JPH0150375B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0150375B2
JPH0150375B2 JP59252543A JP25254384A JPH0150375B2 JP H0150375 B2 JPH0150375 B2 JP H0150375B2 JP 59252543 A JP59252543 A JP 59252543A JP 25254384 A JP25254384 A JP 25254384A JP H0150375 B2 JPH0150375 B2 JP H0150375B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salt
fish
processed food
salt concentration
salt solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP59252543A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61132136A (ja
Inventor
Kingo Myahara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dowa KK
Original Assignee
Dowa KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dowa KK filed Critical Dowa KK
Priority to JP59252543A priority Critical patent/JPS61132136A/ja
Publication of JPS61132136A publication Critical patent/JPS61132136A/ja
Publication of JPH0150375B2 publication Critical patent/JPH0150375B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、安価に得られる生の水産動物の摺身
材料、あるいは畜産動物の練物材料またはこれら
の混合材料を被包することなく、直接簡単な塩分
混入処理と通電処理とにより短時間で食味良好な
通電加工食品として直ちに食膳に供することがで
きる通電加工食品の製造方法に関する。
[従来の技術] 従来、生魚、冷凍魚、あるいは塩蔵魚等導電性
の高いまたは導電性を高くした魚類に直接電流を
通じて魚体に発生するジユール熱で、魚体自身を
発熱させて魚肉タンパク質を熱変性し、極く短時
間に熱効率よく、魚体を身くずれさせることな
く、保存のきく副食品、または珍味食品等として
加工するために、生魚、冷凍魚、塩蔵魚、乾燥魚
等の魚類を含水率35%〜85%、食塩濃度1%〜20
%となるよう予め調整処理を施し、これを両端に
導電性電極を装置した非金属容器内に収め、電極
と魚体間および魚体相互間に耐熱スポンジを挟
み、食塩濃度1%〜20%位のa澱粉糊または食用
に適する粘稠性物質の水溶液を充満させ、この電
極間に最高電流密度0.1A〜0.5A位の電流(1cm2
当り)を通じ、直接魚体に発生するジユール熱で
焼くようにした電流焼き魚類の製造方法は、本出
願前例えば特公昭45−17131号公報に記載されて
いて公知である。
[発明が解決しようとする課題] ところで、従前のこの種製造方法においては、
通電媒体として耐熱スポンジおよび粘稠性食用糊
を使用しているので、通電加工処理後、耐熱スポ
ンジを除去したり、あるいは食用糊を魚体から除
去するという面倒な操作を要するは勿論のこと、
食用糊の粘度の調整を行うは勿論のこと塩分濃度
の調整に際しては、粘稠性物質に塩分を添加し、
平均に分布せしめることが必要なため、別途に撹
拌混練用の装置を用意しなければならないこと
で、迅速に塩分濃度の分布を均一にすることが容
易に行えない許りか、耐熱スポンジおよび粘稠性
食用糊を魚体加工の都度、洗浄あるいは取替える
必要が生じ、その結果、加工コストの低減あるい
は能率化を図るうえで障害となつていた。
そのうえ、従来の方法によれば、糊の塩分濃度
が魚体のそれよりも薄い場合は、電気抵抗が高い
ことから魚体の温度より糊の温度のほうが高くな
るので、糊の塩分濃度を魚体のそれよりも濃くす
れば、魚体の温度が糊の温度よりも高くなると説
明しているが、実際においては、魚体の温度を糊
の温度よりも高くすることができないという問題
点を有していた。
本発明は、塩分を均等に混入した生の水産、畜
産動物からなる摺身材料あるいは畜肉の練物材料
またはこれを混合した混合材料を、該材料の塩分
濃度よりも薄い塩分濃度の稀塩液が収納された絶
縁性容器内に冠水状態のもとに収容して通電作用
を施すことで、電流が常に塩分濃度の高い材料中
を均一かつ集中して通電できるようにして、少な
い電力でもつて多量の材料を短時間で均一に熟熱
殺菌せしめ、もつて安価であり、しかも多量生産
に適し、かつ製造工程が簡単で、そのうえ食味良
好な通電加工食品を容易に得ることができる許り
か、得られた通電加工食品は高温熱風により表面
を焼成し、または表面を乾燥して、直ちに食膳に
供することができる通電加工食品の製造方法を提
供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の通電加工
食品の製造方法においては、第1発明を、 塩分を均等に混入した生の水産動物の摺身材料
あるいは畜肉の練物材料またはこれらを混合した
混合材料を、絶縁性容器内に収容され、しかも上
記材料の含塩濃度よりも薄い塩分濃度の稀塩液中
に任意の形状のまま冠水状態のもとに収納せしめ
て通電作用により材料を熟熱殺菌処理したもので
あり、また第2発明を、 塩分を均等に混入した生の水産動物の摺身材料
あるいは畜肉の練物材料またはこれらを混合した
混合材料を、絶縁性容器内に収容され、しかも上
記材料の含塩濃度よりも薄い塩分濃度の稀塩液中
に任意の形状のまま冠水状態のもとに収納せしめ
て通電作用により材料を熟熱殺菌処理せしめると
共に、前記熟熱殺菌処理された通電加工食品は流
通する高温熱風により表面焼成処理または表面乾
燥処理したものである。
[作用] 第1図および第2図において、任意の形状から
なり、しかも適正量の塩分を均等に混入した多数
の生の水産動物の摺身材料Aを用意する。次い
で、これらの材料Aを絶縁性容器1内に収容し、
しかも上記材料Aの含塩濃度よりも薄い塩分濃度
の稀塩液B中に任意の状態のまま冠水状態のもと
に収納せしめる。さすれば、収納された多数の材
料Aは材料A間の隙間が稀塩液Bにより満たされ
るので、材料Aは互いに密着することなく収納さ
れる。以上のようにして所定量の材料Aが収納さ
れたら、絶縁性容器1の対向面側に亘り通電作用
を施せば、電流は稀塩液Bを通電媒体として、塩
分濃度の濃い塩分を含んだ導電率の高い材料A中
を均一にしかも集中して流通し、発生した高温の
ジユール熱で材料A自体の温度上昇を早め、短時
間内に熟熱殺菌処理せしめ、食味良好な通電加工
食品Cを得ることができる。また、上記の製造手
段により得られた通電加工食品Cを直ちに食膳に
供したい場合には、絶縁性容器1より熟熱殺菌処
理された通電加工食品Cを取り出し、これが通電
加工食品Cを高温熱風が一方より他方に向け流通
している焼成炉6内に収納して通電加工食品Cの
表面を照焼状に程よく焼成するか、もしくは表面
を程よく乾燥すれば、食味がさらに倍加された食
品となつて直ちに食膳に供することができる。
[実施例] 次に本発明方法を実施させるための装置を添付
図面に示された一実施例に基づき説明する。
第1図および第2図において、Aは、安価に得
られる生の水産動物、例えば、イワシ、アジ、サ
バ、サンマ等の摺身材料、あるいは生の畜肉、例
えば、牛、豚、鶏等の練物材料、またはこれらを
混合した混合材料からなる材料であつて、該材料
Aには塩分濃度が例えば2%〜3%となるように
均一に塩分を混合して任意の形状に成形せしめる
と共に、必要に応じて適当に調味料あるいは香辛
料を添加することができる。
上記のように任意形状からなる材料Aに2%〜
3%の塩分を含ませたその理由は、以後行われる
通電加工時に電流が材料A中を均一に流通できる
ようならしめると同時に、材料Aの食味向上と品
質保持を促進させることにある。
Bは、材料A中に含有された塩分濃度よりも薄
い塩分濃度例えば0.25%以下の稀塩液であつて、
該稀塩液Bは適宜形状からなる絶縁性容器1内に
適当量収容される。
上記の絶縁性容器1は上面を開放した有底筐状
に形成され、しかも絶縁性容器1内の対向壁2,
2側には抜き差し自在となるように挿入位置せし
めた一対の電極板3,3と通液性絶縁材料からな
る一対の離隔板4,4を順次配設せしめて、塩分
濃度の濃い塩分を含有せしめた材料Aを稀塩液B
中へ冠水状態のもとに収容せしめた後、一対の電
極板3,3間に亘り通電を施せば、電流は稀塩液
Bを通電媒体として導電性の高い材料A中を集中
して均一に流れ、発生した高温のジユール熱、例
えば95℃で速やかに材料Aを熟熱殺菌処理し、食
味良好な通電加工食品Cを製造することができ
る。
そして、上記通電加工時においては、任意形状
からなる塩分濃度の濃い塩分を含有させた多数の
材料Aを、単に絶縁性容器1内に収容された材料
Aの塩分濃度よりも薄い塩分濃度の稀塩液B中に
冠水されるように収容する操作のみにより材料A
を短時間で熟熱殺菌することができるため、従来
の方法に比較して電流を導電率の高い材料A中を
集中して流通せしめ、稀塩液Bの温度よりも材料
Aの温度を略20℃高温ならしめ、もつて、簡単な
操作でより安価な通電加工食品Cを消費電力の節
約を図りながら量産することができる。
5は、絶縁性容器1内に冠水状態のもとに収容
された材料Aの熟熱温度を自動的に検出するため
の温度検知器であつて、該温度検知器5の先端側
は材料Aの中程まで挿通して、材料Aが所定の熟
熱温度に達したらこれを速やかに検知して、電極
板3,3への通電を断つように作動せしめる。
6は、前述の製造方法により製造された通電加
工食品Cを食膳に直ちに供することができるよう
にするために通電加工食品Cの表面を適度に焼成
するかもしくは乾燥させるための焼成炉であつ
て、該焼成炉6は内部を空洞とした横長状に形成
され、一側には例えば200℃〜250℃の高温熱風を
発生させることができる熱風発生装置7を備える
と共に、他側には製品出し入れ口8を開口として
構成せしめてある。
そして、上記焼成炉6の空洞内の床面には、外
部の床面より延長せしめたレール9を敷設すると
共に、該レール9上には通電加工食品Cを多数多
段状に収容した運搬車10を転動自在に搭載し
て、多量の通電加工食品Cの表面側を能率的に焼
成せしめるかもしくは乾燥せしめる。
なお、材料Aが水産動物である場合には、稀塩
液B中に少量の酢を混入せしめれば、材料Aの通
電促進と、材料Aの締り度合をさらに良好ならし
める許りか、水産動物独特の臭いをより減臭させ
ることができる。
[発明の効果] 要するに本発明は、前述したような方法とした
ので、従来の方法の如く通電加工食品後、耐熱ス
ポンジおよび食用糊を魚体から除去する面倒な操
作を省くことができる許りか、食用糊の粘度調整
を行つたりあるいは塩分濃度の調整のため別途に
撹拌混練装置を用意する必要もなく、塩分濃度の
濃い塩分を均等に混入した任意形状からなる多数
の材料Aを、直接材料Aの塩分濃度よりも薄い塩
分濃度の稀塩液Bが収容された絶縁性容器1内へ
冠水状態のもとに収納せしめた後、通電作用を施
す操作のみで、これら多数の材料Aを短時間内に
均一に熟熱殺菌し、安価でかつ食味良好な通電加
工食品Cを量産することができる許りか、材料A
が如何なる向きに収容されていても、塩分濃度の
薄い稀塩液Bを通電媒体として電流を導電率の高
い材料A中を均一かつ集中的に通電せしめ、消費
電力の節約を図りながら常に均等な通電加工食品
Cを製造することができるは勿論のこと、通電加
工食品Cは流通する高温熱風により表面を焼成処
理あるいは乾燥処理した際には直ちに食膳に供す
ることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法を実施させるための装置の一
実施例を示すものであつて、第1図は材料および
稀塩液を収容した絶縁性容器の縦断正面図、第2
図は焼成炉の一部破断した正面図である。 A……生の水産、畜産動物からなる摺味、練物
あるいはこれらを混合した材料、B……稀塩液、
C……通電加工食品、1……絶縁性容器、6……
焼成炉。
【特許請求の範囲】
1 平滑な板面に、固形油脂と澱粉又は穀粉との
混合物をビークルとするペースト状の着色インク
を用いてスクリーン印刷した後、この板面上に任
意の形状の流し型を載せてから該型内へ融解した
チヨコレート材料を流しこみ、該材料の凝固後、
型を取り外すことを特徴とする模様付チヨコレー
ト菓子の製造法。 2 平滑な板面に、固形油脂と澱粉又は穀粉との
混合物をビークルとするペースト状の着色インク
を用いて多色スクリーン印刷するに当たり、最初
の印刷に用いるインキ用の油脂として、後で印刷
されるインキ用の油脂に比べて融点の高いものが
使用される請求項1記載の方法。
JP59252543A 1984-11-29 1984-11-29 通電加工食品の製造方法 Granted JPS61132136A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59252543A JPS61132136A (ja) 1984-11-29 1984-11-29 通電加工食品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59252543A JPS61132136A (ja) 1984-11-29 1984-11-29 通電加工食品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61132136A JPS61132136A (ja) 1986-06-19
JPH0150375B2 true JPH0150375B2 (ja) 1989-10-30

Family

ID=17238833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59252543A Granted JPS61132136A (ja) 1984-11-29 1984-11-29 通電加工食品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61132136A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009126384A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Mitsuba Corp 車両用ホーンの取り付け構造
JP2015146782A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 株式会社フロンティアエンジニアリング 牡蛎の調理方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5315479A (en) * 1976-07-28 1978-02-13 Dowa Co Packaging bag prcessed by electrification in packaged food

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5315479A (en) * 1976-07-28 1978-02-13 Dowa Co Packaging bag prcessed by electrification in packaged food

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61132136A (ja) 1986-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0150375B2 (ja)
JPH0150374B2 (ja)
JPS6248361A (ja) 通電加工水産食品
JPH0214026B2 (ja)
JPS6044890B2 (ja) 包装食品
JP2572242B2 (ja) 食品の製造方法およびその装置
JPS62138168A (ja) 通電加工水産食品
JPS60251862A (ja) 通電加工水産動物の練製品製造方法
JPS6248360A (ja) 通電加工水産食品
JP2004229518A (ja) 甲殻類の加熱方法
JPS61132135A (ja) 通電加工水産、畜産動物の製造方法
JPS61132166A (ja) 通電加工食品の製造方法
JPH0147993B2 (ja)
JPS6363175B2 (ja)
JPS6363176B2 (ja)
JP2004229517A (ja) 畜肉食品の製造方法
JPS6349988B2 (ja)
JPS62115264A (ja) 通電加工水産食品
JPS61224968A (ja) 卵調理加工の連続製造法
JP2005013079A (ja) 犬用のスナックフード
JPH0333305B2 (ja)
JPS6139015B2 (ja)
JPS602166A (ja) 通電加工水産動物の製造方法
JPH0214028B2 (ja)
JPH0335908B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees