JPH0665812A - ポリエステルフィラメント糸、ポリエステルタイヤコードおよびこれらの製造方法 - Google Patents
ポリエステルフィラメント糸、ポリエステルタイヤコードおよびこれらの製造方法Info
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Abstract
リエステルフィラメント糸およびタイヤコードを提供す
ること。 【構成】 90モル%以上がポリエチレンテレフタレー
トからなり、結晶、非結晶、準結晶に構成された3相構
造を有することを特徴とする高強力ポリエステルフィラ
メント糸であって、 (1)結晶配向関数(fc):0.94以下、(2)非晶配
向関数(fa):0.60以上、(3)fa×(1−X
c)>0.330以上(Xc:結晶化度)、(4)長周期
値:155Å以下 をみたすことを特徴とする高強力ポリエステルフィラメ
ント糸およびその製造方法。
Description
ラメント糸およびタイヤコードに関する。より詳しくは
熱寸法安定性および強度利用率を向上させて高温下にお
いての耐疲労性を改善したポリエステルフィラメント
糸、この糸で製造するタイヤコードおよびこれらの製造
方法に関する。
ている繊維の代表的な例としてはナイロン、レーヨン、
ポリエステルなどがある。これらのうち、ナイロンタイ
ヤコードはナイロン繊維の固有物性に伴い強力および靭
性が他の素材に比べ優れており、トラック、大形のバス
用バイアスタイヤによく用いられてきた。
有物性に伴い乾熱収縮が非常に低く、熱寸法安定性、形
態安定性などが優れて、乗用車などの高速走行用ラジア
ルタイヤによく用いられてきた。
はモジュラスおよび乾熱収縮物性が悪くて形態安定性が
不良し、ガラス転移温度が低くてプラットスポット現象
が発生するという問題点がある。
ュラスが低くコードの製造の際強力低下が激しいという
問題点がある。
所を除去するためポリエステルタイヤコードが広く用い
られている。
ン環が存在し、分子鎖が強直して、これらからなるタイ
ヤコードに比べ弾性率、耐疲労性が優れ、ガラス転移温
度が高くてプラットスポットの発生が少なく、クリープ
性、耐久性が優れた物性を有している。これによって、
これらタイヤコードは乗用車用ラジアルタイヤに多く用
いられている。
いるにもかかわらず、これら従来のポリエステルタイヤ
コードは仕事損失に因る発熱量が大きいため、熱による
物性の変化が激しいという問題点がある。
強力ポリエチレンテレフタレートは通常、加熱時に非常
に収縮される。また、かかる産業用ポリエステル繊維を
タイヤのゴムマトリックス内に編入したとき、タイヤが
使用中に回転することに従い繊維は各タイヤの回転中に
連続的に伸張および弛緩される。より詳しくは、内部空
気圧がタイヤの繊維補強材を圧迫し軸負荷されながらタ
イヤの回転は繰返し応力変形を起こす。繊維の弛緩の間
に回復されることより多くのエネルギーが繊維の伸張の
間に消費されるため、かかるエネルギー差が熱として分
散されこれをヒステリシスあるいは仕事損失という。し
たがって、少なくとも部分的に該繊維ヒステリシス効果
に因る相当な温度上昇が走行中のタイヤにおいて観察さ
れてきた。
のための公知のゴム溶液の処理の際ゴム中に含有されて
いる水分およびアミンのため発生し、特に、ポリエステ
ル分子鎖内に存在するカルボキシル基の濃度が高くなる
と一層激しくなって強力を低下させ、耐疲労性を低下さ
せる。
行されながら、ナイロンおよびレーヨンに比べ物性が優
れたポリエステルタイヤコードの需要が増している。こ
れによって、ポリエステルの優れた物性に加えて前記ポ
リエステルの短所すなわち、ヒステリシス損による発熱
を最少化して耐疲労性を向上させたポリエステルの研究
開発が活発になされている。
ための方法としては、ポリエステルのカルボキシル基量
を減少して化学的安定性をあたえる科学的方法と、熱寸
法安定性をあたえるため比較的低い極限粘度を有するポ
リエステル繊維や高速紡糸により製造された高配向未延
伸糸(いわゆる、POY)を延伸する方法などが提案さ
れている。
特開昭54−132696号および特開昭54−132
697号においてはポリエステルの末端カルボキシル基
を減少させ、発熱が大きい時に起こる熱分解劣化を防止
する技術が開示されている。
させるため脂肪族ポリエステルを共重合するか溶融ブラ
ンドする方法では、非晶の運動性が大きくなり発熱量が
相対的に減少し熱分解程度が縮まって耐疲労性は向上す
るが、高結晶性ポリエステル繊維を得ることができない
ので強度および初期弾性率の低下が不可避であり、収縮
率が増加して、得られた製品はタイヤコード用原糸とし
ては不適合である。また、末端基封鎖剤を添加して末端
基の含量を縮める方法は重合度が低下されて好ましくな
く、製造コストが高くて経済的な面においても不利であ
る。
は、例えば米合衆国特許第4,101,525号および同
特許第4,195,052号に高速紡糸を用いて非晶分子
鎖の運動性を増加させて耐疲労性を向上させる方法が開
示されている。しかしながら、前記のような高速紡糸を
用いる方法は耐疲労性の向上には効果があるが非晶領域
においての分子鎖の長さが不均一になり、弛緩された分
子鎖が共存するようになって強度の損失が大きく、繊維
内外の層間の物性差が発生して延伸性の低下および微細
構造の欠陥による物性変動が大きいという短所がある。
ては、例えば特開昭61−12952号においては極限
粘度1.0、ジエチレングリコール含量1.0モル%、カ
ルボキシル基含量10当量/106gのポリエチレンテ
レフタレートを用いて紡糸速度2000〜2500m/
分で紡糸した未延伸糸を160℃の温度で延伸し、21
0〜240℃で熱処理して製造された原糸を通常のゴム
溶液に浸して強度7.0g/d以上、非晶吸収ピークの
温度148〜154℃、乾熱収縮率3.3〜5%のコー
ドを製造する方法が記載されている。
号および同特許第4,195,052号においては高速紡
糸による高配向未延伸糸を蒸気などを使用して延伸した
高度に配向された延伸糸、すなわち85モル%ポリエチ
レンテレフタレートで構成された単糸繊度1〜20デニ
ールであり、同時に150℃での仕事損失が0.004
〜0.02であるマルチ延伸糸をゴム溶液に浸してコー
ドを製造し、これをタイヤに用いることが例示されてい
る。
糸および延伸により製造された原糸の場合、原糸の形態
安定性、特に、乾熱収縮率に決定的な影響を与えるタイ
モレキュル(tie molecule)が配向されて、残存内部応
力に残るようになる。
低下させる原因にもなるが、従来の大部分の原糸の場
合、熱応力を察してみると、前記のような内部応力によ
り温度が昇温されるに従い持続的に熱応力が増加され
る。結局、これは前記原糸をゴム溶液で熱処理してもほ
ぼ0.5g/dの残存内部応力が残っていてタイヤコー
ドの耐疲労性を低下させる原因になる。さらに、ゴム溶
液に処理する前の原糸が高度に配向された延伸糸、すな
わち、結晶と非結晶とが明確な2相構造となっていて、
ゴム溶液に浸した後の熱処理時の高熱による結晶部分の
劣化により強力低下が起こるようになる。
いては、単孔吐出量を減少させることにより相対的にス
ピンドロー比を高めて低速においても高配向未延伸糸を
得て高強度原糸を製造した後、これをゴム溶液に浸し、
220℃以下の低い温度に処理してポリエステルコード
を製造する方法が提案されているが、この方法もなお原
糸においてのよい物性が撚糸およびディップの際高温に
より結晶部分が劣化して最終ディップコードにおいては
むしろ物性が不良であるという短所がある。
ポキシ樹脂化合物を処理した後、ゴム溶液に浸す方法が
特開昭54−77794号などに記載されているが根本
的な問題の解決には難しさがある。
術の問題点を解決するためのものであって、(1)高速紡
糸による残存内部応力による耐疲労性の低下および(2)
ゴム溶液の沈浸時の結晶部分の劣化による強力低下とい
う二つの問題点を次のような点に根拠をおき解決する。
造の工程中の熱履歴が大きくて熱による原糸の収縮応力
が大きく、以後のディップ工程などのような高熱処理時
に伴う再結晶化過程中に特に非晶領域内に配向がばらつ
いている自由分子鎖を中心として折りたたみ結晶(fold
ed crystal)が主に形成され、強力および弾性率や強力
維持率が低下される傾向がある。さらに、高結晶性原糸
は原糸自体の構造上では熱安定性の側面において寸法安
定性など耐疲労性が優れるがすでに原糸状態において著
しい2相構造を形成しているため、高温の後熱処理によ
る結晶サイズの増加、長周期サイズの増加などが急激に
起こることができて原糸自体の仕事損失の改善効果ほど
の撚糸および後熱処理による耐疲労性向上効果を期待し
にくい。
用いられてきた従来のタイヤコードは高温加熱の際に1
0%以上収縮し、さらにタイヤのゴム中にこれらを配列
させる場合、タイヤの走行中にコードに作用する高温下
での引張、圧縮、屈曲などの繰返し疲労運動により繊維
の強力、弾性率およびタフネスの固有物性が低下される
ばかりでなく耐疲労性が不良で均一性をそこなう結果を
もたらす。
たような従来の方法を改善し、全般的な物理的性質、例
えば強力が優れながらも高熱処理時はもちろんゴムと接
着して用いても強力利用率および寸法安定性が高くて耐
疲労性が優れたタイヤコード用原糸を製造するため研究
した結果、本発明を完成するに至った。すなわち、従来
の大部分の方法が結晶および非結晶の安定された2相構
造の原糸を形成した後、単にゴム溶液に浸して最終タイ
ヤコードを製造する方法である反面、本発明の製造方法
においては多少不安定な結晶、非結晶、準結晶が混在さ
れた3相構造原糸を製造した後、これをゴム溶液でのデ
ィップ工程において再結晶化させて結晶および非結晶の
安定された2相構造のタイヤコードを得ることを特徴と
する。
結晶はディップの際に熱処理を受けながら結晶化に進行
され、従来の方法に比べ、これら結晶サイズが10%以
上小さいものからなっているので、コード内原糸は結晶
と非結晶との分布が均一に形成されている、一種の結晶
による網状構造を発達させて形態安定性が優れ、特に再
結晶化中に折りたたみ結晶の形成を最少化させることに
より結晶と結晶とを結ぶ緊張されたタイ分子鎖含量を増
加させて高い弾性率を維持できる。
強用繊維の特性を発揮できるように理論的背景を基礎と
して紡糸および延伸工程を検討した結果、X線にて結晶
回折が観測されない範囲内においてアモルファス状態の
高配向性分子鎖を有する未延伸糸を製造した後、結晶化
温度以下の低い温度で低い延伸比で延伸することによ
り、延伸による非晶領域の分子鎖の緊張を最少化させる
とともに低い温度で熱処理およびリラックス処理してそ
れ以上の結晶化を進行させない条件にポリエステルフィ
ラメント糸を製造し、これを公知のゴム溶液に浸した
後、再結晶が可能な温度および張力下において熱処理し
て最終ポリエステルタイヤコードを製造した。
以上の高温で反復的な疲労運動を受ける条件下において
も耐疲労性および寸法安定性が優れたポリエステルフィ
ラメント糸およびその製造方法を提供することである。
寸法安定性および耐疲労性が優れたポリエステルフィラ
メントからなるタイヤコードを提供することである。
繰返し疲労運動下においても耐疲労性および寸法安定性
が著しく改善されたタイヤを提供することである。
本発明は90モル%以上のポリエチレンテレフタレート
からなり、フィラメント当り3〜5デニールの繊度を有
し、結晶、非結晶、準結晶で構成された3相構造を有す
るポリエステルフィラメント糸において、前記3相構造
のうち準結晶領域の比率が全3相構造の5〜15%であ
ることを特徴とするポリエステルフィラメント糸を提供
する。
チレンテレフタレートからなり、フィラメント当り3〜
5デニールの繊度を有するポリエステルフィラメント糸
において、下記特性: (1)結晶配向関数(fc):0.94以下、(2)非晶配
向関数(fa):0.60以上、(3)fa×(1−X
c)>0.330以上(Xc:結晶化度、30〜45重
量%)、(4)長周期値:155Å以下をみたすことを特
徴とするポリエステルフィラメント糸を提供する。
チレンテレフタレートからなり、フィラメント当り3〜
5デニールの繊度を有するポリエステルフィラメント糸
において、下記特性: (1)結晶化度(Xc):30〜45(重量%)、
を提供する。
チレンテレフタレートからなり、フィラメント当り3〜
5デニールの繊度を有するポリエステルフィラメント糸
において、60℃と250℃との間で最大熱収縮応力が
0.5g/d以下であり、210℃以上においては熱収
縮応力が減少することを特徴とするポリエステルフィラ
メント糸を提供する。
チレンテレフタレートを含有し、固有粘度が0.85以
上であるポリエステルを溶融、紡糸、延伸、熱処理およ
びリラックスしてポリエステルフィラメント糸を製造す
る方法において、 (1)2500〜4000m/分の紡糸速度で紡糸した
後、25℃から重合体のガラス転移温度の冷却風温度で
冷却、固化して未延伸糸を製造し; (2)重合体のガラス転移温度から120℃の延伸温度で
総延伸比1.4〜2.2に延伸し; (3)100〜210℃の温度で熱処理し; (4)140℃以下の温度で3〜6%リラックス率でリラ
ックスさせる ことを特徴とする製造方法を提供する。
チレンテレフタレートからなるポリエステルフィラメン
ト糸で製造されたポリエステルタイヤコードであって、
下記特性: (1)10%伸度においての強力(L10):100N以
上、(2)177℃で2分間、オーブンで20g静荷重下
において乾熱処理したときの乾熱収縮率:3.5%以
下、(3)前記乾熱処理後の10%伸度における強力
(L):65N以上、(4)寸法安定係数(L/S):2
0以上 を有することを特徴とするタイヤコードを提供する。
0モル%以上のポリエチレンテレフタレートを含有し、
95モル%以上のポリエチレンテレフタレートからなる
ことが好ましい。さらに、本発明のポリエステルは10
モル%以下のポリエチレンテレフタレート以外の共重合
エステル単位を含有できる。
チレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメ
チレングリコール、ヘキサメチレングリコールなどのよ
うなグリコール、イソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタ
ル酸、アジフ酸、セバス酸、アゼラ酸などのようなジカ
ルボン酸などが挙げられる。
常フィラメント当りほぼ3〜5デニールの繊度を有する
が、この値はこの分野における熟練者に自明であるよう
に広範囲に変形できる。
晶、非結晶、準結晶で構成された3相構造を有すること
を特徴とするものであり、より詳しく説明すると、従来
のタイヤコード用原糸がほとんど完全な状態の結晶、非
結晶の2相構造(最小限の準結晶領域のみが存在する)
であるのに比べ、本発明の場合、準結晶領域が従来より
相当部分多く存在する3相構造の原糸である。
ophase)とは、非結晶領域内においてある程度の配向を
有する配向アモルファス領域を意味する。X線回折強度
を赤道方向に走査して回折線の強度を定量的に係数化さ
せたとき、010結晶面のピーク上において下記の式に
より準結晶領域の比率を求めることができる(「図1」お
よび「図2」参照)。
I 結晶領域(Icrystalline)+I 準結晶領域(Imeso)
+I アモルファス領域(Iamor)を意味する。)
準結晶領域が全体の3相構造中において5〜15%に該
当することを特徴とするが、5%以下である場合は準結
晶領域が少なく存在することを意味する。すなわち従来
の結晶、非結晶の2相構造の原糸と類似することを意味
する。逆に、15%以上である場合は原糸の製造工程上
の難しさがあるばかりでなく準結晶領域が多く存在する
に従いタイヤコードにおいて求める原糸としての強度を
満たすことができないようになる。
原糸はコード製造のためゴム溶液に処理した後、熱処理
により準結晶が結晶に含入されて結晶および非結晶部分
が均等に分布されるネットワーク構造が発達して形態安
定性が非常に優れるばかりでなく、結晶再成長による強
力低下がほとんどない。また、準結晶部が結晶に含入さ
れながら非結晶部分の分子鎖配向度が向上されてモジュ
ラスが優れ、かかる非結晶領域におけるタイ分子鎖の数
が増加して強力もなお非常に優れるようになる。
ト糸は結晶化度が30〜45重量%であることを特徴と
するが、結晶化度が45重量%を超えると原糸において
の結晶、非結晶構造がはっきり区分されてディップの際
高温の熱処理を受けながら張力低下が非常に激しく、最
終ディップコードにおいての物性が悪くなり、原糸にお
いての結晶化度が30重量%未満である場合には原糸の
製造の際にフィラメントがソフト化され、切れがしばし
ば生じるという短所がある。したがって、本発明の原糸
においては結晶と非結晶との区分が明瞭せず結晶と非結
晶構造との中間段階である準結晶構造が共存する3相構
造で製造しながら適当な応力緩和のみ起こるようにした
後、ディップの際に結晶および非結晶の完全な構造を有
することによりディップの際に起こる強力低下を極少化
した。
3)を用いて次式から求める。
は1.335である。密度ρはn-ヘプタンと四塩化炭素
を用いて密度勾配管法により25℃で測定して求めた。
ト糸はFa(1−Xc)で表示される値が0.33であ
ることを特徴とする。これは、本発明の3相構造を得る
ための非結晶部の特性を制限したものである。前記値が
0.33未満である場合は結晶化度が高いか、配向され
た非結晶部の比率が低いことを意味するものであり、従
来の2相構造原糸と類似することを示す。すなわち、結
晶化度が高すぎる場合、コード製造の際に熱処理による
強力低下が起こるようになり、さらに、非結晶部の配向
程度が低すぎる場合は、コード製造の際に準結晶領域が
小量存在することによりディップの際に結晶領域に含入
される量が少なくて、全体的にはコードとして必要な強
力を得にくいようになる。
を示す因子を制御する必要があり、好ましい範囲として
は非結晶部の配向関数値(fa)が0.6以上、(1−
Xc)が55〜70重量%であることがよい。
関数が0.94以下であり、非結晶配向関数が0.60
以上であることを特徴とする。
10)面と(100)面の方位角回折パターンに半価幅(X
hk1)から求めたそれぞれの配向関数の平均値を求めた。
る。
naは非晶の固有復屈折率(0.275)である。
ック補償板を取り付けて試料による干渉色度から求めた
遅延時間を測定して求めた。
m)である。
える場合にはすでに結晶、非結晶領域の区分がはっきり
しており、ディップの際の好ましくない結晶の成長およ
び結晶の表面においての折りたたみチェーン(folded c
hain)の形成による強力低下、非結晶領域においての配
向度のずれの減少によるモジュラス低下などにより最終
ディップコードにおいての物性は非常に不良で非結晶配
向関数が0.60未満である場合はすでに原糸で応力緩
和が起った状態であるため、原糸において形態安定性は
優れるがディップ後の最終ディップコードにおいての物
性は同様に不良になる。
以下であり、非結晶配向関数が0.60以上である構造
を有する原糸は結晶と非結晶との区分がはっきりしてい
ないことを意味するものであり、結晶および非結晶領域
以外にも準結晶領域が存在することを意味する。
域に該当し、この領域はマイクロフィブリルとマイクロ
フィブリルとの間に存在するようになり、かかるインタ
マイクロフィブリラタイモレキュルらはマイクロフィブ
リル内に存在する結晶領域に縛られていて外部から加わ
る変形に対する抵抗が強くてモジュラスが大きいばかり
でなく高温で非結晶分子鎖のデスオリエンテーションに
よる収縮率を大きく減少させる役割をする。
R.Dean)の著書であるポリエステル・テキスタイルズ
(Polyester Textiles)、1988、第195〜212
頁、新しいポリエステルタイヤコードの開発(New Pol
yester Tire Cord Development)には形態安定性が優
れたポリエステルタイヤコードを製造するためにはイン
タマイクロフィブリラタイモレキュルの効果を極大化さ
せて収縮およびフィブリル化を防止し、耐疲労性を増加
しなければならないと報告されており、本発明において
もかかる微細構造を特徴にして形態安定性を極大化し
た。
要条件は原糸においての結晶領域の配向度は0.94以
下、非結晶領域においての配向度は0.60以上にしな
ければならないし、このような微細構造を有する原糸を
高温でディップするとインタマイクロフィブリラタイモ
レキュルのうち一部分は結晶領域に含入され、残りはデ
ィップコード内においてもインタマイクロフィブリラタ
イモレキュルに存在するようになり、これによって形態
安定性が優れるようになり、ディップの際の好ましくな
い長周期の増加および連結分子鎖の減少などの現象が改
善されて最終ディップコードにおいては非常に優れた物
性が得られる。
イチ・エム・ヒュベル(H.M.Heuvel)の著書である
ジャーナル・オブ・アプライド・ポリエステル・サイエ
ンス(Journal of Applied POLYMER SCIE
NCE)、1989、第37巻、第595〜616頁に
はポリエステル繊維の乾熱収縮率は非晶領域の含量と非
晶領域分子鎖の配向度との積と比例関係にあることが説
明されている。
次のような事実がタイヤ用補強材料のごときゴム補強用
繊維においては一層重要な因子であるということを発見
した。
反復的な引張、圧縮、屈曲などの疲労運動下にあるゴム
補強用繊維は激甚な強力および弾性率の低下によりタフ
ネスを向上させることが重要であり、高度の寸法安定性
が要求されるが、このようにするためには構造的に結晶
領域を均一に分布しなければならない。
収縮現象は分子鎖に熱が加わったとき、非晶領域の分子
配向がバラツキながら長さが縮まる現象をいう。かかる
形態変化を縮めることができる部分は非晶部と続いて隣
接している結晶であるが、かかる結晶があたかも緻密な
網構造を有している場合、すなわち、同一な結晶化度で
あっても小さい結晶が分布しており、結晶と非晶の大き
さを代表する指数である長周期値が小さく、緻密で規則
的な巨視構造を形成している場合、熱による変形、特に
温度が高いほどさらに収縮のごとき形態変化を防止する
役割、すなわち、ゴム内に硫黄を用いて架橋結合させた
ような役割をするようになるものである。
および分布長周期の改善がないままではゴム補強用繊維
の物性の改善には限界がある。
上、1.5×105Å3以下であり、長周期は155Å以
下の緻密な構造を有することを特徴とする。
−K α線を光源とする焼却X線散乱装置(日本RIG
AKU社製)を用いて電圧50kV、電流200mAの
条件に子午線干渉回折線を得てブラッグの式にて計算し
た。
入して求めた。
1/2(bはピークの半価幅、Bは装置関数)である。
ズ×長周期×結晶化度
ナルモジュラスは20g/d以下であることを特徴とす
る。
モジュラスが高いと撚糸およびディップの際の強力低下
が大きいことが知られているが、本発明者らはかかる強
力低下については初期モジュラスよりはターミナルモジ
ュラスの影響の方がより大きいという事実がわかった。
ただし、原糸においてすでに結晶化が多く進行された場
合においては、いくらターミナルモジュラスが低くても
強力低下がひどい。すなわち、弛緩率や熱処理を強めて
ターミナルモジュラスを低下させることができ、甚だし
くは負値を有するようにすることはできるが、このとき
は結晶化度が高くて撚糸およびディップの際の強力低下
を避けることができない。
いての温度変化に応じる熱収縮応力挙動である。原糸の
最大熱収縮応力は熱収縮応力分析装置(日本KANEB
O社製)を用いて求める。
機械的な性質が求められるため、強い延伸張力、高熱処
理などによる応力が累積されるようになり、これを最大
限緩和させるために原糸の製造の際にリラックス過程を
付与する方法などが用いられてきたが、本発明者らの研
究の結果、リラックス過程において応力を緩和させるの
に限界があることがわかった。これは、主に累積される
応力が大部分延伸、熱処理などに由来する熱による応力
であるためである。
を誘導する従来の製法には応力緩和に制限がある。
力緩和方法に制限的な要素の中のもう一つは、原糸にお
いての収縮率を減少させるため、非晶領域の配向性を
0.6以下に下げる場合(米合衆国特許第4,101,5
25号、米合衆国特許第4,195,052号)において
も高結晶化および後工程による再結晶化の過程中の結晶
表面の折りたたみ分子鎖および結晶界面上の多くの欠陥
などにより非晶分子鎖の拘束を完全にはずすことができ
ないし、また、タイ分子鎖の分布率の低下により高弾性
の物性を得にくいものである。
最大熱収縮応力が0.5g/d以下であることを特徴と
する。また、ポリエステル繊維をゴム補強用にして用い
るため適用されるすべての後処理温度は210℃を上回
るようになる。従来のゴム補強用、特にタイヤに用いら
れるゴム補強用原糸の場合210℃以下の温度において
は熱収縮応力があまり高くはないが、210℃以上の高
温においてはむしろ熱収縮応力が非常に高い傾向がある
のに比べ、本発明の原糸は210℃以上の温度では熱収
縮応力が急に下がる特性を有しており、最終コードにお
いては熱収縮応力を0.1g/d以下に低めることがで
き、発熱および寸法安定性が著しく改善され、耐疲労性
が優れたコードの製造が可能になる。
℃で30分間熱風オーブンで無張力下で測定した乾熱収
縮率が8%ないし15%である高収縮を示すが、前記の
微細構造的特性および相異した熱収縮応力の挙動により
ディップ工程中に再結晶化によるコンパクトな巨視構造
および結晶の網構造、高温においての熱収縮応力の著し
い低下などの因子により寸法安定性および耐疲労性が優
れているゴム補強用ポリエステルフィラメント糸であ
る。
徴を「図3」の熱収縮応力曲線で詳細に説明すると、次
のとおりである。「図3」は1000デニールのポリエ
ステルフィラメント糸に対し試験した熱収縮応力曲線を
特徴的に示すものであり、曲線aは従来技術のタイヤコ
ード用ポリエステル原糸(比較例8)、曲線bは従来技術
の寸法安定性が多少改善されたポリエステル原糸(比較
例9)、曲線cは本発明のポリエステル原糸(実施例5)
の熱収縮応力曲線を示している。試験条件は初荷重を5
0gで昇温速度2.5℃/秒で常温から265℃までの
熱収縮応力を測定した。図において、本発明の原糸は2
10℃以上から熱収縮応力が減少することがわかる。
メント糸を用いて製造した本発明のタイヤコードは次の
ように優れた物性を示す。 (1)10%伸度においての強力(L10)が100N以
上であり; (2)177℃で2分間、オーブンで20g静荷重下にお
いて乾熱処理したときの乾熱収縮率(S)が3.5%以
下であり; (3)前記乾熱処理後10%伸度においての強力(L)が
65N以上であり; (4)寸法安定係数(L/S)が20以上である。
から分かるように最大熱収縮応力が0.1g/d以下で
ある。
同一のポリエステルフィラメント糸をディップ処理して
製造したポリエステルタイヤコードに対し試験した熱収
縮応力曲線を示すものであり、曲線Aは従来技術のポリ
エステルタイヤコード(比較例17)、曲線Bは従来技術
のポリエステルタイヤコード(比較例15)、C曲線は本
発明のタイヤコード(実施例24)の熱収縮応力曲線を示
す。試験条件は初荷重を50gで昇温速度2.5℃/秒
で常温から300℃までの熱収縮応力を測定した。図か
ら、本発明のタイヤコードは比較例において製造された
タイヤコードと比較して著しく低い熱収縮応力挙動を示
すことがわかるが、これは、本発明のディップコードが
熱に対する安定性がよくて乾熱収縮が低いものは結晶領
域が均一に分布されるネットワーク構造がよく発達され
ているためである。
性を高める方法を、結晶および非結晶領域が均一に分布
されているネットワーク構造のディップコードをつくる
ことにより解決した。
有するタイヤコードは、タイヤの内部に挿入されて伸張
および圧縮変形されながら非結晶領域に存在する分子鎖
が動くに必要な活性化エネルギーが大きくて発熱量が多
くなるためにタイヤの内部の温度がそれ程上がるように
なり、これによってタイヤコードの耐疲労性が悪くなっ
て寿命が短くなることが知られているが実際はそれと逆
の現象が生じる。
の著書であるジャーナル・オブ・マテリアル・サイエン
ス(Journal of Meterial Science)、22、198
7、第4292〜4298頁によると、結晶サイズが小
さく均一に分布されており、耐疲労性が非常に優れてい
ることが知られている。
性に優れているのは本発明者らの実験からもわかるが、
それはタイヤコードの疲労メカニズムが物理的な劣化よ
りも化学的な劣化によることがずっと大きいためであ
る。
1、第260〜266頁によれば、疲労による劣化の8
0%が分子鎖中に結合されているエステル結合の加水分
解およびアミン分解によるものであり、残りが物理的な
変形によることが知られている。
タイヤコードの構造にネットワーク構造がよく発達され
ている場合には外部の伸張、圧縮、屈曲変形による非結
晶分子鎖の動きが非常に難しいため発熱量が多くて温度
が高くなり、これによる物理的な疲労が大きいがこれは
非常に微々たるものであり、逆に非結晶領域においての
配向度が高くて水分およびアミンが浸透しにくいため化
学的な劣化が少なくなり耐疲労性が優れたものと判断さ
れる。
する。 (1)段階:出発原料であるポリエステルは固有粘度が
0.85以上である高重合度のものを用いる。固有粘度
ηはオストワルド粘度計を用いてオルトクロロフェノー
ル100ミリリットルに試料8gを溶解した溶液の相対
粘度ηrを25℃で測定して次式により求める。
ールの落下時間(秒)、dは溶液の密度(g/cc)、do
はオルトクロロフェノールの密度(g/cc)である。
ポリマーの重合度が非常に重要であるところ、形態安定
性においては低分子量ポリマーが有利であり、耐疲労性
においては高分子量ポリマーを用いる方がよい。本発明
においては、固有粘度0.85以上、好ましくは1.0以
上のポリマーを用いることにより諸般物性および耐疲労
性の低下が最少化できる。
0.03〜0.08、さらに好ましくは0.05〜0.08
の高配向された未延伸糸を得る。本発明の3相構造の原
糸を製造するための前段階に高配向未延伸糸の独特な収
縮挙動が発現される未延伸糸を製造することが重要であ
る。
ム補強用繊維としての強力および弾性率を与えるため延
伸工程中に過度に延伸しなければならないので非晶部の
配向度が急激に増加し、過度な延伸張力により残存応力
が大きくなって繊維の収縮率が大きくなる。
糸状態において結晶と非結晶領域が混在するようになり
配向された非結晶領域が結晶化されながら生じる伸張現
象は発生せず、高速紡糸による強力低下も避けることが
できなくて、最終ディップコードの物性が不良になり、
特に強力が非常に低下する。
らはずれた紡出糸が冷却風により冷却されてガラス転移
温度に至る地点において受ける張力の大きさに比例する
が、これは主に紡糸速度、単孔吐出量および冷却風の温
度などに左右される。未延伸糸の配向は紡糸口金からは
ずれた紡出糸が冷却風により冷却されてガラス転移温度
以下に至る地点においてなされる場合、本発明において
は紡出糸の引張変形の速度を高めるため紡糸速度を高速
化するか、紡糸速度を固定し、冷却風の温度を高めるか
あるいは単孔吐出量を減少させる方法を用いて、固化点
の張力を高くして未延伸糸の復屈折率を0.03以上と
した。
ためには溶融吐出された糸条を徐々に冷却させて固化点
を紡糸口金からできるだけ下方に移動させることがよ
い。
ため、2500〜4000m/分、好ましくは3000
〜3600m/分の紡糸速度で紡糸する場合にはポリマ
ーストリームの内外層間の冷却速度が異なるようにな
り、したがって、紡糸応力も異なるようになりフィラメ
ントの内外層間の構造が異なるスキン−コア構造のフィ
ラメント糸が製造されるようになるが、かかる現象を防
止するため、高速紡糸する場合には紡糸段階においてオ
リフィスの長さ対口径の比(L/D)が2以上4以下で
あることを通じて溶融圧出させて溶融マルチ糸物質を生
成させることが重要である。
2未満である場合は2500〜4000m/分の紡糸速
度でフィラメントの内外層の温度差が激しくなることに
より、内外層間の構造が相異したスキン−コア構造が形
成され、物性が低下される。
/D)が4を超過するときには、パック圧力が急昇して
操業上不利であり、パック周期が減少するようになる。
フィラメント内外層の温度差を減少させるため冷却風温
度は25℃〜重合体のガラス転移温度、好ましくは40
℃〜60℃に高めるとフィラメント内外層の構造差によ
る強力低下が最少化できる。
ントが急冷して固化点の張力が低くなって高配向未延伸
糸を得にくくなる。
不足で操業が不可能になる。
向性の差が発生されて原糸の機械的な物性に大きい影響
を与えるが、紡糸条件調節および不均一冷却を防止して
延伸工程を経た最終延伸フィラメントの単糸繊度は3な
いし5の一定なデニールを維持することがよい。
は未延伸糸の結晶化温度以下で低配率延伸することを特
徴とする。延伸は二段あるいはそれ以上の多段延伸をす
るが、高速紡糸により製造された高配向未延伸糸の場
合、結晶化温度は紡糸速度の増加に応じて低速紡糸時よ
り10℃以上低くなるので、延伸温度は重合体のガラス
転移温度〜120℃以下、好ましくは80〜90℃にし
なければならない。もし、延伸温度が120℃を超える
と分子鎖が配向される以前にすでに未結晶が存在するよ
うになって延伸性が限られ、激しくなると分子鎖の切断
が起り、さらに、80℃未満においては分子鎖の流動が
なくなり延伸効率が低下される。
g/d)を維持するための条件として1.4ないし2.2
倍、好ましくは1.4ないし1.8倍程度にしなければな
らない。総延伸比が1.4未満になると繊維強度が不足
になり、2.2を超えると高いモジュラス値と低い収縮
率が達成できず、強力低下率も高くなる。
多段延伸することが好ましい。その理由は、第1延伸範
囲で70%以上に延伸して一段延伸のみをする場合、縺
れて存在している分子鎖がフィブリル構造になるための
時間が短くて縺れる状態そのまま残存するようになり、
これが構造の欠陥として作用して熱による収縮率が大き
くなるのでこれをできるだけ防止しなければならないた
めである。
た高配向未延伸糸の独特な特性、すなわち未延伸糸を特
定条件に延伸した後、熱を加えると収縮が起らずにむし
ろ液体のごとく変形するという事実を活用してディップ
コードの乾熱収縮率を大幅に縮めることができる。
エス・アブヒラマン(A.S.Abhiraman)の著書である
ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエンス(Journal of
Polymer Science)、パート B、第26巻、198
8、第1657〜1675頁には、初期の配向された非
結晶ポリマーをガラス転移温度と溶融温度との間の温度
下に放置して応力を加えた状態においての挙動を観察
し、収縮現象は配向された非結晶領域においての分子鎖
の撚りによって起り、液体のごとき伸張変形は前記収縮
力より大きい応力が加わるときに分子の配向が増加しな
がら起こると報告されている。
いは収縮挙動は配向された非結晶分子鎖の結晶化による
伸張力の大きさの差により起こる現象であり、本発明者
らはかかる伸張収縮挙動の機構を最大に応用して収縮率
を最小化した。
分子鎖のデスオリエンテーションによる収縮挙動のみ起
こるため乾熱収縮は大きくなる。
理温度が100〜210℃であることを特徴とする。熱
処理温度が210℃を超えるとすでに結晶領域と非結晶
領域の区分が明瞭になるため、本発明において追求する
インタマイクロフィブリラタイモレキュルが発達された
ネットワーク構造を発現させることができなくなり、結
晶領域の配向度が極度に増大され、非結晶領域の配向度
が低くなって以後のディップの際、非正常的な結晶成長
による物性の低下を防止できなくなる。
理するため、そのときの温度に応じて原糸の構造が多く
異なる。本発明のタイヤコード用ポリエステル繊維は、
100〜210℃、好ましくは100〜180℃で熱処
理することによりつくられる。
伸工程中の延伸熱処理による結晶化および分子鎖の配向
によってその物性が発現されるが、延伸中の配向は結晶
領域および非結晶領域において同時に行われ、延伸張力
は非結晶領域において一層大きくかかる。
ているタイヤ用原糸はコードの製造時に撚糸あるいは公
知のゴム溶液に浸漬工程中に機械的な物性の低下が急激
に発生するようになる。
明においては延伸後に非晶部の分子鎖が流動しはじめる
温度、すなわち、損失タンジェント値tanδが最大に
なる140℃以下で3〜6%の弛緩率に弛緩処理する。
温度により繊維の結晶構造に欠陥が生じるか破壊されて
物性の低下が急激に生じる。
である場合、巻上張力が高くなって操業に不良であり、
残存延伸応力除去が不完全になって操業が不良であり、
6%超過時には強力利用率が低くなり、糸の乾熱収縮率
は縮まるがディップコードにまでその効果が残らずに操
業が困難になる。
構造を有する本発明のポリエステルフィラメント糸を下
記段階(6)においてディップ処理することにより本発明
のタイヤコードを製造する。
公知のゴム溶液に浸漬、乾燥、熱処理およびノーマライ
ジング工程の順に処理してタイヤコードを製造する。前
記熱処理工程において、熱処理時の張力が0.2〜0.6
g/d、処理温度が220〜250℃であるのが最も適
合であるが、張力が0.6g/dを超過するか、または
温度が250℃を超えると、配向された非結晶分子鎖の
結晶化による伸張力よりずっと大きい応力が原糸に作用
するようになり、これが結局最終ディップコード内にお
いて残存応力として残っているようになるので乾熱収縮
率が増加するようになる。
晶領域の分子鎖デスオリエンテーションおよび折りたた
みによる好ましくない非晶分子鎖の成長により乾熱収縮
率は減少するが強力は低下する。また、温度が220℃
未満であると、ゴム溶液の接着力が不足し、乾熱収縮率
が増加し、高結晶性ディップコードは得られない。
000デニールを基準にして2回以上撚糸、製織した
後、公知のゴム溶液に浸漬し、次いで、乾燥させ、続け
て前記温度および張力で熱処理した後、ノーマライジン
グして得られたすだれ織からディップコードを得る。か
くして得られたディップコードはインストロン引張試験
機を用いて測定した結果、10%伸度においての強力が
100N以上を維持する。また、177℃で2分間オー
ブンで20g静荷重下において乾熱処理したとき乾熱収
縮率Sは3.5%以下になる。
0%伸度においての強力Lもなお65N以上の高強力を
維持する優れた物性を有する。
る寸法安定度係数(L/S)が20以上であるタイヤコ
ードが得られる。
量が15eq/106gであるポリエチレンテレフタレ
ート重合体を305℃に溶融紡糸するが、直径0.50m
mおよび口金ホール数192個を有する紡糸口金で圧出
するときのオリフィスL/D(長さ対口径の比)を2〜
4の範囲において異にして試験した。口金直下部には長
さ200mm、温度330℃である保温容器を設けて、該
保温容器の下方において冷却風の温度を80℃以下の条
件に冷却固化した。その他の条件を下記「表1」〜「表
6」の条件にしてポリエステルフィラメント糸を製造し
た。最終原糸の繊維度は1000デニールになるように
吐出量を調節し、このときの原糸物性も「表1」〜「表
6」に示す。
に49回/10cmの下撚、S方向に49回/10cmの上
撚の2合に撚糸、製織してレゾルシンホルマリンラテッ
クスおよびエポキシイソシアネートを主成分とするゴム
接着溶液に浸した後、160℃×60秒乾燥し、下記の
表に記載した条件下で熱処理し、1.5%弛緩して24
5℃×60秒ノーマライジングしてポリエステルタイヤ
コードを製造した。かくして処理したタイヤコードの物
性を下記「表7」および「表8」に示す。
は次のような方法で評価した。
同一の機器を用いて求めた伸張荷重曲線で、荷重4.5
g/dにおけるの伸度を意味する。
後、無荷重下で測定した試料の長さをL0、また無荷重
状態において150℃のオーブンにおいて30分間放置
した後、オーブン内で測定した長さをL1として次式か
ら求めた。
25℃、65%RH内において24時間以上放置した
後、20g静荷重下で測定した試料の長さをl0、また
20g静荷重下において177℃で2分間オーブンで乾
熱処理した後に測定した試料の長さをl1として次式か
ら求めた。
m2、回転速度850rpm、チューブ角度80°で48
時間回転後、タイヤ内部のコードを再巻いて強力を測定
した。
エステルタイヤコードは150℃で30分間無緊張下に
おいて乾熱収縮率が3.5%以内の値を有し、寸法安定
係数が20以上であるので優れた寸法安定性を有するこ
とがわかる。さらに、10%伸度における強力が100
N以上であり、前記乾熱処理後、10%伸度における強
力Lが65N以上であるので耐疲労性が優れていること
がわかる。
ント糸タイヤコードは熱収縮応力が顕著に低くなるた
め、タイヤコードをタイヤのゴムマトリックス内に繊維
補強材として用いるとき寸法安定性および耐疲労性が非
常に優れる。
が、当業者に容易な変更及び変形が可能であることはも
ちろんである。かかる変更および変形は請求の範囲の要
旨および範囲に属することと見做される。
強度測定グラフ。
のX線強度測定グラフ。
ラフ。
フ。
Claims (20)
- 【請求項1】 90モル%以上のポリエチレンテレフタ
レートからなり、フィラメント当り3〜5デニールの繊
度を有し、結晶、非結晶、準結晶で構成された3相構造
を有するポリエステルフィラメント糸において、前記3
相構造のうち準結晶領域の比率が全3相構造の5〜15
%であることを特徴とするポリエステルフィラメント
糸。 - 【請求項2】 90モル%以上のポリエチレンテレフタ
レートからなり、フィラメント当り3〜5デニールの繊
度を有するポリエステルフィラメント糸において、下記
特性: (1)結晶配向関数(fc):0.94以下、 (2)非晶配向関数(fa):0.60以上、 (3)fa×(1−Xc)>0.330以上(Xc:結晶
化度、30〜45重量%)、 (4)長周期値:155Å以下 をみたすことを特徴とするポリエステルフィラメント
糸。 - 【請求項3】 90モル%以上のポリエチレンテレフタ
レートからなり、フィラメント当り3〜5デニールの繊
度を有するポリエステルフィラメント糸において、下記
特性: (1)結晶化度(Xc):30〜45重量%、 【外1】 (3)結晶体積:0.5×105Å3〜1.54×105Å3 をみたすことを特徴とするポリエステルフィラメント
糸。 - 【請求項4】 90モル%以上のポリエチレンテレフタ
レートからなり、フィラメント当り3〜5デニールの繊
度を有するポリエステルフィラメント糸において、60
℃と250℃との間で最大熱収縮応力が0.5g/d以
下であり、210℃以上においては熱収縮応力が減少す
ることを特徴とするポリエステルフィラメント糸。 - 【請求項5】 90モル%以上のポリエチレンテレフタ
レートを含有し、固有粘度が0.85以上であるポリエ
ステルを溶融、紡糸、延伸、熱処理およびリラックスし
てポリエステルフィラメント糸を製造する方法におい
て、 (1)2500〜4000m/分の紡糸速度で紡糸した
後、25℃から重合体のガラス転移温度の冷却風温度で
冷却、固化させて未延伸糸を製造し; (2)重合体のガラス転移温度から120℃の延伸温度で
総延伸比1.4〜2.2に延伸し; (3)100〜210℃の温度で熱処理し; (4)140℃以下の温度で3〜6%のリラックス率にリ
ラックスさせる ことを特徴とする製造方法。 - 【請求項6】 紡糸時に用いられる口金オリフィスの長
さ対口径比(L/D)が2〜4である請求項5記載の方
法。 - 【請求項7】 紡糸速度が3,000〜3,600m/分
である請求項5記載の方法。 - 【請求項8】 未延伸糸の複屈折率が0.03〜0.08
である請求項5記載の方法。 - 【請求項9】 未延伸糸の複屈折率が0.05〜0.08
である請求項8記載の方法。 - 【請求項10】 冷却風温度が40〜60℃である請求
項5記載の方法。 - 【請求項11】 延伸温度が80〜120℃である請求
項5記載の方法。 - 【請求項12】 延伸温度が80〜90℃である請求項
11記載の方法。 - 【請求項13】 総延伸比が1.4〜1.8である請求項
5記載の方法。 - 【請求項14】 熱処理温度が100〜180℃である
請求項5記載の方法。 - 【請求項15】 90モル%以上のポリエチレンテレフ
タレートからなるポリエステルフィラメント糸で製造さ
れたポリエステルタイヤコードであって、下記特性: (1)10%伸度においての強力:100N以上、 (2)177℃で2分間、オーブンで20g静荷重下にお
いて乾熱処理したときの乾熱収縮率:3.5%以下、 (3)前記乾熱処理後の10%伸度における強力:65N
以上、 (4)寸法安定係数(L/S):20以上 を有することを特徴とするタイヤコード。 - 【請求項16】 ポリエステルフィラメント糸が請求項
1記載のポリエステルフィラメント糸である請求項15
記載のタイヤコード。 - 【請求項17】 ポリエステルフィラメント糸が請求項
2記載のポリエステルフィラメント糸である請求項15
記載のタイヤコード。 - 【請求項18】 ポリエステルフィラメント糸が請求項
3記載のポリエステルフィラメント糸である請求項15
記載の方法。 - 【請求項19】 ポリエステルフィラメント糸が請求項
4記載のポリエステルフィラメント糸である請求項15
記載の方法。 - 【請求項20】 請求項15記載のポリエステルタイヤ
コードを繊維補強材として混入製造したことを特徴とす
るタイヤ。
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