JP6222755B1 - キャッシュドロアおよびpos端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被載置物が軽量であっても、被載置物の転倒や落下を防止できるキャッシュドロアを提供する。【解決手段】筐体11と、筐体11に前方向に引き出し可能に設けられ、金銭を収容する引き出し12と、筐体11の底面に設けられ、筐体11を台500上に支持する複数の脚部13F、13Rと、筐体11の底面に取り付けられる第1の筐体規制部材21とを有している。第1の筐体規制部材21は、最も前方に位置する脚部13Fよりも前方に位置すると共に、脚部13Fと同じ高さか、僅かに低い高さで下方向に突出し、引き出し12が引き出されたときに筐体11が台500上で前のめりに傾くことを制限する傾き制限部21bを有している。【選択図】図2

Description

本発明は、POS端末装置等の付属機器として用いられるキャッシュドロアに関する。
一般に、この種のキャッシュドロアは、POS(Point Of Sales)端末装置を設置するための台上に載置して使用される。キャッシュドロア上には、POS端末装置の本体が載置される。
キャッシュドロアは、筐体と、前方向に引き出し可能に筐体に設けられ、金銭を収容する引き出しと、筐体の底面に設けられ、筐体を台上に支持する複数の脚部とを有している。一般的に、脚部は、筐体の底面の四隅に近い箇所に設けられる。
キャッシュドロアならびにPOS端末装置の本体を設置した台の手前には、オペレータ(店員)が立ち、POS端末装置を操作して精算作業を行う。精算作業に伴い、オペレータと客との間で金銭を授受する必要が生じた際は、キャッシュドロアの引き出しが開閉される。
この種のキャッシュドロアは、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1は、本体部をキャッシュドロアの天面に載置した金銭登録機を開示している。特許文献1の金銭登録機において、本体部は、比較的大型であり、そのため、比較的重いと想像される。
特開平04−256096号公報
ところで、キャッシュドロアにおいて、筐体と引き出しとの重量比次第では、引き出しが筐体の前方に引き出されたときに、キャッシュドロアの重心が前方に大きく移動することがある。
引き出しが引き出されたとしても、特許文献1に開示された金銭登録機の本体部のように被載置物が重いのであれば、キャッシュドロアの筐体の重量が重いのと同等の効果が得られるため、キャッシュドロアの重心は殆ど移動することがない。
しかし、近年、POS端末装置の本体は、小型化ならびに軽量化されて来ている。キャッシュドロア上の被載置物としてのPOS端末装置の本体が軽量である場合は、引き出しが引き出されると、キャッシュドロアの重心は、前方に大きく移動することになる。
その結果、キャッシュドロアの前側の脚部(前脚)を支点として、キャッシュドロアの筐体が前のめりに傾くことがある。キャッシュドロアの筐体が傾くと、筐体の天面上に載置しているPOS端末装置の本体が、転倒したり、床に落下する虞がある。
その対策として、例えば、キャッシュドロアの筐体を台にネジ止めすることが考えられる。この対策を講じる場合は、ネジ孔が予め形成された台を用意するか、もしくは、キャッシュドロアを台に設置した後に台に対してネジをタッピングする。
あるいは、キャッシュドロアの筐体に重りを付加するか、あるいは、重りに相当する構成を筐体に設けるといった対策も考えられる。
しかし、これらの対策は、ネジ孔付きの台を新規に用意したり、既存の台に加工を施したり、あるいは、重りもしくは重りに相当する構成をいわば冗長的に筐体に設ける必要があり、いずれにしても合理的とは言えない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、被載置物が軽量であっても、被載置物の転倒や落下を防止することができるキャッシュドロアを提供することである。
本発明の目的はまた、上記キャッシュドロアを有するPOS端末装置を提供することである。
本発明によれば、筐体と、前記筐体に前方向に引き出し可能に設けられ、金銭を収容する引き出しと、前記筐体の底面に設けられ、該筐体を台上に支持する複数の脚部と、前記筐体の底面に取り付けられる第1の筐体規制部材と、を有し、前記第1の筐体規制部材は、最も前方に位置する前記脚部よりも前方に位置すると共に、該脚部と同じ高さか、僅かに低い高さで下方向に突出する傾き制限部を有する、キャッシュドロアが得られる。
また、本発明によれば、前記キャッシュドロアと、精算に関わる情報の演算処理を行う、前記被載置物としての本体と、を有し、前記本体は、精算に関わる情報を演算処理する制御部と、該情報を記憶する記憶部と、を少なくとも有する、POS端末装置が得られる。
本発明によれば、被載置物が軽量であっても、被載置物の転倒や落下を防止することができるキャッシュドロアが得られる。
本発明によればまた、上記キャッシュドロアを有するPOS端末装置が得られる。
本発明の第1の実施形態によるキャッシュドロアの斜視図である。 (a)は、本発明の第1の実施形態によるキャッシュドロアの引き出しを引き出したときの側面図、(b)は、本発明の第1の実施形態によるキャッシュドロアの引き出しを閉じたときの部分的な側面図である。 本発明の第1の実施形態によるキャッシュドロアを底面側から見た斜視図である。 本発明の第1の実施形態によるキャッシュドロアにおける第1の筐体規制部材の斜視図である。 (a)、(b)、(c)、(d)、(e)および(f)はそれぞれ、図4に示した第1の筐体規制部材の上面図、正面図、底面図、左側面図、右側面図および背面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例によるキャッシュドロアの斜視図である。 本発明の第2の実施形態によるキャッシュドロアの引き出しを引き出したときの側面図である。 本発明の第2の実施形態によるキャッシュドロアを背面側から見た斜視図である。 本発明の第2の実施形態によるキャッシュドロアを底面側から見た斜視図である。 本発明の第2の実施形態によるキャッシュドロアにおける第2の筐体規制部材の斜視図である。 (a)、(b)、(c)、(d)、(e)および(f)はそれぞれ、図10に示した第2の筐体規制部材の上面図、正面図、底面図、左側面図、右側面図および背面図である。 本発明の比較例によるキャッシュドロアの斜視図である。 (a)は、本発明の比較例によるキャッシュドロアの引き出しを引き出したときの側面図、(b)は、本発明の比較例によるキャッシュドロアの引き出しを閉じたときの側面図である。
以下、図面を参照して、本発明によるキャッシュドロアの実施形態を説明する。尚、図中、矢印X(Xl、Xr)、矢印Y(Yf、Yr)、矢印Z(Zl、Zu)はそれぞれ、左右方向または幅方向(左方向、右方向)、前後方向または奥行方向(前方向、後ろ方向)、上下方向または高さ方向(下方向、上方向)を表している。
[第1の実施形態]
図1、図2(a)および(b)ならびに図3を参照すると、本発明の第1の実施形態のキャッシュドロア10は、店舗に設置されたPOS端末装置の付属機器として用いられた例である。
POS端末装置は、台500の天面500A上に載置されたキャッシュドロア10と、キャッシュドロア10上に載置され、精算に関わる情報の演算処理を行う本体60とを有している。
本体60は、タブレット端末装置のような小型かつ軽量なものであり、精算に関わる情報を演算処理すると共にPOS端末装置の動作全般を司る制御部(図示せず)と、情報を記憶する記憶部(図示せず)と、POSシステムにおける図示しないホスト装置との通信部(図示せず)と、タッチパネル付きディスプレイ62とを有している。
また、本体60は、架台65を介して、チルト角を調整可能にキャッシュドロア10上に載置されている。
尚、図示はしないが、本体60には、図示しない電源ユニットから電力供給を行うためのケーブルと、本体60に内蔵された通信部とPOSシステムのネットワークとを接続するケーブルと、本体60に内蔵された制御部とキャッシュドロア10とを電気的に接続し、キャッシュドロア10の引き出しのアンロックを制御する信号を制御部からキャッシュドロアに送出するためのケーブルとが接続されている。また、キャッシュドロア10にも、前述の電源ユニットから電力供給を行うためのケーブルが接続されるが、このケーブルも図示を省略している。
キャッシュドロア10は、筐体11と、筐体11に前方向Yfに引き出し可能に設けられ、紙幣や硬貨といった金銭を収容する引き出し12と、筐体11の底面11bに設けられ、筐体11を台500上に支持する2個の脚部(前脚)13Fと、2個の脚部(後脚)13Rと、筐体11の底面11bに取り付けられる対の第1の筐体規制部材21とを有している。
第1の筐体規制部材21の対の第1の筐体規制部材21は、互いに間隔を置いて左右方向Xに並ぶように筐体11の底面11bに取り付けられている。
図4ならびに図5(a)〜(f)をさらに参照すると、第1の筐体規制部材21は、取付部21aと、傾き制限部21bと、後退制限部21cとを有している。
より具体的には、第1の筐体規制部材は、板金製の単一の部材であると共に、筐体11の底面11bに平行な基板部と、基板部の左右端の両方から下方向に延びる側板部と、基板部の前端から下方向に延びる前板部とを有している。取付部21aは基板部によって構成され、傾き制限部21bは側板部によって構成され、さらに、後退制限部21cは前板部によって構成されている。尚、本例においては、傾き制限部21bが左右一対設けられているが、片方のみであってもよい。
傾き制限部21bは、前後方向Yにおいて最も前方に位置する脚部13Fよりも前方に位置すると共に、脚部13F、13Rと同じ高さ(突出高)で下方向Zlに突出し、引き出し12が図2(a)に示されるように引き出されたときに、筐体11が台500上で前のめりに傾くことを制限する。
尚、傾き制限部21bの突出高は、脚部13F、13Rよりも僅かに低くてもよい。これは、傾き制限部21bは、あくまでも、筐体11が台500上で前のめりに傾くことを制限するものであり、脚部13F、13Rのごとく筐体11を台500上に支持するものではないからである。逆に、傾き制限部21bの突出高が脚部13F、13Rよりも高いのは、筐体11のガタつきを引き起こす原因となるため、好ましくない。
ここで、本実施形態の比較例を示す図12ならびに図13(a)を参照すると、比較例のキャッシュドロア110上には、被載置物として、軽量なPOS端末装置の本体60が載置されている。図13(a)に示すように筐体111から引き出し112が引き出されると、キャッシュドロア110の重心は、前方に大きく移動することになる。その結果、キャッシュドロア110の前側の脚部(前脚)113Fの前下端部を支点(P110)として、キャッシュドロア110の筐体111が前のめりに傾く。キャッシュドロア110の筐体111が傾くと、筐体111の天面111a上に載置しているPOS端末装置の本体60が、転倒したり、床に落下する虞がある。
本実施形態のキャッシュドロア10においても、図2(a)に示すように筐体11から引き出し12が引き出されると、キャッシュドロア10の重心が、前方に移動することになる。しかし、本キャッシュドロア10は傾き制限部21bを有しているため、筐体11が前のめりに傾く際の支点が、傾き制限部21bの前下端部、即ち、P10の位置となって、比較例よりも前方となる。このため、キャッシュドロア10の筐体11は、前のめりに傾くことがない。さらに、キャッシュドロア10の筐体11が傾くことがない結果、筐体11の天面11a(図8)上に載置しているPOS端末装置の本体60が、転倒したり、床に落下する虞もない。
第1の筐体規制部材21の後退制限部21cは、キャッシュドロア10が設置される台500の前端部500B(図1)よりも前方に位置すると共に、台500の前端部500Bにオーバーラップするように脚部13F、13Rよりも長い長さで下方向Zlに延び、筐体11に力や振動が加わったとき、特に、引き出し12を閉じる方向に衝撃を受けることによって筐体11が台500上で後退することを制限する。
尚、後退制限部21cは、筐体11が台500上で後退することを制限するだけではない。前述したように、筐体11から引き出し12が引き出されると、キャッシュドロア10の重心が前方に移動することにより、筐体11が前のめりに傾く可能性がある。本キャッシュドロア10においては、前のめりに傾く際の支点が比較例よりも前方のP10の位置となる。筐体11が前のめりに傾くということは、筐体11が支点P10を回動中心として回動することであると言える。支点P10を回動中心として筐体11が回動する際、後退制限部21cは後ろ方向に変位しようとするが、台500の前端部500Bに当接するため、後退制限部21cが後ろ方向に変位することはない。その結果、後退制限部21cを備えた第1の筐体規制部材21が固定されている筐体11の支点P10を中心として回動すること、即ち、筐体11が前のめりに傾くことが阻止される。このように、後退制限部21cは、キャッシュドロア10の筐体11が前のめりに傾くことをより確実に防止することに寄与する。
第1の筐体規制部材21の取付部21aは、透き孔部21eを備えており、第1の筐体規制部材21は、透き孔部21eを介して筐体11の底面11bにネジ止めされる。取付部21aの透き孔部21eが、前後方向Yに長い形状を呈することにより、第1の筐体規制部材21は、筐体11に対する前後の位置を調整可能に構成されている。これにより、台の前端部に対するキャッシュドロアの前後方向における設置位置に応じて、後退制限部を台の前端部にオーバーラップさせることができる。
ここで、本実施形態の比較例を示す図12ならびに図13(a)および(b)を参照すると、比較例のキャッシュドロア110上には、被載置物として、軽量なPOS端末装置の本体60が載置されている。図13(a)に示すように開いている引き出し112を、図13(b)に示すように筐体111内に戻すときの衝撃により、キャッシュドロア110は、被載置物としてのPOS端末装置の本体60と共に、不要な後退をする虞がある。引き出し112を戻す度にそのような後退が起こると、オペレータが煩わしい思いをするだけではなく、被載置物としてのPOS端末装置の本体60が倒れたり、キャッシュドロア110が本体60と共に床に落下する虞もある。 これに対し、本実施形態のキャッシュドロア10は、後退制限部21cを有しているため、図2(a)に示すように開いている引き出し12を、図2(b)に示すように筐体11内に戻すときの衝撃を受けたとしても、後退制限部21cが台500の前端部500Bに引っ掛かりストッパとして機能する結果、不要な後退をすることがない。このため、オペレータが煩わしい思いをすることがないだけではなく、被載置物としてのPOS端末装置の本体60が倒れたり、キャッシュドロア10が本体60と共に床に落下することがない。
本実施形態の変形例を示す図6を参照すると、本発明の第1の実施形態の変形例によるキャッシュドロア10’は、第1の実施形態と同様に、筐体11と、筐体11に前方向に引き出し可能に設けられ、金銭を収容する引き出し12と、筐体11の底面11bに設けられ、筐体11を台500上に支持する脚部13F、13Rと、筐体11の底面に取り付けられる第1の筐体規制部材21、21’とを有している。キャッシュドロア10’上には、POS端末装置の本体60が載置されている。
第1の筐体規制部材21と第1の筐体規制部材21’とは、互いに間隔を置いて左右方向Xに並ぶように筐体11の底面に取り付けられている。
第1の筐体規制部材21は、筐体11の底面への取付部と、筐体11が前のめりに傾くことを制限する傾き制限部と、筐体11が後退することを制限する後退制限部21cとを有している。同様に、第1の筐体規制部材21’も、取付部と、傾き制限部と、後退制限部21c’とを有している。
ただし、第1の筐体規制部材21’の後退制限部21c’は、第1の筐体規制部材21の後退制限部21cと基本的に同じ構造であるが、ネジ孔部(図示せず)が形成されている点のみ異なっている。
図6に示すように、第1の筐体規制部材21’の後退制限部21c’(のネジ孔部)には、セキュリティワイヤ40が取り付けられている。これにより、キャッシュドロア10’の盗難防止につながる。加えて、視覚的な盗難抑止効果も期待できる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態は、第2の筐体規制部材をさらに有する点で、第1の実施形態と異なっている。第2の実施形態において、第1の実施形態と同一部もしくは同様部については、第1の実施形態の説明ならびに図面を援用的に参照することとし、詳細な説明は省略することとする。
図7、図8ならびに図9を参照すると、本発明の第2の実施形態のキャッシュドロア15は、第1の実施形態と同様に、店舗に設置されたPOS端末装置の付属機器として用いられた例である。
POS端末装置は、台500上に載置されたキャッシュドロア15と、キャッシュドロア15上に載置され、精算に関わる情報の演算処理を行う本体60とを有している。本体60は、タブレット端末装置のような小型かつ軽量なものである。また、本体60は、架台65を介して、チルト角を調整可能にキャッシュドロア15上に載置されている。
キャッシュドロア15は、筐体11と、筐体11に前方向Yfに引き出し可能に設けられ、紙幣や硬貨といった金銭を収容する引き出し12と、筐体11の底面11bに設けられ、筐体11を台500上に支持する2個の脚部(前脚)13Fと、2個の脚部(後脚)13Rと、筐体11の底面11bに取り付けられる対の第1の筐体規制部材21と、同じく筐体11の底面11bに取り付けられる対の第2の筐体規制部材22とを有している。
対の第1の筐体規制部材21は、互いに間隔を置いて左右方向Xに並ぶように筐体11の底面11bに取り付けられている。対の第2の筐体規制部材21も、互いに間隔を置いて左右方向Xに並ぶように筐体11の底面11bに取り付けられている。
第1の実施形態において図4ならびに図5(a)〜(f)を参照して説明したように、第1の筐体規制部材21は、取付部21aと、傾き制限部21bと、後退制限部21cとを有している。傾き制限部21bは、前後方向Yにおいて最も前方に位置する脚部13Fよりも前方に位置すると共に、脚部13F、13Rと同じ高さ(突出高)か、もしくは、脚部13F、13Rよりも僅かに低い高さ(突出高)で下方向Zlに突出し、引き出し12が図2(a)に示されるように引き出されたときに、筐体11が台500上で前のめりに傾くことを制限する。後退制限部21cは、キャッシュドロア15が設置される台500の前端部500B(図1)よりも前方に位置すると共に、台500の前端部500Bにオーバーラップするように脚部13F、13Rよりも長い長さで下方向に延び、筐体11に力や振動が加わったとき、特に、引き出し12を閉じる方向に衝撃を受けることによって筐体11が台500上で後退することを制限する。取付部21aは、透き孔部21eを備えており、第1の筐体規制部材21は、透き孔部21eを介して筐体11の底面11bにネジ止めされる。取付部21aの透き孔部21eが、前後方向Yに長い形状を呈することにより、第1の筐体規制部材21は、筐体11に対する前後の位置を調整可能に構成されている。これにより、台の前端部に対するキャッシュドロアの前後方向における設置位置に応じて、後退制限部を台の前端部にオーバーラップさせることができる。
図10ならびに図11(a)〜(f)をさらに参照すると、第2の筐体規制部材22は、取付部22aと、傾き制限部22bと、前進制限部22cとを有している。
より具体的には、第2の筐体規制部材は、板金製の単一の部材であると共に、筐体11の底面11bに平行な基板部と、基板部の左右端の両方から下方向に延びる側板部と、基板部の後端から下方向に延びる後板部とを有している。取付部22aは基板部によって構成され、傾き制限部22bは側板部によって構成され、さらに、前進制限部22cは後板部によって構成されている。
尚、本例においては、傾き制限部22bが左右一対設けられているが、片方のみであってもよいし、あるいは、傾き制限部は無くてもよい。
傾き制限部22bは、前後方向Yにおいて最も後方に位置する脚部13Rよりも後方に位置すると共に、脚部13F、13Rと同じ高さで下方向Zlに突出し、筐体11が台500上で後ろのめりに傾くことを制限する。しかし、筐体11が後ろのめりに傾くことは、前のめりに傾くことに比べて可能性が低いため、第2の筐体規制部材における傾き制限部は、必ずしも備えていなくてもよい。ただし、第2の筐体規制部材22の取付部22aは、前後方向Yに比較的長くて撓み易いため、取付部22aの剛性を確保する目的上、第2の筐体規制部材に傾き制限部(側板部)を設けることは有用である。
前進制限部22cは、キャッシュドロア10が設置される台500の後端部500C(図8)よりも後方に位置すると共に、台500の後端部500Cにオーバーラップするように脚部13F、13Rよりも長い長さで下方向Zlに延び、筐体11に力や振動が加わったとき、特に、引き出し12が開く方向に衝撃を受けることによって筐体11が台500上で前進することを制限する。
取付部22aは、透き孔部22eを備えており、第2の筐体規制部材22は、透き孔部22eを介して筐体11の底面11bにネジ止めされる。取付部22aの透き孔部22eが、前後方向Yに長い形状を呈することにより、第2の筐体規制部材22は、筐体11に対する前後の位置を調整可能に構成されている。これにより、台の後端部に対するキャッシュドロアの前後方向における設置位置に応じて、前進制限部を台の後端部にオーバーラップさせることができる。
ここで、第1の実施形態の比較例を示す図12ならびに図13(a)および(b)を援用的に参照すると、比較例のキャッシュドロア110上には、被載置物として、軽量なPOS端末装置の本体60が載置されている。図13(b)に示すように閉じている引き出しが、図13(a)に示すように前方に開くときの衝撃により、キャッシュドロア110は、被載置物としてのPOS端末装置の本体60と共に、不要な前進をする虞がある。引き出し112が開く度にそのような前進が起こると、オペレータが煩わしい思いをするだけではなく、被載置物としてのPOS端末装置の本体60が倒れたり、キャッシュドロア110が本体60と共に床に落下する虞もある。 これに対し、本実施形態のキャッシュドロア15は、前進制限部22cを有しているため、図8に示すように閉じている引き出しが、図7に示すように前方に開くときに衝撃を受けたとしても、前進制限部22cが台500の後端部500Cに引っ掛かりストッパとして機能する結果、不要な前進をすることがない。このため、オペレータが煩わしい思いをすることがないだけではなく、被載置物としてのPOS端末装置の本体60が倒れたり、キャッシュドロア15が本体60と共に床に落下することがない。尚、第2の筐体規制部材22は、2つではなく、1つであってもよい。
10、10’、15、110 キャッシュドロア
11、111 筐体
11a、111a 天面
11b 底面
12、112 引き出し
13F、13R 脚部
21、21c’ 第1の筐体規制部材
21a 取付部(基板部)
21b 傾き制限部(側板部)
21c 後退制限部(前板部)
21e 透き孔部
22 第1の筐体規制部材
22a 取付部(基板部)
22b 傾き制限部(側板部)
22c 前進制限部(後板部)
22e 透き孔部
60 POS端末装置の本体
65 架台
500 台
500A 天面
500B 前端部
500C 後端部

Claims (9)

  1. 筐体と、
    前記筐体に前方向に引き出し可能に設けられ、金銭を収容する引き出しと、
    前記筐体の底面に設けられ、該筐体を台上に支持する複数の脚部と、
    前記筐体の底面に取り付けられる第1の筐体規制部材と、を有し、
    前記第1の筐体規制部材は、
    最も前方に位置する前記脚部よりも前方に位置すると共に、該脚部と同じ高さか、僅かに低い高さで下方向に突出する傾き制限部と、
    前記キャッシュドロアが設置される台の前端部よりも前方に位置すると共に、該台の該前端部にオーバーラップするように前記脚部よりも長い長さで下方向に延びる後退制限部と、を有する、キャッシュドロア。
  2. 前記第1の筐体規制部材は、前記筐体の前記底面への取付部をさらに有する、請求項1に記載のキャッシュドロア。
  3. 前記第1の筐体規制部材は、
    板金製の単一の部材であると共に、
    前記筐体の前記底面に平行な基板部と、前記基板部の左端および右端の少なくとも一方から下方向に延びる側板部と、前記基板部の前端から下方向に延びる前板部と、を有し、
    前記取付部は、前記基板部によって構成され、
    前記傾き制限部は、前記側板部によって構成され、
    さらに、前記後退制限部を有する場合に、該後退制限部は、前記前板部によって構成される、請求項に記載のキャッシュドロア。
  4. 前記取付部は、透き孔部を備え、
    前記第1の筐体規制部材は、前記透き孔部を介して前記筐体の前記底面にネジ止めされる、請求項2または3に記載のキャッシュドロア。
  5. 前記取付部の前記透き孔部が、前後方向に長い形状を呈することにより、前記第1の筐体規制部材は、前記筐体に対する前後の位置を調整可能に構成されている、請求項に記載のキャッシュドロア。
  6. 一対の前記第1の筐体規制部材を有し、
    前記一対の第1の筐体規制部材は、互いに間隔を置いて左右方向に並ぶように前記筐体の底面に取り付けられる、請求項1〜のいずれか一項に記載のキャッシュドロア。
  7. 前記筐体の底面に取り付けられる第2の筐体規制部材をさらに有し、
    前記第2の筐体規制部材は、前記キャッシュドロアが設置される台の後端部よりも後ろに位置すると共に、該台の該後端部にオーバーラップするように前記脚部よりも長い長さで下方向に延び、前記筐体に力や振動が加わったときに該筐体が台上で前進することを制限する前進制限部を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載のキャッシュドロア。
  8. 前記筐体の天面は、被載置物を載置するように構成されている、請求項1〜のいずれか一項に記載のキャッシュドロア。
  9. 請求項に記載のキャッシュドロアと、精算に関わる情報の演算処理を行う、前記被載置物としての本体と、を有し、
    前記本体は、精算に関わる情報を演算処理する制御部と、該情報を記憶する記憶部と、を少なくとも有する、POS端末装置。
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