JP2014106487A - スタンド装置および画像表示装置 - Google Patents

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JP2014106487A JP2012261468A JP2012261468A JP2014106487A JP 2014106487 A JP2014106487 A JP 2014106487A JP 2012261468 A JP2012261468 A JP 2012261468A JP 2012261468 A JP2012261468 A JP 2012261468A JP 2014106487 A JP2014106487 A JP 2014106487A
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Abstract

【課題】 画像を表示する表示部を支持するスタンド装置であって、簡単な構成で表示部の前後方向への転倒を防止することができるスタンド装置を提供する。
【解決手段】 スタンド装置20は、設置面fに載置される台座部22と、台座部22に立設され、表示部10が連結される支柱21と、台座部22に設けられ、表示部10の前方X1への転倒を防止する転倒防止部23とを含み、転倒防止部23は、突出位置P1と退避位置P2との間で前後方向Xに移動可能に台座部22に設けられる可動体31と、軸線J1まわりに回動可能に設けられ、表示面11aの前方X1への傾斜に連動して回動する重錘55と、退避位置P2に配置された可動体31と係合可能に設けられ、重錘55の回動に連動して回動する突起部54とを備え、突起部54は、可動体31との係合状態において、表示面11aが前方X1へ所定の角度以上傾斜すると、可動体31から離脱する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像を表示する表示部を支持するスタンド装置、およびそのスタンド装置と表示部とを備える画像表示装置に関する。
液晶表示装置、プラズマ表示装置および有機EL(Electroluminescence)表示装置などフラットパネルディスプレイと称する画像表示装置では、一般的に、画像を表示する表示部が薄型板状に形成されている。このため、表示部だけでは、床面や載置台などの設置面に自立させて設置することが困難であるので、フラットパネルディスプレイには、従来から、表示部を支持するためのスタンド装置が備えられている。
スタンド装置は、表示部に連結される支柱と、支柱が立設され、設置面に接触して設置される台座部とを有し、表示部を、その表示面が設置面に対して略垂直となるような姿勢(以下、「起立姿勢」と称する)で、該設置面から離間させて支持するように構成されている。
一般的に、スタンド装置は、表示部に比べて軽量に形成されているため、このようなスタンド装置を備える画像表示装置では、重心の位置が高位置となっている。また、スタンド装置における台座部は、装置全体の外形サイズを可及的に小さくするために、表示面の法線方向である前後方向の寸法があまり大きくならないように形成されている。このため、スタンド装置を備える画像表示装置は、地震などによって表示部が揺動すると、特に前後方向に転倒し易くなっている。
そこで、スタンド装置を備える画像表示装置において、前後方向への転倒を防止するための技術が種々提案されている。図8は、前方X1への転倒を防止するための延長脚113を備えた従来の画像表示装置100を示す側面図である。
図8に示すように、従来の画像表示装置100は、画像を表示する表示部101と、支柱111および台座部112を備えるスタンド装置102とを備える既存の装置に、台座部112の前端部112aよりも前方X1に突出するように、延長脚113を取り付けることによって構成されている。
このような延長脚113を取り付けることによって、従来の画像表示装置100は、表示部101が前方X1へ傾いたとき、既存の装置よりも前方X1において延長脚113を設置面fに接触させて表示部101を支持することができるので、前方X1へ転倒しにくくなっている。
しかしながら、この従来の画像表示装置100では、前方X1への転倒を防止するために、延長脚113を台座部112から前方X1へ突出させた状態で固定しておく必要があり、このように突出した延長脚113が、装置周辺を歩く歩行者にとってつまずきの原因となってしまい、危険であるという問題がある。また、延長脚113が台座部112から常時突出して設けられていると、既存の装置よりも外形サイズが大きくなるため、デザイン的にも好ましくないという問題がある。
このような課題を解決するように構成された画像表示装置が、たとえば特許文献1に提案されている。特許文献1に記載の画像表示装置は、画像を表示する表示部、ならびに、支柱および台座部を備えるスタンド装置のほかに、表示部の床面に対する前後方向への傾斜角が所定の角度以上になったことを検出する検出手段と、台座部における前端部に、前後方向に突没可能に設けられる転倒防止体と、傾斜角が所定の角度以上になったことが検出されると、制御信号を受けて、前端部に没入している転倒防止体を前方へ突出させるように作動するアクチュエータとを備えて構成されている。
このように、特許文献1に記載の画像表示装置では、地震などの発生によって、表示部が所定の角度以上傾斜した場合にのみ、アクチュエータを作動させて転倒防止体を突出させるように構成されているので、前記のような課題が解決されている。
特開2007−334259号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像表示装置は、転倒を防止するために、検出手段やアクチュエータといった高価な装置を別途に搭載する必要があり、装置の製造コストがかなり増大してしまうという問題がある。また、検出手段やアクチュエータ自体に故障などの不具合が生じ、または検出信号や制御信号を送信する信号線に断線などの不具合が生じていると、地震などの発生時に転倒防止体を確実に突出させることができなくなってしまうので、これらの不具合を点検するための作業が定期的に必要となってしまうという問題がある。さらには、表示部に画像を表示させるために要する電力のほかに、アクチュエータを作動させるための電力が別途に必要となってしまうという問題もある。
本発明の目的は、画像を表示する表示部を支持するスタンド装置であって、簡単な構成で表示部の前方または後方への転倒を防止することができるスタンド装置、およびそのスタンド装置を備える画像表示装置を提供することである。
本発明は、平坦な表示面を有し、該表示面に画像を表示する表示部を、設置面に対して該表示面が略垂直となるような起立姿勢で、該設置面から離間させて支持するスタンド装置であって、
前記設置面に載置される台座部と、
前記台座部に立設され、前記表示部が起立姿勢で連結される支柱と、
前記台座部に設けられ、前記支柱に連結された表示部における表示面の法線方向の一方である第1法線方向への前記表示部の転倒を防止する転倒防止部であって、
前記法線方向に移動可能に前記台座部に設けられる可動体であって、その第1法線方向下流側の端部が、前記台座部よりも第1法線方向に突出した突出位置と、該突出位置から前記法線方向の他方である第2法線方向に退避した退避位置との間で移動可能に設けられる可動体と、
予め定める軸線まわりに回動可能に設けられ、前記表示面の、鉛直方向に対する前記第1法線方向への傾斜に連動して回動する重錘と、
前記退避位置に配置された前記可動体と係合可能に設けられ、前記重錘の回動に連動して回動する係合部であって、該可動体との係合状態において、前記表示面が鉛直方向に対して前記第1法線方向へ予め定める角度以上傾斜すると、該可動体から離脱するように設けられる係合部とを備える転倒防止部とを含むことを特徴とするスタンド装置である。
また本発明は、前記転倒防止部は、前記退避位置に配置された前記可動体を、前記第1法線方向へ付勢する付勢手段をさらに備えることを特徴とする。
また本発明は、前記台座部は中空に形成され、
前記付勢手段は、前記台座部の内部に設けられることを特徴とする。
また本発明は、前記スタンド装置と、
平坦な表示面を有し、該表示面に画像を表示する表示部とを備えることを特徴とする画像表示装置である。
本発明によれば、台座部には、支柱に連結された表示部における表示面の法線方向に沿って、突出位置と退避位置との間で移動可能に可動体が設けられるとともに、退避位置に配置された可動体と係合可能な係合部、および、表示部における表示面が鉛直方向に対して第1法線方向へ傾斜すると、その傾斜に連動して重力の作用によって回動する重錘が設けられる。この係合部は、重錘の回動に連動して回動するように設けられており、可動体との係合状態において、表示部における表示面が鉛直方向に対して第1法線方向へ予め定める角度以上傾斜すると、重錘の回動に連動して回動することによって、退避位置に配置された可動体から離脱する。
そして、表示面が第1法線方向へ傾斜することによって係合部と可動体との係合状態が解除されると、可動体は、たとえば重力の作用によって、退避位置から突出位置へ移動する。これにより、台座部よりも第1法線方向の下流側において、可動体を床面に接触させて表示部を支持することが可能となるので、表示部の第1法線方向への転倒を防止することができる。
このように、検出手段やアクチュエータといった高価な装置を別途に搭載することなく、簡単な構成で表示部の転倒を防止することができる。したがって、転倒を防止するための転倒防止部を、製造コスト抑制して搭載することができる。また、転倒防止部には、検出手段やアクチュエータなどのように電力を利用して動作する装置が設けられていないので、動作を確認するための点検作業が不要となり、また余分な電力消費をなくすことができる。
本発明の一実施形態に係る画像表示装置1の外観を示す斜視図である。 本実施形態に係る画像表示装置1に設けられる転倒防止部23付近を拡大して示す図であり、図2(a)は高さ方向Zの一方である上方から見た図を示し、図2(b)は幅方向Yの一方から見た図を示し、図2(c)は高さ方向Zの他方である下方から見た図を示している。 図2(a)における切断面線III−IIIから見た断面図である。 図2(b)における切断面線IV−IVから見た断面図である。 スタンド装置20が水平な設置面fに設置されている状態の転倒防止部23を概略的に示す図であり、図5(a)は画像表示装置1を側方から見た図を示し、図5(b)は図5(a)における台座部22付近を拡大して示している。 表示部10の表示面11aが鉛直方向に対して前方X1に予め定める角度θだけ傾斜したときの転倒防止部23を概略的に示す図であり、図6(a)は画像表示装置1を側方から見た図を示し、図6(b)は図6(a)における台座部22付近を拡大して示している。 本発明の他の実施形態に係るスタンド装置20Aにおける台座部22付近を拡大して示す図である。 前方X1への転倒を防止するための延長脚113を備えた従来の画像表示装置100を示す側面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像表示装置1の外観を示す斜視図である。図1に示すように、画像表示装置1は、大略的に、平坦な表示面11aを有し、その表示面11aに画像を表示する表示部10と、その表示部10を、表示部10が設置されるべき床面や載置台などの設置面f(図5参照)に対して表示面11aが略垂直となるような姿勢(以下、「起立姿勢」と称する)で、その設置面fから離間させて支持するスタンド装置20とを含んで構成される。
表示部10は、平坦な表示面11aを有する矩形板状の表示パネル11と、その表示パネル11を、表示面11aが外部に露出するように収容する筐体12とを含んで構成され、図1に示すように、大略的に薄型板状に形成される。表示パネル11は、液晶パネル、プラズマディスプレイパネルおよび有機EL(Electroluminescence)パネルなどによって実現される。たとえば、表示部10が液晶ディスプレイによって実現される場合には、筐体12には、液晶パネルのほかにバックライトなどが収容される。
ここで、画像表示装置1において、表示部10における表示面11aの法線方向を前後方向Xとする。また、前後方向Xのうち、表示面11aから表示部10の背面部13に向かう方向を後方X2とし、後方X2とは逆の方向を前方X1とする。さらに、表示面11aにおける上下方向を高さ方向Zとし、表示面11aにおける左右方向を幅方向Yとする。
スタンド装置20は、表示部10に連結される支柱21と、その支柱21が立設され、設置面fに載置される台座部22と、台座部22に設けられ、前方X1への表示部10の転倒を防止する一対の転倒防止部23とを備えて構成される。
支柱21は、大略的に柱状に形成され、その長手方向の一端部に、表示部10が取り付けられる。詳細には、支柱21は、その長手方向が高さ方向Zに一致するように、前記一端部が、表示部10における背面部13の幅方向Yの中央部分に連結される。なお、支柱21は、その一端部に取り付けられた表示部10を支持するのに十分な剛性を有するように、その形状、寸法および材質が適宜選択されている。
台座部22は、支柱21が設置面fに対して垂直に延設されるように、支柱21を設置面f上で支持する部分であり、図1に示すように、支柱21における前記一端部とは反対側の他端部が連設される。
本実施形態では、台座部22は、高さ方向Zに見て、大略的にH字状となるように形成されている。具体的には、台座部22は、幅方向Yに沿って延設され、その長手方向の中央部分において、支柱21の前記他端部が連設される第1基部25と、前後方向Xに沿ってそれぞれ延設され、その長手方向の中央付近において、第1基部25における長手方向の各端部がそれぞれ連設される一対の第2基部26とを含んで構成される。また、本実施形態では、各第2基部26の長手方向の両端部には、その下部26b(図2参照)において車輪27がそれぞれ設けられ、4つの車輪27を介して、設置面fに接触して設置される。
転倒防止部23は、台座部22における各第2基部26にそれぞれ設けられる。転倒防止部23の構造については、図2〜図4を参照して説明する。なお、各転倒防止部23は、同様に構成されるので、以下では、一方の転倒防止部23についてのみ説明する。
図2は、本実施形態に係る画像表示装置1に設けられる転倒防止部23付近を拡大して示す図であり、図2(a)は高さ方向Zの一方である上方から見た図を示し、図2(b)は幅方向Yの一方から見た図を示し、図2(c)は高さ方向Zの他方である下方から見た図を示している。また、図3は、図2(a)における切断面線III−IIIから見た断面図を示し、図4は、図2(b)における切断面線IV−IVから見た断面図を示している。なお、図2(c)、図3および図4では、車輪27を省略して示している。
先ず、転倒防止部23が設けられる第2基部26の構造について説明する。
第2基部26は、図3および図4に示すように、有底筒状に形成されることによって、内部に空間が設けられ、さらに、図2(c)などに示すように、その下部26bにおいて、前後方向Xに沿って延びるように長孔26cが穿設されている。第2基部26における内部の空間は、この長孔26cを介して、外部の空間と連通している。なお、本実施形態では、第2基部26は、角筒状に形成されているが、他の実施形態では、円筒状に形成されていてもよい。
また、第2基部26には、幅方向Yの両側部26dに、後述する移動規制部32における支軸51を挿通可能な挿通孔26eが、幅方向Yに沿って延びる軸線J1と同軸となるようにそれぞれ穿設されている。ここで、第2基部26において、第1基部25よりも前方X1の部分を「前部26a」と称すると、一対の挿通孔26eは、前部26aよりも後方X2の位置に設けられている。さらに、第2基部26の前方X1側の端部である前端部26fの内面には、図3に示すように、引張コイルばね33の端部33aを掛止可能な掛止部26gが設けられている。
転倒防止部23は、第2基部26における前部26aに対して、前後方向Xに摺動可能に装着される可動体31を備える。この可動体31は、図2に示すように、その前方X1側の端部である前端部31aが、第2基部26の前端部26fよりも前方X1に大きく突出した突出位置P1と、その突出位置P1から後方X2に退避した退避位置P2との間で進退可能に設けられる。なお、図2では、退避位置P2に配置された可動体31を実線で示すとともに、突出位置P1に配置されたときの可動体31の一部を仮想線で示している。
本実施形態では、可動体31は、第2基部26の前部26aへの装着状態において、該前部26aを外囲するような形状に形成される本体部41と、本体部41の後方X2側の端部に連なり、前記装着状態において長孔26cを介して第2基部26の内部に没入して設けられる没入部42(図3および図4参照)とを備えて構成される。
本体部41は、第2基部26の前部26aにおいて、その上部26hおよび両側部27d、ならびに下部26bの一部を被覆するように形成された筒状部分43と、その筒状部分43の前方X1側に連なり、下方に向かって垂設される垂設部分44とによって構成されている。
筒状部分43は、前後方向Xに摺動したときに、第2基部26の下部26bを被覆する部分が、第2基部26の前部26aに設けられる車輪27の保持具に干渉しないように形成されている。また、垂設部分44は、その下端部44aが、設置面fに対して僅かに間隔をあけて配置されるように形成されている。なお、垂設部分44は、第2基部26の前部26aへの装着状態において、第2基部26の前端部26fよりも前方X1に配置される。
没入部42には、図3に示すように、引張コイルばね33の端部33aを掛止可能な掛止孔45が穿設されるとともに、後述する移動規制部32に設けられる突起部54が係合可能な溝部46が形成される。溝部46は、本実施形態では、上方に向かって開放するように形成されている。
このように構成された可動体31は、第2基部26の前部26aへ装着されることによって、前後方向Xに移動自在に設けられる。そして、このように移動自在に装着された可動体31に対して、退避位置P2に配置されたときに前方X1に付勢する付勢手段として、引張コイルばね33が取り付けられる。
具体的には、引張コイルばね33は、図3に示すように、その一方の端部33aが、第2基部26の前端部26fに設けられた掛止部26gに掛止され、他方の端部33aが、可動体31の没入部42における掛止孔45に引っ掛けられて設けられる。このとき、引張コイルばね33は、可動体31が突出位置P1に配置されたときに、自然長あるいは自然長から幾分か伸長した状態となるように設計されている。したがって、可動体31は、退避位置P2に配置されたとき、自然長から十分に伸長した引張コイルばね33によって、大きなばね力で前方X1にばね付勢される。
転倒防止部23には、さらに、引張コイルばね33のばね力に抗して退避位置P2まで移動された可動体31の、前方X1への移動を規制可能な移動規制部32が備えられる。この移動規制部32は、第2基部26の両側部26dにそれぞれ穿設された一対の挿通孔26eに挿通して架設される円柱状の支軸51と、その支軸51に、軸線J1まわりに回動可能に設けられる回動部52とを備えて構成される。
回動部52は、その厚み方向が幅方向Yに一致するような姿勢で、支軸51に回動可能に連結される板状の回動片53と、この回動片53に設けられる突起部54および重錘55とによって構成される。
回動片53は、図3に示すように、支軸51への連結状態において、軸線J1に垂直な一半径方向に延びる第1延在部53aと、前記一半径方向とは異なる半径方向に延びる第2延在部53bとを有している。
そして、図4に示すように、突起部54は、第1延在部53aの遊端部において、厚み方向の各表面から幅方向Yにそれぞれ突出するように設けられ、重錘55は、第2延在部53bの遊端部において、厚み方向の各表面にそれぞれ固設されている。すなわち、突起部54と重錘55とは、軸線J1まわりに一体的に回動するように設けられている。
本実施形態では、回動片53は、第1延在部53aと第2延在部53bとが略直角に屈曲するように形成され、第2延在部53bが下方に向かって延在しているときに、第1延在部53aは前方X1に向かって延在している。また、回動部52は、図2(b)に示すように、第2延在部53bが下方に向かって延在しているときに、重錘55が設置面fから離間するように構成されている。
回動部52は、本実施形態では、重錘55が軸線J1の鉛直下方に位置する状態でバランスがとれるように構成されている。すなわち、スタンド装置20によって支持される表示部10の表示面11aが鉛直方向に平行である状態から、該表示面11aが前方X1へ傾斜すると、回動部52は、表示面11aが傾斜した角度分だけ軸線J1まわりに角変位して、重錘55が軸線J1の鉛直下方に位置する状態でバランスするように構成されている。
また、回動部52は、スタンド装置20によって支持される表示部10の表示面11aが鉛直方向に平行である場合、すなわちスタンド装置20が水平な設置面fに設置されている場合に、第1延在部53aに設けられる突起部54が、退避位置P2に配置された可動体31の没入部42における溝部46に嵌り込んで、突起部54と可動体31とを係合できるように構成され、さらに、この係合状態において、溝部46に嵌り込んだ突起部54が上方に向かって移動するように、回動部52を軸線J1まわりに予め定める角度θだけ回動させると、突起部54が溝部46から離脱し、突起部54と可動体31との係合状態が解除されるように構成されている。
すなわち、回動部52は、スタンド装置20が水平な設置面fに設置された状態において、その突起部54が可動体31と係合しているとき、スタンド装置20によって支持される表示部10の表示面11aが前方X1へ予め定める角度θだけ傾斜すると、突起部54と可動体31との係合状態が解除されるように構成されている。なお、予め定める角度θは、たとえば没入部42に形成される溝部46の溝深を変更することによって調整可能である。
以下、図5および図6を参照して、本実施形態に係るスタンド装置20に設けられる転倒防止部23の動作について説明する。図5は、スタンド装置20が水平な設置面fに設置されている状態の転倒防止部23を概略的に示す図であり、図5(a)は画像表示装置1を側方から見た図を示し、図5(b)は図5(a)における台座部22付近を拡大して示している。また、図6は、表示部10の表示面11aが鉛直方向に対して前方X1に予め定める角度θだけ傾斜したときの転倒防止部23を概略的に示す図であり、図6(a)は画像表示装置1を側方から見た図を示し、図6(b)は図6(a)における台座部22付近を拡大して示している。
図5に示すように、スタンド装置20が水平な設置面fに設置され、スタンド装置20によって支持される表示部10の表示面11aが鉛直方向に平行である状態では、転倒防止部23は、回動部52における突起部54が、退避位置P2に配置された可動体31の没入部42における溝部46に嵌り込んで、突起部54と可動体31とが係合されている。
そして、図5に示す状態から、表示部10の表示面11aが鉛直方向に対して前方X1に予め定める角度θだけ傾斜すると、回動部52は、重錘55が軸線J1の鉛直下方に位置する状態でバランスするように、表示面11aの傾斜に連動して角度θだけ軸線J1まわりに角変位する。これにより、突起部54と可動体31との係合状態が解除され、退避位置P2に配置されていた可動体31は、引張コイルばね33のばね力によって前方X1へ移動して、突出位置P1に配置される。
このように、表示部10の表示面11aが鉛直方向に対して前方X1に予め定める角度θだけ傾斜すると、可動体31が退避位置P2から突出位置P1に移動されることによって、台座部22よりも前方X1において、可動体31を設置面fに接触させて表示部10を支持することが可能となるので、表示部10の前方X1への転倒を防止することができる。
以上のように、本実施形態によれば、検出手段やアクチュエータといった高価な装置を別途に搭載することなく、簡単な構成で表示部10の前方X1への転倒を防止することができる。したがって、転倒を防止するための転倒防止部23を、製造コスト抑制して搭載することができる。また、転倒防止部23には、検出手段やアクチュエータなどのように電力を利用して動作する装置が設けられていないので、動作を確認するための点検作業が不要となり、また余分な電力消費をなくすことができる。
また本実施形態によれば、退避位置P2に配置された可動体31が、自然長から十分に伸長した引張コイルばね33によって、大きなばね力で前方X1にばね付勢されるように構成されているので、突起部54と可動体31との係合状態が解除されると、可動体31をすばやく確実に、退避位置P2から突出位置P1まで移動させることができる。これにより、表示部10の前方X1への転倒を確実に防止することができる。
また本実施形態によれば、転倒防止部23における可動体31の本体部41が、第2基部26の前部26aを外囲するような形状に形成され、また、引張コイルばね33が、外部から視認されないように、第2基部26の内部に収容されているので、外観を損ねることなく、転倒防止部23を設けることができる。
なお、上記の実施形態では、転倒防止部23には引張コイルばね33が設けられているが、他の実施形態では、引張コイルばね33を省いて構成されてもよい。この場合、可動体31は、突起部54との係合状態が解除されると、表示部10およびスタンド装置20の前方X1への傾斜に伴って、重力の作用により突出位置P1まで移動することで、表示部10の前方X1への転倒が防止される。
また、上記の実施形態では、付勢手段として、引張コイルばね33を用いているが、他の実施形態では、圧縮コイルばねを用いてもよい。
また、上記の実施形態では、可動体31を、第2基部26の前部26aに設けて、表示部10の前方X1への転倒を防止するように構成されていたが、他の実施形態では、可動体31を、第2基部26において、第1基部25よりも後方X2の部分に設けることによって、表示部10の後方X2への転倒を防止するように構成してもよい。
図7は、本発明の他の実施形態に係るスタンド装置20Aにおける台座部22付近を拡大して示す図である。本実施形態に係るスタンド装置20Aは、回動部52Aの構造が、前記の実施形態に係るスタンド装置20と異なっているだけであり、他の構成については同様に構成されているので、同一の構成については同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。
前記の実施形態に係るスタンド装置20の回動部52は、重錘55が設置面fに対して離間して設けられ、重錘55が軸線J1の鉛直下方に位置する状態でバランスするように構成されていたが、本実施形態に係るスタンド装置20Aの回動部52Aは、図7に示すように、重錘55を設置面fに対して接触させた状態でバランスするように構成されている。このように構成された場合であっても、前記の実施形態と同様の効果を奏する。
1 画像表示装置
10 表示部
11a 表示面
20 スタンド装置
21 支柱
22 台座部
23 転倒防止部
31 可動体
32 移動規制部
33 引張コイルばね
51 支軸
52 回動部
54 突起部
55 重錘

Claims (4)

  1. 平坦な表示面を有し、該表示面に画像を表示する表示部を、設置面に対して該表示面が略垂直となるような起立姿勢で、該設置面から離間させて支持するスタンド装置であって、
    前記設置面に載置される台座部と、
    前記台座部に立設され、前記表示部が起立姿勢で連結される支柱と、
    前記台座部に設けられ、前記支柱に連結された表示部における表示面の法線方向の一方である第1法線方向への前記表示部の転倒を防止する転倒防止部であって、
    前記法線方向に移動可能に前記台座部に設けられる可動体であって、その第1法線方向下流側の端部が、前記台座部よりも第1法線方向に突出した突出位置と、該突出位置から前記法線方向の他方である第2法線方向に退避した退避位置との間で移動可能に設けられる可動体と、
    予め定める軸線まわりに回動可能に設けられ、前記表示面の、鉛直方向に対する前記第1法線方向への傾斜に連動して回動する重錘と、
    前記退避位置に配置された前記可動体と係合可能に設けられ、前記重錘の回動に連動して回動する係合部であって、該可動体との係合状態において、前記表示面が鉛直方向に対して前記第1法線方向へ予め定める角度以上傾斜すると、該可動体から離脱するように設けられる係合部とを備える転倒防止部とを含むことを特徴とするスタンド装置。
  2. 前記転倒防止部は、前記退避位置に配置された前記可動体を、前記第1法線方向へ付勢する付勢手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のスタンド装置。
  3. 前記台座部は中空に形成され、
    前記付勢手段は、前記台座部の内部に設けられることを特徴とする請求項2に記載のスタンド装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のスタンド装置と、
    平坦な表示面を有し、該表示面に画像を表示する表示部とを備えることを特徴とする画像表示装置。
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