JPH0634329B2 - 磁気テ−プカ−トリツジ - Google Patents
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- JPH0634329B2 JPH0634329B2 JP60195174A JP19517485A JPH0634329B2 JP H0634329 B2 JPH0634329 B2 JP H0634329B2 JP 60195174 A JP60195174 A JP 60195174A JP 19517485 A JP19517485 A JP 19517485A JP H0634329 B2 JPH0634329 B2 JP H0634329B2
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- cartridge case
- magnetic tape
- tape
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/04—Magazines; Cassettes for webs or filaments
- G11B23/08—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
-
- G—PHYSICS
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- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/04—Magazines; Cassettes for webs or filaments
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/18—Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
- C08K3/24—Acids; Salts thereof
- C08K3/26—Carbonates; Bicarbonates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/30—Sulfur-, selenium- or tellurium-containing compounds
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は磁気テープカートリッジに関し,そのカート
リッジケースに材質上の改良を加えて変調ノイズの低減
化を図ったものである。
リッジケースに材質上の改良を加えて変調ノイズの低減
化を図ったものである。
〔従来の技術〕 各種の磁気テープカートリッジで懸案の変調ノイズは,
テープ走行時のテープとヘッドとの密着度の不整や,テ
ープまたはヘッドに加わる外部振動などによって引き起
こされる。このうち,従来は前者を原因とする変調ノイ
ズに関心が払われてきたが,この点はテープカートリッ
ジの製造技術の発達によって著しく抑止されてきてい
る。
テープ走行時のテープとヘッドとの密着度の不整や,テ
ープまたはヘッドに加わる外部振動などによって引き起
こされる。このうち,従来は前者を原因とする変調ノイ
ズに関心が払われてきたが,この点はテープカートリッ
ジの製造技術の発達によって著しく抑止されてきてい
る。
本発明は後者の外部振動を原因とする変調ノイズを問題
にする。例えばテープデッキに内蔵されたモータの振動
がシャーシを介してカートリッジケースに伝わり,これ
が録音・再生走行中のテープに微振動を生じさせること
で起こる変調ノイズである。この種の外部振動を原因と
する変調ノイズの低減化に関しては,これまでのところ
強く注目されておらず,従来技術でせいぜい採り得る手
段は,モータなどの振動源を防振部材で支持してカート
リッジケースへの振動の伝播を防ぐに止まるものであ
る。
にする。例えばテープデッキに内蔵されたモータの振動
がシャーシを介してカートリッジケースに伝わり,これ
が録音・再生走行中のテープに微振動を生じさせること
で起こる変調ノイズである。この種の外部振動を原因と
する変調ノイズの低減化に関しては,これまでのところ
強く注目されておらず,従来技術でせいぜい採り得る手
段は,モータなどの振動源を防振部材で支持してカート
リッジケースへの振動の伝播を防ぐに止まるものであ
る。
確かに,テープデッキ側にノイズ低減対策を施すことは
有効ではある。しかし,それだけではなお不十分であ
り,テープカートリッジこれ自体にもノイズ対策が施さ
れるべきである。
有効ではある。しかし,それだけではなお不十分であ
り,テープカートリッジこれ自体にもノイズ対策が施さ
れるべきである。
一般に,機械的な振動の減衰度は媒質の違いによって様
々に変化する。また,変調ノイズの原因となる外部振動
は,カートリッジケースを介してテープに伝わる。
々に変化する。また,変調ノイズの原因となる外部振動
は,カートリッジケースを介してテープに伝わる。
本発明はこれらの事項に着目してテープカートリッジの
カートリッジケースこれ自体のプラスチック材料を選ぶ
ことにより,カートリッジケースが従来ケースと同等の
剛性を備えながら,振動の減衰効果が高いものとし,以
て外部振動を原因とする変調ノイズの大幅な低減化を実
現しようとするものである。
カートリッジケースこれ自体のプラスチック材料を選ぶ
ことにより,カートリッジケースが従来ケースと同等の
剛性を備えながら,振動の減衰効果が高いものとし,以
て外部振動を原因とする変調ノイズの大幅な低減化を実
現しようとするものである。
すなわち,本発明はフィラーを混入した複合プラスチッ
ク材でカートリッジケースを形成することにあるが,外
部振動を効率良く減衰させるための好適な複合プラスチ
ック材がポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフ
ィン系のプラスチックベースに,炭酸カルシウムまたは
硫酸バリウムの粒子からなるフィラーを45〜65%の
重量比で混入してなるものとした。そして0.1Hzから
1000Hzの振動周波数域内において,1×109dyne/cm
2以上の動的損失が得られるカートリッジケースを形成
することを特徴とする。
ク材でカートリッジケースを形成することにあるが,外
部振動を効率良く減衰させるための好適な複合プラスチ
ック材がポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフ
ィン系のプラスチックベースに,炭酸カルシウムまたは
硫酸バリウムの粒子からなるフィラーを45〜65%の
重量比で混入してなるものとした。そして0.1Hzから
1000Hzの振動周波数域内において,1×109dyne/cm
2以上の動的損失が得られるカートリッジケースを形成
することを特徴とする。
フィラーの混合率を45〜65重量%としたのは,45
%を下回ると成形後のカートリッジケースにバリの発生
が多く,また65%を上回ると成形時におけるプラスチ
ック材料の流動性が悪く充填不良などを招いたり,生産
サイクルや生産技術上にも問題があることを知ったがた
めである。
%を下回ると成形後のカートリッジケースにバリの発生
が多く,また65%を上回ると成形時におけるプラスチ
ック材料の流動性が悪く充填不良などを招いたり,生産
サイクルや生産技術上にも問題があることを知ったがた
めである。
因に,振動周波数が3000Hz以上になると,変調ノイズの
現れ方に材質の違いによる減衰効果の差異が認められな
いことが判っている。また,テープデッキにおけるモー
タなどの動作部材の振動周波数は1000Hz以下のものが殆
どである。
現れ方に材質の違いによる減衰効果の差異が認められな
いことが判っている。また,テープデッキにおけるモー
タなどの動作部材の振動周波数は1000Hz以下のものが殆
どである。
ポリオレフィン系のプラスチックは,従来における一般
的なケース形成材料であるスチロールやポリスチレンに
比べて,剛性が低く軟らかさがある。このことは,外部
振動によって周期的な動的歪ε(t)が生じる時,第3図
に示すように応力σ(t)の応答が位相差δの分だけズレ
ることに関し,位相差δが大きくなることにつながる。
また,フィラーを混入することにより,従来のケース形
成材料と同等の剛性が確保され,弾性係数をプラスチッ
クベース単体の場合に比べて増加させる。このように,
ケース材料をフィラーを混入したプラスチック材とする
ことにより,カートリッジケースは適度の軟らかさと剛
性を兼ね備えたものとなる。これにより,外部振動を効
率良く減衰させテープの変調ノズルを低減することがで
きる。
的なケース形成材料であるスチロールやポリスチレンに
比べて,剛性が低く軟らかさがある。このことは,外部
振動によって周期的な動的歪ε(t)が生じる時,第3図
に示すように応力σ(t)の応答が位相差δの分だけズレ
ることに関し,位相差δが大きくなることにつながる。
また,フィラーを混入することにより,従来のケース形
成材料と同等の剛性が確保され,弾性係数をプラスチッ
クベース単体の場合に比べて増加させる。このように,
ケース材料をフィラーを混入したプラスチック材とする
ことにより,カートリッジケースは適度の軟らかさと剛
性を兼ね備えたものとなる。これにより,外部振動を効
率良く減衰させテープの変調ノズルを低減することがで
きる。
つまり,カートリッジケースに周期的に変動する動的歪
ε(t)が作用するときの複素弾性率E1は,動的弾性率
E′と動的損失E″の合成されたものとして,次式で表
される。
ε(t)が作用するときの複素弾性率E1は,動的弾性率
E′と動的損失E″の合成されたものとして,次式で表
される。
また,複素弾性率E1と,動的弾性率E′および動的損
失E″との関係は,第4図のように図式化することがで
き,動的損失E″に関し次式が成立する。
失E″との関係は,第4図のように図式化することがで
き,動的損失E″に関し次式が成立する。
E″=|E1|sinδ この動的損失E″が大きいと外部振動の減衰効果を高め
られるので,前記の関係式における複素弾性率E1ある
いは位相差δを大きくすると,カートリッジケースの減
衰度を向上できる。
られるので,前記の関係式における複素弾性率E1ある
いは位相差δを大きくすると,カートリッジケースの減
衰度を向上できる。
以上のようにした本発明によれば,ポリオレフィン系の
プラスチックベースによって位相差δを大きくし,これ
に混入したフィラーによって複素弾性率E1を従来ケー
スと同程度のものにするので,第4図に想線で示すよう
に複素弾性率E1の傾きを大きくしてその分だけ動的損
失E″が大きくなる。これにより,外部振動をカートリ
ッジケース自体で減衰してテープが加振されるのを防止
でき,外部振動による変調ノイズの発生を低減すること
ができるものとなった。
プラスチックベースによって位相差δを大きくし,これ
に混入したフィラーによって複素弾性率E1を従来ケー
スと同程度のものにするので,第4図に想線で示すよう
に複素弾性率E1の傾きを大きくしてその分だけ動的損
失E″が大きくなる。これにより,外部振動をカートリ
ッジケース自体で減衰してテープが加振されるのを防止
でき,外部振動による変調ノイズの発生を低減すること
ができるものとなった。
ポリプロピレンをプラスチックベースとして,これに粒
子状の炭酸カルシウムからなるフィラーを55%の重量
比で混入し,射出成形機によってオーディオ用磁気テー
プカートリッジのカートリッジケースを成形した。
子状の炭酸カルシウムからなるフィラーを55%の重量
比で混入し,射出成形機によってオーディオ用磁気テー
プカートリッジのカートリッジケースを成形した。
比較のためにスチロール樹脂をプラスチックベースとし
て,これに前記と同様の炭酸カルシウムからなるフィラ
ーを20%の重量比で混入し,同様にカートリッジケー
ス成形した。
て,これに前記と同様の炭酸カルシウムからなるフィラ
ーを20%の重量比で混入し,同様にカートリッジケー
ス成形した。
スチロール樹脂単体で同様にしてカートリッジケースを
成形した。
成形した。
次に本発明実施例,比較例,従来例でそれぞれ得られた
カートリッジケースから,同形の試料を切り出し,それ
ぞれについて以下の試験を行った。
カートリッジケースから,同形の試料を切り出し,それ
ぞれについて以下の試験を行った。
その試験方法としては,まず第3図に示すように試料の
一端を固定して初期歪Lsを付与した後,この初期歪L
sを中心にして伸縮方向に振動歪を与え,振動歪とこれ
に応答して発生する応力および位相差を測定して,これ
らから複素弾性率,動的損失,動的弾性率を電子計算機
で算出し,これを0.1Hzから1000Hzの間で振動周波数
は変化させる毎に行った。
一端を固定して初期歪Lsを付与した後,この初期歪L
sを中心にして伸縮方向に振動歪を与え,振動歪とこれ
に応答して発生する応力および位相差を測定して,これ
らから複素弾性率,動的損失,動的弾性率を電子計算機
で算出し,これを0.1Hzから1000Hzの間で振動周波数
は変化させる毎に行った。
第2図は上記の計算結果をプロットしたものであり,こ
の特性図では横軸に振動周波数(Hz)を,縦軸に動的損
失(dyne/cm2)をそれぞれ示す。プロットされた各デ
ータは○印が本発明実施例,●印が比較例,×印が従来
例をそれぞれ示す。
の特性図では横軸に振動周波数(Hz)を,縦軸に動的損
失(dyne/cm2)をそれぞれ示す。プロットされた各デ
ータは○印が本発明実施例,●印が比較例,×印が従来
例をそれぞれ示す。
この特性図から明らかな通り,動的損失E″は従来例で
は3×108dyne/cm2を中央値として,またフィラー
を混入した比較例では5×108dyne/cm2を中央値と
して,それぞれ振動周波数の増加ととも動的損失が漸減
する傾向ををとる。これらに比べて,本発明実施例では
動的損失E″が1×109〜2×109dyne/cm2の範
囲内にあって,ほぼ1.3×109dyne/cm2の中央値
が得られる。このことは,本発明実施例が従来例に比べ
ておよそ4倍強,比較例に比べて2.5倍強であり,効
率良く外部振動を減衰できたことを意味する。
は3×108dyne/cm2を中央値として,またフィラー
を混入した比較例では5×108dyne/cm2を中央値と
して,それぞれ振動周波数の増加ととも動的損失が漸減
する傾向ををとる。これらに比べて,本発明実施例では
動的損失E″が1×109〜2×109dyne/cm2の範
囲内にあって,ほぼ1.3×109dyne/cm2の中央値
が得られる。このことは,本発明実施例が従来例に比べ
ておよそ4倍強,比較例に比べて2.5倍強であり,効
率良く外部振動を減衰できたことを意味する。
因に,上記の各試料の比重は,従来例,比較例,本発明
実施例の順に1.04,1.2,1.4であった。ま
た,ポリプロピレンとフィラーの混率を45%〜65%
の範囲で変更して同様のテストを行ったがほぼ同様な結
果が得られた。
実施例の順に1.04,1.2,1.4であった。ま
た,ポリプロピレンとフィラーの混率を45%〜65%
の範囲で変更して同様のテストを行ったがほぼ同様な結
果が得られた。
次に,動的損失が変調ノイズに及ぼす影響を確認するた
めに,本発明実施例品と従来品との音響特性を測定し
た。第1図は1000Hzの基準信号を与えたときの両者の変
調ノイズの現れかたを示す。この周波数特性曲線図から
明らかな通り,850 Hzから1150Hzの帯域において,本発
明実施例の方が従来例より5ないし10dBの範囲で変
調ノイズが低減されている。
めに,本発明実施例品と従来品との音響特性を測定し
た。第1図は1000Hzの基準信号を与えたときの両者の変
調ノイズの現れかたを示す。この周波数特性曲線図から
明らかな通り,850 Hzから1150Hzの帯域において,本発
明実施例の方が従来例より5ないし10dBの範囲で変
調ノイズが低減されている。
なお,上記の実施例では,炭酸カルシウムの粒子状物を
フィラーとしたが,これはフィラーとしての性質がが類
似した硫酸バリウムの粒子状物で置き換えることもでき
る。珪素やガラスを素材とするフィラーは,射出成形機
の損耗が著しい点で適当ではない。
フィラーとしたが,これはフィラーとしての性質がが類
似した硫酸バリウムの粒子状物で置き換えることもでき
る。珪素やガラスを素材とするフィラーは,射出成形機
の損耗が著しい点で適当ではない。
また,プラスチックベースは,ポリプロピレンと同種の
ポリエチレンで置き換えても良く,上記実施例には限定
しない。
ポリエチレンで置き換えても良く,上記実施例には限定
しない。
さらに,本発明はオーディオ用以外のあらゆる種類の磁
気テープカートリッジにも適用できることは言うまでも
ない。
気テープカートリッジにも適用できることは言うまでも
ない。
第1図は,本発明の実施例と従来例の変調ノイズの比較
を示す周波数特性曲線図,第2図は本発明実施例と,比
較例および従来例の動的損失を各振動周波数ごとに示す
特性図,第3図は試験法を原理的に示す概念説明図,第
4図は複素弾性率と動的損失の関係を示すベクトル図で
ある。 ε(t)……動的歪, σ(t)……応力, δ……位相差, E1……複素弾性率, E″……動的損失, E′……動的弾性率, Ls……初期歪。
を示す周波数特性曲線図,第2図は本発明実施例と,比
較例および従来例の動的損失を各振動周波数ごとに示す
特性図,第3図は試験法を原理的に示す概念説明図,第
4図は複素弾性率と動的損失の関係を示すベクトル図で
ある。 ε(t)……動的歪, σ(t)……応力, δ……位相差, E1……複素弾性率, E″……動的損失, E′……動的弾性率, Ls……初期歪。
Claims (1)
- 【請求項1】ポリオレフィン系樹脂からなるプラスチッ
クベースに,炭酸カルシウムおよび硫酸バリウムの少な
くとも一方の粒子状物からなるフィラーを45ないし6
5%の重量比で混入してなる複合プラスチック材で,振
動周波数が0.1Hzから1000Hzの範囲内において1×1
09dyne/cm2以上の動的損失E″が得られるカートリ
ッジケースを形成したことを特徴とする磁気テープカー
トリッジ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60195174A JPH0634329B2 (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | 磁気テ−プカ−トリツジ |
KR1019860006856A KR940003670B1 (ko) | 1985-09-04 | 1986-08-20 | 자기 테이프 카트리지 |
DE8686112135T DE3687201T2 (de) | 1985-09-04 | 1986-09-02 | Bandkassette. |
EP86112135A EP0214604B1 (en) | 1985-09-04 | 1986-09-02 | Tape cartridge |
US06/903,449 US4791484A (en) | 1985-09-04 | 1986-09-04 | Tape cartridge case composition for reducing modulation noise |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60195174A JPH0634329B2 (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | 磁気テ−プカ−トリツジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6257182A JPS6257182A (ja) | 1987-03-12 |
JPH0634329B2 true JPH0634329B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=16336671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60195174A Expired - Fee Related JPH0634329B2 (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | 磁気テ−プカ−トリツジ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4791484A (ja) |
EP (1) | EP0214604B1 (ja) |
JP (1) | JPH0634329B2 (ja) |
KR (1) | KR940003670B1 (ja) |
DE (1) | DE3687201T2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0212777U (ja) * | 1988-07-04 | 1990-01-26 | ||
US5088656A (en) * | 1988-09-26 | 1992-02-18 | Hitachi Maxell, Ltd. | Tape cartridge using metal and plastic resin |
JPH02218079A (ja) * | 1989-02-17 | 1990-08-30 | Taiyo Yuden Co Ltd | 樹脂成形体 |
US5330051A (en) * | 1992-03-06 | 1994-07-19 | The B. F. Goodrich Company | Dimensionally stable fiberglass reinforced thermoplastic magnetic tape data cartridge body |
JP3113215B2 (ja) * | 1997-04-11 | 2000-11-27 | ティーディーケイ株式会社 | 磁気記録媒体用カートリッジ |
US6108298A (en) * | 1997-04-15 | 2000-08-22 | Tdk Corporation | Disc cartridge |
Family Cites Families (12)
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