JP2518971Y2 - 開閉構造体用掛止装置 - Google Patents

開閉構造体用掛止装置

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JP2518971Y2
JP2518971Y2 JP1992063732U JP6373292U JP2518971Y2 JP 2518971 Y2 JP2518971 Y2 JP 2518971Y2 JP 1992063732 U JP1992063732 U JP 1992063732U JP 6373292 U JP6373292 U JP 6373292U JP 2518971 Y2 JP2518971 Y2 JP 2518971Y2
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JP
Japan
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lever
latching
tip
fixed frame
pin
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JP1992063732U
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JPH0628131U (ja
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宏 赤堀
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Tochigiya Co Ltd
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Tochigiya Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、配電盤等の筺体本体
とその蓋体(以下開閉構造体という)に用いる掛止装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として、例えば、実開昭6
2−42091号公報に筺体用蓋止金具が開示されてい
る。この金具は、受金具と、受金具と係合する掛金を回
動自在に軸支する操作レバーと、操作レバーの一端を回
動自在に軸支する取付座とから構成してある。掛金は、
係合軸と連結される一対の外側レバーと、揺動支軸と連
結される一対の内側レバーと、これら両側レバーに巻着
するスプリングとから構成してある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記金具においては、
掛金を受金具に掛合させるには、掛金の先端をして受金
具を乗り越えさせるため操作レバーを指先で持ち上げて
受金具の側へ旋回させた後、操作レバーを指先で受金具
の側と反対の側へ押圧しながら旋回させて倒す必要があ
り、その操作が比較的煩わしい。しかも、掛金を構成す
るのに、前述したように、一対の内外側レバーにスプリ
ングを巻着する必要があり、その構成が比較的複雑で嵩
張り、コスト高になる。
【0004】この考案の課題は、前記金具と同種の掛止
装置の構成及びその掛止操作を簡単にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、掛止部材
と、被掛止部材とから構成し、かつ、前記掛止部材を、
固定フレームと、前記被掛止部材と掛合する掛止部を先
端に設けた掛止レバーと、前記掛止レバーに対する操作
レバーとから構成し、前記操作レバーの先端部を前記固
定フレームの先端部に第1の軸ピンで旋回可能に支持し
て連結し、前記掛止レバーの後端部を前記固定フレーム
の中間部位に第2の軸ピンで旋回可能に支持して連結し
てある開閉構造体用掛止装置を前提とし、次の点を特徴
とする。
【0006】即ち、前記操作レバーの先端へ偏倚した部
位に固定した作用ピンを前記掛止レバーの長さ方向中間
部に設けた同方向へ長い作用孔に摺動可能に挿入すると
ともに、前記第2の軸ピンを支点として前記掛止部が前
記被掛止部材に掛合する方向へ前記掛止レバーを付勢旋
回させるバネを設けてある点。
【0007】
【作用】操作者が指先で操作レバーを持ち上げると、操
作レバーに連動する掛止レバーの掛止部が被掛止部材か
ら外れる。操作者が指先を操作レバーから離すと、掛止
レバーの掛止部が被掛止部材に自動的に掛合する。
【0008】
【実施例】図面を参照して、この考案に係る実施例を説
明すると、以下のとおりである。
【0009】図1〜図3において、掛止具1は、固定フ
レーム2と、操作レバー3と、掛止レバー4とから構成
してある。
【0010】固定フレーム2は、基板5の両側にこれか
ら一体に同じ方向へ屈曲する支持部6を設けてある。
【0011】操作レバー3は、指掛部を兼ねる基板7の
両側にこれから一体に同じ方向へ屈曲して前方向へ延出
し、両支持部6の外側に位置する支持部8を設けるとと
もに、そのように両支持部8を前方向へ延出することで
凹枠部9を設けてある。こうした操作レバー3は、その
両先端部を固定フレーム2の両支持部6の先端部に軸ピ
ン10で旋回可能に支持して連結してある。
【0012】掛止レバー4は、基板11の両側にこれか
ら一体に同じ方向へ屈曲し固定フレーム2の両支持部6
の間に支持部12と、基板11の先端にこれから一体に
内方向へ屈曲する掛止部13とを設け、両支持部12の
後端部を固定フレーム2の中間部に軸ピン14で旋回可
能に支持して連結し、操作レバー3の両支持部8の先端
部近傍に架設した作用ピン15を両支持部12の長さ方
向中間域にその長さ方向へ長い作用孔16に摺動可能に
挿入し、バネ17で掛止部13が常時下向き(図1にお
いて時計方向、図2及び図3において反時計方向)にな
るように付勢させてある。
【0013】軸ピン10と対向する掛止レバー4の両支
持部12には軸ピン10に対する逃げ凹欠部18aと、
軸ピン14と対向する固定フレーム2の両支持部6には
作用ピン15に対する逃げ凹欠部18bとを設けてあ
る。
【0014】バネ17は、軸ピン14にバネ線材を巻着
して取り付け、その一端部を固定フレーム2の基板5
に、かつ、その他端部を作用ピン15にこれを押圧する
ように衛接し、作用ピン15を介して、前述のように、
掛止レバー4をその掛止部13が下向きになるように付
勢させてある。
【0015】固定フレーム2及び操作レバー3の後端部
には、例えば南京錠(図示せず)の掛け金を挿通するた
めの透孔20,21をそれぞれ設けてある。
【0016】こうした掛止具1は、例えば開閉構造体の
不動部材である、配電盤などのハウジング、その他の筺
体本体30aの一端部近傍に固定フレーム2の基板5を
ビス22で固定してある。
【0017】一方、開閉構造体の不動部材30aの前記
一端部と対向する開閉構造体の可動部材である蓋体30
bの一端部に前記掛止レバー4の掛止部13が掛合する
断面L字型の被掛止部材23をビス24で固定してあ
る。被掛止部材23の被掛止面は、その先端からその基
端へ次第に高くなるように傾斜させることで、これに対
する掛止レバー4の掛止部13への掛脱を円滑にしてあ
る。
【0018】なお、図1に鎖線で示すように、操作レバ
ー3の基板7を後方向へ延出して指掛部7aを設け、そ
の下面に操作者が指先を掛け易いようにしてもよい。
【0019】前述の構成を有する掛止具1においては、
図2に示すように、蓋体30bが閉じているときには、
掛止レバー4の掛止部13がバネ17の付勢下に被掛止
部材23に掛合することで蓋体30bが仮錠止されてい
る。このとき、作用ピン15は操作レバー3の作用孔1
6の下端に近接または接触している。蓋体30bを本錠
止するためには、固定フレーム2及び操作レバー3の透
孔20,21に、例えば、南京錠の掛け金を挿通して施
錠すればよい。一方、蓋体30bを開くときには、図3
に示すように、操作レバー3の指掛部7の内面に操作者
が指先を掛け、図3において操作レバー3を軸ピン10
を支点として持ち上げると、軸ピン14を支点として、
掛止レバー4の作用孔16に摺動可能に挿入する作用ピ
ン15が作用孔16の下端側から上端側へ摺動して掛止
レバー4を図3において時計方向へ旋回させる。このこ
とから明らかなように、作用孔16は作用ピン15との
関係においてカム溝孔の機能を果たす。このように旋回
することで、掛止レバー4の掛止部13が被掛止部材2
3から外れる。操作レバー3に対する前記持ち上げ操作
を解くと、即ち、指掛部7から指先を離すと、操作レバ
ー3及び掛止レバー4が図2に示す錠止位置にバネ17
の作用で復帰する。
【0020】なお、図中、符号25は、掛止レバー4の
後端屈曲部で、操作レバー3の基板7の下側に常時位置
する。もとより、一般的には、掛止具1及び被掛止部材
23は、金属から形成してあることが好ましい。
【0021】
【考案の効果】この考案に係る掛止装置によれば、操作
者が指先で単に操作レバーを持ち上げるだけで掛止レバ
ーの掛止部を被掛止部材から外すことができるととも
に、その持ち上げた指先を操作レバーから離すだけで掛
止レバーの掛止部を被掛止部材に掛合させることがで
き、その操作が頗る簡単である。
【0022】しかも、操作レバー及びこれに連動する掛
止レバーは、これらを連結する軸ピンを掛止レバーに設
けたカム溝孔の機能を果たす作用孔に摺動可能に挿入
てあるから、掛止部材の機構を簡略化することができる
とともに、両レバーの連動動作、ひいては掛止部材の操
作を円滑軽快にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の掛止装置を筺体(一部)に取り付け
た状態を示す斜視図。
【図2】図1の掛止装置及び筺体の縦断面図で、かつ、
錠止状態を示す。
【図3】図1の掛止装置及び筺体の縦断面図で、かつ、
解錠状態を示す。
【符号の説明】
1 掛止部材 2 固定フレーム 3 操作レバー 4 掛止レバー 7 指掛部 10 (第1の)軸ピン 13 掛止部 14 (第2の)軸ピン 15 作用ピン 16 作用孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】掛止部材と、被掛止部材とから構成し、か
    つ、前記掛止部材を、固定フレームと、前記被掛止部材
    と掛合する掛止部を先端に設けた掛止レバーと、前記掛
    止レバーに対する操作レバーとから構成し、前記操作レ
    バーの先端部を前記固定フレームの先端部に第1の軸ピ
    ンで旋回可能に支持して連結し、前記掛止レバーの後端
    部を前記固定フレームの中間部位に第2の軸ピンで旋回
    可能に支持して連結してある開閉構造体用掛止装置にお
    いて、 前記操作レバーの先端へ偏倚した部位に固定した作用ピ
    ンを前記掛止レバーの長さ方向中間部に設けた同方向へ
    長い作用孔に摺動可能に挿入するとともに、前記第2の
    軸ピンを支点として前記掛止部が前記被掛止部材に掛合
    する方向へ前記掛止レバーを付勢旋回させるバネを設け
    てあることを特徴とする前記掛止装置。
JP1992063732U 1992-09-11 1992-09-11 開閉構造体用掛止装置 Expired - Lifetime JP2518971Y2 (ja)

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JPH0628131U JPH0628131U (ja) 1994-04-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540159U (ja) * 1978-09-11 1980-03-14
JPS58128273U (ja) * 1982-02-23 1983-08-31 タキゲン製造株式会社 締付錠
JPH0439599Y2 (ja) * 1985-08-31 1992-09-16
JP2523336Y2 (ja) * 1991-04-12 1997-01-22 株式会社ニフコ 扉のロック装置

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