JPH0625579Y2 - シリンダ錠 - Google Patents

シリンダ錠

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JPH0625579Y2
JPH0625579Y2 JP12198087U JP12198087U JPH0625579Y2 JP H0625579 Y2 JPH0625579 Y2 JP H0625579Y2 JP 12198087 U JP12198087 U JP 12198087U JP 12198087 U JP12198087 U JP 12198087U JP H0625579 Y2 JPH0625579 Y2 JP H0625579Y2
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JP
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cylinder
cylinder lock
slider
inner cylinder
holding plate
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JP12198087U
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稔 河野
龍郎 山下
俊介 柴田
栄一郎 松下
Original Assignee
株式会社本田ロック
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のグローブボックス等のシリンダ錠に
関し、そのうち開閉装置とは連動しないタイプのシリン
ダ錠に関するものである。
(従来技術) グローブボックスの蓋体側に開閉装置と連動せず独立し
て取付けられるタイプのシリンダ錠は、従来、第6図に
示すようにシリンダ錠外筒に内装されたシリンダ錠内筒
15の後端面に偏心ボス13,14を突設し、さらにシリン
ダ錠外筒内の後端部にスライダ11,12を配置し、該スラ
イダ11,12の背面(キーとの対向面)に設けられた凹溝1
1a,12a内に前記偏心ボス13,14を係合させシリンダ錠内
筒15の回動によってこのスライダ11,12を上下動させる
ことにより、施錠,開錠が可能となるように構成されて
いた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、このような構造のシリンダ錠では、施錠位置に
シリンダ錠外筒からスライダを突出させた状態のままで
グローブボックスの蓋体を閉蓋すると、凹溝と偏心ボス
が緊密に係合しているため、スライダとボックス側のス
トライカが衝接しこの衝撃によりスライダが破損するお
それがあった。また、逆にシリンダ錠内筒に設けられた
偏心ボスと、スライダに設けられた凹溝とのガタつき
や、シリンダ錠内筒とシリンダ錠外筒のガタつきにより
施錠状態の際スライダがシリンダ錠外筒内にガタつきの
範囲で落ち込み、ストライカ16(第1図)との係合代
(スライダとストライカが当接している面積)が小さく
なることから、グローブボックスの施錠効果が十分に得
られないという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記のような問題点を解決することを目的と
し、その手段として、スライダの背面に突起を設け、開
錠位置で該突起と係合しスライダをシリンダ錠外筒内に
保持する保持板をシリンダ錠内筒の後端面円周上に設け
ると共に、前記スライダの背面に逃げ溝を設け、該逃げ
溝内に偏心ボスを係合させ、スライダをシリンダ錠外筒
から突出する方向に付勢するスプリングをスライダ前面
内に配置し、シリンダ錠内筒の施錠位置への回動により
突起と保持板の係合が解かれスライダがシリンダ錠外筒
外周面から突出するようにしたものである。したがっ
て、本考案において、施錠状態とは、第3図(a)に示す
ように、スライダがシリンダ錠外筒の外周から突出し、
ストライカ(第1図16)と係合しうる状態を意味し、
開錠状態とは、第3図(b)に示すように、スライダがシ
リンダ錠外周内に引き込まれて、ストライカからフリー
になっている状態を意味する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係るシリンダ錠の右側面断面図、第2
図は本考案に係るシリンダ錠の右側面図、第3図は本考
案に係るシリンダ錠のA−A断面図を示し、そのうち
(a)は施錠位置であり、(b)は開錠位置である。第4図は
第2図のB−B断面図を示し、そのうち(a)は施錠位置
であり、(b)は開錠位置である。第5図はスライダの斜
視図である。
第1図において1はシリンダ錠外筒、2はシリンダ錠内
筒、3,4はスライダを示す。シリンダ錠外筒1内には
シリンダ錠内筒2が内装され、該シリンダ錠内筒2内部
には、キー6を挿入するとシリンダ錠内筒2に設けられ
た摺動溝2a内に収納され、キー6を抜くと突出するよう
に構成されたタンブラ2bが組み込まれている。第1図,
第3図に示すように前記シリンダ錠内筒2の後端面2cに
は2個の偏心ボス2d,2eが突設され、またシリンダ錠外
筒1の後端部1aにはスプリング5により外向きに付勢さ
れたスライダ3,4が配置され、第1図,第3図に示す
ように該スライダ3,4の背面(キーと対向する面)に
設けられた逃げ溝3a,4a内に前記偏心ボス2d,2eを係合さ
せ、シリンダ錠内筒2の回動により偏心ボス2dがスライ
ダ3の逃げ溝3aの段差壁3a1を第3図−(a)で下方に引き
下げ、同時に偏心ボス2eがスライダ4の逃げ溝4aの段差
壁4a1を上方に押し上げスプリングの付勢力に抗してス
ライダ3,4をシリンダ錠外筒内に収納させ、それによ
りスライダ3,4とボックス側のストライカ16の係合が
解かれ、グローブボックスの蓋体側の開閉装置のハンド
ル(図示せず)を引くとグローブボックスの蓋体を開く
ことができる。なお、スプリング5の設置位置は特定さ
れないが、例えばスライダ3、4間の前部、即ち第5図
の破線で示すように、スライダ3の前部に凹部を設けて
これに一端を保持し、他端を対向するスライダ4の凹部
(図示せず)に保持して、両者を外向きに弾発付勢する
のが望ましい。次に、第3図−(a),第3図−(b)に示す
ように前記シリンダ錠内筒2の後端面2c円周上に鉤状の
保持板7,8を設け、第4図−(b)に示すようにシリン
ダ錠内筒2を開錠位置に回動させスライダ3,4がシリ
ンダ錠外筒1内に収納された際に該保持板7,8の鉤部
7a,8aに前記スライダ3,4の背面(キーと対向する
面)に設けた突起9,10を係合させ、スライダ3,4が
スプリング5の付勢力に抗してシリンダ錠外筒1内に保
持される。このような保持板7,8と突起9,10の係止
機構がない場合には、第3図−(b),第4図−(b)に示す
開錠位置においてキー6挿入状態でスライダ3,4がス
プリング5により突出しようとし、シリンダ錠内筒2に
回転力が加わりキー6の引き抜き操作に支障をきたすも
のである。この状態で、シリンダ錠内筒2を施錠位置
(第3図−(a),第4図−(a)参照)へ回動させると、ス
ライダ3,4の突起10,9とシリンダ錠内筒2の保持板
8,7との係合が解かれ、スライダ3,4がシリンダ錠
外筒1の外周面から突出し、この突出したスライダ3,
4とボックス側のストライカ16(第1図)が係合し、グ
ローブボックスの蓋体側の開閉装置のハンドル(図示せ
ず)を引いても開蓋不能となる。この結果、誤って開閉
状態(スライダが突出した状態)でグローブボックスの
蓋体を閉蓋しても、スライダ3、4が一定長の逃げ幅を
有する逃げ溝3a、4aを備えているため、ボックス側のス
トライカ16と衝接した際、シリンダ錠内筒2の偏心ボス
2d、2eが逃げ溝3a、4a内を逃げ幅に相当する分だけ摺動
して逃げることより、スライダ3、4はスプリング5の
付勢力に抗してシリンダ錠外筒1の内側に押し込まれ、
衝接を免れる。次いで、ストライカ16を通過すると、ス
ライダ3、4はスプリング5の付勢により自然にもとの
シリンダ錠外筒1から突出した施錠状態に復帰し、スト
ライカ15と係合する。本考案では、このような衝撃緩衝
機構を備えているため、仮に施錠状態で蓋を閉めるとい
うような誤動作があっても、ストライカ16との衝接時の
衝撃によるスライダ3、4の破損を防止することができ
るとともに、キーレスロックが可能となる。また、スラ
イダ3,4はスプリング5により常に突出方向に付勢さ
れているので偏心ボス2d,2eとスライダ3,4の逃げ溝
3a,4aとの係合部のガタつきを防止することができ、施
錠状態(スライダの突出状態)でスライダ3,4が徐々
にシリンダ錠外筒1内に沈むことがないためスライダ
3,4とストライカ16の安定した係合代(スライダとス
トライカが当接している面積)を保つことができる。
(考案の効果) 本考案は以上のように構成したので、グローブボックス
の蓋体に設けられたシリンダ錠のスライダを突出させた
状態で開蓋してもスライダの破損を防止することができ
ると共にキーレスロックを可能とするというすぐれた効
果を有する。また、施錠状態で閉蓋時にスライダとスト
ライカの安定した係合代(スライダとストライカが当接
している面積)を保つことができ、グローブボックスに
おける安定的な施錠効果が期待できるというすぐれた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシリンダ錠の右側面断面図、第2
図は本考案に係るシリンダ錠の右側面図、第3図は本考
案に係るシリンダ錠のAーA断面図を示し、そのうち
(a)は施錠位置であり、(b)は開錠位置である。第4図は
第2図のB−B断面図を示し、そのうち(a)は施錠位置
であり、(b)は開錠位置である。第5図はスライダの斜
視図である。第6図は従来技術を示すシリンダ錠の断面
図である。 1……シリンダ錠外筒、2……シリンダ錠内筒 2b……タンブラ、2c……後端面 2d,2e……偏心ボス、3,4……スライダ 3a,4a……逃げ溝、5……スプリング 7,8……保持板、9,10……突起
フロントページの続き (72)考案者 松下 栄一郎 宮崎県宮崎郡佐土原町大字下那珂字和田山 3700番地 株式会社本田ロック内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ錠外筒の後端部に、スプリングで
    常時外向きに付勢されているスライダを摺動自在に設
    け、シリンダ錠外筒内にタンブラを内蔵するシリンダ錠
    内筒を回動自在に嵌装し、シリンダ錠内筒の後端面に偏
    心ボスを突設し、シリンダ錠内筒の後部内周面に保持板
    を設け、スライダの背面に保持板と係合する突起と、偏
    心ボスと係合する段差壁付き逃げ溝を設けてなり、シリ
    ンダ錠内筒を開錠位置まで回わすと、偏心ボスと逃げ溝
    との係合及び段差壁とのならいにより、スライダはスプ
    リングの付勢に抗して内向きに引き込まれて、シリンダ
    錠外筒の内側に収納され、スライダの突起がシリンダ錠
    内筒の保持板に係止されて開錠状態となり、シリンダ錠
    内筒を施錠位置まで回動すると、シリンダ錠内筒の保持
    板とスライダの突起の係止が解除され、スライダはスプ
    リングの付勢によってシリンダ錠外筒の外側に突出し施
    錠状態となることを特徴とするシリンダ錠。
JP12198087U 1987-08-07 1987-08-07 シリンダ錠 Expired - Lifetime JPH0625579Y2 (ja)

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JP12198087U JPH0625579Y2 (ja) 1987-08-07 1987-08-07 シリンダ錠

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JP12198087U JPH0625579Y2 (ja) 1987-08-07 1987-08-07 シリンダ錠

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JPS6427368U JPS6427368U (ja) 1989-02-16
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005155148A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Honda Motor Co Ltd 車両用ロック装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005155148A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Honda Motor Co Ltd 車両用ロック装置
JP4503991B2 (ja) * 2003-11-25 2010-07-14 本田技研工業株式会社 キーを備えた車両用ロック装置

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JPS6427368U (ja) 1989-02-16

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