JP3216044B2 - 遮音、吸音カーテン - Google Patents

遮音、吸音カーテン

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JP3216044B2
JP3216044B2 JP23040497A JP23040497A JP3216044B2 JP 3216044 B2 JP3216044 B2 JP 3216044B2 JP 23040497 A JP23040497 A JP 23040497A JP 23040497 A JP23040497 A JP 23040497A JP 3216044 B2 JP3216044 B2 JP 3216044B2
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憲宏 磯田
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株式会社サンテックス
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、吸音性を有する
遮音カーテンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からのカーテンは、外光を通すとき
に柄模様を浮き立たせたり、光は通さないが、部屋の中
の光を反射して柄模様を浮き立たせて、室内の雰囲気を
演出するという室内装飾を目的とすることを主眼とし、
したがって音響の伝播を制限するとか、音の反響を調整
するということは、カーテンにおいては要求されにくい
ものとされている現状にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、音響の種
類や性質について研究した結果に基づいて、カーテンに
おいても、音響の伝播を制限するカーテンを得ることが
できるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】プラスチックフィルムの
表側に、細かい目の布地を貼り付け、その上に前記布地
と同材質で目の粗い布地を貼り付けて吸音材とし、これ
らを背中合わせにして配置し、その中間にメッシュ地な
どの目の粗い中心布地を挟み込んで構成したことを特徴
とする遮音、吸音カーテン、目の細かい布地を基布とし
て用い、その上に前記布地と同材質で目の粗い布地を貼
り、反対側に合成樹脂液をコーティングして空気を遮断
する皮膜を形成した吸音材を、背中合わせにして配置
、その中間にメッシュ地などの目の粗い中心布地を挟
み込んで構成したことを特徴とする遮音、吸音カーテ
ン、毛足の長さや太さが異なる毛羽を植えつけ、毛足が
長く目の粗い部分と、その根元で短い毛足の毛羽が密集
している部分とからなるものを、プラスチックフィルム
に施した吸音材を、背中合わせにして配置し、その中間
にメッシュ地などの目の粗い中心布地を挟み込んで構成
たことを特徴とする遮音、吸音カーテン、一体的に波
状の形状を付したことを特徴とする前記記載の遮音、吸
音カーテンの構成とする。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明の実施例として、吸音性
と遮音性を有するカーテン(C)は、プラスチックフィ
ルム(A)の表面に、目の細かい布地(a)を貼り
付け、さらにその上に前記目の細かい布地(a )と同
材質で目の粗い布地(a)を貼り付けた吸音材(A’
)と、同様にプラスチックフィルム(A)の表面
に、目の細かい布地(a’)を貼り付け、さらにその
上に前記目の細かい布地(a’ )と同材質で目の粗い
布地(a’)を貼り付けた吸音材(A’)を背中合
わせに記置し、その両者の間にメッシュ地などの目の粗
中心布地(B)を挟み込んだ状態で配置して構成す
る。なおこれらの素材であるプラスチックフィルム(A
),(A)、目の細かい布地(a),(a’
および目の粗い布地(a),(a’)の吸音材
(A’),(A’)からなるカーテン(C)は、取
り扱いの安定のために、カーテン(C)の両側および上
部、裾部において縫い合わせなどで固定されている。
【0006】さらにこのようにして得られたカーテン
(C)に、波形の形状を付与することにより、吸音、遮
音の作用および効果を高めることができる。図2は部屋
の内側[図示左側]で発生した音響(X),(X
は、カーテン(C)に当たってプラスチックフィルム
(A)に貼り付けられた目の粗い布地(a)、目の
細かい布地(a)の二重構造の布目を、深く谷部(底
部)へと向こうにつれて、布目の繊維間を複雑に反射し
ながら、吸音材(A’)の目の粗い布地(a)、目
の細かい布地(a)に吸収され減殺されながら、一部
の音響が反射して反響音(x’),(x’)として
返ってくる。また一部の音響は空気を遮断して音波を遮
断する役目をなすところの、プラスチックフィルム(A
)によって、その伝播を制限されながら、音響
(x),(x)として部屋の外側へ伝播される。こ
こでカーテン(C)に波形の形状が付与固着されている
ことによって、部屋の内側の音響(X),(X)は
カーテン(C)への到達が不揃いで、カーテン(C)へ
の到達がばらばらの状態でカーテン(C)に接触し、反
射、通過する際に、音響相互が複雑に干渉し合って音響
そのものが減殺、消滅し、その伝播が著しく制限される
ことになる。部屋の外側の音響(Y),(Y)につ
いても同様である。(y’),(y’)は反響音、
(y),(y)は部屋の内側へ伝播される音響であ
る。
【0007】このようにして得られた吸音性と遮音性を
有するカーテン(C)は、部屋の内側の音は外へ伝わり
にくく、また部屋内部にも反響しにくいと同時に、外部
の音も内側に伝わりにくいこととなる。なお吸音材
(A’),(A’)間には、0.3〜0.5mmの
塩化ビニールフィルムなどのプラスチックフィルム(A
),(A)を用いる。また二枚の吸音材
(A’),(A’)の間に挟み込むメッシュ地など
目の粗い中心布地(B)は、二枚の吸音材
(A’),(A’)の間隔を保持するために用いる
ものである。ここでカーテンそのものが遮音性であって
も、カーテンは使用上、密閉するわけではないので、カ
ーテンの上下、左右両側から音が洩れるので、カーテン
に吸音性を持たせることが、音そのものを吸収してしま
い、防音上も効果が期待できることとなる。さらにこの
ようにして吸音性を有することにより、窓に関係なく天
井とか、周りとか壁面にこのカーテン(C)を配置する
と、部屋そのものが音響調整された音響効果の高い部屋
を作ることとなる。
【0008】なおまた、吸音材(A’),(A’
について前記図1の実施例は、塩化ビニールなどのプラ
スチックフィルムを基布として用い、それに目の細かい
布地(a),(a’)を貼り、その上に目の粗い布
地(a),(a’)を貼った構成としているが、こ
れに限定されるものではなく、目の細かい布地(a
を基布として用い、その上に目の粗い布地(a)を貼
り、反対側に合成樹脂液をコーティングして空気を遮断
する皮膜を形成した吸音材(A’),(A’)[図
示せず]を、前記のように背中合わせとし、その両者の
間にメッシュ地などの目の粗い中心布地を挟み込んだ状
態で配置した構成でもよいし、さらにまた図3に示すよ
うに、プラスチックフィルム(A)に、毛足の長さや
太さが異なる毛羽を、フロッキー加工によりその毛羽を
植えつけ、毛足が長く目の粗い部分(d)と、毛足の
短いものもあって、毛羽が密集している部分(d)か
らなるものを、プラスチックフィルム(A)に取り付
けた吸音材(A’)と、反対側にプラスチックフィル
ム(A)に、同様に毛足が長く目の粗い部分
(d’)と、毛足の短いものもあって、毛羽が密集し
ている部分(d’)からなるものを取り付けた吸音材
(A’)を前記のように背中合わせとし、その両者の
間にメッシュ地などの目の粗い中心布地(B)を挟み込
んだ状態で配置したものも、同様に吸音効果を得ること
ができる。
【0009】
【発明の効果】この発明の遮音、吸音カーテンは、室内
外において発生する音響の伝播を制限するカーテンを得
ることができる。すなわちこの発明の吸音性のある遮音
カーテンは、部屋の内側の音は外へ伝わりにくく、また
部屋内部にも反響しにくいと同時に、外部の音も内側に
伝わりにくいこととなる。この発明はカーテンに吸音性
を持たせることにより、音そのものを吸収してしまい、
防音上の効果も奏するものである。さらに吸音性を有す
ることにより、窓以外に、たとえば天井とか、部屋周囲
の壁面などにこの遮音、吸音カーテンを配置することに
よって、部屋自体が音響調整されたところの、音響効果
の高い室内空間を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の遮音、吸音カーテンの説明図。
【図2】この発明の波状を付した遮音、吸音カーテンの
説明図。
【図3】この発明の他の実施例の遮音、吸音カーテンの
説明図。
【符号の説明】
(C) カーテン (A),(A) プラスチックフィルム (a),(a’) 目の細かい布地 (a),(a’) 目の粗い布地 (B) 目の粗い中心布地 (A’),(A’),(A’),(A’),
(A’),(A’) 吸音材 (X),(X) 部屋の内側の音響 (x),(x) 音響 (x’),(x’) 反響音 (Y),(Y) 部屋の外側の音響 (y),(y) 音響 (y’),(y’) 反響音 (d),(d’) 毛足の短いものもあって、毛羽
が密集している部分 (d),(d’) 毛足が長く目の粗い部分

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックフィルムの表側に、細かい目
    の布地を貼り付け、その上に前記布地と同材質で目の粗
    い布地を貼り付けて吸音材とし、これらを背中合わせに
    して配置し、その中間にメッシュ地などの目の粗い中心
    布地を挟み込んで構成したことを特徴とする遮音、吸音
    カーテン。
  2. 【請求項2】目の細かい布地を基布として用い、その上
    前記布地と同材質で目の粗い布地を貼り、反対側に合
    成樹脂液をコーティングして空気を遮断する皮膜を形成
    した吸音材を、背中合わせにして記置し、その中間にメ
    ッシュ地などの目の粗い中心布地を挟み込んで構成し
    ことを特徴とする遮音、吸音カーテン。
  3. 【請求項3】毛足の長さや太さが異なる毛羽を植えつ
    け、毛足が長く目の粗い部分と、その根元で短い毛足の
    毛羽が密集している部分とからなるものを、プラスチッ
    クフィルムに施した吸音材を、背中合わせにして配置
    、その中間にメッシュ地などの目の粗い中心布地を挟
    み込んで構成したことを特徴とする遮音、吸音カーテ
    ン。
  4. 【請求項4】一体的に波状の形状を付したことを特徴と
    する請求項1、請求項2および請求項3記載のいずれか
    記載の遮音、吸音カーテン。
JP23040497A 1997-08-12 1997-08-12 遮音、吸音カーテン Expired - Fee Related JP3216044B2 (ja)

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