JPS62121256A - 遮音装置 - Google Patents
遮音装置Info
- Publication number
- JPS62121256A JPS62121256A JP60262244A JP26224485A JPS62121256A JP S62121256 A JPS62121256 A JP S62121256A JP 60262244 A JP60262244 A JP 60262244A JP 26224485 A JP26224485 A JP 26224485A JP S62121256 A JPS62121256 A JP S62121256A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound insulation
- sound
- diaphragm
- air layer
- insulation device
- Prior art date
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- Pending
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- Building Environments (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、中空二重構造を有する壁やパーティション
などに適用する遮音装置に関するものである。
などに適用する遮音装置に関するものである。
従来より、−重構造に比べて大きな遮音効果をもつこと
から、第11図に示すような中空二重構造の遮音装置が
壁やパーティションとして多く用いられていた。
から、第11図に示すような中空二重構造の遮音装置が
壁やパーティションとして多く用いられていた。
しかしながら、従来の中空二重構造のε音v装置には、
2つの表面材20.21の間に形成される空気層22の
半分の厚さの空気ばね23と表面材20.21による低
音域共鳴透過ならびに空気層22内で発生する定在波2
4による高音域共鳴ろ過によって、いくつかの特定周波
数において遮音能力が落ちるという欠点があった。すな
わち、表面材20.21の質量をm、空気層22の厚さ
をdとすれば低音域共鳴透過の起こる周波数f7□は次
の(1)式で示される。
2つの表面材20.21の間に形成される空気層22の
半分の厚さの空気ばね23と表面材20.21による低
音域共鳴透過ならびに空気層22内で発生する定在波2
4による高音域共鳴ろ過によって、いくつかの特定周波
数において遮音能力が落ちるという欠点があった。すな
わち、表面材20.21の質量をm、空気層22の厚さ
をdとすれば低音域共鳴透過の起こる周波数f7□は次
の(1)式で示される。
(ここで、ρは空気密度、Cは音速である)また、高音
域共鳴透過の起こる周波数r、d;よ次の(2)式で示
される。
域共鳴透過の起こる周波数r、d;よ次の(2)式で示
される。
d
(ここで、nは1.2.3.・・・・・・である)これ
らf1□およびfrdの各周波数で共nq迅過により遮
音能力が落ちていた。
らf1□およびfrdの各周波数で共nq迅過により遮
音能力が落ちていた。
この発明は、中空二重構造の空気層内での定在彼の発生
を防ぎ、高音域共鳴透過による遮音能力の低下を防止し
た遮音装置を提供することである。
を防ぎ、高音域共鳴透過による遮音能力の低下を防止し
た遮音装置を提供することである。
この発明の遮音装置は、2つの面材の間に空気層を形成
した中空二重構造の遮音装置において、前記2つの面材
のうち少なくとも一方に振動板を設けたことを特徴とす
るものである。
した中空二重構造の遮音装置において、前記2つの面材
のうち少なくとも一方に振動板を設けたことを特徴とす
るものである。
このため、この発明によれば、振動板が外部から到来す
る音圧によって共振するため、空気層内での定在波の発
生を防ぎ、高音域共鳴透過による遮音能力の低下を防止
することができる。
る音圧によって共振するため、空気層内での定在波の発
生を防ぎ、高音域共鳴透過による遮音能力の低下を防止
することができる。
実施例
この発明の実施例を第1図ないし第7図に基づいて説明
する。すなわち、この遮音装置は、第1図および第20
に示すように、2つの面材1.2゜1’、2’の間に空
気層3を形成した中空二重構造の遮音装置において、前
記2つの面材1,2゜1’、2’の少なくとも一方に外
部から到来する音圧によって共振する振動板4.5,6
を設けたものである。
する。すなわち、この遮音装置は、第1図および第20
に示すように、2つの面材1.2゜1’、2’の間に空
気層3を形成した中空二重構造の遮音装置において、前
記2つの面材1,2゜1’、2’の少なくとも一方に外
部から到来する音圧によって共振する振動板4.5,6
を設けたものである。
前記面材]、2.1’、2’としては、たとえば壁やパ
ーティションに用いられる合板などの表面材があげられ
る。
ーティションに用いられる合板などの表面材があげられ
る。
振動板4.5.6は、周縁が弾性機能を有するエツジ7
を介して面材1.2.l’、2’に連結され、面材の一
部を構成する。工、シフとしては、たとえば発泡ウレタ
ン、布等が使用可能である。
を介して面材1.2.l’、2’に連結され、面材の一
部を構成する。工、シフとしては、たとえば発泡ウレタ
ン、布等が使用可能である。
また、振動板4,5.6としては、ある程度の剛性をも
つ材質であれば、とくに使用が制限されるものではない
。第3図は第1図および第2図に示す遮音装置の斜視図
である。
つ材質であれば、とくに使用が制限されるものではない
。第3図は第1図および第2図に示す遮音装置の斜視図
である。
振動板4,5.6による共振は、エツジ7と空気層8に
よるスティフネスSと振動板等の質1mによって決まる
ものである。その共振周波lf。
よるスティフネスSと振動板等の質1mによって決まる
ものである。その共振周波lf。
は次の(3)式で示される。
この場合、共振による音の透過も考えられるので、振動
板の質量等によって、可聴域外(30Hz以下)に設計
するのが好ましい。
板の質量等によって、可聴域外(30Hz以下)に設計
するのが好ましい。
この共振によって振動板4.5.6が激しいピストン振
動を行ない、そのために空気層8内での定在波が起こら
ないようになり、高音域共鳴透過による)3音能力の低
下が起こらない。
動を行ない、そのために空気層8内での定在波が起こら
ないようになり、高音域共鳴透過による)3音能力の低
下が起こらない。
第・1図および第5図はこの発明の他の実施例を示して
いる。すなわち、この遮音装置は、面材9゜10に多数
の振動板11を設置したものである。
いる。すなわち、この遮音装置は、面材9゜10に多数
の振動板11を設置したものである。
遮音装置を壁やパーティションに用いる場合には大きな
振動板が必要となるが、この実施例のように面材9.1
0に多数の振動板11を設置しても同様の遮音効果を得
ることができる。
振動板が必要となるが、この実施例のように面材9.1
0に多数の振動板11を設置しても同様の遮音効果を得
ることができる。
第6図および第7図はこの発明のさらに他の実施例を示
している。すなわち、この遮音装置は、面積効率の悪い
円形振動板に代えて方形の振動板12を面材13.14
に設けたものである。このとき、通常のエツジを用いる
と、円形振動板に限定されるが、振動板12の面に対し
て垂直に設置した垂直エツジ15 (紙、ばね等)を用
いることにより、容易に方形振動板12を製作すること
ができ、円形の場合と同様の遮音効果を得ることができ
る。この場合、大きな振動板の製作が困難な場合は、小
さな振動板を多数設置してもよいことは勿論である。
している。すなわち、この遮音装置は、面積効率の悪い
円形振動板に代えて方形の振動板12を面材13.14
に設けたものである。このとき、通常のエツジを用いる
と、円形振動板に限定されるが、振動板12の面に対し
て垂直に設置した垂直エツジ15 (紙、ばね等)を用
いることにより、容易に方形振動板12を製作すること
ができ、円形の場合と同様の遮音効果を得ることができ
る。この場合、大きな振動板の製作が困難な場合は、小
さな振動板を多数設置してもよいことは勿論である。
次に、第1図および第2図に示す遮音装置について行な
った遮音実験の結果を説明する。実°験は共振用振動板
として30cm低音用スピーカを、また面材としてラワ
ン合板(厚さ21)をそれぞれ用い、ピンクノイズ(エ
ンジンなどのがたんがたんという騒音)をスピーカより
放射し、1/12オクターブバンドで音源側と受音側と
の平均音圧レベル差を測定し、これと合板のみの場合と
の差を調べた。その結果を第8図〜第10図に示す。
った遮音実験の結果を説明する。実°験は共振用振動板
として30cm低音用スピーカを、また面材としてラワ
ン合板(厚さ21)をそれぞれ用い、ピンクノイズ(エ
ンジンなどのがたんがたんという騒音)をスピーカより
放射し、1/12オクターブバンドで音源側と受音側と
の平均音圧レベル差を測定し、これと合板のみの場合と
の差を調べた。その結果を第8図〜第10図に示す。
第8図はスピーカ(振動板)を音源側の表面材に、第9
図はスピーカを受音側の表面材に、第10図は音源側お
よび受音側双方の表面材にそれぞれ設置したときの遮音
量と、表面材(合板)のみのε音量との差を示したもの
である。第8図〜第9図はそれぞれ300Hz以上で3
〜9dBの遮音量の向上が認められ、第1O図では30
0〜80011z付近で同様の効果が認められる。低音
部では、今回用いたスピーカの共振周波数が70〜l
1011zなので、共振による透過が起こったものと思
われる。
図はスピーカを受音側の表面材に、第10図は音源側お
よび受音側双方の表面材にそれぞれ設置したときの遮音
量と、表面材(合板)のみのε音量との差を示したもの
である。第8図〜第9図はそれぞれ300Hz以上で3
〜9dBの遮音量の向上が認められ、第1O図では30
0〜80011z付近で同様の効果が認められる。低音
部では、今回用いたスピーカの共振周波数が70〜l
1011zなので、共振による透過が起こったものと思
われる。
これらの実験結果から、この発明の遮音装置の遮音効果
は明らかであり、この装置を壁やパーティションに応用
すれば遮音量の改善が図れるものである。
は明らかであり、この装置を壁やパーティションに応用
すれば遮音量の改善が図れるものである。
この発明によれば、2つの面材のうち少なくとも一方に
振動板を設けることにより、高音域共鳴透過の原因とな
る空気層内の定在波を除去でき、遮音能力の低下を防ぐ
ことができる。
振動板を設けることにより、高音域共鳴透過の原因とな
る空気層内の定在波を除去でき、遮音能力の低下を防ぐ
ことができる。
第1図および第2図はそれぞれこの発明の実施例の断面
図、第3図はその斜視図、第4図はこの発明の他の実施
例の断面図、第5図はその斜視図、第6図はこの発明の
さらに他の実施例の断面図、第7図はその斜視図、第8
図〜第10図はそれぞれ第り図および第2図に示す遮音
装置の遮音効果を示すグラフ、第11図は従来の遮音装
置の断面図である。 1、 2. 1 ′、 2 ′ 、 9. 1
0. 13. 14・・・・・・面材、 4. 5.
6. 11. 12 ・・・・・・振・効)圧
伏 理 人 弁理士 冨3+咲大・垣〕8;も=第1
図 第2図 第3図 第4図 第6図 第7図 周ゑ玖 ()lz) −一中 第8図 8淡1L(Hz) −〉 第9図 翰涙哀 (Hz) −一ゆ 第10図 22セ気層 第11図 手続補正書(師 昭和61年04月03日
図、第3図はその斜視図、第4図はこの発明の他の実施
例の断面図、第5図はその斜視図、第6図はこの発明の
さらに他の実施例の断面図、第7図はその斜視図、第8
図〜第10図はそれぞれ第り図および第2図に示す遮音
装置の遮音効果を示すグラフ、第11図は従来の遮音装
置の断面図である。 1、 2. 1 ′、 2 ′ 、 9. 1
0. 13. 14・・・・・・面材、 4. 5.
6. 11. 12 ・・・・・・振・効)圧
伏 理 人 弁理士 冨3+咲大・垣〕8;も=第1
図 第2図 第3図 第4図 第6図 第7図 周ゑ玖 ()lz) −一中 第8図 8淡1L(Hz) −〉 第9図 翰涙哀 (Hz) −一ゆ 第10図 22セ気層 第11図 手続補正書(師 昭和61年04月03日
Claims (1)
- 2つの面材の間に空気層を形成した中空二重構造の遮音
装置において、前記2つの面材のうち少なくとも一方に
振動板を設けたことを特徴とする遮音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60262244A JPS62121256A (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 遮音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60262244A JPS62121256A (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 遮音装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62121256A true JPS62121256A (ja) | 1987-06-02 |
Family
ID=17373075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60262244A Pending JPS62121256A (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 遮音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62121256A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10274988A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-13 | Tokai Rubber Ind Ltd | 共鳴型消音器 |
JPWO2004107313A1 (ja) * | 2003-05-29 | 2006-07-20 | リオン株式会社 | 遮音・吸音構造体、並びにこれらを適用した構造物 |
JP2008016982A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Fureei Kk | 音響システム |
-
1985
- 1985-11-20 JP JP60262244A patent/JPS62121256A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10274988A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-13 | Tokai Rubber Ind Ltd | 共鳴型消音器 |
JPWO2004107313A1 (ja) * | 2003-05-29 | 2006-07-20 | リオン株式会社 | 遮音・吸音構造体、並びにこれらを適用した構造物 |
JP2008016982A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Fureei Kk | 音響システム |
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