JPH063544B2 - ポジ型感放射線性レジスト組成物 - Google Patents
ポジ型感放射線性レジスト組成物Info
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- JPH063544B2 JPH063544B2 JP1176586A JP17658689A JPH063544B2 JP H063544 B2 JPH063544 B2 JP H063544B2 JP 1176586 A JP1176586 A JP 1176586A JP 17658689 A JP17658689 A JP 17658689A JP H063544 B2 JPH063544 B2 JP H063544B2
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Description
含む)、電子線、イオンビーム、X線などの放射線に感
応するポジ型感放射線性レジスト組成物に関するもので
ある。
み、今やブミクロンのパターン形成が要求されるに至
り、解像力に優れたポジ型フォトレジストが要望されて
いる。従来、集積回路の形成にはマスク密着方式が用い
られてきたが、この方式では2μmが限界といわれてい
る。そこで、マスク密着方式に代わって、縮小投影露光
方式が注目されている。これは、マスターマスク(レク
チル)のパターンをレンズ系により縮小投影して露光す
る方式であり、解像力はサブミクロンまで可能である。
しかしながらこの縮小投影露光方式の場合、問題点の一
つとしてスループットが低いという点がある。すなわ
ち、従来のマスク密着方式のような一括露光と異なり、
縮小投影露光方式では分割繰り返し露光となるため、ウ
ェハー1枚あたりの露光トータル時間が長くなるという
問題である。
がら、用いるレジストの高感度化が最も重要である。高
感度化により露光時間が短縮できれば、スループットの
向上、ひいては歩留まりの向上が達成されうる。一方、
LSIの集積度の向上とともに配線の幅が微細化され、
そのためエッチングも従来のウェットエッチングに代わ
り、ドライエッチングが主流となってきている。このド
ライエッチングのため、レジストの耐熱性が従来以上に
要求されるようになってきている。
ト見ると、必ずしも感度、解像力、耐熱性のすべてにお
いて十分満足しうるものとはいいがたい。一般にポジ型
フォトレジストは、ネガ型フォトレジストに比べて感度
が低いため、かかる点での改良が望まれている。
型フォトレジストに用いるアルカリ可溶性樹脂の分子量
を低くすることが知られており、この方法によれば、ア
ルカリ現像液に対する溶解速度が増し、見かけ上レジス
トの感度は向上する。しかしこの方法では、非露光部の
膜減りが大きくなったり(いわゆる残膜率の低下)、パ
ターン形状が悪化したり、露光部と非露光部の現像液に
対する溶解速度の差が小さくなることからくる、いわゆ
るγ値の低下(解像力の低下)といった問題がある他
に、レジストの耐熱性が低下するという極めて深刻な不
都合を生じる。すなわち現状では、感度、解像力、耐熱
性のすべてを兼ね備えたポジ型レジストはなく、いずれ
かを改良しようとすると、別の性質がさらに悪くなると
いう問題があった。
の問題点を解決し、感度、解像力および耐熱性に優れた
ポジ型感放射線性レジスト組成物を提供することにあ
る。
スト組成物に添加することにより、上記課題が解決でき
ることを見出し、本発明を完成した。
び1,2−キノンジアジド化合物を含み、さらに下記一
般式(I) (式中、a、b、c、d、eおよびfは、それぞれ独立
に0以上3以下の数を表すが、b、dおよびfの少なく
とも一つは1以上であり; R1、R2およびR3は、それぞれ独立にC1〜C18のアルキル
基、C1〜C18のアルコキシ基、カルボキシル基、メトキ
シカルボニル基、エトキシカルボニル基またはハロゲン
原子を表し; R4は水素原子、C1〜C18のアルキル基またはC6〜C10のア
リール基を表す) で示されるポリフェノールを含有するポジ型感放射線性
レジスト組成物を提供する。
基は、時にC1〜C5のアルキル基、メトキシ基、エトキシ
基、カルボキシル基が好ましい。
アリール基が好ましい。
は前述のとおりであるが、特にb、dおよびfはそれぞ
れ1以上であることが好ましい。さらに好ましくは、
b、dおよびfはそれぞれ1である。
で示されるポリフェノールのなかでも、次の一般式(I
I) (式中、a、b、c、d、e、f、R1、R2、R3およびR4
は、前記と同じ意味を有する) で示されるものが好ましい。さらには次式(III) (式中、gは0、1または2を表し、R4は前記と同じ意
味を有する) で示されるものが好ましく用いられる。特にR4が水素で
ある化合物、すなわち次式(IV) (式中、gは前記と同じ意味を有する) で示されるポリフェノールが好適に用いられる。
すと次のとおりである。
(IV−3)で示される化合物が好ましく用いられる。式
(IV−3)で示される化合物の具体例としては、次のも
のが挙げられる。
の一般式(V) (式中、a、bおよびR1は、前記と同じ意味を有する) で示されるフェノール類を、酸触媒の存在下で、次の一
般式(VI) (式中、c、d、R2およびR4は、前記と同じ意味を有す
る) で示されるカルボニル化合物と縮合させることにより、
合成することができる。
えばフェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、p
−クレゾール、3,5−キシレノール、2,5−キシレ
ノール、2,3−キシレノール、2,4−キシレノー
ル、2,6−キシレノール、3,4−キシレノール、
2,3,5−トリメチルフェノール、4−t−ブチルフ
ェノール、2−t−ブチルフェノール、3−t−ブチル
フェノール、2−メチルレゾルシノール、4−メチルレ
ゾルシノール、5−メチルレゾルシノール、4−n−ヘ
キシルレゾルシノール、4−ドデシルレゾルシノール、
4−t−ブチルカテコール、4−メトキシフェノール、
3−メトキシフェノール、2−メトキシフェノール、3
−メトキシカテコール、2−メトキシレゾルシノール、
4−メトキシレゾルシノール、2,3−ジメトキシフェ
ノール、2,5−ジメトキシフェノール、3,5−ジメ
トキシフェノール、2−クロロ−5−メチルフェノー
ル、没食子酸メチル、没食子酸エチル、3−メトキシ−
4,5−ジヒドロキシ安息香酸メチル、3−メトキシ−
4,5−ジヒドロキシ安息香酸エチル、4−メトキシ−
3,5−ジヒドロキシ安息香酸メチル、4−メトキシ−
3,5−ジヒドロキシ安息香酸エチル、3,4−ジメト
キシ−5−ヒドロキシ安息香酸エチル、3,5−ジメト
キシ−4−ヒドロキシ安息香酸メチル、3,5−ジメト
キシ−4−ヒドロキシ安息香酸エチル、3−エチルフェ
ノール、2−エチルフェノール、4−エチルフェノー
ル、2,3,5−トリエチルフェノール、3,5−ジエ
チルフェノール,2,5−ジエチルフェノール、2,3
−ジエチルフェノール、ナフトールなどが挙げられる。
これらのフェノール類を1種類だけ用いれば、前記一般
式(I)におけるa=e、b=f、R1=R3の化合物が得
られるが、また異なる2種類のフェノール類を用いるこ
とにより、前記一般式(I)におけるa≠e、b≠f、
R1≠R3のいずれかを満たす化合物を得ることもできる。
合物としては、例えば、ベンズアルデヒド、o−ヒドロ
キシベンズアルデヒド、m−ヒドロキシベンズアルデヒ
ド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、2,3−ジヒド
ロキシベンズアルデヒド、2,4−ジヒドロキシベンズ
アルデヒド、2,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド、
3,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド、4−カルボキ
シベンズアルデヒド、アセトフェノン、o−ヒドロキシ
アセトフェノン、m−ヒドロキシアセトフェノン、p−
ヒドロキシアセトフェノン、オクタノフェノン、2,4
−ジヒドロキシアセトフェノン、2,5−ジヒドロキシ
アセトフェノン、2,6−ジヒドロキシアセトフェノ
ン、o−メトキシベンズアルデヒド、m−メトキシベン
ズアルデヒド、p−メトキシベンズアルデヒド、2,3
−ジメトキシベンズアルデヒド、2,4−ジメトキシベ
ンズアルデヒド、2,5−ジメトキシベンズアルデヒ
ド、3,4−ジメトキシベンズアルデヒド、2,4−ジ
メトキシアセトフェノン、2,5−ジメトキシアセトフ
ェノン、3,4−ジメトキシアセトフェノン、3,5−
ジメトキシアセトフェノン、2,2′−ジヒドロキシベ
ンゾフェノンなどが挙げられる。これらのカルボニル化
合物は、それぞれ単独で用いることもできるし、また2
種以上組み合わせて用いることにより、前記一般式
(I)で示される化合物の混合物とすることもできる。
酸、あるいは二価金属塩などが挙げられる。具体例とし
ては、蓚酸、塩酸、硫酸、過塩素酸、p−トルエンスル
ホン酸、トリクロル酢酸、リン酸、蟻酸亜鉛、塩化亜
鉛、酢酸マグネシウムなどが挙げられる。選択性が良
く、また反応速度を濃度によりコントロールできるとい
う点では、塩酸触媒を用いるのが好ましい。
一般式(V)のフェノール類1モルに対して、0.02〜
3モルが好ましく、また酸触媒の使用量は、カルボニル
化合物(VI)1モルに対して、0.01〜0.7モルが好ま
しい。縮合反応は通常、30〜250℃で2〜30時間
行われる。
て行ってもよい。この際用いられる溶剤としては、例え
ば、水、メチルアルコール、エチルアルコール、iso−
プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、iso−ア
ミルアルコールなどのアルコール類、あるいはエチルセ
ロソルブアセテート、エチルセロソルブ、メチルセロソ
ルブ、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどが挙げられる。これらの溶
剤は、好ましくは一般式(V)のフェノール類と一般式
(VI)のカルボニル化合物の総量100重量部あたり、
10〜1000重量部用いられる。
レノールとo−ヒドロキシベンズアルデヒドとの縮合反
応により合成できる。
トルエン溶剤を用いる場合、溶剤の量は、2,5−キシ
レノール100重量部に対して50〜500重量部であ
り、また2,5−キシレノールの仕込み量は、o−ヒド
ロキシベンズアルデヒド1モルに対して2〜5モル、好
ましくは3〜4モルである。一方、p−トルエンスルホ
ン酸触媒およびメタノール溶剤を用いる場合、溶剤の量
は、2,5−キシレノール100重量部に対して50〜
1000重量部であり、また2,5−キシレノールの仕
込み量は、o−ヒドロキシベンズアルデヒド1モルに対
して2〜4モルが好ましい。
は、o−ヒドロキシベンズアルデヒド1モルに対して0.
01〜0.1モル、好ましくは0.02〜0.03モルであ
る。縮合反応は、50℃〜還流温度で5〜30時間行わ
れる。縮合生成物は、脱金属イオン処理を施したあと、
再結晶または再沈澱により精製できる。
溶媒に生成物を溶解させ、イオン交換水を用いて洗浄す
ることにより行うことができる。この際に用いる有機溶
媒としては、メチルイソブチルケトン、エチルセロソル
ブアセテート、酢酸エチルなどが挙げられる。
溶媒に生成を溶解させ、イオン交換水にチャージするこ
と(再沈澱)によっても行うことができる。ここで用い
る有機溶媒としては、メタノール、エタノール、アセト
ンなどが挙げられる。この方法は、脱金属イオンと精製
が同時に行えるので好ましい。
(I)のポリフェノールの合計100重量部を基準とし
て、一般式(I)のポリフェノールを4〜40重量部用
いるのが好ましい。一般式(I)のポリフェノールが4
重量部未満になると、アルカリ水溶液からなる現像液に
対する溶解性が落ちるので、現像がしにくくなり、また
40重量部を越えると、放射線があたっていない部分も
現像液に溶けやすくなるので、パターニングが難しくな
る。
ボラック樹脂としては、例えば、フェノール、o−クレ
ゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、2,5−キ
シレノール、3,5−キシレノール、3,4−キシレノ
ール、2,3,5−トリメチルフェノール、4−t−ブ
チルフェノール、2−t−ブチルフェノール、3−t−
ブチルフェノール、3−エチルフェノール、2−エチル
フェノール、4−エチルフェノール、2−ナフトール、
1,3−ジヒドロキシナフタリン、1,7−ジヒドロキ
シナフタリン、1,5−ジヒドロキシナフタリンなどの
フェノール類を、単独でまたは2種以上組み合わせて、
ホルマリンと定法により縮合させた樹脂が挙げられる。
行われる。触媒としては、有機酸、無機酸、あるいは二
価金属塩などが用いられる。具体例としては、蓚酸、塩
酸、硫酸、過塩素酸、p−トルエンスルホン酸、トリク
ロル酢酸、リン酸、蟻酸、酢酸亜鉛、酢酸マグネシウム
などが挙げられる。この反応は、バルクで行っても、ま
た適当な溶剤を用いて行ってもよい。
によるポリスチレン換算値)が2000以上のノボラッ
ク樹脂のうち、30〜90重量%に相当する低分子量ノ
ボラックを、晶析、分別などで除去することにより得ら
れる高分子量ノボラックが好ましい。
ノンジアジド化合物は、特に限定されないが、例えば、
1,2−ベンゾキノンジアジド−4−スルホン酸エステ
ル、1,2−ナフトキノンジアド−4−スルホン酸エス
テル、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸
エステルなどが挙げられる。
ナフトキノンジアジドスルホン酸クロリドやベンゾキノ
ンジアジドスルホン酸クロリドとヒドロキシル基含有化
合物とを、弱アルカリの存在下で縮合させることにより
得られる。ここで、ヒドロキシル基含有化合物の例とし
ては、ハイドロキノン、レゾルシン、フロログルシン、
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4−ト
リヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4,4′−テト
ラヒドロキシベンゾフェノン、2,2′,4,4′−テ
トラヒドロキシベンゾフェノン、ビス(p−ヒドロキシ
フェニル)メタン、ビス(2,4−ジヒドロキシフェニ
ル)メタン、ビス(2,3,4−トリヒドロキシフェニ
ル)メタン、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)
プロパン、2,2−ビス(2,4−ジヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(2,3,4−トリヒドロ
キシフェニル)プロパン、オキシフラバン類 などが挙げられる。
るいは2種以上組み合わせて用いることができる。
キノンジアジド化合物、アルカリ可溶性ノボラック樹
脂、および前記一般式(I)で示されるポリフェノール
を、適当な溶剤に混合し、溶解させることにより調製す
ることができる。この際、アルカリ可溶性ノボラック樹
脂と前記一般式(I)で示されるポリフェノールの合計
100重量部に対して、通常1,2−キノンジアジド化
合物を5〜100重量部用いるのが好ましく、より好ま
しくは10〜50重量部用いる。1,2−キノンジアジ
ド化合物の配合量が5重量部未満になると、塗布後のレ
ジスト膜全体が、アルカリ性水溶液からなる現像液に溶
けやすくなるので、パターニングが難しくなる。また
1,2−キノンジアジド化合物の配合量が100重量部
を越えると、短時間の放射線照射では加えた1,2−キ
ノンジアジド化合物のすべてを分解することができず、
結果的に放射線照射量を多くしなければならなくなるの
で、感度の低下を招く。
滑な都膜を与えるものがよい。そのような溶剤として
は、エチルセロソルブアセテート、メチルセロソルブア
セテート、エチルセロソルブ、メチルセロソルブ、プロ
ピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、酢酸
ブチル、メチルイソブチルケトン、キシレンなどが挙げ
られる。これらの溶剤は、単独でまたは2種以上混合し
て用いることができる。
成物は、必要に応じてさらに付加物として、少量の樹脂
や染料などを含んでいてもよい。
組成物に比べ、感度に優れ、かつ解像力および耐熱性も
向上している。
が、本発明はこれらの実施例によってなんら限定される
ものでない。なお、以下の例中にある%および部は、特
にことわらないかぎり重量基準である。
0ml三ツ口フラスコに、2,5−キシレノール134.0
g、サリチルアルデヒド33.7g、パラ−トルエンスル
ホン酸0.83g、トルエン268gを仕込み、油浴中で
加熱撹拌下、、115℃で、縮合水を除去しながら16
時間反応させた。
り、下記式(1)で示されるトルフェニルメタン誘導体
の粗ケーキを得た。
溶解させ、イオン交換水1450gにチャージしたあ
と、濾過、乾燥させることにより、下記式(1)で示さ
れるトリフェニルメタン誘導体の精製ケーキ89.3gが
得られた。収率93.0%(サリチルアルデヒド基準)。
6.74(m,2H)、6.83(m,1H)、7.05(m,1H)、7.78(s,2H)、8.
09(s,1H)。
三ツ口フラスコに、3,4−キシレノール1094g、
サリチルアルデヒド448gおよび20%塩酸1955
gを仕込み、水浴中、50〜55℃で43時間反応させ
た。そのあと室温まで冷却し、酢酸エチル4で抽出を
行った。塩酸層を分液し、オイル層にイオン交換水4
を加えて、洗浄分液を4回繰り返した。濃縮後、トルエ
ン5500gを加え、70〜75℃で2時間撹拌した。
そのあと室温まで冷却し、濾過した。
酢酸エチル125gを加え、70〜75℃で2時間撹拌
した。室温まで冷却後、濾過、乾燥させることにより、
下記式(2)で示されるトリフェニルメタン誘導体のケ
ーキ1211gが得られた。HPLCによる純度98.2
%。
62(s,2H)、6.70(m,1H)、6.80(m,2H)、7.00(m,1H)、7.50
(s,2H)、7.82(s,1H)。
三ツ口フラスコに、2,6−キシレノール244g、サ
リチルアルデヒド61.1gおよび濃塩酸300gを仕込
み、水浴中、45〜50℃で6時間反応させた。そのあ
と室温まで冷却し、デカンテーションを行った。酢酸エ
チル4で抽出を行い、酢酸層を分液し、オイル層にイ
オン交換水1を加えて、洗浄分液を4回繰り返した。
濃縮後、トルエン520gを加え、70〜75℃で2時
間撹拌した。そのあと室温まで冷却し、濾過した。得ら
れたウェットケーキに、トルエン430gを加えて70
〜75℃で2時間撹拌し、室温まで冷却した。そのあ
と、濾過して得られたウェットケーキに、トルエン20
0gを加えて洗浄した。乾燥後、下記式(3)で示され
るトリフェニルメタン誘導体のケーキが124g得られ
た。
7.03(s,2H)、8.06(s,1H)。
149g、パラクレゾール121g、エチルセロソルブ
アセテート252gおよび5%シュウ酸30.4gを仕込
み、90℃の油浴で加熱撹拌しながら、ホルマリン水溶
液(37.0%)147.8gを40分かけて滴下し、その
あとさらに7時間、加熱撹拌して反応させた。次いで中
和、水洗、脱水して、ノボラック樹脂のエチルセロソル
ブアセテート溶液を得た。GPCによるポリスチレン換
算重量平均分子量は9600であった。
アセテート溶液(ノボラック樹脂の含有量41.2%)
120gを3の底抜きセパラブルフラスコに仕込み、
さらにエチルセロソルブアセテート868.8gとn−ヘ
プタン544.6gを加えて、20℃で30分間撹拌後、
静置・分液した。分液で得られた下層中のn−ヘプタン
をエバポレータにより除去して、ノボラック樹脂のエチ
ルセ・ソルブアセテート溶液を得た。GPCによるポリ
スチレン換算重量平均分子量は15,500であった。なお、
この分別操作により、底分子量ノボラックは75%除去
された。
4および5で得られたノボラック樹脂を各々、感光剤と
ともに表−1に示す組成でエチルセロソルブアセテート
に溶かし、レジスト組成物を調合した。なお溶剤量は、
以下に示す塗布条件で膜厚1.28μmになるように調整
した。これら各組成物を0.2μmのテフロン製フィルタ
ー濾過し、レジスト液を調製した。
ーに、回転塗布機を用いて4000rpmで塗布した。次
いで、このシリコンウェハーを、100℃の真空吸着型
ホットプレートで1分間ベークした。そのあと、超高圧
水銀灯を光源とする縮小投影露光装置を用い、ショット
海に露光時間を段階的に変えて露光した。次いで、現像
液SOPD(住友化学工業(株)製商品名)を用いて現像し
た。リンス、乾燥後、各ショットの膜減り量と露光時間
をプロットして、感度を求めた。また、未露光部の残膜
厚から残膜率を求めた。
ェハーを、種々の温度に設定したクリーンオーブン中に
30分間、空気雰囲気で放置し、そのあとレジストパタ
ーンを走査型電子顕微鏡で観察することにより、耐熱性
を評価した。
かなように、実施例の感度、解像力および耐熱性のバラ
ンスは、比較例のそれに比べて、格段に向上しているこ
とが認められた。
Claims (9)
- 【請求項1】アルカリ可溶性ノボラック樹脂および1,
2−キノンジアジド化合物を含み、さらに下記一般式
(I) (式中、a、b、c、d、eおよびfは、それぞれ独立
に0以上3以下の数を表すが、b、dおよびfの少なく
とも一つは1以上であり;R1、R2およびR3は、それぞれ
独立にC1〜C18のアルキル基、C1〜C18のアルコキシ基、
カルボキシル基、メトキシカルボニル基、エトキシカル
ボニル基またはハロゲン原子を表し;R4は水素原子、C1
〜C18のアルキル基またはC6〜C10のアリール基を表す) で示されるポリフェノールを含有するポジ型感放射線性
レジスト組成物。 - 【請求項2】ポリフェノールが、式 (式中、a、b、c、d、e、f、R1、R2、R3およびR4
は請求項1で定義したとおりである) で示される請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】ポリラェノールが、式 (式中、gは0、1または2を表す) で示される請求項2記載の組成物。
- 【請求項4】ポリフェノールが、 である請求項3記載の組成物。
- 【請求項5】ポリフェノールが、 である請求項4記載の組成物。
- 【請求項6】ポリフェノールが、 である請求項4記載の組成物。
- 【請求項7】ポリフェノールが、 である請求項4記載の組成物。
- 【請求項8】アルカリ可溶性ノボラック樹脂とポリフェ
ノールの合計100重量部あたり、ポリフェノールが4
〜40重量部存在する請求項1〜7のいずれかに記載の
組成物。 - 【請求項9】アルカリ可溶性ノボラック樹脂が、重量平
均分子量(ポリスチレン換算)2000以上のノボラッ
ク樹脂のうち30〜90重量%相当する低分子量ノボラ
ックを除去してなるものである請求項1〜8のいずれか
に記載の組成物。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16947788 | 1988-07-07 | ||
JP63-331074 | 1988-12-27 | ||
JP63-169477 | 1988-12-27 | ||
JP33107488 | 1988-12-27 |
Related Child Applications (2)
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