JPH02218079A - 樹脂成形体 - Google Patents

樹脂成形体

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JPH02218079A
JPH02218079A JP3623489A JP3623489A JPH02218079A JP H02218079 A JPH02218079 A JP H02218079A JP 3623489 A JP3623489 A JP 3623489A JP 3623489 A JP3623489 A JP 3623489A JP H02218079 A JPH02218079 A JP H02218079A
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JP
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resin
fillers
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spherical
composite material
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JP3623489A
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Takayuki Uehara
孝行 上原
Kazuo Inaba
一夫 稲葉
Kazuo Sasazawa
笹沢 一雄
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、樹脂成形体、特に磁気テープカセットケース
の寸法精度及び寸法安定性を改善したものに関する。
〔従来の技術〕
磁気テープカセットは、オーディオテープ、ビデオテー
プ等を収納し、そのままの状態で使用して記録、再生で
きるものであるが、そのケースは一般には単一プラスチ
ック材で成形された下ケースと上ケースを組合わせて構
成される。このようなプラスチック材としては、オーデ
ィオテープ用カセットの場合、ポリスチレン樹脂、アク
リル樹脂、ポリプロピレン樹脂が用いられ、ビデ才力セ
ントの場合にはABS樹脂が広く用いられている。
近年、磁気記録用素材に金属磁性粉が用いられるように
なってから、短波長領域での記録が容易にできるように
なり、それに伴い、カセットケースに対しても、寸法精
度及び寸法安定性に対する要求が厳しくなって来た。
このような要求に対して、従来用いられるポリスチレン
樹脂、ABS樹脂等の単一樹脂の成形体からなるケース
は、使用温度範囲が40℃を超えるような場合、ケース
に変形が生じ、寸法安定性に欠けていた。
このような寸法安定性を改善する目的で、炭酸カルシウ
ムのような無機フィラーを上記樹脂中に充填した複合材
料が用いられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、樹脂と無機フィラーの親和性が悪く、い
わゆる濡れ性が低いために、樹脂に無機フィラーを機械
的に混合分散させても樹脂中への分散が悪く、均一分散
ができないため、成形時の流動性が悪く、成形体の材質
にむらができてケースの寸法精度が良くな(、また40
℃のような高温で使用されたときの寸法安定性も十分で
はなかった。
本発明の目的は、樹脂と無機フィラーを含有する複合材
の流動性を改善し、これら複合材料から得られる寸法精
度及び寸法安定性に優れた樹脂成形体を提供するもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記課題を解決するために、樹脂と球状の無
機フィラーを含有する複合材料から成形されることを特
徴とする樹脂成形体を提供するものである。この際、複
合材料は樹脂100重量部に対し平均粒径が0.1〜1
0.0μ−の球状の無機フィラーを5〜200重量部含
有することも好ましい。
本発明において使用される無機フィラーとしては、Ca
CO3、TiO2、Sih、ZnO、Fe2O3、Al
x03、CrO2、Pb3O4、CuO等が挙げられ、
これらの1種又は2 fji以上が用いられる。これら
の無機フィラーの平均粒径は0.1〜10.0μIのも
のが好ましい。
なお、粒径は光透過型粒度分布針により求めることがで
きる。
また、本発明で使用される樹脂としては、ポリスチレン
樹脂、アクリル樹脂2、ポリプロピレン樹脂、ABS樹
脂等の1種又は2種以上が用いられる。
上記樹脂、無機フィラーの使用割合としては、樹脂10
0重量部に対して無機フィラー5〜200重量部が例示
できる。無機フィラーがこれより少ないと、寸法安定性
が悪くなることがあり、多いと樹脂量が少な過ぎるため
に成形品の曲げ、引張り強度の低下が生じることがある
本発明で使用される複合材料には、他の成分例えば着色
剤、潤滑剤等も使用できる0着色剤と樹脂を予め練り合
わせたマスターバッチも使用できる。
本発明の樹脂成形体を製造するには、上記樹脂と無機フ
ィラー、さらには必要に応じて着色剤等の他の添加剤を
添加してから混合し、成形する。
この成形法には例えば射出成形法が挙げられる。
本発明の樹脂成形体は、磁気記録装置のガイドローラ、
テープガイドピンのような成形体、カメラ、時計の外枠
、スピーカボックス等精密機器に用いられるケース等寸
法精度、寸法安定性を必要とするものにも用いられる。
〔作用〕
球状の無機フィラーを使用したので、樹脂と無機フィラ
ーを含有する複合材料の溶融状態での流動性が改善され
、その成形時の材質を均一にできる。
〔実施例〕
実施例1 GP−PS                  70
部(ガラス質ポリスチレンで商品名デンカスチロール1
1T−2(電気化学工業側型)であり、ベース材として
使用) 旧−p5                 30部(
ハイインパクトポリスチレンで商品名デンカスチロール
H1s−1であり、耐衝撃付与材として使用) SBR10部 (スチレンブタジェンゴムで、防震付与材として使用) 球状炭酸カルシウム(CaCO3)       10
0部(関東化学社製平均粒径2.0μs(粒度分布0.
5〜4.0 pm) MB                  )  5部
(カーボンと樹脂(20: 80)からなるマスターバ
ッチ) 上記配合物を混合機により熔融混合し、この混合物を射
出成形機にて成形し、第1図に示すフィリップス社型コ
ンパクトカセットハーフ(片側ケース)を得た。これを
100個作製し、それぞれについて三次元測定機(XY
ZAX) (東京精密社製)にて第1図に示す横、縦の
寸法を測定した結果を表1に示す。なお、表中100.
40±0.06は平均100.40鰭、下限(100,
40−0,06)鶴、上限(100,40+0.06)
 nであることを示す。縦寸法についても同様である。
また、上記10071のコンパクトカセットケースにつ
いて40℃で100時間、1000時間それぞれ保持し
た後の各々について上記と同様に横の寸法を測定した寸
法安定性測定結果を第2図に示す、なお、縦寸法につい
ても同様の結果が得られた。
比較例1 実施例1において、球状炭酸カルシウムの代わりに通常
の炭酸カルシウム(平均粒径2.0μ1m(粒度分布0
.5〜4.0 、cim)を用いた以外は同様にしてコ
ンパクトカセットハーフを作製し、同様に測定した測定
結果を表1に示す、また、実施例1と同様に測定した横
寸法の寸法安定性測定結果を第2図に示す、縦寸法につ
いても同様の結果を得た。
表1 実施例2 実施例1において、球状炭酸カルシウム100部の代わ
りに50部用いた以外は同様にしてカセットハーフを作
製し、同様に測定した結果を表2に示す。
実施例3 実施例1において、球状炭酸カルシウムの平均粒径を0
.1 μs+(粒度分布0.05〜0.2μm)にした
以外は同様にしてカセットハーフを作製し、同様に測定
した結果を表2に示す。
実施例4 実施例1において、球状炭酸カルシウムの平均粒径を1
0.0μIB(粒度分布3.0〜20μ耐にした以外は
同様にしてカセットハーフを作製し、同様に測定した結
果を表2に示す。
表2 なお、実施例2〜4について実施例1と同様に寸法安定
性を横寸法について側車した結果を表3に示す、縦寸法
についても同様の結果が得られた。
上記結果から、実施例のものはいずれも横、縦の寸法の
バラツキが小さいのに比べ、比較例のもののバラツキが
数倍も大きく、寸法安定性も悪いことがわかる。
なお、詳細は省略したが、球状炭酸カルシウムの代わり
に、上記本文に挙げた無機フィラーの球状のものを使用
したものも同様の効果が得られた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、6樹脂と球状の無機フィラーの複合材
をカセットケースの成形材料にしたので、その成形工程
で流れが改善され均質な成形体のカセットケースを得る
ことができる。これにより寸法精度が良く、かつ40℃
のような高温で使用されても寸法安定性の良いカセット
ケースを提供でき、金属磁性粉を用いた磁気テープのよ
うな短波長領域の記録ができるものに対して最適なカセ
ットケースを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は磁気テープカセットケースの斜視図であり、第
2図は本発明の一実施例及び比較例の磁気テープカセッ
トケースの寸法安定性測定結果を示すグラフである。 平成1年2月17日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂と球状の無機フィラーを含有する複合材料か
    ら成形されることを特徴とする樹脂成形体。
  2. (2)複合材料は樹脂100重量部に対し平均粒径が0
    .1〜10.0μmの球状の無機フィラーを5〜200
    重量部含有することを特徴とする請求項1記載の樹脂成
    形体。
JP3623489A 1989-02-17 1989-02-17 樹脂成形体 Granted JPH02218079A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3623489A JPH02218079A (ja) 1989-02-17 1989-02-17 樹脂成形体

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JP3623489A JPH02218079A (ja) 1989-02-17 1989-02-17 樹脂成形体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02218079A true JPH02218079A (ja) 1990-08-30
JPH0587910B2 JPH0587910B2 (ja) 1993-12-20

Family

ID=12464085

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JP3623489A Granted JPH02218079A (ja) 1989-02-17 1989-02-17 樹脂成形体

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US6795391B2 (en) * 2001-05-17 2004-09-21 Fuji Photo Film Co., Ltd. Recording medium cartridge

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JPH0587910B2 (ja) 1993-12-20

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