JPH1156596A - 遮音、吸音カーテン - Google Patents

遮音、吸音カーテン

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JPH1156596A
JPH1156596A JP9230404A JP23040497A JPH1156596A JP H1156596 A JPH1156596 A JP H1156596A JP 9230404 A JP9230404 A JP 9230404A JP 23040497 A JP23040497 A JP 23040497A JP H1156596 A JPH1156596 A JP H1156596A
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sound
sound absorbing
curtain
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fabric
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JP9230404A
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Norihiro Isoda
憲宏 磯田
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SANTETSUKUSU KK
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SANTETSUKUSU KK
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  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮音、吸音カーテンに関する。 【解決手段】 プラスチックフィルムの表側に、細かい
目の布地を貼り付け、その上に目の粗い布地を貼り付け
て吸音材とし、これらを背中合わせにして配置し、その
中間に目の粗い中心布地を挟み込んで構成したことを特
徴とする遮音、吸音カーテン、目の細かい布地を基布と
して用い、その上に目の粗い布地を貼り、反対側に合成
樹脂液をコーティングして空気を遮断する皮膜を形成し
た吸音材を、背中合わせにして配置したことを特徴とす
る遮音、吸音カーテンなど、および一体的に波状の形状
を付したことを特徴とする前記記載の遮音、吸音カーテ
ンの構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、吸音性を有する
遮音カーテンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からのカーテンは、外光を通すとき
に柄模様を浮き立たせたり、光は通さないが、部屋の中
の光を反射して柄模様を浮き立たせて、室内の雰囲気を
演出するという室内装飾を目的とすることを主眼とし、
したがって音響の伝播を制限するとか、音の反響を調整
するということは、カーテンにおいては要求されにくい
ものとされている現状にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、音響の種
類や性質について研究した結果に基づいて、カーテンに
おいても、音響の伝播を制限するカーテンを得ることが
できるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】二枚のプラスチックフィ
ルムのそれぞれの表側に、細かい目の布地を貼り付け、
その上に目の粗い布地を貼り付けて吸音材とし、これら
を背中合わせにして配置し、その中間に目の粗い中心布
地を挟み込んで構成したことを特徴とする遮音、吸音カ
ーテン、目の細かい布地を基布として用い、その上に目
の粗い布地を貼り、反対側に合成樹脂液をコーティング
して空気を遮断する皮膜を形成した吸音材と、同様にし
て作られたもう一枚の吸音材を背中合わせにして配置し
たことを特徴とする前記記載の遮音、吸音カーテン、毛
足の長さや太さが異なる毛羽を植えつけ、毛足が長く目
の粗い部分と、その根元で短い毛足の毛羽が密集してい
る部分とからなるものを、プラスチックフィルムに施し
た吸音材を、背中合わせにして配置したことを特徴とす
る前記記載の遮音、吸音カーテン、および一体的に波状
の形状を付したことを特徴とする前記記載の遮音、吸音
カーテンの構成とする。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明の実施例として、吸音性
と遮音性を有するカーテン(C) は、プラスチックフィル
ム(A1)の表面に、目の細かい布地(a1)を貼り付け、さら
にその上に目の粗い布地(a2)を貼り付けた吸音材(A'1)
と、同様にプラスチックフィルム(A2)の表面に、目の細
かい布地(a'1) を貼り付け、さらにその上に目の粗い布
地(a'2) を貼り付けた吸音材(A'2) を背中合わせに配置
し、その両者の間に目の粗い[メッシュ地など]中心布
地(B) を挟み込んだ状態で配置して構成する。なおこれ
らの素材であるプラスチックフィルム(A1),(A2) 、目の
細かい布地(a1),(a'1)および目の粗い布地(a2),(a'2)の
吸音材(A'1),(A'2) からなるカーテン(C) は、取り扱い
の安定のために、カーテン(C) の両側および上部、裾部
において縫い合わせなどで固定されている。
【0006】さらにこのようにして得られたカーテン
(C) に、波形の形状を付与することにより、吸音、遮音
の作用および効果を高めることができる。図2は部屋の
内側[図示左側]で発生した音響(X1),(X2) は、カーテ
ン(C) に当たってプラスチックフィルム(A1)に貼り付け
られた目の粗い布地(a2)、目の細かい布地(a1)の二重構
造の布目を、深く谷部(底部)へと向こうにつれて、布
目の繊維間を複雑に反射しながら、吸音材(A'1) の目の
粗い布地(a2)、目の細かい布地(a1)に吸収され減殺され
ながら、一部の音響が反射して反響音(x'1),(x'2) とし
て返ってくる。また一部の音響は空気を遮断して音波を
遮断する役目をなすところの、プラスチックフィルム(A
1)によって、その伝播を制限されながら、音響(x1),
(x2) として部屋の外側へ伝播される。ここでカーテン
(C) に波形の形状が付与固着されていることによって、
部屋の内側の音響(X1),(X2) はカーテン(C) への到達が
不揃いで、カーテン(C) への到達がばらばらの状態でカ
ーテン(C) に接触し、反射、通過する際に、音響相互が
複雑に干渉し合って音響そのものが減殺、消滅し、その
伝播が著しく制限されることになる。部屋の外側の音響
(Y1),(Y2) についても同様である。(y'1),(y'2) は反響
音、(y1),(y2) は部屋の内側へ伝播される音響である。
【0007】このようにして得られた吸音性と遮音性を
有するカーテン(C) は、部屋の内側の音は外へ伝わりに
くく、また部屋内部にも反響しにくいと同時に、外部の
音も内側に伝わりにくいこととなる。なお吸音材(A'1),
(A'2) 間には、0.3 〜 0.5 mm の塩化ビニールフィルム
などのプラスチックフィルム(A1),(A2) を用いる。また
二枚の吸音材(A'1),(A'2) の間に挟み込む目の粗い中心
布地(B) は、二枚の吸音材(A'1),(A'2) の間隔を保持す
るために用いるものである。ここでカーテンそのものが
遮音性であっても、カーテンは使用上、密閉するわけで
はないので、カーテンの上下、左右両側から音が洩れる
ので、カーテンに吸音性を持たせることが、音そのもの
を吸収してしまい、防音上も効果が期待できることとな
る。さらにこのようにして吸音性を有することにより、
窓に関係なく天井とか、周りとか壁面にこのカーテン
(C) を配置すると、部屋そのものが音響調整された音響
効果の高い部屋を作ることとなる。
【0008】なおまた、吸音材(A'1),(A'2) について前
記図1の実施例は、塩化ビニールなどのプラスチックフ
ィルムを基布として用い、それに目の細かい布地(a1),
(a'1)を貼り、その上に目の粗い布地(a2),(a'2)を貼っ
た構成としているが、これに限定されるものではなく、
目の細かい布地(a1)を基布として用い、その上に目の粗
い布地(a2)を貼り、反対側に合成樹脂液をコーティング
して空気を遮断する皮膜を形成した吸音材(A'3),(A'4)
[図示せず]を、前記のように背中合わせとした構成で
もよいし、さらにまた図3に示すように、プラスチック
フィルム(A1)に、毛足の長さや太さが異なる毛羽を、フ
ロッキー加工によりその毛羽を植えつけ、毛足が長く目
の粗い部分(d2)と、毛足の短いものもあって、毛羽が密
集している部分(d1)からなるものを、プラスチックフィ
ルム(A1)に取り付けた吸音材(A'5)と、反対側にプラス
チックフィルム(A2)に、同様に毛足が長く目の粗い部分
(d'2) と、毛足の短いものもあって、毛羽が密集してい
る部分(d'1) からなるものを取り付けた吸音材(A'6) を
前記のように背中合わせとしたものも、同様に吸音効果
を得ることができる。
【0009】
【発明の効果】この発明の遮音、吸音カーテンは、室内
外において発生する音響の伝播を制限するカーテンを得
ることができる。すなわちこの発明の吸音性のある遮音
カーテンは、部屋の内側の音は外へ伝わりにくく、また
部屋内部にも反響しにくいと同時に、外部の音も内側に
伝わりにくいこととなる。この発明はカーテンに吸音性
を持たせることにより、音そのものを吸収してしまい、
防音上の効果も奏するものである。さらに吸音性を有す
ることにより、窓以外に、たとえば天井とか、部屋周囲
の壁面などにこの遮音、吸音カーテンを配置することに
よって、部屋自体が音響調整されたところの、音響効果
の高い室内空間を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の遮音、吸音カーテンの説明図。
【図2】この発明の波状を付した遮音、吸音カーテンの
説明図。
【図3】この発明の他の実施例の遮音、吸音カーテンの
説明図。
【符号の説明】
(C) カーテン (A1),(A2) プラスチックフィルム (a1),(a2) 目の細かい布地 (a'1),(a'2) 目の粗い布地 (B) 目の粗い中心布地 (A'1),(A'2),(A'3),(A'4),(A'5),(A'6) 吸音材 (X1),(X2) 部屋の内側の音響 (x1),(x2) 音響 (x'1),(x'2) 反響音 (Y1),(Y2) 部屋の外側の音響 (y1),(y2) 音響 (y'1),(y'2) 反響音 (d1),(d'1) 毛足の短いものもあって、毛羽が密集して
いる部分 (d2),(d'2) 毛足が長く目の粗い部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックフィルムの表側に、細かい目
    の布地を貼り付け、その上に目の粗い布地を貼り付けて
    吸音材とし、これらを背中合わせにして配置し、その中
    間に目の粗い中心布地を挟み込んで構成したことを特徴
    とする遮音、吸音カーテン。
  2. 【請求項2】目の細かい布地を基布として用い、その上
    に目の粗い布地を貼り、反対側に合成樹脂液をコーティ
    ングして空気を遮断する皮膜を形成した吸音材を、背中
    合わせにして配置したことを特徴とする遮音、吸音カー
    テン。
  3. 【請求項3】毛足の長さや太さが異なる毛羽を植えつ
    け、毛足が長く目の粗い部分と、その根元で短い毛足の
    毛羽が密集している部分とからなるものを、プラスチッ
    クフィルムに施した吸音材を、背中合わせにして配置し
    たことを特徴とする請求項1記載の遮音、吸音カーテ
    ン。
  4. 【請求項4】一体的に波状の形状を付したことを特徴と
    する請求項1、請求項2および請求項3記載の遮音、吸
    音カーテン。
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