JPS61194499A - フエルト吸音構造体 - Google Patents

フエルト吸音構造体

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Publication number
JPS61194499A
JPS61194499A JP60036036A JP3603685A JPS61194499A JP S61194499 A JPS61194499 A JP S61194499A JP 60036036 A JP60036036 A JP 60036036A JP 3603685 A JP3603685 A JP 3603685A JP S61194499 A JPS61194499 A JP S61194499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
felt
thickness
sound absorbing
sound absorption
Prior art date
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Pending
Application number
JP60036036A
Other languages
English (en)
Inventor
真 堀内
勝 工
大原 治
井上 大成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Koyo Sangyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koyo Sangyo Co Ltd filed Critical Koyo Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、吸音構造体、さらに詳しくはフェルト状多
孔質材料の表面に、薄膜状被覆体を接着・yI層してな
る吸音構造体に係るものであって、あらゆる吸音を低減
するための吸音材料として極めて有用なものである。
(従来の技術) 吸音材料は、各種の機器、電機装置、OA機器、車両な
どから発生する騒音を低減する材料として不可欠なもの
である。
人間ノ可ai周波数ハ20Hz −20,000H7r
あり、音圧レベルが同じでも聴覚に感する音の大きさは
周波数により異なる。周波数が2.000H2以上にな
ると、特に耳さねすな音として聞える。
フェルト、グラスウール、軟質ウレタンフオーム等の多
孔質月料は、2.000H2以上の高域で特に良好なる
吸音特性を示し、成型も容易なので吸音材料として幅広
く使用されている。
しかしながら、これらの吸音月料では、吸音され難い1
・000H2以下の低音域の騒音が、聞く耳に単に不快
感を与えるのみでなく、健康にも悪影響を及ばすことは
近年の研究でも明らかである。
また人口の増加や集中化が進むにつれ、限られた空間を
有効に利用するために、各M装置の小型化や部屋の仕切
板を薄くする等の必要性が更に高まるものと思われる。
これらの背景から、騒音対策に有効な理想的な吸音材料
は、少くとも次の二つの条件を満す必要がある。
(1)低音域から高音域にわたって副広い吸音特性を備
えていること。
(,2)/J\さな容積でより高い吸音特性を備えてい
ること。
従来の吸音材で代表的なものは、グラスウール、フェル
ト、軟質ウレタンフオーム等の軟質多孔質物材料をその
まま利用するものであった。しかしながらこれらの方法
では、低音域で良好な吸音特性を得るためには、材料の
厚さを少くとも20%程度以上厚くするか、少くとも1
0χ程度以上の背後空間をとり、そこに空気層を形成す
る必要があり、前記条件を満すことは難しい。
軟質ウレタンフオームやグラスウールにフィルムを積層
することは従来より行なわれてきた。
しかしこれらの目的は主に耐候性や外観を改善すること
であり、吸音特性の改良に効果が発現しないばかりか、
これらに0=0.02%厚以上のフィルム駄物を積層す
ると吸音特性は低下する。
特にフェルトは、材料自身の吸音特性がグラスウールや
ウレタンフオーム等より劣り、薄いフェルトにフィルム
等を積層して吸音材料として利用することは知られてい
なかった。
厚い開孔板を積層したものや、共鳴空胴をもつものは、
特定の周波数の音を選択的に吸収するには有効である。
しかし広範囲の周波数の音を吸収するには異なる吸音特
性を持つ材料を多数組合せる等の対策が必要で、講造が
複雑化し、大型化するので現実的ではなかった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、従来の吸音構造体のこれらの欠点を克服
し、材料の厚さが20%以下で比較的薄いにもかかわら
ず、低音域から高音域に到る広い周波数帯で吸音性能を
持つ吸音材料を得ることを目的とし、鋭意研究の結果、
本発明に到つICものである。
(問題を解決するための手段) 本発明による吸音構造体は、厚さ5m/m〜20%のフ
ェルト状多孔質材料の表面に厚さe、0.02%〜−4
・0・4%、面密度が0.0018 Q/ca −0・
3 ’j/caの薄膜状被覆体を積層することにより構
成される。
本発明に使用するフェルト状多孔質材料には、一般に知
られている生毛フェルト、綿フェルト、麻フェルト、粗
毛フェルト等が使用される。
これらのフェルト状多孔質材料の厚さは5m/m〜20
%であるが好ましくは8%〜12%のものであり、これ
らは薄くて吸音性も憂れるので好適である。厚さが5%
以下のものは吸音性能が乃\さくて、本発明の効果を奏
しない。厚さが20%以上の場合は本発明の効果が急に
減殺されるので好ましくない。
次に本発明に使用する薄膜状被覆体は、熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂、ゴム、有機質am、無機質繊維、金属等
がそれぞれ単体が2種以上の混合系で使用される。
熱可塑性樹脂の例としては、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン
、ポリエステル、ナイロン、ポリビニルアルコール、セ
ルロース等である。
熱硬化性樹脂の例としては、ポリウレタン、ボリュリア
、フェノール、シリコン、エポキシ等である。これらに
加えて無機質またはを機質繊維の例としてはそれらの織
物または不織布が好ましいものであり、金属の例として
は、アルミはく、鉄はく、ステンレスはく等が使用でき
る。
これらの薄膜状被覆体の厚さは、0・02¥n〜0・4
%であり、好ましくは0・05m/m〜0・15¥nの
ものが吸音特性が良好で、物理的強度にも優れる。
またその面密度は、0・OIQ/cイ〜0・1にl/c
a程度が最適であり、製品の重量増加も小い。
薄膜状被覆体の厚さが0・05%以下または面密度が0
・01g/cd以下の場合は、低音域での吸音特性が、
薄膜状被覆体の厚さが0・15¥n以上または面密度が
0・19/d以上では低音域および高音域での吸音特性
がそれぞれ低下する。
薄膜状被覆体の厚さが0・02%以下または面密度が0
・00189/d以下および薄膜状被覆体の厚さが0・
4%以上または面密度が0・39/ca以上の場合は、
吸音特性全般が著しく低下するので使用することはでき
ない。
フェルト状多孔質材料と薄膜状被覆体の積層接着は公知
の方法、すなわち粘着接着剤による方法や、熱圧ブレス
による融着方法等が好ましい。
(作用) 本発明の吸音構造体が、音響吸収する機構は複雑であり
、現在のところその原理を解明するに到っていない。発
明者らの推論によると以下の様である。
フェル1−状多孔質材料は、ウレタンフオーム等の多孔
質月別と比較すると表面が不均一で不規則なでこぼこ状
を呈している、この様な状態であるので、この表面に薄
膜状被覆体を接着積層した場合、接着面は互に離れた突
起先端部で薄膜状被覆体に接合されている。
これにより、薄膜状被覆体には固定されてない微少な有
効面が形成され、この面が振動膜の様に自由に振動でき
るので、音波エネルキーの吸収が増大し、良好な吸音特
性が発現するものと考えられる。
以下実施例により本発明を更に詳しく説明する。
実施例 /。
フェルト状多孔質材料として、主に天然繊維よりなる再
生フエJL l−の厚さが8%のものを用意した。薄膜
状被覆体としては厚さが0.1%、面密度が0.015
 Qlcr&のポリ塩化ビニルフィルムを用いた。フェ
ルト駄多孔質材料とポリ塩化ビニルフィルムの接着は、
アクリル系粘着接着剤を用いて行った。この様にして出
来た本実施例のフェルト吸音構造体(A)の垂直入射管
法吸音率を測定し、フェルトのみの場合(B)と比較し
てその結果を第1図に示した。
参考までに、同等の厚さのグラスウール(C)、軟質ウ
レタンフオーム(D)を比較試験体とした垂直入射管法
吸音率の測定結果を同じく第1図上に示した。
第1図により明らかなように、本発明による吸音構造体
は、厚さが薄いにもかかわらず、低音域において良好な
吸音特性を発現している。
実施例 八 実施例1、で使用した再生フェルトを用いて、その表面
に厚さ0.05%、面密度0.027 Q /dのアル
ミは< (E)、厚さ0.1%、面密度0.009 g
/Caのゴム膜CF)、厚さ0.06’X、面密度0.
003 VcJの合成繊維よりなる不織布(G)の3種
類の薄膜状被覆体をそれぞれ実施例1、の方法と同一の
手法により積層接着した。
それぞれ垂直入射管法吸音率の測定方法にて吸音率を測
定し結果を第2図に示した。
第1図の測定線(B)、(0)、(DJに比較して特に
低音域の吸音特性が良好であることが顕著である。
実施例 3゜ 実施例1、で使用した再生フェルトを利用して、その表
面に厚さ0・1%1面密度0・00917/cJのエチ
レン酢酸ビニルフィルムを120℃/2秒間の条件で熱
圧接着して本実施例の吸音構造体を得た。
本実施例の吸音構造体の垂直入射管法による吸音率の測
定結果は第3図の通りである。低音域から高音域にかけ
て安定した吸音特性を示した。
(発明の効果) すでに詳しく説明した様に、本発明によるフェルト状吸
音構造体は、従来のものよりも厚さが/J1くても良好
な吸音特性を示すので、4\型の装置にも組み込むこと
ができる。壁材等に使用した場合も、壁が薄く仕上り、
部屋の利用空間を広くとることが可能となる。
特に従来の吸音材では不可能であった低音域での吸音特
性が優れていることにより、屋内で使用する電気機器、
OA機器等えの利用により、大きな環境改善の効果をあ
げられる。
また本発明のフェルト状吸音構造体は、その表面を薄膜
で被覆しであるので破片が散乱ぜす、美観に優れ、生産
性もよく、安価に提供し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるフェルト状吸音構造体と従来の
吸音材との特性を比較したグラフ。 第2図、第3図はそれぞれ実施例!、実施例3、で作成
した本発明のフェルト状吸音構造体の特性を示すグラフ
である。 (A、)実施例1、の本発明品 (B)従来のフェルト (0)従来のグラスウール (D)従来のウレタンフオーム (E)実施例2.の本発明品;アルミはく(F )実施
例!、の本発明品:ゴム薄膜(G)実施例!、の本発明
品;アルミ (I()実施例3.の本発明品:エチレン酢酸ビニルフ
ィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、厚さ5m/m〜20m/mのフェルト状多孔質材料
    の表面に、厚さ0.02m/m〜0.4m/m、面密度
    が0.0018g/cm^2〜0.3g/cm^2の薄
    膜状被覆体を接着積層してなることを特徴とするフェル
    ト吸音構造体。
JP60036036A 1985-02-25 1985-02-25 フエルト吸音構造体 Pending JPS61194499A (ja)

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JP60036036A JPS61194499A (ja) 1985-02-25 1985-02-25 フエルト吸音構造体

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JP60036036A JPS61194499A (ja) 1985-02-25 1985-02-25 フエルト吸音構造体

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JP (1) JPS61194499A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6440894A (en) * 1987-08-07 1989-02-13 Tamagawa Seni Kogyosho Kk New sound absorbing material
JPH0487897U (ja) * 1990-12-18 1992-07-30

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6440894A (en) * 1987-08-07 1989-02-13 Tamagawa Seni Kogyosho Kk New sound absorbing material
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