JP2011189866A - スライド式アームレスト構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック部材の形状をばらつきなくし、アームレスト本体の操作荷重を容易に選択可能としアームレスト本体の操作性をより良好に実現できるようにした。
【構成】アームレスト本体32に取付けたストライカー部材のカム部7a、7b、7cにそれぞれ噛合する係合部6aを有し、且つ、ベース本体31側に取付けられるロック部材6について、樹脂材料等を射出成形或いは注型成形などの型成形品で構成するとともに、ロック部材6における長手方向略中央部に形成された係合部6aを挟んだ両端部に、ベース本体31への取付け部であるロック部材側取付け部31cをそれぞれ形成し、ロック部材側取付け部31cとベース本体31との間にそれぞれ別体構成のスプリング部材5を介在させた状態で、ベース本体31に取付けられて、係合部6aがカム部7a、7b、7cにそれぞれ弾発的に噛合するようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車用コンソールボックス等の内装部材に配設されたベース本体に対して、ベース本体の上部に配設されるアームレスト本体が、ベース本体及びアームレスト本体に段階的に往復スライド可能に構成するスライド式アームレスト構造に関する。
従来のこの種のスライド式アームレスト構造としては、種々の方式が開発され公表されているが(特許文献1乃至特許文献3等参照)、その中に、例えば図8乃至図10に示すものがある。
実開平6−7012号公報 特開2009−286281号公報 特開2009−29369号公報
即ち、自動車の内装部材例えばコンソールボックス(不図示)に固定的に配設されるベース本体aに対して、前記コンソールボックスの開口を開閉する蓋体兼用のアームレスト本体bを段階的に往復スライド可能に構成するため、アームレスト本体bにスライド方向に延在するストライカー部材cを取付けるとともに、ストライカー部材cに形成した3段階の凹状のカム部d、e、fに噛合する凸状の係合部gを形成したロック部材hをベース本体aに取付け、ベース本体aに対してアームレスト本体bを自動車の前後方向(図中、左方が前方向、右方が後方向)にスライドさせることにより、係合部gに対してカム部d、e、fにそれぞれ噛合させて、ベース本体aに対するアームレスト本体bの各スライド位置をロックするように構成している。
そして、上記従来のスライド式アームレスト構造においては、アームレスト本体bに取付けるストライカー部材cは、樹脂材料等を射出成形或いは注型成形などの型成形品にて構成し、かかる型成形時にカム部d、e、fを同時に形成しているのに対し、ロック部材hは、鉄板材をプレス成形することにより形成しており、かかるプレス成形時に同時に係合部gを形成するようにしていた。
ところで、ロック部材hは、所定の弾発力を有しかつ永年使用によっても当該弾発力が失せないようにするためには、それ相当の弾性力を有する鉄材を使用する必要があるが、このために、かかる鉄板材をプレス成形した場合、プレス成形後にいわゆるスプリングバックが生じてしまい、所定の形状を有する係合部gの形状が成形できない場合が起こり、係合部gがカム部d、e、fにそれぞれベース本体aに対するアームレスト本体bの操作時に生じるクリック感にばらつきが出てしまい、アームレスト本体bの操作性を悪してしまうことになる。
また、かかるクリック感は、アームレスト本体bの操作性を考慮して、例えば、アームレストを図10に示すように図中左側(例えば自動車の前方側)にスライドさせる場合には操作荷重を大きくすることにより強く感じるように設計し、逆に、図11に示すように図中右側(例えば自動車の後方側)にスライドさせる場合には操作荷重を小さくすることにより弱くするように設計しているが、かかる設計仕様を達成するためには、例えば、係合部gの後側の傾斜面iの傾斜角度を急傾斜にすることによって操作力を大きくし、逆に、係合部gの前側に傾斜面jの傾斜角度を緩やかな傾斜にするように、係合部gの形状選択を行うことになる。
しかしながら、従来の技術のように、ロック部材hについて、鉄板材をプレス成形することにより製作していることから、係合部gにおける前側傾斜面iと後側傾斜面jとの傾斜角度が相違するように、プレス成形することが非常に難しく、ましてや、成形後スプリングバックが起きてしまうことを考慮すると、どうしても製作した製品にばらつきが生じやすくなってしまい、アームレスト本体bの操作性を悪してしまうことになる。
そこで、本発明は、上記従来の技術における課題に鑑み、ロック部材の形状をばらつきなく製作できるようにして、アームレスト本体のスライド方向によって操作荷重を容易に選択できるようにして、アームレスト本体の操作性をより良好に実現できるようにしたスライド式アームレスト構造を提供することを目的としている。
本発明に係るスライド式アームレスト構造は、コンソールボックス等の内装部材に配設されたベース本体に対して、該ベース本体の上部に配設されるアームレスト本体が、前記ベース本体及び前記アームレスト本体にそれぞれ設けたスライドレール部を介して段階的に往復スライド可能に構成するために、前記ベース本体又は前記アームレスト本体のうち、一方にカム部が形成されたストライカー部材を取付けるとともに、他方に前記ストライカー部材のカム部に弾発的に噛合する係合部を有して前記ベース本体に対して前記アームレスト本体をスライド位置に保持するロック部材を取付けることにより構成するスライド式アームレスト構造であって、前記ロック部材を樹脂材料の型成形品で構成するとともに、前記ロック部材の両端部をそれぞれ前記ベース本体及びアームレスト本体のいずれか他方に弾発力を有して取付けることによって、当該ロック部材の係合部が前記ストライカー部材のカム部に弾発的に噛合するように構成したことを特徴とする。
かかる構成を有する本発明は、ロック部材について樹脂材料の型成形品で構成していることから、ロック部材に形成する係合部において設計通りの形状出しが常に行われることになるとともに、係合部形状の設計自由度を増すことができ、また、ロック部材の両端部をそれぞれベース本体及びアームレスト本体のいずれか他方に弾発力を有して取付けることによって、ロック部材の係合部がストライカー部材のカム部に弾発的に噛合するように構成したことから、アームレスト本体のスライド方向によって操作荷重を異ならせる仕様にすることが簡単となり、アームレスト本体の操作性をより良好に実現できることになる。
また、本発明の前記ロック部材は、その実施の形態として、長手方向略中央部位に前記係合部を形成するとともに、該係合部を挟んで両端部に前記ベース本体及びアームレスト本体のいずれか他方への取付け部をそれぞれ形成することにより構成し、該両取付け部と前記ベース本体及びアームレスト本体のいずれか他方との間にそれぞれ別体構成のスプリング部材を介在させた状態で、前記ベース本体及びアームレスト本体のいずれか他方に取付けられるように構成することができる。
かかる構成を有する本発明は、ロック部材の係合部をストライカー部材のカム部に弾発的に噛合させるために、ロック部材の両端部をそれぞれ別体構成のスプリングを介してベース本体に取付けるようにしたことから、各スプリングの弾発力を変えることにより、アームレスト本体のスライド方向によって操作荷重を容易に異ならせる仕様にすることが容易に可能となり、アームレスト本体の操作性をより良好に実現できることになる。
また、本発明の前記ロック部材は、その実施の形態として、長手方向中央部に前記係合部を形成するとともに、該係合部を挟む両側部にそれぞれ一体形成されたスプリング部を形成することにより、前記ベース本体及びアームレスト本体のいずれか他方に弾発力を有して取付けられているように構成することができる。
かかる構成を有する本発明に係るロック部材は、射出成形或いは注型成形などの型成形品で構成していることから、両スプリング部が互いに異なる弾発力を有するように容易に製作することができ、アームレスト本体のスライド方向によって操作荷重を異ならせる仕様にすることが容易に可能となり、アームレスト本体の操作性をより良好に実現できることになる。
かかる構成を有する本発明は、ロック部材について樹脂材料等を射出成形或いは注型成形などの型成形品で構成していることから、ロック部材に形成する係合部において設計通りの形状出しが常に正確に行われることになるとともに、係合部形状の設計自由度を増すことができ、アームレスト本体のスライド方向によって操作荷重を異ならせる仕様にすることが簡単となり、アームレスト本体の操作性をより良好に実現できることになる。
本発明の一実施例に係るスライド式アームレスト構造を採用した内装部材としてのコンソールボックスを車体に設置した状態を描いた大略側面図である。 図1に描画したコンソールボックスの蓋体兼用のアームレストを描画した斜視図である。 図2に描画したアームレストの蓋体の分解斜視図である。 図2におけるアームレストを構成するアームレスト本体がベース部材に対して中央の位置に設定された状態を描画したA−A線における要部断面図である。 図2におけるアームレストを構成するアームレスト本体がベース部材に対して中央の位置に設定された状態から前方の位置に設定を変更する途中過程を描画したA−A線における要部断面図である。 図2におけるアームレストを構成するアームレスト本体がベース部材に対して中央の位置に設定された状態から後方の位置に設定を変更する途中過程を描画したA−A線における要部断面図である。 本発明の他の実施例に係るアームレストを構成するアームレスト本体がベース部材に対して中央の位置に設定された状態を描画したA−A線における要部断面図である。 従来技術に係るアームレストを構成するアームレスト本体がベース部材に対して中央の位置に設定された状態から前方の位置に設定を変更する途中過程を描画したA−A線における要部断面図に相当する図である。 従来技術に係るアームレストを構成するアームレスト本体がベース部材に対して中央の位置に設定された状態から後方の位置に設定を変更する途中過程を描画したA−A線における要部断面図に相当する断面図である。 同じく従来技術に係るアームレストを構成するアームレスト本体がベース部材に対して中央の位置に設定された状態から後方の位置に設定を変更する途中過程を描画したA−A線における要部断面図に相当する断面図である。
本発明に係るスライド式アームレスト構造は、ストライカー部材のカム部に噛合する係合部を有するロック部材を、樹脂材料等を射出成形或いは注型成形などの型成形品で構成するとともに、ロック部材の両端部をそれぞれベース本体及びアームレスト本体のいずれか他方に弾発力を有して取付けるようにすることにより、ロック部材に形成する係合部の形状の設計に自由度が増し、しかも、ロック部材を取付けるに際して付与する弾発力を適宜選択することにより、アームレスト本体のスライド方向によって操作荷重を容易に異ならせることを可能となり、アームレスト本体の操作性をより良好に実現できることになる。
次に、本発明のスライド式アームレスト構造に係る一の実施例として自動車の運転者席と助手席の間に設置するコンソールボックスに適用した場合について、図1乃至図6を用いて説明する。
先ず、図1において、自動車の前後方向に延びるコンソールボックス1は、小物を収容するボックス本体2と、ボックス本体2上に配置されてその開口部を開閉する蓋体兼用のアームレスト3とを有して構成している。
ボックス本体2は、自動車内のフロアにおけるシフトレバー4の後方側に固定されており、また、図2及び図3に示すように、アームレスト3は、ボックス本体2の後部側においてヒンジ結合するベース本体31と、ベース本体31に対して車両の前後方向にスライド可能に設置されるアームレスト本体32とを有して構成している。
ベース本体31は、ボックス本体2の開口部(不図示)に対応して長尺なほぼ板体状に形成されており、その後端部に下方に延在してボックス本体2にヒンジ結合するためのヒンジアーム31aを有するとともに、アームレスト本体32は、ベース本体31の支持面31bにスライダー35を介してスライド可能に取付けられる。スライダー35は、アウタガイド36にインナガイド37が不図示のローラーを介して滑らかに進退可能に組み立てられており、アウタガイド36は、アームレスト本体32に形成した不図示の取付けボスにクリップ止めされ、インナガイド37はベース本体31側にビス止めされている。
ロック部材側取付け部31cには、例えばコイル状に形成された別体構成のスプリング部材5の一端側をロック部材6に突設したロック部材側取付け部6bに嵌合させると共に、スプリング部材5の他端側をロック部材側取付け部31cに嵌合しせた上で、ロック部材6の両端部がビス31dにより取付けられている。この結果、ロック部材6は、常時はアームレスト本体32側に弾発力を有するように付勢されていることになる。
かかるロック部材6は、自動車の前後方向に長手となるように樹脂材料等を射出成形或いは注型成形などの型成形品で構成しており、長手方向略中央部にアームレスト本体32側に突出する略山形に形成された係合部6aを有して構成している。
また、アームレスト本体32は、図2に示すように、表面にある程度のクッション性を有する表皮材32aが表装されていて(図2参照)、乗員が肘を掛けた時の心地良さを醸し出しており、また、図3に示すように、裏面の長手方向略中央部には、スライドレール部31bの両対向側壁を摺動して、ベース本体31に対してアームレスト本体32を自動車の前後両方向にスライド可能とする一対の凸状のスライドレール部32bが形成されている。両スライドレール部32bの間には、一対のストライカー部材取付け部32cが突設されている。
ストライカー部材取付け部32cには、自動車の前後方向に延在するように、ストライカー部材7が取付けられている。
かかるストライカー部材7は、ロック部材6と同様に、自動車の前後方向に長手となるように樹脂材料等を射出成形或いは注型成形などの型成形品で構成しており、長手方向に沿って、3個の凹状の略山形に形成された三段階のカム部7a、7b及び7cが形成されている。
したがって、アウタガイド36に対してインナガイド37を摺動させることによって、ベース本体31に対してアームレスト本体32を自動車の前又は後方向にスライドさせた際に、ストライカー部材7のカム部7a、7b及び7cがロック部材6の係合部6aにそれぞれ弾発的に噛合することによりクリック感を醸すことになる。
そして、アームレスト本体32は、ベース本体31に対してスライドして、ロック部材6の係合部6aがストライカー部材7の中央部の存する中央カム部7bに噛合した中央位置から(図1の実線示状態参照)、ロック部材6の係合部6aがストライカー部材7の自動車前方に存する前方カム部7a又は自動車後方に存する後方カム部7cにそれぞれ噛合して、図1において二点鎖線示する自動車の前方位置又は後方位置をそれぞれ保持することができ、例えば、運転者の体格に合うようにアームレスト3の設定位置を選択することができることになる。
上記のように、ロック部材6の係合部6aがストライカー部材7の各カム部7a、7b及び7cにそれぞれ噛合する際のクリック感について、アームレスト本体32をベース本体31に対してスライド操作するアームレスト本体32の操作性をも考慮して、例えば、アームレスト本体32を図5に示すように図中左側(例えば自動車の前方側)にスライドさせる際に操作荷重を大きくすることにより操作力が強くなるように設計する場合には、係合部6aの後側の傾斜面6a−iの傾斜角度を急傾斜にし、逆に、図6に示すように図中右側(例えば自動車の後方側)にスライドさせる際に操作荷重を小さくすることにより操作力が弱くなるように設計する必要がある場合、係合部6aの前側に傾斜面6a−jの傾斜角度を緩やかな傾斜にするように、係合部gの形状選択を行うことにすればよい。
かかる場合、上記本発明の一実施例によれば、ロック部材6について、ストライカー部材7と同様に、樹脂材料等を射出成形或いは注型成形などの型成形品で構成していることから、ロック部材6に形成する係合部6aにおいて設計通りの形状出しが常に所望の状態で行われることになるとともに、係合部6aの形状設計に自由度を増すことができ、アームレスト本体32のスライド方向によって操作荷重を異ならせる仕様にすることが簡単となり、アームレスト本体の操作性をより良好に実現できることになる。
また、ロック部材6の係合部6aをストライカー部材7の各カム部7a、7b及び7cに弾発的に噛合させるために、ロック部材6の両端部をそれぞれ別体構成のスプリング部材5、5を介してベース本体31に取付けるようにしたことから、各スプリング部材5、5の弾発力を変えることにより、アームレスト本体32のスライド方向によって操作荷重を容易に異ならせる仕様にすることが容易に可能となる。
次に、図7を用いて本発明の他の実施例について説明する。
図7に示す他の実施例は、ロック部材6について、ベース本体31に弾発力を有して取付けるために、その略中央部位に形成した係合部6aを挟む両端部にそれぞれ一体形成されたスプリング部5−1を形成することにより、ベース本体31に弾発力を有して取付けられるように構成している。
かかる構成により、他の実施例におけるロック部材6は、上記一の実施例と同様に、樹脂材料等を射出成形或いは注型成形などの型成形品にて構成していることから、両スプリング部5−1が互いに異なる弾発力を有するように容易に製作することができ、アームレスト本体32のスライド方向によって操作荷重を異ならせる仕様にすることが容易に可能となる。
かかる他の実施例においては、ロック部材6は、その両端部がベース部材側取付け部31cにビス8等により取付けるようになっている。
なお、上記いずれの実施例においては、ロック部材6をアームレスト本体32側に取付けるとともに、ストライカー部材7をベース本体31側に取付けるようにしたが、これに限定されるものではなく、ロック部材6をベース本体31側に取付けるとともに、ストライカー部材7をアームレスト本体32側に取付けるような態様の実施例とすることもできる。
また、上記いずれの実施例においては、ストライカー部材7には、前方カム部7a、中央カム部7b及び後方カム部7cが設けられて、アームレスト本体32をベース本体31に自動車前後方向に三段階に位置調整が可能になるように構成しているが、これに限定されるものではんなく、大型のコンソールボックスなどの適用する場合には、更に段数を増やすことがあり、逆に、小型のコンソールボックスなどに適用する場合には、カム部の数を減らすことにより、一段或いは2段階の位置調整を行うようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、ロック部材について樹脂材料等を射出成形或いは注型成形などの型成形品で構成していることから、ロック部材に形成する係合部において設計通りの形状出しが常に正確に行われることになるとともに、係合部形状の設計自由度を増すことができ、また、ロック部材の両端部をそれぞれベース本体及びアームレスト本体のいずれか他方に弾発力を有して取付けることによって、ロック部材の係合部がストライカー部材のカム部に弾発的に噛合するように構成したことから、アームレスト本体のスライド方向によって操作荷重を異ならせる仕様にすることが簡単となり、アームレスト本体の操作性をより良好に実現できることになる。
かかることから、本発明は、自動車用コンソールボックス等の内装部材に配設されたベース本体に対して、ベース本体の上部に配設されるアームレスト本体が、ベース本体及びアームレスト本体にそれぞれ設けたスライドレール部を介して段階的に往復スライド可能に構成するスライド式アームレスト構造等に好適であるといえる。
1 コンソールボックス(内装材)
2 ボックス本体
3 アームレスト
31 ベース本体
31c ロック部材取付け部(取付け部)
32 アームレスト本体
5 スプリング部材
5−1 スプリング部
6 ロック部材
6a 係合部
6a−i、6a−j 傾斜角度
6b ロック部材側取付け部
7 ストライカー部材
7a カム部(前方カム部)
7b カム部(中央カム部)
7c カム部(後方カム部

Claims (3)

  1. コンソールボックス等の内装部材に配設されたベース本体に対して、該ベース本体の上部に配設されるアームレスト本体が、前記ベース本体及び前記アームレスト本体にそれぞれ設けたスライドレール部を介して段階的に往復スライド可能に構成するために、前記ベース本体又は前記アームレスト本体のうち、一方にカム部が形成されたストライカー部材を取付けるとともに、他方に前記ストライカー部材のカム部に弾発的に噛合する係合部を有して前記ベース本体に対して前記アームレスト本体をスライド位置に保持するロック部材を取付けることにより構成するスライド式アームレスト構造であって、前記ロック部材を樹脂材料の型成形品で構成するとともに、前記ロック部材の両端部をそれぞれ前記ベース本体及びアームレスト本体のいずれか他方に弾発力を有して取付けることによって、当該ロック部材の係合部が前記ストライカー部材のカム部に弾発的に噛合するように構成したことを特徴とするスライド式アームレスト構造。
  2. 前記ロック部材は、長手方向中央部に前記係合部を形成するとともに、該係合部を挟んで両端部に前記ベース本体及びアームレスト本体のいずれか他方への取付け部をそれぞれ形成することにより構成し、該両取付け部と前記ベース本体及びアームレスト本体のいずれか他方との間にそれぞれ別体構成のスプリング部材を介在させた状態で、前記ベース本体及びアームレスト本体のいずれか他方に取付けられるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のスライド式アームレスト構造。
  3. 前記ロック部材は、長手方向中央部に前記係合部を形成するとともに、該係合部を挟む両側部にそれぞれ一体形成されたスプリング部を形成することにより、前記ベース本体及びアームレスト本体のいずれか他方に弾発力を有して取付けられていること特徴とする請求項1に記載のスライド式アームレスト構造。
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