JPS5811612Y2 - 開閉ル−フ式自動車の可動ル−フ制御機構 - Google Patents

開閉ル−フ式自動車の可動ル−フ制御機構

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JPS5811612Y2
JPS5811612Y2 JP13929379U JP13929379U JPS5811612Y2 JP S5811612 Y2 JPS5811612 Y2 JP S5811612Y2 JP 13929379 U JP13929379 U JP 13929379U JP 13929379 U JP13929379 U JP 13929379U JP S5811612 Y2 JPS5811612 Y2 JP S5811612Y2
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JP
Japan
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roof
movable roof
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movable
support member
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JP13929379U
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JPS5656426U (ja
Inventor
荒木栄治
篠原敏治
片山良則
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日産自動車株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はルーフの一部に開口部を設け、該開口部に可動
ルーフを装着し、該可動ルーフを移動させることにより
開口部を開閉するようにした所謂開閉ルーフ式自動車に
おける該可動ルーフの制御機構に関するものである。
第1図に示すように車体ルーフ1の一部に開口部2を設
け、該開口部2に可動ルーフ3を装着した開閉ルーフ式
自動車に訃いては、可動ルーフ3を後方にスライド移動
させることにより該開口部2を開放し得るようになって
いる。
ところが該可動ルーフ3は閉状態にかいてはルーフ1と
はX面一となっているので、後方へのスライド時は先ず
可動ルーフ3の後部をルーフ10面より下方に下げねば
ならず、又可動ルーフ3の閉状態においてその後部を上
方にチルトアップさせ開口部2より換気をはかるように
したものにあっては、上記のように可動ルーフ3の後方
スライドに加えその後部の上下方向移動を的確に制御し
なければならず、可動ルーフの作動制御は極めて厄介な
る構成とならざるを得ない。
本考案は極めて簡単なる機構により上記のような可動ル
ーフの移動制御を単一の駆動源により的確に行ない得る
ようにすることを目的とするもので、以下附図実施例を
参照して説明する。
本考案における可動ルーフ3は第2図及び第3図に示す
ようにその前方及び後方の両測部裏面に設けたローラ等
の案内片5及び6がルーフ1の開口部2両側縁部に沿い
前後方向に設けた案内レール4に嵌入保合すること□よ
り前後方向に移動可能なるよう支持されている。
前方の案内片5は第2図に示すように可動ルーフ30両
側部裏面に固着されたアームIの先端に取付けられてお
り、該案内片5は案内レール4に前後方向に摺動可能な
るよう嵌入支持されている。
可動ルーフ3の後方部両側裏面には第3図、第4図に示
すようにブラケット8が固着され、該ブラケット8には
アーム9が取付けられ、該アーム9の側方先端部には後
方リンク11と前方リンク12の前端及び後端がそれぞ
れ回動可能に取付けられ、前方リンク12前端のビン1
6はリンク支持部材13に設けられた案内溝13aに嵌
り、後方リンク11の後端部はリンク支持部材13に軸
14により回動可能に支持され、該軸14に前記後方の
案内片6が取付けられ、該案内片6は案内レール4に嵌
入してリンク支持部材13及び後方リンク11、前方リ
ンク12よりなるリンク機構10を介して可動ルーフ3
の後部を支持している。
リンク支持部材13に取付けられた上記軸14にはリン
ク制御片15の後端部が回動可能に取付けられ、該リン
ク制御片15の下面には前方リンク12先端のビン16
が係合する複数の凹部a。
b、cが設けてあり、該リンク制御片15はスプリング
17によりリンク支持部材13に対し下方に向けて回動
力が附勢されている。
又第2図、第3図において38は例えば熱間圧延鋼板等
の薄板材の中央部を適当にくり抜いて第9図示のように
形成した可動ルーフのインナフレームで、該インナフレ
ーム3aは前端部を可動ルーフ3の下面部にファスナ等
により取付けられ、該インナフレーム3aの両側部に溶
接等にて固着した端部材3bには案内片3cが取付けら
れ、該案内片3cが前記案内レール4に形成したインナ
レール4aに前後移動可能なるよう嵌装されることによ
り、該インナフレーム3aは可動ルーフ3の下面に沿っ
て支持されている。
案内レール4には駆動用ワイヤ(例えばギヤドワイヤを
用いる)18を通す為のワイヤ案内部4bが設けられ、
該ワイヤ案内部4bに嵌装されたワイヤ18は前記リン
ク支持部材13に結合され、図示しない電動モータ等の
駆動源の駆動は該ワイヤ18を介してリンク支持部材1
3に伝達されるようになっている。
上記可動ルーフ3下面部に支持されているインナフレー
ム3aの後方部にはチャンネル状の係止片19が固着さ
れ、該係止片19内にリンク11゜12を枢着している
アーム9の他端に形成した係合部9aが係合し、該係合
部9aの該係合片19内での前後方向の相対位置を所定
範囲内に規制する板ばね等よりなるストッパ19aが該
係合片19内に設けられている。
上記構成にかいて、第4図示のように可動ルーフ3が閉
じた状態では前方リンク12前端のビン16はリンク制
御片15の前方より2番目の凹部すに係合し可動ルーフ
3はルーフ1とはX面一の状態に支持されている。
図示しない駆動源の駆動によりワイヤ18を介してリン
ク支持部材13が後方に押されると、可動ルーフ3は閉
状態において後述する係止機構によって前後方向移動は
拘止されて釦り、従ってアーム9も前後方向には動かな
いので、前方リンク12のビン16はスプリング17に
抗してリンク制御片15を押し上げて前方の凹部aに移
動して係合し、リンク11.12はその角度を変えて第
5図のようにアーム9を介して可動ルーフ3後部を下方
に引き下げる。
このとき後方リンク11に設けた係止部材11aはリン
ク支持部材13に形成した係合溝13bに嵌入係合する
と同時に案内レール4に設けた切欠き部4eを通って案
内レール4内に入る。
このように可動ルーフ3の後部が下方に移動すると可動
ルーフ3の係止機構がはずれ、可動ルーフ3及びインナ
フレーム3aは案内レール4に案内されて後方に移動し
開口部2を開状態とすることができる。
この可動ルーフ3の後方移動は駆動源、ワイヤ18、リ
ンク支持部材13、リンク11及びアーム9を介して行
なわれるが、リンク11はその係止部材11aがリンク
支持部材13の係合溝13bに嵌入係合した状態におい
て案内片5,6と同じように案内レール4内に嵌ってい
るので安定した動力伝達を行ない可動ルーフ3はスムー
ズに移動し得る。
可動ルーフ3を閉じるときは、駆動源を逆駆動させワイ
ヤ18によりリンク支持部材13、リンク11等を介し
て第5図示の状態で可動ルーフ3は前方にスライドする
そして可動ルーフ3がストッパに当って停止した後部に
ワイヤ18にてリンク支持部材13を前方に移動させる
と、アーム9は前方には動かないので前方リンク12の
ビン16はスプリング17に抗してリンク制御片15を
押し上げて凹部す内に嵌り第4図示のようにアーム9を
介して可動ルーフ3後部を持ち上げ、閉状態とすること
ができる。
尚この可動ルーフ3後部の持ち上げをたすける意味で、
ルーフ1の開口部2周縁部にリッジ部材20を設は該リ
ッジ部材20の傾斜面に当る傾斜面を有するウェッジ部
材21を可動ルーフ3側に設け、該両傾斜面の押付けに
よって可動ルーフ3後部を上方に押上げる力が生ずるよ
う構成しである。
可動ルーフ3の閉状態において駆動源を作動させリンク
支持部材13を更に前方に移動させる方向に力を加える
と、リンク支持部材13の前方移動に伴ない前方リンク
12のピン16はスプリング17に抗してリンク制御片
15を押し上げて後方の四部Cに嵌り第6図示のように
アーム9を介して可動ルーフ3後部をチルトアップさせ
る。
このときインナフレーム3aの後方案内片3cは案内レ
ール4にはまった一itでその後部はアーム9の係合部
9aと係止片19の係合により可動ルーフ3と共に上方
にチルトアップされ、開口部2の後方部を開口し換気を
はかることができる。
尚この場合係合部9aはインナフレーム3a後部の上方
への変形分だけ係止片19内に卦いて幾分相対的に前方
に移動するが、第10図に示すようにばね等よりなるス
トッパ19aにより係合部9aが係止片19内で前後方
向に若干摺動できるようにしであるのではずれるような
虞れはない。
このチルトアップ状態より駆動源によりワイヤ18でリ
ンク支持部材18を後方に移動させると前方リンク12
はリンク制御片15を押し上げてピン16が2番目の凹
部す方向に摺動しつつ可動ルーフ3及びインナフレーム
3aの後部を下降させ第4図示の閉状態に戻る。
次に可動ルーフ3の閉状態を係止する係止機構を第7,
8図を参照して説明する。
第7,8図に示すように可動ル・−73の前方部両側裏
面には案内レール4に沿って後方に延びる板ばね等より
なる係止アーム22が例えば前方案内片5等に結合して
取付けられ、可動ルーフ3の閉位置にて該係止アーム2
2後端の係止片23が案内レール4を切欠いて形成した
係止部24に係合するよう構成されている。
又可動ルーフ3の裏面には下端が前記係止片23の基部
附近 はX接触する保合解除片25が取付けられている
この構成にかいて、可動ルーフ3の閉時及びチルトアッ
プ時は係止アーム22自体の弾性でもって係止片23が
係止部24に嵌入係合した状態を保持してかり、可動ル
ーフ3の前後方向の移動を拘止している。
可動ルーフ3の後部が第5図示のように下方に移動する
と係合解除片25も下方に動き係止片23を下方に押圧
して保合を解除する。
以上のように本考案によればリンク支持部材に支持され
リンク制御片によりリンク角度を規制されたリンク機構
を介して可動ルーフの後部両側を支持し、且つ該リンク
支持部材に駆動用ワイヤを結合した構成を採ったことに
より単に駆動源の正逆転駆動によるワイヤの前後方向駆
動力伝達のみにより、可動ルーフ後部下降、後方スライ
ド、前方スライド、後部上昇、更には可動ルーフのチル
トアップ等あらゆる作動を順序正しく的確に行ない得る
もので、構造簡単で作動がスムーズであること等と相俟
って実用上多大の価値を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用すべき自動車のルーフ部を示す斜
視図、第2図は可動ルーフの前方支持部の縦断正面図、
第3図は可動ルーフの後方支持部の縦断正面図、第4図
、第5図及び第6図は可動ルーフの後方支持部の側面説
明図で、第4図は可動ルーフ閉時、第5図は可動ルーフ
後部下降時、第6図は可動ルーフのチルトアップ時をそ
れぞれ示す。 第7図及び第8図は可動ルーフの係止機構を示す平面図
及び断面図、第9図はインナフレームの平面図、第10
図はインチフレームに設けられる保合片の側面図である
。 1・・・・・・ルーフ、2・・・・・・開口部、3・・
・・・・可動ルーフ、3a・・・・・・インナフレーム
、4・・・・・・案内レール、5.6・・・・・・案内
片、9・・・・・・アーム、9a・・・・・・係合部、
10・・・・・・リンク機構、11・・・・・・後方リ
ンク、11a・・・・・・係止部材、12・・・・・・
前方リンク、13・・・・・・リンク支持部材、13a
・・・・・・案内溝、13b・・・・・・係合溝、14
・・・・・・軸、15・・・・・・リンク制御片、16
・・・・・・ビン、17・・・・・・スプリング、18
・・・・・・駆動用ワイヤ、19・・・・・・係合片、
19a・・・・・・ストッパ、20・・・・・・リッジ
部材、21・・・・・・ウェッジ部材、22・・・・・
・係止アーム、23・・・・・・係止片、24・・・・
・・係止部、25・・・・・・係合解除片。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)ルーフに設けた開口部に可動ルーフを後方にスラ
    イドさせて開くよう装着した自動車において、可動ルー
    フの前方周側部裏面に設けた前方案内片をルーフ側に設
    けた案内レールに前後方向に移動可能なるよう嵌装する
    ことにより前方部を支持させた可動ルーフの後部支持部
    を、該可動ルーフの後部両側裏面に取付けたアーム、該
    アーム側端部に一端を枢着された後方リンク及び前方リ
    ンク、後方リンクの後端部を軸着し前方リンクの前端に
    設けたピンを前後に摺動可能に支持したリンク支持部材
    、該リンク支持部材に一端を枢着され前記ピンの前後方
    向位置を規制する複数の凹部を有するリンク制御片、前
    記リンク支持部材に設は前記案内レールに前後方向に移
    動可能なるよう嵌装された後方案内片により構成し、該
    リンク支持部材に駆動用ワイヤを固定したことを特徴と
    する開閉ルーフ式自動車の可動ルーフ制御機構。
  2. (2)リンク制御片に設けられる凹部は、ピンが嵌入係
    合したとき可動ルーフ後部をルーフ面とほぼ面一の閉状
    態に保持する中間の凹部と、該可動ルーフ閉状態におい
    て駆動用ワイヤにてリンク支持部材を後方に移動させた
    とき上記ピンが該中間の凹部より前方に移動しアームを
    介して可動ルーフ後部をルーフ面より下方に引き下げそ
    の下降位置を保持する前方の凹部と、可動ルーフの閉状
    態に訃いて駆動用ワイヤにてリンク支持部材を前方に移
    動させたときピンが後方に移動しつつ可動ルーフ後部を
    チルトアップさせ該チルトアップ位置に釦いてピンが係
    合しその状態を保持する後方の凹部よりなることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の開閉ルーフ
    式自動車の可動ルーフ制御機構。
  3. (3)可動ルーフ後部の閉状態よりの下降時、後方リン
    クに設けた係止部材が嵌入保合する保合溝をリンク支持
    部材に設けた実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項
    記載の開閉ルーフ式自動車の可動ルーフ制御機構。
  4. (4)可動ルーフ下面部に設けられるインナフレームの
    後部両側にチャンネル状の保合片を設け、側端部に前記
    リンクを枢着したアームの他端に形成した保合部を該保
    合片に前後方向移動量を所定範囲に規制した状態で嵌装
    係合させたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項乃至第3項のいずれかに記載の開閉ルーフ式自動車
    の可動ルーフ制御機構。
  5. (5)可動ルーフの閉状態からの下降時以外は可動ルー
    フの前後方向移動を拘止する係止機構を設けたことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項乃至第4項のい
    ずれかに記載の開閉ルーフ式自動車の可動ルーフ制御機
    構。
JP13929379U 1979-10-08 1979-10-08 開閉ル−フ式自動車の可動ル−フ制御機構 Expired JPS5811612Y2 (ja)

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JP13929379U JPS5811612Y2 (ja) 1979-10-08 1979-10-08 開閉ル−フ式自動車の可動ル−フ制御機構

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JP13929379U JPS5811612Y2 (ja) 1979-10-08 1979-10-08 開閉ル−フ式自動車の可動ル−フ制御機構

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Publication Number Publication Date
JPS5656426U JPS5656426U (ja) 1981-05-16
JPS5811612Y2 true JPS5811612Y2 (ja) 1983-03-04

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ID=29370636

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