JPH0544956Y2 - - Google Patents

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JPH0544956Y2
JPH0544956Y2 JP3407489U JP3407489U JPH0544956Y2 JP H0544956 Y2 JPH0544956 Y2 JP H0544956Y2 JP 3407489 U JP3407489 U JP 3407489U JP 3407489 U JP3407489 U JP 3407489U JP H0544956 Y2 JPH0544956 Y2 JP H0544956Y2
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cassette
tape
hole
guide pin
magnetic
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、磁気テープを箱形のケースに収納し
たテープカセツトに関する。
[従来の技術] 従来、各種の情報の記録、再生に用いられるテ
ープカセツトは、第5図に示すような構造になつ
ている。
まず、内部に一連の長尺な磁気テープ3を二つ
の回転自在なハブ4によつて交互に巻き重ねるよ
うに設ける。そして、ほぼ同一形状の樹脂等によ
り成形された2つのカセツトハーフ1a,1bか
ら構成されるカセツトケース1によつて、上記磁
気テープ3と2つのハブ4を挟み込む。
さらに、上記ハブ4をハブ受け孔6に回転自在
に嵌め込み、上記カセツトハーフ1a,1bに組
み合わされて空間部分に互いに対向するように突
出して設けられた上記磁気テープ3をガイドする
テープガイドピン10によつて、2つのハブ4の
間から引き出された磁気テープ3をガイドしなが
ら、磁気テープ3の中間部をカセツトケース1の
前面開口部に通す。
このような状態で、カセツトハーフ1a,1b
のいずれも四隅に設けられたネジ穴5にネジ2を
挿入して締めつけることによつて、カセツトハー
フ1a,1bを互いに固定していた。
またこの場合、カセツトケース1の表裏2つの
面には、それぞれに内部に配置された2つのハブ
4のハブ受け孔6に位置合わせしたリール孔7を
設けるとともに、上記2つのリール孔7の間に、
内部に配置された磁気テープの残量確認が容易な
ように透明の窓8を設けてなることが一般的であ
る。
上記のように構成されたテープカセツトを使用
して、各種の情報の記録、再生を行なう場合に、
カセツトデツキのカセツト挿入部に上記テープカ
セツトを挿入する。この場合、テープカセツト内
に配置されたハブ4のハブ受け孔6を、カセツト
デツキのカセツト挿入部の後方壁面に設けられた
カセツト保持部に挿入し、カセツト挿入部内にお
けるテープカセツトの位置決めを行なう。
このようにテープカセツトがカセツト挿入部に
挿入された状態で、録音、再生を行なうと、カセ
ツト挿入部の下面より磁気ヘツド等が上記テープ
カセツトの前面から挿入されて磁気テープ3に当
り、録音または再生を行なう。
[考案が解決しようとする課題] しかし、前記従来のような構造をしているテー
プカセツトを、カセツトデツキを用いて使用する
場合に、次のような問題点を有していた。
つまり、上記従来のテープカセツトの使用時に
おいて、カセツトデツキに内蔵されている例えば
モーターの駆動等により発生する振動によつて、
カセツトデツキにセツトされたテープカセツトに
も振動をもたらし、この結果、磁気テープの変調
ノイズ特性が劣化してしまうことがあつた。
同様に、カセツトデツキと隣接して配置されて
いるスピーカーからの音圧により、カセツトデツ
キ内にセツトされたテープカセツトにも振動がも
たらされて、磁気テープ3の変調ノイズ特性が劣
化してしまうこともあつた。
そこで本考案は、上記のような従来のテープカ
セツトを使用した場合の問題点を解消するため
に、振動や音圧によつてテープカセツトに影響が
及んでも、極力、磁気テープの変調ノイズ特性が
劣化しないようにしたテープカセツトを提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] すなわち、本考案は、内部に収納された一連の
長尺な磁気テープ3を二つの回転自在なハブ4に
よつて交互に巻き重ねるように設け、上記ハブ4
と磁気テープ3を一対のカセツトハーフ1a,1
bによつて挟み込んで収納し、上記カセツトハー
フ1a,1bに組み合わされて空間部分に突出し
て設けられた上記磁気テープ3をガイドするテー
プガイドピン10を有するテープカセツトにおい
て、テープガイドピンが貫通孔11を有し、同貫
通孔11に弾性材9が充填されていることを特徴
とするテープカセツトを提供する。
[作用] 上記本考案によるテープカセツトを、カセツト
デツキを用いて使用する場合、カセツトデツキに
内蔵されている例えばモーターの駆動等により発
生する振動や、カセツトデツキと隣接して配置さ
れているスピーカーからの音圧が、カセツトデツ
キ内にセツトされたテープカセツトに影響を及ぼ
しても、中央部に貫通孔11を有するテープガイ
ドピン10内に、弾性材9が充填されていること
により、上記弾性材9が振動を吸収してしまうた
め、振動の振幅が抑えられ、この結果、磁気テー
プの変調ノイズ特性を劣化させることがなくなつ
た。
特に、磁気テープ3を案内するテープガイドピ
ン10の振動が抑えられるので、記録、再生時の
テープガイドピン10の振動による磁気テープ3
の揺らぎが防止できる。
[実施例] 以下、図面を参照にしながら、本考案によるテ
ープカツトの実施例について説明する。
まず、第1図に示すように、中央部に貫通孔1
1を有するテープガイドピン10を8本、カセツ
トハーフ1a,1bの空間部分に互いに対向する
ように突出して設ける。
その後、磁気テープ3の巻回されたハブ4、パ
ツドスプリング等を組み合わせて、カセツトハー
フ1a,1bを接合させるときに、第2図に示す
ように、上記テープガイドピン10の貫通孔11
内に空間が生じないように、弾性材9を上記貫通
孔11内に十分に充填して封止する。
上記のようにして製造されるテープカセツトに
使用される弾性材9として、一般にエラストマー
と言われる周期荷重と変形の位相差が大きく、振
動を吸収する性質を有する、例えばエチエンプロ
ピレンゴム、ブタジエン系合成ゴム、ポリウレタ
ンゴム、ウレタン、ポリエチレン等の樹脂があ
る。
また、カセツトハーフ1a,1bには、予め内
部に配置された2つのハブ4のハブ受け孔6に位
置合わせしたリール孔7と、上記2つのリール孔
7の間に、内部に配置された磁気テープ3の残量
確認が容易なように透明の窓8等が設けて成形さ
れる。
なお、本考案との比較のために、貫通孔11を
設けず、このため弾性材9も充填されていないテ
ープガイドピン10を有するのカセツトケース1
であること以外は上記実施例と同様の従来のテー
プカセツトを用意し、下記の条件で変調ノイズ特
性を測定し比較実験をおこなつた。
(測定条件) 測定周波数 1KHz 入力 0db 使用デツキ SONY TCK777Es2 スペアナ ADVANTEST TR9403 比較方法 −70db位置での信号周波数の変調幅 その結果、第4図に示すように、テープガイド
ピン10に貫通孔11を設けて、上記貫通孔11
内に弾性材9を充填した本考案によるテープカセ
ツトにおける上記変調幅は110Hzであつたのに対
して、テープガイドピン10に貫通孔11を設け
ず、このため貫通孔11内に弾性材9も充填され
ていない比較例としての従来のテープカセツトに
おける上記変調幅は160Hzであつた。
次に、本考案によるテープカセツトを形成する
テープガイドピン10の貫通孔11の形状である
が、第3図aのような断面形状が円形に限られ
ず、第3図bのような三角形、第3図cのような
四角形等の多角形であつても本実施例と同様の効
果を得ることができる。
また、弾性材9を充填するテープガイドピン1
0は1本でもよいが、多くなるほどより大きな効
果が得られることは言うまでもない。
さらに本実施例では、テープガイドピン10の
貫通孔11内に充填されるものとしてゴム、樹脂
等からなる弾性材を使用してきたが、別にオイル
等の粘性材を上記貫通孔11に注入して封止して
も、同様の効果を得ることができる。
[考案の効果] 以上の説明からも明かなように、本考案による
テープカセツトによれば、上記テープカセツトを
カセツトデツキを用いて使用する場合、カセツト
デツキに内蔵されている例えばモーターの駆動等
により発生する振動や、カセツトデツキと隣接し
て配置されているスピーカーからの音圧が、カセ
ツトデツキ内にセツトされたテープカセツトに影
響を及ぼしても、中央部に貫通孔を有するテープ
ガイドピン内に、弾性材が充填されていることに
より、上記弾性材が振動を吸収してしまうため、
振動の振幅が抑えられ、この結果、磁気テープの
変調ノイズ特性を向上させるという効果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるテープカセツトを形成
するカセツトハーフを示した上面図、第2図は、
本考案によるテープカセツトの断面形状を示した
一部断面図、第3図は、本考案によるテープカセ
ツトを構成するテープガイドピンの貫通孔の実施
態様を示した斜視図、第4図は、本考案によるテ
ープカセツトを使用して測定実験を行なつた結果
を示した図、第5図は、従来のテープカセツトの
形状を示した斜視図である。 1……カセツトケース、1a,1b……カセツ
トハーフ、2……ネジ、3……磁気テープ、4…
…ハブ、5……ネジ穴、6……ハブ受け孔、7…
…リール孔、8……テープ残量確認窓、9……弾
性材、10……テープガイドピン、11……貫通
孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に収納された一連の長尺な磁気テープを二
    つの回転自在なハブによつて交互に巻き重ねるよ
    うに設け、上記ハブと磁気テープを一対のカセツ
    トハーフによつて挟み込んで収納し、上記カセツ
    トハーフに組み合わされて空間部分に突出して設
    けられた上記磁気テープをガイドするテープガイ
    ドピンを有するテープカセツトにおいて、テープ
    ガイドピンは貫通孔を有し、同貫通孔に弾性材が
    充填されていることを特徴とするテープカセツ
    ト。
JP3407489U 1989-03-24 1989-03-24 Expired - Lifetime JPH0544956Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3407489U JPH0544956Y2 (ja) 1989-03-24 1989-03-24

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JP3407489U JPH0544956Y2 (ja) 1989-03-24 1989-03-24

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Publication Number Publication Date
JPH02128280U JPH02128280U (ja) 1990-10-23
JPH0544956Y2 true JPH0544956Y2 (ja) 1993-11-16

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