JPH07309141A - 車両用サンルーフパネルの昇降装置 - Google Patents

車両用サンルーフパネルの昇降装置

Info

Publication number
JPH07309141A
JPH07309141A JP12821794A JP12821794A JPH07309141A JP H07309141 A JPH07309141 A JP H07309141A JP 12821794 A JP12821794 A JP 12821794A JP 12821794 A JP12821794 A JP 12821794A JP H07309141 A JPH07309141 A JP H07309141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
sunroof panel
pin
link arm
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12821794A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Takahashi
誠一 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yachiyo Industry Co Ltd
Original Assignee
Yachiyo Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yachiyo Industry Co Ltd filed Critical Yachiyo Industry Co Ltd
Priority to JP12821794A priority Critical patent/JPH07309141A/ja
Publication of JPH07309141A publication Critical patent/JPH07309141A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール部材の摩耗を極力抑制し得る昇降軌跡
を車両用サンルーフパネルに与えることができる昇降装
置を提供する。 【構成】 車両の固定ルーフ2に設けた開口3を塞ぐサ
ンルーフパネル1に開閉動作を与えるための昇降装置6
の構成を、互いに交差方向に延在し、前記サンルーフパ
ネル側に一端が、前記固定ルーフ側に他端が、それぞれ
連結されて起倒可能な2本のリンクアーム8・9と、こ
れら2本のリンクアームの少なくともいずれか一方の前
記他端を押し引き駆動する駆動手段と、前記2本のリン
クアームの両他端間に設けられた連動手段20とからな
り、前記2本のリンクの交差部が、一方のリンクに設け
たピン7と他方のリンクに設けた長孔19とからなるカ
ム手段を介して連結されるものとする

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用サンルーフパネ
ルの昇降装置に関し、特に、互いに交差方向に延在にす
る2本のリンクアームからなる所謂Xリンクを用いた昇
降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の固定ルーフに開口を設け、この開
口を可動パネルで塞ぎ、該可動パネルを昇降可能、かつ
前後にスライド可能とした所謂サンルーフが既に実用化
されている。このような可動パネルの昇降動を実現する
機構の1つとして、例えば特開昭62−210124号
に開示されるような、Xリンクを応用したものが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このXリン
クは、元来垂直軸上で昇降面を平行移動させるものであ
ることから、これをサンルーフに適用した場合、可動パ
ネルの開閉時に、可動パネルの外周縁に設けたシール部
材が固定ルーフの開口の内周縁とこすれるため、シール
部材が摩耗し易くなるという不都合が生じる。
【0004】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
シール部材の摩耗を極力抑制し得る昇降軌跡を車両用サ
ンルーフパネルに与えることができる昇降装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、車両の固定ルーフに設けた開口を塞ぐサン
ルーフパネルに開閉動作を与えるための昇降装置の構成
を、互いに交差方向に延在し、前記サンルーフパネル側
に一端が、前記固定ルーフ側に他端が、それぞれ連結さ
れて起倒可能な2本のリンクアームと、これら2本のリ
ンクアームの少なくともいずれか一方の前記他端を押し
引き駆動する駆動手段と、前記2本のリンクアームの両
他端間に設けられた連動手段とからなり、前記2本のリ
ンクアームの交差部が、一方のリンクアームに設けたピ
ンと他方のリンクアームに設けた長孔とからなるカム手
段を介して連結されるものとすることによって達成され
る。
【0006】
【作用】このような構成によれば、カム手段の形状設定
により、単なる垂直軸に沿う平行移動だけでなく、傾動
運動を伴う複合的な運動をサンルーフパネルに与えるこ
とができる。従って、シール部材が強くこすれないよう
にしてサンルーフパネルを昇降させることができる。
【0007】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明による車両用サンルーフパ
ネルの昇降装置を示している。本発明に関わるサンルー
フパネル1は、例えば板ガラスからなり、車両の固定ル
ーフ2に形成された概ね長方形の開口3を密閉可能なよ
うに設けられるものである。このサンルーフパネル1の
内面の外周部には、金属製のフレーム4が固定されると
共に、その外周縁の全周に渡り、シール部材5がはめ込
まれている。このシール部材5が、固定ルーフ2に設け
られた開口3の内周縁に対し、サンルーフパネル1を全
閉した際に密接し、シール性が発揮される。
【0009】サンルーフパネル1の昇降装置6は、一対
のリンクアームを交差配置した所謂Xリンクからなって
おり、サンルーフパネル1の左右にそれぞれ設けられて
いる。このXリンクは、その中央部同士がピン7を介し
て互いに回動可能に結合した第1リンクアーム8及び第
2リンクアーム9からなり、各リンクアーム8・9の上
端(一端)が、サンルーフパネル1の内面のフレーム4
に一体形成されたリンクブラケット10a・10bに対
し、それぞれピン11・12を介して枢着されている。
ここで第2リンクアーム9の上端側のピン12は、ブラ
ケット後部10bに対して比較的がたの無いように枢着
されているが、第1リンクアーム8の上端側のピン11
は、ブラケット前部10aに形成された前後方向長孔1
3に係合して移動可能になっている。
【0010】他方、各リンクアーム8・9の下端(他
端)は、固定ルーフ2の内面に固設されたガイドレール
14に前後移動可能に摺合した一対のスライダ15・1
6に対し、それぞれピン17・18を介して枢着されて
いる。
【0011】第1リンクアーム8の中央部には、第2リ
ンクアーム9の中央部に固設されたピン7を受容するた
めに、第1リンクアーム8の長手方向に概ね直交し、か
つ中間部が上端側へ向けて凸となるように、くの字形に
曲折(あるいは湾曲)した長孔19が形成されている。
この長孔19とピン7とがカム手段を構成し、後記する
サンルーフパネル1の開閉動作に対する規定作用を発揮
する。
【0012】前部スライダ15は、図示されていないプ
ッシュプルケーブルに連結されており、電動モータなど
にて押し引き駆動されるようになっている。そして後部
スライダ16は、時計方向に付勢された状態で後部スラ
イダ16の前端部に枢着された連結レバー20をもっ
て、前部スライダ15に連動連結されている。この連結
レバー20には、ガイドレール14に形成された係合孔
21に対し、サンルーフパネル1の全閉状態に於て突入
する突起22が、その中間部の上面に突設されており、
ガイドレール14の係合孔21に突起22が突入した状
態では、後部スライダ16が移動し得ないようになって
いる。そして連結レバー20の突起22より前方へ延在
する部分の下面には、前部スライダ15の後端側に横向
きに突設されたピン23に係合するべく、その後端が後
方上向きに傾斜した溝24をなし、かつ前方へ向けて直
線状に延在するカム面25が形成されている。
【0013】次に、このように構成された車両用サンル
ーフパネルの昇降装置の作動要領について説明する。
【0014】図1に示した全閉状態から、図示しない駆
動装置によって前部スライダ15を後方へ引くと、前部
スライダ15に枢着された第2リンクアーム9の下端が
後方へ移動を開始する。ここで連結レバー20の突起2
2がガイドレール14の係合孔21に突入することで後
部スライダ16の移動が規制されているため、第1リン
クアーム8の下端は移動できない。これと同時に、第2
リンクアーム9の中間部の移動を規制する第1リンクア
ーム8の中間部の長孔19が斜め後上がりになっている
ので、第2リンクアーム9が概ね静止した状態のまま、
第1リンクアーム8のみが幾分後方へ移動しつつ起立運
動を開始する。そのため、サンルーフパネル1も、幾分
後方へずれながら斜め後上がりに傾斜しつつ上昇を開始
する。これにより、前側のシール部材5が開口3の内縁
から僅かに離間する(図2参照)。
【0015】引き続き前部スライダ15を後方へ引く
と、第2リンクアーム9に固着されたピン7が第1リン
クアーム8の長孔19の上端に突き当たるので、第1リ
ンクアーム8も第2リンクアーム9と連動して起立運動
を開始する。第1リンクアーム8の上端は、リンクブラ
ケット前部10aに設けられた前後方向長孔13内を後
方へ移動してサンルーフパネル1の前部を押し上げる
(図3〜図4参照)。
【0016】更に前部スライダ15を引くと、第1・第
2両リンクアーム8・9の長さの違いに応じて両リンク
アーム8・9の起立角度が定まるので、これに応じた角
度にサンルーフパネル1が跳ね上げられる。一方、この
一連の動作と同時に、前部スライダ15に横向きに突設
されたピン23が連結レバー20のカム面25を滑って
カム面後端の溝24に入り込む。ここで、ピン23は前
部スライダ15と共にガイドレール14に沿って概ね直
線的に後方へ移動するのに対し、溝24が斜め後上がり
に傾斜しているので、溝24にピン23が入り込むと、
連結レバー20が下向きに引き下ろされる(図5参
照)。これにより、連結レバー20の突起22が係合孔
21から離脱し、前部スライダ15と後部スライダ16
とが連結レバー20を介して一体に連結した状態とな
り、これらが共に後方へ移動する。そして移動限度スト
ッパ26で規定された位置に後部スライダ16が停止し
てサンルーフパネル1の全開状態が実現する(図6参
照)。
【0017】この全開状態から、前部スライダ15を前
方へ押し駆動すれば、上記とは逆の動作により全閉状態
となる。
【0018】
【発明の効果】このように本発明によれば、2つのリン
クアームの枢支点(交差部)にピンと長孔とからなるカ
ム手段が設けられているので、サンルーフパネルの昇降
過程でこの枢支点が適切に移動し、サンルーフパネルの
昇降軌跡を任意に設定できることとなる。従って、シー
ル部材の摩耗を極力抑制し得るサンルーフパネルの開閉
作動を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用サンルーフパネルの昇降装
置の構成を、全閉状態にて示す側面図。
【図2】本発明装置の作動説明図。
【図3】本発明装置の作動説明図。
【図4】本発明装置の作動説明図。
【図5】本発明装置の作動説明図。
【図6】本発明による車両用サンルーフパネルの昇降装
置の構成を、全開状態にて示す側面図。
【符号の説明】
1 サンルーフパネル 2 固定ルーフ 3 開口 4 フレーム 5 シール部材 6 昇降装置 7 ピン 8 第1リンクアーム 9 第2リンクアーム 10a・10b リンクブラケット 11・12 ピン 13 前後方向長孔 14 ガイドレール 15 前部スライダ 16 後部スライダ 17・18 ピン 19 長孔 20 連結レバー 21 係合孔 22 突起 23 ピン 24 溝 25 カム面 26 移動限度ストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の固定ルーフに設けた開口を塞ぐサ
    ンルーフパネルに開閉動作を与えるべく、互いに交差方
    向に延在し、前記サンルーフパネル側に一端が、前記固
    定ルーフ側に他端が、それぞれ連結されて起倒可能な2
    本のリンクアームと、これら2本のリンクアームの少な
    くともいずれか一方の前記他端を押し引き駆動する駆動
    手段と、前記2本のリンクアームの両他端間に設けられ
    た連動手段とからなる車両用サンルーフパネルの昇降装
    置であって、 前記2本のリンクアームの交差部が、一方のリンクアー
    ムに設けたピンと他方のリンクアームに設けた長孔とか
    らなるカム手段を介して連結されることを特徴とする車
    両用サンルーフパネルの昇降装置。
JP12821794A 1994-05-17 1994-05-17 車両用サンルーフパネルの昇降装置 Pending JPH07309141A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12821794A JPH07309141A (ja) 1994-05-17 1994-05-17 車両用サンルーフパネルの昇降装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12821794A JPH07309141A (ja) 1994-05-17 1994-05-17 車両用サンルーフパネルの昇降装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07309141A true JPH07309141A (ja) 1995-11-28

Family

ID=14979398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12821794A Pending JPH07309141A (ja) 1994-05-17 1994-05-17 車両用サンルーフパネルの昇降装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07309141A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004515411A (ja) * 2000-12-13 2004-05-27 フランス デザイン 伸縮式スライドが装備されたルーフ要素を有する車両用折りたたみ式ルーフ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6234814A (ja) * 1985-08-08 1987-02-14 Oi Seisakusho Co Ltd 自動車用サンル−フ装置
JPS6317114A (ja) * 1986-07-09 1988-01-25 Oi Seisakusho Co Ltd スライデイングル−フの開閉装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6234814A (ja) * 1985-08-08 1987-02-14 Oi Seisakusho Co Ltd 自動車用サンル−フ装置
JPS6317114A (ja) * 1986-07-09 1988-01-25 Oi Seisakusho Co Ltd スライデイングル−フの開閉装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004515411A (ja) * 2000-12-13 2004-05-27 フランス デザイン 伸縮式スライドが装備されたルーフ要素を有する車両用折りたたみ式ルーフ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2918440B2 (ja) 車両用サンルーフ装置
JP4507423B2 (ja) サンルーフ装置
JP4703834B2 (ja) 車両用開口ルーフ構造
JPS61211128A (ja) 自動車用開き屋根組立体
EP0371523A1 (en) Open roof construction for a vehicle
JPH07309141A (ja) 車両用サンルーフパネルの昇降装置
JP3002239B2 (ja) サンルーフ装置
EP0555977A1 (en) Opening roof for a vehicle
US4493507A (en) Tilting type sunroof
JP2543123Y2 (ja) 車両用サンルーフ装置
JP2922774B2 (ja) 車両用サンルーフ装置
JPH0349925Y2 (ja)
JPH06340222A (ja) 車両用サンルーフの換気用開閉構造
JPS6313926Y2 (ja)
JP2005212614A (ja) サンルーフ装置
JPH0440212B2 (ja)
JPH02290717A (ja) チルトスライド式サンルーフ装置
JPS5938126A (ja) 自動車のスライドル−フ開閉装置
JP3014290B2 (ja) サンルーフ装置
JPH0740232U (ja) 車両用サンルーフ装置
JP2006027493A (ja) 車両用サンルーフ装置
JPS6368423A (ja) サンル−フ装置
JPH07172182A (ja) 車両用サンルーフ装置
JP2597086Y2 (ja) 車両用サンルーフのドレンチャンネル連動装置
JPS62265021A (ja) スライド式昇降装置