JP2019169909A - 表示パネルスタンド、表示装置および表示パネル設置ユニット - Google Patents

表示パネルスタンド、表示装置および表示パネル設置ユニット Download PDF

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浩貴 重田
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Abstract

【課題】安全性を確保するとともに、作業時に容易に作業空間を作り出すことができる。【解決手段】表示装置10は、スタンド30を含む。スタンド30は、複数の支柱34、複数の支柱34の少なくとも1つに設けられて、スタンド30を壁などの被固定物に固定するための固定用部材402、複数の支柱34の各々を支持し、下面にキャスタが取り付けられる複数の固定脚体36、複数の支柱34の少なくとも1つに回動可能に取り付けられ、固定用部材402を覆う第1位置と、固定用部材402を覆わない第2位置との間で回動する可動脚体38を備える。【選択図】 図1

Description

この発明は、表示パネルスタンド、表示装置および表示パネル設置ユニットに関し、特にたとえば、表示パネルを支持する表示パネルスタンド、表示装置および表示パネル設置ユニットに関する。
この種の背景技術の一例が特許文献1に開示される。この特許文献1に開示される表示装置では、ディスプレイ本体の背面側に配置され、壁面に固定された壁掛け金具によって、ディスプレイ本体が壁面に沿って配置される。
特開2012−129739号公報 特開平11−37389号公報
特許文献1に開示される表示装置では、表示装置の設置時またはメンテナンス時には、ディスプレイ本体の背面側に作業するための空間を作り出す必要がある。
しかしながら、特許文献1に開示される表示装置では、ディスプレイ本体の背面側に空間を作り出すためには、表示装置の全体を壁面から取り外す必要があり、容易に作業空間を作ることができないという問題がある。
また、特許文献2に開示される壁寄せスタンド装置では、床面に載置するベース板上にフレームが立設され、フレームの背面に平板が取付けられ、この平板が壁に打ち込まれたアンカーにアンカーボルトで螺着され、ディスプレイ等の機器下部に設けた取付具の凹部がフレームの支持棒に掛止されることによって、機器を壁際に設置するものがある。
しかしながら、特許文献2に開示される壁寄せスタンド装置では、壁寄せスタンド装置を壁に固定するためのアンカーボルトが露出した状態であり、誰でも容易にアンカーボルトを外せる状態であり、安全性に問題がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、表示パネルスタンド、表示装置および表示パネル設置ユニットを提供することである。
この発明の他の目的は、安全性を確保するとともに、作業時に容易に作業空間を作り出すことができる、表示パネルスタンド、表示装置および表示パネル設置ユニットを提供することである。
第1の発明は、表示パネルを支持するための表示パネルスタンドであって、支持部材、複数の支柱、固定用部材および複数の脚体を備える。支持部材は、表示パネルを支持する。複数の支柱は、支持部材を支持する。固定用部材は、複数の支柱の少なくとも1つに設けられて、表示パネルスタンドを被固定物に固定する。複数の脚体は、支持部材よりも下方に設けられ、複数の支柱の各々を支持し、下面にキャスタが取り付けられる。また、複数の脚体は、固定用部材の正面を覆う第1位置と、固定用部材の正面を覆わない第2位置との間で回動可能に設けられる可動脚体を含む。
第2の発明は、第1の発明に従属するす表示パネルスタンドであって、可動脚体は、当該可動脚体が第1位置に位置する場合に、固定用部材の正面を覆う被覆部材を含む。
第3の発明は、第1または第2の発明に従属する表示パネルスタンドであって、可動脚体は、当該可動脚体が第1位置に位置する場合には、支持部材の下方に収納され、当該可動脚体が第2位置に位置する場合には、正面側に引き出される。
第4の発明は、第1ないし第3のいずれかの発明に従属する表示パネルスタンドであって、可動脚体は、当該可動脚体が第1位置に位置する場合に、被固定物に取り付けられた係合部材に係合して、表示パネルスタンドの被固定物から離れる方向への移動を規制するロック部材を含む。
第5の発明は、第4の発明に従属する表示パネルスタンドであって、可動脚体は、複数のロック部材を含む。
第6の発明は、第1ないし第5のいずれかの発明に従属する表示パネルスタンドであって、前後方向に伸縮可能な棒状のガイド部材をさらに備え、ガイド部材の長手方向の一方端は、複数の支柱の一部に固定され、ガイド部材の長手方向の他方端は、被固定物に固定される。
第7の発明は、第1ないし第6のいずれかの発明に従属する表示パネルスタンドおよび表示パネルスタンドに支持される表示パネルを備える表示装置である。
第8の発明は、第1ないし第6のいずれかの発明に従属する表示パネルスタンドと、被固定物および固定用部材に固定される壁側部材とを備える表示パネル設置ユニットである。
第9の発明は、第8の発明に従属する表示パネル設置ユニットであって、表示パネルスタンドの固定用部材が壁側部材に固定された状態で、互いに嵌合される第1嵌合部材および第2嵌合部材をさらに備え、第1嵌合部材および第2嵌合部材の一方は、表示パネルスタンドに設けられ、第1嵌合部材および第2嵌合部材の他方は、壁側部材に設けられ、第1嵌合部材および第2嵌合部材のいずれか一方は、上下左右方向の位置調整が可能である。
この発明によれば、安全性を確保するとともに、作業時に容易に作業空間を作り出すことができる。
図1(A)はこの発明の一実施例である表示装置の固定状態の外観の一例である。図1(B)はこの発明の一実施例である表示装置の移動可能状態の外観の一例である。 図2(A)は固定状態の表示装置を正面から見た図解図である。図2(B)は移動可能状態の表示装置を正面から見た図解図である。 図3(A)は固定状態の表示装置を左側面から見た図解図である。図3(B)は前面側に移動された状態の表示装置を左側面から見た図解図である。 図4(A)は固定状態の脚体の構成を示す平面図である。図4(B)は移動可能状態の脚体の構成を示す平面図である。 図5は位置調整部材の構成を示す斜視図である。 図6(A)は位置調整部材の構成を示す正面図である。図6(B)は図6(A)のVI(B)−VI(B)断面図である。図6(C)は図6(A)のVI(C)−VI(C)断面図である。 図7(A)は嵌合部材がアジャスタに嵌合する前の位置調整機構の構成を示す概略断面図である。図7(B)は嵌合部材がアジャスタに嵌合された場合の位置調整機構の構成を示す概略断面図である。 図8(A)は嵌合部材がアジャスタに嵌合された場合の位置調整機構の構成を示す概略断面図である。図8(B)は嵌合部材がアジャスタに嵌合された場合の位置調整機構の構成を示す概略断面図である。 図9(A)は第2実施例における固定状態の表示装置の構成を示す平面図である。図9(B)は第2実施例における前面側に移動された状態の表示装置の構成を示す平面図である。 図10は第3実施例における表示装置を正面から見た図解図である。
[第1実施例]
図1(A)はこの発明の一実施例である表示装置10の固定状態の外観の一例である。図1(B)はこの発明の一実施例である表示装置10の移動可能状態の外観の一例である。図2(A)は固定状態の表示装置10を正面から見た図解図である。図2(B)は移動可能状態の表示装置10を正面から見た図解図である。図3(A)は固定状態の表示装置10を左側面から見た図解図である。図3(B)は前面側に移動された状態の表示装置10を左側面から見た図解図である。図4(A)は固定状態の可動脚体38の構成を示す平面図である。図4(B)は移動可能状態の可動脚体38の構成を示す平面図である。
この発明の第1実施例である表示装置10は、駅および空港などの公共施設、商業施設または娯楽施設などの公共スペースの柱または壁に設置される。ただし、表示装置10が設けられる場所は特に限定されないことを予め指摘しておく。
図1(A)、図1(B)、図2(A)、図2(B)、図3(A)および図3(B)に示すように、表示装置10は、表示パネル20、表示パネルスタンド(以下、単に「スタンド」ということがある。)30および壁側ユニット50を含む。
なお、この明細書では、表示パネル20の表示面側を前面(正面)として表示装置10の構成部材の前後方向(奥行方向)を規定し、表示装置10の構成部材の左右方向(横方向)は、正面から見た状態を基準として規定する。
表示パネル20は、たとえばLEDディスプレイであり、LEDディスプレイは、複数のLED素子を格子状(マトリクス状)に配置しておき、任意のLED素子を点灯させることによって画像を表示する。なお、図示は省略するが、表示パネル20の背面には、LEDディスプレイの表示制御を実行するための制御装置または/およびコンピュータなどが設けられる。
スタンド30は、表示パネル20を支持するための支持台である。このスタンド30は、支持フレーム32、複数の支柱34、複数の固定脚体36、複数の可動脚体38、固定用フレーム40および複数のガイドレール42を含む。
支持フレーム(支持部材)32は、左右方向(床面と平行)に延びる棒状の部材である。この支持フレーム32の上端面が表示パネル20の支持面として機能し、表示パネル20がスタンド30に乗せられた場合に、表示パネル20の下端部を支持する。この支持フレーム32の左右方向の大きさ(長さ)は、表示パネル20の左右方向の大きさと略同じまたは表示パネル20よりも少し大きく設定される。また、支持フレーム32の前端面は、表示パネル20の前端面(表示面)と同じ面になるか、表示パネル20の前端面よりも背面側に設定される。
複数の支柱34の各々は、たとえば四角柱状、円柱状または円筒状に形成され、上下方向(床面に対して垂直)に延びる部材である。この第1実施例では、スタンド30は、4つの支柱34a〜34dを含む。支柱34aは、スタンド30の右端(表示パネル20の右端位置)に配置され、支柱34bは、スタンド30の中央右寄りに配置され、支柱34cは、スタンド30の中央左寄りに配置され、支柱34dは、スタンド30の左端に配置される。また、支柱34a〜34dには、ボルト等の締結部材または溶接等によって、支持フレーム32が取り付けられる。さらに、図示は省略するが、支柱34a〜34dには、締結部材などによって直接または間接的に支持フレーム32に載置された表示パネル20が固定される。以下、支柱34a〜34dを特に区別しない場合には単に「支柱34」と言うことがある。
固定脚体36は、少なくとも支持フレーム32よりも下側に配置され、複数の支柱34の各々の下端部に設けられる。固定脚体36は、固定脚体用のフレームおよびキャスタ362を含む。固定脚体用のフレームは、前後方向に延びる棒状の部材と、平板状の部材とによって構成される。棒状の部材は、支柱34の下端面に取り付けられる(固定される)。また、平板状の部材は、棒状の部材の左右いずれかの側面、および棒状の部材の側面に連続する支柱34の側面に取り付けられる。キャスタ362は、支柱34の軸線(床面に対して垂直な軸線)周りに回転可能な車輪であり、フレームの下面に取り付けられる。また、キャスタ362は、表示パネル20およびスタンド30の重心位置よりも背面側(壁面側)に配置される。
可動脚体38は、少なくとも支持フレーム32よりも下側に配置され、支柱34または支柱34の下端部に設けられる固定脚体36に回動可能に取り付けられる。この第1実施例では、スタンド30は、2つの可動脚体38を含む。具体的には、2つの可動脚体38の一方は、スタンド30の左右方向の中央右寄りに配置される支柱34bに取り付けられ、2つの可動脚体38の他方は、スタンド30の左右方向の中央左寄りに配置される支柱34cに取り付けられる。
この可動脚体38は、可動脚体用のフレームおよびキャスタ382を含む。可動脚体用のフレームは、枠部材と、枠部材に固定され、板部材(被覆部材に相当)384とによって構成される。枠部材は、同一平面上において略直角三角形を形成する。また、枠部材は、直角をなす2辺のうちの一方の辺(第1辺)が、支柱34に沿うように配置され、直角をなす2辺のうちの他方の辺(第2辺)が、斜辺よりも下側になるように配置される。板部材384は、枠部材の三角形の内側の略全体を覆うように設けられる。
キャスタ382は、支柱34の軸線周りに回転可能な車輪であり、可動脚体用のフレームの下面に取り付けられる。具体的には、キャスタ382は、可動脚体用のフレームを構成する枠部材の第2辺の下面に取り付けられる。ただし、キャスタ382は、可動脚体用のフレームの下面のうち、当該可動脚体用のフレームの先端部(枠部材の第1辺の反対側、あるいは支柱34または蝶番の反対側)に配置される。
また、可動脚体用のフレームは、枠部材の第1辺の上下二箇所に取り付けられた蝶番によって支柱34に固定される。蝶番は、支柱34に固定される支柱側のプレートと、支柱側のプレートに対して回動可能に連結され、可動脚体用のフレームの枠部材に固定される可動脚体側のプレートとを有する。このため、可動脚体38は、蝶番によって支柱34に対して回動可能に支持される。
ただし、可動脚体38は、可動脚体用のフレーム(板部材384)が壁面または表示パネル20の表示面と略平行になる第1位置と可動脚体用のフレームが壁面または表示パネル20の表示面に対して略垂直になる第2位置との間で回動する。すなわち、可動脚体38は、上(下)から見た場合に、壁面と平行な角度から壁面に垂直な角度までの90°の範囲内で回動可能である。
図1(A)、図2(A)および図3(A)に示すように、可動脚体38が第1位置に位置する場合には、可動脚体38は、支持フレーム32(表示パネル20)の下方に収納される。具体的には、可動脚体38が第1位置に位置する場合には、可動脚体用のフレームおよびキャスタ382が、支持フレーム32の前端面(表示パネル20の表示面)よりも壁面側(背面側)に位置する。また、可動脚体38が第1位置に位置する場合には、可動脚体用のフレームが支柱34の側面に当接することによって、可動脚体38の壁面側への回動が規制される。
図1(B)、図2(B)および図3(B)に示すように、可動脚体38が第2位置に位置する場合には、可動脚体38の一部が前面側(壁面とは反対側)に引き出される。具体的には、可動脚体38が第2位置に位置する場合には、可動脚体用のフレームの先端部およびキャスタ382が、支持フレーム32の前端面(表示パネル20の表示面)よりも前方に位置する。このとき、キャスタ382は、表示パネル20およびスタンド30の重心位置よりも前面側に位置する。また、可動脚体38が第2位置に位置する場合には、可動脚体用のフレームが、蝶番を介して隣接する固定脚体用のフレームに当接することによって、可動脚体38の当該固定脚体36側への回動が規制される。
図1(A)、図1(B)、図2(A)、図2(B)、図3(A)および図3(B)に戻って、固定用フレーム40は、少なくとも支持フレーム32よりも下側に配置され、フレーム本体と、固定用部材(ブラケット)402を含む。フレーム本体は、左右方向に延びる棒状の部材であり、ボルト等の締結部材または溶接等によって、支柱34a〜34dおよび/または固定脚体36に固定される。固定用部材402は、フレーム本体に取り付けられた板部材であり、挿通孔が形成される。図示は省略するが、この挿通孔にボルト(壁固定ボルト)などの締結部材が前面側から挿通され、壁固定ボルトが壁側ユニット50に設けられた締結用のねじ孔にねじ止めされることによって、固定用部材402が壁側ユニット50に固定される。すわなち、スタンド30が柱または壁などの被固定物に固定される。
ただし、図1(A)および図2(A)に示すように、固定用部材402は、可動脚体38が第1位置に位置する場合の可動脚体用のフレーム(板部材384)の背面(真後ろ)に配置される。すなわち、固定用部材402は、可動脚体用のフレームと前後方向において重なる。このため、固定用部材402は、可動脚体38が第1位置に位置する場合には、その正面が可動脚体38によって覆われた状態となる。したがって、可動脚体38が第1位置に位置する場合には、固定用部材402に挿通される壁固定ボルトも可動脚体38によって覆われた状態となるので、壁固定ボルトを外すことができない。
一方、図1(B)および図2(B)に示すように、可動脚体38が第2位置に位置する場合には、固定用部材402の正面が覆われずに、固定用部材402および壁固定ボルトは、露出した状態となる。すなわち、固定用部材402は、可動脚体用のフレームと前後方向において重ならない。したがって、可動脚体38が第2位置に位置する場合には、壁固定ボルトを外すことができる。
図1(A)、図1(B)、図3(A)および図3(B)に示すように、ガイドレール42は、壁面に対して垂直な方向(前後方向)に伸縮可能な棒状の部材であって、スタンド30と、壁側ユニット50または壁との間に設けられる。具体的には、ガイドレール42の一方端は、支柱34に固定され、ガイドレール42の他方端は、壁側ユニット50または壁に固定される。また、ガイドレール42は、少なくとも表示パネル20およびスタンド30の重心位置よりも上側に設けられる。たとえば、ガイドレール42は、スタンド30の上端部に設けられる。したがって、スタンド30が前面側に移動されると、ガイドレール42は伸長する。一方、スタンド30が壁側に移動されると、ガイドレール42は収縮する。この第1実施例では、スタンド30は、2つのガイドレール42を含む。2つのガイドレール42のうちの一方は、スタンド30の右端に設けられ、2つのガイドレール42のうちの他方は、スタンド30の左端に設けられる。
壁側ユニット50は、スタンド30を壁に固定するためのユニットである。この壁側ユニット50は、第1種類の支柱52、第2種類の支柱54および固定用フレーム(壁側部材に相当)56を含む。
第1種類の支柱52は、たとえば四角柱状、円柱状または円筒状に形成され、上下方向(支柱34に対して平行)に延びる部材であり、壁に固定されている。ただし、第2種類の支柱54は、複数の支柱34のうち、可動脚体38が取り付けられない支柱34に対応する位置に設けられる。この第1実施例では、スタンド30は、2つの第1種類の支柱52a,52bを含む。第1種類の支柱52aは、スタンド30の右端の支柱34aに対応する位置(支柱34aの真後ろ)に配置され、第1種類の支柱52bは、スタンド30の左端の支柱34dに対応する位置(支柱34dの真後ろ)に配置される。
第2種類の支柱54は、たとえば四角柱状、円柱状または円筒状に形成され、上下方向(支柱34または第1種類の支柱52に対して平行)に延びる部材であり、壁に固定されている。ただし、第2種類の支柱54は、複数の支柱34のうち、可動脚体38が取り付けられる支柱34に対応する位置に設けられる。この第1実施例では、スタンド30は、2つの第2種類の支柱54a,54bを含む。第2種類の支柱54aは、スタンド30の中央右寄りの支柱34bに対応する位置(支柱34bの真後ろ)に配置され、第2種類の支柱54bは、スタンド30の中央左寄りの支柱34cに対応する位置(支柱34cの真後ろ)に配置される。
固定用フレーム56は、左右方向に延びる棒状の部材である。この固定用フレーム56は、ボルト等の締結部材または溶接等によって、第1種類の支柱52a,52bおよび第2種類の支柱54a,54bに固定される。また、固定用フレーム56は、スタンド30の固定用フレーム40に対応する位置(高さ)に配置される。図示は省略するが、固定用フレーム56には、固定用部材402の挿通孔に対応する位置に設けられ、壁固定ボルトがねじ止めされるねじ孔が形成される。なお、ねじ孔は、固定用フレーム56に固定されたナットによって形成されても良いし、固定用フレーム56自体に形成されても良い。
また、図4(A)および図4(B)に示すように、スタンド30と壁側ユニット50との間には、ロック機構60および位置調整機構70が設けられている。
ロック機構60は、可動脚体38に設けられるロック部材386と、第2種類の支柱54に設けられる係合部材542とを含む。すなわち、ロック機構60は、可動脚体38と、当該可動脚体38が設けられる支柱34に対応する第2種類の支柱54との間に設けられる。
ロック部材386は、可動脚体用のフレーム(板部材384)に設けられる。具体的には、ロック部材386は、板部材384に対して垂直に設けられ、先端部が折り曲げられており、上から見た場合に、断面略J字状またはL字状に形成される。
係合部材542は、第2種類の支柱54の前面に設けられ、上下方向に延びる棒状の部材である、また、係合部材542は、ロック部材386に対応する位置(高さ)に設けられる。
図4(A)に示すように、スタンド30が壁際(固定位置)に位置し、可動脚体38が第1位置に位置する場合には、ロック部材386の先端部が、係合部材542に係合される。すなわち、ロック機構60がロック状態となる。このように、ロック機構60がロック状態である場合には、スタンド30の前面側(壁から離れる方向)への移動が規制される。
また、可動脚体38が第2位置に位置する場合には、ロック部材386が可動脚体38とともに回動するので、ロック部材386と係合部材542との係合が解除される。すなわち、ロック機構60が解除(アンロック)状態となる。このように、ロック機構60が解除状態であって、かつ、壁固定ボルトが取り外された状態であれば、スタンド30は、前面側(壁から離れる方向)への移動が可能な状態(移動可能状態)となる。一方、ロック機構60がロック状態であるか、または壁固定ボルトが締結された状態(固定用部材402が壁側ユニット50に固定された状態)であれば、スタンド30は、移動できない状態(固定状態)である。
ただし、表示装置10の通常の使用状態では、スタンド30が固定位置に位置され、ロック機構60がロック状態にされ(可動脚体38が第1位置に位置され)、壁固定ボルトで固定用部材402が壁側ユニット50に固定されている。
このように構成した表示装置10であれば、使用状態である表示装置10において、可動脚体38を第2位置に回動させてロック機構60を解除状態にして、壁固定ボルトを取り外すことによって、スタンド30を所定の位置(作業位置)まで前面側に移動させ、作業空間を作り出すことができる。
そして、作業が終了した場合には、スタンド30を固定位置に移動させて、壁固定ボルトで固定用部材402を壁側ユニット50に固定した後、可動脚体38を第1位置に回動させてロック機構60をロック状態にすることによって、表示装置10を使用状態にすることができる。
位置調整機構70は、位置調整部材(アジャスタ)522と、ガイド部材404(図7等参照)とを含む。この第1実施例では、アジャスタ522は、壁側ユニット50に設けられ、ガイド部材404は、スタンド30に設けられる。
図5はアジャスタ522の構成を示す斜視図である。図6(A)はアジャスタ522の構成を示す正面図である。図6(B)は図6(A)のVI(B)−VI(B)断面図である。図6(C)は図6(A)のVI(C)−VI(C)断面図である。
図5および図6(A)〜(C)に示すように、アジャスタ522は、第1部材524、第2部材526、複数の内部平板528、ボルト530a,532a、534a、およびナット530b,532b、534bを含む。ただし、アジャスタ522は、壁側ユニット50において、複数の支柱34のうち、可動脚体38が設けられない支柱34に対応する位置に設けられる。具体的には、アジャスタ522は、第1種類の支柱52a,52bの前面側に設けられる。
第1部材524は、正面から見た場合に略矩形状に形成される後側板と、後側板から前面側に折れ曲がる折れ曲がり部(フランジ)とを含む。具体的には、第1部材524の後側板は、正面から見た場合に略正方形状に形成され、上辺(下辺)が、床面に対して平行に設けられる。第1部材524のフランジは、後側板の上下左右に1箇所ずつ、合計4つ設けられる。各フランジの間には、切り欠き(スリット)が設けられる。すなわち、第1部材524は、背面側に底部を有し、前面側が開放される略四角筒状に形成される。また、図示は省略するが、第1部材524は、ボルト等の締結部材または溶接等によって、壁側ユニット50に固定される。
また、第1部材524の後側板には、略円環状または略矩形状の開口端が形成される。開口端は、第1部材524の後側板における上下左右方向の略中央に形成される。この開口端によって、第1部材524の後側板には、開口が形成される。
さらに、第1部材524の上側のフランジには、ナット530bが取り付けられ、第1部材524の左側のフランジには、ナット532bが取り付けられ、第1部材524の右側のフランジには、ナット534bが取り付けられる。
さらにまた、第1部材524の上側のフランジ、右側のフランジおよび左側のフランジの各々には、ナット530b,532b、534bのねじ孔に対応する挿通孔が形成される。また、ナット530bには、ボルト530aが螺合され、ナット532bには、ボルト532aが螺合され、ナット534bには、ボルト534aが螺合される。
さらに、第1部材524の下側のフランジには、後述する第2部材526の円柱部5264を挿通させるための挿通孔(ガイド孔)が形成される。
第2部材526は、正面から見た場合に略矩形状に形成される前側板と、前側板から背面側に折れ曲がる折れ曲がり部(フランジ)とを含む。具体的には、第2部材526の前側板は、第1部材524の後側板と同様に、正面から見た場合に略正方形状に形成され、上辺(下辺)が、床面に対して平行に設けられる。ただし、第2部材526の前側板は、第1部材524の後側板よりも一回り小さく形成される。第2部材526のフランジは、前側板の上下左右に1箇所ずつ、合計4つ設けられる。各フランジの間には、切り欠き(スリット)が設けられる。すなわち、第2部材526は、前面側に底部を有し、背面側が開放される四角筒状に形成され、第1部材524の各フランジの内側に収容される。さらに、第1部材524の各フランジと、第2部材526の各フランジとは、所定の間隔(クリアランス)をあけて平行に設けられる。
また、第2部材526の前側板には、略円環状の開口端5262が形成される。開口端5262は、第2部材526の前側板における上下左右方向の略中央に形成される。この開口端5262によって、第2部材526の前側板には、開口526aが形成される。さらに、第2部材526の前側板の下辺から折れ曲がるフランジ(下側のフランジ)には、下方に向かって延出される円柱部5264が形成される。
さらにまた、第2部材526の上側のフランジには、ボルト530aを挿通させるための挿通孔が形成され、第2部材526の左側のフランジには、ボルト532aを挿通させるための挿通孔が形成され、第2部材526の右側のフランジには、ボルト534aを挿通させるための挿通孔が形成される。
複数の内部平板528の各々は、略矩形状の板部材であり、第2部材526の各フランジのうち、ボルト530a,532a、534aが挿通されるフランジの内側に1つずつ設けられる。また、複数の内部平板528の各々には、ボルト530a,532a、534aに螺合するねじ孔が形成される。
そして、内部平板528のねじ孔にボルト530a,532a、534aが螺合されることによって、第2部材526は、ボルト530a,532a、534aおよびそれらに螺合する内部平板528を介して第1部材524に保持される。
また、ボルト530a,532a、534aが回転されると、回転されたボルトに螺合する内部平板528が回転止めとなり、第2部材526と第1部材524との相対位置が変化する。たとえば、ボルト530aが回転されると、第2部材526の上側のフランジに固定された内部平板528が回転止めとなり、ボルト530aの回転方向に応じて、第2部材526が第1部材524に対して上側または下側に移動する。上述したように、第1部材524は壁側ユニット50に固定されている。このため、ボルト530aを回転させることによって、壁に対する第2部材526の上下方向の位置を調整することができる。同様に、ボルト532a,534aを回転させることによって、壁に対する第2部材526の左右方向の位置を調整することができる。
図7(A)はガイド部材404がアジャスタ522に嵌合する前の位置調整機構70の構成を示す概略断面図である。図7(B)はガイド部材404がアジャスタ522に嵌合された場合の位置調整機構70の構成を示す概略断面図である。図8(A)はガイド部材404がアジャスタ522に嵌合された場合の位置調整機構70の構成を示す概略断面図である。図8(B)はガイド部材404がアジャスタ522に嵌合された場合の位置調整機構70の構成を示す概略断面図である。
図7(A)、図7(B)、図8(A)および図8(B)に示すように、ガイド部材404は、スタンド30の背面側における、アジャスタ522に対応する位置に設けられる。具体的には、ガイド部材404は、スタンド30の左右両端の支柱34a,34dの下端部に設けられる固定脚体36(固定脚体用のフレーム)の背面側に設けられる。
ガイド部材404は、硬質ゴム等によって形成され、前後方向に延びる略円柱状の部材である。このガイド部材404は、当該ガイド部材404の軸線が、第2部材526の前側板に形成される開口526aの上下左右方向の中心と同じか僅かに下側になるように配置される。
また、ガイド部材404は、背面側の端部(先端部)に向けて縮径する同心円断面を有する。すなわち、ガイド部材404は、先細り形状に形成される。ただし、ガイド部材404の先端部の外径は、開口端5262の内径よりも小さくなるように設定される。一方、ガイド部材404の後端部(前面側の端部)の外径は、開口端5262の内径よりも大きくなるように設定される。また、ガイド部材404の先端部の下端は、少なくとも開口端5262の下端よりも上側に位置する。
ただし、図7(A)に示すように、スタンド30が固定位置よりも前面側に位置する場合には、ガイド部材404は、第2部材526の開口端5262に嵌合されない。一方、図7(B)に示すように、スタンド30が固定位置に位置する場合には、ガイド部材404は、第2部材526の開口端5262に嵌合される。また、スタンド30が固定位置よりも前面側から固定位置に移動される場合には、ガイド部材404の側周面が、ガイドとして機能する。
さらに、図8(A)および図8(B)に示すように、ガイド部材404の側周面には、円環状の溝4042が形成される。溝4042は、ガイド部材404の第2部材526の前側板と平行(ガイド部材404の周方向)に形成される。また、溝4042は、スタンド30が固定位置に位置する場合に、第2部材526の前側板(開口端5262)に対応する位置に形成される。ただし、ガイド部材404の側周面における、溝4042の前後の部分の外径は、開口端5262の内径よりも僅かに大きくなるように設定される。また、溝4042の底部の外径は、開口端5262の内径よりも小さく設定される。
したがって、スタンド30が固定位置に位置する場合には、開口端5262が溝4042に嵌まった状態となる。このため、ガイド部材404が第2部材526の開口端5262に嵌合されると、スタンド30は、上下左右方向および前後方向において、ガイド部材404と第2部材526とが嵌合する位置に応じた位置で固定される。
上述したように、壁に対する第2部材526の上下左右方向の位置は調整可能であるので、第2部材526の上下左右方向の位置を調整することによって、固定位置におけるスタンド30の上下左右方向の位置を調整することができる。
たとえば、第2部材526の位置は、開口526aの中心がガイド部材404の軸線よりも僅かに上側になるように調整される。この場合、ガイド部材404と第2部材526とが嵌合すると、スタンド30全体が僅かに上側に持ち上げられた状態で固定される。したがって、スタンド30にかかる荷重が、キャスタ362,382だけでなく、ガイド部材404およびアジャスタ522を介して第1種類の支柱52a,52bにも伝達される。すなわち、スタンド30が固定位置に位置する場合には、キャスタ362,382にかかる荷重を分散させることができる。このようにすれば、可動脚体38を楽に回動させることができようになる。また、スタンド30が固定位置に位置する場合に、キャスタ362,382が局部的に変形すること(へたり)を抑止ないし防止できる。さらに、ガイド部材404は、先細り形状に形成されるので、スタンド30が固定位置から前面側に移動されるにつれて、キャスタ362,382に徐々に荷重がかかるようになる。このため、スタンド30が固定位置から前面側に移動される際に、キャスタ362,382に急激に荷重がかかることを防止できる。
この第1実施例では、表示装置10通常の使用状態では、可動脚体38が第1位置に位置され、可動脚体用のフレームによって固定用部材402および壁固定ボルトが覆われた状態となるので、可動脚体38を第2位置に回動させなければ、壁固定ボルトを取り外すことができない。このため、第三者によるいたずら行為等によって意図せずに壁固定ボルトが取り外されることを防止できるので、安全性を確保することができる。
また、第1実施例によれば、可動脚体38を第1位置から第2位置に回動させるだけで、壁固定ボルトが露出され、壁固定ボルトを取り外すことができるようになるので、作業時に容易に作業空間を作り出すことができる。
さらに、第1実施例によれば、可動脚体38が第1位置に位置する場合には、可動脚体38は、支持フレーム32および表示パネル20の下方に収納されるので、可動脚体38が表示装置10の前を通る人の邪魔になることがない。また、スタンド30の全体を薄型化することができるので、表示装置10の周囲のスペースを確保することができる。
さらにまた、第1実施例によれば、可動脚体38が第2位置に位置する場合には、可動脚体用のフレームの先端部およびキャスタ382が、正面側に引き出されるので、スタンド30が前面側に移動され、壁から離れた状態でも、スタンド30を安定して自立させることができる。
また、第1実施例では、スタンド30がロック機構60を備え、可動脚体38の回動に連動して、ロック機構60のロック状態および解除状態を切り換えられる。ここで、可動脚体38が第2位置に位置する場合にロック機構60が解除状態となるようにしてあるので、可動脚体38を第2位置に回動させなければ、スタンド30を壁から離れる方向へ移動させることができない。このため、誤ってスタンド30が移動されることを防止して、安全性を確保することができる。
さらに、第1実施例では、スタンド30と壁側ユニット50または壁との間に設けられ、前後方向に伸縮可能なガイドレール42が設けられるので、スタンド30が前面側に移動され、壁から離れた状態でも、スタンド30が転倒することを防止できる。
さらにまた、第1実施例では、スタンド30を壁に固定するための壁側ユニット50が設けられ、スタンド30の固定用部材402が、壁側ユニット50の固定用フレーム56に固定されるので、スタンド30を確実に壁に固定することができる。
なお、第1実施例では、可動脚体38が第1位置に位置する場合には、板部材384によって固定用部材402および壁固定ボルトが覆われるようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、可動脚体用のフレームの枠部材によって固定用部材402および壁固定ボルトが覆われるようにしても良い。
[第2実施例]
第2実施例の表示装置10は、引出レバー44を備える点が上述の第1実施例と異なる。その他の構成については上述の第1実施例と同様であるので、共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
図9(A)は第2実施例における固定状態の表示装置の構成を示す平面図である。図9(B)は第2実施例における前面側に移動された状態の表示装置の構成を示す平面図である。
図9(A)および図9(B)に示すように、第2実施例では、スタンド30は、引出レバー44を含む。
引出レバー44は、棒状の部材であり、スタンド30の支柱34の側面に設けられる。この第2実施例では、スタンド30は、2つの引出レバー44を含む。2つの引出レバー44のうちの一方は、スタンド30の右端の支柱34aに設けられ、2つの引出レバー44のうちの他方は、スタンド30の右端の支柱34dに設けられる。ただし、引出レバー44は、支柱34aおよび34dの左右方向の外側の側面に設けられる。すなわち、引出レバー44は、支柱34aの右側面および支柱34dの左側面に設けられる。
図9(A)に示すように、基本的には、引出レバー44は、支柱34に沿うように(上下方向に延びるように)設けられる(基本状態)。ただし、引出レバー44は、下端部(基端部)において支柱34の側面に設けられた軸部材(図示せず)に支持(軸支)されており、軸部材の軸線(引出レバー44の基端部)を中心に、背面側に向かって90°の範囲内で回動可能に設けられる。
また、引出レバー44の上端部(先端部)には、左右から見た場合にU字状の溝(フック)442が形成される。このフック442は、引出レバー44が基本状態である場合に背面側が開放し、引出レバー44が背面側に向かって開放されると、下側(床面側)が開放するように形成される。
さらに、壁側ユニット50の引出レバー44に対応する位置には、円柱部材(ピン)502が設けられる。ピン502の外径は、フック442の内径(幅)よりも小さく設定される。また、ピン502は、左右方向に延びる部材であり、引出レバー44の回動軸(軸部材)と略同じ高さに配置される。この第2実施例では、壁側ユニット50は、2つのピン502を含む。具体的には、2つのピン502のそれぞれは、引出レバー44が設けられる支柱34aおよび34dに対応する、第1種類の支柱52a,52bに設けられる。
図9(B)に示すように、スタンド30が所定の位置まで前面側に移動された状態で、引出レバー44が背面側に回動されると、フック442がピン502に係合される。
この第2実施例によれば、スタンド30が前面側に移動された状態で、スタンド30の前後方向の位置を維持することができる。
ただし、引出レバー44における回動軸からフック442までの距離(長さ)は、スタンド30の固定位置から作業位置までの長さに合わせて設定されることが望ましい。このようにすれば、表示パネル20の設置時またはメンテナンス時に必要な作業空間を確保した状態で、スタンド30の前後方向の位置を維持することができる。
[第3実施例]
第3実施例の表示装置10は、1つの可動脚体38に複数のロック機構60が設けられる点が上述の第1実施例と異なる。その他の部分の構成については上述の第1実施例と同様であるので、共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
図10は第3実施例における表示装置10を正面から見た図解図である。図10に示すように、第3実施例では、1つの可動脚体38に2つのロック機構60が設けられる。具体的には、可動脚体38は、固定用フレーム40よりも下側に設けられるロック機構60Aと、固定用フレーム40よりも上側(表示パネル20の背面側)に設けられるロック機構60Bとを備える。
ロック機構60Aは、第1実施例で説明したロック機構60と同じ構成であり、可動脚体用のフレームに設けられたロック部材386と、第2種類の支柱54に設けられた係合部材542を含む。
一方、ロック機構60Bは、可動脚体用のフレームの上端部から表示パネル20の上下方向の略中央まで延びる延出部材388と、延出部材388の上端部に設けられるロック部材390とを含む。すなわち、ロック部材390は、表示パネル20の上下方向の略中央に対応する位置に配置される。なお、ロック部材390の構成は、ロック部材386と同じである。また、図示は省略するが、第2種類の支柱54には、ロック部材390に対応する位置に、第1実施例で説明した係合部材542と同様の係合部材が設けられる。
第3実施例によれば、1つの可動脚体38に複数のロック機構60が設けられるので、ロック状態において、スタンド30の前面側への移動を確実に規制することができる。
なお、上述の実施例では、固定用フレーム56にねじ孔が形成され、固定用部材402の挿通孔に前面側から壁固定ボルトが挿通されてねじ止めされることによって、壁にスタンド30が固定されるようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、固定用フレーム56に壁固定ボルトが設けられており、固定用部材402の挿通孔に背面側から壁固定ボルトが挿通され、固定用部材402の前面側からナットが壁固定ボルトに螺合されることによって固定用部材402が固定用フレーム56に固定されるようにしても良い。
また、上述の実施例を変形して、壁側ユニット50を省略することもできる。たとえば、固定用フレーム56に代えて、壁にめねじアンカーまたはアンカーボルトを設けるようにしても良い。この場合、壁に設けられためねじアンカーまたはアンカーボルトに固定用部材402がボルトまたはナット等の締結部材によって固定される。
さらに、上述の実施例では、スタンド30が2つの可動脚体38を含むようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、可動脚体38は1つだけでも良いし、3つ以上でも良い。
さらにまた、上述の実施例では、可動脚体38は、スタンド30の左右方向の中央に配置される支柱34b,34cに取り付けられるようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、可動脚体38は、スタンド30の左右方向の両端に配置される支柱34a,34dに取り付けられても良い。
また、上述の実施例では、可動脚体38は、支柱34に直接取り付けられるようにしたが、固定脚体36を介して間接的に支柱34に取り付けられるようにしても良い。
また、上述の実施例では、アジャスタ522が、壁側ユニット50に設けられ、ガイド部材404が、スタンド30に設けられるようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、アジャスタ522が、スタンド30に設けられ、ガイド部材404が、壁側ユニット50に設けられるようにしても良い。
さらに、上述の実施例では、表示パネル20がLEDディスプレイである場合を例に挙げて説明したが、これに限定される必要は無い。たとえば、表示パネル20は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイおよび有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の他のディスプレイ、並びに、看板および広告板等であっても良い。
さらにまた、上述の実施例では説明を省略したが、表示装置10の使用状態では、スタンド30を覆う化粧板が設けられることがある。たとえば、スタンド30の前面側に設けられ、表示パネル20の下端部から床面までの間を覆う化粧板が設けられる。この化粧板は、表示パネル20のメンテナンス時には取り外される。
また、本発明を具体的な実施例に則して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。上で挙げた具体的な実施例は、いずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 …表示装置
20 …表示パネル
30 …スタンド
32 …支持フレーム
34 …支柱
36 …固定脚体
38 …可動脚体
40 …固定用フレーム
402…固定用部材
50 …壁側ユニット

Claims (9)

  1. 表示パネルを支持するための表示パネルスタンドであって、
    前記表示パネルを支持する支持部材、
    前記支持部材を支持する複数の支柱、
    前記複数の支柱の少なくとも1つに設けられて、前記表示パネルスタンドを被固定物に固定するための固定用部材、および
    前記支持部材よりも下方に設けられ、前記複数の支柱の各々を支持し、下面にキャスタが取り付けられる複数の脚体を備え、
    前記複数の脚体は、前記固定用部材の正面を覆う第1位置と、前記固定用部材の正面を覆わない第2位置との間で回動可能に設けられる可動脚体を含む、表示パネルスタンド。
  2. 前記可動脚体は、当該可動脚体が前記第1位置に位置する場合に、前記固定用部材の正面を覆う被覆部材を含む、請求項1記載の表示パネルスタンド。
  3. 前記可動脚体は、当該可動脚体が前記第1位置に位置する場合には、前記支持部材の下方に収納され、当該可動脚体が前記第2位置に位置する場合には、正面側に引き出される、請求項1または2記載の表示パネルスタンド。
  4. 前記可動脚体は、当該可動脚体が前記第1位置に位置する場合に、前記被固定物に取り付けられた係合部材に係合して、前記表示パネルスタンドの前記被固定物から離れる方向への移動を規制するロック部材を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の表示パネルスタンド。
  5. 前記可動脚体は、複数の前記ロック部材を含む、請求項4記載の表示パネルスタンド。
  6. 前後方向に伸縮可能な棒状のガイド部材をさらに備え、
    前記ガイド部材の長手方向の一方端は、前記複数の支柱の一部に固定され、
    前記ガイド部材の長手方向の他方端は、前記被固定物に固定される、請求項1ないし5のいずれかに記載の表示パネルスタンド。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の表示パネルスタンド、および前記表示パネルスタンドに支持される前記表示パネルを備える、表示装置。
  8. 請求項1ないし6のいずれかに記載の表示パネルスタンドと、前記被固定物および前記固定用部材に固定される壁側部材とを備える、表示パネル設置ユニット。
  9. 前記表示パネルスタンドの前記固定用部材が前記壁側部材に固定された状態で、互いに嵌合される第1嵌合部材および第2嵌合部材をさらに備え、
    前記第1嵌合部材および前記第2嵌合部材の一方は、前記表示パネルスタンドに設けられ、
    前記第1嵌合部材および前記第2嵌合部材の他方は、前記壁側部材に設けられ、
    前記第1嵌合部材および前記第2嵌合部材のいずれか一方は、上下左右方向の位置調整が可能である、請求項8記載の表示パネル設置ユニット。
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