JP2006027493A - 車両用サンルーフ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
チルトアップ位置にある可動パネルの振れを防止すること。
【解決手段】
駆動シュー17の摺動動作により支持ブラケット16を回動させて開口部12をチルト開閉すべく可動パネル14を全閉位置とチルトアップ位置との間で揺動動作させるサンルーフ装置10において、駆動シュー17に設けられ可動パネル14がチルトアップ位置にあるとき前係合部17bの支持ブラケット16に対する連係部位よりも支持ブラケット16の後端16b側で支持ブラケット16と係合して支持ブラケット16をその回動方向において保持する後係合部17cを有する構成としたこと。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用サンルーフ装置に関する。
公知のサンルーフ装置として、後述の特許文献1に記載のものがある。このサンルーフ装置について、図8及び図9を参照して説明する。
車両のルーフ1に形成された開口部2は、可動パネル3により開閉される。開口部2には、ガイドレール4が設けられている。ガイドレール4は、支持シュー5及びスライダ6を摺動自在に支持している。
ブラケット7には、可動パネル3が固定されている。ブラケット7は、その前端部7dにおいて、支持シュー5に回動自在に支持されている。ブラケット7には、チルトカム溝7a、リフトカム溝7bが車両前後方向(図8及び図9示左右方向)に並んで形成されている。チルトカム溝7aは、ブラケット7において、リフトカム溝7bよりも前端部7dに近い位置に設けられている。スライダ6には、これらチルトカム溝7a、リフトカム溝7bに対応して、前係合部6a、後係合部6bがそれぞれ設けられている。
図8において、ルーフ1の開口部2は、可動パネル3により閉鎖されている。この場合、スライダ6の前係合部6a、後係合部6bが、ブラケット7のチルトカム溝7a、リフトカム溝7bにそれぞれ係合し、ブラケット7に固定された可動パネル3が全閉位置に保持されている(全閉状態)。
この状態で、駆動機構(図示省略)によりスライダ6が車両前方(図8示左方)に摺動動作すると、スライダ6の前係合部6a、後係合部6bが、ブラケット7のチルトカム溝7a、リフトカム溝7bに沿って移動する。この場合、スライダ6の後係合部6bは、スライダ6の前係合部6aがチルトカム溝7aのチルト面7cに当接し始める頃、リフトカム溝7bから離脱する。そして、スライダ6がさらに車両前方に摺動動作するにつれて、チルト面7cが前係合部6aによって車両上方(図8示上方)に押し上げられ、ブラケット7が前端部7dを中心に車両上方に回動する。これにともなって、ブラケット7に固定された可動パネル3は、ブラケット7の後端部7eが車両上方に移動するようにチルト開方向(図8示反時計回り方向)に揺動し、図9に示す様に、可動パネル3がチルトアップ位置とされる(チルトアップ状態)。
特許第3369250号公報(図1,2参照)
ところで、上述したサンルーフ装置においては、スライダ6の前係合部6aがブラケット7のチルトカム溝7aに係合することで、ブラケット7に固定された可動パネル3がチルトアップ位置に保持される。この場合、チルトカム溝7aは、リフトカム溝7bよりも前端部7dに近い位置に設けられているので、ブラケット7においては、チルトカム溝7a及びリフトカム溝7bが、スライダ6の前係合部6aに係合される部位(連係部位)よりも後端部7e側に並んで配置される。つまり、ブラケット7がチルトアップ位置にある時、ブラケット7においては、その連係部位から後端部7eまでの車両前後方向の長さが必然的に長くなりやすく、ブラケット7の後端部7eには、大きな曲げモーメントが作用しやすい構造となっていた。
したがって、車両走行時の振動等にともなって、ブラケット7の後端部7eが連係部位を中心に車両上下方向にたわむことにより、このブラケット7に固定された可動パネル3において振れが発生する可能性があった。
よって、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、チルトアップ位置にある可動パネルの振れを防止することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明にて講じた技術的手段は、請求項1に記載の様に、車両のルーフパネルに形成された開口部の側縁に沿って配設されたガイドレールと、該ガイドレールにその一端を上下移動させるべくその他端で回動自在に支持されると共に前記開口部をチルト開閉する可動パネルが固定された支持ブラケットと、前記ガイドレールに摺動自在に支持されると共に前記支持ブラケットを回動動作させるべく前記支持ブラケットに連係された作動部を備える駆動部材とを有し、該駆動部材の摺動動作により前記支持ブラケットを回動させて前記開口部をチルト開閉すべく前記可動パネルを全閉位置とチルトアップ位置との間で揺動動作させる車両用サンルーフ装置において、前記駆動部材に設けられ前記可動パネルがチルトアップ位置にあるとき前記作動部の前記支持ブラケットに対する連係部位よりも前記支持ブラケットの一端側で前記支持ブラケットと係合して前記支持ブラケットを前記支持ブラケットの回動方向において保持する保持部を有する構成としたことである。
好ましくは、請求項2に記載の様に、前記可動パネルが全閉位置にある時、前記作動部の前記支持ブラケットに対する連係部位よりも前記支持ブラケットの一端側で前記保持部が前記支持ブラケットに係合すると良い。
好ましくは、請求項3に記載の様に、前記駆動部材の摺動動作により前記可動パネルが前記チルトアップ位置と全閉位置との間で推移する間、前記保持部に係合する案内溝部が前記支持ブラケットに設けられると良い。
請求項1に記載の発明によれば、可動パネルがチルトアップ位置にあるとき、支持ブラケットには、駆動部材の作動部に加え、保持部が係合している。保持部は、作動部の支持ブラケットに対する連係部位よりも一端側で支持ブラケットに係合し、これにより、支持ブラケットがその回動方向において保持されている。この場合、支持ブラケットにおいては、連係部位よりも一端側で自身に係合する保持部により、一端に作用する曲げモーメントの支点が一端側により近い位置に設けられることになる。つまり、支持ブラケットの一端に作用する曲げモーメントが軽減されるので、一端が連係部位を中心に上下方向にたわみにくい構造となっている。したがって、この支持ブラケットに固定された可動パネルの振れを防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、可動パネルが全閉位置にある時、作動部よりも支持ブラケットの一端側において保持部が支持ブラケットに係合する。この場合、支持ブラケットは、作動部と保持部の2箇所において係合されているので、可動パネルの保持に際して支持ブラケットに作用する荷重を分散できる。
請求項3に記載の発明によれば、可動パネルがチルトアップ位置と全閉位置との間で推移する間、支持ブラケットは、駆動部材の作動部に加え、案内溝を介して保持部に係合されている。したがって、可動パネルがチルトアップ位置と全閉位置との間で推移する間、可動パネル及び支持ブラケットのがたつきが抑えられ、これら部材の安定した作動を実現できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を基に説明する。
図1は、本発明に係るサンルーフ装置10(車両用サンルーフ装置)の構造を概略的に示す側面図を示している。なお、図2は、図1におけるA−A線に沿う断面図を示し、図3は、図1におけるB−B線に沿う断面図を示している。
図1に示される様に、車両のルーフパネル11には開口部12が形成されている。ガイドレール13は、開口部12の側縁に沿って配設されている。ガイドレール13は、車両前後方向(図1示左右方向)に延在している。開口部12には、可動パネル14が配置されている。可動パネル14は、後述するパネル作動機構15を介して、ガイドレール13に移動自在に支持されている。この可動パネル14の移動によって、ルーフパネル11の開口部12が開閉される構造となっている。
パネル作動機構15は、支持ブラケット16と駆動シュー17とからなる。
支持ブラケット16は、大まかには長形状を呈し、車両前後方向に延在している。支持ブラケット16には、その前後部にそれぞれ設けられる取り付け部16cにおいて、固定部材(図示省略)を介して、可動パネル14が固定されている。支持ブラケット16は、その車両前後方向における前端16a(他端)において、フロントシュー18に回動自在に支持されている。フロントシュー18は、ガイドレール13に摺動自在に支持されている。
また、支持ブラケット16には、カム溝部19と、補助溝部20が形成されている。
カム溝部19は、大まかには車両前後方向に延在している。カム溝部19は、図2に示す様に、支持ブラケット16における車両左右方向(図2示左右方向)の両側において、同一の形状のものがそれぞれ設けられている。カム溝部19には、支持ブラケット16の前端16a側から順に、チルト部19a、水平部19b、リフト部19cが設けられている。チルト部19aは、水平部19bに対して車両下方(図1示下方)に傾斜し、リフト部19cは、水平部19bに対して車両上方(図1示上方)に傾斜している。
補助溝部20(案内溝部)は、カム溝部19と同形状に形成され、支持ブラケット16において、カム溝部19よりも車両前後方向における後端16b(一端)に近い位置に設けられている。補助溝部20は、図3に示す様に、支持ブラケット16における車両左右方向(図3示左右方向)の片側のみに設けられている。
駆動シュー17(駆動部材)は、スライダ部17aと、前係合部17bと、後係合部17cと、連結部17dとを備えている。
スライダ部17aは、図2に示す様に、駆動シュー17における車両左右方向の両側にそれぞれ設けられている。この一対のスライダ部17aがガイドレール13のガイド溝13a内に嵌挿されることで、駆動シュー17はガイドレール13に摺動自在に支持されている。
前係合部17b及び後係合部17cは、駆動シュー17において、車両前後方向にそれぞれ分割して設けられている。前係合部17b(作動部)は、図2及び図4に示す様に、対向面17eを有する略コの字状を呈しており、各対向面17eには、突起状のカムフォロア17fが設けられている。カムフォロア17fは、支持ブラケット16のカム溝部19に係合されている。この場合、図2に示す様に、略コの字状を呈する前係合部17bが、その対向面17e間において、カムフォロア17fを介して支持ブラケット16を支持する構造となっている。後係合部17c(保持部)は、図3及び図4に示す様に、前係合部17bと同じく、対向面17gを有する略コの字状を呈している。後係合部17cにおいては、その対向面17gの一方に補助突起部17hが設けられている。補助突起部17hは、支持ブラケット16の補助溝部20に係合されている。この場合、支持ブラケット16においては、前係合部17bに加えて後係合部17cに係合されているので、駆動シュー17による支持がより安定したものとなっている。
連結部17dは、図4に示す様に、駆動シュー16から車両左右方向に延在し、略爪形状を呈している。連結部17dには、駆動機構(図示省略)により駆動されるラックベルト21が連結されている。つまり、駆動シュー17は、ラックベルト21を介して駆動機構(図示省略)に連結され、駆動機構の作動により、ガイドレール13に沿って車両前後方向に摺動動作する構造となっている。
以下、本発明に係るサンルーフ装置10の作動について、図1と、図5乃至図7を参照して説明する。
図1は、可動パネル14が全閉位置とされた状態を示す。この状態において、駆動機構の作動によりラックベルト21(図4参照)を介して駆動シュー17をガイドレール13に沿って車両前方(図1示左方)に摺動動作させると、駆動シュー17における前係合部17bのカムフォロア17fが、支持ブラケット16のカム溝部19内を水平部19bからチルト部19aに向かって車両前方に移動する。この場合、チルト部19aは、水平部19bに対して車両下方に傾斜しているので、カムフォロア17fが車両前方へ移動するにつれて支持ブラケット16が駆動シュー17に対して上昇し、支持ブラケット16が前端16aを中心に車両上方に回動する。これにともなって、支持ブラケット16に固定された可動パネル14は、支持ブラケット16の後端16bが車両上方に移動するようにチルト開方向(図1示反時計回り方向)に揺動し(チルトアップ動作)、図5に示す様に、可動パネル14がチルト途中位置とされる。
そして、図5の状態において、駆動機構の作動により駆動シュー17をガイドレール13に沿って車両前方(図5示左方)にさらに摺動動作させると、駆動シュー17における前係合部17bのカムフォロア17fが、支持ブラケット16のカム溝部19のチルト部19a内を車両前方にさらに移動する。この場合、カムフォロア17fが車両前方へ移動するにつれて支持ブラケット16が駆動シュー17に対してさらに上昇し、支持ブラケット16が前端16aを中心に車両上方(図5示上方)にさらに回動する。これにともなって、支持ブラケット16に固定された可動パネル14がさらに揺動し、図6に示す様に、可動パネル14がチルトアップ位置とされる。
可動パネル14が全閉位置からチルト途中位置を経てチルトアップ位置に推移するまでの間、駆動シュー17における後係合部17cの補助突起部17hが支持ブラケット16の補助溝部20に係合されている。補助溝部20は、カム溝部19と同形状に形成されているので、駆動シュー17における前係合部17bのカムフォロア17fがカム溝部19内を移動する間、後係合部17cの補助突起部17hの動きは、前係合部17bのカムフォロア17fの動きに同期している。つまり、駆動シュー17における後係合部17cの補助突起部17hが補助溝部20を介して支持ブラケット16に係合されることで、チルトアップ動作中における支持ブラケット16及び可動パネル14のがたつきが軽減される構造となっている。
また、可動パネル14がチルトアップ位置にあるとき(図6示)、支持ブラケット16は、カム溝部19に係合する前係合部17bと、補助溝部20に係合する後係合部17cとによって保持されている。この場合、後係合部17cは、前係合部17bが支持ブラケット16に係合する部位(連係部位)よりも後端16bに近い側で支持ブラケット16に係合する構造となっている。この場合、支持ブラケット16においては、後端16bに作用する曲げモーメントの支点が後端16bにより近い側に設けられることになるので、後係合部17cを持たない構造に比べて、支持ブラケット16の後端16bに作用する曲げモーメントが軽減されている。
図1の状態において、駆動機構の作動によりラックベルト21(図4参照)を介して駆動シュー17をガイドレール13に沿って車両後方(図1示右方)に摺動動作させると、駆動シュー17における前係合部17bのカムフォロア17fが、支持ブラケット16のカム溝部19内を水平部19bからリフト部19cに向かって車両後方に移動する。この場合、リフト部19cは、水平部19bに対して車両上方に傾斜しているので、カムフォロア17fが車両後方へ移動するにつれて支持ブラケット16が駆動シュー17に対して下降し、支持ブラケット16が前端16aを中心に車両下方に回動する。これにともなって、支持ブラケット16に固定された可動パネル14は、支持ブラケット16の後端16bが車両下方に移動するようにリフトダウン方向(図1示時計回り方向)に揺動し(リフトダウン動作)、図7に示す様に、可動パネル14がリフトダウン位置とされる。この時点で、前係合部17bのカムフォロア17fは、カム溝部19におけるリフト部19cの後端部分に位置している。なお、可動パネル14が全閉位置からリフトダウン位置に推移するまでの間も、駆動シュー17における後係合部17cの補助突起部17hが支持ブラケット16の補助溝部20に係合されているので、リフトダウン動作中における支持ブラケット16及び可動パネル14のがたつきが軽減される。
図7の状態においては、駆動シュー17における前係合部17bのカムフォロア17fが、支持ブラケット16のカム溝部19におけるリフト部19cの後端部分に位置している。したがって、この状態において、駆動機構の作動により駆動シュー17をガイドレール13に沿って車両後方(図7示左方)にさらに摺動動作させると、支持ブラケット16及び可動パネル14が駆動シュー17と共に車両後方に移動する。これにより、可動パネル14が全開位置(図示省略)とされ、ルーフパネル11の開口部12が開放された状態となる。
なお、以上の説明においては、可動パネル14が全閉位置からチルト途中位置を経てチルトアップ位置に推移するまでの間、後係合部17cの補助突起部17hが支持ブラケット16に係合する例を示したが、これに限定されない。例えば、可動パネル14がチルトアップ位置にある時だけ、後係合部17cの補助突起部17hが支持ブラケット16に係合する構造でも良い。
以上説明した様に、本実施形態のサンルーフ装置10によれば、可動パネル14がチルトアップ位置にあるとき、支持ブラケット16には、駆動シュー17の前係合部17bに加え、後係合部17cが係合している。後係合部17cは、前係合部17bの支持ブラケット16に対する連係部位よりも後端16b側で支持ブラケット16に係合し、これにより、支持ブラケット16がその回動方向において保持されている。この場合、支持ブラケット16においては、連係部位よりも後端16b側で自身に係合する後係合部17cにより、後端16bに作用する曲げモーメントの支点が後端16b側により近い位置に設けられることになる。つまり、支持ブラケット16の後端16bに作用する曲げモーメントが軽減されるので、後端16bが連係部位を中心に上下方向にたわみにくい構造となっている。したがって、この支持ブラケット16に固定された可動パネル14において、車両走行時の振動等に起因した振れを防止できる。
さらに、支持ブラケット16を保持する後係合部17cが設けられたことで、支持ブラケット16に連係する前係合部17bの位置を、前端16a(支持ブラケット16の回動中心)に近づけることができる。この場合、支持ブラケット16が所定の角度分だけ回動する時に、支持ブラケット16に対する前係合部17bの車両上下方向の移動量を小さくできる。つまり、支持ブラケット16においては、前係合部17bが係合するカム溝部19の車両上下方向の厚みを小さくできるので、支持ブラケット16自身の車両上下方向の厚みを小さくすることが可能となり、サンルーフ装置10全体の薄型化を実現できる。
また、可動パネル14が全閉位置にある時、前係合部17bよりも支持ブラケット16の後端16b側において後係合部17cが支持ブラケット16に係合する。この場合、支持ブラケット16は、前係合部17bと後係合部17cの2箇所において係合されているので、可動パネル14の保持に際して支持ブラケット16に作用する荷重を分散できる。つまり、支持ブラケット16において最低限必要な強度を低減できるので、例えば、その材質や形状の選定における自由度を大きくできる。
また、可動パネル14がチルトアップ位置と全閉位置との間で推移する間、支持ブラケット16は、駆動シュー17の前係合部17bに加え、補助溝部20を介して後係合部17cに係合されている。したがって、可動パネル14がチルトアップ位置と全閉位置との間で推移する間、可動パネル14及び支持ブラケット16のがたつきが抑えられ、これら部材の安定した作動を実現できる。
本発明に係るサンルーフ装置において、可動パネルが全閉位置とされた状態を示す側面図。 図1におけるA−A線に沿う断面図。 図2におけるB−B線に沿う断面図。 本発明に係るサンルーフ装置における駆動シューの斜視図。 本発明に係るサンルーフ装置において、可動パネルがチルト途中位置とされた状態を示す側面図。 本発明に係るサンルーフ装置において、可動パネルがチルトアップ位置とされた状態を示す側面図。 本発明に係るサンルーフ装置において、可動パネルがリフトダウン位置とされた状態を示す側面図。 公知のサンルーフ装置において、可動パネルが全閉位置とされた状態を示す側面図。 公知のサンルーフ装置において、可動パネルがチルトアップ位置とされた状態を示す側面図。
符号の説明
10 サンルーフ装置(車両用サンルーフ装置)
11 ルーフパネル
12 開口部
13 ガイドレール
14 可動パネル
16 支持ブラケット
16a 前端(他端)
16b 後端(一端)
17 駆動シュー(駆動部材)
17b 前係合部(作動部)
17c 後係合部(保持部)
20 補助溝部(案内溝部)

Claims (3)

  1. 車両のルーフパネルに形成された開口部の側縁に沿って配設されたガイドレールと、
    該ガイドレールにその一端を上下移動させるべくその他端で回動自在に支持されると共に前記開口部をチルト開閉する可動パネルが固定された支持ブラケットと、
    前記ガイドレールに摺動自在に支持されると共に前記支持ブラケットを回動動作させるべく前記支持ブラケットに連係された作動部を備える駆動部材と
    を有し、
    該駆動部材の摺動動作により前記支持ブラケットを回動させて前記開口部をチルト開閉すべく前記可動パネルを全閉位置とチルトアップ位置との間で揺動動作させる車両用サンルーフ装置において、
    前記駆動部材に設けられ前記可動パネルがチルトアップ位置にあるとき前記作動部の前記支持ブラケットに対する連係部位よりも前記支持ブラケットの一端側で前記支持ブラケットと係合して前記支持ブラケットを前記支持ブラケットの回動方向において保持する保持部を有することを特徴とする車両用サンルーフ装置。
  2. 前記可動パネルが全閉位置にある時、前記作動部の前記支持ブラケットに対する連係部位よりも前記支持ブラケットの一端側で前記保持部が前記支持ブラケットに係合することを特徴とする請求項1に記載の車両用サンルーフ装置。
  3. 前記駆動部材の摺動動作により前記可動パネルが前記チルトアップ位置と全閉位置との間で推移する間、前記保持部に係合する案内溝部が前記支持ブラケットに設けられることを特徴とする請求項2に記載の車両用サンルーフ装置。
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