JPH0440212B2 - - Google Patents

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JPH0440212B2
JPH0440212B2 JP61159783A JP15978386A JPH0440212B2 JP H0440212 B2 JPH0440212 B2 JP H0440212B2 JP 61159783 A JP61159783 A JP 61159783A JP 15978386 A JP15978386 A JP 15978386A JP H0440212 B2 JPH0440212 B2 JP H0440212B2
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JP
Japan
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link
slider
sliding roof
carriage
roof
Prior art date
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JP61159783A
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JPS6317114A (ja
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Atsushi Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OI SEISAKUSHO CO Ltd
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車等のルーフに形成された開口
を閉塞し得るスライデイングルーフの開閉装置に
関する。
(従来の技術) 従来のこの種のスライデイングルーフ開閉装置
には、スライデイングルーフを、車体と一体をな
すルーフ内において前後方向に摺動させることに
より、開口を開閉するようにした単純なものの他
に、スライデイングルーフの後部をルーフより上
方に持ち上げて、スライデイングルーフを、後部
上向き傾斜するチルト位置に移動し得るようにし
たものがある。
このようなチルト位置に移動し得るようにした
従来のスライデイングルーフの開閉装置には、ス
ライデイングルーフを、開口を閉塞する閉塞位置
から、後端をルーフの上方に持ち上げて、全体を
後部上向き傾斜するチルト位置とした後、その上
向き傾斜状態を保つたまま、全体を後方に平行移
動させて開くようにした、いわゆるアウタースラ
イデイング方式(例えば実開昭58−173528号公報
参照)のものがある。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したアウタースライデイング方式の装置で
は、スライデイングルーフは、前端部が直接摺動
子に枢着され、かつ後端部は同じく摺動子に下端
が枢着されたリンクによつて支えられており、リ
ンクが、チルト機構によつて回転させられると、
スライデイングルーフは、前端部が沈み、かつそ
の後端縁がいつたん垂直方向に押し上げられた後
に、前方の枢着部を支点として回動し、全体とし
て後部上向き傾斜状態となる。
そのため、開口部の前端周縁部とスライデイン
グルーフの前縁におけるシール部材とが、互いの
弾性力をもつて液密に押圧された状態で閉塞して
いることにより、開き始めに端部同士がこすれあ
つて、シール部材が摩耗したり、破損したりする
という問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、スライデイングルーフの後縁上向き
傾斜させる時、及びその復帰回動時に、開口縁部
と摺動しない構造とすることにより、上述した問
題点を解消するとともに、リンクをスライデイン
グルーフ及び摺動子に、長孔等を介することな
く、直接枢着することにより、スライデイングル
ーフが、がたつくことなく、円滑に移動しうるよ
うにすることを目的とするもので、ルーフに形成
された開口の側縁に前後方向を向いて固着された
ガイドレールと、該ガイドレールに前後方向に摺
動自在に設けられた摺動子と、該摺動子に後端部
がそれぞれ枢着された短寸の前リンクと長寸の後
リンクとからなる前後1組のリンクと、該リンク
の前端部が4節リンクを形成すべく前後にそれぞ
れ枢着され、水平状態と後部上向き傾斜状態とに
移動自在なスライデイングルーフと、前記摺動子
と相対移動可能として、前記ガイドレールに前後
方向に摺動自在に設けられた往復台と、後端が後
リンクの中間部に連結され、かつ前端が前記往復
台に枢着され、摺動子に対する往復台の前後方向
の移動により、後リンクを起倒させて、スライデ
イングルーフを後部上向き傾斜状態と水平状態と
に移動させる昇降リンクと、前記往復台に連結さ
れ、往復台を前後方向に移動させる駆動手段とを
備えている。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を、図面に基づいて詳
細に説明する。
1は、自動車のルーフで、その前縁寄り中央に
は、ほぼ矩形状の開口2が設けられ、この開口2
を開閉するスライデイングルーフ3は、開口縁の
両側に設けた開閉装置4に取付けられている。
5,6は、前記開口2の両側縁に左右1対に設
けられた前後方向を向くガイドレールある。
このガイドレール5,6の中央には、前後に沿
つて上面が開口し、かつその内底面の両側に細溝
の水平溝7a,7a,8a,8aが開口する溝
7,8が、それぞれ切設されている。
第7図に示すように、溝7,8の車内側の側面
には、溝7,8に開口するケーブル挿通溝9が、
それぞれ切設されている。
10は駆動手段で開口2の後方中央部に設けら
れたモータ11と、このモータ11に連結され、
かつ出力軸にピニオン(図示略)を備える減速機
12と、このピニオンの前後面でそれぞれ噛合し
て、互いに逆方向をなすように往復動される1対
のギヤードケーブル13,13とからなつてい
る。
各ギヤードケーブル13,13は、前記ピニオ
ンの前後で、それぞれ交差する1対のアウターケ
ース14a,14bに収納され、その一方は開口
2の左右において、ガイドレール5,6の前記ケ
ーブル挿通溝9に挿通している。
次に、ガイドレール5,6に摺動自在に嵌合さ
れ、かつスライデイングルーフ3を傾斜させるた
めの昇降機構及び移動機構を有する開閉装置4に
ついて説明するが、これらは左右対称形であるか
ら、その左側部分について、主として第2図に基
づき説明する。
15は摺動子で、縦断面が下向きコ字形をなし
下面側に空所16を有する本体15aには、下部
の両側面にシユー15b,15bが突設され、前
部上面には、前記空所16に連結する窓孔17
が、後部には長孔18がそれぞれ切設されるとと
もに、前記シユー15b,15bは、前記溝8の
水平溝8a,8aに、摺動自在に嵌挿されてい
る。
19は、スライデイングルーフ3の支持部材
で、前後を向く矩形枠状の本体19aの前端部に
は、前方に下向傾斜する二又状の突片19b,1
9bが連設され、この突片19bと、前記摺動子
15の前端面から二又状に突設された突片15c
との間に、短寸の前リンク20が嵌挿されてい
る。この前リンク20の上端部が、突片19bを
貫通するピン21をもつて枢着され、前リンク2
0の下端部は、突片15cを貫通するピン22を
もつて枢着されている。
23は、長寸の後リンクで、二又状をなす基端
部23aは、摺動子15の上面中央部に突設され
た突片15dにピン24をもつて枢着され、上端
部に水平なピン25をもつて、支持部材19の中
間部に枢着されている。
したがつて、支持部材19は、長短1対のリン
クからなる4節リンクの後リンク23を後述する
昇降機構26をもつて回動することにより、第2
図及び第3図に示す平伏位置と、第4図に示す傾
斜位置とに、移動しうるようになつている。
次に、この後リンク23の昇降機構26につい
て説明する。
27は、往復台で、上下方向の孔28を有し、
平面視が、矩形枠状をなす本体27aの両側面の
前後に前記水平溝8a,8aに嵌挿されるシユー
27b,27bを突設するとともに、本体27a
の後端面には水平に舌片27cを突設している。
また、本体27aの孔28に、左右方向に架設
された軸29をもつて、板状の昇降リンク30の
下端部が枢着されている。
昇降リンク30の上端部の内側面に突設された
ピン31は、前記後リンク23のピン25より下
方に切設された長孔32に、摺動自在に嵌挿さ
れ、かつ昇降リンク30の上端部に切設された円
弧孔33a及びこの円弧孔33aと連通する長孔
33bとからなる係合孔33には、後リンク23
の内側面に突設されたピン34が摺動自在に嵌挿
されている。
このような昇降機構26を構成する昇降リンク
30の基端部が往復動される動作に連係して、後
述するように後リンク23が揺動される。
35は係合ピンで、前方に開口した係合孔35
aを有する円柱状の頭部35bの下面に細径の脚
部35cを備え、この脚部35cの下端部が、前
記摺動子15の長孔18を介して、往復台27の
舌片27cの最後部上面に固着されている。
この係合ピン35と係脱自在に係合するよう
に、支持部材19の下面中央部には、後方を向く
係合突起36が突設され、第2図及び第5図に示
す平伏位置では、これら係合ピン35と係合突起
36とが係合して、支持部材19が持ち上がらな
いようになつている。
次に、摺動子15が移動するタイミングを決め
るクラツチ機構37について説明する。
第5図に示すように、摺動子15の後部上面に
は、左右方向の溝38が切設され、この溝38内
には、常時コイルばね39によつて外側へ付勢さ
れた摺動ピン40が内設され、その摺動ピン40
の外端部には、ローラ41が設けられ、このロー
ラ41が、ガイドレール8の側壁8bに切設され
た係合溝42に係脱自在に係合されている。
摺動ピン40の内端部上面には前方を向く突片
43が連設され、この突片43の前端部に摺動子
15の上面に垂直軸44をもつて枢着され、二又
状の開口45aを有する噛合片45の内端部がピ
ン46をもつて枢着されている。
したがつて、往復台27が、第6図に示すよう
に後退すると、係合ピン35の脚部35cと、噛
合片45が噛合して、この噛合片45が半時計方
向に回動することで、摺動ピン40が内方に移動
され、係合溝42とローラ41との係合が解除さ
れて、摺動子15の移動が可能となる。
第7図に示すように、往復台27は、その内側
縁から突設された連結片27dが、ギヤードケー
ブル13の一端に固着され、これと一体的に移動
されるようになつている。
なお、スライデイングルーフ3を傾斜させるた
めの昇降機構及び移動機構は、右側にも同様に設
けられているが、左右対称形であるため、説明を
省略する。
次に、スライデイングルーフ3の開閉操作につ
いて、主として左側部を参照して説明する。
第2図、第5図及び第7図に示すように、スラ
イデイングルーフ3の閉止状態では、スライデイ
ングルーフ3の周縁部に嵌合された環状のシール
部材47は、ルーフ1の開口縁に液密に密接し、
摺動子15は、そのクラツチ機構37のローラ4
1が、係合溝42に係合し、ガイドレール8に係
止している。
スライデイングルーフ3を開けるには、駆動手
段10のモータ11を正転すると、ギヤードケー
ブル13が、後方に向かつて移動し、その移動の
初期においては、このギヤードケーブル13に連
結片27dを介して連結された往復台27が、所
定の距離だけ後退する。
第3図に示すように、この往復台27の後退に
よつて、ピン34が長孔33b内を遊動する間
に、係合ピン35と係合突起36との係合が解か
れる。
さらに、往復台27が後退すると、昇降リンク
30が立上り、後リンク23が、第3図時計方向
に回動して、支持部材19を押し上げ、このため
支持部材19は、前リンク20を回動させなが
ら、スライデイングルーフ3を傾斜させる。
第8図に示すように、支持部材19の回動によ
つて、スライデイングルーフ3の前縁3aにおけ
るシール部材47とルーフ1の開口縁との接合点
A1は、その後、点A2,A3,A4で示す上向き円弧
状の軌跡を描いて、ルーフ1から離れる。
第4図及び第6図に示すように、スライデイン
グルーフ3のチルト動作が終了したとき、クラツ
チ機構により係合ピン35が噛合片45と噛合し
て、ローラ41が係合溝42から離れて、摺動子
15は移動が自由となるため、そのまま往復台2
7と一体的に後方に移動する。
第1図に示すような、スライデイングルーフ3
の解放状態で、この往復台27の移動は停止され
る。
スライデイングルーフ3を閉じるには、上述し
たのと逆の動作を行えればよい。
すなわち、モータ11を逆転し、ギヤードケー
ブル13を前方へ移送すると、これと一体の往復
台27及び摺動子15が前方へ移送され、チルト
状態のままで開口2をスライデイングルーフ3で
覆う。
第5図に示すように、クラツチ機構37が働く
と、摺動子15は停止し、往復台27のみ前進す
るため、支持部材19が平伏し、すなわちスライ
デイングルーフ3が閉じ(第3図)、その後、係
合突起36と係合ピン35が係合して、ロツクさ
れる(第2図)。
(変形例) 上述した実施例においては、支持部材と、摺動
子と、前後1組のリンクをもつて4節リンクを形
成したが、支持部材を介さずに、直接スライデイ
ングルーフにリンクを枢着して、4節リンクを形
成させてもよい。
後リンクを回動させる昇降機構及び摺動子を移
動させる駆動手段を、別々にしてよい。
(発明の効果) 以上、詳述したように本発明によれば、スライ
デイングルーフの後部上向き傾斜時及びその復帰
回動時に、スライデイングルーフの周縁がルーフ
の開口縁とこすれや摩耗がないため、例えば、ス
ライデイングルーフ周縁にシール部材を装着して
も、これらが破損する虞れがない。
また、スライデイングルーフの開閉に無理な力
が掛からないため、円滑な作動が可能となり開閉
装置の耐久性も向上する。
さらに、本発明においては、前リンクと後リン
クの各端部を、スライデイングルーフ及び摺動子
に、長孔を介することなく、直接軸をもつて枢着
してあるので、長孔を用いた場合のように、それ
らの連結部においてがたついたり、又はステイツ
ク現象が生じたりすることなく、スライデイング
ルーフは円滑に移動することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による一実施例を示す斜視
図、第2図は、スライデイングルーフを閉じた状
態の摺動子の縦断面図、第3図は、同じくロツク
機構の解除状態を示す摺動子の縦断面図、第4図
は、スライデイングルーフを開いた状態の摺動子
の縦断面図、第5図は、第2図の平面図、第6図
は、第4図の平面図、第7図は、第2図の−
線における縦断面図、第8図は、スライデイング
ルーフのシール部材の回動軌跡を示す概略構成図
である。 1……ルーフ、2……開口、3……スライデイ
ングルーフ、4……開閉装置、5,6……ガイド
レール、11……モータ、13……ギヤードケー
ブル、15……摺動子、19……支持部材、20
……前リンク、23……後リンク、26……昇降
機構、27……往復台、30……昇降リンク、3
7……クラツチ機構、47……シール部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ルーフに形成された開口の側縁に前後方向を
    向いて固着されたガイドレールと、 該ガイドレールに前後方向に摺動自在に設けら
    れた摺動子と、 該摺動子に後端部がそれぞれ枢着された短寸の
    前リンクと長寸の後リンクとからなる前後1組の
    リンクと、 該リンクの前端部が4節リンクを形成すべく前
    後にそれぞれ枢着され、水平状態と後部上向き傾
    斜状態とに移動自在なスライデイングルーフと、 前記摺動子と相対移動可能として、前記ガイド
    レールに前後方向に摺動自在に設けられた往復台
    と、 後端が後リンクの中間部に連結され、かつ前端
    が前記往復台に枢着され、摺動子に対する往復台
    の前後方向の移動により、後リンクを起倒させ
    て、スライデイングルーフを後部上向き傾斜状態
    と水平状態とに移動させる昇降リンクと、 前記往復台に連結され、往復台を前後方向に移
    動させる駆動手段 とを備えたことを特徴とするスライデイングルー
    フの開閉装置。
JP15978386A 1986-07-09 1986-07-09 スライデイングル−フの開閉装置 Granted JPS6317114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15978386A JPS6317114A (ja) 1986-07-09 1986-07-09 スライデイングル−フの開閉装置

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JP15978386A JPS6317114A (ja) 1986-07-09 1986-07-09 スライデイングル−フの開閉装置

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Publication Number Publication Date
JPS6317114A JPS6317114A (ja) 1988-01-25
JPH0440212B2 true JPH0440212B2 (ja) 1992-07-02

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ID=15701173

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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL9001686A (nl) * 1990-07-25 1992-02-17 Vermeulen Hollandia Octrooien Dakpaneelsamenstel voor een motorvoertuig.
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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