記他方の目地プレート14は図6に示すように、金属材で遊端部に自動押し上げ機構15の傾斜面25が形成された浅皿状の他方の目地プレート本体26と、この他方の目地プレート本体26内に設けられた床フローリング、モルタルとタイル、モルタルと石材等の床化粧材27とで構成されている。
【0013】
上記構成の床用目地装置1は地震等によって目地部2の間隔が大きくなるように揺れ動いた場合には、図7に示すように可動目地プレート10の遊端部のローラー19が下地レール8上を目地部側へスライド移動して、その揺れ動きを吸収する。
目地部2の間隔が小さくなるように揺れ動いた場合には、図8に示すように可動目地プレート10の遊端部のローラー19が下地レール8上を反目地部側へスライド移動するとともに、一方の目地プレート12の先端部の傾斜面22が他方の目地プレート14の傾斜面25を押し上げ、該一方の目地プレート12と他方の目地プレート14とが重なり合うようにスライド移動して、その揺れ動きを吸収する。
左右の建物3、3等が異なる上下方向に揺れ動いた場合、図9に示すように可動目地プレート10、一方の目地プレート12、他方の目地プレート14のそれぞれの遊端部が上下方向に回動して、その揺れ動きを吸収する。
左右の建物3、3等が異なる前後方向に揺れ動いた場合、図10に示すように可動目地プレート10の遊端部のローラー19が下地レール8上を前後方向にスライド移動して、その揺れ動きを吸収する。
【0014】
【発明の異なる実施の形態】
次に、図11ないし図29に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0015】
図11ないし図13に示す本発明の第2の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、先端上部に目地凹部28を形成することができる押し圧片29を用いた自動押し上げ機構15Aを用いた点で、このように形成された自動押し上げ機構15Aを用いて構成した床用目地装置1Aにしても前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0016】
図14ないし図16に示す本発明の第3の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、先端部を傾斜面22に形成した金属板製の一方の目地プレート本体23Aと、この一方の目地プレート本体23Aの下面に所定間隔で溶接あるいは複数本のビス等で固定された複数本の補強バー30とからなる一方の目地プレート12Aと、先端部を傾斜面25に形成した金属板製の他方の目地プレート本体26Aと、この他方の目地プレート本体26Aの下面に所定間隔で溶接あるいは複数本のビス等で固定された複数本の補強バー31とからなる他方の目地プレート14Aとを用いた点で、このように形成された一方の目地プレート12Aと他方の目地プレート14Aとを用いて構成した床用目地装置1Bにしても、同様な作用効果が得られる。
【0017】
図17ないし図19に示す本発明の第4の実施の形態において、前記本発明の第3の実施の形態と主に異なる点は、補強リブ32が一体形成された遊端部にローラーを用いない可動目地プレート10Aと、補強リブ33が一体形成された一方の目地プレート12Bと、補強リブ34が一体形成された他方の目地プレート14Bとを用いた点で、このように構成した床用目地装置1Cにしても、前記本発明の第3の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0018】
図20ないし図22に示す本発明の第5の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、よう壁35の上部に凹部6を形成し、可動目地プレート10の遊端部のローラー19を凹部6上に位置させるとともに、目地部2が狭くなると一方の目地プレート12が他方の目地プレート14上に押し上げられる自動押し上げ機構15Bを用いた点で、このように構成した床用目地装置1Dにしても前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0019】
図23ないし図25に示す本発明の第6の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、他方の目地部側の床躯体5Aにピン挿入孔38を形成し、該ピン挿入孔38に上下移動可能に挿入されるピン37を他方の目地プレート14Cの後端部に形成されたピン取付板36に取り付けた点で、このように構成した床用目地装置1Eにしても前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られるとともに、目地部2が狭くなった場合には図25に示すように他方の目地プレート14Cを上方に移動させてほぼ水平状態に位置させることができる。
なお、本実施の形態で用いた他方の目地プレート14Cを前記第2〜5の実施の形態で用いても同様な作用効果が得られる
【0020】
図26ないし図29に示す本発明の第7の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、所定角度、本発明の実施の形態では約90度回動可能に取付けられたアーム39、39を介して後端部が他方の目地部側の床躯体5Aに枢支された可動目地プレート10Bを用いた点で、このように構成した床用目地装置1Fにしても前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られるとともに、左右の建物等が上下移動した場合に可動目地プレート10Bのアーム39が回動して、無理なくスムーズに該可動目地プレート10B、一方の目地プレート12および他方の目地プレート14をスライド移動させることができる。
【0021】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0022】
(1)目地部を介して設けられた左右の建物等の床の一方の目地部側の床躯体に目地部の間隔とほぼ同じ間隔となるように形成された凹部と、前記左右の床の他方の目地部側の床躯体に後端部が枢支され、遊端部が前記凹部のほぼ中央部に該凹部内をスライド移動可能に支持される可動目地プレートと、前記凹部の反目地部側の一方の床躯体に後端部が枢支された、該凹部を前記可動目地プレートのスライド移動を可能に覆う該可動目地プレートに遊端部側が支持される一方の目地プレートと、前記可動目地プレートの枢支部側に後端部が枢支あるいは上下移動可能に支持され、遊端部が前記一方の目地プレートの遊端部と当接あるいはわずかな隙間を有し、該可動目地プレートに支持される他方の目地プレートと、前記左右の建物等が地震等によって目地部が狭くなるように揺れ動いた場合に、前記一方の目地プレートと他方の目地プレートのいずれか一方の遊端部を自動的に押し上げる傾斜面を用いた自動押し上げ機構とで構成されているので、平常時には一方の目地プレートと他方の目地プレートとで上面がぼ同一面で隙間のない状態に覆うことができる。
したがって、美観の向上を図ることができる。
【0023】
(2)前記(1)によって、地震等によって目地部が狭くなるように揺れ動いた場合には、一方の目地プレートと他方の目地プレートとが重なり合って、その揺れ動きを吸収することができる。
【0024】
(3)前記(1)によって、目地部が広くなるように揺れ動いた場合には、可動目地プレート上を一方の目地プレートの遊端部がスライド移動して、その揺れ動きを吸収することができる。
【0025】
(4)前記(1)によって、可動目地プレート、一方の目地プレート、他方の目地プレートの遊端部はそれぞれ上下方向に回動可能であるので、左右の建物等が異なる上下方向に揺れ動いても、その揺れ動きを吸収することができる。
【0026】
(5)請求項2、3も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の平面図。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の下地レールの説明図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の可動目地プレートの説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の一方の目地プレートの説明図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の他方の目地プレートの説明図。
【図7】本発明の第1の実施の形態の目地部が広くなった場合の動作説明図。
【図8】本発明の第1の実施の形態の目地部が狭くなった場合の動作説明図。
【図9】本発明の第1の実施の形態の上下方向に揺れ動いた動作説明図。
【図10】本発明の第1の実施の形態の前後方向に揺れ動いた動作説明図。
【図11】本発明の第2の実施の形態の平面図。
【図12】図11の12−12線に沿う拡大断面図。
【図13】本発明の第2の実施の形態の一方の目地プレートの説明図。
【図14】本発明の第3の実施の形態の平面図。
【図15】図14の15−15線に沿う拡大断面図。
【図16】本発明の第3の実施の形態の一方、他方の目地プレートの説明図。
【図17】本発明の第4の実施の形態の平面図。
【図18】図17の18−18線に沿う拡大断面図。
【図19】本発明の第4の実施の形態の可動目地プレートの説明図。
【図20】本発明の第5の実施の形態の平面図。
【図21】図20の21−21線に沿う拡大断面図。
【図22】本発明の第5の実施の形態の目地部が狭くなった場合の動作説明図。
【図23】本発明の第6の実施の形態の平面図。
【図24】図23の24−24線に沿う拡大断面図。
【図25】本発明の第6の実施の形態の目地部が狭くなった場合の動作説明図。
【図26】本発明の第7の実施の形態の平面図。
【図27】図26の27−27線に沿う拡大断面図。
【図28】上下移動して目地部が狭くなった場合の動作説明図。
【図29】上下移動して目地部が広くなった場合の動作説明図。
【符号の説明】
1、1A〜1F:床用目地装置、
2:目地部、 3:建物、
4:床、 5:一方の床躯体、
5A:他方の床躯体、 6:凹部、
7:固定ビス、 8:下地レール、
9:ヒンジ部材、
10、10A、10B:可動目地プレート、
11:ヒンジ部材、
12、12A、12B:一方の目地プレート、
13:ヒンジ部材、
14、14A〜14C:他方の目地プレート、
15、15A、15B:自動押し上げ機構、
16:下地レール本体、 17:ストッパー片、
18:支持片、 19:ローラー、
20:支持バー、 21:カバー板、
22:傾斜面、
23、23A:一方の目地プレート本体、
24:床化粧材、 25:傾斜面、
26、26A:他方の目地プレート本体、
27:床化粧材、 28:目地凹部、
29:押し圧片、 30:補強バー、
31:補強バー、 32:補強リブ、
33:補強リブ、 34:補強リブ、
35:よう壁、 36:ピン取付板、
37:ピン、 38:ピン挿入孔、
39:アーム。

Claims (3)

  1. 目地部を介して設けられた左右の建物等の床の一方の目地部側の床躯体に目地部の間隔とほぼ同じ間隔となるように形成された凹部と、前記左右の床の他方の目地部側の床躯体に後端部が枢支され、遊端部が前記凹部のほぼ中央部に該凹部内をスライド移動可能に支持される可動目地プレートと、前記凹部の反目地部側の一方の床躯体に後端部が枢支された、該凹部を前記可動目地プレートのスライド移動を可能に覆う該可動目地プレートに遊端部側が支持される一方の目地プレートと、前記可動目地プレートの枢支部側に後端部が枢支あるいは上下移動可能に支持され、遊端部が前記一方の目地プレートの遊端部と当接あるいはわずかな隙間を有し、該可動目地プレートに支持される他方の目地プレートと、前記左右の建物等が地震等によって目地部が狭くなるように揺れ動いた場合に、前記一方の目地プレートと他方の目地プレートのいずれか一方の遊端部を自動的に押し上げる傾斜面を用いた自動押し上げ機構とからなることを特徴とする床用目地装置。
  2. 目地部を介して設けられた左右の建物等の床の一方の目地部側の床躯体に目地部の間隔とほぼ同じ間隔となるように形成された凹部と、前記左右の床の他方の目地部側の床躯体に後端部が枢支され、遊端部が前記凹部のほぼ中央部に該凹部内をスライド移動可能に支持される遊端下部にローラーが備えられた複数本の支持バー、この複数本の支持バーの上面を覆うように固定されたカバー板とからなる可動目地プレートと、前記凹部の反目地部側の一方の床躯体に後端部が枢支された、該凹部を前記可動目地プレートのスライド移動を可能に覆う該可動目地プレートに遊端部側が支持される一方の目地プレートと、前記可動目地プレートの枢支部側に後端部が枢支あるいは上下移動可能に支持され、遊端部が前記一方の目地プレートの遊端部と当接あるいはわずかな隙間を有し、該可動目地プレートに支持される他方の目地プレートと、前記左右の建物等が地震等によって目地部が狭くなるように揺れ動いた場合に、前記一方の目地プレートと他方の目地プレートのいずれか一方の遊端部を自動的に押し上げることができる、対向する傾斜面あるいは一方が傾斜面で、他方が該傾斜面を押し上げる押し上げ片を用いた押し上げ機構とからなることを特徴とする床用目地装置。
  3. 目地部を介して設けられた左右の建物等の床の一方の目地部側の床躯体に目地部の間隔とほぼ同じ間隔となるように形成された凹部と、前記左右の床の他方の目地部側の床躯体に所定角度回動可能に取付けられたアームを介して後端部が枢支され、遊端部が前記凹部のほぼ中央部に該凹部内をスライド移動可能に支持される可動目地プレートと、前記凹部の反目地部側の一方の床躯体に後端部が枢支された、該凹部を前記可動目地プレートのスライド移動を可能に覆う該可動目地プレートに遊端部側が支持される一方の目地プレートと、前記可動目地プレートの枢支部側に後端部が枢支あるいは上下移動可能に支持され、遊端部が前記一方の目地プレートの遊端部と当接あるいはわずかな隙間を有し、該可動目地プレートに支持される他方の目地プレートと、前記左右の建物等が地震等によって目地部が狭くなるように揺れ動いた場合に、前記一方の目地プレートと他方の目地プレートのいずれか一方の遊端部を自動的に押し上げる傾斜面を用いた自動押し上げ機構とからなることを特徴とする床用目地装置。
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