JPH0452353B2 - - Google Patents

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JPH0452353B2
JPH0452353B2 JP23589584A JP23589584A JPH0452353B2 JP H0452353 B2 JPH0452353 B2 JP H0452353B2 JP 23589584 A JP23589584 A JP 23589584A JP 23589584 A JP23589584 A JP 23589584A JP H0452353 B2 JPH0452353 B2 JP H0452353B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latch
sleeve
glove box
striker
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP23589584A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61113977A (ja
Inventor
Yoshio Matsuno
Kazunori Yokogawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP59235895A priority Critical patent/JPS61113977A/ja
Publication of JPS61113977A publication Critical patent/JPS61113977A/ja
Publication of JPH0452353B2 publication Critical patent/JPH0452353B2/ja
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  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、グローブボツクスリツドを閉止する
ためのグローブボツクスロツク装置に関する。
従来の技術 従来のグローブボツクスロツクとしては、第3
〜5図に示したものが実用されている(米国特許
第2221095号参照)。すなわち、インストルメント
パネル1の側部には、一面開口状のグローブボツ
クス2が一体に形成されており、このグローブボ
ツクス2の上壁中央には、ストライカ3が固設さ
れている。又前記グローブボツクス2の開口下縁
部には、ヒンジ4,4を介してグローブボツクス
リツド5が取り付けられており、該リツド5の自
由端部中央には、ケーシング6が形成されてい
る。該ケーシング6には、開口7が設けられてお
り、該開口7には、軸8によつてラツチ9が回動
自在に枢支されている。該ラツチ9は、第4図に
示したロツク位置で前記ストライカ3に係合し、
第5図に示したアンロツク位置でストライカ3よ
り遊離する爪10を有し、該爪10と対向する部
位には、前記アンロツク位置でストライカ3に摺
接するガイド面11が形成されている。又前記軸
8には、リターンスプリング12が巻装されてお
り、ラツチ9はこのリターンスプリング12によ
つてアンロツク方向(矢示イ方向)に付勢されて
いる。一方前記ケーシング6内には、第1セツト
スプリング13と、第1セツトスプリング13に
弾接し摺動自在なスリーブ14とが嵌装されてい
る。該スリーブ14には、前記開口7より突出
し、ラツチ9の下端部に形成されたベース部15
に当接する隆起部16が形成されている。さらに
前記ケーシング6内には、第2セツトスプリング
17と、該第2スプリング17に弾接し、摺動自
在なシリンダ18とが順次嵌装されており、該シ
リンダ18には、前記スリーブ14と対向する面
に突起19が形成されている。
かかる構成において、前記リツド5を閉止した
際には、第4図に示したように、スリーブ14は
第1セツトスプリング13によつて付勢されて、
隆起部16をラツチ9のベース部15に当接させ
た位置で静止している。したがつて、ラツチ9は
リターンスプリング12に抗して回動した位置に
て爪10をストライカ3に係合させたロツク位置
となり、前記リツド5の閉止状態が維持される。
次にグローブボツクスリツド5を開く際には、第
5図に示したように第2セツトスプリング17に
抗してシリンダ18を押圧し、ケーシング6内部
方向に変位させる。これによつて前記突起19は
スリーブ14に圧接し、引き続き押圧されるシリ
ンダ18によつてスリーブ14は第1セツトスプ
リング13に抗して摺動する。そして該スリーブ
14がケーシング6の内部端壁6aに当接する
と、前記隆起部16はベース部15より隔間し、
ラツチ9は隆起部16による支承を失ない、リタ
ーンスプリング12によつてアンロツク方向(矢
示イ方向)に回動する。これによつて爪10はス
トライカ3より遊離するとともに、ガイド面11
がリターンスプリング12の復元力によりストラ
イカ3に摺接する。よつてラツチ9には前記リツ
ド5の開方向(第3,5図矢示ロ)と同方向の応
力(第5図矢示ハ)が生ずる。よつて該応力によ
つて前記リツド5の開放が開始され、その後リツ
ド5は自重により、下方に回動するのである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながらかかる従来の構造にあつては、第
4図に明示したように、前記ラツチ9のベース部
15とスリーブ14の隆起部16の両当接面は、
リツド開放時の操作性を重視するあまり、前記当
接面の摩擦抵抗を低くすべく、スリーブの摺動方
向に沿つて形成されている。このため例えば車両
前面衝突時の慣性により前向き荷重がスリーブ1
4若しくはシリンダ18に加わると、第5図に示
したシリンダ18を押圧したときと同様に、スリ
ーブ14がケーシング6の内部端壁6aに当接す
るまで摺動し、ラツチ9はスリーブ14の隆起部
16による支承を失つてアンロツク方向に回動す
るおそれがある。したがつてこの状態でさらに後
向きの二次衝撃がグローブボツクスリツド5に加
わると、該リツド5が不意に開き、グローブボツ
クス2内に収容されていた書類等が散乱してしま
うおそれがあつた。
本発明は、このような従来の点に鑑みてなされ
たものであり、スリーブとラツチの当接面に、ス
リーブ摺動時に所要の抗力が生ずるようにするこ
とによつて、慣性等に起因する不意なグローブボ
ツクスリツドが開くのを防止したグローブボツク
スロツク装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために本発明にあつて
は、グローブボツクスリツドに軸支され、所定の
ストライカに係合するロツク位置から前記ストラ
イカより遊離するアンロツク位置まで回動自在な
ラツチと、前記グローブボツクスリツドに形成さ
れたケーシング内に摺動自在に嵌装され、前記ラ
ツチに当接して該ラツチをロツク位置に支承する
スリーブと、該スリーブをラツチ当接位置に付勢
するスプリングに抗して反ラツチ当接方向に押圧
変位させて、前記ラツチのアンロツク方向への回
動を許容するシリンダとを有する構造において、
前記ラツチとスリーブの両接面に、スリーブ摺動
方向に対して前記ラツチにロツク方向へ回動する
力を与えるように、所要角度変位させた斜状の制
動面を夫々形成してある。
作 用 したがつて前記ラツチは、スリーブによつてロ
ツク位置に支承されて所定のストライカに係合
し、グローブボツクスリツドを閉止する。そし
て、この状態で車両が前面衝突すると、慣性によ
りスリーブやシリンダに前向き荷重が生ずる。し
かし前記ラツチとスリーブの両当接面には、スリ
ーブ摺動方向に対して前記ラツチにロツク方向へ
回動する力を与えるように、所要角度変位させた
斜状制動面が夫々形成してある。従つてスリーブ
はこの前向き荷重によつてラツチをロツク方向へ
回動しようとするが、ラツチはロツク方向へは殆
ど回動しないため、前記両当接面には大きな抗力
が生じ、スリーブの摺動を強く抑制する。よつて
スリーブは摺動することなく、ラツチを支承した
ロツク位置に定位し、不意にグローブボツクスリ
ツドが開くのを防止することができるのである。
実施例 以下本発明の一実施例について図面に従つて説
明する。すなわち第3図に示したように、グロー
ブボツクスリツド5は、ヒンジ4,4にて下縁部
をグローブボツクス2に枢支されている。このグ
ローブボツクスリツド5の自由端部中央には、第
1図に示したようにグローブボツクス2内部に突
出するケーシング6が設けられている。該ケーシ
ング6の上面には、開口7が設けられており、該
開口7には軸8によつてラツチ9が回動自在に枢
支されている。該ラツチ9には、爪10と該爪1
0に対向する部位に設けられたガイド面11とを
有する係合凹部20が設けられている。かかるラ
ツチ9は、前記爪10をグローブボツクス2に固
定されたストライカ3に係止させるロツク位置
(第1図)から、爪10がストライカ3より遊離
するとともに、ガイド面11がストライカ3に摺
接するアンロツク位置(第5図)まで回動自在と
なつている。又前記軸8には、リターンスプリン
グ12が巻装されており、前記ラツチ9は、この
リターンスプリング12によつてアンロツク方向
(矢示イ方向)に付勢されている。一方前記ケー
シング6内には、一端を該ケーシング6の内部端
壁6aに弾接する第1セツトスプリング13と、
該第1セツトスプリング13の他端に弾接するス
リーブ14とが嵌装されている。該スリーブ14
には、前記開口7より突出し、ラツチ9をロツク
位置に支承する隆起部16が設けられている。該
隆起部16には、第2図に示したようにスリーブ
14の摺動方向(鎖線l)に対して、ラツチ9に
ロツク方向へ回動する力を与えるように角度θ変
位し、即ちグローブボツクス2内部側端部へ向か
つて下方に傾斜した斜状の制動面21が形成され
ており、又この隆起部16が当接するラツチ9の
ベース部15にも同様の傾斜角度を有する制動面
22が形成されている。
さらに前記ケーシング6内には、順次第2セツ
トスプリング17と、該第2セツトスプリング1
7に弾接し、摺動自在なシリンダ18とが嵌装さ
れており、該シリンダ18のスリーブ14に対向
する面には突起19が形成されている。
以上の構成に係る本実施例において、前記リツ
ド5を閉止した状態では、第1図に示したよう
に、スリーブ14は第1セツトスプリング13に
よつて付勢されて、隆起部16の制動面21を前
記ベース部15の制動面22に当接させた位置で
静止している。したがつてラツチ9は、リターン
スプリング12に抗して回動し、爪10をストラ
イカ3に係合させたロツク位置に支承され、前記
リツド5の閉止状態が維持される。
そしてこのようにグローブボツクスリツド5が
閉止した状態で、車両の前面衝突によつて前記リ
ツド5に衝撃力Fが加わると、スリーブ14は、
その時の慣性により、第2図に示したように前向
き荷重F′を受ける。ここで、 θ:スリーブ14の摺動方向に対する制動面2
1,22の角度、 Q′:制動面21,22によつて生ずるスリーブ
14の摺動方向の抗力、 P:リターンスプリング12のばね力によつてス
リーブ14の可動仮想線に対して法線方向に動
く力、 P′:Pの反作用力(=P)、 R:両制動面21,22の摩擦力、 とすると、 Q′:P′cosθsinθ=Pcosθsinθ=P/2sinθ2θ…
… となり、この式から明らかなようにスリーブ1
4は、斜状の制動面21によつてP/2sin2θの抗力 を得ることができる。したがつてスリーブ14
は、前記抗力Q′に、両制動面21,22の摩擦
力Rを加えた制動力Q(Q=P/2sin2θ+R……) にて、前記前向き荷重F′に抵抗し、換言すれば前
記抗力Q′を斜状の制動面21,22の形成によ
つて増加させることができる。よつてスリーブ1
4は、前記前向き荷重F′を受けても容易に摺動す
ることなく、ラツチ9を支承したロツク状態を継
続し、不意なグローブボツクスリツド5の開蓋を
防止することができるのである。
なおグローブボツクスリツド5を開く際には、
P/2sin2θ+R以上の力でシリンダ18を押圧すれ ば、該シリンダ18が摺動して、スリーブ14に
圧接し、よつてスリーブ14は第1セツトスプリ
ング13に抗して摺動し、前述と同様に前記リツ
ド5を開くことができる。又前記抗力Q′は、リ
ターンスプリング12のばね力及び前記角度θを
適宜設定することにより、当該スリーブ14にと
つて過不足のない適切な値とすることが肝要であ
る。
発明の効果 以上説明したように本発明は、ラツチと該ラツ
チを所定のストライカに係合したロツク位置で支
承するスリーブとの両当接面に、スリーブの摺動
方向に対してラツチにロツク方向へ回動する力を
与えるように、所要角度変位させた斜状の制動面
を形成する構造とした。よつてスリーブは、ラツ
チとの摩擦抵抗に加えて、前記斜状の制動面を設
けたことによる抗力によつて大きな制動力を得る
ことができる。したがつて例えば前面衝突時の慣
性によりスリーブに前向き荷重が生じても、該ス
リーブは移動することなくロツク位置に定位し、
不意なグローブボツクスリツドの開蓋を確実に防
止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す第3図−
線に相当する断面図、第2図は、同実施例の作
用を示す説明図、第3図はグローブボツクスの外
観斜視図、第4図は、第3図−線に相当する
従来のグローブボツクスロツク装置を示す断面
図、第5図は従来のグローブボツクスロツク装置
の作用を示す断面図である。 3……ストライカ、5……グローブボツクスリ
ツド、6……ケーシング、8……軸、9……ラツ
チ、13……第1セツトスプリング、14……ス
リーブ、18……シリンダ、21,22……制動
面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 グローブボツクスリツドに軸支され、所定の
    ストライカに係合するロツク位置から、前記スト
    ライカより遊離するアンロツク位置まで回動自在
    なラツチと、前記グローブボツクスリツドに形成
    されたケーシング内に摺動自在に嵌装され、前記
    ラツチに当接して該ラツチをロツク位置に支承す
    るスリーブと、該スリーブを、ラツチ当接位置に
    付勢するスプリングに抗して摺動させ、前記ラツ
    チのアンロツク方向への回動を許容するシリンダ
    とを有する構造において、前記ラツチとスリーブ
    の両当接面に、スリーブ摺動方向に対して前記ラ
    ツチにロツク方向へ回動する力を与えるように、
    所要角度変位する斜状の制動面を夫々形成したこ
    とを特徴とするグローブボツクスロツク装置。
JP59235895A 1984-11-08 1984-11-08 グロ−ブボツクスロツク装置 Granted JPS61113977A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59235895A JPS61113977A (ja) 1984-11-08 1984-11-08 グロ−ブボツクスロツク装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59235895A JPS61113977A (ja) 1984-11-08 1984-11-08 グロ−ブボツクスロツク装置

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Publication Number Publication Date
JPS61113977A JPS61113977A (ja) 1986-05-31
JPH0452353B2 true JPH0452353B2 (ja) 1992-08-21

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ID=16992831

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JP59235895A Granted JPS61113977A (ja) 1984-11-08 1984-11-08 グロ−ブボツクスロツク装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH067993Y2 (ja) * 1986-10-21 1994-03-02 マツダ株式会社 車両のグロ−ブボツクス構造
JPH0547234Y2 (ja) * 1988-03-16 1993-12-13
JP4697002B2 (ja) * 2006-03-28 2011-06-08 豊田合成株式会社 車両用乗員保護装置
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JPS61113977A (ja) 1986-05-31

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