JP2523983Y2 - 貨物自動車に於ける観音扉のスライド装置 - Google Patents

貨物自動車に於ける観音扉のスライド装置

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JP2523983Y2
JP2523983Y2 JP1987081781U JP8178187U JP2523983Y2 JP 2523983 Y2 JP2523983 Y2 JP 2523983Y2 JP 1987081781 U JP1987081781 U JP 1987081781U JP 8178187 U JP8178187 U JP 8178187U JP 2523983 Y2 JP2523983 Y2 JP 2523983Y2
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packing box
guide rod
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Inventor
喜与治 蚊爪
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喜与治 蚊爪
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は貨物自動車の荷箱の後方扉の開放に関するも
のである。
《従来の技術》 従来の観音扉の開放部は、第6図に示す様に、後方扉
(2)をヒンジ(16)により90度回転し開いた場合、荷
箱(1)の後方柱(15)の後方に後方扉(2)が位置し
(実線で示す)、この状態では後方扉(2)を前方へス
ライドさせることはできないので、第2のヒンジ(17)
を設け、鎖線で示す様に二段階に曲折して後方扉(2)
を荷台前方へスライドさせていた。
《考案が解決しようとする問題点》 従来の構成では、後方扉(2)をスライドさせると二
個のヒンジ部により後方扉(2)が振らつき安定せず、
特に引き戻す場合、蝶番部が伸び振らつきが激しいので
ある。
上記点に鑑み、本考案は後方扉(2)を90度回転した
後、スライドさせるのに際し、一旦後方扉(2)を荷箱
(1)の側壁より横へ出してスライドさせても、後方扉
(2)が振らつかず安定したスライドを可能としたもの
である。
《問題点を解決するための手段》 上記問題点を解決するため本考案は、シャーシ上に架
装される荷箱の後方扉が開放時90度回転した後、荷箱の
側壁に沿い前方へスライド自在に格納される後方扉に於
いて、後方扉(2)の基端の下方に蝶番(3)が設けら
れ、荷箱(1)の側面の後部下方に荷箱(1)の前方へ
向けレール(6)が設けられると共に、該レール(6)
に平行して、荷箱(1)の側面の後部下方に、荷箱後方
側の端部が内側へ屈曲(9A)したガイド杆(9)が設け
られ、前記蝶番(3)にリンク(4)の一端が回動可能
に取り付けられると共に、リンク(4)の他端は前記レ
ール(6)に案内される車(7)の車取り付け板(8)
に回動可能に取り付けられ、リンク(4)に前記ガイド
杆(9)に向け延長し、荷箱後方側へ屈曲した延長部分
(10A)を有する突っ張り部材(10)の基部が固着され
突っ張り部材(10)の先方部の屈曲した延長部分(10
A)はガイド杆(9)に当接していることを特徴とする
ものである。
《作用》 次に本考案の作用を図面に基づき説明すれば、後方扉
(2)を90度回転し、荷台の前方へ押せば車(7)の走
行により車取り付け板(8)に設けたリンク(4)と一
体の突っ張り部材(10)の屈曲した延長部分(10A)が
ガイド杆(9)の端部の屈曲(9A)部より前面の直線部
へ摺動しようと突っ張るから、突っ張り部材(10)と一
体のリンク(4)が畳まれた状態(第3図実線に示す)
より荷箱(1)の側方へ開き、該リンク(4)を取り付
けた蝶番(3)を外側へ押し、後方扉(2)を荷箱
(1)の側壁より突き離す。
かかる状態で後方扉(2)を更に前方へ押せば、突っ
張り部材(10)の先方の屈曲した延長部分(10A)はガ
イド杆(9)に当接した状態でガイド杆の直線部を摺動
し、且つ、屈曲した延長部分(10A)は荷箱後方側へ屈
曲しているため、リンク(4)は突っ張り部材(10)に
より突っ張られ、振らつかずに移動する(第3図鎖線に
示す)。
又、後方扉(2)を引き戻す場合も、突っ張り部材
(10)はガイド杆(9)の直線部に当接した状態で移動
するため、リンク(4)は開いたままの状態を保持し、
後方扉(2)は振られることはない。
そして、突っ張り部材(10)の先方部がガイド杆
(9)の端部の屈曲(9A)部へ至ると内側へ入り込むた
め、リンク(4)は内側へ引っ張られ畳まれるから、後
方扉(2)は再び荷箱(1)の側壁側に引き寄せられる
のである。
《実施例》 以下本考案の一実施例を図面に基づき説明すれば、図
中(1)は貨物自動車の荷箱、(2)は荷箱(1)の後
方扉であり、左右観音方式となっている。
(3)は後方扉(2)の基端の下角に固定片(3A)を
取り付けた蝶番であり、該蝶番(3)は90度回転し、蝶
番(3)の内側にリンク(4)の一端が回動可能に取り
付けられている。そして、リンク(4)は蝶番(3)に
前後二箇平行に取り付けられている。
又、リンク(4)の他方は、荷台下のステー(5)に
より荷箱の前後方向に設けられたレール(6)を上下よ
りはさんで走行する4個の車(7)を内側に取り付けた
車取り付け板(8)の外側に回動可能に取り付けられて
いる。
(9)は荷台下にステー(5)により前記レール
(6)に平行して設けられた側壁(9B)を有する帯板状
のガイド杆であり、ガイド杆(9)の直線部に連続し
て、ガイド杆(9)の荷箱後方側の端部付近は内側に屈
曲(9A)している。
(10)は棒状体より成る突っ張り部材であり、突っ張
り部材(10)はその基部を前記リンク(4)(4)の一
方のリンク(4)に固定されると共に、ガイド杆(9)
の側壁(9B)に向け延長し、その先方部に荷箱後方側へ
屈曲した延長部分(10A)が形成され、該延長部分(10
A)はガイド杆(9)の側壁(9B)に当接し、摺動する
ものであり、ガイド杆(9)の直線部を摺動している場
合、リンク(4)を常時突っ張って開いている。
そして、屈曲した延長部分(10A)がガイド杆(9)
の屈曲(9A)部に当接すると、延長部分(10A)は内側
へ入り、リンク(4)が畳まれる。
(11)は後方扉(2)の上角に一端を取り付けたL形
蝶番であり、他端は側壁上方に荷箱(1)の前方に向け
形成した溝(12)内を移動するローラー(13)を設けた
取り付け板(14)に90度回動可能に止着されている。
尚、図中(15)は荷箱(1)の後方柱である。
《考案の効果》 本考案によれば、後方扉(2)を90度回転した後、前
方へスライド格納するに際し、突っ張り部材(10)によ
り後方扉(2)が荷箱(1)の側壁より突き離され一定
の間隔がおかれるから、荷箱(1)の後方柱(15)に後
方扉(2)が支えることなくスライドすることができ
る。
そして、後方扉(2)の突き離しや引き戻し時は、リ
ンク(4)及び突っ張り部材(10)が設けられているた
め平行移動すると共に、突っ張り部材(10)によりスラ
イド時、後方扉(2)が振れずに安定したスライドとな
る効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の実施例を示した斜視図、第2図は
同上の要部内側斜視図、第3図は本考案装置の作用を示
した部分平面図、第4図及び第5図は本考案装置の部分
背面図、第6図は従来例を示した平面図である。 符号 (1)は荷箱 (2)は後方扉 (3)は蝶番 (4)はリンク (6)はレール (7)は車 (8)は車取り付け板 (9)はガイド杆 (9A)はガイド杆の屈曲部 (9B)はガイド杆の側壁 (10)は突っ張り部材 (10A)は屈曲した延長部分

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャーシ上に架装される荷箱の後方扉が開
    放時90度回転した後、荷箱の側壁に沿い前方へスライド
    自在に格納される後方扉に於いて、後方扉(2)の基端
    の下方に蝶番(3)が設けられ、荷箱(1)の側面の後
    部下方に荷箱(1)の前方へ向けレール(6)が設けら
    れると共に、該レール(6)に平行して、荷箱(1)の
    側面の後部下方に、荷箱後方側の端部が内側へ屈曲(9
    A)したガイド杆(9)が設けられ、前記蝶番(3)に
    リンク(4)の一端が回動可能に取り付けられると共
    に、リンク(4)の他端は前記レール(6)に案内され
    る車(7)の車取り付け板(8)に回動可能に取り付け
    られ、リンク(4)に前記ガイド杆(9)に向け延長
    し、荷箱後方側へ屈曲した延長部分(10A)を有する突
    っ張り部材(10)の基部が固着され突っ張り部材(10)
    の先方部の屈曲した延長部分(10A)はガイド杆(9)
    に当接していることを特徴とする、貨物自動車に於ける
    観音扉のスライド装置。
JP1987081781U 1987-05-28 1987-05-28 貨物自動車に於ける観音扉のスライド装置 Expired - Lifetime JP2523983Y2 (ja)

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JPS63189814U JPS63189814U (ja) 1988-12-06
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JP2574743Y2 (ja) * 1991-12-20 1998-06-18 トヨタ車体株式会社 車両後部開口の開閉ドア装置

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JPS6083177U (ja) * 1983-11-16 1985-06-08 蚊爪 喜与治 箱形トラックの扉装置

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JPS63189814U (ja) 1988-12-06

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