JPH0439775Y2 - - Google Patents

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JPH0439775Y2
JPH0439775Y2 JP6285687U JP6285687U JPH0439775Y2 JP H0439775 Y2 JPH0439775 Y2 JP H0439775Y2 JP 6285687 U JP6285687 U JP 6285687U JP 6285687 U JP6285687 U JP 6285687U JP H0439775 Y2 JPH0439775 Y2 JP H0439775Y2
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rotation
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stopper
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  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車体に基端部を枢着した回動アームの
先端部に可動ブラケツトを枢支し、この可動ブラ
ケツトにドア本体側のレールを介してドア本体を
スライド可能に案内支持せしめる自動車のスライ
ドドアに関するものである。
(従来の技術) この種スライドドアでは、第6図に示すよう
に、回動アーム2がP方向に回動する間、ドア本
体8がスライド方向Qにぐら付かないようにスラ
イドロツクを行い、ドア本体8がQ方向にスライ
ドする間、回動アーム2が回動方向Pにぐら付か
ないように回動ロツクを行う必要がある。
このようなスライドロツク機構と回動ロツク機
構とを備えたスライドドアが、実開昭60−146160
号公報に開示されている。
この従来例は、第8図に示すように、スライド
ロツクと回動ロツクとの切換えを択一して行うロ
ツク部を、リターンレバーaとロツクレバーbと
の2部材で構成している。
リターンレバーaは、回動アームcの先端部に
枢支された可動ブラケツトdに、水平軸まわりに
回動するように枢着されている。このリターンレ
バーaは、前記可動ブラケツトdにより案内支持
されるレールeに固定したストツパプレートf
に、係脱可能に係合してドア本体のスライドをロ
ツクするスライドストツパとしての作用を営む。
ロツクレバーbは、前記可動ブラケツトdに鉛
直軸まわりに回動するように枢着されている。こ
のロツクレバーbは、回動アームcの先端部に固
定したカム形ロツクプレートgに係脱可能に係合
して回動アームcの回動をロツクする回動ストツ
パとしての作用を営む。
これらリターンレバーa及びロツクレバーbは
各端部h,iにおいて相係合し、ロツクレバーb
が回動ロツクの解除を行うと、リターンレバーa
がスライドロツクを行い、ロツクレバーbが回動
ロツクを行うと、リターンレバーaがスライドロ
ツクの解除を行うように構成している。
(考案が解決しようとする問題点) しかし上記実施例では、スライドロツクと回動
ロツクとを択一して行うロツク部を、リターンレ
バーaとロツクレバーbとの2部材から構成して
いるため、部品点数が多いという問題がある。
又両者を各端部h,iにおいて相係合させるよ
うにしているため、長期使用による摩耗などによ
つて両者間の係合状態にガタ付きが生じ易く、ス
ライドロツク、回動ロツクを円滑に行うことが困
難になるという問題もある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため、レールに
固定したストツパプレートに係脱可能に係合して
ドア本体のスライドをロツクするスライドストツ
パ部と、前記回動アームの先端部に固定したカム
形ロツクプレートに係脱可能に係合して回動アー
ムの回動をロツクする回動ストツパ部とを、水平
軸まわりに回動してスライドロツクと回動ロツク
とを択一して行うロツク部材に一体形成し、この
ロツク部材を前記水平軸を介して前記可動ブラケ
ツトに枢着したことを特徴とする。
(作用) 上記構成によれば、スライドストツパ部と回動
ストツパ部とをロツク部材に一体形成し、このロ
ツク部材を水平軸で可動ブラケツトに枢着してい
るので、スライドロツクと回動ロツクとを択一し
て行うロツク部を単一部材で構成することができ
る。
すなわち、スライドロツク時は、スライドスト
ツパ部がレールのストツパプレートに係合してド
ア本体のスライドをロツクし、このとき回動スト
ツパ部が回動アームのカム形ロツクプレートの係
合部から離脱して回動アームの回動ロツクを解除
することができる。
回動ロツク時は、回動ストツパ部が前記カム形
ロツクプレートに係合して回動アームの回動をロ
ツクし、このときスライドストツパ部が前記スト
ツパプレートの係合部から離脱してドア本体のス
ライドロツクを解除すると共に、。
このように、単一のロツク部材によりスライド
ロツクと回動ロツクとを択一して行うことができ
るので、従来例に比較してロツク部の部品点数を
半減することができる。
又従来例のように2つのロツク部材を互いに係
合させるような事態を回避することができるの
で、スライドロツク、回動ロツクを、長期間にわ
たつて円滑に行うことができる。
(実施例) 本考案の実施例を、第1図ないし第7図に基き
説明する。
第1図において、1は車体側に取付けられる固
定ブラケツトである。この固定ブラケツト1に、
前後1対の回動アーム2,2をその基端部3にお
いてピン4で枢着している。これら回動アーム
2,2は、第6図に示すように、ドア開口内に格
納される位置と車体の側方に突出する位置との間
で回動する。
回動アーム2,2の先端部5,5に、可動ブラ
ケツト6をピン7で枢着している。これら固定ブ
ラケツト1、回動アーム2,2及び可動ブラケツ
ト6は、平行リンク機構を構成する。
可動ブラケツト6の外面隅角部4箇所に、ドア
本体8に取付けられたレール9を車体の前後方向
に案内支持するガイドローラ10を配設してい
る。
上記構成によりドア本体8を、回動方向P及び
スライド方向Qに開閉動させることができる。
可動ブラケツト6は、略横T字状のロツク部材
11を水平ピン(水平軸)12で枢着すると共
に、レール9にはストツパプレート13を固定
し、且つ前側の回動アーム2の先端部5には、カ
ム形ロツクプレート14を固定している。
ロツク部材11は、前記ストツパプレート13
と係脱可能に係合してドア本体8のスライドをロ
ツクするスライドストツパ部15と、前記カム形
ロツクプレート14と係脱可能に係合して回動ア
ーム2の回動をロツクする回動ストツパ部16
と、回動ロツクからスライドロツクに切換わる際
にストツパプレート13の矢印R方向の押動を受
ける突出片17とを一体に備えている。又ロツク
部材11と可動ブラケツト6との間に引張りバネ
18を介装し、ロツク部材11を回動ロツク方向
(矢印K方向)に常時付勢している。
ストツパプレート13は、前記突出片17を押
動する押動片19と、前記スライドストツパ部1
5に係入されてスライドロツクを行う係止凹部2
0と、開放時のドア本体8のスライドを、前記可
動ブラケツト6に当接して定位置で停止させるス
トツパ片21とを備えている。このストツパプレ
ート13は、ビス22でレール9に固定されてい
る。尚、レール9の前端部には、閉止時のドア本
体8のスライドを、可動ブラケツト6に当接して
定位置で停止させるストツパ片23をビス24で
取付けている。
カム形ロツクプレート14は、前記回動ストツ
パ部16に係合してロツク部材11をスライドロ
ツク状態に拘束する規制部25と、スライドロツ
クを解除すると共に回動ストツパ16と係合して
回動ロツクを行う係止凹部26とを備えている。
このカム形ロツクプレート14は、ボルト27で
回動アーム2の先端部5に取付けられ、前記ピン
7に貫通されて回動アーム2と確実に一体回動す
るように固定されている。
以上のように構成した自動車のスライドドアの
作用を、第2図ないし第5図に基き説明する。
ドア本体8を開放するとき、第2図に示すよう
に、先ず回動アーム2が回動してドア本体8を車
体の側方に案内する。このとき、第3図に示すよ
うに、カムプレート14の規制部25が回動スト
ツパ部16に係合し、ロツク部材11を引張りバ
ネ18の付勢力に抗してスライドロツク状態に拘
束している。ロツク部材11のスライドストツパ
部15は、ストツパプレート13の係合凹部20
に係入し、スライドロツクを行つている。
これにより、回動アーム2が回動する間、ドア
本体8がスライ方向Qにぐら付くのを防止するこ
とができる。
回動アーム2の回動が、図示しないストツパに
より所定位置で停止され、ドア本体8の開放動が
P方向からQ方向に切換るとき、カムプレート1
4は、規制部25に当接してスライドロツク状態
に拘束されていたロツク部材11の回動ストツパ
部16を係止凹部26に案内する。
ロツク部材11はスライドロツクから回動ロツ
クに切換られ、スライドストツパ部15がストツ
パプレート13の係止凹部20から抜け出してス
ライドロツクを解除すると共に、回動アーム2の
回動をロツクする。このとき、引張りバネ18が
ロツク部材11を回動ロツク方向(矢印K方向)
に常時付勢しており、又ロツク部材11が偏心位
置で枢支されているので、自重による回動ロツク
方向への自己復帰力も利用することができる結
果、スライドロツクから回動ロツクへの切換えを
円滑、且つ確実に行うことができると共に、ロツ
ク部材11を回動ロツク状態に保持することがで
きる。
これにより、ドア本体8の開放動を、P方向か
らQ方向に切換えることができると共に、ドア本
体8が後方にスライドされる間、回動方向Pにぐ
ら付くのを防止することができる。
一方、ドア本体8を閉止する際は、先ずドア本
体8が前方にスライドされる。このときロツク部
材11は、回動ストツパ部16がカムプレート1
4の係合凹部26に圧接されて回動ロツク状態に
拘束され、回動アーム2の回動をロツクしている
ので、ドア本体8が回動方向Pにぐら付くのを防
止することができる。
ドア本体8の閉止動がQ方向からP方向に切換
わるとき、ストツパプレート13の押動片19
が、ロツク部材11の突出片17を矢印R方向に
押動し、引張りバネ18の付勢力に抗してロツク
部材11をスライドロツク方向(矢印S方向)に
回動させ、回動ロツクを解除することができる。
又スライドストツパ部15がストツパプレート
13の係合凹部20に係入し、ドア本体8のスラ
イドをロツクすることができる。カムプレート1
4の係合凹部26から外れた回動ストツパ部16
は、規制部25によりスライドロツク状態に拘束
される。尚、前記押動片19が前記突出片17を
押動する際、可動ブラケツト6がレール9のスト
ツパ片23に当接し、ドア本体8のスライドを定
位置で停止させるので、ロツク部材11に過負荷
がかかるのを防止することができる。
これにより、ドア本体8の閉止動をQ方向から
P方向に切換えることができ、しかも回動アーム
2に案内されるドア本体8がスライド方向Qにぐ
ら付くのを防止することができる。
以上のようにして、ドア本体8を閉止すること
ができる。
本考案は上記実施例に示す外、種々の態様に構
成することができる。例えば、ロツク部材、スト
ツパプレート、カムプレートなどの形状は上記実
施例に示すものに限定されない。上記実施例で
は、スライドストツパ部がストツパプレートの下
辺部に係合してスライドロツクを行つているが、
スライドストツパ部がストツパプレートの上辺部
に係合してスライドロツクを行う構成とすること
ができる。
(考案の効果) 本考案は上記構成、作用を有するので、従来例
に比較してロツク部の部品点数を半減することが
できると共に、スライドロツクと回動ロツクとが
長期にわたつて円滑に行われるようにできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の分解斜視図、第2図
はそのドア本体のスライドがロツクされている状
態を示す平面図、第3図はそのドア本体のスライ
ドがロツクされている状態を示す正面図、第4図
はその回動アームの回動がロツクされている状態
を示す平面図、第5図はその回動アームの回動が
ロツクされている状態を示す正面図、第6図はそ
のドア本体を案内する回動アームの回動及びドア
本体のスライドの方向を示す平面図、第7図はそ
のドア本体のスライドの方向を車体内方から見た
正面図、第8図は従来例の車体外方から見た斜視
図である。 2……回動アーム、3……基端部、5……先端
部、6……可動ブラケツト、8……ドア本体、9
……レール、11……ロツク部材、12……水平
軸、13……ストツパプレート、14……カム形
ロツクプレート、15……スライドストツパ部、
16……回動ストツパ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に基端部を枢着した回動アームの先端部に
    可動ブラケツトを枢支し、この可動ブラケツトに
    ドア本体側のレールを介してドア本体をスライド
    可能に案内支持せしめる自動車のスライドドアに
    おいて、前記レールに固定したストツパプレート
    に係脱可能に係合してドア本体のスライドをロツ
    クするスライドストツパ部と、前記回動アームの
    先端部に固定したカム形ロツクプレートに係脱可
    能に係合して回動アームの回動をロツクする回動
    ストツパ部とを、水平軸まわりに回動してスライ
    ドロツクと回動ロツクとを択一して行うロツク部
    材に一体形成し、このロツク部材を前記水平軸を
    介して前記可動ブラケツトに枢着したことを特徴
    とする自動車のスライドドア。
JP6285687U 1987-04-24 1987-04-24 Expired JPH0439775Y2 (ja)

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JP4206891B2 (ja) * 2003-10-10 2009-01-14 トヨタ自動車株式会社 ドア構造
JP5144218B2 (ja) * 2007-11-05 2013-02-13 三菱自動車工業株式会社 スイングスライドドアの開閉装置

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