JP3368747B2 - パワーウインドウ装置及び同装置の初期設定方法 - Google Patents

パワーウインドウ装置及び同装置の初期設定方法

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JP3368747B2
JP3368747B2 JP09701396A JP9701396A JP3368747B2 JP 3368747 B2 JP3368747 B2 JP 3368747B2 JP 09701396 A JP09701396 A JP 09701396A JP 9701396 A JP9701396 A JP 9701396A JP 3368747 B2 JP3368747 B2 JP 3368747B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両等に用いられる
パワーウインドウ装置及び同装置の初期設定方法、特
に、ウインドウガラスを上昇させる際に、所定の条件下
でモータを反転させてウインドウガラスを下降させ、し
かも、ウインドウガラスが完全閉鎖位置より所定距離だ
け手前の解除位置に達した際に反転機構の作動を解除し
て完全閉鎖を行わせるようにしたパワーウインドウ装置
及び同装置の初期設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のドア等の装着されるウインドウガ
ラスはモータを用いたパワーウインドウ装置によって開
閉されるものが多い。このパワーウインドウ装置は開閉
スイッチの切換え操作に応じてモータ駆動回路に接続さ
れたモータが正転あるいは逆転作動し、モータを含む昇
降機構がウインドウガラスを昇降させる。特に、ウイン
ドウガラスが全開あるいは全閉に達するとモータ負荷が
変わりその駆動電流に変動が生じ、これを検知したモー
タ駆動回路中のサーキトブレイカーがモータを停止させ
ている。
【0003】処で、モータで昇降操作されるウインドウ
ガラスはその上昇時に誤って異物を挾む場合が考えら
れ、これを防止すべくモータ駆動回路には反転機構が組
み込まれる。この反転機構は駆動電流の変動があると異
物を挾んだと見做し、ウインドウガラスの上昇作動を停
止して、ウインドウガラスを所定量反転降下作動させ
る。しかし、反転機構がこのように働くとウインドウガ
ラスが完全閉鎖位置に達した場合にもこの反転機構が働
き、ウインドウガラスを完全閉鎖位置に移動し保持する
ことが難しくなる。そこで、この反転機構の解除位置を
ウインドウガラスの完全閉鎖位置の直前に設定し、異物
を挾む可能性が無いと見做せるこの解除位置にウインド
ウガラスが達した場合、反転機構を解除し、ウインドウ
ガラスが完全閉鎖位置に保持されるようにしている。
【0004】このような機能を持つ解除位置はウインド
ウガラスの完全閉鎖位置の直前位置を位置精度良く検出
して解除信号を出力する手段を必要とする。このための
手段としては、解除位置にウインドウガラスが達したか
否かをリミットスイッチを利用して検出し、同スイッチ
に解除信号を出力させることが考えられる。ここで、従
来の反転機構を備えたパワーウインドウ装置を図9、図
10に沿って説明する。このパワーウインドウ装置は乗
用車のドアに装着される。ここではドアパネル1及びド
アサッシュ2に対して図示しないランチャンネルが前後
及び上部に設けられており、前後ランチャンネルの間に
ウインドウガラス3が昇降可能に嵌着される。
【0005】ウインドウガラス3の下部にはモータを用
いた昇降機構であるウインドウレギュレータ4が装着さ
れ、このウインドウレギュレータが操作者の図示しない
スイッチの切換え操作によって駆動されることにより、
ウインドウガラス3を上下に摺動操作できる。即ち、ウ
インドウレギュレータ4は駆動モータ5と、駆動モータ
5に駆動される扇形状のギア601を備えた昇降アーム
6と、昇降アーム6とクロスして枢支される従動アーム
7と、固定チャンネル8及びガラス側チャンネル9とを
備え、駆動モータ5の回動に応じて両チャンネル8,9
に摺動規制される両アーム6,7がXリンクとして駆動
し、ウインドウガラス3を昇降作動させる。
【0006】ここで、昇降アーム6は基部と一体のブラ
ケット10に回転軸11を介し枢着され、昇降アーム6
の下方の回動端にはストライカー12が取り付けられ、
ストライカー12がブラケット10に固定されるリミッ
トスイッチ13をオンオフ操作可能である。リミットス
イッチ13はその可動片131をリーフレバー132を
介しストライカー12により押圧されると、オン信号を
モータ駆動回路14に出力する。モータ駆動回路14は
モータの正逆回転に応じウインドウガラス3を昇降さ
せ、ウインドウガラスの全開全閉時に生じる電流変動よ
り駆動モータ5を停止させる。特に、モータ駆動回路1
4はウインドウガラスの上昇時に異物を挾むと内蔵する
反転機構がウインドウガラスを反転降下作動させ、異物
を挾む可能性が無いと見做せる解除位置H2にウインド
ウガラス3が達すると反転機構を解除してウインドウガ
ラスを完全閉鎖位置H1に保持するという制御を行う。
【0007】ここで、ストライカー12は昇降アーム6
に対してピン121回りに長穴123の幅内で揺動出
来、これと回動端を固定する固定ねじ122の働きでス
トライカー12がリミットスイッチ13をオンオフ操作
するタイミングを微調整出来る。即ち、ウインドウガラ
ス3が解除位置H2に達した時点でストライカー12が
リミットスイッチ13を確実にオンできるように相対位
置の調整を可能としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9、図1
0のパワーウインドウ装置では、昇降アーム6の形状が
回転軸11より上側部の長さaに対して、回転軸11よ
り下側部の長さbが短く、ストライカー12の回転方向
の位置ずれの影響はウインドウガラス3側の開度位置と
して大きく反映する。そこで、ウインドウレギュレータ
4のアッセンブリ組立時にストライカー12とリミット
スイッチ13の相対位置を精度良く調整するが、ウイン
ドウレギュレータ4をドアへ装着した後において、ウイ
ンドウガラス3とランチャンネル側の各部品との間のが
たにバラツキがあるため、これらがたによりウインドウ
ガラス3が解除位置H2に達した時点とリミットスイッ
チ13のオンする時点とを精度良く位置決めすることは
困難であった。このため、ウインドウレギュレータ4を
ドアへ装着した後再度位置決め調整作業に入り、これに
よってウインドウガラス3が解除位置H2に達した時に
リミットスイッチ13をオンさせるようにしているが、
作業コストがかかり、問題と成っている。
【0009】更に、図10のリミットスイッチ13で
は、ストライカー12がリミットスイッチ13の可動片
131をリーフレバー132を介し押圧する。このため
リーフレバー132がへたりを生じると、これによって
ストライカー12の回転方向の位置ずれが増し、ウイン
ドウガラス3の解除位置の検出にずれを生じ、問題と成
っている。本発明の目的は、ウインドウガラスが解除位
置に達した際にリミットスイッチが切換作動するよう、
ウインドウガラスとリミットスイッチとの相対位置を精
度良く容易に調整できるようにしたパワーウインドウ装
置及び同装置の初期設定方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、モータを用いた昇降機構に
よりウインドウガラスを昇降駆動し、反転機構によって
上記ウインドウガラスの上昇時に所定の条件下にあると
上記モータを反転させて上記ウインドウガラスを下降さ
せ、しかも、リミットスイッチによって上記ウインドウ
ガラスが完全閉鎖位置より所定距離だけ手前の解除位置
に達した際に上記反転機構の作動を解除するパワーウイ
ンドウ装置において、上記ウインドウガラスの昇降に応
動して作動する上記第1作動部材、上記完全閉鎖位置と
解除位置との間に対応した所定作動範囲内で上記リミッ
トスイッチを作動させる第2作動部材、上記ウインドウ
ガラスが上記完全閉鎖位置にあり、同完全閉鎖位置に対
応した上記第2作動部材の全閉対向位置が上記リミット
スイッチと当接する状態で、上記第1 第2作動部材を
一体的に保持する係合手段、上記ウインドウガラスの下
降時に上記第1作動部材を復帰させ、第2作動部材を
記リミットスイッチとの当接状態より脱する位置に戻す
付勢手段、を有することを特徴とする。
【0011】請求項2の方法発明は、モータを用いた昇
降機構によりウインドウガラスを昇降駆動し、反転機構
によって上記ウインドウガラスの上昇時に所定の条件下
にあると上記モータを反転させて上記ウインドウガラス
を下降させ、しかも、リミットスイッチによって上記ウ
インドウガラスが完全閉鎖位置より所定距離だけ手前の
解除位置に達した際に上記反転機構の作動を解除するた
めに、上記ウインドウガラスの昇降に応動して作動する
第1作動部材、上記完全閉鎖位置と解除位置との間に対
応した所定作動範囲内で上記リミットスイッチを作動さ
せる第2作動部材、上記ウインドウガラスが上記完全閉
鎖位置にあり、同完全閉鎖位置に対応した上記第2作動
部材の全閉対向位置が上記リミットスイッチと当接する
状態で、上記第1 第2作動部材を一体的に保持する
合手段、上記ウインドウガラスの下降時に上記第1作動
部材を復帰させ、第2作動部材を上記リミットスイッチ
との当接状態より脱する位置に戻す付勢手段、を有する
パワーウインドウ装置の初期設定方法において、上記ウ
インドウガラスの初回の上昇時には上記第2作動部材の
全閉対向位置により上記リミットスイッチを作動させた
状態に保持し、つづいて、上記ウインドウガラスを上昇
させて完全閉鎖位置に移動させ、同時に上記第1作動部
材を移動させ上記完全閉鎖位置で上記係合手段により上
記第2作動部材に係合させ、上記ウインドウガラスを下
降させると上記第1作動部材は復帰され、第2作動部材
は上記リミットスイッチとの当接状態より脱する位置に
戻されることを特徴とする。
【0012】
【実施の形態】図1には本発明の一実施例としてのパワ
ーウインドウ装置を示した。このパワーウインドウ装置
21は、図示しない車両の運転席側ドアのウインドウガ
ラスGの開閉操作に用いられる。このパワーウインドウ
装置21の装備されたドアは、前部(図1中左側)が図
示しない車体基部である前部ピラに枢着され、図示しな
いドアロック装置の解除時に後部(図1中右端)が回動
端として回動できる。このドアは、インナ及びアウタパ
ネルから成る二重構造のドアパネル201とこのドアパ
ネル201の内部及び上方に配備され互いに一体結合さ
れるドアサッシュ22とで形成される。このドアサッシ
ュ22には前後ランチャンネル23,24及び上部ラン
チャンネル25が一体的に組み込まれ、これによってウ
インドウガラスGの周縁部と前後ランチャンネル23,
24及び上部ランチャンネル25との間のがたを排除
し、気密性を確保している。
【0013】ウインドウガラスGは前後ランチャンネル
23,24に沿って昇降作動し、上方の完全閉鎖位置H
cと下方の全開位置Hoとに交互に移動できる。二重構
造のドアパネル201のインナ側(図1において紙面手
前側)にはモータを用いた昇降機構を成すウインドウレ
ギュレータ26が配備される。ウインドウレギュレータ
26は基部となるドアパネル201のインナ側(図1に
おいて紙面手前側)に固定されるブラケット33と、ブ
ラケット33に支持される駆動モータ27と、駆動モー
タ27に駆動される扇形状のギア28を備えた昇降アー
ム29と、昇降アーム29とクロスして枢支される従動
アーム30と、ドアパネル201のインナ側(図1にお
いて紙面手前側)に固定された固定チャンネル31及び
ウインドウガラスと一体のガラス側チャンネル32とを
備える。ここで駆動モータ27の回動に応じて昇降アー
ム29及び従動アーム30が揺動すると、両アーム2
9,30の各端部が両チャンネル31,32より摺動規
制を受け、Xリンクとして駆動し、ウインドウガラスG
を昇降作動させる。
【0014】ここで、ブラケット33の中央には回転軸
34が枢着される。図2に示すように、回転軸34には
一体的に昇降アーム29が結合されると共にその回転軸
34の一端には昇降アーム29側に加わるウインドウガ
ラスGの重力とバランスを保つためのゼンマイバネ35
が連結される。昇降アーム29の下方側の回動端には可
動部材としてのストライカー36が取り付けられ、スト
ライカー36が後述の自動調整装置38を介しリミット
スイッチ37をオンオフ操作可能である。ここで、ブラ
ケット33の下部には延出部331が形成され、ここに
ストライカー36と対向して自動調整装置38及びリミ
ットスイッチ37が配備されている。自動調整装置38
はウインドウガラスGが後述の解除位置HSに達した際
にリミットスイッチ37をオン、オフ切換操作するよう
同リミットスイッチとストライカー36との相対位置を
調整する機能を備える。
【0015】図3、図4に示すように、この自動調整装
置38は延出部331に突設される枢支軸39と、枢支
軸回りに回動する第1作動部材41と、その内側に配備
され第1作動部材41と同軸的に枢支されると共にリミ
ットスイッチ37を切換え作動する外周突部47を備え
た第2作動部材42と、第1作動部材41側を回動付勢
する付勢手段としてのつる巻きバネ51と、第1作動部
材41及び第2作動部材42の回動域を規制する第1第
2ピン44,45と、第1作動部材41と第2作動部材
42との相対位置を可変調整可能に連結する係合手段4
6と、延出部331に図示しない締付手段で固定される
と共に枢支軸39の上端を支持するカバー48とを備え
る。
【0016】第1作動部材41は筒状のボス部411と
ボス部411より延出するアーム部412とで形成さ
れ、ボス部411の中心が枢支軸39の上部に枢着され
る。ボス部411の外周壁は周方向に延びると共に切欠
部を備えた下向きフランジ部として形成され、その一部
は係合手段46の一部を成す弾性突片461として形成
されている。即ち、弾性突片461はボス部411の外
周壁の下向きフランジ部の一部を成す撓み許容部dと、
その先端の内向きの係止爪eとで形成される。
【0017】第2作動部材42は枢支軸39に外嵌され
るリング部421とリング部421より延出するアーム
部422とリング部421より突設される外周突部47
及び凹凸列462とで形成される。
【0018】ここで、リング部421の外周面の周方向
に所定幅で形成された凹凸列462は係合手段46の一
部を成し、ここに弾性突片461の係止爪eが撓み許容
部dの弾性力によって係止されるように構成される。こ
の係合手段46は第1作動部材41に連動して第2作動
部材42を移動させるように構成される。第2作動部材
42上の外周突部47はリミットスイッチ37を切換え
作動するもので、枢支軸39を中心とした円弧面fが形
成される。ここでリミットスイッチ37は、延出部33
1に位置決めピン49(図4参照)によって位置決めさ
れ固定される。このリミットスイッチ37は、後述する
ようにウインドウガラスGが完全閉鎖位置HCより所定
距離hだけ手前の解除位置Hs(図1参照)に達した際
にストライカー36と連動する自動調整装置38により
切換え作動される。
【0019】このようなリミットスイッチ37と対向す
る外周突部47は、リミットスイッチ37の可動片37
1を押圧することにより同リミットスイッチをオンさ
せ、可動片371より離脱することによりリミットスイ
ッチ37をオフさせ、その切換え作動によるオン、オフ
信号をモータ駆動回路50に出力する。特に、ウインド
ウガラスGが解除位置HSから完全閉鎖位置HCに移動す
るのに応じてストライカー36、第1作動部材41、係
合手段46を介し第2作動部材42が回動する際に、外
周突部47の円弧面fがリミットスイッチ37をオンし
続けるよう、この解除位置HSに対応した初期位置C
(図5(a)〜図6(b)参照)と完全閉鎖位置HC
対応した全閉対向位置Dとが設定され、その間が所定作
動範囲(図5(a)〜図6(b)におけるC乃至Dの
間)として設定される。
【0020】第1ピン44は第1作動部材41の過度の
回動を阻止すべく配備されるもので、ウインドウガラス
Gが解除位置HSより所定量下方に達する時点でウイン
ドウガラスGと連動するストライカー36より第1作動
部材41が離脱するように配備される。一方、第2ピン
45は第2作動部材42のアーム部422と当接し、そ
の際に、第2作動部材42を上述の所定作動範囲の初期
位置Cと反対側の全閉対向位置Dに位置させるよう、そ
の回動位置を規制する。即ち、この第2ピン45は外周
突部47の全閉対向位置Dにリミットスイッチ37が当
接した状態(図5(a)参照)を保持すべく第2作動部
材のアーム部422に当接するよう配設される。
【0021】上述のモータ駆動回路50は車両のドアの
内壁部分に装着される図示しない切換えスイッチ列によ
って昇降指令を受け、駆動モータ27を正逆回転させ、
これに応じウインドウガラスGを昇降させ、ウインドウ
ガラスGの全開全閉時に生じる電流変動より駆動モータ
27を停止させ、ウインドウガラスを全開全閉位置に保
持する。
【0022】特に、このモータ駆動回路50は反転機構
を内臓する。この反転機構はウインドウガラスGの上昇
時に異物を挾むと駆動モータ27が駆動電流を変動させ
るので、この電流変動によって異物を挾んだものと見做
し、モータを反転作動させウインドウガラスを所定量降
下作動させる。しかもウインドウガラスが異物を挾むこ
と無く完全閉鎖位置より所定距離だけ手前の解除位置H
s(図1参照)に達すると、ウインドウガラスに連動す
るストライカー36乃至第2作動部材42が回動するこ
とによりリミットスイッチ37が切換え作動し、解除信
号(オン信号)が入力されるので、このような通常時に
は解除機構を非作動として切換え、ウインドウガラスを
完全閉鎖位置HCに移動させ、確実に保持出来るように
する。このようなパワーウインドウ装置21の装着作業
及び作動と共にパワーウインドウ装置21の初期設定方
法を説明する。
【0023】このパワーウインドウ装置21を車両のド
アに装着するには、まず、駆動モータ27、昇降アーム
29、従動アーム30、自動調整装置38及びリミット
スイッチ37をブラケット33に支持して成るウインド
ウレギュレータ26のアッセンブリをドアパネル201
のインナ側(図1において紙面手前側)に取付ける。更
に、ドアパネル201のインナ側に固定チャンネル31
を取付け、この固定チャンネル31とガラス側チャンネ
ル32とに両アーム29,30の各端部を相対的に摺動
可能に連結する。ところで、ウインドウレギュレータ2
6のアッセンブリを車両のドアに装着するに先立ち、予
め、図5(a)に示す状態で自動調整装置38が供給さ
れる。
【0024】図5(a)に示す状態にある自動調整装置
38では、第1作動部材41がつる巻きバネ51によっ
て第1ピン44に押圧され、第2作動部材42が第2ピ
ン45に当接され、第1、第2作動部材41,42は初
期開角βを保持して係合手段46を介し連結されてい
る。しかもこの状態で外周突部47の全閉対向位置Dに
リミットスイッチ37の可動片371が精度良く当接す
るよう組み込みが成されている。
【0025】なお、これに先立ち、ここでは、ウインド
ウガラスGが完全閉鎖位置Hcとこの位置Hcより所定
距離hだけ手前の解除位置Hsとの間で摺動する際に、
このウインドウガラスGと連動するストライカー36に
よって第1作動部材41(第2作動部材42と一体的に
回動する)が回転する量としての回転角αが予め求めら
れる。そして、外周突部47の一端部である初期位置C
とそれより回転角αだけ隔たった全閉対向位置Dが設定
され、その上でウインドウレギュレータ26のアッセン
ブリ組立て時において、第2ピン45に当接した第2作
動部材42側の外周突部47の全閉対向位置Dに対して
リミットスイッチ37が当接するよう組付けを精度良く
行う。
【0026】このようにして供給されたウインドウレギ
ュレータ26のアッセンブリは、図5(a)に示す状態
を保持したままでドアに組み込まれる。この後、図示し
ないレギュレータスイッチが閉鎖切換され、完全閉鎖位
置Hcに向けてウインドウガラスGが初回の上昇を開始
する。ウインドウガラスGの上昇途中で昇降アーム29
上のストライカー36が第1作動部材41のアーム部4
12に当接し、この第1作動部材41を上側(図5
(b)に矢印r1で示す方向)に回動させる。
【0027】この時、第2作動部材42は所定作動範囲
の一端の全閉対向位置Dにあり、この所定作動範囲を超
えて第1作動部材41が回動することより、係合手段4
6は連動状態を解除する。即ち、第1作動部材41上の
弾性突片461の撓み許容部dが弾性変形して係止爪e
を凹凸列462に対し順次係合離脱させる。そして、ウ
インドウガラスGが初回の上昇を完了し完全閉鎖位置H
cに達した時点で、図5(b)に示すように第1、第2
作動部材41,42は開角β1を介し対向する。この時
ウインドウガラスGは完全閉鎖位置HCにあり、外周突
部47の全閉対向位置Dにリミットスイッチ37が当接
するよう組付けられたこととなる。しかも、この時、係
合手段46の係止爪eは凹凸列462内の1つの凹部に
係止されており、弾性突片461の弾性力に基づく係止
力の範囲内で第1、第2作動部材41,42は相対回転
不可に一体的に保持され、係合手段46の位置調整処理
が達成される。
【0028】この後、図示しないレギュレータスイッチ
が再度開放切換えされると、これによって完全閉鎖位置
Hcより全開位置Hoに向けてウインドウガラスGが降
下を開始し、ストライカー36も退却作動する(図1、
図2において時計方向にストライカー36が回動す
る)。すると、ウインドウガラスGの降下に連動するス
トライカー36に押圧されていた第1作動部材41がつ
る巻きバネ51によって枢支軸39回りに反時計方向
(図6(a)に矢印r2で示す方向)に回転を開始し、
この際、第1作動部材41は係合手段46の働きで第2
作動部材42と開角β1を保持したままで、一体的に回
動することとなる。やがて、第作動部材4側の外周
突部47は、その全閉対向位置Dより初期位置Cにわた
る所定作動範囲内でのリミットスイッチ37との当接状
態より脱し、更に、図6(a)に示すように第1作動部
材41が第1ピン44に当接する位置に達し、自動調整
装置38側はその状態を保持する。なお、ウインドウガ
ラスGの降下は更に継続する。
【0029】このようにウインドウガラスGが完全閉鎖
位置Hcに達した時点で、図5(b)に示す状態が係合
手段46により保持され、ウインドウガラスGが降下を
完了した時点では図6(a)に示す状態が係合手段46
により保持される。これ以降、完全閉鎖位置Hcに向け
てウインドウガラスGが再度上昇する場合、ウインドウ
ガラスGに連動するストライカー36が第1作動部材4
1のアーム部412に当接し、第1、第2作動部材4
1,42を一体的に回動する。そして、図6(b)に示
すように、外周突部47の初期位置Cがリミットスイッ
チ37の可動片371を押圧した時点でウインドウガラ
スGが解除位置Hsに達したことを検出し、解除信号
(オン信号)をモータ駆動回路50に出力する。これに
よりモータ駆動回路50は内蔵する反転機構を非作動と
し、ウインドウガラスGが完全閉鎖位置Hcに達した時
にたとえモータの駆動電流の変動があってもモータを逆
転させることも無く、ウインドウガラスGを完全閉鎖位
置Hcに確実に移動保持出来る。
【0030】一方、モータ駆動回路50は、解除位置H
sに達する前にモータの駆動電流の変動を検出した場
合、上部ランチャンネル25とウインドウガラスGの間
に異物を挾んだと見做し、ウインドウガラスを所定量反
転降下作動させ、セーフティー機構としての機能をも精
度良く保持できる。特に、図1のパワーウインドウ装置
ではリミットスイッチ37の可動片371を直接外周突
部47の初期位置Cが押圧し、スイッチ切換え作動をす
る。このため、図10に示したようなリーフレバー13
2を介しリミットスイッチ13の可動片131を押圧す
る構成と比較して部材の経時劣化による影響を受けるこ
とが少なく、作動タイミングのずれを排除出来、より精
度良く解除位置Hs等の検出を行える。
【0031】図1のパワーウインドウのガラス位置検出
装置は、Xリンクタイプのウインドウレギュレータ26
を用いていたが、これに代えて、図7、図8に示すよう
に、ケーブル巻取式のウインドウレギュレータ26aを
用いたパワーウインドウ装置21aに本発明を適用して
も良い。ここで、このパワーウインドウ装置21aの装
備されたドアは、図1のドアと同様に二重構造のドアパ
ネル201aと、ウインドウガラスGをガイドするドア
サッシュ22及び図示しない前後及び上部ランチャンネ
ルとを備える。特に、ウインドウガラスGの中央下部に
はキャリアプレート32aが一体的に取り付けられ、そ
のキャリアプレート32aは中央ガイドレール53に前
後スライダー57を介して摺動自在に嵌着される。
【0032】ここで、中央ガイドレール53は上下端近
傍に上下ブラケット581,582を備え、これらブラ
ケット581,582を介しドアパネル201のインナ
側(図7において紙面手前側)に取付けられる。ウイン
ドウレギュレータ26aは、ドアパネル201aの内側
に配備され、その駆動モータ27aと、図示しない減速
機構を介し駆動される図示しないドラムと、ドラムに巻
き込み開放可能に装備したワイヤ55とで構成される。
ワイヤ55はドラムよりループ状に延出する部分を備
え、同部分をアッパローラ56及び図示しないロアロー
ラ間に張架される。ここで、アッパローラ56及びロア
ローラ間のワイヤ55にキャリアプレート32aが連結
されており、駆動モータ27aによるドラムのワイヤ巻
き込み、開放作動によってウインドウガラスGを昇降作
動させることができる。この駆動モータ27aはモータ
駆動回路50aに接続される。
【0033】なおモータ駆動回路50aは図1のモータ
駆動回路50と同様に反転機構を内蔵し、同様の制御を
行う。ここで、アッパローラ56及びロアローラ間で昇
降するキャリアプレート32aは、図8に示すように可
動部材としてのストライカー36aを突設している。更
に、中央ガイドレール53の上端近傍の背面にはブラケ
ット54が一体的に取り付けられ、ブラケット54のキ
ャリアプレート32aとの対向面側に、図2乃至図4に
示したと同様の自動調整装置38及びリミットスイッチ
37が装着される。ここでも図1のパワーウインドウ装
置の場合と同様に、可動部材としてのストライカー36
aの押圧力を受けて自動調整装置38及びリミットスイ
ッチ37が作動し、図1の場合とほぼ同様の装着作業が
前以て成される。
【0034】即ち、ウインドウガラスGの初回の上昇操
作によって図5(a)、(b)及び図6(a)で説明し
たように、ウインドウガラスが解除位置HSから完全閉
鎖位置HCに移動するのに応じて円弧面fがその初期位
置Cより全閉対向位置Dにわたる所定作動範囲内でリミ
ットスイッチ37をオンし続けるように位置決めが成さ
れる。位置決めが成された後、ウインドウガラスGが再
度上昇する場合、ウインドウガラスGに連動するキャリ
アプレート32a上のストライカー36aが外側操作部
材41に当接して外側、内側操作部材41,42を一体
的に回動する。そして、図6(b)に示すように、外周
突部47の初期位置Cがリミットスイッチ37の可動片
371を押圧した時点でウインドウガラスGが解除位置
Hsに達したことを検出し、オン信号をモータ駆動回路
50aに出力し、モータ駆動回路内の反転機構を非作動
とし、ウインドウガラスGが完全閉鎖位置Hcに達した
際のモータの駆動電流の変動に伴うモータ逆転を阻止
し、ウインドウガラスGを完全閉鎖位置Hcに移動保持
出来る。しかも、解除位置Hsに達する前に上部ランチ
ャンネル25とウインドウガラスGの間に異物を挾むと
反転機構が働きウインドウガラスを所定量反転降下作動
させるというセーフティー機構としての機能も保持でき
る。
【0035】以上のように、図1、図7の各装置では、
ウインドウの初回の上昇時に自動調整装置38が作動す
ることにより、ウインドウガラスGが解除位置Hsに達
すると外周突部47の初期位置Cがリミットスイッチ3
7を押圧し初め、ウインドウガラスGが完全閉鎖位置H
cに達すると外周突部47の全閉対向位置Dがリミット
スイッチを押圧し続けるように両者の相対位置を調整す
る。このため、ウインドウの初回の上昇操作の行われた
後、再度ウインドウガラスGが解除位置Hsに達すると
外周突部47の初期位置Cがリミットスイッチ37を切
換え、モータ駆動回路50内の反転機構を非作動とし、
ウインドウガラスGを完全閉鎖位置Hcに移動保持出来
る。特に、ウインドウガラスGが解除位置Hsに達する
時点と外周突部47がリミットスイッチ37を切換え作
動する時点とを合わせる位置調整作業を容易化でき、各
部品間の隙間バラツキを確実に吸収出来、部品劣化に伴
う位置調整作業も排除可能となる。
【0036】図1のストライカー36、自動調整装置及
びリミットスイッチ37はウインドウレギュレータ26
のガラス昇降アーム29の下部側回動端の直下に位置す
るように配設されたので、これら部材の取付けスペース
の確保が容易と成る。更に、昇降機構としてケーブル巻
取式のウインドウレギュレータ26aを用いた場合(図
7,図8参照)、キャリアプレート32aを案内する中
央ガイドレール53に、ストライカー36aと対向する
自動調整装置38及びリミットスイッチ37を配置出
来、これら部材の取付けスペースの確保が容易と成る。
【0037】上述の係合手段46は、第1回転部材41
と第2回転部材42の一方に形成される凹凸列462と
他方に形成される凹凸列と係止可能な弾性突片461と
からなるので、この凹凸列462と弾性突片461との
係止状態が弾性押圧力で確実に保持され、しかも弾性押
圧力に応じた係止力を上回る回動操作力を受けると再び
相対位置を可変調整でき、常に精度良く位置調整を行え
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、ウインドウガラスの昇降に応動して第1作動部材が
作動し、第2作動部材が完全閉鎖位置と解除位置との間
に対応した所定作動範囲内でリミットスイッチを作動さ
せ、係合手段が第1作動部材の所定作動範囲内での作動
に連動して第2作動部材を移動させ、所定作動範囲を超
えて第1作動部材が移動する時には連動を解除するよう
作動し、しかも、付勢手段がウインドウガラスの下降時
に第1作動部材を復帰させ、第2作動部材を所定作動範
囲の初期位置に戻す。このように、ウインドウガラスが
初回に上昇して完全閉鎖位置に達すると、第2作動部材
がその所定作動範囲の初期位置と反対側の位置でリミッ
トスイッチを押圧し続けるよう、係合手段が両者の相対
位置を調整するので、以後、ウインドウガラスが解除位
置に達すると第2作動部材の所定作動範囲の初期位置が
精度良くリミットスイッチを切換え反転機構を非作動と
する。このため、通常時にはウインドウガラスが解除位
置に達すると反転機構を非作動にし、ウインドウガラス
を完全閉鎖位置に移動保持出来るようになり、第2作動
部材の所定作動範囲の初期位置とリミットスイッチとの
相対位置調整作業を位置精度良く容易に行うことがで
き、各部品間の隙間バラツキを確実に吸収出来、部品劣
化に伴う位置調整作業も排除可能となる。
【0039】請求項2の方法発明によれば、ウインドウ
ガラスの昇降に応動して第1作動部材が作動し、第2作
動部材が完全閉鎖位置と解除位置との間に対応した所定
作動範囲内でリミットスイッチを作動させ、係合手段が
第1作動部材の所定作動範囲内での作動に連動して第2
作動部材を移動させ、所定作動範囲を超えて第1作動部
材が移動する時には連動を解除するよう作動し、しか
も、付勢手段がウインドウガラスの下降時に第1作動部
材を復帰させ、第2作動部材を所定作動範囲の初期位置
に戻すというパワーウインドウ装置を用い、先ず、ウイ
ンドウガラスの初回の上昇時に第2作動部材を予め所定
作動範囲の初期位置と反対側に位置させ、つづいて、ウ
インドウガラスを上昇させて完全閉鎖位置に移動させ、
同時に第1作動部材を移動させ完全閉鎖位置で係合手段
により第2作動部材に係合させ、この後、ウインドウガ
ラスを下降させ、第1作動部材を復帰させ、第2作動部
材をリミットスイッチに対する所定作動範囲の初期位置
に戻し、初期設定を完了する。
【0040】このため、通常時にはウインドウガラスが
解除位置に達すると反転機構を非作動にし、ウインドウ
ガラスを完全閉鎖位置に移動保持出来るようになり、こ
の所定作動範囲の初期位置とリミットスイッチとの相対
位置調整作業を位置精度良く容易に行うことができ、各
部品間の隙間バラツキを確実に吸収出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのパワーウインドウ装
置の概略全体構成図である。
【図2】図1のパワーウインドウ装置内のウインドウレ
ギュレータの拡大正面図である。
【図3】図1のパワーウインドウ装置内のストライカー
に駆動される自動調整装置、リミットスイッチの拡大断
面図である。
【図4】図1のパワーウインドウ装置内のストライカー
に駆動される自動調整装置、リミットスイッチの分解斜
視図である。
【図5】図1のパワーウインドウ装置内の自動調整装置
の作動説明図であり、(a)はウインドウレギュレータ
の納品時の自動調整装置の平断面図、(b)ウインドウ
ガラスの上昇時における自動調整装置の平断面図であ
る。
【図6】図1のパワーウインドウ装置内の自動調整装置
の作動説明図であり、(a)はウインドウガラスの降下
時における自動調整装置の平断面図、(b)はウインド
ウガラスの初回上昇以降において内側、外側操作部材と
一体の外周突部が初期位置に達した際の平断面図であ
る。
【図7】本発明の第2実施例としてのパワーウインドウ
装置の概略全体構成図である。
【図8】図7のパワーウインドウ装置内のウインドウレ
ギュレータの要部拡大切欠正面図である。
【図9】従来のパワーウインドウ装置の概略構成図であ
る。
【図10】図9のパワーウインドウ装置で用いる自動調
整装置の拡大切欠正面図である。
【符号の説明】
21、21a パワーウインドウ装置 26、26a ウインドウレギュレータ 29 ガラス昇降アーム 32a キャリアプレート 33 ブラケット 36、36a ストライカー 37 リミットスイッチ 38 自動調整装置 39 枢支軸 41 第1操作部材 42 第2操作部材 44 第1ピン 45 第2ピン 46 係合手段 461 弾性突片 462 凹凸列 47 外周突部 50,50a モータ駆動回路(反転機構付き) 51 つる巻きバネ 53 中央ガイドレール e 係止爪 f 円弧面 α 回転角 C 初期位置 D 全閉対向位置 G ウインドウガラス Hc 完全閉鎖位置 Hs 解除位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 15/00 - 15/20 B60J 1/17

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータを用いた昇降機構によりウインドウ
    ガラスを昇降駆動し、反転機構によって上記ウインドウ
    ガラスの上昇時に所定の条件下にあると上記モータを反
    転させて上記ウインドウガラスを下降させ、しかも、リ
    ミットスイッチによって上記ウインドウガラスが完全閉
    鎖位置より所定距離だけ手前の解除位置に達した際に上
    記反転機構の作動を解除するパワーウインドウ装置にお
    いて、 上記ウインドウガラスの昇降に応動して作動する上記第
    1作動部材、上記 完全閉鎖位置と解除位置との間に対応した所定作動
    範囲内で上記リミットスイッチを作動させる第2作動部
    材、上記ウインドウガラスが上記完全閉鎖位置にあり、同完
    全閉鎖位置に対応した上記第2作動部材の全閉対向位置
    が上記リミットスイッチと当接する状態で、上記第1
    第2作動部材を一体的に保持する 係合手段、 上記ウインドウガラスの下降時に上記第1作動部材を復
    帰させ、第2作動部材を上記リミットスイッチとの当接
    状態より脱する位置に戻す付勢手段、 を有することを特徴とするパワーウインドウ装置。
  2. 【請求項2】モータを用いた昇降機構によりウインドウ
    ガラスを昇降駆動し、反転機構によって上記ウインドウ
    ガラスの上昇時に所定の条件下にあると上記モータを反
    転させて上記ウインドウガラスを下降させ、しかも、リ
    ミットスイッチによって上記ウインドウガラスが完全閉
    鎖位置より所定距離だけ手前の解除位置に達した際に上
    記反転機構の作動を解除するために、 上記ウインドウガラスの昇降に応動して作動する第1作
    動部材、上記 完全閉鎖位置と解除位置との間に対応した所定作動
    範囲内で上記リミットスイッチを作動させる第2作動部
    材、上記ウインドウガラスが上記完全閉鎖位置にあり、同完
    全閉鎖位置に対応した上記第2作動部材の全閉対向位置
    が上記リミットスイッチと当接する状態で、上記第1
    第2作動部材を一体的に保持する 係合手段、 上記ウインドウガラスの下降時に上記第1作動部材を復
    帰させ、第2作動部材を上記リミットスイッチとの当接
    状態より脱する位置に戻す付勢手段、 を有するパワーウインドウ装置の初期設定方法におい
    て、 上記ウインドウガラスの初回の上昇時には上記第2作動
    部材の全閉対向位置により上記リミットスイッチを作動
    させた状態に保持し、 つづいて、上記ウインドウガラスを上昇させて完全閉鎖
    位置に移動させ、同時に上記第1作動部材を移動させ上
    記完全閉鎖位置で上記係合手段により上記第2作動部材
    に係合させ、 上記ウインドウガラスを下降させると上記第1作動部材
    は復帰され、第2作動部材は上記リミットスイッチとの
    当接状態より脱する位置に戻されることを特徴とするパ
    ワーウインドウ装置の初期設定方法。
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