JPH022669Y2 - - Google Patents

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JPH022669Y2
JPH022669Y2 JP20131184U JP20131184U JPH022669Y2 JP H022669 Y2 JPH022669 Y2 JP H022669Y2 JP 20131184 U JP20131184 U JP 20131184U JP 20131184 U JP20131184 U JP 20131184U JP H022669 Y2 JPH022669 Y2 JP H022669Y2
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JP
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lifter
cover member
opening
lock pin
cam
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、乗用車の屋根等に設けられるスポイ
ラ型サンルーフ装置に関する。
〈従来の技術〉 この種のサンルーフ装置として、例えば、実願
昭57−55866号明細書に記載のものが公知である。
この従来のものは、乗物屋根に設けられた開口
部の左右両側に案内レールが前後方向に沿つて敷
設され、該案内レールに駆動体が前後方向移動自
在に嵌合されると共に、前記開口部にカバー部材
が嵌脱自在に嵌着され、該カバー部材にリフター
が枢支され、該リフターと前記駆動体とは所定量
の相対移動を許容しかつ同行移動自在とするカム
機構を介して連結され、カバー部材の開口部閉じ
状態から駆動体を後方へ移動させると、リフター
と駆動体の相対移動が生じてカム機構によりリフ
ターが上昇してカバー部材の後部が上昇し、該上
昇が完了すると駆動体とリフターとが同行移動し
てカバー部材は後上がりの傾斜姿勢を維持して後
方移動して開口部を開放するものであつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記従来のものは、駆動体とリフター間のカム
機構によつてカバー部材の後上がり傾斜姿勢を維
持するものであるから、その維持力が弱く、風の
抵抗や車両の振動によつてカバー部材がガタつく
という問題があつた。
〈問題点を解決するための手段〉 上記問題点を解決するため、本考案は次の手段
を講じた。すなわち、本考案の特徴とする処は、
乗物屋根に設けられた開口部の左右両側に案内レ
ールが前後方向に沿つて敷設され、該案内レール
に駆動体が前後方向移動自在に嵌合されると共
に、前記開口部にカバー部材が嵌脱自在に嵌着さ
れ、該カバー部材にリフターが設けられ、該リフ
ターと前記駆動体とは所定量の相対移動を許容し
かつ同行移動自在とするカム機構を介して連結さ
れ、カバー部材の開口部閉じ状態から駆動体を後
方へ移動させると、リフターと駆動体の相対移動
が生じてカム機構によりリフターが上昇してカバ
ー部材の後部が上昇し、該上昇が完了すると駆動
体とリフターとが同行移動してカバー部材は後上
がりの傾斜姿勢を維持して後方移動して開口部を
開放するスポイラ型サンルーフ装置において、 前記カバー部材11の後上がり傾斜姿勢時に、
係脱自在に係合して駆動体7とリフター14との
相対移動を防止するロツクピン24と嵌合孔25
とが駆動体7とリフター14に設けられ、 かつ、前記カバー部材11が開口部開放位置か
ら前方へ移動して閉じ位置に達して下降動作に移
る直前の動作時に、前記ロツクピン24に係脱自
在に係合してロツクピン24を軸方向に移動させ
て嵌合孔25との係合を解除させるカムブロツク
31が案内レール6に固定された点にある。
〈作用〉 本考案によれば、カバー部材11が後上がりの
傾斜姿勢において、ロツクピン24と嵌合孔25
とが係合して駆動体7とリフター14との相対移
動が防止されるので、カバー部材11のガタつき
が生じない。
このロツクピン24と嵌合孔25との解除は、
カバー部材11の下降動作開始までにカムブロツ
ク31により解除されるので、リフター14と駆
動体7の相対移動が許容され、カバー部材11は
その後部を下降して開口部2を完全に閉じること
ができる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述す
る。
第3〜5図において、車両の屋根1の開口部2
が形成され、該開口部2はシール部材3で縁取り
されている。開口部2の周縁の屋根1下面にフレ
ーム4が固着されている。該フレーム4は屋根1
と上下方向に所定間隙を有して設けられており、
屋根開口部2に対応した位置にフレーム開口部5
が設けられている(第1〜2図参照)。
上記屋根開口部2の左右両側で、フレーム4の
上面に案内レール6が前後方向に沿つて敷設され
ている。
上記案内レール6は第1図に示すようにコ字状
の摺動溝を左右対向状に有している。この一方の
摺動溝に駆動体7が嵌合している。
上記駆動体7は本体8と摺動子9とから成り、
摺動子9は本体8に前後一対設けられている。こ
の摺動子9が案内レール6のコ字状摺動溝に前後
方向摺動自在に嵌合している。本体8のプツシユ
プルワイヤー10が連結されている。このプツシ
ユプルワイヤー10は図示省略の駆動装置により
前後方向に移動される。このプツシユプルワイヤ
ー10の移動により駆動体7が前後に強制移動さ
れる。
前記屋根開口部2にはカバー部材11が嵌脱自
在に嵌合している。該カバー部材11は透明ガラ
ス、金属板、合成樹脂板等で構成され、カバー部
材11の開口部2への嵌合時は、カバー部材11
の周縁がシール部材3に内嵌して開口部2を完全
に閉じる。
上記カバー部材11の左右両側部には図示省略
のブラケツトを介してカバーフレーム12が固定
されている。このカバーフレーム12の前端はカ
バー部材11の前端縁より前方に突出しており、
その前端に摺動子13が回動自在に枢支されてい
る。このカバーフレーム12前端に枢支された摺
動子13は、前記案内レール6のコ字状摺動溝に
前後移動自在に嵌合している。
上記カバーフレーム12の前後方向中途部にリ
フター14が支軸15を介して回動自在に枢支さ
れている。
該リフター14は支軸15から前方へ突出して
おり、リフター14の前部の下部に摺動子16が
回動自在に枢支されている。このリフター14の
摺動子16も案内レール6の摺動溝に前後移動自
在に嵌合している。
第1図に示すように、リフター14の摺動子1
6と、前記駆動体7の摺動子9は、互いに異なる
摺動溝に嵌合し、両者の干渉が防止されている。
リフター14の前端は摺動子16が設けられて
いる部分より更に前方に突出し、この最前端にロ
ーラ17が枢支されている。このローラ17は、
第4図に示す状態では案内レール6の上方に位置
し、第5図に示す状態では案内レール6の摺動溝
に嵌合する。従つて、案内レール6には該ローラ
17が通過可能な切欠部18が設けられている。
この切欠部18の後部にストツパー19が突設さ
れている。
上記リフター14にはその摺動子16をはさん
で前側に直線状の前部カム溝20と、後側にへの
字状の後部カム溝21とが開設されている。
前部のカム溝20は、第4図の状態において、
カバー部材11と略平行な水平状の前後に長い長
孔とされている。
後部のカム溝21は、第4図の状態において、
その前部が前記直線状の前部カム溝20と平行な
平行部21aとされ、該平行部21aの後端から
後下がり状の傾斜部21bが延設され、傾斜部2
1bの後端からは第5図の状態において案内レー
ル6と平行になる水平部21cが延設されてい
る。
前記駆動体7の本体8には、前部カム溝20及
び後部カム溝21に摺動自在に嵌合するカムピン
22,23が前後一対突設されている。
前記リフター14の前部カム溝20と後部カム
溝21間に、ロツクピン24が出没自在に挿入さ
れている。すなわち、ロツクピン24はリフター
摺動子16の近傍上方に設けられている。そし
て、リフター14と駆動体7とが第5図に示す位
置関係になつた時、ロツクピン24が係合可能と
なる嵌合孔25が駆動体本体8に開設されてい
る。
即ち、第1図に示す如く、リフター14にロツ
クカバー26がねじ込みされ、該ロツクカバー2
6にロツクピン24が軸方向摺動自在に嵌合して
いる。第8図に示すように、ロツクピン24の一
端には嵌合孔25に係脱自在に嵌合する係合部2
7が突設され、他端には係合解除アーム28が突
設されている。このアーム28の先端に突部29
が設けられている。このロツクピン24はスプリ
ング30により、その係合部27が常時突出する
よう付勢されている。
第1図及び第2図に示すように、案内レール6
の上面には、上記ロツクピン24の係合解除アー
ム28の突部29に係脱自在に嵌合して、ロツク
ピン24の嵌合孔25との係合を解解除させるカ
ムブロツク31が固定されている。このカムブロ
ツク31は、第4図及び第5図の状態においてロ
ツクピン24と嵌合孔25との係合を解除するよ
う設けられている。
次に、上記構成の本考案の実施例の作用を説明
する。
第4図の状態は、カバー部材11が開口部2を
完全に閉じた状態であり、駆動体7は最前部まで
移動し、前・後のカム溝20,21の前端部にカ
ムピン22,23が夫々接当している。そしてリ
フター14前端のローラ17は切欠部18より上
方へ移動し、ストツパー19の前面に接当してい
る。
第5図の状態は、カバー部材11の後部が上昇
して開口部2の後部を開放した状態であり、前記
第4図の状態から第5図の状態にするには、駆動
体7を後方へ移動させればよい。
即ち、駆動体7を後方へ移動させても、リフタ
ー14はローラ17とストツパー19との接当に
より、その後方移動は阻止されるから、カムピン
22,23とカム溝20,21の相対移動が生
じ、リフター14は摺動子16を中心としてその
後部が上方へ回動する。このリフター14の回動
によりローラ17はストツパー19の前面に接当
しつつ切欠部18より案内レール6に嵌合する。
この状態においてカバー部材11は後上がり傾斜
状となる。
カムピン22,23がカム溝20,21の後端
に接当すると、駆動体7とリフター14の相対移
動は終了し、その後はリフター14と駆動体7は
同行して後方移動する。しかしてカバー部材11
は後上がり傾斜状を維持して後方へ移動し、開口
部2を完全に開放する。
上記カバー部材11の後上がり傾斜姿勢におい
てロツクピン24と嵌合孔25とが係合し、両者
の相対移動が防止されている。
即ち、リフター14の摺動子16とローラ17
が案内レール6に嵌合し、かつ後部カム溝21の
水平部21cにカムピン23が嵌合することによ
り、カバー部材11の傾斜姿勢を維持すると共
に、ロツクピン24と嵌合孔25との嵌合が、更
にこの維持力を強個なものにしている。
次に、完全開放状態から閉じ動作を説明する。
まず完全開放位置から駆動体7を前方へ移動さ
せる。このとき、もしロツクピン24と嵌合孔2
5の係合がなければ、カム溝20,21とカムピ
ン22,23との接当によりリフター14は前方
へ同行移動されるのであるが、後部カム溝21に
嵌合しているカムピン23は、水平部21cに位
置しているため接当力は生じず、もつばらリフタ
ー14を前方へ移動させるのは、前部カム溝20
とカムピン22の接当のみとなり、その接当力は
弱いものであると共に、カム溝20の傾斜により
楔作用が生ずるおそれがあつた。しかし、本考案
のように、ロツクピン24と嵌合孔25の係合に
より、リフター14の後方移動な確実なものとな
る。
そして、駆動体7とリフター14の前方移動に
より、第5図に示す閉じ位置に達する少し手前に
おいて、第6図及び第7図に示すように、ロツク
ピン24の係合解除アーム28の突部29がカム
ブロツク31に係合し、その後方移動につれてロ
ツクピン24はスプリング30に抗して軸方向に
移動され、第5図に示す閉じ位置に達した時、ロ
ツクピン24の係合部27と嵌合孔25の係合は
完全に解除される。
このとき係合解除アーム28の下面とカムブロ
ツク31の上面間には第6図に示すように所定の
間隙Hを有している。
更に、第5図の状態から駆動体7を前方へ移動
させると、カバー部材11の前端はシール部材3
に接当しているためリフター14の前方移動は阻
止され、リフター14と駆動体7との相対移動が
生じる。すなわち、カム溝20,21のカムピン
22,23が前方へ移動することになり、リフタ
ー14は摺動子16を中心としてその後部が下方
へ降下し、これによりカバー部材11は開口部2
を完全に閉じ、第4図の状態となる。
上記リフター14の下降に際し、ロツクピン2
4も下降するが、ロツクピン24はリフター摺動
子16の近傍に位置しているため、その下降量は
少量であり、かつ係合解除アーム28とカムブロ
ツク31間に上下方向の間隙Hが形成されている
ため、該ロツクピン24の下降は許容される。
尚、本考案は、上記実施例に限定されるもので
はなく、例えばロツクピンを駆動体側に設けるこ
ともできる。
〈考案の効果〉 本考案によれば、ロツクピンと嵌合孔の係合に
よりカバー部材の傾斜姿勢が確実に保持されると
共に、上記係合をカムブロツクにより解除するよ
う構成しているので、解除が確実であり、円滑な
動作となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第5図の状態よりカバー部材を少し後
方へ移動した時の−線に相当する断面図、第
2図は第4図の−線断面図、第3図は乗用車
の平面図、第4図は第3図の−線断面図でカ
バー部材が開口部を完全に閉じた状態を示し、第
5図は同じくカバー部材の後部を上昇させた状態
を示す断面図、第6図はカムブロツクの作用説明
用正面図、第7図は第6図の−線断面図、第
8図はロツクピンの斜視図である。 6……案内レール、7……駆動体、11……カ
バー部材、14……リフター、24……ロツクピ
ン、25……嵌合孔、31……カムブロツク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 乗物屋根に設けられた開口部の左右両側に案内
    レールが前後方向に沿つて敷設され、該案内レー
    ルに駆動体が前後方向移動自在に嵌合されると共
    に、前記開口部にカバー部材が嵌脱自在に嵌着さ
    れ、該カバー部材にリフターが設けられ、該リフ
    ターと前記駆動体とは所定量の相対移動を許容し
    かつ同行移動自在とするカム機構を介して連結さ
    れ、カバー部材の開口部閉じ状態から駆動体を後
    方へ移動させると、リフターと駆動体の相対移動
    が生じてカム機構によりリフターが上昇してカバ
    ー部材の後部が上昇し、該上昇が完了すると駆動
    体とリフターとが同行移動してカバー部材は後上
    がりの傾斜姿勢を維持して後方移動して開口部を
    開放するスポイラ型サンルーフ装置において、 前記カバー部材11の後上がり傾斜姿勢時に、
    係脱自在に係合して駆動体7とリフター14との
    相対移動を防止するロツクピン24と嵌合孔25
    とが駆動体7とリフター14に設けられ、 かつ、前記カバー部材11が開口部開放位置か
    ら前方へ移動して閉じ位置に達して下降動作に移
    る直前の動作時に、前記ロツクピン24に係脱自
    在に係合してロツクピン24を軸方向に移動させ
    て嵌合孔25との係合を解除させるカムブロツク
    31が案内レール6に固定されたことを特徴とす
    るスポイラー型サンルーフ装置。
JP20131184U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH022669Y2 (ja)

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JP20131184U JPH022669Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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JPS61113127U JPS61113127U (ja) 1986-07-17
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JPS61113127U (ja) 1986-07-17

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