JPH0314547Y2 - - Google Patents

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JPH0314547Y2
JPH0314547Y2 JP3336184U JP3336184U JPH0314547Y2 JP H0314547 Y2 JPH0314547 Y2 JP H0314547Y2 JP 3336184 U JP3336184 U JP 3336184U JP 3336184 U JP3336184 U JP 3336184U JP H0314547 Y2 JPH0314547 Y2 JP H0314547Y2
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lever
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cam
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sliding
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は車両用スライドドアにおけるアーム
ロツク装置に関するものである。
[従来技術] 従来車両用スライドドアは第1図乃第3図に示
すように車体1の開口部2にブラケツト3が取り
つけられ、このブラケツト3に一対の等長のフロ
ントアーム4とリヤアーム5との一端がスイング
可能に枢着され、両アーム4,5の他端には滑動
体6が枢着され、ブラケツト3、アーム4,5及
び滑動体6により一つの平行リンク7が形成され
ている。滑動体6には図示しないローラが取りつ
けられ、このローラにスライドドア8に取りつけ
てレール9が移動可能に取りつけられている。
スライドドア8が閉鎖の位置にある時は第2図
の2点鎖線の示すようにフロントアーム4、リヤ
アーム5はともにスライドドア8に折りたたまれ
た状態になつている。そして、スライドドア8を
開くには先ず両アーム4,5を外側にフルスイン
グさせた後スイング不能に固定し次いでスライド
ドア8を第2図の点線に示すように後方に移動さ
せフロントアーム4をレール9に設けた図示しな
いストツパに当接させてスライドドア8を全開す
るようになつている。
フロントアーム4、リヤアーム5がフルスイン
グ後絶対に動かないようにするために第4図に示
すようにリヤアーム5の滑動体6側端部にカム1
0が設けられ、このカム10に係脱するL字状の
ロツクレバー11がその折曲部11aにおいて滑
動体6に枢着され、テンシヨンスプリング12に
よりロツクレバー11を時計方向に回動させてカ
ム10に係合させ、これによりリヤアーム5がフ
ロントアーム4とともに回動不能に固定されてい
る。なお、リヤアーム5がフルスイング以上にス
イングしないようにブラケツト3にはストツパ2
2が設けられている。又スライドドア8がその後
端位置から前進して前端位置に達するとレール9
にボルト14で取りつけたキヤンセルレバー13
の先端13dがロツクレバー11に当接してテン
シヨンスプリング12の弾力に抗して同レバー1
1を第4図で反時計方向に回動させてカム10と
ロツクレバー11との係合を解くので両アーム
4,5は回動自在となりスライドドア8は車両1
の側面に折りたたみ可能となる。
ところでテンシヨンスプリング12はその弾発
力によつて直接カム10とロツクレバー11とを
係合させてリヤアーム5を回動不動の状態に保持
する必要があるため相当強い弾力が必要である。
従つてテンシヨンスプリング12が経年的に劣化
するとロツクレバー11とカム10との係合が不
確実になり、レール9従つてスライドドア8の移
動中に両アーム4,5がスイングするという不具
合が従来あつた。
また、スライドドアのスライド阻止機構とスラ
イド阻止のキヤンセル機構は別個の構成として設
けてあり、具体的にはフロントアーム4、リヤア
ーム5の回動時にスライドドア8の後方への移動
を阻止する手段として、レール9にはガイドプレ
ートを取り付け、該ガイドプレートの円弧状のガ
イド面を転動するローラをフロントアーム4に設
けているが、取付精度不良により、例えばガイド
プレートとローラとの間に隙が生ずる状態で両ア
ーム4,5がスイングした場合はスライドドア8
は正常な軌跡でスイングできないため、スイング
中に車体の開口部2と干渉する恐れがある。この
ため、作動タイミング、すなわちアーム4,5の
回動ロツクのキヤンセル完了時期とローラがガイ
ドプレートのガイド面を転動開始する時点を合致
させるべく必要な精度を確保するために製作工数
が大となる問題があつた。
[考案の目的] この考案は車両用スライドドアにおいてスライ
ドドアが後端位置にある時及び前後方向に移動し
ている時においてフロントアーム、リヤアームを
確実にそのフルスイングの状態に保持するアーム
ロツク装置の提供を目的とする。
[考案の構成] 上記の目的を達成するため、この考案は一対の
アームのうちの少なくとも一方のアームの滑動体
側端部に設けたカムと、レールに固着したキヤン
セルレバーと、ほぼ中央部において滑動体に枢着
され一端部においてキヤンセルレバーに係脱可能
のリターンレバーと、一端部が滑動体に枢着さ
れ、他端部がキヤンセルレバーから押力を受ける
ことが可能にキヤンセルレバーとリターンレバー
の他端との間に位置し、回動により前記カムに係
脱可能のロツクレバーとにより構成され、ロツク
レバーがキヤンセルレバーから押力を受けない状
態ではロツクレバーはカムと係合し、又リターン
レバーはキヤンセルレバーと係合せず、ロツクレ
バーがキヤンセルレバーから押力を受けるとロツ
クレバーは回動してカムとの係合を解くとともに
リターンレバーの他端を押して同レバーを回動さ
せ、同レバーとキヤンセルレバーとを係合させる
ように設定されている。
[実施例の説明] 第5図乃至第9図はこの考案の一実施例を示
す。なお、第1図乃至第4図と同じ構成要素に対
しては同じ番号を附し、その説明を省く。滑動体
6にはほぼL字状のリターンレバー15がその折
曲部15aにおいて軸23を介して枢着されてお
り、その長片15bの端部には係合ピン16が突
設されている。又長片15bの端部にリターンス
プリング17が設けられている。滑動体6にはさ
らにロツクレバー18がその内端部において枢着
され、同レバーの他端部はキヤンセルレバー13
とリターンレバー15の短片15cの端部との間
に位置している。キヤンセルレバー13の前部上
面には係合溝19が設けられ、係合溝19の前面
は斜面19aとなつている。又キヤンセルレバー
13の前端上面はキヤンセルレバー13の前進の
際ピン16により前進を妨げられないように斜面
13aとなつている。ロツクレバー18の外端部
後面には凹部20が設けられている。さらにロツ
クレバー18にはその回動によりカム10と係脱
する係合部21が設けられている。
この場合、ロツクレバー18は、バネ17によ
つて回動付勢されたリターンレバー15の短片1
5cの端部によつて押圧されて、リヤアーム5の
カム10に係合せしめられるが、この構成ではバ
ネ17の弾発力の他にリターンレバー15の短片
15cとロツクレバー18の端部との接触による
摩擦力が作用するため、従来のようにバネの弾発
力によつて直接ロツクレバー18を付勢させる構
成に比べて、押圧力は著しく増大する。
なお、リターンレバー15はその軸23からロ
ツクレバー18への作用点までの寸法に対して、
軸23からバネ17の止着点までの寸法が大きい
ほどバネ17の力は小さくてすむ。
第9図はスライドドア8が前進端にあり、かつ
アーム4,5がフルスイングの位置にある状態を
示す。この状態ではキヤンセルレバー13の前端
はロツクレバー18の凹部20に嵌入してロツク
レバー18を反時計方向に回動させてその係合部
21とカム10との係合を解いてアーム4,5を
前方回動自在とし、又ロツクレバー18によりリ
ターンレバー15をリターンスプリング17の弾
力に抗して、反時計方向に回動させ、ピン16を
キヤンセルレバー13の係合溝19に係合させて
スライドドア8を移動不能にロツクしている。
第9図の状態からスライドドアを矢印Pのよう
に後方に押すと溝19の前面は傾斜面19aとい
るため係合溝19から容易に外れ、第8図に示す
ようにリターンレバー15はリターンスプリング
17の作用で時計方向に回動し、この回動により
ロツクレバー18の係合部21はカム10に係合
して両アーム4,5を回動不能とし、同時にスラ
イドドア8の移動を可能とする。従つてスライド
ドア8は後端位置まで移動してドア全開の状態と
なる。
スライドドア8を閉じる時はスライドドア8の
前進中はアーム4,5は回動をロツクされ、スラ
イドドア8が前進端に達するとキヤンセルレバー
13はロツクレバー18を回動させるがロツクレ
バー18はカム10により所定角以上の回動を妨
げられるのでスライドドア8は移動不能となり、
又アーム4,5は回動自在となるのでスライドド
ア8は車両1の側面に折りたたまれる。
上記の実施例においてリターンスプリング17
に代りにロツクレバー18に時計方向のモーメン
トを与える巻ばね等を取りつけ、リターンレバー
15とロツクレバー18とを連結してもよい。
[考案の効果] この考案は上述の構成を有しており、リターン
スプリングは小さな力で容易作動するリターンレ
バー15又ロツクレバー18を動かすことができ
ればよいので小さなばね力を有しておればよいか
ら経年的にばね力が劣化してもリターンレバー1
5又ロツクレバー18を作動させるのに何等の支
障がない。従つて、従来のスライドドアに発生し
たようにスライドドアの移動中にフロントアー
ム、リヤアームが動くような不具合は完全に解除
される。
また、本考案ではキヤンセルレバーがリターン
レバーを介してロツクレバーのロツクを解除し、
これと同時にリリターンレバーに固着したピンが
キヤンセルアームの係合溝に係合するように構成
し、すなわちスライドドアの移動阻止機構とキヤ
ンセル機構は一体的に構成したため両機構の作動
タイミングは良好に合致し、従来の調整作業は不
要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はスライドドアを備えた自動車の要部の
側面図を示す。第2図は第1図の−線による
拡大断面図を示す。第3図はスライドドアを開い
て車内側から見た斜視図を示す。第4図は従来の
スライドドアのアームロツク装置の平面図を示
す。第5図はこの考案の斜視図を示す。第6図,
第7図はそれぞれこの考案の平面図,正面図を示
す。第8図,第9図はともに作動状態を示す斜視
図である。 1…車体、2…開口部、3…ブラケツト、4…
フロントアーム(アーム)、5…リヤアーム(ア
ーム)、6…滑動体、7…平行リンク、8…スラ
イドドア、9…レール、10…カム、13…キヤ
ンセルレバー、15…リターンレバー、18…ロ
ツクレバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体のスライドドア開口部に固着されたブラケ
    ツトに一対の等長のアームが枢着され、アームの
    他端には滑動体が枢着され、ブラケツト,アーム
    及び滑動体により平行リンクが構成され、滑動体
    に対しスライドドアに設けたレールが相対移動可
    能に取りつけられている車両用スライドドアにお
    いて、前記一対のアームのうちの少なくとも一方
    のアームの滑動体側端部に設けたカムと、前記レ
    ールに固着したキヤンセルレバーと、ほぼL型に
    形成された折曲部において滑動体に枢着され、長
    片の端部においてキヤンセルレバーに係脱可能の
    リターンレバーと、一端部が滑動体に枢着され、
    他端部がキヤンセルレバーから押力を受けること
    が可能にキヤンセルレバーとリターンレバーの短
    片の端部との間に位置し、回動により前記カムに
    係脱可能のロツクレバーとからなり、ロツクレバ
    ーがキヤンセルレバーから押力を受けない状態で
    はロツクレバーはカムと係合し、又リターンレバ
    ーの長片の端部はキヤンセルレバーと係合せず、
    ロツクレバーがキヤンセルレバーから押力を受け
    るとロツクレバーは回動してカムとの係合を解く
    とともにリターンレバーの短片の端部を押して同
    レバーを回動させ、同レバーの長片の端部とキヤ
    ンセルレバーとを係合させるように設定されてい
    ることを特徴とするアームロツク装置。
JP3336184U 1984-03-07 1984-03-07 車両用スライドドアにおけるア−ムロツク装置 Granted JPS60146160U (ja)

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JP3336184U JPS60146160U (ja) 1984-03-07 1984-03-07 車両用スライドドアにおけるア−ムロツク装置

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JP3336184U JPS60146160U (ja) 1984-03-07 1984-03-07 車両用スライドドアにおけるア−ムロツク装置

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Publication Number Publication Date
JPS60146160U JPS60146160U (ja) 1985-09-28
JPH0314547Y2 true JPH0314547Y2 (ja) 1991-03-29

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