JPH09193666A - 車両用開閉屋根 - Google Patents

車両用開閉屋根

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JPH09193666A
JPH09193666A JP8282626A JP28262696A JPH09193666A JP H09193666 A JPH09193666 A JP H09193666A JP 8282626 A JP8282626 A JP 8282626A JP 28262696 A JP28262696 A JP 28262696A JP H09193666 A JPH09193666 A JP H09193666A
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JP
Japan
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opening
displacement mechanism
sliding shoe
roof
closing
Prior art date
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Withdrawn
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JP8282626A
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English (en)
Inventor
Robert Smith
ロバート・スミス
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INARUFUA IND BV
Inalfa Industries BV
Original Assignee
INARUFUA IND BV
Inalfa Industries BV
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Publication date
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Publication of JPH09193666A publication Critical patent/JPH09193666A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/06Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with non-rigid element or elements
    • B60J7/061Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with non-rigid element or elements sliding and folding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/06Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with non-rigid element or elements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の車両用開閉屋根においては、カバープ
レートを前方側かつ下方に動かすことが必要であり、操
作性が悪かった。 【解決手段】 固定屋根1において開口2を有する車両
用開閉屋根であって、開口2の周囲のフレーム9と、開
口2を閉塞・開放するフレキシブルカバー3と、ガイド
レール8内において滑りシュー7を介して側端部を案内
されかつ開放位置と閉塞位置との間を移動可能とされた
カバープレートと、閉塞位置にカバープレートを導入し
かつ保持するための導入保持手段とを具備してなり、カ
バープレートをスライドさせる駆動手段と、導入保持手
段として機能しかつ閉塞の最終段階において、カバープ
レートが滑りシュー7に対して水平方向に下方に向けて
締め付けられるよう駆動される変位機構10とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定屋根において
開口を有する車両用開閉屋根であって、開口の周囲に取
り付けられるフレームと、開口を選択的に閉塞あるいは
開放するフレキシブルカバーと、カバーに取り付けられ
るとともに、フレームの長さ方向において開口の両側部
に沿って延在するガイドレール内において滑りシューを
介して側端部を案内され、かつ、開閉屋根のカバーを開
放および閉塞するために開放位置と閉塞位置との間を移
動可能とされたカバープレートと、カバープレートが水
平方向に下方に向けて導入される閉塞位置にカバープレ
ートを導入しかつ保持するための導入保持手段とを具備
してなる車両用開閉屋根に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】前部
が開放される開閉屋根においては、カバープレートを前
方側かつ下方に動かすことが課題である。というのは、
カバーに張りを与えるようカバープレートを前方側に閉
塞しかつロックするために比較的大きな力が必要である
からであり、また、開閉屋根の前部における適正なシー
ル動作を得るために、カバープレートを下側に引く必要
であるからである。現存の開閉屋根においては、両方の
操作を手動で行う必要があり、また、この目的のため
に、2つの別々の操作手段が比較的大きな力でもって操
作されなければならない。
【0003】本発明の目的は、上述のタイプの開閉屋根
において、ずっと快適に操作し得る開閉屋根を提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的のために、本発
明の開閉屋根は、開閉屋根を開放および閉塞するために
カバープレートをスライドさせる目的でカバープレート
に取り付けられた駆動手段と、カバープレートと滑りシ
ューとの間に設けられるとともに、導入保持手段として
機能し、かつ、閉塞の最終段階において、カバープレー
トが滑りシューに対して水平方向に下方に向けて締め付
けられるように駆動手段により駆動される変位機構とを
具備することを特徴とする。
【0005】駆動手段は、例えば、電気モータまたはク
ランクを備えるものであって、カバープレートの閉塞時
における水平移動と下方移動とを行うものである。水平
移動と下方移動とは、従来は、手動で別々に行われてい
たが、本発明においては、変位機構が一動作でもって両
方の移動を確実に達成することができる。変位機構を適
切に構成することにより、水平移動と下方移動との比を
適正なものとすることができる。また、変位機構は、力
の増大化をもたらすことができる。
【0006】変位機構を適正に作動および停止させるた
めに、本発明の開閉屋根は、第1および第2のロック手
段を具備していることが好ましい。この場合、第1のロ
ック手段は、最終位置以外の滑りシューの任意箇所にお
いて滑りシューおよび変位機構を互いにロックするため
のものであり、第2のロック手段は、最終位置において
滑りシューをロックするためのものである。
【0007】本発明においては、変位機構には、変位機
構の移動時においてカバープレートが水平状態を維持す
るように、変形可能な平行四辺形として形成された4バ
ー機構が設けられていることが好ましい。この機構は、
カバーにかかる張力の影響でカバープレートが傾いてし
まうことを防止する。カバープレートが傾いてしまう
と、車両が動いているときに、カバープレートの下に空
気が流入して好ましくない。4バー機構は、また、摩擦
低減の効果ももたらす。
【0008】バーの長さを選択することにより、また、
連結バーの開始位置および最終位置を選択することによ
り、水平変位および鉛直変位を、および、これらの比
を、所望に設定することができる。変位機構は、有利に
は、カバープレートの閉塞移動の最終段階ができるだけ
鉛直方向を向くように構成されている。この結果とし
て、下面にシール部材が設けられたカバープレートが、
固定シール表面に対して、スライド移動に基づく剪断応
力を受けてしまうことが防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の開閉屋根の実施形
態について、図面を参照して、さらに説明する。
【0010】図1は、本発明の開閉屋根を含む車両屋根
を概略的に示す平面図である。図2は、図1におけるII
−II線矢視断面を拡大して示す断面図であって、開閉屋
根の閉塞状態を示している。図3および図4は、図2に
おける変位機構の動作原理を示す図であって、変位機構
の2つの状態を示している。図5および図6は、開閉屋
根の変位機構を2つの方向から示す斜視図である。図7
〜図9は、第1実施形態における変位機構の3つの異な
る状態を示す斜視図である。図10〜図12は、図7〜
図9に示すのと同じ状態における変位機構の一部を示す
側面図である。
【0011】まず最初に、図1には、本発明の開閉屋根
を受領するための開口2が内部に設けられた、車両の固
定屋根1が示されている。開閉屋根は、フレキシブルカ
バー3を具備している。フレキシブルカバー3は、(図
2に示すように)外カバー3’と、前部にフロントキャ
リ4が設けられた内カバー3”とから構成されている。
本実施形態の例においては、フロントキャリア4は、内
カバー3”が取り付けられる横方向制御梁5と、制御梁
5に取り付けられかつ外カバー3’が固定されるカバー
プレート6とから構成されている。フロントキャリア4
を前方側または後方側にスライドさせることにより、屋
根開口2を開放するためにカバー3を折り畳むことがで
き、あるいは、屋根開口2を閉塞するために再度カバー
3を広げることができる。カバー3の折り畳み方法およ
び案内方法は、本発明の一部をなすものではなく、この
ような方法の可能な形態については、欧州特許出願0
606 730を参照することができる。この出願は、
参照のためここに組み込まれる。本発明は、カバープレ
ート6によるカバー3の張設方法およびシール方法のみ
に関するものである。
【0012】制御梁5は、両側端部に滑りシュー7を有
している。滑りシュー7は、車両の長さ方向において、
屋根開口2の長さ方向側部に延在するガイドレール8に
案内される。また、滑りシュー7は、車両屋根1の上部
または下部に取り付けられた固定フレーム9に取り付け
ることができる、あるいは、固定フレーム9の一部をな
すことができる。しかしながら、制御梁5を省略し、フ
ロントキャリア4として、滑りシュー7およびカバープ
レート6だけを使用することもできる。この場合には、
内カバー3”は、他の方法により、カバープレート6に
対して取り付けられることになる。
【0013】図2には、カバープレート6が変位機構1
0に支持されていることが示されている。変位機構10
の構成および動作は、図3〜図6において、より詳細に
図示されている。より完全な理解のために、図示は開閉
屋根の長さ方向の一方の側についてのみなされているけ
れども、長さ方向に対称な反対側位置にも同じ変位機構
10が設けられていることに注意が必要である。ただ
し、反対側位置の変位機構10は、図2のものに対して
鏡像の関係をなす。
【0014】図3〜図6に示すように、変位機構10の
第1実施形態は、カバープレート6の下部に取り付けら
れたスロット付プレート11を備えている。スロット付
プレート11は、2つの傾斜バー12を介して滑りシュ
ー7に連結されている。これにより、スロット付プレー
ト11、滑りシュー7、および、バー12は、変形可能
な平行四変形の形態をなす4バー機構(four-bar mecha
nism)を形成している。滑りシュー7およびスロット付
プレート11は、引き押しケーブル13として具体化さ
れている駆動手段により、係合されている。引き押しケ
ーブル13は、電気モータあるいは手動クランクによ
り、ガイドレール8内をあちこちに移動可能とされてお
り、また、キャリア14が取り付けられている。キャリ
ア14は、滑りシュー7の水平スロット15を通して係
合されており、スロット付プレート11のガイドスロッ
ト17に係合する水平横方向ピン16を有している。こ
のガイドスロット17は、前方へ行くにつれて上方に傾
斜する前方側制御部17’と、鉛直方向に短い後方側ロ
ック部17”とを備えている。
【0015】スロット付プレート11は、前端部にロッ
ク部材18を有している。ロック部材18は、滑りシュ
ー7の後方側変位位置においてガイドレール8の水平フ
ランジ19上に乗るローラとして構成されている。これ
により、スロット付プレート11の下方移動が阻止され
る。フランジ19は、ロック部材18が適合する下向き
凹所20において、前端部が終端している。
【0016】次に、図3〜図6に示す変位機構10の動
作について説明する。
【0017】開閉屋根が開放状態にあるときには、滑り
シュー7は、後方側に変位しており、スロット付プレー
ト11および滑りシュー7は、固定ユニットを形成して
いる。これは、キャリア14の横方向ピン16がスロッ
ト付プレート11のガイドスロット17の鉛直方向ロッ
ク部17”内に保持されており、その結果、引き押しケ
ーブル13およびキャリア14が動かされたときには、
スロット付プレート11、カバープレート6、および、
滑りシュー7は、引き押しケーブル13およびキャリア
14により、一体的に移動されることによるものであ
る。スロット付プレート11は、滑りシュー7に対して
の移動が阻止されている。というのは、キャリア14の
横方向ピン16がスロット付プレート11の上方移動を
阻止しているからであり、また、スロット付プレート1
1のロック部材18のフランジ19による支持がスロッ
ト付プレート11の下方移動を阻止しているからであ
る。平行バー12を介してのスロット付プレート11と
滑りシュー7との間の連結により、スロット付プレート
11は、バー12、スロット付プレート11、および、
滑りシュー7により形成される4バー機構によりもたら
される運動経路内における平行移動だけが可能である。
鉛直方向においてスロット付プレート11のすべての部
分を保持することにより、滑りシュー7およびスロット
付プレート11がユニットとしてのみ移動し得るよう
に、滑りシュー7に対するスロット付プレート11の移
動が阻止される。
【0018】図3には、滑りシュー7が前位置に到達
し、その結果、開閉屋根がほぼ閉塞されたときのスロッ
ト付プレート11の位置を示している。開閉屋根を完全
にかつ適正に閉塞するために、開閉屋根のカバー3は、
ピンと張られた状態に適正に引っ張られる必要があり、
一方、適正なシールを得るために、カバープレート6
は、固定屋根1あるいは固定フレーム9に対して、フレ
キシブルカバー3を付勢する必要がある。これを得るた
めに、本発明は、開閉屋根を閉塞する際に、変位機構1
0を前方側かつ下方に移動させることを提案する。この
目的のために、ロック部材18は、滑りシュー7の前位
置において解放される。これは、ロック部材18がフラ
ンジ19の前端部の凹所20の上方に到達すると、ロッ
ク部材18は、下方移動が可能であることによる。引き
押しケーブル13がスロット付プレート11に対して横
方向ピン16により前方への押圧力をもたらしたときに
は、4バー機構は、変形することとなる。この変形は、
ロック部材18の下方移動により可能とされている。
【0019】図3と図4とを比較すると明瞭なように、
スロット付プレート11は、2本のバー12によって水
平状態が維持されたまま、バー12により案内される円
運動を始める。スロット付プレート11の後部が下方に
移動することにより、横方向ピン16は、ガイドスロッ
ト17のロック部17”から脱出して、前方側制御部1
7’へと到達する。さらなるスロット付プレート11の
移動は、横方向ピン16のガイドスロット17内での移
動により規定される。ガイドスロット17の制御部1
7’は、ほんの緩やかな傾斜とされているので、ガイド
スロット17の制御部17’は、減速動作をもたらし、
バー12の位置が、スロット付プレート11の、および
その結果としてカバープレート6の水平方向変位・鉛直
方向変位の比を決定する。スロット付プレート11の移
動時には、バー12の傾きが減少することになり、その
結果、変位の水平方向成分が減少し、変位の鉛直方向成
分が増大する。これにより、閉塞の最終時点において
は、カバープレート6は、ほとんど水平変位することが
なく、また、カバープレート6の下面に設けられたシー
ル部材のシール表面に対するずれ移動は、ほとんどな
く、あるいは、全くない。よって、シールが完全に維持
され、また、剪断応力がほとんどかからない。また、ガ
イドスロット17の減速動作は、引き押しケーブル13
による力よりも実質的に大きな力で、カバープレート6
を押すことのできる力の増幅をもたらすことになる。さ
らに、カバー3をピンと張るための水平方向の力が、シ
ールを付勢するための鉛直方向の力よりも大きくする、
例えば、3倍程度とすることが行われている。
【0020】図4に示す位置から開閉屋根を開ける場合
の動作は、上記と同様である。ただし、動作は逆とな
る。
【0021】前部以外の滑りシューの任意箇所における
押し引きケーブル13およびキャリア14の滑りシュー
7に対するロックが、スロット付プレート11のスロッ
ト17のロック部17”によるロック動作に代えて、あ
るいは、加えて、直接的になされ得ることに注意が必要
である。直接的なロック動作のために、例えば、スプリ
ングにより付勢された爪を付加することができる。この
爪は、ロック状態においては、滑りシューの凹み内へと
突出する。ガイドレールは、キャリア14の前方変位時
において滑りシュー7が前位置に到達したときに、爪を
凹みから取り外すための傾斜部を設けることができる。
キャリア14がさらに前方に変位したときには、爪は、
移動することができ、滑りシュー7から解除される。そ
して、ピン16とともに、スロット付プレート11のス
ロット17内を移動する。逆の動作時には、スプリング
により付勢されていることにより、爪は、凹み内に確実
に押し込まれる。その後、キャリア14、スロット付プ
レート11、および、滑りシュー7は、一体的に、後方
側にスライド移動することができる。また、このような
ロック動作は、他の実施形態においても有効である。
【0022】図7〜図12は、図2〜図6の変位機構1
0の変形を示すものである。この場合、スロット付プレ
ート11は、フランジ付プレート21に置き換えられて
いる。フランジ付プレート21は、カバープレート6の
下面に取り付けられるものであって、同様に、連結部材
を介して滑りシュー7とともに4バー機構を形成してい
る。この場合、連結部材は、同様の後方側バー22と、
前方側揺動部材23とから構成されている。前方側揺動
部材23は、キャリア24を介して引き押しケーブル1
3と係合されている。この場合、キャリア24には、揺
動部材23に形成された横方向ピン26が係合する鉛直
方向スロット25が設けられている。揺動部材23は、
揺動部材23の一側面に配置された回転軸27を介して
滑りシュー7に対して、回転可能に連結されている。回
転軸27が位置する面とは反対側の揺動部材23の面に
は、凹所28が形成されている。凹所28は、揺動部材
23の前方側に開口しているものであって、開閉屋根が
開放状態にあるときには(図7および図10)、水平に
延在しており、凹所28の後部箇所に回転軸27が位置
している。固定ガイドレール28には、揺動部材23の
凹所28を向く側には、後述のようにして凹所28と協
働する揺動ロックカム29が形成されている。揺動部材
23の下面は、平坦形状とされており、揺動部材23の
部分30は、回転軸27を超えて前方側に延在してい
る。開閉屋根の開放位置においては、揺動部材23は、
固定ガイドレール8の底部31に沿って、平坦下面がス
ライドする。この場合、固定ガイドレール8の底部31
は、フランジとして機能する。カム29のところにおい
ては、フランジ底面31は、終端しており、凹み32が
形成されている。凹み32は、揺動部材23の部分30
を受容することができ、これにより、揺動部材23の揺
動運動を可能とする。
【0023】図7〜図12に示す変位機構10の動作に
ついて、以下、説明する。
【0024】図7および図10に示す開放状態において
は、開閉屋根は、開放状態にあり、この状態において
は、揺動部材23は、平坦下面がガイドレール8のフラ
ンジ底部31に当接することにより回転が阻止されてい
る。その結果、引き押しケーブル13が水平方向に変位
されたときには、キャリア24は、固定ユニットとして
フランジ付プレート21、バー22、揺動部材23、お
よび、滑りシュー7のアセンブリを一体的に動かし、開
閉屋根を所望の程度だけ開放または閉塞する。図7およ
び図10においては、開閉屋根は、閉塞位置に近づいて
おり、揺動部材23の凹所28は、ガイドレール8のカ
ム29の近傍に移動している。
【0025】図8および図11においては、カム29
は、揺動部材23の凹所28内に位置しており、凹所2
8の後部壁に当接することにより、回転軸27におい
て、揺動部材のさらなる前方移動を阻止している。しか
しながら、揺動部材23のうちの回転軸27よりも前方
側に延在している部分30がガイドレール8の凹み32
上に到達すると、揺動部材23の揺動運動は、もはや妨
げられない。その結果、引き押しケーブル13がさらに
前方側に駆動されると、揺動部材23の横方向ピン26
には水平力がもたらされ、揺動部材23の揺動が引き起
こされるとともに、フランジ付プレート21およびカバ
ープレート6が、水平状態を維持したまま、平行四辺形
の変形により決定される前方移動および下方移動をする
ことになる。揺動部材23の前部30が凹み32内に受
容されることにより、かつ、凹所28が水平状態からガ
イドレール8のカム29回りに回転することにより、揺
動部材23は、回転軸27のところで水平変位がロック
される。よって、変位機構10の動作時において、ガイ
ドレール7は、回転軸27を介して、水平方向にロック
される。揺動部材23の揺動運動により、揺動部材23
の横方向ピンは、引き押しケーブル13のキャリア24
の鉛直方向スロット25に許容されて、上方に移動す
る。
【0026】図9および図12は、変位機構10の最終
状態を示している。この状態においては、揺動部材23
は、最大限揺動しており、係止部33に当接している。
変位機構10の運動の最終段階においては、カバープレ
ート6の変位は、揺動部材23およびバー22の水平方
向端部位置に基づいて、また、ほぼ鉛直方向である。こ
の水平位置は、また、閉塞状態における適正なロックを
保証する。これは、また、揺動部材23のうちのキャリ
ア24と係合している横方向ピン26が、回転軸27を
超えて前方側に移動していることにより補助される。図
8および図9においては、後方側バー22に横方向突出
部34を設け得ることが示されている。横方向突出部3
4は、バー22が下方に回転したときには、ガイドレー
ル8において下方に延在しているスロット35内に位置
するようになる。これにより、滑りシュー7に対する水
平方向に対する付加的なロックが提供される。
【0027】以上により、本発明が、単純化された構成
であるにも拘らず、非常に快適に動作し得る、また、信
頼性高く動作し得る、さらに、カバーに適正な張りおよ
びシール性をもたらし得る開閉屋根の制御機構を提供す
ることは明らかであろう。
【0028】本発明は、図面を参照した上記実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内において様々
に変形を行うことができる。例えば、変位機構は、開閉
屋根を閉塞するためのカバープレートの所望の水平(前
方)および下方移動を実現し得る限りにおいて、他の構
成に構成することができる。この移動時においては、滑
りシューは、完全に静止状態である必要はなく、制限さ
れた方法で移動可能であっても良い。本発明は、前部が
開放される開閉屋根に限定されるものではない。本発明
は、前部および後部の両方にカバープレートを有して、
前部および後部において開閉可能な開閉屋根に対しても
また有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の開閉屋根を含む車両屋根を概略的に
示す平面図である。
【図2】 図1におけるII−II線矢視断面を拡大して示
す断面図であって、開閉屋根の閉塞状態を示している。
【図3】 図2における変位機構の動作原理を示す図で
ある。
【図4】 図2における変位機構の動作原理を示す図で
ある。
【図5】 開閉屋根の変位機構をある方向から示す斜視
図である。
【図6】 開閉屋根の変位機構を他の方向から示す斜視
図である。
【図7】 第1実施形態における変位機構のある状態を
示す斜視図である。
【図8】 第1実施形態における変位機構の他の状態を
示す斜視図である。
【図9】 第1実施形態における変位機構のさらに他の
状態を示す斜視図である。
【図10】 図7に示すのと同じ状態における変位機構
の一部を示す側面図である。
【図11】 図8に示すのと同じ状態における変位機構
の一部を示す側面図である。
【図12】 図9に示すのと同じ状態における変位機構
の一部を示す側面図である。
【符号の説明】
1 固定屋根 2 開口 3 フレキシブルカバー 6 カバープレート 7 滑りシュー 8 ガイドレール 9 フレーム 10 変位機構 11 スロット付プレート 12 バー 13 引き押しケーブル 14 キャリア 16 横方向ピン 17 ガイドスロット 17” ロック部 18 ロック部材 19 フランジ 20 凹所 21 フランジ付プレート 22 バー 23 揺動部材 24 キャリア 25 スロット 26 ピン 27 回転軸 28 側方凹所 29 回転カム 30 部分 31 フランジ 32 凹み 34 横方向突出部 35 スロット 7、11、12 4バー機構 7、21、22、23 4バー機構

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定屋根(1)において開口(2)を有
    する車両用開閉屋根であって、 前記開口の周囲に取り付けられるフレーム(9)と、 前記開口を選択的に閉塞あるいは開放するフレキシブル
    カバー(3)と、 前記カバー(3)に取り付けられるとともに、前記フレ
    ームの長さ方向において前記開口の両側部に沿って延在
    するガイドレール(8)内において滑りシュー(7)を
    介して側端部を案内され、かつ、前記開閉屋根の前記カ
    バーを開放および閉塞するために開放位置と閉塞位置と
    の間を移動可能とされたカバープレート(6)と、 前記カバープレートが水平方向に下方に向けて導入され
    る閉塞位置に前記カバープレートを導入しかつ保持する
    ための導入保持手段とを具備してなり、 前記開閉屋根を開放および閉塞するために前記カバープ
    レート(6)をスライドさせる目的で前記カバープレー
    ト(6)に取り付けられた駆動手段(13、14)と、 前記カバープレート(6)と前記滑りシュー(7)との
    間に設けられるとともに、前記導入保持手段として機能
    し、かつ、閉塞の最終段階において、前記カバープレー
    ト(6)が前記滑りシュー(7)に対して水平方向に下
    方に向けて締め付けられるように前記駆動手段(13、
    14)により駆動される変位機構(10)とを具備する
    ことを特徴とする車両用開閉屋根。
  2. 【請求項2】 前部以外の前記滑りシューの任意箇所に
    おいて、前記滑りシュー(7)および前記変位機構(1
    0)を互いにロックするための第1ロック手段(18、
    19;30、31)と、 前記滑りシューを終端位置においてロックするための第
    2ロック手段(18、20;28、29、30、32)
    とを具備することを特徴とする請求項1記載の開閉屋
    根。
  3. 【請求項3】 前記第1ロック手段は、前記変位機構の
    鉛直方向の移動を阻止するために、前記変位機構(1
    0)のロック部材(18;30)に対して、前記滑りシ
    ュー(7)の変位位置において係合するよう前記ガイド
    レール(8)に設けられたフランジ(19;31)を備
    え、 該フランジは、その前端部において、前記変位機構(1
    0)を解除するための凹所(20)または凹み(32)
    により終端し、 これら凹所(20)または凹み(32)は、また、前記
    第2ロック手段の一部として機能し、 好ましくは、これら凹所(20)または凹み(32)に
    対して、前記変位機構の前記ロック部材(18;30)
    が移動時に係合することを特徴とする請求項2記載の開
    閉屋根。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段(13、14)および前記
    変位機構(10)は、前記駆動手段(13、14;1
    3、24)に対する前記変位機構(10)の鉛直方向移
    動を許容し得るよう、ピン−スロット結合(16、1
    7;34、35)を介して係合されており、 前記駆動手段(13、14;13、24)は、引き押し
    ケーブル(13)のキャリア(14;24)のような可
    動部材を、それぞれガイドレール(8)内に備えている
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の開閉屋
    根。
  5. 【請求項5】 前記変位機構(10)には、該変位機構
    (10)の移動時において前記カバープレート(6)が
    水平状態を維持するように、変形可能な平行四辺形とし
    て形成された4バー機構(7、11、12;7、21、
    22、23)が設けられていることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の開閉屋根。
  6. 【請求項6】 前記変位機構(10)は、前記カバープ
    レート(6)の閉塞移動の最終段階ができるだけ鉛直方
    向を向くように構成されていることを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかに記載の開閉屋根。
  7. 【請求項7】 前記変位機構(10)は、スロット付プ
    レート(11)を備えており、 該スロット付プレート(11)は、複数の平行バー(1
    2)を介して前記滑りシュー(7)に対して連結されて
    いるとともに、前記駆動手段(13、14)の横方向ピ
    ン(16)が係合する鉛直方向に傾斜したガイドスロッ
    ト(17)を有していることを特徴とする請求項5また
    は6記載の開閉屋根。
  8. 【請求項8】 前記スロット付プレート(11)には、
    横方向ピンが形成されており、 該横方向ピンは、前記第1および第2のロック手段を形
    成するよう、ロック部材(18)として機能するととも
    に、前記ガイドレール(8)のフランジ(19)および
    凹所(20)と協働し、 前記ガイドスロット(17)には、前記変位機構(1
    0)がロックされているときには横方向ピン(16)が
    配置される、実質的には鉛直方向のロック部(17”)
    が後部に設けられていることを特徴とする請求項7記載
    の開閉屋根。
  9. 【請求項9】 前記変位機構(10)には、前記4バー
    機構(7、21、22、23)のバーをなす揺動部材
    (23)が設けられ、 該揺動部材(23)に対して、前記駆動手段(13、2
    4)が、前記揺動部材(23)に形成されたピン(2
    6)、および、前記駆動手段(13、24)に形成され
    かつ実質的に鉛直方向を向くスロット(25)を介して
    係合することを特徴とする請求項5または6記載の開閉
    屋根。
  10. 【請求項10】 前記揺動部材(23)および前記滑り
    シュー(7)は、回転軸(27)を介して連結され、 前記揺動部材(23)には、前記回転軸(27)よりも
    前方側に延在する部分(30)があり、 この部分(30)が、前記揺動部材(23)をロックす
    るために、前記第1のロック手段のフランジ(31)と
    して機能する、前記ガイドレール(8)の底部と係合
    し、 この場合、前記底部フランジ(31)の前部には、前記
    揺動部材の揺動運動を可能とするよう、前記揺動部材
    (23)の前記部分(30)を受容可能な凹み(32)
    が形成されており、 前記ガイドレールには、また、回転カム(29)が形成
    されており、 前記揺動部材(23)には、側方凹所(28)が形成さ
    れており、 該凹所(28)は、前記回転カム(29)と前記回転軸
    (27)とが互いに位置を合わせた状態で、前記回転カ
    ム(29)と係合し得るよう構成されており、 前記回転カム(29)は、また、第2のロック手段とし
    て機能することを特徴とする請求項9記載の開閉屋根。
JP8282626A 1995-10-25 1996-10-24 車両用開閉屋根 Withdrawn JPH09193666A (ja)

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