JP6309068B1 - 床用目地装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】目地部が幅広となり、可動目地プレートが複数枚必要になった場合であっても、各目地プレートを所定の位置に位置させることができる床用目地装置を提供する。【解決手段】左右の躯体間の目地部2に設けられた床用目地装置であって、左右の躯体に設けられた複数の支持部材5と、目地部2の略中央部を覆う中央目地カバー6と、支持部材5又は左右の躯体のいずれかにその一端部がそれぞれ取り付けられた左右一対の端部目地カバー7と、中央目地カバー6と端部目地カバー7の間に上下方向に移動可能に設けられた左右一対の中間目地カバー8と、中央目地カバー6と左右一対の中間目地カバー8の略当接部位及び左右一対の中間目地カバー8と一対の端部目地カバー7の略当接部位にそれぞれ設けられ、地震によって目地部2が狭くなるように左右の躯体が揺れ動いた場合に、中間目地カバー8が上方へせり上がって揺れ動きを吸収する。【選択図】図1

Description

本発明は目地部を塞ぐ床用目地装置に関する。
従来、躯体間の目地部を塞ぐ床用目地装置としては、「左右の躯体の目地部側に取付けられた左右の取付具と、該左右の取付具に、その上部の複数個の枢支部がそれぞれ同一面となるように、水平方向に回動可能に取り付けられた少なくとも2個以上の伸縮支持リンク機構と、前記左右の躯体の目地部側の部位に取り付けられ、傾斜面を有する一対の固定目地プレートと、前記少なくとも2個以上の伸縮支持リンク機構に取付けられたガイド筒と、該ガイド筒に挿入される軸を有する支持バーと、該支持バーに取り付けられ、前記固定目地プレートの傾斜面と重なり合う傾斜面を有する可動目地プレートと、前記固定目地プレートと可動目地プレートの重なりあう部位の底面側に設けられ、地震により左右の躯体が広がる方向に揺れ動いた際に前記固定目地プレートと可動目地プレート間に生じた隙間を塞ぐことができる補助プレートとから構成されることを特徴とする床用目地装置。」(特許文献1)が知られている。
このような床用目地装置は、パンタグラフ状の伸縮支持リンク機構を用いて可動目地プレートの位置決めをしている。このパンタグラフ状のリンク機構を用いた場合、各枢支部に若干の遊びがあるため、枢支部が多いほど可動目地プレートの位置が中央等からずれるおそれがある。目地部が幅広となり、可動目地プレートが複数枚必要になった場合には、地震による揺れ動きから通常状態に復帰した際に、パンタグラフの枢支部の遊びの分だけ可動目地プレートの位置がずれ、可動目地プレートの間の寸法がバラついたり、可動目地プレートが他の可動目地プレートや固定目地プレートに乗り上げた状態になるというおそれがあった。
特開2016−132932号公報
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、目地部が幅広となり、可動目地プレートが複数枚必要になった場合であっても、各目地プレートを所定の場所に位置させることができる床用目地装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明の床用目地装置は、左右の躯体間の目地部に設けられた床用目地装置であって、前記左右の躯体に設けられた複数の支持部材と、目地部の略中央部を覆う中央目地カバーと、前記支持部材又は左右の躯体のいずれかにその一端部がそれぞれ取り付けられた左右一対の端部目地カバーと、前記中央目地カバーと端部目地カバーの間に上下方向に移動可能に設けられた左右一対の中間目地カバーと、前記中央目地カバーと左右一対の中間目地カバーの略当接部位及び左右一対の中間目地カバーと前記一対の端部目地カバーの略当接部位にそれぞれ設けられ、前記一対の端部目地カバーの突出端部、左右一対の中間目地カバーの左右の端部及び中央目地カバーの左右の端部をそれぞれ支持する複数の支持プレートと、前記中央目地カバー、前記中間目地カバー及び前記支持プレートをそれぞれ所定の場所に位置させるラックピニオンを含む位置決め機構とで構成され、前記中央目地カバー、前記中間目地カバー及び前記支持プレートは、それぞれ前記支持部材に支持されており、地震によって目地部が狭くなるように左右の躯体が揺れ動いた場合に、前記中間目地カバーが上方へせり上がって揺れ動きを吸収することを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1に記載の発明においては、中央目地カバーの上面と、一対の中間目地カバーの上面及び一対の端部目地カバーの上面が略水平となるので、この上面が略平坦となり、車いすで通行する場合や点滴台を持ちながら通行する場合であっても、容易に通行することができる。
(2)地震によって目地部が狭くなるように左右の躯体が揺れ動いた場合に、前記左右一対の中間目地カバーが上方へせり上がるので、破損することなく揺れ動きを吸収できる。
(3)中央目地カバーと左右一対の中間目地カバーの当接部位、左右一対の中間目地カバーと一対の端部目地カバーの当接部位には支持プレートが設けられているので、人等が通行しても中央目地カバーや一対の端部目地カバーが撓むことを防止できる。
(4)ラックピニオンを用いた位置決め機構により、中央目地カバー、中間目地カバー及び支持プレートを確実に所定の位置に位置させることができる。
(5)請求項2に記載の発明においては、前記(1)〜(4)と同様な効果が得られると共に、中央目地カバーを目地部の中央に、中間目地カバーを端部目地カバーと中央目地カバーの間に、支持プレートを中央目地カバーと中間目地カバーの当接部位及び中間目地カバーと端部目地カバーの当接部位に確実に位置させることができる。
(6)請求項3に記載の発明においては、前記(1)〜(5)と同様な効果が得られると共に、左右の躯体と前記支持プレートの躯体側の端部の間にそれぞれ設けられた一対の支持機構により端部目地カバーが撓むことを防止できる。
(7)請求項4及び請求項5に記載の各発明においても、前記(1)〜(6)と同様な効果が得られる。
図1乃至図12は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
図13乃至図15は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
第1の実施形態の床用目地装置の平面図。 図1の2−2線断面図。 図1の3−3線断面図。 中央目地カバーの説明図。 位置決め機構の説明図。 端部目地カバーの説明図。 中間目地カバーの説明図。 支持プレートの説明図。 支持機構の説明図。 図2を基準として躯体が地震によって左右方向に揺れ動き目地部分が狭くなった状態の動作説明図。 図2を基準として躯体が地震によって左右方向に揺れ動き目地部分が広くなった状態の動作説明図。 図1を基準として躯体が地震によって異なる前後方向に揺れ動いた状態の動作説明図。 第2の実施形態の床用目地装置の平面図。 図12の14−14線断面図。 図12の15−15線断面図。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。なお、本明細書では図1を基準として左右方向、前(図面上方)後(図面下方)方向という。また、図10を基準として上(図面上方)下(図面下方)方向という。
また、本発明において躯体とは、建物、道路、スラブ、エレベーターシャフト等の目地プレートを設置可能な建造物をいい、出入口とはドアや扉の設けられた出入口だけではなく、人や車両等が通行できる通路も含むものである。
図1乃至図12に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は本実施の形態においては、目地部2を介して設けられた左右の躯体3、4間に設置された床用目地装置である。
この床用目地装置1は、前記左右の躯体3、4の間に設けられた複数の支持部材5と、目地部2の中央部を覆う中央目地カバー6と、前記支持部材5にその一端部がそれぞれ支持された左右一対の端部目地カバー7と、前記中央目地カバー6と端部目地カバー7の間に上下方向に移動可能に設けられた左右一対の中間目地カバー8と、前記中央目地カバー6と左右一対の中間目地カバー8の略当接部位及び左右一対の中間目地カバー8と前記一対の端部目地カバー7の略当接部位にそれぞれ設けられ、前記一対の端部目地カバー7の突出端部の底面、左右一対の中間目地カバー8の左右の端部の底面及び中央目地カバー6の左右の端部の底面を支持する複数の支持プレート9と、前記中央目地カバー6、前記中間目地カバー8及び前記支持プレート9をそれぞれ所定の位置に位置させる位置決め機構10とで構成されている。なお、ここで「略当接」とは当接状態及び数ミリ〜数センチの間隙を隔てて接近している状態を指している。本実施形態においては、当接状態となっている。
複数の支持部材5は、角パイプ状の支持筒11と、該角パイプ状の支持筒11に左右方向にスライド可能に挿入される支持アーム12とで構成されている。これらの複数の支持部材5は、角パイプ状の支持筒11の上面がそれぞれ同じ高さになるように、左右の躯体3、4の壁面に沿って前後方向に複数個設けられている。複数の支持部材5は、少なくとも4つ以上設けることが望ましく、本実施の形態においては、4つの支持部材5が目地部2の前後方向に所定の間隔を有して設けられている。
また、この複数の支持部材5は、前後方向において隣り合う支持部材5が左右逆向きになるように左右の躯体3、4にそれぞれ取り付けられている。
前記支持筒11及び支持アーム12は、左右の躯体にその取付端部11a、12aが上下方向及び前後方向に回転可能に取り付けられている。
前記支持筒11の突出端部11b側の内壁面の上部及び前記支持アーム12の突出端部12bの底面には、支持アーム12がスムーズにスライドできるよう、スライドローラー31がそれぞれ設けられている。
前記支持筒11の突出端部11bは、本実施の形態においては、目地部2の2/3程度の長さに形成されている。支持筒11の長さは、目地部2の中央部よりも反対側の躯体側へ突出し、かつ、地震によって目地部2が狭くなるように左右の躯体3、4が揺れ動いた場合に、反対側の躯体等に衝突しない長さであればよい。
より好ましくは、地震によって目地部2が広くなるように左右の躯体3、4が揺れ動いた場合にも、突出端部11bが目地部2の目地部2の中央部よりも反対側の躯体側に位置し、かつ、地震によって目地部2が狭くなるように左右の躯体3、4が揺れ動いた場合に、反対側の躯体等に衝突しない長さに形成する。
このような長さに形成することにより、通常時(地震による左右の躯体3、4の揺れ動きがない状態)だけではなく、地震によってどのように左右の躯体3、4が揺れ動いても、後述する中央バー部材13を支持筒11によって支持することができる。このような長さにすべく、本実施の形態においては、支持筒11の長さを目地部2の2/3程度の長さに形成している。
この支持部材5は、本実施の形態においては、支持筒11及び支持アーム12とで構成されているが、支持筒11と支持アーム12の間に突出端部11b、12bが挿入される角パイプ状の中間筒を設けてもよい。この場合であっても、支持筒11の長さは、目地部2の中央部よりも反対側の躯体側へ突出し、かつ、地震によって目地部2が狭くなるように左右の躯体3、4が揺れ動いた場合に、反対側の躯体等に衝突しない長さであれることが望ましい。
中央目地カバー6は、図4に示すように、本実施の形態においては、断面視略T字状の金属板で、その下方に延びる取付端部6a(T字状の下端部)の下面は、中央バー部材13の上面に固定されている。
この中央バー部材13は、位置決め機構10によって、常に目地部2の略中央部に位置する。
位置決め機構10は、図5に示す左右一対のラック14と該ラック14に噛合するピニオン15を用いた構成となっており、左右の取付部材20にラック14の基端部がそれぞれ軸支され、略中間の位置(位置決め機構の一方と他方の取付端部の中間の位置をいい、本実施形態においてはピニオン15の中心軸15aが中間に位置する)が常時所定の場所に位置する。このピニオン15の中心部と中央バー部材13等を接続することにより、中央目地カバー6等を常時所定の位置に位置させる。
位置決め機構10は、本実施形態においては、ピニオン15の中心軸の位置が目地部2の略中央部に常時位置し、中央目地カバー6の略中央部に位置する中央バー部材13に接続される第1の位置決め機構10aと、ピニオン15の中心軸の位置が中央目地カバー6の中央部と端部目地カバー7の支持部の略中間に位置し、中間目地カバー8の略中央部に位置する中間バー部材16にそれぞれ接続される第2の位置決め機構10bと、ピニオン15の中心軸の位置が中央目地カバー6の中央部と中間目地カバー8の中間バー部材16の略中間及び中間目地カバー8の中間バー部材16と端部目地カバー7の端部バー部材17の略中間に位置し、支持プレート9の略中央部にそれぞれ接続される第3の位置決め機構10cとで構成されている。
位置決め機構10(10a、10b、10c)は、同一の構成となっており、図5に示すように、一対のラック14と、該一対のラック14とそれぞれ噛み合い、その中心部が常に所定の位置に位置するピニオン15と、前記一対のラック14と前記ピニオン15とが常に噛み合い状態となるように1対のラック14を包囲した扁平角筒状の案内部材18とで構成されている。この案内部材18の上面中央部に接続部材19が固定されており、この接続部材19が中央目地カバー6等に接続される。
なお、本実施形態においてはピニオン15を1つ用いており、ピニオン15の中心軸15aの位置と案内部材18の中心部の位置が同軸上に存在し、これらの位置が常時中間に位置するが、ピニオン15を複数個用い、案内部材18の中心部のみが常時中間に位置するようにし、この案内部材の中心部に接続部材19を固定してもよい。
位置決め機構10aの一対のラック14は、その取付端部がそれぞれ左右の躯体3、4に取り付けられており、ピニオン15の中心軸の位置や案内部材の中心部の位置が左右の躯体3、4の中間部位に位置する。
位置決め機構10bの一対のラック14は、一方のラック14aの取付端部は一方の躯体3又は他方の躯体4に取り付けられ、他方のラック14bの取付端部は、中央バー部材13に取り付けられる。中央バー部材13への取り付け方法としては、例えば、本実施形態のようにアングル状の取付部材20を用いて取り付けてもよいし、中央バー部材13に一部が下方へ突出するように位置決め機構取付部を形成してもよい。
位置決め機構10cの一対のラック14は、一方のラック14aの取付端部は中間バー部材16に取り付けられ、他方のラック14bの取付端部は、中央バー部材13、一方の躯体3又は他方の躯体4に取り付けられる。中央バー部材13や中間バー部材16への取り付け方法としては、前述の位置決め機構10bの場合と同様である。
この位置決め機構10(10a、10b、10c)は前後方向にそれぞれ複数個設けられており、本実施形態においては2つずつ設けられている。
この中央目地カバー6は、目地部2の左右方向の略1/3を覆う寸法に形成されており、左右の突出端部には、押し上げ傾斜面21が形成されており、本実施形態においては、中間目地カバー8の突出端部に形成された乗り上げ傾斜面22と当接している。
前記支持部材5の支持筒11の取付端部付近の上面には前後方向に延びる一対の端部バー部材17が枢支状態で取り付けられており、端部バー部材17には、一対の端部目地カバー7がそれぞれ取り付けられている。
この一対の端部目地カバー7は、図1及び図2に示すように、その垂直の壁面が左右の躯体3、4に沿って前後方向に延在し、例えば図6に示すように、上面が下面よりも長い断面視略コ字状(逆コ字状)の金属板で、本実施の形態においては、その突出端部には押し上げ傾斜面21が形成されており、中間目地カバー8の突出端部に形成された乗り上げ傾斜面22と当接している。
なお、端部目地カバー7の形態について付言すると、短い方の下壁7aは、端部バー部材17に支持され、この下壁7aから略垂直に垂直壁7bが延在し、この垂直壁7bの上端部から前記下壁7aと対向するように延在する上壁7cが形成されている。この上壁7cの突出端部には押し上げ傾斜面21が形成されている。
一対の端部目地カバー7は目地部2の約1/8をそれぞれ塞ぐ状態となっており、端部目地カバー7と中央目地カバー6の間の目地部2を中間目地カバー8が塞いでいる。このような寸法の目地カバーを用いて目地部を塞ぐことにより、目地部2を8等分した場合、一方の躯体側から1/8の距離の位置には端部目地カバー7と中央目地カバー8の当接部位が位置し、その後順番に、中間目地カバー8の中央部(中央バー部材13の位置)、中間目地カバー8と中央目地カバー6の当接部位、中央目地カバー6の中央部、中間目地カバー8と中央目地カバー6の当接部位、中間目地カバー8の中央部(中央バー部材13の位置)、端部目地カバー7と中央目地カバー8の当接部位が位置する。
これらの位置には位置決め機構10(10a、10b、10c)のピニオン15の中心部が位置するため、中央目地カバー6等は確実に所定の位置に位置することができ、目地部2が幅広となってもパンタグラフ構造の位置決め機構のような誤差が生じることがない。
この中央目地カバー6、一対の端部目地カバー7及び中間目地カバー8の上面は略フラット水平状態となって目地部2を塞いでいる。
中央目地カバー6と一対の中間目地カバー8の当接部位の底面部分及び一対の端部目地カバー7と一対の中間目地カバー8の当接部位の底面部分には、支持プレート9が設けられている。
中間目地カバー8は、図7に示すように、本実施の形態においては、正面視略T字状の金属板で、取付端部8a(T字状の下端部)には、中間バー部材16に形成された挿入孔23に挿入される取付ピン24が設けられている。中間バー部材16の挿入孔23に取付ピン24を挿入し、中間目地カバー8を中間バー部材16に取付けることにより、中間目地カバー8が上下方向に移動可能となる。この挿入孔23の深さ及び取付ピン24の長さは、中間目地カバー8が一対の端部目地カバー7や中央目地カバー6に乗り上げても、挿入状態が解除されない程度の寸法に形成される。
前記中間バー部材16は、位置決め機構10bの接続部材19が接続されると共に、前記支持部材5の支持筒11にその底面が支持されている。
前記支持プレート9は、図8に示すように本実施の形態においては、下向きに開口する略コ字状で前後方向に延びる金属板で、その略中央部は一対の支持プレート用バー部材25を介してそれぞれ位置決め機構10cの接続部材19に接続されている。
この支持プレート用バー部材25は、その底面が前記支持部材5の支持筒11に支持されている。
また、支持プレート11の両端部(両下端部)には、支持バー26が固定され、この支持バー26は前記前記支持部材5の支持筒11にその底面が支持されている。
この支持プレート9は、その上面で中央目地カバー6と一対の中間目地カバー8の当接部位及び一対の端部目地カバー7と一対の中間目地カバー8の当接部位の底面を支持しており、これらの部位付近に人等が乗った場合等に、中央目地カバー6、一対の端部目地カバー7、一対の中間目地カバー8が撓むのを防止している。
本実施形態においては、端部目地カバー7の底面を支持する一対の支持機構27が設けられている。
この一対の支持機構27は、図9に示すように、本実施の形態においては、前記一対の端部目地カバー7の側面にその一端部がそれぞれ取り付けられ、その他端部が支持プレート9の躯体側の側面にそれぞれ取り付けられたリンク部材28と、該リンク部材28の中央枢支部28aに枢支され、前記支持部材5に底面が支持される支持ローラー用バー部材29と、該支持ローラー用バー部材29に固定され、その上端部が前記一方の端部目地カバー7の底面を支持する支持ローラー30とで構成されている。この支持ローラー30等は前後方向に複数個設けられている。
なお、前記リンク部材は左右の躯体3、4の壁面にその一端部をそれぞれ取付けてもよい。
リンク部材28によって、一対の支持ローラー用バー部材29及び支持ローラー30は、端部目地カバーの躯体側端部と支持プレートの躯体側端部の中間に常に位置するので、端部目地カバー7が撓まないようにその底面を支持することができる。
このリンク部材28はその両端が上下方向及び前後方向に回動可能に設けられている。
なお、この支持機構27は、中央目地カバー6と中央目地カバー6寄りの支持プレート9の間にも設けてもよい。
地震によって目地部2が狭くなった場合には、図10に示すように、中央目地カバー6の押し上げ傾斜面21及び一対の端部目地カバー7の押し上げ傾斜面21が一対の中間目地カバー8の乗り上げ傾斜面22を押し上げ、一対の中間目地カバー8は、せり上がるように上方へ移動し、その揺れ動きを吸収する。
目地部2が通常の広さに戻ると一対の中間目地カバー8は自重により、下方へ移動し、通常の状態に復帰する。この時、中央目地カバー6、中間目地カバー8及び支持プレート9は、位置決め機構10に接続しているので、それぞれ所定の位置に確実に復帰することができる。
地震によって目地部2が広くなった場合には、図11に示すように、中央目地カバー6、一対の端部目地カバー7及び中間目地カバー8がそれぞれ離間しその揺れ動きを吸収する。この時、支持プレート9が中央目地カバー6と一対の中間目地カバー8の間及び一対の中間目地カバー8と一対の端部目地カバー7の中間に位置するため、中央目地カバー6と一対の中間目地カバー8の間及び一対の中間目地カバー8と一対の端部目地カバー7の間に隙間が生じることを防止できる。
地震によって左右の躯体3、4が異なる前後方向に揺れ動いた場合には、図12に示すように、支持部材5、位置決め機構10及びリンク部材28が前後方向に回動し、その揺れ動きを吸収する。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図13乃至図15に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図13乃至図15に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、第1の形態の支持機構27を用いない床用目地装置1Aにした点で、このような床用目地装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明の実施形態においては、端部目地カバーを支持部材に端部バー部材を介して取付ける形態について説明したが、端部目地カバーを左右の躯体に取付けてもよい。
本発明は目地装置を製造する産業で利用される。
1、1A:床用目地装置、 2:目地部、
3:一方の躯体、 4:他方の躯体、
5:支持部材、 6:中央目地カバー、
7:端部目地カバー、 8:中間目地カバー、
9:支持プレート、 10:位置決め機構、
11:支持筒、 12:支持アーム、
13:中央バー部材、 14:ラック、
15:ピニオン、 16:中間バー部材、
17:端部バー部材、 18:案内部材、
19:接続部材、 20:取付部材、
21:押し上げ傾斜面、 22:乗り上げ傾斜面、
23:挿入孔、 24:取付ピン、
25:支持プレート用バー部材、 26:支持バー、
27:支持機構、 28:リンク部材、
29:支持ローラー用バー部材、 30:支持ローラー、
31:スライドローラー。

Claims (5)

  1. 左右の躯体間の目地部に設けられた床用目地装置であって、前記左右の躯体に設けられた複数の支持部材と、目地部の略中央部を覆う中央目地カバーと、前記支持部材又は左右の躯体のいずれかにその一端部がそれぞれ取り付けられた左右一対の端部目地カバーと、前記中央目地カバーと端部目地カバーの間に上下方向に移動可能に設けられた左右一対の中間目地カバーと、前記中央目地カバーと左右一対の中間目地カバーの略当接部位及び左右一対の中間目地カバーと前記一対の端部目地カバーの略当接部位にそれぞれ設けられ、前記一対の端部目地カバーの突出端部、左右一対の中間目地カバーの左右の端部及び中央目地カバーの左右の端部をそれぞれ支持する複数の支持プレートと、前記中央目地カバー、前記中間目地カバー及び前記支持プレートをそれぞれ所定の場所に位置させるラックピニオンを含む位置決め機構とで構成され、前記中央目地カバー、前記中間目地カバー及び前記支持プレートは、それぞれ前記支持部材に支持されており、地震によって目地部が狭くなるように左右の躯体が揺れ動いた場合に、前記中間目地カバーが上方へせり上がって揺れ動きを吸収することを特徴とする床用目地装置。
  2. 位置決め機構は、中間の位置が目地部の略中央部に常時位置し、中央目地カバーの略中央部に接続される第1の位置決め機構と、中間の位置が中央目地カバーの中央部と端部目地カバーの支持部の略中間に位置し、中間目地カバーの略中央部にそれぞれ接続される第2の位置決め機構と、中間の位置が中央目地カバーの中央部と中間目地カバーの支持部の略中間及び中間目地カバーの支持部と端部目地カバーの支持部の略中間に位置し、支持プレートの略中央部にそれぞれ接続される第3の位置決め機構とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の床用目地装置。
  3. 前記左右の躯体と前記支持プレートの躯体側の端部の間には、一対の端部目地カバーの底面をそれぞれ支持する一対の支持機構が更に設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の床用目地装置。
  4. 前記一対の支持機構は、前記一方の躯体又は端部目地カバーにその一端部が取り付けられ、その他端部が前記支持プレートの一方の躯体側の端部に取り付けられた一方のリンク部材と、該一方のリンク部材の中央枢支部に枢支され、前記支持部材に底面が支持される一方の支持ローラー用バー部材と、該一方の支持ローラー用バー部材に固定され、その上端部が前記一対の端部目地カバーの一方の端部目地カバーの底面を支持する一方の支持ローラーと、前記他方の躯体又は端部目地カバーにその一端部が取り付けられ、その他端部が前記支持プレートの他方の躯体側の端部に取り付けられた他方のリンク部材と、該他方のリンク部材の中央枢支部に枢支され、前記支持部材に底面が支持される他方の支持ローラー用バー部材と、該他方の支持ローラー用バー部材に固定され、その上端部が前記一対の端部目地カバーの他方の端部目地カバーの底面を支持する他方の支持ローラーとから成ることを特徴とする請求項3に記載の床用目地装置。
  5. 前記支持部材は、角パイプ状の支持筒と、該角パイプ状の支持筒に左右方向にスライド可能に挿入される支持アームとで構成され、複数の支持部材は、隣り合う支持部材が左右逆向きになるように取り付けられていること特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の目地装置。
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