JPH0628564B2 - 包装食品製造方法 - Google Patents

包装食品製造方法

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JPH0628564B2
JPH0628564B2 JP62105986A JP10598687A JPH0628564B2 JP H0628564 B2 JPH0628564 B2 JP H0628564B2 JP 62105986 A JP62105986 A JP 62105986A JP 10598687 A JP10598687 A JP 10598687A JP H0628564 B2 JPH0628564 B2 JP H0628564B2
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、透湿性包装膜体により生の食品材料を包装し
て得られた包装品を、導電液が収容された絶縁性容器内
に収容して透湿性包装膜体の有する透湿作用により速や
かに導電性を向上せしめた後、単なる通電作用により生
の食品材料を均一温度状態のもとに速やかに熟熱殺菌処
理して食味良好な包装食品を製造することができる包装
食品製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、生の水産動物の摺り身材料あるいは畜産動物の練
物材料または、これらの混合材料に塩分処理を施した生
の食品材料を通水性の材料からなる通電包装体内に充填
収容して得られた包装品に対し通電作用を施すことで生
の食品材料を速やかに熟熱殺菌処理して包装食品を得る
ようにした通電加工食品の製造方法は、本出願前例えば
特開昭61−132137号公報に記載されて知られて
おり、これが内容を第4図について説明する。
すなわち、塩分を均等に混入した生の水産動物の摺り身
材料あるいは畜肉の練物材料または、これらを混合した
混合材料等からなる食品材料Aを通電包装体1内に充填
収容せしめると共に、前記通電包装体1は絶縁性容器2
内に収容され、しかも、上記食品材料Aの含塩濃度より
も薄い塩分濃度の稀塩液B中に冠水状態のもとに収容し
て対設した一対の電極3,4間に亘り施された通電作用
により生の食品材料Aを熟熱殺菌処理したものである。
[発明が解決しようとする課題] ところで、従来の製造方法においては、食品材料を包装
する包装体は、通水性を有する材料で作られていたた
め、食品材料を包装体により包装した際には包装体表面
より内部の食品材料の液汁が滲出する許りでなく、通電
加工中においても液汁が滲出して、包装食品の味を低下
させるは勿論のこと、製造終了時にあっても液汁が外部
に滲出する等の問題が生ずる。
また、通電熟熱加工時に、導電液の含塩濃度が食品材料
の含塩濃度よりも低い場合には、導電液温が食品材料温
度よりも低くなり、その結果、包装食品がハム等の如き
大径のものにおいては、外周部が低温の導電液に吸熱さ
れて中心部より温度が低温となり、均一温度状態のもと
で熟熱殺菌処理することができないという問題点を有し
ていた。
本発明は、透湿性包装膜体により生の食品材料を包装し
て得られた包装品を、導電液が収容された絶縁性容器内
に収容して透湿性包装膜体の有する透湿作用により食品
材料中に含まれた含塩液汁を透湿して導電性の向上を図
ると同時に、通電加工中における液汁の滲出を未然に防
止し、単なる通電作用により生の食品材料を速やかに熟
熱殺菌処理し、食味良好な包装食品を連続して量産する
ことができる許りか、導電液の含塩濃度と生の食品材料
の含塩濃度とを略同等ならしめて通電熟熱加工時に生ず
る温度差の発生を未然に防止し、常に均一温度状態のも
とで熟熱殺菌処理が行われるようにして、より一層食味
良好な包装食品を製造することができる包装食品製造方
法を得ることを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の包装食品製造方法
においては、第1発明を、透湿性包装膜体により生の食
品材料を包装して得られた包装品を、絶縁性容器内の導
電液中に冠水状態のもとに収容した後、該包装品に対し
導電液を介し通電作用を施して食品材料を熟熱殺菌処理
したものであり、また第2発明を、透湿性包装膜体によ
り生の含塩食品材料を包装して得られた包装品を、絶縁
性容器内に収容され、しかも生の食品材料の含塩濃度と
略同等の含塩濃度を有する含塩水からなる導電液中に冠
水状態のもとに収容した後、該包装品に対し導電液を介
し通電作用を施して食品材料を熟熱殺菌処理したもので
ある。
[作 用] 第1図および第3図において、透湿性膜体材料により作
られた透湿性包装膜体102 により生の食品材料Aを包装
して包装品101 を塑成する。さすれば、透湿性包装体10
2 は生の食品材料A中に含まれた含塩液汁を透湿して導
電性となり、この結果、包装品101 は全体が導電性とな
る。
以上のようにして得られた包装品101 を次に導電液Bを
収納した絶縁性容器104 内に冠水状態のもとに収容する
と、包装品101 の透湿性包装膜体102 は、外部より導電
液Bを透湿して一層導電性が向上する。
この状態において包装品101 に対し通電作用を施せば、
電流は導電液Bを通して透湿性包装膜体102 を通過し生
の食品材料A中を均等に流通して速やかに生の食品材料
Aを熟熱殺菌処理し食味良好な包装食品を製造すること
ができる。
また、通電熟熱加工時に、生の食品材料Aの材料温度と
導電液の液温とを略同等としながら均一温度状態のもと
で生の食品材料Aを熟熱殺菌処理したい場合には、絶縁
性容器104 内に、生の食品材料A中に含まれた含塩濃度
と略同等の含塩濃度を有する導電液Bを収納した後、透
湿性包装膜体102 により生の食品材料Aを包装して得ら
れた包装品101 を絶縁性容器104 内に冠内状態のもとに
収容する。
さすれば、生の食品材料Aの含塩濃度と導電液Bの含塩
濃度とは略同等であるため、生の食品材料Aと導電液B
とはともに略均等状態の導電性を有することになる。
この状態において、包装品101 に対し通電作用を施せ
ば、電流は生の食品材料Aおよび導電液B中を略均等に
流通し、温度差をほとんど生ずることなく生の食品材料
Aおよび導電液Bを昇温せしめる。
したがって、生の食品材料Aは均一温度状態のもとで熟
熱殺菌処理されるので、たとえハム等の如き大径のもの
であっても均等に熟熱殺菌処理され、より一層食味良好
な包装食品を製造することができる。
[実施例] 本発明方法を実施例させるための製造装置を添付図面に
示された一実施例に基づき説明する。
第1図ないし第3図において、101 は、生の食品材料A
例えば、ハム、ソーセージ、擂潰肉、水産動物、擂り身
材料および穀類、その他の混合材料あるいは上記以外の
加塩した食品材料を透湿性を有する膜体材料により作ら
れた両端開放状の透湿性包装膜体102 により包装して塑
成した筒状の包装品であって、該透湿性包装膜体102 の
両端開放部は生の食品材料Aを充填した以後、適宜の締
縛具103, 103により締縛して包装品101 を塑成せしめ
る。
なお、前記包装品101 は透湿性包装膜体102 自体の有す
る透湿作用で生の食品材料A中に含まれた含塩水分を透
湿して全体が導電性となる。
104 は、包装品101 を収容して、生の食品材料Aを通電
作用により速やかに熟熱殺菌処理して食味良好な包装食
品を製造することができる上面開放状の絶縁性容器であ
って、該絶縁性容器104 内には、その長手方向に沿った
左右側壁105, 106内側に一対の電極107, 108を対向して
配設せしめると共に、絶縁性容器104 内には生の食品材
料A中に含まれた塩分濃度と略同等の塩分濃度を有する
含塩水からなる導電液Bが収納されている。 109は、生
の食品材料Aを安定よく絶縁性容器104 内に収容せしめ
ることができると共に、包装品101 の出し入れ操作を簡
便ならしめるための絶縁性篭であって、該絶縁性篭109
は全体の形状を絶縁性容器104 と相似形に形成された上
面を開放した箱状に形成され、しかも左右一対の電極10
7, 108に面した両側壁109a,109bには適当形状の通電窓1
10が多数開口されて一対の電極107, 108間に亘り施され
る通電作用に影響が及ばないようにしてある。なお、上
記絶縁性篭109 の両側壁109a,109b上端には一対の把手1
11, 111が設けられている。
なお、前記絶縁性篭109 内部には包装品101 の径が小さ
いものであれば、第2図示の如く多数収容でき、また、
包装品101 の径が大きいときには第3図示の如く1個を
収容せしめる。また、一対の電極107, 108は絶縁性容器
104 内の包装品101 の締縛部側に対向させてもよい。11
2 は、包装品101 内に先端側を挿通して生の食品材料A
の熟熱温度を速やかに検知し、生の食品材料Aが所定の
熟熱温度となったら一対の電極107, 108への通電を自動
的に断つように作動せしめることができる温度検知針で
ある。
なお、前記生の食品材料A中には適宜の調味料、香辛料
を添加してもよい。
したがって、本発明によれば、予め塑成された大径ある
いは小径の包装品101 を絶縁性篭109 内に収容し、次い
で、上記絶縁性篭109 を生の食品材料Aの含塩濃度と略
同等の含塩濃度を有する導電液Bが収容されている絶縁
性容器104 内へ冠水状態のもとに収容すれば、包装品10
1 の透湿性包装膜体102 は外部よりも導電液Bを透湿し
て全体が略均等な含塩濃度を有する導電体となる。そこ
で、一対の電極107, 108間に亘り通電作用を施せば、電
流は導電液Bを通して、透湿性包装膜102 を通過し生の
食品材料A中を均等に流通し、ジュール熱により生の食
品材料Aおよび導電液Bの温度差をほとんど生ずること
なく均一に昇温せしめ、短時間内に生の食品材料Aを均
一に熟熱殺菌処理して食味良好な包装食品を製造するこ
とができる。
以上のようにして包装食品が製造されたら、絶縁性篭10
9 を絶縁性容器104 より取出し、必要に応じ再包装すれ
ばよい。
[発明の効果] 本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。
透湿性包装膜体102 により生の食品材料Aを包装して包
装品101 を塑成したから、包装品101 は生の食品材料A
中に含まれた含塩水分を透湿性包装膜体102 が透湿して
導電性となり、その結果、包装品101 全体を導電体とす
ることができる許りか、得られた包装品101 は絶縁性容
器104 内に収納された導電液B中に冠水状態のもとに収
容したので、包装品101 の透湿性包装膜体102 は外部よ
り導電液Bを透湿して一層導電性の向上した包装品101
とすることができ、もって、包装品101 に対し導電液B
を通し透湿性包装体102 を通過して施される通電作用で
生の食品材料Aを短時間内に熟熱殺菌処理して食味良好
な包装食品を連続して量産することができる許りか、包
装品101 を、生の食品材料Aの含塩濃度と略同等の含塩
濃度を有する含塩水からなる導電液Bを収容した絶縁性
容器104 内に冠水状態のもとに収容して、該包装品101
に対し導電液Bを介し通電作用を施したときには、生の
食品材料温度および導電液温度に温度差を発生させるこ
となく均一に昇温せしめ、常に均一に熟熱殺菌処理され
た食味良好な包装食品を連続して量産することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法を実施させるための製造装置の一実施
例を示すものであって、第1図は、一部を破断した包装
品の正面図、第2図は、一部を破断し、かつ一部を切欠
した絶縁性容器内に多数の小径からなる包装品を収容し
た状態を示す斜視図、第3図は、大径の包装品を絶縁性
容器内に収容した状態の縦断側面図、第4図は、従来製
造装置の要部を破断した正面図である。 101 ……包装品、102 ……透湿性包装膜体、104 ……絶
縁性容器、107, 108……一対の電極、A……生の食品材
料、B……導電液

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透湿性包装膜体により生の食品材料を包装
    して得られた包装品を、絶縁性容器内の導電液中に冠水
    状態のもとに収容した後、該包装品に対して導電液を介
    し通電作用を施して食品材料を熟熱殺菌処理したことを
    特徴とする包装食品製造方法。
  2. 【請求項2】透湿性包装膜体により生の含塩食品材料を
    包装して得られた包装品を、絶縁性容器内に収容され、
    しかも生の食品材料の含塩濃度と略同等の含塩濃度を有
    する含塩水からなる導電液中に冠水状態のもとに収容し
    た後、該包装品に対し導電液を介し通電作用を施して食
    品材料を熟熱殺菌処理したことを特徴とする包装食品製
    造方法。
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