JP3989253B2 - 車両用スライド扉のアーム装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車等の車両に装備される車両用スライド扉のアーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車体の側部に形成された開口部を開閉するために、スライド扉装置が使用されている。従来のスライド扉装置の一例は、車体の上部と、下部と、上下方向中間部に、それぞれ車体の前後方向に延びるレール部材を設けるとともに、これらレール部材に沿って前後方向に移動するスライダー部材を扉部材に設け、各レール部材に沿って扉部材が開扉位置と閉扉位置とにわたって移動するように構成されている。
【0003】
このようなスライド扉装置において、乗員の乗降を容易にしたり、車椅子等を車内に搬入あるいは搬出したりすることを容易にするために、扉部材を全開にしたときの開口幅をなるべく広くとることが望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記扉部材は、レール部材に沿って車体の前後方向に移動するため、扉部材のスライド移動量は、各レール部材のうち最も短いレール部材の長さに影響される。そして車体の種類によっては、例えば車体下部のレール部材(ロアレール)を長くとることに制約があり、扉部材の全開位置が制約されることにより、全開時の開口幅を充分広くとることができない場合がある。
【0005】
従ってこの発明の目的は、扉部材のスライド移動量を大きくとることができ、全開時の開口幅を広げることが可能な車両用スライド扉のアーム装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のアーム装置は、請求項1に記載したように、車体の開口部を開閉可能な扉部材を上記車体の前後方向にスライド移動可能に支持するアーム装置であって、上記車体に配設されるレール部材に沿って上記車体の前後方向にスライド移動自在に設けられるスライダー部材と、上記スライダー部材を支持する第1ベース部材と、上記扉部材に配設され上記扉部材とともに上記車体の前後方向に移動する第2ベース部材と、一端が上記第1ベース部材に回動自在に連結され、他端が上記第2ベース部材に回動自在に連結されたスイング部材を有し、上記第2ベース部材を上記第1ベース部材に対して閉扉側の第1の位置と開扉側の第2の位置とにわたって振出し可能に支持するリンク機構とを具備し、上記リンク機構は、上記扉部材がほぼ全開となる全開手前位置まで上記スライダー部材が移動したときに上記スイング部材が回動することにより上記第2ベース部材が上記第1の位置から上記第2の位置に向かって移動することを許容し、かつ、上記スライダー部材が上記全開手前位置以外にあるときに上記第2ベース部材を上記第1の位置に保持するロック機構を備え、上記ロック機構は、上記第1ベース部材に回動可能に設けられ、上記扉部材が上記全開手前位置に移動した状態において車体側のストライカと噛合することにより回動する第1ラッチ部材と、上記第1ベース部材に回動可能に設けられ、上記第1ラッチ部材と摺接可能でかつ上記第2ベース部材に設けられているロックピンと噛合したとき上記第2ベース部材を上記第1の位置に保持する第2ラッチ部材とを有し、上記第2ラッチ部材は、上記第1ラッチ部材が上記ストライカと噛合していない状態において上記ロックピンと噛合する位置に保持され、上記第1ラッチ部材が上記ストライカと噛合した状態において上記ロックピンとの噛合が解除される方向に回動することを特徴とする。
【0007】
本発明において、扉部材がほぼ全開となる全開手前位置までスライダー部材が移動したとき、スライダー部材が停止するとともに、上記スイング部材が第1の位置から第2の位置に振出すことにより、扉部材をさらに開扉方向に移動させることができる。
【0008】
本発明の好ましい形態では、上記リンク機構がロック機構を備えている。このロック機構は、上記スライダー部材が全開手前位置まで移動した状態において、上記第2ベース部材が上記第1の位置から上記第2の位置に向かって移動することを許容し、上記スライダー部材が全開手前位置以外にあるときには、上記第2ベース部材を上記第1の位置に保持する機能を有している。
【0009】
上記ロック機構は、例えば、上記第1ベース部材に回動可能に設けられた第1ラッチ部材および第2ラッチ部材と、これらラッチ部材に掛け渡された弾性部材とを備えている。第1ラッチ部材は、扉部材が全開手前位置に移動した状態において車体側のストライカと噛合することにより回動する。第2ラッチ部材は、上記第1ラッチ部材と摺接する位置にあり、ロックピンと噛合することにより、第2ベース部材を上記第1の位置に保持する機能を有している。上記弾性部材は、上記第1ラッチ部材とストライカとの噛合が解除される方向に上記第1ラッチ部材を付勢し、かつ、上記第2ラッチ部材と上記ロックピンとの噛合が解除される方向に上記第2ラッチ部材を付勢する機能を有している。
【0010】
この発明の好ましい形態では、扉部材に取付けるガイド部材と、上記第1ベース部材に取付けるアーム部材とを有している。ガイド部材は、上記スイング部材が回動する際の軌跡とほぼ対称形状をなすガイド溝を有している。上記アーム部材の他端は上記ガイド溝内に配設され、上記第2ベース部材が上記第1の位置と第2の位置との間を移動する際の振出し動作に伴なって上記ガイド部材を前後方向に案内する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態について、図1から図6を参照して説明する。
図1に示す車両用スライド扉装置10は、車体11の側面の開口部12を開閉可能な扉部材13と、この扉部材13を車体11の前後方向にスライド移動可能に支持するスライドレール機構14を備えている。
【0012】
スライドレール機構14は、車体11の上部に配設されたアッパレール部材20と、アッパレール部材20に沿って車体11の前後方向にスライド移動する上部側のスライダー部材21と、車体11の上下方向中間部に配設されたセンタレール部材22と、センタレール部材22に沿って車体11の前後方向にスライド移動するスライダー部材23と、車体11の下部に配設されたロアレール部材24と、ロアレール部材24に沿って車体11の前後方向にスライド移動する下部側のスライダー部材25を備えたアーム装置26などを含んでいる。
【0013】
本実施形態の場合、スライダー部材21,23,25はいずれも扉部材13に設けられているが、センタレール部材22を扉部材13に配設し、スライダー部材23を車体11に設けてもよい。ロアレール部材24の有効長さは、アッパレール部材20とセンタレール部材22よりも短い。
【0014】
本発明に関わるアーム装置26は、以下に述べるように構成されている。
図2と図3に示すようにアーム装置26は、スライダー部材25と、スライダー部材25を支持する第1ベース部材30と、リンク機構31と、扉部材13に固定される第2ベース部材32と、ガイド部材33などを備えている。
【0015】
スライダー部材25は、アーム装置26に加わる上下方向の荷重を支えるためのローラ35(図3に示す)と、水平方向の荷重を支えるためのローラ36と、これらローラ35,36を回転自在に支持する支持体37などを含んでいる。
【0016】
支持体37は、上下方向に延びる枢軸38によって第1ベース部材30に回動可能に取付けられている。このスライダー部材25は、レール部材24の湾曲部24a等を移動する際に、枢軸38を中心に図2中の矢印R1方向に回動することができる。
【0017】
第2ベース部材32とガイド部材33は、連結部材40を介して互いに固定された状態で、扉部材13に取付けられている。このため第2ベース部材32とガイド部材33は、扉部材13と一体に車体11の前後方向に移動することができる。第2ベース部材32の端部に上下方向に延びるロックピン41が設けられている。
【0018】
リンク機構31は、リンクの形態をとるスイング部材50と、アーム部材51と、第1ラッチ部材52と、第2ラッチ部材53と、弾性部材54などを含んでいる。スイング部材50の一端55は、上下方向に延びる第1の軸56によって第1ベース部材30に回動自在に連結されている。スイング部材50の他端57は、上下方向に延びる第2の軸58によって、第2ベース部材32に回動自在に連結されている。
【0019】
このため第2ベース部材32は、第1ベース部材30に対し、閉扉側の第1の位置(図2に示す位置)と、開扉側の第2の位置(図6に示す位置)とにわたって、水平面内を前後方向に移動することができる。第2ベース部材32は、上記第1の位置と第2の位置との間を移動する途中で、車体11の幅方向(図2に矢印A1で示す方向)に突き出しながら、円弧状の軌跡(図2に矢印R2で示す軌跡)を描く。このような動きを、本明細書では第2ベース部材32の“振出し動作”と称している。
【0020】
リンク機構31はロック機構60を備えている。ロック機構60は、前記ロックピン41と、第1ラッチ部材52と、第2ラッチ部材53と、弾性部材54などによって構成されている。
【0021】
このロック機構60は、、扉部材13がほぼ全開となる全開手前位置(図4と図5に示す位置)までスライダー部材25が移動したとき、後述するように、スイング部材50が第1の軸56を中心に、図2に矢印R2で示す方向に回動することにより、第2ベース部材32が上記第1の位置から上記第2の位置に向かって移動することを許容する。
【0022】
しかもこのロック機構60は、スライダー部材25が上記全開手前位置以外にあるときには、後述するように、第2ベース部材32を上記第1の位置に保持するようになっている。
【0023】
第1ラッチ部材52の外周部に第1の円弧状凹部61と、ストライカ用凹部62が形成されている。ストライカ用凹部62は、スライダー部材25が図4に示す全開手前位置まで移動したときに、ストライカ63と噛合う位置に形成されている。ストライカ63は車体11の下部に固定されている。
【0024】
上記第1ラッチ部材52は、軸65によって第1ベース部材30に回動可能に取付けられている。スライダー部材25が上記全開手前位置まで移動したとき、ストライカ用凹部62がストライカ63と噛合することにより、第1ラッチ部材52が図4に矢印R3で示す方向に回動するようになっている。この円弧状凹部61は、第2ラッチ部材53の外周部の回動軌跡に沿う円弧形状となっている。
【0025】
第2ラッチ部材53の外周部に第2の円弧状凹部70と、ロックピン41が噛合可能なロック用凹部71が形成されている。第2ラッチ部材53は、軸72によって第1ベース部材30に回動可能に取付けられている。
【0026】
第2ラッチ部材53は、その外周部が第1ラッチ部材52の外周部と摺接できるように設けられており、図2に示すようにロック用凹部71がロックピン41と噛合した状態において、第1ラッチ部材52が円弧状凹部70に嵌合することにより、第2ラッチ部材53の回転が拘束されるとともに、第2ベース部材32が上記第1の位置に保持されるようになっている。第2の円弧状凹部70は、第1ラッチ部材52の外周部の回動軌跡に沿う円弧形状となっている。
【0027】
弾性部材54は、第1ラッチ部材52と第2ラッチ部材53との間に張力を与えた状態で掛け渡されている。図4に示されるように第2ラッチ部材53がロックピン41と噛合しているとき、弾性部材54が引き伸ばされることによって、第1ラッチ部材52とストライカ63との噛合が解除される方向に第1ラッチ部材52が付勢される。またこの弾性部材54は、図4に示す全開手間位置において、第2ラッチ部材53とロックピン41との噛合を解除する方向に第2ラッチ部材53を付勢する。
【0028】
扉部材13に取付けられたガイド部材33は、スイング部材50が第1の軸56を中心に回動する際の第2の軸58の軌跡(図2に矢印R2で示す)とほぼ対称形状をなす円弧形のガイド溝75を有している。
【0029】
アーム部材51の一端80は、ボルト81とアンカー部材82などによって、第1ベース部材30に固定されている。アーム部材51の他端83にローラ84が設けられている。このローラ84は、ガイド溝75内に配設され、第2ベース部材32が上記第1の位置と第2の位置との間を移動する際に、ガイド部材33の振出し動作を案内するようになっている。
【0030】
次に上記構成のアーム装置26の機能について説明する。
扉部材13を閉扉位置から開扉位置に向かって移動させるとき、扉部材13が図4に示す全開手間位置に至るまでは、図2に示すように第2ベース部材32が第1の位置にあり、ロックピン41が第2ラッチ部材53のロック用凹部71に噛合っている。また、第1ラッチ部材52の外周部が第2ラッチ部材53の円弧状凹部70に嵌合している。このため、扉部材13を開扉方向に操作する際に、第2ベース部材32が第2の位置に移動してしまうことを防止できる。
【0031】
このように扉部材13が閉扉位置と全開手前位置との間を移動する際には、スイング部材50とアーム部材51とがV状をなすことによって、第2ベース部材32が3点で支持される。このため、第2ベース部材32の姿勢が安定し、扉部材13の姿勢も安定する。
【0032】
スライダー部材25が図4に示す全開手前位置まで移動し、スライダー部材25がレール部材24の端24bに達すると、第1ラッチ部材52のストライカ用凹部62にストライカ63が噛合うことにより、第1ラッチ部材52が矢印R3で示す方向に回転する。このとき弾性部材54が引き伸ばされるとともに、第1ラッチ部材52の円弧状凹部61が第2ラッチ部材53の方向を向くため、弾性部材54の弾性力により、第2ラッチ部材53が円弧状凹部61に沿って反時計回りに回転する。
【0033】
これにより、図5に示すように、ロックピン41と第2ラッチ部材53との噛合が解除され、第2ベース部材32が閉扉側の第1の位置から開扉側の第2の位置に向かって移動できる体勢になる。
【0034】
図5に示される状態から扉部材13を全開方向にさらに移動させると、スイング部材50が第2の軸58を中心に回動しつつ、第2ベース部材32が図6に示す第2の位置に向かって移動する。
【0035】
第2ベース部材32が第1の位置から第2の位置に移動するとき、第2ベース部材32は第1の軸56を中心に、円弧(図2にR2で示す軌跡)を描きつつ、全開位置まで移動する。アーム部材51は移動しないため、第2ベース部材32の上記振込み動作に伴ない、アーム部材51のローラ84がガイド溝75に沿って移動することにより、ガイド部材33の開扉方向への移動が案内される。
【0036】
このように、スライダー部材25がレール部材24の開扉側の端24bまで移動したのちに、リンク機構31によって第2ベース部材32が第1の位置から第2位置に移動できるため、扉部材13のスライド移動量を大きくとることが可能となり、全開時の開口幅を広くとることができる。
【0037】
扉部材13を閉じるときには、アーム装置26は上記とは逆方向に作動する。すなわち、扉部材13を全開位置から閉扉方向に移動させると、第2ベース部材32が図6に示す全開位置から図5に示す全開手間位置に戻る。このとき、ロックピン41が第2ラッチ部材53のロック用凹部71に噛合うとともに、第2ラッチ部材53が時計回りに回転することにより、第2ベース部材32が図4に示す第1の位置に戻る。このため、弾性部材54の弾性力によって第1ラッチ部材52が円弧状凹部70に沿って時計回りに回転し、第1ラッチ部材52とストライカ63とが噛合うことになる。
【0038】
扉部材13が全閉位置まで移動すると、扉部材13に設けられている周知のドアロック機構(図示せず)が車体11側のストライカ(図示せず)に噛合うことによって、扉部材13が全閉位置に保持される。
【0039】
【発明の効果】
請求項1に記載した発明によれば、スライダー部材がレール部材に沿って開扉側のストローク終端位置までいっぱいに移動したのち、第2ベース部材がさらに全開位置まで移動できるため、扉部材のスライド移動量を長くとることができ、全開時の車体の開口幅を広くとることができる。
【0040】
またこの発明によれば、ロック機構を設けたことにより、扉部材を全開にする操作を行ったときのみスライド移動量を全開位置まで増大させることができ、操作者の意図しないスライド移動量の増大を防ぐことができる。
【0041】
請求項2に記載した発明によれば機械式の簡便なロック機構を提供できる。
請求項3に記載した発明によれば、扉部材に設ける第2ベース部材とガイド部材を、スイング部材とアーム部材とで支持することになるので、扉部材がスライド移動する際に扉部材の姿勢をより安定なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すアーム装置を備えた車両用スライド扉装置の分解斜視図。
【図2】 図1に示されたアーム装置の平面図。
【図3】 図1に示されたアーム装置を車体後方から見た背面図。
【図4】 図2に示されたアーム装置の第1ラッチ部材がストライカと噛合した状態を示す平面図。
【図5】 図2に示されたアーム装置の第2ラッチ部材が回動した状態を示す平面図。
【図6】 図2に示されたアーム装置の第2ベース部材が第2の位置に移動した状態を示す平面図。
【符号の説明】
11…車体
12…開口部
13…扉部材
24…レール部材
25…スライダー部材
26…アーム装置
30…第1ベース部材
31…リンク機構
32…第2ベース部材
33…ガイド部材
41…ロックピン
50…スイング部材
51…アーム部材
52…第1ラッチ部材
53…第2ラッチ部材
54…弾性部材
60…ロック機構
63…ストライカ

Claims (3)

  1. 車体の開口部を開閉可能な扉部材を上記車体の前後方向にスライド移動可能に支持するアーム装置であって、
    上記車体に配設されるレール部材に沿って上記車体の前後方向にスライド移動自在に設けられるスライダー部材と、
    上記スライダー部材を支持する第1ベース部材と、
    上記扉部材に配設され上記扉部材とともに上記車体の前後方向に移動する第2ベース部材と、
    一端が上記第1ベース部材に回動自在に連結され、他端が上記第2ベース部材に回動自在に連結されたスイング部材を有し、上記第2ベース部材を上記第1ベース部材に対して閉扉側の第1の位置と開扉側の第2の位置とにわたって振出し可能に支持するリンク機構と、
    を具備し、
    上記リンク機構は、
    上記扉部材がほぼ全開となる全開手前位置まで上記スライダー部材が移動したときに上記スイング部材が回動することにより上記第2ベース部材が上記第1の位置から上記第2の位置に向かって移動することを許容し、かつ、上記スライダー部材が上記全開手前位置以外にあるときに上記第2ベース部材を上記第1の位置に保持するロック機構を備え、
    上記ロック機構は、
    上記第1ベース部材に回動可能に設けられ、上記扉部材が上記全開手前位置に移動した状態において車体側のストライカと噛合することにより回動する第1ラッチ部材と、
    上記第1ベース部材に回動可能に設けられ、上記第1ラッチ部材と摺接可能でかつ上記第2ベース部材に設けられているロックピンと噛合したとき上記第2ベース部材を上記第1の位置に保持する第2ラッチ部材とを有し、
    上記第2ラッチ部材は、上記第1ラッチ部材が上記ストライカと噛合していない状態において上記ロックピンと噛合する位置に保持され、上記第1ラッチ部材が上記ストライカと噛合した状態において上記ロックピンとの噛合が解除される方向に回動することを特徴とする車両用スライド扉のアーム装置。
  2. 上記第1ラッチ部材と上記第2ラッチ部材との間に掛け渡され、上記第1ラッチ部材と上記ストライカとの噛合が解除される方向に上記第1ラッチ部材を付勢し、かつ、上記第2ラッチ部材と上記ロックピンとの噛合が解除される方向に上記第2ラッチ部材を付勢する弾性部材を具備したことを特徴とする請求項1記載の車両用スライド扉のアーム装置。
  3. 上記扉部材に取付けられ、上記スイング部材が回動する際の軌跡とほぼ対称形状をなすガイド溝を有するガイド部材と、
    一端が上記第1ベース部材に固定されかつ他端が上記ガイド溝内に配設され、上記第2ベース部材が上記第1の位置と第2の位置との間を移動する際の振出し動作に伴なって上記ガイド部材を前後方向に案内するアーム部材と、
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の車両用スライド扉のアーム装置。
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