JP3215112U - デジタルサイネージ用スタンド - Google Patents

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順 藤林
順 藤林
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株式会社共栄商事
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Abstract

【課題】 使用状況に応じて、容易にディスプレイの取付け設置角度を垂直と傾斜で選択設置可能な安価で組立て式のデジタルサイネージ用スタンドを提供する。【解決手段】 キャスター2を取付けたベース本体1に垂直及び傾斜設置用の貫通穴を施した左右一対の支持金具3を立設固定し、該支持金具3にディスプレイマウントプレート5を挟着した左右支柱フレーム4を接続固定し、ディスプレイA本体背面に取付けたディスプレイ取付け金具6を該ディスプレイマウントプレート5へ掛止固定させる構造でデジタルサイネージ用スタンドを構成する。【選択図】図1

Description

本考案は、ディスプレイを設置して電子的な情報を発信するデジタルサイネージ用スタンドに関する。
従来のデジタルサイネージ用スタンドは、店舗や公共施設、交通機関、遊技場等などで、スタンドに取付けたディスプレイに広告や案内表示等の電子情報を映し、そのスタンドの構造としては、移動用のキャスターを取付けたベース板に支柱を立設させ、ディスプレイの背面に取付けた接続金具をこの支柱に接続固定させる構造となっている。この時、ディスプレイを取付けする際のディスプレイ設置角度は垂直か傾斜のどちらかの片方しか設定できない仕様となっている。
例えば非特許文献1では、キャスターを有する収納ボックス型のベースに角パイプで構成された左右一体型のフレーム枠を斜めに立設固定させ、ディスプレイの背面に取付けたディスプレイ取付け金具をこのフレーム枠に接続固定させる構造となっている。
「オーロラAV総合カタログ Vol.47」 株式会社共栄商事,2017年7月,P.68
しかしながらこの構造だと、ディスプレイを取付けた後に周りの環境状況や要望等により、ディスプレイの設置角度の変更を行わざるを得なくなった場合には、対応不可能である。従来、この課題に対する対策として新たに設置したい角度のスタンドを購入せざるを得ず経済的に負担がかかるだけでなく不便である。
そこで本考案は上述した問題点を勘案し、使用する状況に応じてディスプレイの取付け設置角度を垂直と傾斜で選択設置可能な安価で組立て式のデジタルサイネージ用スタンドを提供する事である。
裏面四隅へキャスターを取付けたベース本体表面に垂直及び傾斜設置用の貫通穴を施した左右一対の支持金具を立設固定し、該支持金具にディスプレイマウントプレートを挟着した左右支柱フレームを接続固定し、ディスプレイ本体背面に取付けたディスプレイ取付け金具を該ディスプレイマウントプレートへ掛止固定させる構造とする。
本考案の効果として、ベース本体表面に立設固定した左右一対の支持金具の垂直又は傾斜の貫通穴を利用して左右の支柱フレームを接続固定する為、希望する垂直又は傾斜の接続固定が可能となり、使用される状況に応じてディスプレイの設置角度を変更する事ができ便利である。
本考案に係るデジタルサイネージ用スタンドを傾斜設置した場合の正面斜視図である。 本考案に係るデジタルサイネージ用スタンドを垂直設置した場合の正面斜視図である。 本考案に係るデジタルサイネージ用スタンドの組立て説明図である。 本考案に係るデジタルサイネージ用スタンドの別仕様を示した正面斜視図である。
以下、本考案の形態を図に基づいて説明する。図1は、本考案のデジタルサイネージ用スタンドを傾斜位置にて設置した場合の正面斜視図である。キャスター2を取付けたベース本体1に垂直及び傾斜設置用の貫通穴を施した左右一対の支持金具3を立設固定し、該支持金具3の傾斜設置用貫通穴とディスプレイマウントプレート5を挟着した左右支柱フレーム4を接続固定し、ディスプレイA本体背面に取付けたディスプレイ取付け金具6を該ディスプレイマウントプレート5へ掛止固定させた構造を示している。
図2は、本考案のデジタルサイネージ用スタンドを垂直位置にて設置した場合の正面斜視図である。前記ベース本体1に立設固定した左右一対の前記支持金具4の垂直設置用貫通穴と前記ディスプレイマウントプレート5を挟着した前記支柱フレーム4を図1の形態とは違う前後逆にして接続固定し、ディスプレイA本体背面に取付けたディスプレイ取付け金具6を該ディスプレイマウントプレート5へ掛止固定させた構造を示している。この時、ディスプレイA本体の画面も前後逆向きとなる。これは、ディスプレイA本体を前後逆方向に垂直設置する事により、該ディスプレイA本体の質量重心をスタンドのベース本体1の重心に近づけ、万一の転倒の危険度を最小限に抑える為の安全対策となっている。
図3は、本考案に係るデジタルサイネージ用スタンドの組立て説明図である。ベース本体1は、デザイン性を考慮し、前後端の折り曲げ部分にアールをもたせ裏面に補強を施し、移動用のキャスター2を四隅に取付ける。更に、ベース本体1の表面左右と両側面の裏側にナットを施した固定用の取付け穴13を設ける。これにより、支持金具3をベース本体1表面左右に接続ボルト14で立設固定する事ができる。
支持金具3は、左右一対の略三角形状に折り曲げた構造とし、底辺には、ベース本体1に立設固定させる為の複数の貫通穴12を設け、側面には支柱フレーム4を傾斜と垂直に接続固定する為の複数の貫通穴12を設ける。これにより、前記ベース本体1に立設固定させた該支持金具3へ該支柱フレーム4を接続ボルト14で接続固定させる事ができる。本図3の該支持金具3では、傾斜と垂直のみの2通りの設定だが、必要に応じて、細かな設定での傾斜がつけられるよう追加の貫通穴12を設ける事も可能である。
支柱フレーム4は、中空フレームの角パイプか楕円並行管を用い支柱フレーム4上部及び下部内側の裏面に接続固定用のナットを施した複数の取付け穴13を設け、該支柱フレーム4最下部の内側には貫通穴12と外側には通し穴11を設ける。これにより、左右の支柱フレーム4上部間にディスプレイマウントプレート5を接続ボルト14で挟持固定させることができ、左右の支柱フレーム4下部は、ベース本体1に立設した左右の支持金具3とベース本体1両側面に接続固定できる。尚、本図3の該支柱フレーム4では、該ディスプレイマウントプレート5が2段階に高さ調整できるようになっているが、更に取付け穴13を増やしてより多段階の高さ調整を行う事も可能である。
ディスプレイマウントプレート5は、四方を同一方向に折り曲げ箱状とし左右側面には、支柱フレーム4との複数の接続用貫通穴12を設け、上下側はさらに外側へ曲げクランク状の形状とし、下側にはディスプレイの背面取付け穴ピッチに合わせた複数のVESA規格の貫通穴12を設ける。又、ディスプレイ取付け金具6は、コ字状に折り曲げた形状で、ディスプレイの背面に接する面には、ディスプレイの取付け穴のVESA規格寸法に合わせて複数の貫通穴12を設け、上部の折り曲げ部分には切り欠き状の引っ掛け部分を施し、下部の折り曲げ部分間には、ナットを施したプレートを挟着させる。これによりディスプレイ取付け金具6をディスプレイマウントプレート5の上側で掛止し、下側の貫通穴12を利用してディスプレイ取付け金具6下部のナットを施したプレートに接続ボルトで接続固定する事ができる為、ディスプレイ取付け金具6が可動して脱落することはなく安全である。
図4は、本考案に係るデジタルサイネージ用スタンドの別仕様を示した正面斜視図である。本体ベース1へ垂直に立設固定した左右支柱フレーム4間前面側下部に着脱式の化粧パネル7を挟着固定し、さらにベース本体1後方に機器、機材用の収納カバー8を設置したものである。該化粧パネル7と該収納カバー8をオプションとして準備しておけば、スタンドを移動して使用しても収納カバー8内に収めた機器等からの送り出し信号にて映像等を写すことができ、さらに化粧パネル7を取付けることにより見栄えもよくなり様々な場所で利用することも可能となる。
1 ベース本体
2 キャスター
3 支持金具
4 支柱フレーム
5 ディスプレイマウントプレート
6 ディスプレイ取付け金具
7 化粧パネル
8 収納カバー
11 通し穴
12 貫通穴
13 取付け穴
14 接続ボルト
A ディスプレイ

Claims (1)

  1. ディスプレイの取付け設置角度を可変できるデジタルサイネージ用スタンドであって、キャスターを取付けたベース本体へ垂直及び傾斜設置用の貫通穴を施した左右一対の支持金具を立設固定し、該支持金具にディスプレイマウントプレートを挟着した左右支柱フレームを接続固定し、ディスプレイ本体背面に取付けたディスプレイ取付け金具を該ディスプレイマウントプレートへ掛止固定させる構造をもったデジタルサイネージ用スタンド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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