JP2620134B2 - エレベータ用ドアー安全装置 - Google Patents

エレベータ用ドアー安全装置

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JP2620134B2
JP2620134B2 JP1045944A JP4594489A JP2620134B2 JP 2620134 B2 JP2620134 B2 JP 2620134B2 JP 1045944 A JP1045944 A JP 1045944A JP 4594489 A JP4594489 A JP 4594489A JP 2620134 B2 JP2620134 B2 JP 2620134B2
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sliding door
door
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contact rod
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正己 ▲吉▼川
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は引き戸の戸閉方向の縁部に設けられ引き戸
の開閉行程の端部では後退する接触棒を有するエレベー
ター用ドアー安全装置の構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図〜第6図は例えば実公昭59−16384号に示され
た従来のエレベータ用ドアー安全装置であり,図中,
(1)はエレベータのかご,(2)はかご(1)の出入
口,(3)は出入口(2)を開閉する引き戸で,ドアー
装置(図示しない)によつて電動開閉される。(4)は
引き戸(3)の戸閉方向の縁部に沿つて配置された接触
棒,(5)は平行リンク機構で,両端がそれぞれ引き戸
(3)及び接触棒(4)に枢着された上リンク(5a)
と,上端が接触棒(4)に,中間は引き戸(3)にピン
(5b)によつて枢着された下リンク(5c)によつて構成
されている。(6)はピン(5b)に枢持されて出入口
(2)の戸袋寄りに設けられた作動機構で,戸袋寄りに
はローラ(6a)が枢着され,また下リンク(5c)の下端
部に衝頭する支持片(6b)が突設されている。(7)は
作動板(6)に固定されて作動部が下リンク(5c)の下
端に接して配置された検出スイツチ,(8)はかご
(1)の出入口(2)戸袋に設けられた固定体,(9)
はリンク機構で,一端が固定体(8)に枢持された第1
リンク(9a),一端が第1リンク(9a)の反固定体
(8)側の端部に枢持され,他端は引き戸(3)のピン
(9b)に枢持された第2リンク(9c)によつて構成され
ている。(10)は第2リンク(9c)にピン(9b)側端部
に固定されて,ローラ(6a)に接する支持面(10a)を
有するカム,(11)は両端がそれぞれ引き戸(3)及び
作動板(6)に連結されて作動板(6)をカム(10)方
向へ付勢する引きばねである。
従来のエレベータ用ドアー安全装置は上記のように構
成されて,引き戸(3)の戸閉時は第4図に示す状態と
なる。そして,接触棒(4)の自重によつて第4図に示
す右側の引き戸(3)の上リンク(5a),下リンク(5
c)は反時計方向に付勢される。また,下リンク(5c)
は第5図に示すようにローラ(6a)がカム(10)の支持
面(10a)の一方の端部寄りに支持されることにより支
持片(6b)を介して反時計方向の回動が阻止される。こ
のため接触棒(4)は引き戸(3)の戸閉方向縁部近く
の後退位置に保持される。次に引き戸(3)が戸開する
と第1リンク(9a)と第2リンク(9c)の角度が次第に
小さくなり,第4図の右側の引き戸(3)におけるカム
(10)は反時計方向に回動する。これによりローラ(6
a)はカム(10)の支持面(10a)の中央近くで支持さ
れ,第4図の右側の引き戸(3)における作動板(6)
は反時計方向へ回動する。このため平行リンク機構
(5)により接触棒(4)は引き戸(3)の戸閉方向縁
部よりも突出した前進位置に配置される。ついで,引き
戸(3)がさらに戸開して全開位置に近付くと,ローラ
(6a)が第6図に示すようにカム(10)の支持面(10
a)の他方の端部寄りに支持される。これによつて第4
図の右側の引き戸(3)における作動板(6),下リン
ク(5c)は時計方向に回動して接触棒(4)は引き戸
(3)の戸閉時と同様に後退位置に保持される。
また,全開した引き戸(3)が戸閉する場合も,戸開
するときと同様に開閉行程の中間では接触棒(4)が前
進位置に変位し,全閉位置に近付くに従つて後退する。
そして,接触棒(4)が乗客等に押圧されて出入口
(2)の戸袋方向へ変位した場合には,支持片(6b)か
ら下方リンク(5c)が離れるため検出スイツチ(7)が
動作して反転動作等引き戸(3)の動作が制御される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のような従来のエレベータ用ドアー安全装置で
は,引き戸(3)が開閉行程の端部にいるときに接触棒
(4)が後退位置に保持される。そして,平行リンク機
構(5),カム(10)が引き戸(3)の戸閉時に第5図
に示すように配置される。この状態では接触棒(4)の
自重,引きばね(11)等により第5図に示す反力F1がカ
ム(10)に作用し,距離l1によるモーメントがリンク機
構(9)に発生する。このため引き戸(3)に戸開力が
作用して,引き戸(3)に傾きを生じたり,引き戸
(3)が戸開方向へ変位し制御装置(図示しない)によ
る再戸閉が繰返されたりするという問題点があつた。ま
た全閉した引き戸(3)が戸開,戸閉動作を反復するこ
とによつて機器の寿命を短くするという問題があつた。
なお,引き戸(3)の戸開時には第6図に示すように,F
2×l2のモーメントにより引き戸(3)に戸閉力が作用
する。したがつて引き戸(3)の戸開時にも戸閉時と同
様な問題が生じる。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたも
のであり,開閉行程の終端にある引き戸に接触棒等によ
る引き戸移動力が生じないエレベータ用ドアー安全装置
を得ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この発明にかかわるエレベータ用ドアー安全装置にお
いては,出入口を開閉する引き戸の戸閉方向縁部に沿っ
て平行リンク機構により上記引き戸縁部に対して前後進
可能に装着された接触棒と、両端がそれぞれ上記引き戸
及び出入口の戸袋側固定体に枢持されたリンク機構と、
このリンク機構の上記引き戸側の端部に固定されて上記
接触棒の作動機構に係合する支持面を有し、上記引き戸
の動作による上記リンク機構の変位とともに回動し、上
記引き戸の開閉工程の開閉終端では上記接触棒を後退位
置に保持し、上記開閉行程の中間では上記接触棒を前進
位置に変化させるカムとを備え、上記開閉終端では上記
支持面が上記カムの回動中心を中心とし上記支持面まで
を半径とする円弧からなる形状である。
〔作用〕
上記のように構成されたエレベータ用ドアー安全装置
では,開閉行程の終端に引き戸があるときに接触棒等の
反力によるモーメントがカムに作用しなくなる。
〔実施例〕
以下,第1図〜第3図によつてこの発明の一実施例を
説明する。
図中,第4図〜第6図と同符号は相当部分を示し,
(6)は作動板からなる接触棒(4)の作動機構,(10
a)は、カム(10)に形成されて引き戸(3)が開閉工
程の終端位置(端部)にあるとき、作動機構(6)のロ
ーラ(6a)と係合する支持面である。そして、支持面
(10a)はカム(10)の回動中心、すなわち、ピン(9
b)を中心としローラ(6a)との係合部までを半径とす
る円弧によって構成されている。
上記のように構成されたエレベータ用ドアー装置にお
いても,第4図〜第6図の場合と同様に引き戸(3)が
開閉行程の終端位置にあるときに接触棒(4)は後退位
置に保持され,また開閉行程の中間のときは前進位置に
変位する。また,接触棒(4)が乗客等によつて押圧さ
れたときには検出スイツチ(7)が動作する。
そして,引き戸(3)の戸閉時には第2図に示す状態
となり,接触棒(4)の自重等による反力F1はローラ
(6a)を介して支持面(10a)によつて支持される。し
かし,反力F1の作用線上にピン(9b)が設けてあるた
め,カム(10)にモーメントが生じることはない。した
がつて,戸閉した引き戸(3)が傾いたり,戸開方向へ
変位し再戸閉を繰返して機器の寿命を短くしたりするこ
とが解消され,ドアー装置の機能を良好に保つことがで
きる。また,引き戸(3)の戸開時には第3図に示す状
態となり,このときの反力F2の作用線もピン(9b)に一
致する。したがつて,詳細な説明を省略するが引き戸
(3)の戸開時においても戸閉時と同様な作用を得るこ
とができる。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したように,出入口を開閉する引
き戸の戸閉方向縁部に沿って平行リンク機構により上記
引き戸縁部に対して前後進可能に装着された接触棒と、
両端がそれぞれ上記引き戸及び出入口の戸袋側固定体に
枢持されたリンク機構と、このリンク機構の上記引き戸
側の端部に固定されて上記接触棒の作動機構に係合する
支持面を有し、上記引き戸の動作による上記リンク機構
の変位とともに回動し、上記引き戸の開閉工程の開閉終
端では上記接触棒を後退位置に保持し、上記開閉行程の
中間では上記接触棒を前進位置に変化させるカムとを備
え、上記開閉終端では上記支持面が上記カムの回動中心
を中心とし上記支持面までを半径とする円弧からなる形
状であるので、このため開閉行程の終端に引き戸がいる
ときに接触棒等の反力によるモーメントが発生せず,引
き戸に移動力が作用しない。したがつて,開閉終端で引
き戸が傾いたり,開閉動作を繰返したりすることがな
く,ドアー装置の機能を良好に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるエレベータ用ドアー安全装置の
一実施例を示すエレベータかごの概念正面図,第2図は
第1図のII部拡大図,第3図は引き戸の戸開時の状態を
説明した第2図相当図,第4図は従来のエレベータ用ド
アー安全装置を示す第1図相当図,第5図は第4図に対
応した第2図相当図,第6図は第4図に対応した第3図
相当図である。 (2)……出入口,(3)……引き戸,(4)……接触
棒,(5)……平行リンク機構,(6)……作動機構,
(8)……固定体,(9)……リンク機構,(10)……
カム,(10a)……支持面。 なお,図中同一部分または相当部分は同一符号により示
す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出入口を開閉する引き戸の戸閉方向縁部に
    沿って平行リンク機構により上記引き戸縁部に対して前
    後進可能に装着された接触棒と、両端がそれぞれ上記引
    き戸及び出入口の戸袋側固定体に枢持されたリンク機構
    と、このリンク機構の上記引き戸側の端部に固定されて
    上記接触棒の作動機構に係合する支持面を有し、上記引
    き戸の動作による上記リンク機構の変位とともに回動
    し、上記引き戸の開閉工程の開閉終端では上記接触棒を
    後退位置に保持し、上記開閉行程の中間では上記接触棒
    を前進位置に変化させるカムとを備え、 上記開閉終端では上記支持面が上記カムの回動中心を中
    心とし上記支持面までを半径とする円弧からなる形状で
    あることを特徴とするエレベータ用ドアー安全装置。
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