JPH0635726Y2 - スライドドアのスライドチェック機構 - Google Patents

スライドドアのスライドチェック機構

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JPH0635726Y2
JPH0635726Y2 JP16503487U JP16503487U JPH0635726Y2 JP H0635726 Y2 JPH0635726 Y2 JP H0635726Y2 JP 16503487 U JP16503487 U JP 16503487U JP 16503487 U JP16503487 U JP 16503487U JP H0635726 Y2 JPH0635726 Y2 JP H0635726Y2
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JP
Japan
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vehicle
link
checker
slide door
door body
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JP16503487U
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English (en)
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JPH0169026U (ja
Inventor
文昭 山根
Original Assignee
マツダ産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はスライドドアのスライドチェック機構に関する
ものである。
(従来の技術) 現在、トラックやバン型等の車両におけるドアとして、
車体に対して前後方向へスライド移動自在に取付けら
れ、このスライド移動により車室を開放、閉鎖するよう
にしたスライドドアが多用されている。そして、このス
ライドドアの機構としては車体のキャビンに設けられた
ベースブラケットに傾倒自在なリンクを設け、該リンク
の一端にローラを取付け、一方、ドア内壁には車体前後
方向に延びるレールを設けて、前記リンクに設けられた
ローラとドア内壁に設けられたレールとを係合すること
によりドアをリンクに連係させた状態で車体前後方向へ
スライド自在とした構造が一般的であった。更に、前記
リンクの傾倒動作とドアのスライド動作との連携、即
ち、ドア閉鎖作動時には該ドアが最前位置までスライド
移動した時にリンクが傾倒可能となり、ドア開放作動時
にはリンクが起立状態になった時に前記ドアがスライド
可能となることに鑑みられたものとして、実公昭61−97
81号、実開昭59−93919号、実開昭61−161023号各公報
に示されるような様々なスライドドアのスライドチェッ
ク機構がこれまでに開示されている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上述したような従来のスライドドアチェック機
構にあっては、その構造が複雑であるために組立て作業
が煩雑であるばかりでなくコストも高くなる傾向があっ
た。更には該機構が車室内へ突出して車内を狭くした
り、ドアの重量によってドアの車幅方向および車体前後
方向への捩れ(第4図および第5図鎖線参照)が発生す
る等の不具合を有するものもあった。
(課題を解決するための手段) 上記課題に鑑み、本考案の解決手段は、車体前後方向に
スライド移動自在とされると共にリンクを介して車体に
連係されて車室を開閉するスライドドア本体を備えてお
り、該スライドドア本体による車室開放状態では前記リ
ンクが起立状態となってスライドドア本体が車体に対し
て所定間隔を有する位置とされる一方、車室閉鎖状態で
は前記リンクが傾倒状態となってスライドドア本体が車
体側に引き込まれるようにされたスライドドアを前提と
している。そして、前記スライドドア本体の車室内側面
に、車体前後方向に延びるチェッカーレールを設け、該
チェッカーレールに、一端が該チェッカーレールの車室
内側面に開口する一方、他端が非開口とされて車体前後
方向に延びる略円弧状の溝を形成する。また、前記リン
クにおけるスライドドア本体側の端部に、スライドドア
本体に向って延びるアームを設け、該アームの先端に、
前記溝に係合可能とされたチェッカーローラを枢支させ
る。更に、前記リンクに、起立状態にあるリンクが車室
閉鎖時の傾倒方向とは逆方向へ傾倒することを規制する
ストッパ手段を連結させる。そして、前記車室開放状態
では、チェッカーローラがチェッカーレールの車室内側
面に対して転動可能に当接されると共に、ストッパ手段
の傾倒規制作用によりリンクの車体前後方向への傾倒が
阻止される一方、前記車室閉鎖時には、チェッカーロー
ラが溝に挿入されてリンクの傾倒が許容されるような構
成としている。
(作用) 上記構成による本考案の作用は、スライドドア本体によ
る車室開放状態では、チェッカーローラがチェッカーレ
ールの車室内側面に対して転動可能に当接されると共に
ストッパ手段の傾倒規制作用によりリンクの車体前後方
向への傾倒が阻止されており、これによってスライドド
ア本体が車体に対して所定間隔を有する位置で車体前後
方向へのスライド移動が可能となっている。一方、スラ
イドドア本体による車室閉鎖時には、スライドドア本体
のスライド移動に伴って、円弧状溝がチェッカーローラ
に対向する位置に達すると、チェッカーローラが円弧状
溝へ挿入されてリンクの傾倒が許容され、これによって
スライドドア本体が車体側に引き込まれる。このような
動作であるために、リンクが起立状態の時にのみスライ
ドドア本体がスライド移動されることになり且つスライ
ドドア本体がスライド移動している際にリンクが傾倒す
るようなことはなくなり、リンクの傾倒動作とスライド
ドア本体のスライド動作との連携が正確に行われること
になる。
(実施例) 次に本考案における一実施例を図面に沿って説明する。
第1図に示すように、スライドドア1は車両(トラッ
ク)2の前後方向にスライド移動されることによって、
車室2aを開放、閉鎖するものであって、第2図に示すよ
うに、ドア本体3、メインレール4、スライダローラ
5、円弧状溝6が刳設されたチェッカーレール7、アー
ム8と該アーム8の先端に設けられたチェッカーローラ
9とを備えた平行リンク10を主要部として構成されてい
る。
ドア本体3は車室2aの開放部に適合した形状を持つ周知
のものであって、上述の如く車両2の前後方向へスライ
ド移動されるものである。
メインレール4はドア本体3の内側面3aに車体前後方向
へ延設されたものであって、その上面および下面には、
スライダローラ5,5が係合する係合溝4a,4aが刻設されて
いる。尚、該メインレール4はその上面および車室側の
側面に近接してレールカバー11がドア本体3の内側面3a
に固着されたことにより被覆されている。
スライダローラ5は後述する平行リンク10の一端を枢支
するスライダ12に設けられた車幅方向の回転軸5aを有す
るものであって、上述の如くメインレール4の係合溝4a
に対して転動自在に係合されている。
チェッカーレール7はドア本体3の内側面3aにおいて前
記メインレール4の下側位置で車体前後方向へ延設され
たものであって、その長手方向(車体前後方向)の後端
部近傍位置には車体外方へ張出して形成された張出部7a
が設けられ、該張出部7aには、後述するチェッカーロー
ラ9が転動自在に当接される車室内側に向う側面7bに開
口し且つ車体前方に向って円弧状に形成されて該チェッ
カーレール7の上面および下面を貫通する円弧状溝6が
刳設されている。
平行リンク10は前後2本のリンクロッド10a,10bで構成
され、各々のリンクロッド10a,10bは車体前後方向に所
定間隔を隔てて、一端が前記スライダ12のコの字断面部
に上下方向の枢軸10cによって枢支され、他端は車体の
キャビン2bに固着された略コの字断面のベースブラケッ
ト2cへ同じく上下方向の枢軸10dによって枢支されてい
る。そして、後方リンクロッド10bのドア本体3側の端
部には、ドア本体3に向って僅かに車体後方へ延びるア
ーム8が設けられている。そして該アーム8の先端部に
は、該先端部から下方へ延びる回転軸9aに回転自在に支
持されたチェッカーローラ9が設けられている。該チェ
ッカーローラ9は平行リンク10の起立状態時(第3図
(a)に示す状態)においてローラ外周面がチェッカー
レール7の側面7bに当接する位置となっている。尚、前
記リンクロッド10a,10bはその傾倒状態において、ベー
スブラケット2cとのなす角度(傾倒角度)をより小さく
するべく、前方リンクロッド10aは車体前方へ、後方リ
ンクロッド10bは車体後方へ夫々張り出すように僅かに
くの字状に折曲して形成されている。更に、前記ベース
ブラケット2cの車体後方端部には平板状で車幅方向に延
びる本考案でいうストッパ手段としてのストッパ2dが溶
着されて、後方リンクロッド10bの側面が当接自在とな
っている。
次に、前記構成による本考案の作動について第3図に沿
って説明する。
先ず、スライドドア1の閉鎖作動時には、車室開放状態
にあるスライドドア(第1図の状態)において、その平
行リンク10は第3図(a)に示すように起立した状態と
なっている。この時、チェッカーローラ9がチェッカー
レール7の側面7bに当接されているために平行リンク10
は車体前方への傾倒(矢印A)が規制されると共に、後
方リンクロッド10bの側面がストッパ2dへ当接されて車
体後方への傾倒(矢印B)も規制されている。従って、
この状態においては平行リンク10は起立状態で保持さ
れ、ドア本体3のみが車体前後方向へスライド自在とな
っている。この時、ドア本体3とキャビン2bとの連係は
スライダローラ5およびチェッカーローラ9のチェッカ
ーレール7への当接、即ち3点支持であるために第4図
の鎖線に示すような車幅方向へのドアの捩れ、第5図鎖
線に示すような車体前後方向への捩れが抑制されてい
る。次に、ドア本体3が車体前方へスライド移動される
と、チェッカーレール7もチェッカーローラ9上をスラ
イドし、第3図(b)に示す位置までスライドされ、チ
ェッカーローラ9は前記円弧状溝6へ挿入されて、該挿
入により平行リンク10は車体前方の傾倒が許容されて車
体前方へ傾倒し始める。その後、チェッカーローラ9が
円弧状溝6に沿って第3図(c)に示す位置まで挿入さ
れると、平行リンク10は最大傾倒位置に達し、ドア本体
3は、車体側に引き込まれた後、ドアロック装置(図示
省略)によって車体へロックされる。
一方、スライドドア1の開放作動時には前記閉鎖作動と
は逆に第3図(c)の状態にある平行リンク10およびチ
ェッカーローラ9は第3図(b)の状態を経た後、平行
リンク10が起立し、チェッカーローラ9は円弧状溝6か
ら抜脱されて、ドア本体3は車体後方へのスライド移動
が可能となり、ひいてはスライドドア1が開放される。
このように本考案によれば平行リンク10の作動とドア本
体3のスライド移動との連携が確実であるばかりでな
く、ドア本体3の車幅および車体前後方向への捩れが防
止されている。
尚、本考案におけるチェッカーローラ9は後方リンクロ
ッド10bのみならず、前方リンクロッド10aへの適用も可
能である。また、前記実施例では平行リンク10を設けた
場合について説明したが、本考案は平行リンク10に限定
することなく、1個のリンクのみでも適用可能である。
この場合には車体の幅方向にドア本体3が揺動するのを
防止する手段を設けることが好ましい。更に、前記実施
例ではドア本体3を車体後方にスライド移動させること
によって車室を開放するようにしたが、本考案はこれに
限らず、ドア本体3を車体前方にスライド移動させるこ
とによって車室を開放するようにしてもよい。
(考案の効果) 上述の如く本考案によれば、簡単な構造で、且つ車室内
への突出物もないコンパクトなスライドチェック機構を
得ることができ、リンクの傾倒動作とドア本体のスライ
ド動作との連携、即ちドア閉鎖作動時にはドアが最前位
置になった時にリンクが傾倒可能となり、ドア開放作動
時にはリンクが起立状態になった時にドアがスライド可
能となることを確実に行えるばかりでなく、ドアの開状
態時においては、チェッカーローラがチェッカーレール
の車室内側面に対して転動可能に当接されているので、
ドアの車幅および車体前後方向への捩れの発生を抑制で
きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示し、第1図は
スライドドアが設けられた車両の側面図、第2図はスラ
イドチェック機構の一部を破断した斜視図、第3図はそ
の作動を示す一部を鎖線で示した平面図、第4図はドア
の車幅方向の捩れを鎖線で示した車両の正面図、第5図
はドアの車体前後方向の捩れを鎖線で示した車両の平面
図である。 1……スライドドア、2d……ストッパ(ストッパ手
段)、3……ドア本体、3a……内側面、6……円弧状
溝、7……チェッカーレール、7b……側面、8……アー
ム、9……チェッカーローラ、10……平行リンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体前後方向にスライド移動自在とされる
    と共にリンクを介して車体に連係されて車室を開閉する
    スライドドア本体を備えており、該スライドドア本体に
    よる車室開放状態では前記リンクが起立状態となってス
    ライドドア本体が車体に対して所定間隔を有する位置と
    される一方、車室閉鎖状態では前記リンクが傾倒状態と
    なってスライドドア本体が車体側に引き込まれるように
    されたスライドドアにおいて、 前記スライドドア本体の車室内側面には車体前後方向に
    延びるチェッカーレールが設けられ、 該チェッカーレールには、一端が該チェッカーレールの
    車室内側面に開口する一方、他端が非開口とされて車体
    前後方向に延びる略円弧状の溝が形成され、 前記リンクにおけるスライドドア本体側の端部にはスラ
    イドドア本体に向って延びるアームが設けられ、該アー
    ムの先端には前記溝に係合可能とされたチェッカーロー
    ラが枢支されており、 前記リンクには、起立状態にあるリンクが車室閉鎖時の
    傾倒方向とは逆方向へ傾倒することを規制するストッパ
    手段が連結されており、 前記車室開放状態では、チェッカーローラがチェッカー
    レールの車室内側面に対して転動可能に当接されると共
    に、ストッパ手段の傾倒規制作用によりリンクの車体前
    後方向への傾倒が阻止される一方、前記車室閉鎖時に
    は、チェッカーローラが溝に挿入されてリンクの傾倒が
    許容されるように構成されていることを特徴とするスラ
    イドドアのスライドチェック機構。
JP16503487U 1987-10-28 1987-10-28 スライドドアのスライドチェック機構 Expired - Lifetime JPH0635726Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16503487U JPH0635726Y2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28 スライドドアのスライドチェック機構

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JP16503487U JPH0635726Y2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28 スライドドアのスライドチェック機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0169026U JPH0169026U (ja) 1989-05-08
JPH0635726Y2 true JPH0635726Y2 (ja) 1994-09-21

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ID=31451155

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16503487U Expired - Lifetime JPH0635726Y2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28 スライドドアのスライドチェック機構

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JP (1) JPH0635726Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004124446A (ja) * 2002-10-01 2004-04-22 Mazda Motor Corp 車両のスライドドア装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004124446A (ja) * 2002-10-01 2004-04-22 Mazda Motor Corp 車両のスライドドア装置

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JPH0169026U (ja) 1989-05-08

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