JPS6248361A - 通電加工水産食品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は安価で、かつ栄養価に富む代りに魚臭の強い水
産動物全主原料として使用した場合にあっても、該ｂ１
１料中に含まれた独特の魚臭を極力除去して、安価で、
栄養価に富み、かつ原料が水産動物とも思元な一風味お
よび食味を有する通電加工水産食品として直ちに食膳に
提供することができる通電加工水産食品に関する。

従来技術 従来、水産動物例えばイワシ、アジ、サンマ等からなる
魚体或は畜産動物例えば牛、豚、鶏、その他の肉類を、
水産、畜産動物が持った独特の風味を損うことなく、植
物性材料の栄養分をさらに加味させて一層の風味と栄養
価に富んだ食品として食膳に提供させることができる包
装食品は本出願前例えば特開昭５７−１７４０５０号公
報に記載されていて公知である。

発明が解決しようとする問題点 ところで、上記の包装食品にふ・いては、食品材料を特
にイワシ、サンマ等の如く魚臭が強い水産動物を使用し
た際には、独特の魚臭のため、その臭が加工食品中に残
って魚臭を好まない家庭にふ・いては、例えその加工食
品が安価で、かつ風味があり、しかも栄養価に富んだも
のであっても喜んで食膳に提供させることができな−。

そこで、これが魚臭を加工食品より積極的に脱臭させる
ために亜硝酸塩を添加させる手段が用いられているが、
かかる薬品は発がん性に富むので、これが薬品の使用に
は問題が残り、これが解決を強く望まれていた。

そこで本発明は、魚臭の強い生の水産動物（例えばイワ
シ、サンマ等）の摺り身材料を食品材料として使用した
場合にあっても、該食品材料中に脱臭効果の高い脱臭大
豆粉末と通電効果を促進する塩水を加えて撹拌混合し、
これを通電作用により熟熱殺菌処理せしめて簡単に水産
動物独特の魚臭を確実に除去して安価で、栄養価に富み
、しかも得られた通電加工水産食品が水産動物とも思元
な一風味と食味を有する食品として喜んで食膳に提供す
ることができる目的をもった通電加工水産食品を提供し
たことで上記の問題を解決したものである。

問題を解決するための手段 従って、本発明の技術的課題は、魚臭の強い生の水産動
物を材料として使用しても、簡単にそれらの臭を除去し
、安価で、栄養価に富み、しか屯水産動物とも思えない
風味と食味を有する通電加工水産食品として食膳に喜ん
で提供させることにある。

この技術的課題を解決するため、本発明は、その構成を
、魚臭が強い生の水産動物の摺り身材料に、適量の脱臭
大豆粉末と塩水とを加えて撹拌混合し、これが混合材料
を絶縁性容器内に充填収容して通電によるジュール熱で
熱熱殺菌処理したことを特徴とする通電加工水産食品と
したものである。

作　　　　　　　　用 上記技術的手段は次のように作用する（図面参照）。

今、安価で、栄養価が高い割りには魚臭の強い生の水産
動物（例えばイワシ、サンマ等）の摺り身材料１を適量
用意する。次−で前記摺り身材料１に適量の脱臭大豆粉
末２と塩水３とを添加して撹拌混合し、混合材料４を塑
成する。さすれば得られた混合材料４は通電性に富んだ
食品材料となる。

そこで、前記混合材料４を絶縁性容器６内に充填収容し
た後、混合材料４に通電を施せば、抵抗により発生した
ジュール熱により速かに熟熱殺菌処理される。

ところで、混合材料４が発生したジュール熱で熟熱殺菌
される過程においては添加された脱臭大豆粉末２は塩分
水を吸収し均一に膨張して均一な通電作用を促進される
許りか摺り身材料１より滲出する汁も悉く脱臭大豆粉末
２に吸収されると同時に脱臭大豆粉末２の持つ風味と混
和して魚臭は速かに除臭され、安価で、しかも栄養価に
富み、かつ水産動物独特の魚臭を除去し、水産動物が材
料とも思えない風味および食味が共に良好な通電加工水
産食品Ａを簡単・迅速に得ることができる。

実　　　施　　　例 次に本発明に係る通電加工水産食品を添附図面に示され
た実施例に基づき説明する。

図面において、１は安価で、栄養価に富む代りに魚臭が
強い生の水産動物例えばイワシ、サンマ等の摺り身材料
、２は脱臭作用効果の高い脱臭大豆粉末、３Ｆｉ通電作
用と食味の向上を促進させるための塩水であり、４は上
記摺り身材斜１、脱臭大豆粉末２および塩水３とを攪拌
混合して塑成した混合材料である。５は上記混合材料４
を通電による抵抗で発生したジュール熱で速かに熟熱殺
菌処理して、安価で、栄養価に富み、かつ水産動物独特
の魚臭を除去し、水産動物が材料とも思えな一風味ふ・
よび食味のある通電加工水産食品Ａを簡単・迅速に製造
することができる製造装置であって、該製造装置５は次
のように構成されている。

すなわち、上下両側を開放した断面任意形状からなる中
空筒状を呈する絶縁性容器６の下部開放側に、表面側に
繊維材に塩分を含ませた含塩水接電体７を敷設した一方
のｔｘｉ板８を挿入位置せしめて閉塞せしめると共に、
上部開放側にも前記絶縁性容器６内に充填収容した混合
材料４上に、繊維材に塩分を含ませた他方の含塩水接電
体９を密着するように敷設し、次いで、これが含塩水接
電体９の表面側に他方の電極板１０を昇降調節が自由に
できるよう圧接せしめて、面記一対の電極板８．１０間
に亘り施された通電作用で、均一に押圧された状態の混
合材料４を発生したジュール熱により略８０℃〜９０℃
に熟熱殺菌処理できるようにしたものであって、上部側
の電極板１０の中央部には、混合材料４の熟熱温度を検
出するための温度検出器１１が下向きに突出するように
設けられている。

従って、今４００．９の生の水産動物（例えばイワシ）
の摺り身材料１に２０９〜３２．！／の脱臭大豆粉末２
と略８４９〜８６ｇの水に略８ｇ〜１６ｇの食塩を溶か
した塩水３を添加し、これら王者を適宜の撹拌機で撹拌
混合し、混合材料４を塑成する。

次いで上記混合材料４を上部が開放され、しかも下部開
放側が含塩水接電体７および電極板８により閉塞された
絶縁性容器６内に直接充填収容せしめた後、混合材料４
の上面側に含塩水接電体９を密接するように載置し、さ
らにその外側より電極板１０を均一に押圧せしめながら
、上下一対の電極板８，１０間に亘り通電を施せば、電
流は上下の含塩水接電体７．９を経て混合材料４中を均
一に流通して、抵抗により発生したジュール熱（９０℃
）で均等に熟熱殺菌処理されると同時に添加された脱臭
大豆粉末２は塩分水および摺り身材料１より滲出した汁
を悉く吸収しながら膨張して脱臭大豆粉末２の持つ風味
と混和して魚臭を速かに除去して、安価で、栄養価に富
み、しかも水産動物独特の魚臭もしない風味および食味
良好な通電加工水産食品Ａを簡単・迅速に得ることがで
きた。

第４図に示された製造装置５は第２図に示された製造装
置の他例を示すものであって、該第２実施例の製造装置
５においては、混合材料４ｔ−１全体が耐熱絶縁性の筒
状を呈し、かつ上部を開放し底部平坦面に多数の通電孔
１３を配設すると共に、前記開放周縁に鍔１４を設けた
食品容器１２内に−たん充填収容し、次いで該食品容器
１２を下部開放側が含塩水接電体７および電極板８によ
り閉塞された絶縁性容器６内に収容した後、食品容器１
２の上面開放側に含塩水接電体９を混合材料４と密接す
るように載置し、その外側より電極板１０を押圧して、
一対の電極板８．１０間に亘って施される通電により混
合材料４を熱熱殺菌処理して前記と同様の通電加工水産
食品Ａを簡単・迅速に得さしめることかできるようにし
たものであって、かかる食品容器１２を用いた場合には
簡単に通電加工水産食品Ａを密封状に包装せしめて長期
の保存が簡単にできるものである。

発明の効果 要するに本発明は、上記のような技術的手段を有するの
で、安価で、しかも栄養価の高い割りに魚臭の強い生の
水産動物の摺り身材料１を食品の主原料として使用した
場合にあっても、該摺り身材料１に適量の脱臭大豆粉末
２ふ・よび塩水３を添加し、これｔ−撹拌混合して得ら
れた混合材料４を、絶縁性容器６内に充填収容し、通電
により発生したジュール熱で熱熱殺菌処理せしめたこと
で、簡単に魚臭を除去し、水産動物が主原料とも思えな
い安価で、栄養価に富み、しかも風味および食味良好な
通電加工水産食品Ａとして、食膳に提供させることがで
きる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る通電加工水産食品を製造するための
装置であって、第１図中（ａ）は水産動物の摺り身材料
、（ｂ）　ｔｉ脱臭大豆粉末、（ｃ）は塩水、（ｄｉは
それらの混合材料、第２図は通電加工水産食品製造装置
の縦断正面図、第３図は通電加工水産食品の正面図、第
４図は通電加工水産食品製造装置の他例を示す縦断正面
図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 魚臭が強い生の水産動物の摺り身材料に、適量の脱臭大
   豆粉末と塩水とを加えて撹拌混合し、これが混合材料を
   絶縁性容器内に充填収容して通電によるジュール熱で熟
   熱殺菌処理したことを特徴とする通電加工水産食品。